JP2002275927A - 鉄筋コンクリート構造物の補強方法および補強鉄筋コンクリート構造物 - Google Patents
鉄筋コンクリート構造物の補強方法および補強鉄筋コンクリート構造物Info
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Abstract
て、また作業スペースを最小限にとどめることができる
とともに工事後の補強された基礎自体の大きさも大型に
ならずにすむ鉄筋コンクリート構造物の補強方法および
補強鉄筋コンクリート構造物を提供すること。 【解決手段】 既設の鉄筋コンクリート構造物をせん断
補強してなる補強鉄筋コンクリート構造物100であっ
て、前記鉄筋コンクリート構造物における少なくともせ
ん断応力発生部位に対応して略垂直に複数穿孔された所
定深さの孔102と、これら孔102内に挿入された棒
状の補強部材103と、前記孔102内に充填された自
己硬化型充填材104とからなることを特徴とする。
Description
構造物の補強方法および補強鉄筋コンクリート構造物に
関するものである。さらに詳しくは、たとえば橋脚など
既設の基礎をせん断補強するための鉄筋コンクリート構
造物の補強方法および補強鉄筋コンクリート構造物に関
するものである。
基礎1をせん断補強する補強鉄筋コンクリート構造物1
0としては、図7に示すようなものが知られている。図
7に示す補強鉄筋コンクリート構造物10は、基礎1の
上面1aおよび側面1bに対して略垂直に複数穿孔され
た所定深さの孔2と、これら孔2内に挿入された鉄筋3
と、これら孔2内に充填されたモルタル4と、打ち増し
された杭5とを主たる要素として構成されたものであ
る。
10を実際に施工する場合の、鉄筋コンクリート構造物
の補強方法について説明する。まず、基礎1の周辺部に
杭5を複数本打ち増しして、基礎1の上面1aおよび側
面1bに目荒らしを施した後、これら上面1aおよび側
面1bに対して略垂直な所定深さの孔2を複数穿孔(コ
ア抜き)する。そして、これら穿孔した孔2内にそれぞ
れ鉄筋3を挿入した後、それぞれの孔2内にモルタル4
を充填する。その後、基礎1の上面1aおよび側面1b
を新しいコンクリート6で覆って一連のせん断補強工事
を終了する。新しいコンクリート6は打ち増しされた杭
5の上に設けられる。
来の鉄筋コンクリート構造物の補強方法および補強鉄筋
コンクリート構造物においては、杭を打ち増したり、基
礎の表面に目荒らしを施さなければならないためコスト
が高くなり、また作業工数も多く工期が長くかかってし
まうといった問題点があった。
リートで基礎を増設するため、広い作業スペースが必要
とされるとともに、工事後の補強された基礎自体も大型
になってしまうという問題点があった。
ので、作業が簡単でコストも低く抑えることができて、
また作業スペースを最小限にとどめることができるとと
もに工事後の補強された基礎自体の大きさも大型になら
ずにすむ鉄筋コンクリート構造物の補強方法および補強
鉄筋コンクリート構造物を提供することを目的とする。
に、本発明の鉄筋コンクリート構造物の補強方法および
補強鉄筋コンクリート構造物においては、つぎに示すよ
うな手段を講じた。すなわち、請求項1記載の鉄筋コン
クリート構造物の補強方法によれば、既設の鉄筋コンク
リート構造物をせん断補強する鉄筋コンクリート構造物
の補強方法であって、補強すべき前記鉄筋コンクリート
構造物の所定箇所に所定深さの孔を穿孔し、該孔内に棒
状の補強部材を挿入した後、自己硬化型充填材を充填す
ることを特徴とする。この鉄筋コンクリート構造物の補
強方法では、補強すべき鉄筋コンクリート構造物の所定
箇所に所定深さの孔が穿孔され、この孔内に棒状の補強
部材が挿入された後、自己硬化型充填材が充填されるこ
ととなる。すなわち、新たな杭を打ち増ししたり、旧基
礎の増厚のために補強すべき鉄筋コンクリート構造物の
表面を目荒らしする必要がなくなり、工事費用が安上が
りなものとなるばかりでなく作業工数も大幅に削減され
ることになる。また、補強すべき鉄筋コンクリート構造
物自体に直接せん断補強工事がなされるため作業スペー
スが最小限で済み、工事後の補強された鉄筋コンクリー
ト構造物自体の大きさも元のままとされる。
