JP3909447B2 - 既設の建築物の独立柱の補強方法 - Google Patents

既設の建築物の独立柱の補強方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、既設の建築物の柱、梁等の補強方法、特に、補強繊維と樹脂とからなる成形板を用いる既設の建築物の独立柱の補強方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の既設の建築物の柱の補強方法には、例えば、次の(1)及び(2)のようなものがある。
(1)炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等の補強用繊維からなるシートに未硬化の樹脂を含浸させて補強用シートをつくり、該補強用シートを既設建築物の柱の外側に1重以上貼り付け、貼り付けた補強用シートの未硬化の樹脂を硬化させることによる補強方法(例えば、特開平7−111080号公報参照)。
(2)鋼板にて横断面がコ字型、半円型等の補強用成形板を製作し、既設の建築物の柱の外側に2つの補強用成形板を柱を囲むように配し、各補強用成形板の長手方向に延びる端縁部を溶接又はボルト・ナットにて接合して筒状にし、補強用成形板の内周面と柱の外周面との間の隙間へモルタル(又はコンクリート)を充填することによる補強方法(例えば、特開昭52−123524号公報、特公昭53−43259号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の上記(1)の補強方法は、既設の建築物の柱の外側への補強用シートの貼り付けるに先立って、柱の表面のレイタンス等の除去や柱の角部の面取り(R=30mm以上)を行なう必要があり、粉塵、騒音等が発生する。また、レイタンス等の除去や角部の面取り後に行なうパテによる不陸の補正やプライマーを用いた下地処理はシンナー臭が強いものである。さらに、柱の外側への補強用シートの貼り付けは手間のかかる作業であり、その時にもシンナー臭が発生するという欠点がある。そのため、既設の建築物の柱等を、居住者が居住している状態において、上記(1)の補強法によりその補強工事を行なうことには問題があり、十分に換気や粉塵に対する養生が必要である。
従来の上記(2)の補強方法は、柱の周囲を囲む鋼板製の補強用成形板の内面と柱の外面との間に所定幅の隙間を形成する必要があるため、端縁をボルト・ナットにより接合する場合でも、一方の端縁部と他方の端縁部とにわたって延在する金属製の接合部材や該接合部材を所定位置に支持するための金属製の支持部材、間隔保持部材等を柱の周囲に配する必要があり、多くの工数や手間が係る欠点がある。また、上記の端縁を溶接により接合する場合には、端縁部の溶接時に、火花養生が必要であり、また、異臭が発生する欠点もある。そのため、既の建築物を居住者が居住している状態において、上記(2)の補強法によりその補強工事を行なうことには問題がある。
この発明の解決しようとする課題は、上記のような従来の補強方法(1)及び(2)の欠点を有していない既設の建築物の独立柱の補強方法を提供すること、換言すると、粉塵や騒音の発生がなく、施工時に特別な換気や手間のかかる養生が不要で、居住者の居住している状態において補強工事を施工性よく施工できる既設の建築物の独立柱の補強方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記課題を解決するもので、この発明の既設の建築物の独立柱の補強方法は、既設の建築物の独立柱の補強すべき部分を補強用成形板で被い、その補強すべき部分の外側面と補強用成形板の内側面との間の隙間にモルタル又はコンクリートを充填する既設の建築物の独立柱の補強方法において、前記補強すべき部分に、この部分の外側面との間に所定の間隔をおいて、少なくとも一つの接合板を取付け、繊維補強樹脂で成形された補強用成形板を前記補強すべき部分の周囲の外側に配し、補強用成形板の少なくとも両側の縁部よりの部分を接着剤を介してこれに対応する接合板の外側の部分に接合して、接合板を介して筒状に接合された補強用成形板で前記補強すべき部分の周囲の外側を被い、補強用成形板の接合板に接合された部分の一部又は全部の外側面に押え板を当て、該押え板を接合板に向けて押し付けて、補強用成形板の縁部よりの部分を接合板と押え板とで挾圧した状態にしておくことを特徴とするものである。
