JPH08200124A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

内燃機関の燃料供給装置

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JPH08200124A
JPH08200124A JP7010937A JP1093795A JPH08200124A JP H08200124 A JPH08200124 A JP H08200124A JP 7010937 A JP7010937 A JP 7010937A JP 1093795 A JP1093795 A JP 1093795A JP H08200124 A JPH08200124 A JP H08200124A
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fuel pressure
pressure
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injector
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正夫 米川
Kazuji Minagawa
一二 皆川
Kiyotoshi Oi
清利 大井
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2250/00Engine control related to specific problems or objectives
    • F02D2250/02Fuel evaporation in fuel rails, e.g. in common rails
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃圧変動による燃料噴射量のずれを抑える。 【構成】 エンジン負荷信号を読み込み(ステップ10
1)、差圧センサで実燃圧Pf を測定し(ステップ10
2)、実燃圧Pf をなまし処理する(ステップ10
3)。この際、なましの程度の異なる2種類の燃圧なま
し値Pfs,Pftを求め、Pfsを燃圧制御に用い、Pftを
噴射パルスの補正に用いる。次に、エンジン負荷に応じ
て燃料ポンプフィードバック制御の補正値Vfpciを求め
(ステップ104)、Pfsを目標燃圧Po と比較し(ス
テップ105)、Pfs=Po の場合は燃料ポンプ印加電
圧を前回の演算値のまま維持し(ステップ108)、P
fs<Poの時は前回の演算値Vfp(i-1) に補正値Vfpci
を加算し(ステップ107)、Pfs>Poの時は前回の
演算値Vfp(i-1) から補正値Vfpciを差し引く。(ステ
ップ106)。また、燃圧なまし値Pftに応じて噴射パ
ルスを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料ポンプからインジ
ェクタに圧送する燃料の圧力(燃圧)を調整する機構を
改善した内燃機関の燃料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば特開平6−50230号公
報や米国特許5044344号公報に示すように、燃料
タンク内の燃料をインジェクタに圧送する燃料ポンプを
可変速モータで駆動し、燃料ポンプ直後の燃料配管に取
り付けた燃圧センサで検出した燃圧を目標燃圧に一致さ
せるように、燃料ポンプの可変速モータへの印加電圧を
フィードバック制御するようにしたものがある。
【0003】このような燃料供給システムでは、図5に
示すように、インジェクタに噴射パルスを印加して燃料
を噴射する際に、燃圧が一時的に低下する燃圧変動が発
生する。このような燃料噴射時の燃圧変動は、インジェ
クタ側に送られた燃料の一部を燃料タンクへ戻すリター
ン配管が省略されたリターンレス構成のシステムに顕著
に発生する。
【0004】上記従来構成では、燃料噴射時に燃圧低下
を燃圧センサで検出すると、その燃圧低下幅に応じて燃
料ポンプの可変速モータへの印加電圧を上昇させるよう
に制御されるが、燃料噴射時の燃圧低下は瞬間的なもの
であるため、燃圧が復帰したときに燃圧が上昇し過ぎる