補強方法によれば、既設の鉄筋コンクリート構造物をせ
ん断補強する鉄筋コンクリート構造物の補強方法であっ
て、前記鉄筋コンクリート構造物における少なくともせ
ん断応力発生部位に対応して略垂直な所定深さの孔を複
数穿孔し、これら孔内に棒状の補強部材を挿入した後、
自己硬化型充填材を充填することを特徴とする。この鉄
筋コンクリート構造物の補強方法では、鉄筋コンクリー
ト構造物における少なくともせん断応力発生部位に対応
して略垂直な所定深さの孔が複数穿孔され、これら孔内
に棒状の補強部材が挿入された後、自己硬化型充填材が
充填される。すなわち、新たな杭を打ち増ししたり、補
強すべき鉄筋コンクリート構造物の表面を目荒らしする
必要がなくなり、工事費用が安上がりなものとなるばか
りでなく作業工数も大幅に削減されることになる。ま
た、補強すべき鉄筋コンクリート構造物自体に直接せん
断補強工事がなされるため作業スペースが最小限で済
み、工事後の補強された鉄筋コンクリート構造物自体の
大きさも元のままとされる。
補強方法によれば、請求項1または2記載の鉄筋コンク
リート構造物の補強方法において、前記補強部材は、主
軸部と、該主軸部の両端において該主軸部と直交する方
向に張り出された頭部とを有してなることを特徴とす
る。この鉄筋コンクリート構造物の補強方法では、補強
部材が、主軸部と、この主軸部の両端において主軸部と
直交する方向に張り出された頭部とを有している。すな
わち、自己硬化型充填材内における補強部材の定着性が
向上されることとなる。
補強方法によれば、請求項1または2記載の鉄筋コンク
リート構造物の補強方法において、前記自己硬化型充填
材は、無収縮モルタルであることを特徴とする。この鉄
筋コンクリート構造物の補強方法では、自己硬化型充填
材として無収縮モルタルが使用されている。すなわち、
孔と自己硬化型充填材との間に隙間は生じないこととな
る。
補強方法によれば、請求項1または2記載の鉄筋コンク
リート構造物の補強方法において、前記自己硬化型充填
材は、鋼繊維補強コンクリートであることを特徴とす
る。この鉄筋コンクリート構造物の補強方法では、自己
硬化型充填材として鋼繊維補強コンクリートが使用され
ている。すなわち、孔内に充填された充填材自体もせん
断応力に対して耐力を有することとなる。
物によれば、既設の鉄筋コンクリート構造物をせん断補
強してなる補強鉄筋コンクリート構造物であって、前記
鉄筋コンクリート構造物における少なくともせん断応力
発生部位に対応して略垂直に複数穿孔された所定深さの
孔と、これら孔内に挿入された棒状の補強部材と、前記
孔内に充填された自己硬化型充填材とからなることを特
徴とする。この補強鉄筋コンクリート構造物では、鉄筋
コンクリート構造物における少なくともせん断応力発生
部位に対応して略垂直に複数穿孔された所定深さの孔
と、これら孔内に挿入された棒状の補強部材と、これら
孔内に充填された自己硬化型充填材とが設けられてい
る。すなわち、せん断応力が生じる方向を横切るように
孔が形成され、この孔に補強部材および自己硬化型充填
材が設けられており、せん断応力に対する耐力が向上さ
れることとなる。
物によれば、請求項6記載の補強鉄筋コンクリート構造
物において、前記補強部材は、主軸部と、該主軸部の両
端において該主軸部と直交する方向に張り出された頭部
とを有してなることを特徴とする。この補強鉄筋コンク
リート構造物では、補強部材が、主軸部と、この主軸部
の両端において主軸部と直交する方向に張り出された頭
部とを有している。すなわち、自己硬化型充填材内にお
ける補強部材の定着性が向上されることとなる。
物によれば、請求項6記載の補強鉄筋コンクリート構造
物において、前記自己硬化型充填材は、無収縮モルタル
であることを特徴とする。この補強鉄筋コンクリート構
造物では、自己硬化型充填材として無収縮モルタルが使
用されている。すなわち、孔と自己硬化型充填材との間
に隙間は生じないこととなる。
物によれば、請求項6記載の補強鉄筋コンクリート構造
物において、前記自己硬化型充填材は、鋼繊維補強コン
クリートであることを特徴とする。この補強鉄筋コンク
リート構造物では、自己硬化型充填材として鋼繊維補強
コンクリートが使用されている。すなわち、孔内に充填
