JPH08187566A - 加圧成形方法および加圧成形機 - Google Patents

加圧成形方法および加圧成形機

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JPH08187566A
JPH08187566A JP6330017A JP33001794A JPH08187566A JP H08187566 A JPH08187566 A JP H08187566A JP 6330017 A JP6330017 A JP 6330017A JP 33001794 A JP33001794 A JP 33001794A JP H08187566 A JPH08187566 A JP H08187566A
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sleeve
induction coil
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良一 柴田
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    • Y10S164/90Rheo-casting

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形される材料の温度低下が少なく、薄くて
長い製品(薄肉長尺製品)の製造も可能であって鋳込ス
リーブの機械的精度を保つことができ、かつ得られる製
品の特性を良好に保持するための諸条件、特には誘導コ
イルに通電される交流電流の周波数設定の自由度が高い
加圧成形方法および加圧成形機を提供する。 【構成】 鋳込スリーブの周方向に不連続な導電体9を
介して誘導コイル7から内部の材料(成形される材料)
1へ誘導電流を生じせしめて材料を加熱する方法で給湯
した場合鋳込スリーブ部の半溶融体1は底部を除き溶湯
と鋳込スリーブの接触はなく、誘導加熱と冷却ガスによ
り590℃±5℃に制御し誘導撹拌を行った後加圧成形
を実施した材料の機械的性質を通常の再加熱法(従来
法)と比較すると引張強さ、耐力および伸び共に本発明
の方法で鋳造した成形品が優れた特性を得ることが出来
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、高品位の成形部材を得
るための加圧成形方法および加圧成形機に関する。
【従来の技術】加圧成形技術に一般に使用されている横
型の加圧成形機(ダイカストマシン)の要部断面を図3
8,39に示す。この場合、成形される材料である金属
溶湯31は鋳込スリーブ30の内部に注湯口より給湯さ
れる。一般的には、ラドル37から鋳込スリーブ30内
に注湯された金属溶湯31は、プランジャチップ33に
より初期の段階では低速射出され、後半における高速射
出を経て金型34と金型35の型締めにより形成される
キャビティ36内に向け注入される。また、図39に示
す縦型加圧成形機においては、金属溶湯31をカップ3
8に注湯したあと、型締めを行ない射出を行うが、射出
のやり方は前述の横型加圧成形機の場合と同様に行われ
る。なお図39において、図38に示した構成要素と同
一のものには図38で付した符号を付し、その説明は省
略する。給湯はラドルと呼ばれる保持容器に保持炉の溶
湯をくみ取り、注湯口より鋳込スリーブに移されるが、
この際に鋳込スリーブは機械精度を保つためおよび酸化
防止のため通常低い温度に保たれるため溶湯の一部が凝
固する。この凝固片が金属溶湯と共にキャビティ内に供
給されると鋳造欠陥を生じ機械的性質が低下することが
ある。また、図38,39に示すような金属製、例えば
ステンレス製の一重の一体の鋳込スリーブは、熱伝導度
が高いため、鋳込まれた金属溶湯の保有熱を急速に奪
い、金属溶湯の粘性が高くなって流動性を減じ、プラン
ジャーによる射出圧入が困難になり易い。ところで、従
来、加圧成形機により加圧成形を行うにあたり半溶融状
態の金属または複合材料を激しく撹拌してデンドライト
を破壊して半溶融状態での動粘性を低下させてスラリー
状態としてそのスラリーを連続的に製造し、鋳造装置に
導入して鋳造するレオキャスティング、コンポキャステ
ィングなどの方法やスラリーを一旦凝固させそれを半溶