また、この発明の既設の建築物の独立柱の補強方法は、既設の建築物の独立柱の補強すべき部分を補強用成形板で被い、その補強すべき部分の外側面と補強用成形板の内側面との間の隙間にモルタル又はコンクリートを充填する既設の建築物の独立柱の補強方法において、前記補強すべき部分に、この部分の外側面との間に所定の間隔をおいて、少なくとも一つの接合板を取付け、繊維補強樹脂で成形された補強用成形板を前記補強すべき部分の周囲の外側に配して、接合板の外側に補強用成形板の二つの縁部よりの部分がくるようにし、前記二つの縁部よりの部分を接着剤を介してこれらに対応する接合板の部分に接合して、接合板を介して筒状に接合された補強用成形板で前記補強すべき部分の周囲の外側を被い、少なくとも接合板に接合された前記二つの縁部よりの部分の外側に、二つの縁部をまたぐように、繊維補強樹脂からなる接合部補強用シートを配し、該接合部補強用シートを接着剤を介して補強用成形板に接合することを特徴とするものである。
【0005】
この発明は、その好適な実施形態において、繊維補強樹脂として、引張強度や弾性係数が大きい炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等の補強用繊維で補強されたエポキシ樹脂又はアクリル樹脂を用い、接着剤として、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂からなるものを用いるが、その補強用繊維を炭素繊維に、その樹脂をエポキシ樹脂又はアクリル樹脂に、その接着剤をエポキシ樹脂又はアクリル樹脂からなるものに限定するものではない。
炭素繊維で補強されたエポキシ樹脂で補強用成形板を成形すると、エポキシ樹脂の性質により高い機械的強度及び接着性を有し、かつ炭素繊維の性質により大きい引張強度及び弾性係数を有する補強用成形板が得られる。
接着剤として、エポキシ樹脂からなるものを用いると、炭素繊維で補強されたエポキシ樹脂で成形された補強用成形板を金属(例えば、鉄)製の接合板又は押え板へ強固に接着できる。
この発明の好ましい実施形態においては、柱の補強には横断面がコ字型、U字型、円弧型(例えば、半円型,円型)の樋状の補強用成形板を用る。
補強用成形板をコ字型、U字型、円弧型等にする場合に、既設の建築物の独立柱を該柱の外側面と間に所定の隙間をあけて被い得る大きさの樋状体として成形する。
【0006】
この発明の好ましい実施形態においては、次の(A)〜(E)のようにする。
(A)既設の建築物の柱の補強において、補強用成形板の内側面と補強すべき部分の外側面との間に形成した隙間にモルタル又はコンクリートを充填し、該モルタル又はコンクリートが硬化した後に、押え板を外し、接合板に接合された補強用成形板の二つの縁部よりの部分の外側に、前記二つの縁部をまたぐように、繊維補強樹脂からなる接合部補強用シートを配し、該接合部補強用シートを接着剤を介して補強用成形板に接合する。
(B)接合板を取付ける場合には、前記補強すべき部分の長手方向に延びる部分に、間隔をおいて複数の植設ボルトを植設し、各植設ボルトに受けナットをねじ込み、金属製の接合板の植設ボルトに対応する位置に穿たれたボルト孔を受けナットをねじ込んだ植設ボルトに嵌め、植設ボルトのねじ部に締めナットをねじ込んで接合板を締め付け、接合板の内側面と前記補強すべき部分の外側面との間に所定の間隔をおいて、接合板を取付ける。
【0007】
(C)少ない騒音で植設ボルトを設けたい場合は、金属製の細長い基板の長手方向に間隔をおいた部分にそれぞれボルトの基端部を溶接して複数本のボルトを植設した植設ボルト付き基板を使い、この植設ボルト付き基板を前記補強すべき部分の長手方向に延びる部分に接着し、補強すべき部分に間隔をおいて複数の植設ボルトを設けるようにする。
