JPH08203579A - ヒューズクリップ - Google Patents
ヒューズクリップInfo
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- JPH08203579A JPH08203579A JP7008960A JP896095A JPH08203579A JP H08203579 A JPH08203579 A JP H08203579A JP 7008960 A JP7008960 A JP 7008960A JP 896095 A JP896095 A JP 896095A JP H08203579 A JPH08203579 A JP H08203579A
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- fuse
- contact pieces
- contact
- fuse clip
- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板に実装するヒューズクリップの自動挿入
を容易にすると共に形状のシンプル化を図る。 【構成】 基板4の孔4aに挿入されて回路パターンに
接続固定される脚と、ヒューズ2の電極2aを保持する
保持部とが導電性を有する板材により一体に形成された
ヒューズクリップにおいて、保持部は、脚15、16が
形成される基部11に上方に延出する3本の接触片1
2、13、14が形成され、両側の2本の接触片12、
14が電極2aを挟持し、中央の接触片13が電極2a
の端面2a’に当接する構成としたものである。
を容易にすると共に形状のシンプル化を図る。 【構成】 基板4の孔4aに挿入されて回路パターンに
接続固定される脚と、ヒューズ2の電極2aを保持する
保持部とが導電性を有する板材により一体に形成された
ヒューズクリップにおいて、保持部は、脚15、16が
形成される基部11に上方に延出する3本の接触片1
2、13、14が形成され、両側の2本の接触片12、
14が電極2aを挟持し、中央の接触片13が電極2a
の端面2a’に当接する構成としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板にガラス
管ヒューズを実装するためのヒューズクリップに関す
る。
管ヒューズを実装するためのヒューズクリップに関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリント基板にガラス管ヒューズを実装
するためのヒューズクリップは、ガラス管ヒューズの着
脱が容易で且つ機械的に良好に保持し得ると共に、電気
的に確実に接続され、更に、他の実装部品との干渉を防
止するために小型であることが要求される。特に、プリ
ント基板への取付の自動化を図るために実装機により自
動挿入する場合には実装機が他の実装部品と干渉しない
ことが必要であると共にヒューズクリップを容易に挿入
し得ることも必要である。
するためのヒューズクリップは、ガラス管ヒューズの着
脱が容易で且つ機械的に良好に保持し得ると共に、電気
的に確実に接続され、更に、他の実装部品との干渉を防
止するために小型であることが要求される。特に、プリ
ント基板への取付の自動化を図るために実装機により自
動挿入する場合には実装機が他の実装部品と干渉しない
ことが必要であると共にヒューズクリップを容易に挿入
し得ることも必要である。
【0003】従来、プリント基板に自動挿入機(インサ
ータ)により装着されるヒューズクリップとしては図6
及び図7に示すような形状のものが使用されている。こ
のヒューズクリップ1は、左右両側部1a、1aを図示
のように折曲して下部1b、1bにばね性を持たせ、上
部1c、1cによりヒューズ2の電極2aを弾性的に挟
持するようにしたものである。このヒューズクリップ1
は、脚部1d、1d及び倒れ防止片1eがプリント基板
4の孔4a、4a及び4bに挿入され、回路パターン5
にハンダ付けされて接続固定される。
ータ)により装着されるヒューズクリップとしては図6
及び図7に示すような形状のものが使用されている。こ
のヒューズクリップ1は、左右両側部1a、1aを図示
のように折曲して下部1b、1bにばね性を持たせ、上
部1c、1cによりヒューズ2の電極2aを弾性的に挟
持するようにしたものである。このヒューズクリップ1
は、脚部1d、1d及び倒れ防止片1eがプリント基板
4の孔4a、4a及び4bに挿入され、回路パターン5
にハンダ付けされて接続固定される。
【0004】また、図8に示すようなヒューズクリップ
(意匠登録第763598号)も提案されている。この
ヒューズクリップ3は、左右両側部3a、3aの上部が
夫々略逆U字状をなして下方に折り曲げられて接触片3
b、3bとされ、これらの接触片3b、3b間にヒュー
ズ2の電極2aを弾性的に挟持させるようにしたもので
ある。このヒューズクリップ3は、脚部3d、3dがプ