オーバーシュートが発生してしまい、燃圧が不安定にな
ってしまう。このように、燃圧が不安定になると、イン
ジェクタから噴射する実際の燃料噴射量が演算値からず
れてしまい、空燃比のずれの原因になってしまう。
【0005】更に、上記従来構成では、燃圧センサが燃
料ポンプ直後に取り付けられ、インジェクタから離れた
位置に配置されているため、燃圧センサからインジェク
タまでの燃料配管の圧損が無視できなくなり、燃圧セン
サで測定する燃圧が実際に必要とするインジェクタでの
燃圧からずれてしまう。しかも、燃料配管中には燃料フ
ィルタを挿入することが多いが、上記従来構成では、燃
圧センサの下流側に燃料フィルタが位置するため、燃圧
センサの下流側の圧損が燃料フィルタにより更に大きく
なってしまい、燃圧センサの測定燃圧が燃料フィルタに
よる圧損の影響を大きく受けてしまう。特に、燃料フィ
ルタは、図6に示すように燃料流量によって圧損が変化
したり、ダスト等によるフィルタの目詰りが経時的に増
加することで圧損の経時的変化も大きいため、燃圧セン
サの下流側に燃料フィルタが位置すると、実際に必要と
するインジェクタでの燃圧を正しく測定することは困難
である。
【0006】そこで、特開平6−173805号公報に
示すように、燃料フィルタの下流側に燃圧センサを配置
すると共に、燃料配管の途中に容量の大きな蓄圧器を介
在させ、この蓄圧器によって燃圧変動を吸収するように
したものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蓄圧器
を設けても、燃圧の変動幅が小さくなるだけで、燃圧変
動そのものは残るため、燃料噴射量のずれによる空燃比
のずれの問題も残る。しかも、蓄圧器を設ければ、コス
トアップするだけでなく、蓄圧器はかなりの容積を必要
とするため、空きスペースの少ないエンジンルーム内に
大容積の蓄圧器を配置することは容易ではないという問
題もある。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、低コスト化・省スペ
ース化の要求を満たしつつ燃圧変動による燃料噴射量の
ずれを効果的に抑えることができる内燃機関の燃料供給
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の内燃機関の燃料供給装置は、燃
料タンク内の燃料を燃料ポンプによりインジェクタに圧
送し、このインジェクタから内燃機関に燃料を噴射する
ものにおいて、前記燃料ポンプの吐出圧力を可変制御す
る可変速駆動手段と、前記燃料ポンプから前記インジェ
クタへ燃料を送る燃料配管中において燃料フィルタの下
流側に設けられた燃圧検出手段と、この燃圧検出手段に
より検出した燃圧に応じて前記インジェクタに印加する
噴射パルスを補正する噴射パルス補正手段と、前記燃圧
検出手段の検出値に基づいて燃圧を目標燃圧に一致させ
るように前記可変速駆動手段をフィードバック制御する
燃圧制御手段を備え、前記燃圧制御手段は、前記内燃機
関の負荷に応じて前記可変速駆動手段のフィードバック
補正値を変更する手段を含んだ構成となっている。
【0010】この構成において、請求項2のように、前
記燃圧制御手段及び前記噴射パルス補正手段は、前記燃
圧検出手段により検出した燃圧データをなまし処理して
使用することが好ましい。
【0011】更に、請求項3のように、前記燃圧検出手
段により検出した燃圧データをなまし処理する際に、前
記可変速駆動手段の制御に用いる燃圧データのなまし値
と、前記噴射パルスの補正に用いる燃圧データのなまし
値との間でなましの程度を変更するようにしても良い。
また、請求項4のように、前記燃料配管は、前記インジ
ェクタに燃料を分配するデリバリパイプで終端になるリ
ターンレス構成としても良い。
【0012】
【作用】請求項1の構成によれば、燃圧検出手段は、燃
料フィルタの下流側に設けられているので、燃料フィル
タによる圧損の影響を受けずに燃圧を精度良く検出する
ことができる。また、燃圧制御手段は、燃圧検出手段の
検出値に基づいて燃圧を目標燃圧に一致させるように燃
料ポンプの可変速駆動手段をフィードバック制御し、例
えば、燃圧が目標燃圧より低いときには燃圧(燃料ポン