(D)補強用成形板の縁部よりの部分を接合板と押え板とで挾圧するために、補強用成形板の両側の縁部よりの部分を接着剤を介してこれに対応する接合板の外側の部分に接合し、接着剤の硬化後に、接合板の固定に使っていた締めナットを植設ボルトから外し、金属製の押え板に穿ったボルト孔を植設ボルトに嵌め、押え板を補強用成形板の外側面に当て、締めナットを植設ボルトのねじ部にねじ込んで、補強用成形板の縁部よりの部分を押え板と接合板とで締め付けるようにする。
(E)補強用成形板の縁部よりの部分を接合板と押え板とで挾圧し強固に接合しておくために、補強用成形板の接合板に接合された部分の一部又は全部の外側面に接着剤を介して押え板を当て、該押え板を接合板に向けて押し付けて、補強用成形板の縁部よりの部分を接合板と押え板とで挾圧しかつ互いに接着した状態にする。
【0008】
例えば、繊維強化エポキシ樹脂からなる補強用成形板と金属製の接合板とをエポキシ樹脂からなる接着剤を介して接合すると、その接着部の引張強度は約100kg/cm程度になり、繊維強化エポキシ樹脂からなる補強用成形板同士をエポキシ樹脂からなる接着剤を介して接合させた場合よりも大きい接着強度が得られる。そのため、繊維強化エポキシ樹脂からなる補強用成形板から金属製の接合板へ円滑に応力伝達を行なうことができる。
補強用成形板と既設の建築物の独立柱の補強すべき部分の外側面との間の隙間に充填するモルタル(又はコンクリート)としては、例えば、無収縮モルタル(又はコンクリート)を用いる。
接合板及び押え板を製作する金属として、通常鉄を使用する。
この発明の補強方法は、例えば、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の独立柱の補強に適用る。
【0009】
【実施例】
実施例1は、図1〜図18に示され、この発明の補強方法を既設の建築物の鉄筋コンクリート造の柱(独立柱)の補強に適用した例である。
既設の建築物10は、鉄筋コンクリー造であって、図1及び図2に示すように、横断面が四角形の複数本の柱1と、柱1の下端と一体の下部躯体2と、柱1の上端と一体の梁3と、梁3と一体の上階の床4とで構成されている。
柱1の互いに対向する2つの辺1aの中央の長手方向に間隔をおいた部分にボルト植設用の孔を穿設し、ボルトの基部11aを前記孔に挿入し、ボルトの基部と前記孔との間の隙間にモルタル、樹脂等からなるアンカーを入れて、ボルトの基部11aを柱1に固定し、植設ボルト11とする。
接合板12は、図3に示すように、細長い鋼板を柱1の補強すべき部分の長さに切断し、その幅を2等分する長手方向に延びる中心線上に、植設ボルト11の間隔に合わせて、植設ボルトと同数のボルト孔12aを穿設して形成する。
なお、必要に応じて、図3に示すように、接合板12を柱1に取付けたときの下方の部分にモルタル等の圧入に使う貫通孔12bを穿設し、かつ後記の補強用成形板13の取付に使うねじ孔12cを、接合板12の下方の部分及び上方の部分に1対ずつ穿設する。
【0010】
補強用成形板13としては、図5に示すような炭素繊維強化エポキシ樹脂をコ字型の樋状に成形したものを使用する。成形板13は、図6に示すように、蒲鉾形の成形型Mの外周面に離型剤を塗布し、炭素繊維シートにエポキシ樹脂の未硬化の液を含浸させてなる樹脂含浸シートを、例えば、ハンドレイアップ法により、成形型Mの外周面に一重以上貼り付け(樹脂含浸シートは、エポキシ樹脂の未硬化の液を塗りながら貼り付ける)、成形型M上の樹脂含浸シートのエポキシ樹脂が硬化してから脱型すると、図5に示すような横断面がコ字型の3つの辺部13a,13b,13cのある樋状の補強用成形板13が成形される。
コ字型の補強用成形板13の寸法は、補強しようとする横断面が4角形の柱1の外周部に形成する一定厚さdのモルタル層を想定し、その想定されるモルタル層が形成された柱1の外周部をその対向する2つの辺の中央を通る線で2等分したものの外形よりも、その2等分した辺の長さを後記の隙間Cの2分の1だけ短くした蒲鉾形状の内周面を有するような寸法にして、補強用成形板13を接合板12に接合したときに、その端縁13d間に隙間Cができるようにする。