リント基板4の孔4c、4cに挿入されて回路パターン
に接続固定される。
(意匠登録第763598号)も提案されている。この
ヒューズクリップ3は、左右両側部3a、3aの上部が
夫々略逆U字状をなして下方に折り曲げられて接触片3
b、3bとされ、これらの接触片3b、3b間にヒュー
ズ2の電極2aを弾性的に挟持させるようにしたもので
ある。このヒューズクリップ3は、脚部3d、3dがプ
リント基板4の孔4c、4cに挿入されて回路パターン
に接続固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6及
び図7に示すヒューズクリップ1は、形状的な面で使用
出来ない自動挿入機があり、また、左右両側部1a、1
aの下部1b、1bの外法幅が広いためにプリント基板
上に高密度に電子部品を実装する場合、隣接する他の電
子部品に干渉してしまい、高密度の実装が困難となる。
更に、複雑な形状にプレス加工するために形状の管理が
極めて難しく、プレス速度が遅くなるばかりでなく、テ
ーピングがし難い等の問題がある。
び図7に示すヒューズクリップ1は、形状的な面で使用
出来ない自動挿入機があり、また、左右両側部1a、1
aの下部1b、1bの外法幅が広いためにプリント基板
上に高密度に電子部品を実装する場合、隣接する他の電
子部品に干渉してしまい、高密度の実装が困難となる。
更に、複雑な形状にプレス加工するために形状の管理が
極めて難しく、プレス速度が遅くなるばかりでなく、テ
ーピングがし難い等の問題がある。
【0006】また、図8に示すヒューズクリップ1は、
接触片1a、1aの板厚だけでヒューズ3の電極3a、
3bと接触するために接触面積が小さく、電流容量を余
り大きく取ることが出来ず、また、強度的にも弱い。電
流容量を大きくするために板厚を厚くすると、接触片3
b、3bの弾性が低くなりヒューズ3の着脱が困難とな
るばかりでなく、これらの接触片3b、3bが塑性変形
し易くなり、接触不良を起し易くなる等の問題がある。
接触片1a、1aの板厚だけでヒューズ3の電極3a、
3bと接触するために接触面積が小さく、電流容量を余
り大きく取ることが出来ず、また、強度的にも弱い。電
流容量を大きくするために板厚を厚くすると、接触片3
b、3bの弾性が低くなりヒューズ3の着脱が困難とな
るばかりでなく、これらの接触片3b、3bが塑性変形
し易くなり、接触不良を起し易くなる等の問題がある。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、形状がシンプルで加工が容易であると共に自動機に
よる挿入、ヒューズの着脱が容易であり、高密度に実装
する基板に装着することが出来るヒューズクリップを提
供することを目的とする。
で、形状がシンプルで加工が容易であると共に自動機に
よる挿入、ヒューズの着脱が容易であり、高密度に実装
する基板に装着することが出来るヒューズクリップを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、基板の孔に挿入されて回路パターン
に接続固定される脚と、ヒューズの電極を保持する保持
部とが導電性を有する板材により一体に形成されたヒュ
ーズクリップにおいて、前記保持部は、前記脚が形成さ
れる基部に上方に延出する3本の接触片が形成され、両
側の2本の接触片が前記電極を挟持し、中央の接触片が
前記電極の端面に当接する構造としたものである。
に本発明によれば、基板の孔に挿入されて回路パターン
に接続固定される脚と、ヒューズの電極を保持する保持
部とが導電性を有する板材により一体に形成されたヒュ
ーズクリップにおいて、前記保持部は、前記脚が形成さ
れる基部に上方に延出する3本の接触片が形成され、両
側の2本の接触片が前記電極を挟持し、中央の接触片が
前記電極の端面に当接する構造としたものである。
【0009】請求項2では、3本の接触片は、基部から
上端まで長手方向に沿って略平行に3分割して形成され
る構造としたものである。請求項3では、両側の2本の
接触片は、対向する内側端面にヒューズの電極外周面に
当接する凹部が形成される構造としたものである。請求
項4では、両側の接触片又は中央の接触片の少なくとも
一方が基部の一側に略L形に折曲される構造としたもの
である。
上端まで長手方向に沿って略平行に3分割して形成され
る構造としたものである。請求項3では、両側の2本の
接触片は、対向する内側端面にヒューズの電極外周面に
当接する凹部が形成される構造としたものである。請求
項4では、両側の接触片又は中央の接触片の少なくとも
一方が基部の一側に略L形に折曲される構造としたもの
である。
【0010】請求項5では、基部の下端には当該基部に
対して互いに反対側に臨んで支持部が形成される構造と
したものである。請求項6では、支持部は、基部の下端
が略L形に折曲されて形成される構造としたものであ
る。請求項7では、支持部は、基部の下部が下端まで膨
出して形成される構造としたものである。
