JPH09182542A - 水槽内壁面板の取付方法 - Google Patents

水槽内壁面板の取付方法

Info

Publication number
JPH09182542A
JPH09182542A JP35392395A JP35392395A JPH09182542A JP H09182542 A JPH09182542 A JP H09182542A JP 35392395 A JP35392395 A JP 35392395A JP 35392395 A JP35392395 A JP 35392395A JP H09182542 A JPH09182542 A JP H09182542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall surface
plate
anchor
wall
water tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35392395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2873562B2 (ja
Inventor
Shinji Hara
進治 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO TERUMII KK
Original Assignee
TOYO TERUMII KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO TERUMII KK filed Critical TOYO TERUMII KK
Priority to JP35392395A priority Critical patent/JP2873562B2/ja
Publication of JPH09182542A publication Critical patent/JPH09182542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2873562B2 publication Critical patent/JP2873562B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート壁面に内壁面板を接着するポリ
マーの硬化時間が長いための接着不十分、仮資材、工事
の支障等を改善する。 【解決手段】 内壁面板3を取り付ける水槽のコンクリ
ート壁面1にポリマー2を塗布し、コンクリート壁面1
に内壁面板3を重ねた仮接着の状態で、内壁面板3から
コンクリート壁面1内に所定の深さまで取付孔4を穿設
し、このコンクリート壁面1内の取付孔4にアンカー5
を挿入して、ネジ7を内壁面板3の外側からアンカー5
内に螺入し、アンカー5の外径の拡大でコンクリート壁
面1内にアンカー5を固定すると共に、ネジ7の緊締で
そのネジ頭により内壁面板3をコンクリート壁面1に圧
接し、ポリマー2の硬化後ネジ7とアンカー5を抜き取
り、取付孔4をアクリル丸棒8で閉鎖した水槽内壁面板
の取付方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水槽の内壁を平滑
面とするための内壁面板を接着する水槽内壁面板の取付
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における水槽、例えば、養魚用の水
槽の内壁の多くは、コンクリート面が露出した粗面であ
り、この中で飼われている養魚がこの粗面に突き当たっ
たりすると魚体が傷ついて、販売対象から外されて売上
高が減少してしまうのを防止するために、水槽内壁面に
表面が平滑なタイルを張ったものもある。
【0003】また、本出願人会社が既に出願した表面を
アクリル板のような平滑面にすると共に、裏面に魚の生
息する周囲環境に類似した模様を描出して、表面からこ
の模様が透視できる内壁面板を水槽壁面に張りつけるこ
とで養魚の傷付きを防止し、且つ養魚が自然な生息環境
下で生育していると感じるため、発育を良好に保ち得る
水槽が用いられるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水槽壁面にタ
イルを張った場合には魚体の傷つきは防止できるが、タ
イルを水槽のコンクリート面に張る設備費用が高価とな
るばかりでなく、タイルがコンクリート面から剥離し易
いために、これを修理する保守費用も増大し、結果とし
て養魚が高くなる欠点がある。
【0005】また、前記の内壁面板を水槽内に張りつけ
る場合には、樹脂や硬化材を配合したポリマーが接着剤
として用いられるが、このポリマーは硬化して接着力を
発揮するまでの時間が長く、その間に水槽と内壁面板が
剥離してしまい、強固に接着することが困難であった。
【0006】そのため、水槽内に内壁面板を水槽壁面に
押しつける押圧器具を水槽内に設置するが、この押圧器
具が邪魔になって内壁面板の取付工事が進行せず、工期
が長くなってしまったり、前記の押圧器具等の内壁面板
取付のための仮資材の量が多くなったりして、内壁面板
取付コストを押し上げてしまう。
【0007】しかも、押圧器具として突っ張り棒を用い
れば、その長さが長くなって曲がり易いため、十分な押
圧力が得られず、これに代えて枠材を使用すれば、振り
回しが困難で、且つこれらの仮資材の設置、取り外しの
作業が多くなり、作業コストが高くなるばかりおでな
く、内壁板の毀損や破損の機械も増える。
【0008】特に、水槽の4隅が曲面になっていると、
内壁面板の保護板、押さえ枠等も曲面に形成しなければ
ならないので、この曲面形成費用が上積みされ、一層コ
スト高となると共に、これを押圧することも困難が伴
う。
【0009】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、表面がアクリル板の
ような内壁板をコンクリート面が剥き出しになっている
水槽壁面に凝固時間が長い接着剤でも強固に、しかも簡
単に接着できる水槽内壁面板の取付方法を提供するにあ
る。
【0010】
【課題を解決する手段】本発明の水槽内壁面板の取付方
法は前記した目的を達成せんとするもので、その手段
は、内壁面板を取り付ける水槽壁面に接着剤を塗布し、
水槽壁面に内壁面板を重ねた仮接着の状態で、内壁面板
から水槽壁面内に所定の深さまで取付孔を穿設し、この
水槽壁面内の取付孔にアンカーを挿入して、ネジを内壁
面板の外側からアンカー内に螺入し、アンカーの外径の
拡大で水槽壁面内にアンカーを固定すると共に、ネジの
緊締でそのネジ頭により内壁面板を水槽壁面に圧接し、
接着剤の硬化後ネジとアンカーを抜き取り、取付孔を閉
鎖部材で閉鎖することを特徴とする。
【0011】また、前記の方法において、前記ネジ頭と
壁面板との間に複数のネジに跨がる圧接材を介在させ、
或いは水槽内に設置した支持枠体に、前記圧接材を前記
ネジで固定させることが望ましい。
【0012】
【実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態を図1
〜図2に基づいて、以下に説明する。この実施の形態に
おいては、コンクリートが剥き出しになっている水槽の
該コンクリート壁面に対し、表面が平滑面で、裏面に魚