なお、前記の2等分した辺の長さよりも長くして、補強用成形板13の端縁13dを接合板12の外側で重なるような寸法にしてもよい。
【0011】
図9に示すように、各植設ボルト11に受けナットnをねじ込み、それから、図3及び図4に示すように、柱1の外側に1対の接合板12を配し、各接合板12の各ボルト孔12aを、受けナットnがねじ込まれている各植設ボルト11に嵌めてから、図9に示すように、各植設ボルト11に締めナットnをねじ込み、受けナットn及び締めナットnを回して、接合板12の内側面と柱1の外周面との間に所定の寸法の隙間dができるように、接合板12を植設ボルト11に固定する。
図3に示すように、接合板12の外側の長手方向に延びる端縁よりの成形板13を接着すべき部分に接着剤(例えば、エポキシ樹脂からなる接着剤)を塗布し、かつ補強用成形板13の内側面の長手方向に延びる端縁13aよりの部分13eにも接着剤を塗布する。それから、柱1の周囲の外側に、接着剤を塗布した1対の成形板13を配し、図7〜図9に示すように、成形板13の内側面の長手方向に延びる端縁より部分13eを接合板12の外側の長手方向に延びる端縁よりの部分と重ねて、各補強用成形板13の長手方向の端縁13d間に所定の寸法Cの隙間ができるように、接合板12の各ねじ孔12cに対応する補強用成形板13の部分に止めねじをねじ込み、それらの止めねじの先を接合板12のねじ孔12cにねじ込んで、補強用成形板13を接合板12に取付けて接着させる。そうすると、図7及び図8に示すように、柱1の周囲の外側に配した1対の補強用成形板13,13が接合板12,12を介して筒状に接合され、接合板を介して筒状に接合された接合板12,12により柱1の周囲の外側が被われる。
【0012】
補強用成形板13と接合板12とを接合する接着剤がある程度硬化してから、各植設ボルト11にねじ込まれていた締めナットnを回して外し、図10〜図12に示すように、矩形の鋼板の中心にボルト孔を穿設してなる押え板14のボルト孔を各植設ボルト11に嵌めて、各植設ボルト11に再び締めナットnをねじ込んで、補強用成形板13の長手方向の端縁より部分を押え板14と接合板12で挟圧し、補強用成形板13の内側面と柱1の外側面との間の隙間15にモルタル(又はコンクリート)を充填しても、補強用成形板13と接合板12との接着部が剥がれないようにする。
また、必要に応じて、図13及び図14に示すように、柱1の外側に植設ボルト11、受けナツトn 接合板12、押え板14、締めナツトnを使って取付けた補強用成形板13の外側に上下方向に間隔をおいて複数のバタ16を配設し、補強用成形板13の内側面と柱1の外側面との間の隙間にモルタル(又はコンクリート)Mtを充填するときに、補強用成形板13変形(膨らむこと)するのを防止する。バタ16としては、例えば、木製の角材16aを井桁状に結合したものを使う。
【0013】
接合板12の下方の貫通孔12bにモルタル(又はコンクリート)を圧入する管を接続し、この管をモルタル圧送装置を介してモルタル供給源に接続し、図15に示すように、補強用成形板13の内側面と柱1の外側面との間の隙間15にモルタル(又はコンクリート)Mtを充填する。なお、モルタル(又はコンクリート)Mtは、前記隙間15の上方の部分から注入するようにしてもよい。
モルタルMtが硬化した後、バタ16を外し、締めナットnを外し、押え板14を外す。なお、必要に応じて、植込ボルト11の突出部を切断する。
それから、図16〜図18に示すように、対の補強用成形板13の長手方向の各端縁13dと接合板12の外側面とからなる凹みをパテ(又は樹脂モルタル等)17にて埋めて、パテ17の外側面を補強用成形板13の外側面と面一にする。それから、植込ボルト11と植込ボルト11の間の補強用成形板13の外側、最上部の植込ボルト11の上側及び最下部の植込ボルト11の下側の補強用成形板13の外側、及びパテ17の外側に、既設の柱1の一辺の長さに比べて短い炭素繊維シートにエポキシ樹脂の未硬化の液を含浸させた接合部補強用シート18をそれぞれ配し、これらを接着剤(例えば、エポキシ樹脂からなる接着剤)を介して補強用成形板13及びパテ17に接合する。さらに、接合部補強用シート18の外側に柱1の一辺の長さと同程度の長さの上記接合部補強用シート18と同じ接合部補強用シート19を配し、これらを接着剤(例えば、エポキシ樹脂からなる接着剤)を介して補強用成形板13及び接合部補強用シート18に接合する。
