JPS582828Y2 - 壁面化粧材の剥落防止構造 - Google Patents
壁面化粧材の剥落防止構造Info
- Publication number
- JPS582828Y2 JPS582828Y2 JP1978063639U JP6363978U JPS582828Y2 JP S582828 Y2 JPS582828 Y2 JP S582828Y2 JP 1978063639 U JP1978063639 U JP 1978063639U JP 6363978 U JP6363978 U JP 6363978U JP S582828 Y2 JPS582828 Y2 JP S582828Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- adhesive
- decorative
- reinforcing member
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、壁面化粧材が壁面より剥落することを防止
するための構造に関するものである。
するための構造に関するものである。
壁面化粧材の剥落現象を分析してみると、壁面と接着材
とは、接着材が目地を通じて隣接する他の壁面化粧材の
接着材と一体化されているので剥離することはなく、壁
面化粧材と接着材との剥離によって起るものであり、従
って壁面化粧材の剥離を防止するには、壁面化粧材と接
着材との接着性を向上させればよい。
とは、接着材が目地を通じて隣接する他の壁面化粧材の
接着材と一体化されているので剥離することはなく、壁
面化粧材と接着材との剥離によって起るものであり、従
って壁面化粧材の剥離を防止するには、壁面化粧材と接
着材との接着性を向上させればよい。
壁面化粧材と接着材との接着性を向上させる構造は、大
別して下記する2つのものが従来からある。
別して下記する2つのものが従来からある。
第1は、壁面化粧材の接着面側に溝を形成し、この溝と
壁面との間に接着材を配したもので接着材が構に喰い込
むことによって剥離を防止している。
壁面との間に接着材を配したもので接着材が構に喰い込
むことによって剥離を防止している。
したがって、壁面化粧材と接着材との接着面での剥落を
防止することはできる。
防止することはできる。
しかしながら、壁面化粧材の溝fこ喰い込む接着材の部
分に壁面化粧材の自重がかかるので、接着材は剪断力の
強いものが必要となり、接着材の材質が限定される。
分に壁面化粧材の自重がかかるので、接着材は剪断力の
強いものが必要となり、接着材の材質が限定される。
また、接着材自体の剪断力には限界があり、壁面化粧材
に例えば人工石等の自重の重いものを用いるときには十
分なものとはいえない。
に例えば人工石等の自重の重いものを用いるときには十
分なものとはいえない。
第2は、壁面化粧材に接合作用を補強するためのつなぎ
金具を取り付けてこのつなぎ金具を包むように接着材を
配して壁面化粧材と接着材との接着性を向上させたもの
である。
金具を取り付けてこのつなぎ金具を包むように接着材を
配して壁面化粧材と接着材との接着性を向上させたもの
である。
(特公昭47−6265号公報参照、特開昭52−67
125号公報参照)。
125号公報参照)。
これにおいては接合力は強くなるが、つなぎ金具を壁面
化粧材に固着する何らかの手段を構しなければならない
という欠点がある。
化粧材に固着する何らかの手段を構しなければならない
という欠点がある。
そこで、この考案においては、接着力を補強する補強部
材を壁面化粧材に固着することなしに用いて壁面化粧材
の剥落を防止することを技術的課題としている。
材を壁面化粧材に固着することなしに用いて壁面化粧材
の剥落を防止することを技術的課題としている。
この考案の要旨とするところは、壁面化粧材の接着面側
には溝を形成し、この溝と壁面との間の接着材内に補強
部材を配し、該補強部材は容易に塑性変形する座屈点を
有すると共にこの座屈点の両側が剛性部にて構成さへ前
記壁面化粧材を壁面に貼着する際の押圧力により罰記補
強部材の両端が壁面化粧材の溝と壁面とに当接すると共
lこ前記座屈点て座屈して接着材内に残存したことにあ
る。
には溝を形成し、この溝と壁面との間の接着材内に補強
部材を配し、該補強部材は容易に塑性変形する座屈点を
有すると共にこの座屈点の両側が剛性部にて構成さへ前
記壁面化粧材を壁面に貼着する際の押圧力により罰記補
