JP2007016544A - 法面保護工及びネット固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 法面保護用の樹脂製ネットは、法面との固定部分において経年的に緩みが生じやすく、破断に至りやすい欠点がある。
【解決手段】 法面に打ち込んだアンカーロッドに装着して樹脂製ネットを保持するための固定部材であって、該ネットの表裏面に配し螺合手段により締結するもので、周縁部から内方に向かう傾斜面を有しほぼ中央部にアンカーロッド挿通部を備えた凹面部材と、ほぼ中央部にアンカーロッド挿通部を備え該ネットを該凹面部材の周縁部から傾斜面に沿わせた状態に挟持固定させる保持部材とによって構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットで法面を覆う法面保護工及びネット固定装置の改良に関するものである。
山林や高台を切り崩して道路や住宅地などを造成する場合、平坦な土地と山林や高台との間に法面(傾斜面)ができる。このような法面は、地肌が露出したままだと崩落や落石などが発生する恐れがある。
例えば、従来より法面保護工として現場打ち法枠工がある。法枠工は、地山にアンカーを打ち込みネットを敷設した後、鉄筋を格子状に配筋し、設置した型枠にモルタルやコンクリートを吹き付けて、法面に格子状のコンクリート構造体を構築して法面を保護する工法である。また、法面の形状に沿って間知石などの石材やコンクリートブロックを積む多段式石積み(ブロック積み)工などがある。
ところが、コンクリート構造物の構築による法面を保護する工法は、緑化植生が困難であることや、景観を損なう問題を有することから、近時減少する傾向にある。また、高さが高く安全な勾配が確保できない法面では、法面全体を一度に切り出さないで、保護・補強を行いながら数回に分けて上から順番に切り出していく方法がとられる。このような場合、法枠工などコンクリート構造物を構築する工法では、工程が煩雑となり工期も極めて長くなるなどの問題も伴う。
このため、近時ではコンクリート構造物を構築することなくネットで法面を覆って保護する方法が広く普及している。ネット保護工においては、ネット自体に機械的強度を備えていることと、そのネットを法面に強固に保持する固定手段が必須の要件となる。
従来のネットとしては、主としてワイヤラスやワイヤメッシュなどの金属製ネットが使用されているが、錆や腐食が発生しやすく、部分切断や連続破網により法面保護工が崩壊する問題があった。このため、防錆を考慮して亜鉛メッキ処理、ペンキ塗装、ビニール被覆などの手段が施されている。また、特許文献1に記載されているようにジオネットなどの樹脂製のネットも利用されている。ネットの固定手段も、本文献1のように地中に打ち込んだアンカーボルトにナット・座板で挟み込んで法面上に固定する方法が一般的に行われている。
特開平9−302667号
しかしながら、金属製ネットは製造時や施工時にメッキや塗装に亀裂や剥離が生じ、防錆効果が著しく低減する。また、ビニール被覆は紫外線による変質や岩石等に擦れて破れるなどの問題があり、長期に渡って防錆効果を維持することは実質的に不可能であった。この点、樹脂製ネットは金属製ネットと同等以上の機械的強度を有し、しかも錆の問題や紫外線による劣化が少なく、ネット保護工におけるネット材として効果的な機能を有している。
ところが、樹脂製ネットは金属製ネットに比し柔軟性に富み、法面の起伏に対応させやすい利点が有るものの、法面との固定部分に破断が生じやすい問題が生じていた。これは、従来のナット・座金など平板状のプレートで挟み付けて固定する手段では、柔軟性を有するが故に経年的に緩みが生じやすくなるためと考えられる。緩みが生じると、プレートによる面の固定から網目に挿通されたアンカーロッドによる点の固定となり、局部的に大きな応力が作用して破断に至ることになる。固定部分に生じる緩みは、樹脂製ネット固有の柔軟性の他、紫外線や太陽熱による表面の変質などにもよる。