対して互いに反対側に臨んで支持部が形成される構造と
したものである。請求項6では、支持部は、基部の下端
が略L形に折曲されて形成される構造としたものであ
る。請求項7では、支持部は、基部の下部が下端まで膨
出して形成される構造としたものである。
【0011】
【作用】ヒューズクリップは、脚が基板に挿入されて回
路パターンに接続固定される。基部に形成された3本の
接触片の両側の接触片の間にガラス管ヒューズの電極が
挟持される。更に当該電極の端面が中央の接触片に当接
される。これによりヒューズクリップは、電極を良好に
保持することができ、更に、接触面積が大きくなり、電
流容量を大きくすくことが可能である。
路パターンに接続固定される。基部に形成された3本の
接触片の両側の接触片の間にガラス管ヒューズの電極が
挟持される。更に当該電極の端面が中央の接触片に当接
される。これによりヒューズクリップは、電極を良好に
保持することができ、更に、接触面積が大きくなり、電
流容量を大きくすくことが可能である。
【0012】請求項2では、3本の接触片は、基部から
上端まで長手方向に沿って略平行に3分割して形成さ
れ、形状がシンプルであり、加工が容易である。請求項
3では、両側の2本の接触片は、対向する内側端面に形
成された凹部によりヒューズの電極を良好に挟持する。
請求項4では、両側の接触片によりヒューズの電極を挟
持した状態で中央の接触片を当該電極の端面に当接させ
て保持し、且つ軸方向のずれを防止する。
上端まで長手方向に沿って略平行に3分割して形成さ
れ、形状がシンプルであり、加工が容易である。請求項
3では、両側の2本の接触片は、対向する内側端面に形
成された凹部によりヒューズの電極を良好に挟持する。
請求項4では、両側の接触片によりヒューズの電極を挟
持した状態で中央の接触片を当該電極の端面に当接させ
て保持し、且つ軸方向のずれを防止する。
【0013】請求項5では、ヒューズクリップは、脚が
基板の孔に挿入された際に基部の下端の支持部が基板の
表面に当接して傾くことが防止される。これにより基板
に垂直に固定される。
基板の孔に挿入された際に基部の下端の支持部が基板の
表面に当接して傾くことが防止される。これにより基板
に垂直に固定される。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1乃至図2に示すようにヒューズクリップ
10は、基部11から上端まで長手方向に沿って平行に
3分割されて接触片12〜14が形成されており、両側
の接触片12、14は、各付け根から一側に略L形に、
中央の接触片13は、付け根から僅かに上方位置で他側
に略L形に夫々折曲されて上方に臨んで延出されてい
る。そして、両側の接触片12、14と中央の接触片1
3の基部11からの奥行き(幅)は、略同じ長さに設定
されている。両側の接触片12、14は、対向する内側
端面の略中央に円弧状をなす凹部12a、14aが形成
されており、これらの凹部12a、14aの上部から各
上端まで僅かにテーパ状をなして拡開されて上方に開口
されている。これらの円弧状の凹部12、14は、使用
するガラス管ヒューズ2(図4)の電極2aの外径と同
径の円の一部をなしている。
詳述する。図1乃至図2に示すようにヒューズクリップ
10は、基部11から上端まで長手方向に沿って平行に
3分割されて接触片12〜14が形成されており、両側
の接触片12、14は、各付け根から一側に略L形に、
中央の接触片13は、付け根から僅かに上方位置で他側
に略L形に夫々折曲されて上方に臨んで延出されてい
る。そして、両側の接触片12、14と中央の接触片1
3の基部11からの奥行き(幅)は、略同じ長さに設定
されている。両側の接触片12、14は、対向する内側
端面の略中央に円弧状をなす凹部12a、14aが形成
されており、これらの凹部12a、14aの上部から各
上端まで僅かにテーパ状をなして拡開されて上方に開口
されている。これらの円弧状の凹部12、14は、使用
するガラス管ヒューズ2(図4)の電極2aの外径と同
径の円の一部をなしている。
【0015】中央の接触片13は、内側(接触片12、
14側)に僅かに傾斜しており、上端が外側に僅かに折
曲されている。両側の接触片12、14と中央の接触片
13との間隔は、ガラス管ヒューズ2(図4)の電極2
aの長さよりも短い、例えば、電極2aの長さの半分程
度とされている。そして、両側の接触片12、14の凹
部12a、14aにより電極2aを挟持し、中央の接触
片13が当該電極2aの端面2a’に当接する。接触片
13のL形に折曲された水平部の上面13aは、両側の
接触片12、14の凹部12a、14aにヒューズの電
極2aが挟持された状態において当該電極の下面に当接
又は、僅かに下方に位置する高さに設定されている。
14側)に僅かに傾斜しており、上端が外側に僅かに折
曲されている。両側の接触片12、14と中央の接触片
13との間隔は、ガラス管ヒューズ2(図4)の電極2