融状態に再加熱して鋳造機に導入するチクソキャスティ
ングなどの技術が知られている。この場合には通常スラ
リー状態の材料が鋳造装置の加圧機構の通路にあたる鋳
込スリーブに移されるが、この際に鋳込スリーブは前述
したように機械精度を保つためおよび酸化防止のため通
常低い温度に保たれるため温度が低下し粘性が高くなっ
て流動性を減ずる。このため薄肉で移動距離の長い部材
では不回りや湯境などが発生し、適用が困難であった。
特にこれらの従来技術においては特公平2−51703
号公報に示されているように材料の表面層にデンドライ
ト組織が残存する場合があり、当該技術では表面部は実
質的に製品部に入らぬよう工夫がされている。また、特
開平3−221253号公報、特開平3−13260号
公報では材料表面が予備加熱時に酸化するため材料の表
面が製品部に入らぬ工夫がなされている。しかし、これ
らの方法を適用しても必ずしも全ての製品や装置におい
て良い結果が得られるわけではない。また、金型や鋳造
方案に特別な工夫が必要となる。すなわち通常の鋳造材
料を成形素材とする場合には材料中にデンドライト状の
組織が存在し、液相の存在する範囲においても液相率が
低い範囲では材料の流動性は低い状態にある。また、鋳
造時に激しい撹拌を受けた素材の場合においても、前述
の如く表面部にはデンドライトが発生する場合が多く、
このため流動性を阻害することがある。このため製造方
案に特別の手法が講じられている。以上の問題を解決す
るために、特公昭54−43976号公報においては、
鋳込スリーブをセラミックス等の耐熱材料より形成した
加圧成形機の開示がある。即ち、図40に示すように、
鋳込スリーブの内筒部をセラミックスまたはサーメット
等の耐熱材料により形成し、この鋳込スリーブの外筒部
を鉄鋼、鋳鉄、鋳鋼またはタングステン基やモリブデン
基の如き超耐熱合金などよりなる補強部材で焼き嵌めあ
るいは鋳ぐるみして圧縮応力を作用させることにより、
鋳込スリーブの機械的強度を上昇しようとするものであ
る。この加圧成形機では、補強部材の外周の一部もしく
は全部を水または空気などで強制的に冷却して鋳込スリ
ーブに対する圧縮応力を永続的に維持させる冷却手段を
設けている。かかる技術を図40に基づき詳述すると、
キャビティ44は金型(可動型)41と金型(固定型)
42との合接によって形成される。ダイカストマシンの
本体(ダイプレート)43に固定された金型(固定型)
42には、製品キャビティ44に連通する鋳込スリーブ
45が固定されている。この鋳込スリーブ45は、耐熱
性、耐食性、耐摩耗性などに優れかつ溶融金属にぬれに
くく、熱伝導度の小さいセラミックスまたはサーメット
の耐熱材料を素材として形成されている。前記鋳込スリ
ーブ45には鋳込むべき金属溶湯を鋳込スリーブ45内
に供給する注湯口46を形成し、プランジャー47が鋳
込スリーブ45内に摺動可能に配設している。このよう
な構成において、注湯口46より注入された金属溶湯
は、鋳込スリーブ45内で一旦溜められ、次いで速やか
にプランジャー47が前進してキャビティ44内に加圧
充填され、キャビティ44内に充填された金属溶湯は凝
固するまでプランジャー47により加圧される。そし
て、金属溶湯が凝固したのち金型(可動型)41が後退
し、プランジャー47も後退すると成形品が得られると
いうものである。さらに特公平6−83888号には、
電磁誘導の法則を利用して射出スリーブ内における溶湯
の断熱を図ることにより、ガス欠陥や組成の成分比率の
変化等を生じさせることなくスリーブ内における湯温の
低下による初期凝固層の発生や湯回りの不良等を防止す
ることを目的として、電磁誘導により射出スリーブ壁面
及びプランジャチップ端面に対して溶湯を非接触状態で
保持させる高周波電流を印加する電源手段が結続された
加圧鋳造装置が開示されている。この加圧鋳造装置は、
図41に示すようにプランジャチップ50を射出スリー
ブ51内の下方に位置させた状態で、湯通路52内に溶
湯を注入すると共に、スリーブ51の壁面部53及びプ
ランジャチップ50内にそれぞれ設けられた発振コイル
54・・・54、55・・・55に電源装置から例えば
1000Hzの高周波電流を供給すると、スリーブ51内
に保持された溶湯が導電性であるため電磁誘導作用によ