そこで本発明者は上記課題に鑑み鋭意研究した結果、本発明を成し得たものであり、その特徴とするところは、地中に打ち込んだアンカーロッドにネットを固定して法面を覆う法面保護工において、該アンカーロッドに装着して樹脂製ネットを保持するための固定部材であって、該ネットの表裏面に配し螺合手段により締結するもので、周縁部から内方に向かう傾斜面を有しほぼ中央部にアンカーロッド挿通部を備えた凹面部材と、ほぼ中央部にアンカーロッド挿通部を備え該ネットを該凹面部材の周縁部から傾斜面に沿わせた状態に挟持固定させる保持部材とによって構成したことにある。
また、工法の発明にあっては、法面上に樹脂製ネットを張設する法面保護工において、法面の適宜箇所の地中に打ち込んだ複数のアンカーロッドに、周縁部から内方に向かう傾斜面を有しほぼ中央部にアンカーロッド挿通部を備えた凹面部材と、保持部材のいずれか一方を装着した状態で、樹脂製ネットを敷設した後、各アンカーロッドに他方を装着し、螺合手段でこれらを締結することにより該ネットを該凹面部材の周縁部から傾斜面に沿わせた状態に挟持固定することにある。
ここで、本明細書中でいう「アンカーロッド」とは、保護すべき法面の地中に挿通して固定する金属製棒材をいう。法面への固定手段は、例えば、削孔した孔にアンカーロッドを挿通すると共に、間隙にセメントミルクやモルタルを注入して固定するなど、従来より一般的に行われているアンカー工などの方法でよい。
「樹脂製ネット」とは、ポリエステルやポリエチレンなどのプラスチックで網目状に形成した部材をいう。例えば、プラスチックモノフィラメントを編んで形成したり、網目状に成型した樹脂成型品や、多数の穴を備えた樹脂製筒状体から二軸延伸で成型したものなどがある。
「固定部材」とは、保護すべき法面に打ち込んだアンカーロッドに取り付けることにより、法面に張設する樹脂製ネットを固定するための部材であり、ネットの表裏面に配し螺合手段によって挟持固定する2つの部材によって構成する。本発明においては、固定部材として周縁部から内方に向かう傾斜面を有し、ほぼ中央部にアンカーロッド挿通部を備えた凹面部材と、該凹面部材の凹面部内にネットを押し込んだ状態で挟持固定させる保持部材を用いる。これらは、いずれか一方をアンカーロッドに挿通させてネットの裏面側に配し、ネットの表面側から他方をアンカーロッドに挿通しナットなどの螺合手段で締め付けて、これらの間でネットを挟持固定する。
保持部材としては、基本的に凹面部材の傾斜面から中央部のほぼ全域に渡ってネットを挟み付ける形状にするが、周縁部、傾斜面若しくは中央部分のいずれかの部分で挟持させるだけでもよい。要は、ネットが凹面部材の傾斜面に沿って周縁部から凹んだ状態で挟持固定できればよく、複数に分割した構造にすることも可能である。固定部材は、プレス成型、鋳物、ダイカスト成型などで成型するのが一般的であるが、特に限定するものではない。
凹面部材の凹面部の形状は、球面、円錐台、角錐台など内方に向かう傾斜面があればよい。保持部材も凹面部材と同様に球面、円錐台、角錐台などで凸面を形成する。保持部材は上述したように凹面部材の中央部分で挟持固定させる場合は平板状でもよい。これらは何れも適宜水抜き穴を設けることも可能である。これらの固定部材は、アンカーロッド挿通部をほぼ中央部に有し、地中に打ち込んだアンカーロッドに挿通させて、螺合手段によりネットを挟み付けて固定する。通常、アンカーロッドの頭部に設けたネジにナットを螺合させることによって、一方に対し他方を締め付けて固定する。この他、ネットの裏面側に配する固定部材にボルト等のネジ部材を複数突設し、これに固定する構造でもよい。ネットの裏面側に配する固定部材は、法面に密着させて載置させる他、モルタル等を打設して載置させる場合もある。また、アンカーロッドにナットを挿通させてから載置してもよく、このため保持部材と凹面部材にナットなどの雌ねじ部材を設けておいてもよい。
凹面部材や保持部材のネット挟持面には、複数の突起を設けることにより、ネットの保持固定をより確実にすることができる。突起は、例えばネットの網目に一つずつ嵌り込む位置及び数を設けるようにする。また、突起は凹面部材と保持部材の一方に設けるだけでよいが、両者に設けてもよい。両者に設ける場合は、突起同士が突き合わない位置に配する。この他、一方に突起を設けて他方には該突起が嵌合する凹部を設けてもよい。突起の径は、ネットの網目の大きさにもよるが、約φ10mm〜φ30mmの円柱形で、高さは約10mm以上あればよく、凹部は陥凹部や貫通孔とする。