された充填材自体もせん断応力に対して耐力を有するこ
ととなる。
1を参照して説明する。図1において、符号1は上述し
た既設の基礎である。
コンクリート構造物100は、基礎1の上面1aに対し
て略垂直に複数穿孔された所定深さの孔102と、これ
ら孔102内に挿入された棒状の補強部材103と、こ
れら孔102内に充填された自己硬化型充填材104と
を主たる要素として構成されたものである。
鋼材(SS材)あるいは高張力鋼などからなるもので、
主軸部103aと頭部103bとを有するTヘッドバー
である。頭部103bは主軸部103aの両端におい
て、この主軸部103aと略直交する方向に張り出して
形成されたものである。なお、この頭部103bは主軸
部103aと一体に形成されたものであっても良いし、
それぞれ別個に作製された後結合されたものであっても
良い。
たとえば無収縮モルタルや鋼繊維補強コンクリートなど
が挙げられる。
100を実際に施工する場合の、鉄筋コンクリート構造
物100の補強方法について説明する。まず、基礎1の
上面1aに対して略垂直な所定深さの孔102を複数穿
孔(コア抜き)する。そして、これら穿孔した孔102
内にそれぞれ棒状の補強部材103を挿入した後、それ
ぞれの孔102内に自己硬化型充填材104を充填して
一連のせん断補強工事を終了する。
況と寸法とを有する試験体を使用して行った、せん断破
壊試験の実験結果について説明する。このせん断破壊試
験は、図2から図5の右上欄に矢印で示す点に荷重をか
けて行ったものである。
するためのもので、この図の右上欄に示すようにせん断
補強について全く考慮されていない配筋構造を有するも
のである。この図の右下欄に示すひび割れ状況および破
壊状況から、この試験体ではせん断破壊が2箇所で一気
に起こったことがわかる。また、この図の左下欄に示す
荷重−中央変位から実験中の荷重と中央変位の関係がわ
かる。図2の左下欄および左上欄から、この試験体にお
ける最大荷重は+608,−575(kN)、最大中央変
位は+32,−21(mm)であることがわかる。
比較をするためのもので、この図の左上欄の「フック形
状」の項目および右上欄に示すように、予めせん断補強
を考慮した配筋構造、すなわち上側主筋110と下側主
筋111とが180゜フック112で結合された配筋構
造を有するものである。この図の右下欄に示すひび割れ
状況および破壊状況から、せん断破壊は図における左側
1箇所でしか起こっておらず、またそのせん断破壊も一
気に起こったものではなく時間をかけてゆっくり起こっ
たものであることがわかる。図3の左下欄および左上欄
から、この試験体における最大荷重は+971,−89
3(kN)、最大中央変位は+23,−27(mm)であ
り、図2のものと比べて最大荷重が飛躍的に向上してい
ることがわかる。
の構成を適用したものである。すなわち、図4に示すも
のは、図2に示す配筋構造を有する鉄筋コンクリート構
造物における少なくともせん断応力発生部位に対応して
略垂直な所定深さの孔を穿孔し、これら孔内に棒状の補
強部材を挿入した後、自己硬化型充填材を充填した状態
を模擬したものである。この図の右上欄に示す配筋状況
からわかるように、図4のものでは補強部材103が下
側主筋111のいくらか下側まで挿入されていることが
わかる。またこの図の右下欄に示すひび割れ状況および
破壊状況から、顕著なせん断破壊は図における左側1箇
所でしか起こっておらず、またそのせん断破壊も一気に
起こったものではなく時間をかけてゆっくり起こったも
のであることがわかる。図4の左下欄および左上欄か
ら、この試験体における最大荷重は+897,−945
(kN)、最大中央変位は+38,−28(mm)であり、
図3に示したものと略同等のせん断補強が得られている
ことがわかる。
様、図2のものに本発明の構成を適用したものである。
図5と図4とで異なる点はそれぞれの図の右上欄に示す
配筋状況からわかるように、図5のものでは補強部材1
03が下側主筋111のいくらか上側までしか挿入され
ていないことである。またこの図の右下欄に示すひび割
れ状況および破壊状況から、補強部材103が下側主筋
111のいくらか上側まで挿入されたものでも顕著なせ
ん断破壊は図における左側1箇所でしか起こっておら