プの吐出圧)を上げるように制御し、燃圧が目標燃圧よ
り高いときには燃圧を下げるように制御する。この際、
内燃機関(以下「エンジン」という)の負荷に応じてフ
ィードバック補正値を変更し、例えば、エンジン負荷が
大きいときにはフィードバック補正値を大きくし、エン
ジン負荷が小さいときにはフィードバック補正値を小さ
くする。つまり、エンジン負荷が大きくなるに従って燃
料噴射による燃圧の落ち込みが大きくなる傾向があるた
め、エンジン負荷に応じてフィードバック補正値を変更
することで、燃圧制御の応答性を向上させ、燃圧を安定
化させる。更に、燃圧検出手段により検出した燃圧に応
じてインジェクタに印加する噴射パルスを噴射パルス補
正手段により補正する。この際、燃圧が下がれば、それ
に応じて噴射パルスのパルス幅(噴射時間)を増加させ
るように補正し、燃圧が上がれば、それに応じて噴射パ
ルスのパルス幅(噴射時間)を減少させるように補正す
る。この補正により、燃料噴射量が燃圧変動の影響を受
けずに済み、燃圧変動による燃料噴射量のずれ(空燃比
のずれ)を無くすことができる。
【0013】また、請求項2では、燃料ポンプの可変速
駆動手段の制御や噴射パルスの補正を行う際に、燃圧検
出手段により検出した燃圧データをなまし処理して使用
する。これにより、上述した制御・補正に使用する燃圧
データから、燃料噴射時の高周波的な燃圧変動の影響が
取り除かれ、制御特性・補正特性が安定する。
【0014】更に、請求項3では、燃圧検出手段により
検出した燃圧データをなまし処理する際に、燃料ポンプ
の可変速駆動手段の制御に用いる燃圧データのなまし値
と、噴射パルスの補正に用いる燃圧データのなまし値と
の間でなましの程度を変更する。つまり、燃料ポンプの
可変速駆動手段の制御に用いる燃圧データは、制御不安
定を防止するためにある程度大きくなまし処理する必要
があるのに対し、噴射パルスの補正は、必要な燃料噴射
量を確保するために燃圧変動に迅速に追従させる必要が
あり、燃圧変動への追従性を良くするには燃圧データの
なましの程度を小さくする必要がある。従って、上記2
つの場合で燃圧データのなましの程度を変更すれば、そ
れぞれの場合の制御特性に合ったなまし処理となる。
【0015】また、請求項4では、燃料配管は、インジ
ェクタに燃料を分配するデリバリパイプで終端になるリ
ターンレス構成となっており、デリバリパイプから燃料
の一部を燃料タンク内に戻すリターン配管が不要であ
る。このため、燃料配管構成が極めて簡単であり、低コ
スト化・省スペース化の要求が満たされる。このような
リターンレス構成でも、上述した燃料ポンプの可変速駆
動手段のフィードバック制御と噴射パルスの補正とによ
って、燃圧変動による燃料噴射量のずれを無くすことが
できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。まず、図1に基づいてシステム全体の
概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11には
吸気弁12,排気弁13,点火プラグ14が設けられ、
吸気管15と排気管16が接続されている。吸気管15
の上流側にはエアクリーナ17が設けられ、このエアク
リーナ17を通過した空気の流量がエアフロメータ18
によって検出される。また、吸気管15におけるエアフ
ロメータ18の下流側にはスロットルバルブ19とイン
ジェクタ20が設けられている。
【0017】一方、燃料を貯留する燃料タンク21内に
は、燃料をインジェクタ20に圧送する燃料ポンプ22
が設けられ、この燃料ポンプ22の吸込み口側にフィル
タ23が設けられている。この燃料ポンプ22の吐出口
とインジェクタ20との間は燃料配管24によって接続
されいる。この燃料配管24の途中には燃料フィルタ2
5が介在され、この燃料配管24における燃料フィルタ
25の下流側には、燃料配管24内の燃圧と吸気管圧力
との差圧(燃圧)を検出する差圧センサ28(燃圧検出
手段)がインジェクタ20の近くに設けられている。上
記燃料配管24は、燃料タンク21に始まり、インジェ
クタ20に燃料を分配するデリバリパイプ(図示せず)
で終わるリターンレス構成となっている。また、燃料ポ
ンプ22は、可変速駆動手段である直流モータ26によ