また、保持部材は周縁部に凹面部を設け、ネットを逆に折り返すようにしてもよい。これは、凹面部材に沿わせて陥凹状や凸面状に変形させたネットを、保持部材に設けた凹面部で、さらに逆方向に変形させることで保持力を高めるためである。この場合、凹面部材の周縁部によってネットを保持部材の凹面部に案内させるようにする。
法面に打ち込んだアンカーロッドの角度や地表面の形状によっては、固定部材をアンカーロッドに直交するように装着できないことが多く、固定部材によるネットの固定が確実に行えない事態が生じる。このような場合には、底部側を所定の曲率半径の曲面にしたナットをアンカーロッドに螺合させ、上面側に該ナットの曲率半径とほぼ同一の曲率半径の曲面を設けた台座部材を介して締結させることで対処することができる。このようにすれば、アンカーロッドが30°程度傾いて打ち込まれている場合でも確実に締結することができる。台座部材の下面側は、これに接当する凹面部材や保持部材に対してスライドさせる必要が生じるため、これらと同じような曲面や平面とする。
ネットの裏面側に配する凹面部材や保持部材はアンカーロッドに予め固定しておいてもよい。固定手段は溶接やネジ止めなどである。これらをアンカーロッドに設けておくことで、アンカーロッド頭部の突出長さが均一となり、作業効率を高めることができる。特に、凹面部材をネットの裏面側に配した場合、該凹面部材の周縁部から突出するアンカーロッドが30mm程度迄に短くでき、ネットが引っ掛かりにくく、ネットの敷設作業を容易にすることができる。また、上述したように凹面部材に複数突設したボルト等に保持部材を固定させる構造にすれば、さらにこれらの突出長さを短くすることができる。
本発明に係るネット固定装置は、周縁部から内方に向かう傾斜面を有する凹面部材に、柔軟性を有する樹脂製ネットを保持部材によって周縁部から傾斜面に沿わせた状態で挟持固定する構造であり、面状のネットを部分的に陥凹状や凸面状に変形させた状態に保持するため、変形させた面自体が移動しにくいことや、平面状から陥凹状や凸面状に変形する状態に移行しにくいことから固定力が極めて高くなる。しかも、陥凹状や凸面状に変形した面で固定できるため、部分的な破断を少なくすることができ連続破網を防止することができる。
特に、プラスチックモノフィラメントで編んだネットでは、部分的に厚みが異なり固定部材との接触面積が小さくなるが、陥凹状や凸面状に変形させて保持することにより確実に固定することができる。また、法面に敷設したネットを陥凹状や凸面状に変形させて固定するため、ネットの緩み吸収するように法面に張り付けるため、ネット張りによる法面保護工の目的をより確実にすることができるなど極めて有益な効果を有するものである。
本発明は、周縁部から内方に向かう傾斜面を有する凹面部材と、樹脂製ネットを該凹面部材の周縁部から傾斜面に沿わせた状態で挟持固定する保持部材で構成したことにより、該ネットを陥凹状や凸面状に変形させた面で固定することで前記課題を解決した。
図1は、本発明に係る法面保護工を実施した法面1の一例であり、法面保護用のネット2を張設した状態を示している。本例のネット2は、約φ3mmのポリエステルモノフィラメントを対角線長さが約60mmの亀甲状に編んで形成したものである。ネット2を法面1の適宜箇所に固定するため、該法面1に多数のアンカーロッド3を地中に打ち込んでいる。アンカーロッド3の固定方法は、従来より一般的に行われている方法と同様に、1〜数mの深さに削孔してアンカーロッド3を挿通し、セメントミルクやモルタルを注入して固定する。固定されたアンカーロッド3に本発明に係るネット固定装置20の一方を挿通してからネット2を法面1上に敷設する。そして、ネット固定装置20の他方の部材をアンカーロッド3に挿通し、ナット21をアンカーロッド3頭部に刻設したネジに螺合させて締め付けることにより、ネット2がネット固定装置20で挟持され法面1に固定される。