【0014】
なお、接合板12に接着された補強用成形板13の端縁よりの部分の外側に接合部補強用シート18,19を貼付る代わりに、補強用成形板13の端縁よりの部分の外側に鋼板製の細長い押え板を配し、この押え板の内側面とこれに接する補強用成形板13の外側面との間に接着剤(例えば、エポキシ樹脂からなる接着剤)を介在させて、押え板を植込ボルト11、受けナットn及び締めナットnを使って接合板12に向けて押し付け、押え板を補強用成形板13に接合し、接合板12、補強用成形板13及び押え板を一体化させるようにしてもよい。
なお、必要に応じて、上下の接合部補強用シート18,19間の凹溝をパテ等で埋めて、接合部補強用シート19の外側面及び接合部補強用シート19を貼付しない補強用成形板13の外側面に適当な仕上処理を施す。
【0015】
実施例2は、図19及び図20に示され、実施例1のように柱1に植設ボルト11を直接植設する代わり、植設ボルト付き基板Bpを柱1に接着して、接合板12を取付けるための植設ボルト11を設ける例である。
図19及び図20に示すように、鋼板製の細長い基板Bpの長手方向に間隔をおいた部分にそれぞれボルトの基端部11aを溶接して、複数本(図示のものは5本)のボルト11の付いた植設ボルト付き基板Bpを製作する。
既設の建築物10の柱1の互いに対向する2つの辺1aの中央に、その長手方向に向けて、それぞれ植設ボルト付き基板Bpを配し、柱1の表面と基板Bpの内側面との間に接着剤を介在させ、かつ基板Bpの貫通孔Bpに通した釘Naを柱1に打ち込み、前記接着剤の固化により、植設ボルト付き基板Bpを柱1に接着し、柱1に植設ボルト11を立設する。実施例2により立設した植設ボルト11への接合板12等の取付け方等は実施例1と同じである。
【0016】
【発明の効果】
この明細書の特許請求の範囲の各請求項に記載したものは、次の(イ)〜(効果を奏する。
(イ)請求項1記載の補強方法は、既設の建築物の独立柱の補強すべき部分を補強用成形 板で被い、その補強すべき部分の外側面と補強用成形板の内側面との間の隙間にモルタル又はコンクリートを充填する既設の建築物の独立柱の補強方法において、前記補強すべき部分に、この部分の外側面との間に所定の間隔をおいて、少なくとも一つの接合板を取付け、繊維補強樹脂で成形された補強用成形板を前記補強すべき部分の周囲の外側に配し、補強用成形板の少なくとも両側の縁部よりの部分を接着剤を介してこれに対応する接合板の外側の部分に接合して、接合板を介して筒状に接合された補強用成形板で前記補強すべき部分の周囲の外側を被い、補強用成形板の接合板に接合された部分の一部又は全部の外側面に押え板を当て、該押え板を接合板に向けて押し付けて、補強用成形板の縁部よりの部分を接合板と押え板とで挾圧した状態にしておくから、補強用成形板と接合板との接着強度が不十分な場合があっても、補強用成形板の縁部よりの部分、すなわち、補強用成形板と接合板との接着部が接合板と押え板とで挾圧されて、補強用成形板と接合板との接着部が補強でき、補強用成形板に作用する偏心荷重による接着部の剥がれ(ピーリング)を防止し、耐力及び靭性を大幅に向上させることができる。
(ロ)請求項2記載の補強方法は、既設の建築物の独立柱の補強すべき部分を補強用成形板で被い、その補強すべき部分の外側面と補強用成形板の内側面との間の隙間にモルタル又はコンクリートを充填する既設の建築物の独立柱の補強方法において、前記補強すべき部分に、この部分の外側面との間に所定の間隔をおいて、少なくとも一つの接合板を取付け、繊維補強樹脂で成形された補強用成形板を前記補強すべき部分の周囲の外側に配して、接合板の外側に補強用成形板の二つの縁部よりの部分がくるようにし、前記二つの縁部よりの部分を接着剤を介してこれらに対応する接合板の部分に接合して、接合板を介して筒