類の生息環境の雰囲気に該当する描写を描いてあるアク
リル板を表面側とし、強化プラスチック板(FRP)を
裏面側とした内壁面板を貼着するものである。
【0013】この水槽の剥き出しになっているコンクリ
ート壁面1に樹脂や硬化材を配合したポリマー2を接着
剤として塗布し、これに前記の内壁面板3を所定の位置
に仮圧接し、内壁面板3の上からコンクリート壁面1内
の所要の深さに達する所定の直径の取付孔4を、ロータ
リーハンマードリル等を用いて穿設する。
【0014】この時に用いられるドリルの一例として
は、日本ヒルティ株式会社製のロータリーハンマードリ
ルTE5−Dがあり、この取付孔の穿設位置としてはコ
ンクリート壁面1の状況、例えば鉄筋位置、ひび割れ位
置を除いて取付孔4を穿設するのが望ましい。
【0015】この取付孔4に市販されているプラスチッ
クのアンカー5を挿入し、座金6若しくは押さえ板を嵌
合したアンカー5所定のネジ7をアンカー5内に螺入す
るが、図1のようにこのネジ7の螺入によりアンカー5
は裾部が押し広げられて取付孔4の内壁面に強く圧着さ
れ、アンカー5自体が取付孔4内に固定される。
【0016】このプラスチックのアンカー5の一例とし
ては日本ヒルティ株式会社製のプラスチックアンカーH
PS−1があり、その後もネジ7の螺入を続けることに
よって、ネジ8のピッチで、これに嵌合されている座金
6が内壁面板3をコンクリート壁面1に圧接し、この状
態をポリマー2が硬化するまで継続する。
【0017】このようにして、ポリマー2が硬化して、
内壁面板3がコンクリート壁面1に接着された後、アン
カー5に螺合しているネジ7を緩める方向に回転させ、
アンカー5のプラスチック部分の膨らみが戻り、取付孔
4から開放される。
【0018】そして、アンカー5のプラスチック部分と
ネジ7が螺合している程度にネジ7を後退させた時点
で、座金6とアンカー5のプラスチック部分をつけたま
ま、ネジ7をコンクリート壁面1と内壁面板3から抜き
取る。
【0019】このアンカー5を抜き取った取付孔4に
は、図2に示すように、その穿孔深さよりもやや長く、
取付孔4と同直径のアクリル丸棒8をアクリル溶剤に浸
して取付孔4の奥に突き当たるまで挿入する。
【0020】そして、アクリル溶剤が乾燥してアクリル
丸棒8がコンクリート壁面1と内壁面板3に固着された
のち、アクリル丸棒8が内壁面板3から突出している部
分8aを内壁面板3戸面一になるように切断し、この切
断面を研磨仕上げして内壁面板3の水槽のコンクリート
壁面への取付作業が完了する。
【0021】図3に示す第2の実施の形態においては、
前実施の形態においてネジ7をアンカー5に螺入する際
に、既に穿設されている取付孔4と同間隔に挿入孔9を
穿設した鉄アングルの補強材10を、挿入孔9の上に座
金6を載置して、ネジ8をアンカー5に螺入する。
【0022】ネジ7の緊締により補強材10は、その長
手方向にわたって内壁面板3に圧接されるので、補強材
10の強度によりその長さ全般にわたって内壁面板3を
コンクリート壁面1に圧接させ、前実施の形態におい
て、内壁面板3がアンカー5の部分だけでコンクリート
壁面1に圧接されて、他の部分での圧接不十分による不
完全接着が防止できる。
【0023】図4に示す第3の実施の形態においては、
前実施の形態に対してネジ7で補強材10を支持させる
のと同時に、水槽底面に一端を固定されている斜柱11
の一端をネジ7で補強材10と一緒に固定し、内壁面板
3に対する押圧の信頼度を一層高めたものである。
【0024】
【発明の効果】本発明は前記したように、表面が平滑な
内壁面板を水槽壁面に張りつける場合に用いる接着剤
が、樹脂や硬化材を配合したポリマーであるために、硬
化して接着力を発揮するまでの時間が長く、その間に水
槽と内壁面板が剥離してしまうのを必要な時間、圧接状
態に保つことができ、強固な接着が可能となる。
【0025】また、従来の水槽壁面への内壁面板の圧接
に必要であった押圧器具が不要となり、この押圧器具が
邪魔になって工事が行えなかったのを、水槽のコンクリ
ート壁面に固定されたアンカーに螺合したネジで内壁面
板をコンクリート壁面に圧接するので、ネジや補強板等
が作業の邪魔にならず、支障なく内壁面板の取付が可能
となる。
【0026】そのために、工事期間を短縮できると共
に、前記の押圧器具等の仮資材を使用せず、前記の仮資
材の設置、取り外しの作業も不要なために、内壁面板取
付コストが安くなり、仮資材の振り回し等による内壁板
の毀損や破損の機械を減少できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内壁面板をアンカ
ー部分でコンクリート壁面に圧接している状態の要部の
断面図である。
【図2】同上のアンカーを取り除いてアクリル丸棒を埋
め込んだ状態の断面図である。
【図3】鉄アングルを補強材とした第2の実施の形態の
斜視図である。
【図4】図3の実施の形態を斜柱で補強した状態の要部
の断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート壁面 2 ポリマー 3 内壁面板 4 取付孔 5 アンカー 7 ネジ 8 アクリル丸棒 10 補強材 11 斜柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内壁面板を取り付ける水槽壁面に接着剤
    を塗布し、水槽壁面に内壁面板を重ねた仮接着の状態
    で、内壁面板から水槽壁面内に所定の深さまで取付孔を
    穿設し、この水槽壁面内の取付孔にアンカーを挿入し
    て、ネジを内壁面板の外側からアンカー内に螺入し、ア
    ンカーの外径の拡大で水槽壁面内にアンカーを固定する
    と共に、ネジの緊締でそのネジ頭により内壁面板を水槽
    壁面に圧接し、接着剤の硬化後ネジとアンカーを抜き取
    り、取付孔を閉鎖部材で閉鎖することを特徴とする水槽
    内壁面板の取付方法。
  2. 【請求項2】 前記ネジ頭と壁面板との間に、複数のネ
    ジに跨がる圧接材を介在させたことを特徴とする請求項
    1記載の水槽内壁面板の取付方法。
  3. 【請求項3】 水槽内に設置した支持枠体に、前記圧接
    材を前記ネジで固定したことを特徴とする請求項2記載
    の水槽内壁面板の取付方法。
JP35392395A 1995-12-29 1995-12-29 水槽内壁面板の取付方法 Expired - Lifetime JP2873562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35392395A JP2873562B2 (ja) 1995-12-29 1995-12-29 水槽内壁面板の取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35392395A JP2873562B2 (ja) 1995-12-29 1995-12-29 水槽内壁面板の取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09182542A true JPH09182542A (ja) 1997-07-15
JP2873562B2 JP2873562B2 (ja) 1999-03-24