本発明に係るネット固定装置20は、図2(a)に示すように凹面部材201と保持部材202とによって構成している。本例の固定装置20は、一辺約150mmの正方形で球面状に突出させたお碗形の金属製鋳造成型品であり、厚さは約6mm、球面の突出高さは約30mmである。周縁部203は平坦であり、球面状の傾斜面204の基部の径は約φ120mmである。本例では凹面部材201と保持部材202は、同じ形状のものを利用しており、凹面部材201は、凹面部を上にして中央部に設けた挿通部205をアンカーロッド3に挿通して法面1上に設置する。そして、保持部材202は凸面部を下にして、法面1上に敷設したネット2を挟むように該アンカーロッド3に挿通し、該凸面部でネット2を凹面部材201の凹面部に押し込むようにナット21で固定する。ネット固定装置20におけるネット2は、同図(b)のように陥凹状に変形した状態で、凹面部材201と保持部材202との間で挟持固定される。
図3(a)は本発明に係るネット固定装置20の他の実施例を示すもので、保持部材202と凹面部材201の傾斜面204との間でネット2を挟持固定する構造である。基本的には、前実施例のように凹面部材201の凹面と保持部材202の凸面のほぼ全域に渡ってネット2を挟持させるのが好ましいが、本例のように傾斜面204や同図(b)のような中央部(底面)で部分的に挟持してもほぼ同様に固定することができる。また、凹面部材201はネット2の裏面側に配するだけでなく、同図(c)のように表面側に配し、ネット2の裏面側に配した保持部材202でネット2を凸面状に変形させて保持させてもよい。
図4は本発明に係るネット固定装置20のさらに他の実施例を示すもので、保持部材202のネット挟持面に複数の突起207を設けたものである。この突起207が、凹面部材201との間で挟持したネット2の網目に掛合することになるため、ネット固定装置20の保持力をより高めることができる。突起207は凹面部材201のネット挟持面に設けてもよく、図5(a)のように突起207が嵌合する凹部208を他方の部材(本例では凹面部材201)に設けてもよい。また、同図(b)のように突起207と凹部208を各部材に組み合わせて設けることも可能である。
図6は本発明に係るネット固定装置20のさらに他の実施例を示すもので、保持部材202の周縁部に凹面部209を設けた構造である。保持部材202に凹面部209を設けたことにより、凹面部材201に沿って変形したネット2がさらに逆向きに変形し、ネット2の保持力がより高くなる。
図7は本発明に係るネット固定装置20の取付構造の他の実施例を示し、法面1の地表面に対して斜めに打ち込まれたアンカーロッド3に対応できるようにしたものである。この場合、アンカーロッド3に螺合してネット固定装置20を締結させるナット21の底部を所定の曲率半径の曲面としている。これに、上面側にナット21の曲率半径と同じ曲率半径の曲面を形成した台座部材22を介して締結させる構造である。
同図(a)はアンカーロッド3が地表面に対して法線方向に打ち込まれている例である。同図(b)は約10°、同図(c)及び同図(d)は約20°アンカーロッド3が傾いている例であり、何れの場合でもネット固定装置20の締結を確実にすることが可能となる。しかも凹面部材201と保持部材202が均等に押圧されて傾きが生じにくく、ネット2に影響を及ぼすことなく固定することができる。本例の凹面部材201や保持部材202にも、突起207や凹部208、凹面部209を設けることは当然可能である。また、本例のナット21や台座部材22を用いる締結手段は、平板状の固定部材にも応用することができる。
図4(a)は本発明に係るネット固定装置20のさらに他の実施例を示すもので、凹面部材201をアンカーロッド3に溶接で固定した構造であり、アンカーロッド3への凹面部材201の取り付け作業を軽減することができる。凹面部材201に代えて保持部材202を溶接等によりアンカーロッド3に固定しておくことも当然可能である。特に、凹面部材201をアンカーロッド3に固定しておけば、ネット2の厚みや保持部材202の形状等からアンカーロッド3の突出長さを特定できるため、同図(b)のように周縁部203からのアンカーロッド3の突出長さを短くすることができる。また、同図(c)のように凹面部材201の凹面部にボルト206を突設して、保持部材202をナット21で締結する構造としてもよい。逆に、アンカーロッド3に固定した保持部材202にボルト206を突設し、これに凹面部材201を固定することも可能である。