状に接合された補強用成形板で前記補強すべき部分の周囲の外側を被い、少なくとも接合板に接合された前記二つの縁部よりの部分の外側に、二つの縁部をまたぐように、繊維補強樹脂からなる接合部補強用シートを配し、該接合部補強用シートを接着剤を介して補強用成形板に接合するから、補強用成形板と接合板との接着強度が不十分な場合があっても、接合板に接合された二つの縁部よりの部分の外側面に接着された接合部補強用シートにより、補強用成形板と接合板との接着部が補強でき、補強用成形板に作用する偏心荷重による接着部の剥がれ(ピーリング)を防止し、耐力及び靭性を大幅に向上させることができる。
【0017】
(ハ)請求項3記載の補強方法は、既設の建築物の独立柱の補強すべき部分を補強用成形板で被い、その補強すべき部分の外側面と補強用成形板の内側面との間の隙間にモルタル又はコンクリートを充填する既設の建築物の独立柱の補強方法において、独立柱の補強すべき部分の少なくとも一つの長手方向に延びる部分に、その部分の外側面との間に間隔をおいて、少なくとも一つの金属製の細長い接合板を取付け、繊維補強樹脂で成形された横断面がコ字型、U字型、円弧型(例えば、半円型,円型)等の補強用成形板を前記補強すべき部分の外側に少なくとも一配し、補強用成形板の少なくとも両側の縁部よりの部分を接着剤を介してこれに対応する接合板の外側の部分に接合し、補強用成形板の接合板に接合された部分の外側面に押え板を当て、該押え板を接合板に向けて押し付けて、補強用成形板の縁部よりの部分を接合板と押え板とで挾圧した状態にしておくから、前記(イ)効果の他に、既設の建築物の独立柱を施工性よく補強することができる。
(ニ)請求項4記載の補強方法は、既設の建築物の独立柱の補強すべき部分を補強用成形板で被い、その補強すべき部分の外側面と補強用成形板の内側面との間の隙間にモルタル又はコンクリートを充填する既設の建築物の独立柱の補強方法において、独立柱の補強すべき部分の少なくとも一つの長手方向に延びる部分に、その部分の外側面との間に所定の間隔をおいて、少なくとも一つの金属製の細長い接合板を取付け、繊維補強樹脂で成形された横断面がコ字型、U字型、円弧型等の補強用成形板を前記補強すべき部分の周囲の外側に少なくとも一つ配して、接合板の外側に補強用成形板の二つの縁部よりの部分がくるようにし、前記二つの縁部よりの部分を接着剤を介してこれらに対応する接合板の部分に接合し、接合板に接合された前記二つの縁部よりの部分の外側面に押え板を当て、該押え板を接合板に向けて押し付けて、補強用成形板の縁部よりの部分を接合板と押え板とで挾 圧して、前記補強すべき部分の周囲の外側を補強用成形板及び接合板で被いかつ前記補強すべき部分の外側面と前記補強用成形板の内側面との間に所定幅の隙間を形成し、該隙間にモルタル又はコンクリートを充填し、該モルタル又はコンクリートが硬化した後に、押え板を外し、接合板に接合された補強用成形板の二つの縁部よりの部分の外側に、補強用成形板の二つの縁部をまたぐように、繊維補強樹脂からなる接合部補強用シートを配し、該接合部補強用シートを接着剤を介して補強用成形板に接合するから、前記(ロ)効果の他に、既設の建築物の独立柱を施工性よく補強することができる。なお、モルタル又はコンクリートを充填する時からそれが硬化するまでの間は、押え板が補強用成形板に作用する偏心荷重による接着部の剥がれを防止し、充填した前記モルタル又はコンクリートが完全に硬化しかつ補強用成形板に接合部補強用シートを接合して補強工事を完了させた後は、接合部補強用シートが補強用成形板に作用する偏心荷重による接着部の剥がれを防止し、補強した独立柱の耐力及び靭性を大幅に向上させることができる。
【0018】