aの長さよりも短い、例えば、電極2aの長さの半分程
度とされている。そして、両側の接触片12、14の凹
部12a、14aにより電極2aを挟持し、中央の接触
片13が当該電極2aの端面2a’に当接する。接触片
13のL形に折曲された水平部の上面13aは、両側の
接触片12、14の凹部12a、14aにヒューズの電
極2aが挟持された状態において当該電極の下面に当接
又は、僅かに下方に位置する高さに設定されている。
【0016】基部11の下端には、両側に脚15、16
が下方に延出して形成されており、各脚15、16の各
下端には夫々抜け止め用の係止部15a、16aが形成
されている。また、基部11の下端には、脚部15、1
6の間に倒れ防止用の支持部17、18が形成されてい
る。これらの支持部17、18は、基部11に対して互
いに反対側に夫々直角に折曲され、各折曲部の内側略中
央には夫々補強用のリブ17a、18aが膨出して形成
されている。これらの支持部17、18の基部11から
の突出長さは、接触片12、13の基部11からの突出
長さと同程度とされている。
が下方に延出して形成されており、各脚15、16の各
下端には夫々抜け止め用の係止部15a、16aが形成
されている。また、基部11の下端には、脚部15、1
6の間に倒れ防止用の支持部17、18が形成されてい
る。これらの支持部17、18は、基部11に対して互
いに反対側に夫々直角に折曲され、各折曲部の内側略中
央には夫々補強用のリブ17a、18aが膨出して形成
されている。これらの支持部17、18の基部11から
の突出長さは、接触片12、13の基部11からの突出
長さと同程度とされている。
【0017】このヒューズクリップ10は、脚15、1
6が係止部15a、16aから更に延出されて2点鎖線
で示すように保持部19に連設されている。かかる形状
のヒューズクリップ10は、導電性及びばね性を有する
板材から打ち抜かれてプレス加工により形成される。ヒ
ューズクリップ10は、形状がシンプルであり、しか
も、打抜方向と接触片12〜14、支持部17、18の
プレス方向が同じ方向であるためにプレススピードを高
くすることが出来る。このヒューズクリップ10は、保
持部19が帯状の台紙20に粘着テープ21により貼着
されてテーピングされた状態で自動挿入機に供給され、
各脚15、16の係止部15a、16aの直ぐ下部から
切断されてプリント基板に挿入される。
6が係止部15a、16aから更に延出されて2点鎖線
で示すように保持部19に連設されている。かかる形状
のヒューズクリップ10は、導電性及びばね性を有する
板材から打ち抜かれてプレス加工により形成される。ヒ
ューズクリップ10は、形状がシンプルであり、しか
も、打抜方向と接触片12〜14、支持部17、18の
プレス方向が同じ方向であるためにプレススピードを高
くすることが出来る。このヒューズクリップ10は、保
持部19が帯状の台紙20に粘着テープ21により貼着
されてテーピングされた状態で自動挿入機に供給され、
各脚15、16の係止部15a、16aの直ぐ下部から
切断されてプリント基板に挿入される。
【0018】以下に作用を説明する。ヒューズクリップ
10は、図4に示すようにプリント基板4の所定箇所に
穿設された孔4a、4aに脚15、16が挿入され、支
持部17、18の下面が基板の表面に当接する。ヒュー
ズクリップ10は、支持部17、18により傾斜するこ
とが防止され当該プリント基板4上に略垂直に保持され
る。そして、このプリント基板4には一対のヒューズク
リップ10、10が、各中央の各接触片13、13が内
方に臨んで対向して取り付けられ、各ヒューズクリップ
10の各脚15、16は、当該プリント基板4の下面に
形成された回路パターンにハンダ付けされて固定され
る。このようにしてヒューズクリップ10、10がプリ
ント基板4に垂直に装着固定される。
10は、図4に示すようにプリント基板4の所定箇所に
穿設された孔4a、4aに脚15、16が挿入され、支
持部17、18の下面が基板の表面に当接する。ヒュー
ズクリップ10は、支持部17、18により傾斜するこ
とが防止され当該プリント基板4上に略垂直に保持され
る。そして、このプリント基板4には一対のヒューズク
リップ10、10が、各中央の各接触片13、13が内
方に臨んで対向して取り付けられ、各ヒューズクリップ
10の各脚15、16は、当該プリント基板4の下面に
形成された回路パターンにハンダ付けされて固定され
る。このようにしてヒューズクリップ10、10がプリ
ント基板4に垂直に装着固定される。
【0019】ガラス管ヒューズ2は、両端の電極2a、
2bがヒューズクリップ10、10の上方から対向する
接触片12と14、12と14との間に差し込まれる。
一側の電極2aは、その外周面により接触片12、14
を左右に、端面2a’により接触片13を外方に夫々僅
かに押し広げながら接触片12、14の凹部12a、1
4aの間に押し込まれる。そして、接触片12、14