って溶湯とスリーブ51の壁面部53との間に反発力が
生じ、かかる反発力によりスリーブ51内にて溶湯を浮
遊状態に保持するとするものである。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
54−43976号公報に示された加圧成形機によって
も、鋳込スリーブ内に成形される材料が装入されると、
内筒部から成形される材料が冷却され、凝固片が生成さ
れ、この凝固片が成形される材料と共にキャビティ内に
供給されると鋳造欠陥を生じ機械的性質が低下し易いと
いう問題が残る。またレオキャスティング、コンポキャ
スティングなどの方法やチクソキャスティングなどの技
術に適用するに際しても、鋳込スリーブ内に成形される
材料が装入されると、内筒部から成形される材料が冷却
されるため薄肉で移動距離の長い部材では不回りや湯境
などが発生し、適用が困難であった。さらに特公平6−
83888号に開示された加圧鋳造装置では、単に電磁
誘導により溶湯を非接触状態で保持させる高周波電流を
印加する電源手段が結続され、かかる電源手段により供
給される交流電流の作用により溶湯をスリーブ51に対
して非接触状態で保持しようとするものであり、かかる
加圧鋳造装置については次のような問題がある。先ず、
特公平6−83888号に開示された加圧鋳造装置は、
ただ単に電源手段により供給される交流電流の作用によ
り溶湯aをスリーブ51に対して非接触状態で保持しよ
うとするものであり、その場合溶湯aをスリーブ51に
対して確実に非接触状態で保持することは困難である。
しかも、電源手段により供給される交流電流は溶湯a自
体の特性についても影響を及ぼし、言い換えれば電源手
段により供給される交流電流の設定如何によって鋳造に
より得られる製品の特性が変化する。しかし、特公平6
−83888号に開示された加圧鋳造装置は、ただ単に
電源手段により供給される交流電流の作用により溶湯a
をスリーブ51に対して非接触状態で保持しようとする
ものであり、言い換えれば溶湯aをスリーブ51に対し
て非接触状態で保持する様に交流電流を設定する必要が
あり、その限りにおいて、鋳造により得られる製品の特
性を良好に保持するための交流電流の設定の自由度、例
えば交流電流の周波数を成形される材料を有効に攪拌で
きる周波数に設定する自由度が制限されるという問題が
ある。しかも、特公平6−83888号に開示された加
圧鋳造装置では交流電流により溶湯aを誘導加熱する過
程でスリーブ51も加熱され、その結果スリーブ51は
変形し易くなりプランジャチップ50のスリーブ51に
対する適切な嵌合状態が得られなくなる。これを防止す
るためにスリーブ51を冷却するようにすると溶湯aが
加熱され難くなり、スリーブ51をセラミック等により
形成すると熱衝撃による割れの問題が生じることとな
る。本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなさ
れたものであって、成形される材料の温度低下が少な
く、薄くて長い製品(薄肉長尺製品)の製造も可能であ
ってしかも鋳込スリーブ温度を低く保つことにより鋳込
スリーブの機械的精度を保つことができ、かつ得られる
製品の特性を良好に保持するための諸条件、特には誘導
コイルに通電される交流電流の周波数設定の自由度が高
い加圧成形方法および加圧成形機を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の加圧成
形方法は、成形される材料の周囲に導電体を周方向に複
数個配置し、前記導電体の外部の誘導コイルにより磁場
を形成し成形される材料を加熱または保温すると共に撹
拌して半溶融状態を維持しつつ前記成形される材料を製
品キャビティ内に圧入することを特徴とする。また本発
明の加圧成形方法は、少なくとも一部に複数のスリット
を有する導電体の外周に誘導コイルを配設して誘導加熱
により加熱および/または保温すると共に攪拌しつつ、
前記導電体内側に収容された成形される材料を加圧して
製品キャビティに向け注入することを特徴とする。本発
明の方法では導電体を介してコイルの磁場を直接鋳込ス
リーブ内部の金属(成形される材料)に伝えることが可
能で材料自身の有効な加熱を行う。本発明の方法では部
材の保持や温度分布改善の目的で部分的に導電体を連結