り駆動され、このモータ26への印加電圧をDC−DC
コンバータ27により可変することで、燃料ポンプ22
の回転速度を制御して吐出圧力を制御できるようになっ
ている。
【0018】また、燃料タンク21から発生する燃料蒸
発ガスを通路30を通してチャーコール式のキャニスタ
装置31に導入して吸着し、このキャニスタ装置31の
排出側通路32に設けた燃料蒸発ガス放出バルブ33を
エンジン11の運転状態に応じて制御することで、キャ
ニスタ装置31から燃料蒸発ガスを吸気管15に放出
(パージ)するようになっている。
【0019】一方、制御回路34は、マイクロコンピュ
ータを主体として構成され、CPU35,ROM36,
RAM37,入出力インターフェース38,39を備
え、エンジン冷却水の水温を検出する水温センサ40,
エンジン11の各気筒のクランク角を検出する回転セン
サ41,吸気温を検出する吸気温センサ42,エアフロ
メータ18,差圧センサ28等の各種センサから出力さ
れる情報を読み込み、インジェクタ20,燃料ポンプ2
2のモータ26,燃料蒸発ガス放出バルブ33を制御す
る。
【0020】例えば、差圧センサ28で検出された燃圧
が後述する目標燃圧以下になると、制御回路34は、燃
料ポンプ22の吐出流量を増大させるように、DC−D
Cコンバータ27を出力電圧(モータ26への印加電
圧)を高くする方向に制御する。逆に、差圧センサ28
で検出された燃料圧力が目標燃圧以上になると、制御回
路34は、燃料ポンプ22の吐出流量を減少させるよう
に、DC−DCコンバータ27を出力電圧を下げる方向
に制御する。
【0021】このような燃圧制御は、図2に示す燃圧制
御ルーチンによって実行される。この燃圧制御ルーチン
は、特許請求の範囲でいう燃圧制御手段としての役割を
果たし、所定時間ごとに繰り返し実行される。処理が開
始されると、まず、ステップ101で、エンジン負荷信
号を読み込む。この実施例では、エンジン負荷信号とし
て、回転センサ41で検出したエンジン回転速度Nとエ
アフロメータ18で検出した吸入空気量Qを読み込む
が、この他に、吸気管圧力やスロットル開度を使用して
も良い。この後、ステップ102で、差圧センサ28に
より実燃圧Pf を測定し、続くステップ103でこの実
燃圧Pf をなまし処理する。これにより、燃料噴射時の
高周波的な燃圧変動の影響を取り除く。ここでは、実燃
圧Pf のなまし処理を使用目的に応じて変更し、2種類
の燃圧なまし値Pfs,Pftを求める。一方のなまし値P
fsは、燃料ポンプ22のモータ26の印加電圧(以下
「F/P印加電圧」という)の制御に使用し、他方のな
まし値Pftは、後述する図3の噴射パルス演算ル−チン
のステップ205で噴射パルスを補正するのに使用す
る。なまし処理は、例えば次式により行う。
【0022】Pfs={k1 ×Pfs(i-1) +(256−k
1 )×Pf }÷256 Pft={k2 ×Pft(i-1) +(256−k2 )×Pf }
÷256 ここで、k1 ,k2 は定数であり、(i-1) は前回の本ル
ーチンの処理で求めた値を示す。この実施例では、k1
≧k2 と設定することで、燃圧制御に用いる燃圧データ
Pfsのなましの程度を、噴射パルスの補正に用いる燃圧
データPftのなましの程度と同じかそれより大きくす
る。これは制御不安定を防止するために、F/P印加電
圧制御用の燃圧データPfsはある程度大きくなまし処理
する必要があるのに対し、噴射パルスの補正は、必要な
燃料噴射量を確保するために燃圧変動に迅速に追従させ
る必要があり、燃圧変動への追従性を良くするには燃圧
データPftのなましの程度を小さくする必要があるため
である。
【0023】以上のようにして実燃圧Pf をなまし処理
した後、ステップ104に進み、エンジン負荷に応じて
燃圧フィードバック制御の補正値Vfpciを求める。この
補正値Vfpciは、例えば第4図に示すような三次元マッ
プにて求める。一般に、エンジン回転速度Nが高くなる
ほど、また、エンジン負荷Q/Nが大きいほど、補正値
Vfpciは大きくなる。これは高回転・高負荷状態では、
低回転・低負荷状態と比較して、同じ噴射パルスの変化
が発生した場合に、噴射量変化が大きく、燃圧が急激に