強部材の両端が壁面化粧材の溝と壁面とに当接すると共
lこ前記座屈点て座屈して接着材内に残存したことにあ
る。
したがって、接着力を補強する補強部材を壁面化粧材に
固着することなしlこ、壁面化粧材の剥落を防止するこ
とができる。
固着することなしlこ、壁面化粧材の剥落を防止するこ
とができる。
次に、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図において、この考案の剥落防止構造が示され、人
工石、タイル等の壁面化粧材1は、壁面化粧材1の接着
面1a側に溝2が形成され、壁面3とはモルタル等の接
着材4を介して接着されていると共に、溝2内で固結の
接着材4に係合して固定されている。
工石、タイル等の壁面化粧材1は、壁面化粧材1の接着
面1a側に溝2が形成され、壁面3とはモルタル等の接
着材4を介して接着されていると共に、溝2内で固結の
接着材4に係合して固定されている。
溝2は、−溝目よりも中側か広くなっており、未だ固ま
らないコンクリート、タイル素地等にゴム等の埋没鋳型
を挿入して製品硬化後に脱型して形成されたものである
。
らないコンクリート、タイル素地等にゴム等の埋没鋳型
を挿入して製品硬化後に脱型して形成されたものである
。
金属もしくは強化プラスチック等より成る補強部材5,
5は、第2図に示す如く、容易に塑性変形する座屈点5
aを有すると共にこの座屈点5aの両側が剛性部にて構
成されており、補強部材5゜5の両端が位置決め板6,
6を介して壁面化粧材1の溝2ど壁面3゛とに当接して
いると共に座屈して接着材4内に配されている。
5は、第2図に示す如く、容易に塑性変形する座屈点5
aを有すると共にこの座屈点5aの両側が剛性部にて構
成されており、補強部材5゜5の両端が位置決め板6,
6を介して壁面化粧材1の溝2ど壁面3゛とに当接して
いると共に座屈して接着材4内に配されている。
したがって、この補強部材5,5により溝2内の接着材
4の強度が向上し、かつ壁面化粧材1の自重により働ら
く剪断応力に対する剪断強さが向上している。
4の強度が向上し、かつ壁面化粧材1の自重により働ら
く剪断応力に対する剪断強さが向上している。
第3図、第4図において、上述のような剥落防止構造を
構成するには、まず、壁面化粧材1の溝2の底面に位置
決め板6を載せ、補強部材5を2又はそれ以上組合せて
位置決め板6に形m71L6 aに補強部材5の先端を
挿入して位置を定め、接着材4を壁面化粧材1の接着面
1a上にm2内にも十分供給されるよう補強部材5の先
端まで盛り、補強部材がずれないように位置決め板6を
補強部材5の先端に載せる。
構成するには、まず、壁面化粧材1の溝2の底面に位置
決め板6を載せ、補強部材5を2又はそれ以上組合せて
位置決め板6に形m71L6 aに補強部材5の先端を
挿入して位置を定め、接着材4を壁面化粧材1の接着面
1a上にm2内にも十分供給されるよう補強部材5の先
端まで盛り、補強部材がずれないように位置決め板6を
補強部材5の先端に載せる。
その後、壁面化粧材1を壁面3側lこ傾けて、壁面3に
押当てると、その押圧力により補強部材5の両端は壁面
化粧材1の溝2と壁面3とに当接すると共に、その座屈
点5aより拡開するように座屈する。
押当てると、その押圧力により補強部材5の両端は壁面
化粧材1の溝2と壁面3とに当接すると共に、その座屈
点5aより拡開するように座屈する。
座屈点5aは容易に塑性変形するもので反発力がなく、
接着材4が硬化すれば、そのままの状態で接着材4内に
残存し、第1図に示すような構造となるものである。
接着材4が硬化すれば、そのままの状態で接着材4内に
残存し、第1図に示すような構造となるものである。
以上述べたように、この考案によれば接着力を補強する
補強部材を壁面化粧材に固着することなしに用いて接着
材の接合力を向上させ壁面化粧材の剥落を防止すること
ができるものであるが、他に次の効果も有する。
補強部材を壁面化粧材に固着することなしに用いて接着
材の接合力を向上させ壁面化粧材の剥落を防止すること
ができるものであるが、他に次の効果も有する。
■ 補強部材も壁面化粧材に固着する必要がないので作
業能率の向上となる。
業能率の向上となる。
■ 補強部材は容易に塑性変形する座屈点を有するので
壁面の凹凸に応じて座屈し、補強部材の両端は必ず壁面
化粧材の溝と壁面とに当接して補強部材は接着材内に一