ず、またそのせん断破壊も一気に起こったものではなく
時間をかけてゆっくり起こったものであることがわか
る。図5の左下欄および左上欄から、この試験体におけ
る最大荷重は+851,−661(kN)、最大中央変位
は+19,−25(mm)であり、図4に示すものよりは
せん断応力に対する耐力がいくらか劣るものの、図4に
示すものと略同等のせん断補強が得られていると考えら
れる。
発明を適用することにより、従来施工時にしか行えなか
った180゜フックを用いたものと略同程度のせん断補
強を実現することができる。
強方法および補強鉄筋コンクリート構造物によれば、杭
の打ち増しおよび既設の基礎表面の目荒らしを行う必要
がないので、コストを大幅に削減することができるとと
もに作業工数を大幅に削減することができる。
ンクリート構造物に直接孔を複数穿孔し、これら穴内に
補強部材を挿入するとともに自己硬化型充填材を充填す
るものなので、せん断補強工事を行うための作業スペー
スを最小限にとどめることができるとともに、補強鉄筋
コンクリート構造物自体の大きさを既設の鉄筋コンクリ
ート構造物より大型化させることなくせん断補強するこ
とができる。
強するものとして説明してきたが、これに限らず、せん
断応力が発生する他の部材、たとえば橋桁や梁などにも
適用することができる。
リート構造物(RC)について説明してきたが、本発明
は必要であれば鉄骨鉄筋コンクリート構造物(SRC)
にも適用できるものである。
材を既設の鉄筋コンクリート構造物に対して略垂直に設
けるようにしている。これはせん断応力が発生する方向
をこれら孔および補強部材が横切るように設けられなけ
ればならないからである。したがって、せん断応力が発
生する方向に応じて、これら孔および補強部材はいかな
る方向にでも設けることができる。
方法および補強鉄筋コンクリート構造物によれば、以下
の効果が得られる。すなわち、補強すべき鉄筋コンクリ
ート構造物の所定箇所に所定深さの孔が穿孔され、この
孔内に棒状の補強部材が挿入された後、自己硬化型充填
材が充填されるため、新たな杭を打ち増ししたり、補強
すべき鉄筋コンクリート構造物の表面を目荒らしする必
要がなくなるので、コストを減少させることができると
ともに、作業工数が大幅に削減されることにより工期を
著しく短縮することができるという効果を奏する。ま
た、補強すべき鉄筋コンクリート構造物自体に直接せん
断補強工事がなされるので、作業スペースを最小限に抑
えることができ、工事後の補強された鉄筋コンクリート
構造物自体の大きさも大型化しなくて済むという効果を
奏する。
少なくともせん断応力発生部位に対応して略垂直な所定
深さの孔が複数穿孔され、これら孔内に棒状の補強部材
が挿入された後、自己硬化型充填材が充填されため、新
たな杭を打ち増ししたり、補強すべき鉄筋コンクリート
構造物の表面を目荒らしする必要がなくなるので、コス
トを減少させることができるとともに、作業工数が大幅
に削減されることにより工期を著しく短縮することがで
きるという効果を奏する。さらにまた、補強すべき鉄筋
コンクリート構造物自体に直接せん断補強工事がなされ
るので、作業スペースを最小限に抑えることができ、工
事後の補強された鉄筋コンクリート構造物自体の大きさ
も大型化しなくて済むという効果を奏する。
主軸部の両端において主軸部と直交する方向に張り出さ
れた頭部とを有しているので、自己硬化型充填材内にお
ける補強部材の定着性を著しく向上することができると
いう効果を奏する。
縮モルタルが使用されており、孔と自己硬化型充填材と
の間に隙間が生じることがないので、補強部材を既設の
鉄筋コンクリート構造物に十分定着させることができる
という効果を奏する。
維補強コンクリートが使用されており、孔内に充填され
た充填材自体もせん断応力に対して耐力を有することと
なるので、せん断応力に対する耐力をさらに向上させる
ことができるという効果を奏する。
横切るように孔が形成され、この孔に補強部材および自
己硬化型充填材が設けられているので、せん断応力に対
する耐力を著しく向上させることができるという効果を
奏する。
主軸部の両端において主軸部と直交する方向に張り出さ
れた頭部とを有しているので、自己硬化型充填材内にお