落ち込むため、補正値Vfpciを大きくしておく必要があ
るためである。
【0024】次いで、ステップ105で、燃圧なまし値
Ppsを目標燃圧Po と比較し、その大小に応じてステッ
プ106又は107又は108に進む。ここで目標燃圧
Poはあらかじめシステムによって決められた値である
が、燃料温度やエンジン負荷によって変化するような設
定にしても良い。このステップ105で燃圧なまし値P
fsが目標燃圧Po と一致する場合(Pfs=Po )には、
燃圧を補正する必要がないので、ステップ108に進
み、F/P印加電圧を前回の演算値のまま維持して、本
ルーチンを終了する。これに対し、ステップ105で燃
圧なまし値Pfsが目標燃圧Po より低いと判定された場
合(Pfs<Po)には、燃圧を上げる必要があるため、
ステップ107に進み、前回のF/P印加電圧演算値V
fp(i-1) に補正値Vfpciを加算してF/P印加電圧Vfp
を上げて本ルーチンを終了する。また、ステップ105
で、燃圧なまし値Pfsが目標燃圧Po より高いと判定さ
れた場合(Pfs>Po)には、燃圧を下げる必要がある
ため、ステップ106に進み、前回のF/P印加電圧演
算値Vfp(i-1) から補正値Vfpciを引き算してF/P印
加電圧Vfpを低下させて本ルーチンを終了する。
【0025】次に、インジェクタ20に印加する噴射パ
ルス幅を演算する噴射パルス演算ルーチンを図3に基づ
いて説明する。本ルーチンは、回転センサ41から出力
されるエンジン回転速度信号に同期して、繰り返し実行
される。処理が開始されると、まず、ステップ201
で、エアフロメータ18で求めた吸入空気量と回転セン
サ41で求めたエンジン回転速度とに基づいて基本噴射
パルスtp (基本噴射時間)を演算する。尚、基本噴射
パルスtp は吸気管圧力と回転速度又はスロットル開度
と回転速度で求めても良い。この後、ステップ202
で、基本噴射パルスtp を補正する各種補正値を演算す
る。これらの補正値は、例えば水温センサ40の出力に
応じた暖機補正値、加減速運転時の補正値、理論空燃比
へのフィードバック補正値等であり、続くステップ20
3で、上記各種補正値の合計ftotalを演算する。
【0026】この後、ステップ204で、基本噴射パル
スtp と各種補正値の合計ftotalとから要求噴射パル
スte を次式により演算する。 te =tp ×ftotal 次に、ステップ205で、前述した燃圧制御ルーチンの
ステップ103で求めた燃圧なまし値Pftに応じて要求
噴射パルスte を補正する。これは、要求噴射パルスt
e は、燃圧が目標燃圧となっているときを基準に求めた
値であり、実燃圧Pf に応じて修正する必要があるから
である。修正噴射パルスtpfは以下の式で求められる。 tpf=(Pft/Po )1/2 ×te このステップ205の処理は、特許請求の範囲でいう噴
射パルス補正手段として機能する。
【0027】上式により修正噴射パルスtpfを算出した
後、ステップ206に進んで、無効噴射パルスtv を求
める。この無効噴射パルスtv はバッテリ電圧と燃圧な
まし値Pftに応じて2次元マップより求められる。次い
で、ステップ207で最終噴射パルスti を次式により
算出する。 ti =tpf+tv (tpf:修正噴射パルス,tv :無効噴射パルス) 続くステップ208で、最終噴射パルスti に応じて制
御回路34からインジェクタ20に噴射パルスを出力し
て、本ルーチンを終了する。
【0028】以上説明した第1実施例によれば、燃圧を
検出する差圧センサ28を、燃料フィルタ25の下流側
に設けているので、燃料フィルタ25による圧損の影響
を受けずに燃圧を精度良く検出することができる。しか
も、エンジン負荷が大きくなるに従って燃料噴射による
燃圧の落ち込みが大きくなる点に着目し、エンジン負荷
に応じて燃圧に基づくF/P印加電圧のフィードバック
補正値を変更するようにしたので、燃圧制御の応答性を
向上させることができて、燃圧を安定させることができ
る。更に、差圧センサ28により検出した燃圧に応じて
噴射パルスを補正するようにしたので、燃料噴射量が燃
圧変動の影響を受けずに済み、燃圧変動による燃料噴射
量のずれ(空燃比のずれ)を無くすことができる。