(ホ)請求項記載の補強方法は、既設の建築物の独立柱の補強すべき部分の長手方向に延びる部分に、間隔をおいて複数の植設ボルトを植設し、各植設ボルトに受けナットをねじ込み、金属製の細長い接合板の各植設ボルトに対応する位置に穿たれたボルト孔を受けナットをねじ込んだ各植設ボルトに嵌め、各植設ボルトのねじ部に締めナットをねじ込んで接合板を締め付け、接合板の内側面と前記補強すべき部分の外側面との間に所定の間隔をおいて接合板を取付けるから、接合板の取付作業が容易になり、かつ受けナット及び締めナットを回すことにより、接合板の内側面と補強すべき部分の外側面との間の間隔を容易に調節することができる。また、補強用成形板の縁部よりの部分を接着剤を介してこれに対応する接合板の外側の部分に接合してから、接合板の固定に使っていた締めナットを植設ボルトから外し、金属製の押え板に穿ったボルト孔を植設ボルトに嵌め、押え板を補強用成形板の外側面に当て、締めナットを植設ボルトのねじ部にねじ込んで、補強用成形板の縁部よりの部分を押え板と接合板とで締め付けて挟圧するから、接合板の取付に使用した取付手段を押え板及び接合板とによる補強用成形板の縁部よりの部分の挟圧にそのまま利用することができ、押え板、接合板等の部材に加える加工を最小におさえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の既設の建築物の柱に複数の植設ボルトを植設した状態の正面図
【図2】図1に示す柱をそのA−A線にて断面した平面図
【図3】実施例1の既設建築物の柱に接合板を取付けた状態の正面図
【図4】図3に示す柱をそのB−B線にて断面した平面図
【図5】実施例1で使う成形板の斜視図
【図6】実施例1で使う補強用成形板の製造の仕方を示す斜視図
【図7】実施例1の柱の外側に補強用成形板を取付けた状態の正面図
【図8】図7に示す柱をそのC−C線にて断面した平面図
【図9】図8に示すものの要部を拡大した平面図
【図10】実施例1の接合板に接着して補強用成形板を押え板で挟圧した状態の正面図
【図11】図10に示すものをそのD−D線にて断面した平面図
【図12】図11に示すものの要部を拡大した平面図
【図13】実施例1の柱に取付けた補強用成形板の外側にバタを取付けた状態の正面図
【図14】図13に示す柱をそのE−E線にて断面した平面図
【図15】実施例1の補強用成形板と柱との間に隙間にモルタルを充填した状態の要部を横断した平面図
【図16】実施例1の柱の外側の補強用成形板に接合部補強用シートを貼り付けた状態の正面図
【図17】図16に示す柱をそのF−F線にて断面した平面図
【図18】図17に示すものの要部を拡大した平面図
【図19】実施例2の柱に植設ボルト付き基板を取付けた状態の正面図
【図20】図19に示す柱をそのG−G線にて断面した平面図
【符号の説明】
10 既設の建築物
1 柱(独立柱)
2 下部躯体
3 梁
4 床
11 植設ボルト
11a 基部
12接合板
12a ボルト孔
12b 貫通孔
12c ねじ孔
13補強用成形板
14押え板
15 隙間
16 バタ
17 パテ
18,19 接合部補強用シート
Bp 植設ボルト付き基板
受けナット
締めナット
Mt モルタル

Claims (5)

  1. 既設の建築物の独立柱の補強すべき部分を補強用成形板で被い、その補強すべき部分の外側面と補強用成形板の内側面との間の隙間にモルタル又はコンクリートを充填する既設の建築物の独立柱の補強方法において、前記補強すべき部分に、この部分の外側面との間に所定の間隔をおいて、少なくとも一つの接合板を取付け、繊維補強樹脂で成形された補強用成形板を前記補強すべき部分の周囲の外側に配し、補強用成形板の少なくとも両側の縁部よりの部分を接着剤を介してこれに対応する接合板の外側の部分に接合して、接合板を介して筒状に接合された補強用成形板で前記補強すべき部分の周囲の外側を被い、補強用成形板の接合板に接合された部分の一部又は全部の外側面に押え板を当て、該押え板を接合板に向けて押し付けて、補強用成形板の縁部よりの部分を接合板と押え板とで挟圧した状態にしておくことを特徴とする既設の建築物の独立柱の補強方法。