様に配されるので、接着材内の剪断応力が一様に向上す
る。
壁面の凹凸に応じて座屈し、補強部材の両端は必ず壁面
化粧材の溝と壁面とに当接して補強部材は接着材内に一
様に配されるので、接着材内の剪断応力が一様に向上す
る。
第1図はこの考案の剥落防止構造を示す側面颯第2図は
この考案に用いた補強部材の正面図と側面図、第3図は
補強部材を組合せた状態を示す斜視図、第4図は壁面化
粧材を押圧する前の状態を示す側面図である。 1・・・・・・壁面化粧材、2・・・・・・溝、3・・
・・・・壁面、4・・・・・・接着材、5・・・・・・
補強部材、5a・・・・・・座屈点、5b・・・・・・
剛性部。
この考案に用いた補強部材の正面図と側面図、第3図は
補強部材を組合せた状態を示す斜視図、第4図は壁面化
粧材を押圧する前の状態を示す側面図である。 1・・・・・・壁面化粧材、2・・・・・・溝、3・・
・・・・壁面、4・・・・・・接着材、5・・・・・・
補強部材、5a・・・・・・座屈点、5b・・・・・・
剛性部。
Claims (1)
- 壁面化粧材の接着面側には溝を形成し、この溝と壁面と
の間の接着材内に補強部材を配し、該補強部材は容易に
塑性変形する座屈点を有すると共にこの座屈点の両側が
剛性部にて構成され、前記壁面化粧材を壁面に貼着する
際の押圧力により前記補強部材の両端が壁面化粧材の溝
と壁面とに当接すると共に前記座屈点で座屈して接着材
内に残存したことを特徴とする壁面化粧材の剥落防止構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978063639U JPS582828Y2 (ja) | 1978-05-12 | 1978-05-12 | 壁面化粧材の剥落防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978063639U JPS582828Y2 (ja) | 1978-05-12 | 1978-05-12 | 壁面化粧材の剥落防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54166019U JPS54166019U (ja) | 1979-11-21 |
JPS582828Y2 true JPS582828Y2 (ja) | 1983-01-18 |
Family
ID=28967014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978063639U Expired JPS582828Y2 (ja) | 1978-05-12 | 1978-05-12 | 壁面化粧材の剥落防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582828Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5267125A (en) * | 1975-12-02 | 1977-06-03 | Nippon Asbestos Co Ltd | Method of directly placing interior wall board |
JPS5279518A (en) * | 1975-12-24 | 1977-07-04 | Masayuki Nishitani | Method of placing brick |
-
1978
- 1978-05-12 JP JP1978063639U patent/JPS582828Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5267125A (en) * | 1975-12-02 | 1977-06-03 | Nippon Asbestos Co Ltd | Method of directly placing interior wall board |
JPS5279518A (en) * | 1975-12-24 | 1977-07-04 | Masayuki Nishitani | Method of placing brick |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54166019U (ja) | 1979-11-21 |
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