【0029】しかも、F/P印加電圧の制御や噴射パル
スの補正を行う際に、差圧センサ28により検出した燃
圧データをなまし処理して使用するようにしたので、上
述した制御・補正に使用する燃圧データから、燃料噴射
時の高周波的な燃圧変動の影響を取り除くことができ
て、制御特性・補正特性を安定させることができる。
【0030】更に、差圧センサ28により検出した燃圧
データをなまし処理する際に、F/P印加電圧の制御に
用いる燃圧データのなましの程度を、噴射パルスの補正
に用いる燃圧データのなましの程度よりも大きくするよ
うにしたので、F/P印加電圧の制御安定性を向上させ
ながら、燃圧変動に対する噴射パルスの補正の追従性を
良くすることができる。
【0031】また、燃料配管24がデリバリパイプで終
端になるリターンレス構成で、デリバリパイプから燃料
の一部を燃料タンク21内に戻すリターン配管が不要で
あるため、燃料配管24の構成が極めて簡単であり、低
コスト化・省スペース化の要求を満たすことができる。
このようなリターンレス構成でも、上述したF/P印加
電圧のフィードバック制御と噴射パルスの補正とによっ
て、燃圧変動による燃料噴射量のずれを無くすことがで
きる。
【0032】尚、上記第1実施例では、燃圧検出手段と
して差圧センサ28を使用しているが、図7に示す本発
明の第2実施例のように、燃圧の絶対圧を測定する燃圧
センサ50と、吸気管圧力を測定する吸気管圧力センサ
51を設けて、それらの圧力から差圧(燃圧)を求める
ようにしても良い。
【0033】また、図8に示す本発明の第3実施例のよ
うに、燃圧の絶対圧を測定する燃圧センサ50のみを設
け(つまり吸気管圧力センサ51を省略し)、吸気管圧
力を他の情報から推定してその圧力差から差圧(燃圧)
を求めるようにしても良い。この場合、吸気管圧力の推
定は、例えば図9に示すようにエアフロメータ18で求
めた吸入空気量と回転センサ41により求めたエンジン
回転速度とから2次元マップを使用して算出する。或
は、吸入空気量の代わりに、基本噴射パルスtpやスロ
ットル開度を使用しても良い。
【0034】また、前記第1実施例では、燃圧フィード
バック制御の補正値Vfpciをエンジン負荷Q/Nとエン
ジン回転数Nに応じて第4図に示す三次元マップにて求
めるようにしたが、エンジン負荷に応じて燃料噴射量が
変化するという関係があるため、エンジン負荷のデータ
として燃料噴射量を用い、燃料噴射量(=te ×N)の
変化に応じて補正値Vfpciを求めるようにしても良い。
この場合、図10に示すように、燃料噴射量(=te ×
N)の変化量が大きいほど、補正値Vfpciを大きく設定
すれば良い。
【0035】また、上記各実施例では、燃料ポンプ22
のモータ26への印加電圧(F/P印加電圧)をDC−
DCコンバータ27により調整して燃圧を制御するよう
にしたが、モータ26に通電するデューティ比(通電
率)を制御して平均電圧を変化させるPWM制御方式に
より燃料ポンプ22の吐出圧力(燃料圧力)を制御する
ようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、燃圧検出手段を燃料フィル
タの下流側に設けたので、燃料フィルタによる圧損の影
響を受けずに燃圧を精度良く検出することができる。し
かも、エンジン負荷に応じて燃料ポンプの可変速駆動手
段のフィードバック補正値を変更するので、燃圧制御の
応答性を向上させて、燃圧を安定させることができる。
更に、燃圧検出手段により検出した燃圧に応じて噴射パ
ルスを補正するので、燃料噴射量が燃圧変動の影響を受
けずに済み、燃圧変動による燃料噴射量のずれ(空燃比
のずれ)を無くすことができる。
【0037】また、請求項2では、燃料ポンプの可変速
駆動手段の制御や噴射パルスの補正を行う際に、燃圧検
出手段により検出した燃圧データをなまし処理して使用
するので、制御・補正に使用する燃圧データから、燃料
噴射時の高周波的な燃圧変動の影響を取り除くことがで
きる。
【0038】更に、請求項3では、燃圧データをなまし
処理する際に、燃料ポンプの可変速駆動手段の制御に用
いる燃圧データのなましの程度と、噴射パルスの補正に
用いる燃圧データのなましの程度とを異ならせるように