Family

ID=18434138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35392395A Expired - Lifetime JP2873562B2 (ja) 1995-12-29 1995-12-29 水槽内壁面板の取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2873562B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2873562B2 (ja) 1999-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4364937B1 (ja) コンクリート打ち継ぎ用目地材、及び防水施工方法
JPH09182542A (ja) 水槽内壁面板の取付方法
US6454505B1 (en) Subway rail anchor assembly
JPH11229413A (ja) 矢板金物及びショイントナット並ひに地下外周壁の防水材取り付け工法
JP7157565B2 (ja) タイル剥落防止部材、及びこれを用いたタイル剥落防止工法
RU2360078C2 (ru) Составной анкерный болт (варианты) и способ монтажа анкерного болта
JPH09144338A (ja) コンクリート建造物の補強工法
JP3909447B2 (ja) 既設の建築物の独立柱の補強方法
JP3299948B2 (ja) 高強度繊維強化プラスチック成形板の定着部強化方法
JP2893066B2 (ja) アンカーピン
JP3301289B2 (ja) コンクリート建造物の補強工法
JP7431571B2 (ja) 埋込栓付きまくらぎ及びその製造方法
JP2002147028A (ja) コンクリート建造物の密閉空間圧着硬化補修方法
JPH07173930A (ja) コンクリート被覆材および同被覆材の型枠への仮固定方法
JP2011099206A (ja) 繊維強化樹脂プレートの定着具及び構造物補強工法
JP5034980B2 (ja) 建築物の施工方法及び目地部材付き型枠
JPS5955938A (ja) 外壁補修用アンカー
JP3615332B2 (ja) 補強工法
JP4705393B2 (ja) 型枠形成工法およびこれを用いたコンクリート構造物の施工方法
JPH09184136A (ja) 支圧板及びこの支圧板を用いた切土斜面の安定化工法
JP3916467B2 (ja) タイル壁の改修方法
JP2000170388A (ja) 注入樹脂アンカー工法
JPH02256762A (ja) 内装下地ボードの取り付け方法
JP3185640B2 (ja) コンクリート建造物の補強工法
JPH0676736B2 (ja) 無機塗料塗装板の補修構造