JPH08205288A - 圧電振動体 - Google Patents

圧電振動体

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JPH08205288A
JPH08205288A JP7008440A JP844095A JPH08205288A JP H08205288 A JPH08205288 A JP H08205288A JP 7008440 A JP7008440 A JP 7008440A JP 844095 A JP844095 A JP 844095A JP H08205288 A JPH08205288 A JP H08205288A
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JP
Japan
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adhesive
surface roughness
ceramic plate
piezoelectric
piezoelectric ceramic
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Pending
Application number
JP7008440A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kawamura
聡 川村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電素子を利用した圧電型電気音響変換器等
に用いられる圧電振動体で、はみ出した接着剤による接
触不良が発生するのを抑制することを目的とする。 【構成】 圧電セラミックス板12の外周部に沿って、
表面粗さの粗い凹部21を設けた金属基板11を貼り合
わせる。凹部により接着剤14のはみ出しがなくなり、
接触不良の低下を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子を利用した圧
電型電気音響変換器或いは圧電型電気機械変換器に用い
る圧電振動体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電振動体は、図4にその斜視図
を示すような構造をしている。
【0003】以下に図をもとに、従来の圧電振動体につ
いて説明する。図4に於いて41は金属基板、12は圧
電セラミックス板、13は圧電セラミックス板12の電
極、14は貼合せに用いる接着剤である。
【0004】以上のように構成された圧電振動体に於い
て、電極12と金属基板41の間に電気信号を印加する
と圧電セラミックス板が振動し、音を得ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成の部
分断面図を図5に示す。貼り合わせる際の接着剤の塗付
量や圧電セラミックス板の表面粗さ等により、圧電セラ
ミックス板外周部への接着剤のはみ出し14aや電極表
面への接着剤のはみ出し上がり14bが起き、この結果
電気信号印加用接点箇所の接触不良が発生するという問
題点を有していた。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、生産性の向上と品質の安定化を図り、接触不良の
ない安定した性能を有する圧電振動体を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の圧電振動体は、金属基板の貼合せ面に圧電セ
ラミックス板外周部に沿って表面粗さの粗い凹部を設け
た構造を有している。
【0008】
【作用】この構造によって圧電セラミックス板を金属基
板に貼り合わせる場合に、従来圧電セラミックス板の外
周や表面にはみ出していた接着剤が金属基板の凹部に吸
収され、他にはみ出すことがなくなる為、接点端子の接
合不良を抑制できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。図
2は本発明の実施例に於ける圧電振動体の斜視図を示す
ものである。本図に於いて11は金属基板であり、他は
図4のそれと同一である。金属基板11は従来使用して
いた金属基板41の貼合せ面の外周付近に面粗度の粗い
凹部を設け、接着剤および圧電セラミックス板12を用
いて従来と同様に貼り合わせたものである。
【0010】図3は金属基板11とその上に構成される
凹部21を示した斜視図である。厚み0.2mmの金属基
板11に対して、プレス加工で作成(星打ち加工)した
凹部の深さは約0.05mmある。また、図1は断面状態
の一部を示したものであり、接着剤14が面粗度の粗い
凹部21に吸収されている模様を表したものである。
【0011】以上のように本実施例によれば、凹部を有
する金属基板に貼り合わせることにより、接着剤のはみ
出しのない安定した性能を確保することができる。そし
て、この凹部の表面粗さは粗いほど接着剤が流出しにく
くなるものであるが、あまり粗すぎると多量の接着剤を
要する。逆に凹部の表面粗さが小さくなるほど、流出防
止の効果はうすれる。圧電素子またはその表面(裏面)
の電極層と同じぐらいの細かい面粗度になってしまうと
ほとんど効果は表れなくなってしまう。また、面積的に
は広い方が流出が少くなるが、プレス機などでの粗面化
加工(星打ち)を行うと、金属基板の弾性が変化してし
まうので、最小限の必要範囲である圧電セラミックス板
外周付近に加工面積を限定した方がよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は、凹部を有する金
属基板に圧電セラミックス板を貼り合わせることによ
り、接着剤のはみ出しを抑制し、接合状態の安定した圧
電振動体を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の圧電振動体の断面拡大図
【図2】本発明の実施例の圧電振動体の斜視図
【図3】本発明の実施例の金属基板の斜視図
【図4】従来の圧電振動体の斜視図
【図5】従来の圧電振動体の断面図
【符号の説明】
11 金属基板 12 圧電セラミックス板 13 電極 14 接着剤 21 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミックス板と金属基板を貼り合
    わせて形成される圧電振動体において、前記金属基板の
    表面に、圧電セラミックス板外周部に沿って圧電セラミ
    ックス板の表面粗さ以上粗い面粗度の凹部を備えた圧電
    振動体。
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