ける補強部材の定着性を著しく向上することができると
いう効果を奏する。
縮モルタルが使用されており、孔と自己硬化型充填材と
の間に隙間が生じることがないので、補強部材を既設の
鉄筋コンクリート構造物に十分定着させることができる
という効果を奏する。
維補強コンクリートが使用されており、孔内に充填され
た充填材自体もせん断応力に対して耐力を有することと
なるので、せん断応力に対する耐力をさらに向上させる
ことができるという効果を奏する。
要部縦断面図である。
て、せん断補強について全く考慮されていない配筋構造
を有するものに関する図である。
て、180゜フックを使用して予めせん断補強を考慮し
た配筋構造を有するものに関する図である。
て、本発明による構成を下側主筋のいくらか下側まで適
用したものに関する図である。
て、本発明による構成を下側主筋のいくらか上側まで適
用したものに関する図である。
基礎を示す正面図である。
よりせん断補強された補強鉄筋コンクリート構造物の要
部縦断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 既設の鉄筋コンクリート構造物をせん断
補強する鉄筋コンクリート構造物の補強方法であって、
補強すべき前記鉄筋コンクリート構造物の所定箇所に所
定深さの孔を穿孔し、該孔内に棒状の補強部材を挿入し
た後、自己硬化型充填材を充填することを特徴とする鉄
筋コンクリート構造物の補強方法。 - 【請求項2】 既設の鉄筋コンクリート構造物をせん断
補強する鉄筋コンクリート構造物の補強方法であって、
前記鉄筋コンクリート構造物における少なくともせん断
応力発生部位に対応して略垂直な所定深さの孔を複数穿
孔し、これら孔内に棒状の補強部材を挿入した後、自己
硬化型充填材を充填することを特徴とする鉄筋コンクリ
ート構造物の補強方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の鉄筋コンクリー
ト構造物の補強方法において、前記補強部材は、主軸部
と、該主軸部の両端において該主軸部と直交する方向に
張り出された頭部とを有してなることを特徴とする鉄筋
コンクリート構造物の補強方法。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の鉄筋コンクリー
ト構造物の補強方法において、前記自己硬化型充填材
は、無収縮モルタルであることを特徴とする鉄筋コンク
リート構造物の補強方法。 - 【請求項5】 請求項1または2記載の鉄筋コンクリー
ト構造物の補強方法において、前記自己硬化型充填材
は、鋼繊維補強コンクリートであることを特徴とする鉄
筋コンクリート構造物の補強方法。 - 【請求項6】 既設の鉄筋コンクリート構造物をせん断
補強してなる補強鉄筋コンクリート構造物であって、前
記鉄筋コンクリート構造物における少なくともせん断応
力発生部位に対応して略垂直に複数穿孔された所定深さ
の孔と、これら孔内に挿入された棒状の補強部材と、前
記孔内に充填された自己硬化型充填材とからなることを
特徴とする補強鉄筋コンクリート構造物。 - 【請求項7】 請求項6記載の補強鉄筋コンクリート構
造物において、前記補強部材は、主軸部と、該主軸部の
両端において該主軸部と直交する方向に張り出された頭
部とを有してなることを特徴とする補強鉄筋コンクリー
ト構造物。 - 【請求項8】 請求項6記載の補強鉄筋コンクリート構
造物において、前記自己硬化型充填材は、無収縮モルタ
ルであることを特徴とする補強鉄筋コンクリート構造
物。 - 【請求項9】 請求項6記載の補強鉄筋コンクリート構
造物において、前記自己硬化型充填材は、鋼繊維補強コ
ンクリートであることを特徴とする補強鉄筋コンクリー
ト構造物。
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JP2001070193A JP4253785B2 (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 鉄筋コンクリート構造物の補強方法および補強鉄筋コンクリート構造物 |
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