したので、使用目的に応じたなまし処理を行うことがで
きて、燃圧制御の安定性を向上させながら、燃圧変動に
対する噴射パルスの補正の追従性を良くすることができ
る。
【0039】また、実施例4では、燃料配管がデリバリ
パイプで終端になるリターンレス構成であるため、燃料
配管の構成が極めて簡単であり、低コスト化・省スペー
ス化の要求を満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるシステム全体の概
略構成を示すブロック図
【図2】燃圧制御ルーチンの処理の流れを示すフローチ
ャート
【図3】噴射パルス演算ルーチンの処理の流れを示すフ
ローチャート
【図4】燃圧フィードバック制御の補正値Vfpciをエン
ジン負荷Q/Nとエンジン回転数Nとに基づいて求める
三次元マップを示す図
【図5】燃料噴射による燃圧変動の様子を示すタイムチ
ャート
【図6】燃料フィルタによる圧損特性を示す図
【図7】本発明の第2実施例におけるシステム全体の概
略構成を示すブロック図
【図8】本発明の第3実施例におけるシステム全体の概
略構成を示すブロック図
【図9】吸入空気量とエンジン回転速度から吸気管圧力
を求める二次元マップを示す図
【図10】燃料噴射量の変化に応じて補正値Vfpciを求
める一次元マップを示す図
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、18…エアフロメータ、
19…スロットルバルブ、20…インジェクタ、21…
燃料タンク、22…燃料ポンプ、24…燃料配管、25
…燃料フィルタ、26…モータ(可変速駆動手段)、2
7…DC−DCコンバータ、28…差圧センサ(燃圧検
出手段)、34…制御回路(燃圧制御手段,噴射パルス
補正手段)、41…回転センサ、50…燃圧センサ(燃
圧検出手段)、51…吸気管圧力センサ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内の燃料を燃料ポンプにより
    インジェクタに圧送し、このインジェクタから内燃機関
    に燃料を噴射する内燃機関の燃料供給装置において、 前記燃料ポンプの吐出圧力を可変制御する可変速駆動手
    段と、 前記燃料ポンプから前記インジェクタへ燃料を送る燃料
    配管中において燃料フィルタの下流側に設けられた燃圧
    検出手段と、 この燃圧検出手段により検出した燃圧に応じて前記イン
    ジェクタに印加する噴射パルスを補正する噴射パルス補
    正手段と、 前記燃圧検出手段の検出値に基づいて燃圧を目標燃圧に
    一致させるように前記可変速駆動手段をフィードバック
    制御する燃圧制御手段を備え、 前記燃圧制御手段は、前記内燃機関の負荷に応じて前記
    可変速駆動手段のフィードバック補正値を変更する手段
    を含むことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記燃圧制御手段及び前記噴射パルス補
    正手段は、前記燃圧検出手段により検出した燃圧データ
    をなまし処理して使用することを特徴とする請求項1に
    記載の内燃機関の燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記燃圧検出手段により検出した燃圧デ
    ータをなまし処理する際に、前記可変速駆動手段の制御
    に用いる燃圧データのなまし値と、前記噴射パルスの補
    正に用いる燃圧データのなまし値との間でなましの程度
    を変更することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関
    の燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 前記燃料配管は、前記インジェクタに燃
    料を分配するデリバリパイプで終端になるリターンレス
    構成となっていることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の内燃機関の燃料供給装置。
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