させることは許される。以上の加圧成形方法において
は、成形される材料が鋳込スリーブ内に収納されて成形
される材料の加熱および/または保温、攪拌が通路中の
鋳込スリーブの部位で行われるようにすることができ
る。また本発明の加圧成形方法は、導電体を周方向に複
数個配置して形成された鋳込みスリーブの内側に成形さ
れる材料を収納し、前記導電体の外部の誘導コイルによ
り磁場を形成し成形される材料を加熱または保温すると
共に撹拌して半溶融状態を維持しつつ前記成形される材
料を製品キャビティ内に圧入することを特徴とする。さ
らに本発明の加圧成形方法は鋳込スリーブの少なくとも
一部を複数のスリットを有する導電体で形成し、前記鋳
込スリーブの外周に誘導コイルを配設して誘導加熱によ
り加熱および/または保温すると共に攪拌しつつ、前記
鋳込スリーブ内の成形される材料を加圧して製品キャビ
ティに向け注入することを特徴とする。さらに本発明の
加圧成形方法は、鋳込スリーブの内筒部の少なくとも一
部を低熱伝導材とすると共に、前記鋳込スリーブの外筒
部の少なくとも一部を複数のスリットを有する導電体で
形成し、前記外筒部の外周に誘導コイルを配設して誘導
加熱により加熱および/または保温すると共に攪拌しつ
つ、前記スリーブ内筒部内の成形される材料を加圧して
製品キャビティに向け注入することを特徴とする。加え
て本発明の加圧成形方法は、鋳込スリーブの内筒部の少
なくとも一部を低熱伝導材とすると共に、前記鋳込スリ
ーブの外筒部の少なくとも一部に導電体を複数個配置
し、前記導電体の外部の誘導コイルにより磁場を形成し
成形される材料を加熱または保温すると共に撹拌して半
溶融状態を維持しつつ前記成形される材料を製品キャビ
ティ内に圧入することを特徴とする。以上の本発明にお
いて低熱伝導材としては例えばサイアロンを用いること
ができる。さらに以上の本発明は成形される材料の一部
又は全部にデンドライト組織が残存し、加熱過程の一部
で、少なくとも表面部が流動状態となり、デンドライト
が壊れ材料中の固相が粒状化することを特徴とする。す
なわち本発明においては、製品キャビティに供給する経
路の一部に材料の周囲に周方向に連続しないように設置
された導電部を有し導電部間を溶湯の漏れが無いように
非導電性の物質で充填した部分を設け、その外部から電
磁誘導により加熱し、少なくとも素材表面は流動状態と
するものである。この方法では導電物質を介してコイル
の磁場を直接スリーブ内部の金属に伝えることが可能
で、材料自身の有効な加熱を行うことができる。また、
溶湯中の電流と磁場の作用により材料を壁と接触しない
状態で保持することが可能である。電磁誘導の作用によ
りうず電流は表面付近を流れる作用があるため、表面部
のみを溶融させることが可能であり、また、素材全体を
流動状態にすることも可能である。上記の作用を害さな
い範囲で導電体を部分的に連結させることは許される。
また溶湯と導電体の接触を防止する非導電体のスリーブ
を導電体の内側に設ける事も出来る。また以上の本発明
の加圧成形方法においては、成形される材料を半溶融状
態または溶融状態または固体で供給することができる。
また、以上の本発明の加圧成形方法においては、成形さ
れる材料は溶融金属または固相が粒状化した金属スラリ
ーまたは固相が粒状化した複合材スラリーとすることが
できる。さらに以上の本発明の加圧成形方法において
は、成形される材料の収容部に不活性ガスを導入するこ
とができる。すなわち本発明の方法では鋳込スリーブ内
にArガス、N2 ガスなどの不活性ガスの導入により材
料が半溶融状態を保つよう温度コントロールする。ま
た、鋳込スリーブ中の導電体は空冷、水冷での冷却によ
り、それ自身の温度上昇を防止することができ、変形や
酸化防止が可能で機械精度を保つことができる。さらに
以上の本発明の加圧成形方法においては、成形される材
料の収容部を減圧することができる。すなわち本発明の
方法ではスリーブ内を減圧することにより素材の酸化を
防止するとともに半溶融状態を保つよう温度コントロー
ルすることができる。これにより、表面の酸化が防止さ
れ、特別な表面層除去法を実施することなく良好な製品
を得ることが出来る。さらに以上の本発明の加圧成形方
法においては、圧入前の材料が10〜80%の固相を含