は、凹部12a、14aにより電極2aの略中央を弾性
的に挟持し、接触片13は、当該電極2aの端面2a’
に弾性的に当接する。このようにして電極2aがヒュー
ズクリップ10に装着される。他側の電極2bについて
も同様である。
2bがヒューズクリップ10、10の上方から対向する
接触片12と14、12と14との間に差し込まれる。
一側の電極2aは、その外周面により接触片12、14
を左右に、端面2a’により接触片13を外方に夫々僅
かに押し広げながら接触片12、14の凹部12a、1
4aの間に押し込まれる。そして、接触片12、14
は、凹部12a、14aにより電極2aの略中央を弾性
的に挟持し、接触片13は、当該電極2aの端面2a’
に弾性的に当接する。このようにして電極2aがヒュー
ズクリップ10に装着される。他側の電極2bについて
も同様である。
【0020】ガラス管ヒューズ2は、両端の電極2a、
2bの端面2a’、2b’がヒューズクリップ10、1
0の接触片13、13に当接されてこれらの間に挟持さ
れるるために実装時における軸方向へのずれが防止され
ると共に、実装後におけるずれも防止される。また、ガ
ラス管ヒューズ2は、電極2a、2bの端面2a’、2
b’が接触片13、13と面接触するために電流容量を
大きく取ることができ、電極2a、2bの外周面と接触
片12、13の凹部12a、14aとの接触面積がこれ
らの凹部12a、14aの板厚であっても何等問題はな
い。
2bの端面2a’、2b’がヒューズクリップ10、1
0の接触片13、13に当接されてこれらの間に挟持さ
れるるために実装時における軸方向へのずれが防止され
ると共に、実装後におけるずれも防止される。また、ガ
ラス管ヒューズ2は、電極2a、2bの端面2a’、2
b’が接触片13、13と面接触するために電流容量を
大きく取ることができ、電極2a、2bの外周面と接触
片12、13の凹部12a、14aとの接触面積がこれ
らの凹部12a、14aの板厚であっても何等問題はな
い。
【0021】図5は、本発明の他の実施例を示し、ヒュ
ーズクリップ10の基部11の下部から下端まで、且つ
脚15、16の間を、端面視略S字状に膨出させて基部
11の下端の両側に支持部11a、11bを形成したも
のである。ヒューズクリップ10は、脚15、16がプ
リント基板の孔に挿入されて装着された際にS字状に膨
出する支持部11a、11bの下端が当該プリント基板
表面に当接して傾斜することが防止される。これらの支
持部11a、11bの膨出方向は、図3に示す支持部1
7、18の折曲方向と同様に接触片12〜14のプレス
方向と同じであり、特に問題はない。
ーズクリップ10の基部11の下部から下端まで、且つ
脚15、16の間を、端面視略S字状に膨出させて基部
11の下端の両側に支持部11a、11bを形成したも
のである。ヒューズクリップ10は、脚15、16がプ
リント基板の孔に挿入されて装着された際にS字状に膨
出する支持部11a、11bの下端が当該プリント基板
表面に当接して傾斜することが防止される。これらの支
持部11a、11bの膨出方向は、図3に示す支持部1
7、18の折曲方向と同様に接触片12〜14のプレス
方向と同じであり、特に問題はない。
【0022】尚、上記実施例においてヒューズクリップ
10は、両側(外側)の接触片12、14を基部11の
一側に、中央の接触片13を他側に略L形に折曲して形
成したが、両側の接触片12、14と中央の接触片13
の両方を必ずしも折曲する必要はなく、両側の接触片1
2、14、又は中央の接触片13の何れか一方を前記L
形に折曲させればよい。しかしながら、実施例のように
両側の接触片12、14と中央の接触片13の双方を略
同程度の奥行きを持たせて互いに反対側に折曲させるこ
とにより、3本の接触片12〜14の長さを同じにする
ことができ、材料の歩留まりが良くなる。
10は、両側(外側)の接触片12、14を基部11の
一側に、中央の接触片13を他側に略L形に折曲して形
成したが、両側の接触片12、14と中央の接触片13
の両方を必ずしも折曲する必要はなく、両側の接触片1
2、14、又は中央の接触片13の何れか一方を前記L
形に折曲させればよい。しかしながら、実施例のように
両側の接触片12、14と中央の接触片13の双方を略
同程度の奥行きを持たせて互いに反対側に折曲させるこ
とにより、3本の接触片12〜14の長さを同じにする
ことができ、材料の歩留まりが良くなる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、形
状が極めてシンプルとなり、形状の管理が容易であり、
工作が容易となる。また、シンプルな形状であるために
基板への挿入に際して各種の自動挿入機を使用すること
が可能となり、汎用性がある。更に、従来のヒューズク
リップに比べてより小型化が可能となり、高密度の実装
基板に自動挿入する際に隣接する他の電子部品に干渉す
ることが防止出来る。また、材料の歩留まりが向上す
る。