図5は本発明に係るネット固定装置20のさらに他の実施例を示すもので、凹面部材201を設置する法面1にモルタルを打設することにより、該凹面部材201をより確実に保持させることができる。
本発明に係る法面保護工により法面にネットを張設した状態を示す正面図である。(実施例1) 本発明に係るネット固定装置の一実施例を示すもので、(a)は分解斜視図、(b)は断面図である。(実施例2) (a)(b)(c)は、それぞれ本発明に係るネット固定装置の他の実施例を示す断面図である。(実施例3) 本発明に係るネット固定装置のさらに他の実施例を示す斜視図である。(実施例4) (a)(b)は、それぞれ本発明に係るネット固定装置のさらに他の実施例を示す端面図である。(実施例4) 本発明に係るネット固定装置のさらに他の実施例を示す端面図である。(実施例5) (a)乃至(d)は、本発明に係るネット固定装置の取付構造の他の実施例を示す断面図である。(実施例6) (a)(b)(c)は、それぞれ本発明に係るネット固定装置のさらに他の実施例を示す断面図である。(実施例7) 本発明に係るネット固定装置のさらに他の実施例を示す断面図である。(実施例8)
符号の説明
1 法面
2 ネット
3 アンカーロッド
20 ネット固定装置
201 凹面部材
202 保持部材
203 周縁部
204 傾斜面
205 挿通部
206 ボルト
207 突起
208 凹部
209 凹面部
21 ナット
22 台座部材

Claims (12)

  1. 地中に打ち込んだアンカーロッドにネットを固定して法面を覆う法面保護工において、該アンカーロッドに装着して樹脂製ネットを保持するための固定部材であって、該ネットの表裏面に配し螺合手段により締結するもので、周縁部から内方に向かう傾斜面を有しほぼ中央部にアンカーロッド挿通部を備えた凹面部材と、ほぼ中央部にアンカーロッド挿通部を備え該ネットを該凹面部材の周縁部から傾斜面に沿わせた状態に挟持固定させる保持部材とによって構成したことを特徴とする法面保護工におけるネット固定装置。
  2. 凹面部材と保持部材は、同一形状である請求項1記載の法面保護工におけるネット固定装置。
  3. 凹面部材と保持部材の少なくともいずれか一方のネット挟持面に、複数の突起を設けた請求項1又は2記載の法面保護工におけるネット固定装置。
  4. 凹面部材と保持部材の一方のネット挟持面に複数の突起、他方に該突起が嵌合する凹部を設けた請求項3記載の法面保護工におけるネット固定装置。
  5. 保持部材は、凹面部材の周縁部が位置する部分に凹面部を設けた請求項1、3又は4記載の法面保護工におけるネット固定装置。
  6. アンカーロッドに螺合させるナットは底部側を所定の曲率半径の曲面とし、上面側に該ナットの曲率半径とほぼ同一の曲率半径の曲面を設けた台座部材を介して締結する請求項1記載の法面保護工におけるネット固定装置。
  7. ネットは、プラスチックモノフィラメントを亀甲状に編んで形成した請求項1記載のネット固定装置。
  8. 法面上に樹脂製ネットを張設する法面保護工において、法面の適宜箇所の地中に打ち込んだ複数のアンカーロッドに、周縁部から内方に向かう傾斜面を有しほぼ中央部にアンカーロッド挿通部を備えた凹面部材と、保持部材のいずれか一方を装着した状態で、樹脂製ネットを敷設した後、各アンカーロッドに他方を装着し、螺合手段でこれらを締結することにより該ネットを該凹面部材の周縁部から傾斜面に沿わせた状態に挟持固定することを特徴とする法面保護工。
  9. 凹面部材と保持部材の少なくともいずれか一方のネット挟持面に、複数の突起を設けた請求項8記載の法面保護工。
  10. 保持部材は、凹面部材の周縁部が位置する部分に凹面部を設けた請求項8又は9記載の法面保護工。
  11. アンカーロッドに螺合させるナットは底部側を所定の曲率半径の曲面とし、上面側に該ナットの曲率半径とほぼ同一の曲率半径の曲面、下面側に凹面部材と保持部材の曲率半径とほぼ同一の曲率半径の曲面を設けた台座部材を介して締結する請求項8記載の法面保護工。
  12. ネットは、プラスチックモノフィラメントを亀甲状に編んで形成した請求項8記載の法面保護工。
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