  2. 既設の建築物の独立柱の補強すべき部分を補強用成形板で被い、その補強すべき部分の外側面と補強用成形板の内側面との間の隙間にモルタル又はコンクリートを充填する既設の建築物の独立柱の補強方法において、前記補強すべき部分に、この部分の外側面との間に所定の間隔をおいて、少なくとも一つの接合板を取付け、繊維補強樹脂で成形された補強用成形板を前記補強すべき部分の周囲の外側に配して、接合板の外側に補強用成形板の二つの縁部よりの部分がくるようにし、前記二つの縁部よりの部分を接着剤を介してこれらに対応する接合板の部分に接合して、接合板を介して筒状に接合された補強用成形板で前記補強すべき部分の周囲の外側を被い、少なくとも接合板に接合された前記二つの縁部よりの部分の外側に、二つの縁部をまたぐように、繊維補強樹脂からなる接合部補強用シートを配し、該接合部補強用シートを接着剤を介して補強用成形板に接合することを特徴とする既設の建築物の独立柱の補強方法。
  3. 既設の建築物の独立柱の補強すべき部分を補強用成形板で被い、その補強すべき部分の外側面と補強用成形板の内側面との間の隙間にモルタル又はコンクリートを充填する既設の建築物の独立柱の補強方法において、独立柱の補強すべき部分の少なくとも一つの長手方向に延びる部分に、その部分の外側面との間に所定の間隔をおいて、少なくとも一つの金属製の細長い接合板を取付け、繊維補強樹脂で成形された横断面がコ字型、U字型、円弧型等の補強用成形板を前記補強すべき部分の周囲の外側に少なくとも一配し、補強用成形板の少なくとも両側の縁部よりの部分を接着剤を介してこれに対応する接合板の外側の部分に接合して、接合板を介して筒状に接合された補強用成形板で前記補強すべき部分の周囲の外側を被い、補強用成形板の接合板に接合された部分の外側面に押え板を当て、該押え板を接合板に向けて押し付けて、補強用成形板の縁部よりの部分を接合板と押え板とで挟圧した状態にしておくことを特徴とする既設の建築物の独立柱の補強方法。
  4. 既設の建築物の独立柱の補強すべき部分を補強用成形板で被い、その補強すべき部分の外側面と補強用成形板の内側面との間の隙間にモルタル又はコンクリートを充填する既設の建築物の独立柱の補強方法において、独立柱の補強すべき部分の少なくとも一つの長手方向に延びる部分に、その部分の外側面との間に所定の間隔をおいて、少なくとも一つの金属製の細長い接合板を取付け、繊維補強樹脂で成形された横断面がコ字型、U字型、円弧型等の補強用成形板を前記補強すべき部分の周囲の外側に少なくとも一配して、接合板の外側に補強用成形板の二つの縁部よりの部分がくるようにし、前記二つの縁部よりの部分を接着剤を介してこれらに対応する接合板の部分に接合し、接合板に接合された前記二つの縁部よりの部分の外側面に押え板を当て、該押え板を接合板に向けて押し付けて、補強用成形板の縁部よりの部分を接合板と押え板とで挟圧して、前記補強すべき部分の周囲の外側を補強用成形板及び接合板で被いかつ前記補強すべき部分の外側面と前記補強用成形板の内側面との間に所定幅の隙間を形成し、該隙間にモルタル又はコンクリートを充填し、該モルタル又はコンクリートが硬化した後に、押え板を外し、接合板に接合された補強用成形板の二つの縁部よりの部分の外側に、補強用成形板の二つの縁部をまたぐように、繊維補強樹脂からなる接合部補強用シートを配し、該接合部補強用シートを接着剤を介して補強用成形板に接合することを特徴とする既設の建築物の独立柱の補強方法。
  5. 既設の建築物の独立柱の補強すべき部分の長手方向に延びる部分に、間隔をおいて複数の植設ボルトを植設し、各植設ボルトに受けナットをねじ込み、金属製の細長い接合板の各植設ボルトに対応する位置に穿たれた各ボルト孔を受けナットをねじ込んだ各植設ボルトに嵌め、各植設ボルトのねじ部に締めナットをねじ込んで接合板を締め付け、接合板の内側面と前記補強すべき部分の外側面との間に所定の間隔をおい接合板を取付け、補強用成形板の縁部よりの部分を接着剤を介してこれに対応する接合板の外側の部分に接合してから、接合板の固定に使っていた締めナットを植設ボルトから外し、金属製の押え板に穿ったボルト孔を植設ボルトに嵌め、押え板を補強用成形板の外側面に当て、締めナットを植設ボルトのねじ部にねじ込んで、補強用成形板の縁部よりの部分を押え板と接合板とで締め付けることを特徴とする請求項1又は3又は4に記載の既設の建築物の独立柱の補強方法。
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