状が極めてシンプルとなり、形状の管理が容易であり、
工作が容易となる。また、シンプルな形状であるために
基板への挿入に際して各種の自動挿入機を使用すること
が可能となり、汎用性がある。更に、従来のヒューズク
リップに比べてより小型化が可能となり、高密度の実装
基板に自動挿入する際に隣接する他の電子部品に干渉す
ることが防止出来る。また、材料の歩留まりが向上す
る。
【0024】請求項2では、3本の接触片は、基部から
上端まで長手方向に沿って略平行に3分割して形成され
ることにより、形状が極めてシンプルとなり、打抜加工
が簡単であり、加工速度の向上が図られる。請求項3で
は、両側の2本の接触片は、対向する内側端面に形成さ
れた凹部によりヒューズの電極を挟持するために、当該
電極を確実に保持することができ、接触不良を防止する
ことが出来る。
上端まで長手方向に沿って略平行に3分割して形成され
ることにより、形状が極めてシンプルとなり、打抜加工
が簡単であり、加工速度の向上が図られる。請求項3で
は、両側の2本の接触片は、対向する内側端面に形成さ
れた凹部によりヒューズの電極を挟持するために、当該
電極を確実に保持することができ、接触不良を防止する
ことが出来る。
【0025】請求項4では、両側の接触片又は中央の接
触片の少なくとも一方が基部の一側に略L形に折曲され
て形成されることにより、打抜の方向とプレスの加工方
向が同じ方向となり、プレス加工が容易であり、プレス
速度の向上が図られて生産性が向上する。また、両側の
接触片により電極を挟持した状態で中央の接触片を当該
電極の端面に当接させることにより、電極との接触面積
が大きくなり、電流容量を大きく取ることが出来ると共
に、電極を良好に保持することが出来る。
触片の少なくとも一方が基部の一側に略L形に折曲され
て形成されることにより、打抜の方向とプレスの加工方
向が同じ方向となり、プレス加工が容易であり、プレス
速度の向上が図られて生産性が向上する。また、両側の
接触片により電極を挟持した状態で中央の接触片を当該
電極の端面に当接させることにより、電極との接触面積
が大きくなり、電流容量を大きく取ることが出来ると共
に、電極を良好に保持することが出来る。
【0026】請求項5では、ヒューズクリップは、脚が
基板の孔に挿入されて装着された際に基部の下端の支持
部が基板の表面に当接して傾くことが防止され、基板に
対して垂直に実装することが出来る。請求項7及び8で
は、支持部は、プレスにより基部に簡単に形成すること
が出来る。
基板の孔に挿入されて装着された際に基部の下端の支持
部が基板の表面に当接して傾くことが防止され、基板に
対して垂直に実装することが出来る。請求項7及び8で
は、支持部は、プレスにより基部に簡単に形成すること
が出来る。
【図1】本発明に係るヒューズクリップの一実施例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の斜視図である。
【図4】図1のヒューズクリップによりプリント基板に
ガラス管ヒューズを実装した状態を示す斜視図である。
ガラス管ヒューズを実装した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明のヒューズクリップの他の実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】従来のヒューズクリップの一例を示す正面図で
ある。
ある。
【図7】図6の側面図である。
【図8】従来のヒューズクリップの他の例を示す斜視図
である。
である。
2 ガラス管ヒューズ 2a、2b 電極 4 プリント基板 10 ヒューズクリップ 11 基部 12〜14 接触片 15、16 脚 11a、11b、17、18 支持部
Claims (7)
- 【請求項1】 基板の孔に挿入されて回路パターンに接
続固定される脚と、ヒューズの電極を保持する保持部と
が導電性を有する板材により一体に形成されたヒューズ
クリップにおいて、 前記保持部は、前記脚が形成される基部に上方に延出す
る3本の接触片が形成され、両側の2本の接触片が前記
電極を挟持し、中央の接触片が前記電極の端面に当接す
ることを特徴とするヒューズクリップ。 - 【請求項2】 前記3本の接触片は、前記基部から上端
まで長手方向に沿って略平行に3分割されて形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載のヒューズクリッ
プ。 - 【請求項3】 前記両側の2本の接触片は、対向する内
側端面にヒューズの電極外周面に当接する凹部が形成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載のヒューズク
リップ。 - 【請求項4】 前記両側の接触片又は中央の接触片の少
なくとも一方が前記基部の一側に略L形に折曲されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のヒューズクリッ
プ。 - 【請求項5】 前記基部の下端には当該基部に対して互
いに反対側に臨んで支持部が形成されていることを特徴
とする請求項1に記載のヒューズクリップ。 - 【請求項6】 前記支持部は、前記基部の下端が略L形
に折曲されて形成されことを特徴とする請求項5に記載
のヒューズクリップ。 - 【請求項7】 前記支持部は、前記基部の下部が下端ま
で膨出して形成されることを特徴とする請求項5に記載
のヒューズクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7008960A JPH08203579A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | ヒューズクリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7008960A JPH08203579A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | ヒューズクリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08203579A true JPH08203579A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11707246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7008960A Pending JPH08203579A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | ヒューズクリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08203579A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009076210A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-09 | Hosiden Corp | 接続装置 |
JP2009146820A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Hosiden Corp | コンタクト及び接続装置 |
JP2010027630A (ja) * | 2006-06-30 | 2010-02-04 | Sharp Corp | 放電管、照明装置、表示装置及びテレビ受信装置 |
JP4922298B2 (ja) * | 2006-06-30 | 2012-04-25 | シャープ株式会社 | 放電管、口金、照明装置、表示装置及びテレビ受信装置 |
KR20190026021A (ko) * | 2016-07-15 | 2019-03-12 | 브로제 파르초이크타일레 게엠베하 운트 코. 콤만디트게젤샤프트 뷔르츠부르크 | 온도 퓨즈를 갖는 전자 어셈블리 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP7008960A patent/JPH08203579A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4950992B2 (ja) * | 2006-06-30 | 2012-06-13 | シャープ株式会社 | 放電管、口金、照明装置、表示装置及びテレビ受信装置 |
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KR20200102546A (ko) * | 2016-07-15 | 2020-08-31 | 브로제 파르초이크타일레 에스에 운트 코. 콤만디트게젤샤프트, 뷔르츠부르크 | 온도 퓨즈를 갖는 전자 어셈블리 |
US10784067B2 (en) | 2016-07-15 | 2020-09-22 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Wuerzburg | Electronic assembly with thermal fuse, an electric motor and a drive of a motor vehicle |
US11393650B2 (en) | 2016-07-15 | 2022-07-19 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Wuerzburg | Electronic assembly with thermal fuse, an electric motor and a drive of a motor vehicle |
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