有する様にするのがよい。また以上の本発明の加圧成形
方法においては、誘導コイルにより、電磁体積力を発生
させて前記成形される材料を内筒部の壁面から一部また
は全部を離しつつ成形することができ、材料を磁場によ
り壁面から一部または全部浮遊させることができる。す
なわち本発明の方法では条件設定によりスリーブ内面と
溶湯との接触を防止することも可能で、これにより材料
の温度低下を防止できる。また、スリーブ中の導電体は
空冷、水冷での冷却により、それ自身の温度上昇を防止
することができ、変形防止が可能で機械精度を保つこと
ができる。半溶融状態での湯流れは温度が上昇するほど
良くなるが、通常の加熱においては一定量以上の液相が
存在すると部分的に流動状態が発生することにより壁面
との接触による温度低下や固相の増大による流動性の低
下が生じ、鋳物の不まわりや鋳造欠陥が生じるため、加
熱温度の上限は部分的な溶融が生じない範囲に限定され
る。本発明の方法では部分的に溶融しても電磁体積力の
効果で壁面への付着が防止されるためそのような不都合
は生ぜず、加熱条件の自由度が増加する。このため、薄
くて湯流れ長さの長い物(薄肉長尺物)も鋳造が可能と
なる。以上の本発明の加圧成形方法においては、成形さ
れる材料を製品キャビティに圧入する圧入手段に導電体
を複数個配置し、前記導電体の外部の誘導コイルにより
磁場を加えるようにすることができ、また成形される材
料を製品キャビティに圧入する圧入手段に少なくとも一
部に複数のスリットを有する導電体を配置し、前記導電
体の外部の誘導コイルにより磁場を加えるようにするこ
ともできる。なおその場合圧入手段の鋳込スリーブに収
容された材料に対抗する部分に非磁性断熱材を取り付け
るのがよい。さらに加えて以上の加圧成形方法において
は、導電体を非磁性材とするのが好ましい。それにより
電磁体積力によるスリーブ内面に対する材料の非接触状
態の保持をより強力かつ効率的にすることができる。さ
らに加えて以上の加圧成形方法においては、誘導コイル
に通電される交流電流の周波数を300Hz〜1000Hz
に設定するのが良い。誘導コイルに通電される交流電流
の周波数が300Hz未満では電磁体積力によるスリーブ
内面に対する材料の非接触状態の保持が不十分となり、
一方誘導コイルに通電される交流電流の周波数が100
0Hzを越える場合には、交流電流による材料の攪拌が不
十分となる。また本発明の加圧成形機は、型締めにより
形成される製品キャビティを有し、供給される材料を収
容する鋳込スリーブを前記型に連設すると共に導電体を
材料の収容部の外側に周方向に複数個配置した導電部を
形成し、前記導電部の外周には誘導コイルを捲回したこ
とを特徴とする。さらに本発明の加圧成形機は型締めに
より形成される製品キャビティを有し、供給される材料
を収容する鋳込スリーブが前記型に連設され、前記鋳込
スリーブ内に導電体を周方向に複数個配置した導電部を
形成し、前記導電部の外周には誘導コイルを捲回したこ
とを特徴とする。加えて本発明の加圧成形機は型締めに
より形成される製品キャビティを有し、供給される材料
を収容する鋳込スリーブを前記型に連設すると共に材料
の収容部の外側に少なくとも一部に複数のスリットを有
する導電体を配置した導電部を形成し、前記導電部の外
周には誘導コイルを捲回したことを特徴とする。さらに
加えて本発明の加圧成形機は型締めにより形成される製
品キャビティを有し、供給される材料を収容する鋳込ス
リーブが前記型に連設され、鋳込スリーブの少なくとも
一部を複数のスリットを有する導電体で形成し、前記導
電体の外周には誘導コイルを捲回したことを特徴とす
る。また本発明の加圧成形機は、製品キャビティ中に鋳
込スリーブ内を摺動する圧入手段の押圧力により成形さ
れる材料を押し込んで成形する加圧成形機において、少
なくとも一部を低熱伝導材とする鋳込スリーブの内筒部
と、少なくとも一部を複数のスリットを有する導電体と
する鋳込スリーブの外筒部と、前記外筒部の外周に配設
する誘導コイルとからなることを特徴とする。さらに本
発明の加圧成形機は、製品キャビティ中に鋳込スリーブ
内を摺動する圧入手段の押圧力により成形される材料を
押し込んで成形する加圧成形機において、少なくとも一
部を低熱伝導材とする鋳込スリーブの内筒部と、少なく
とも一部に導電体を複数個配置した鋳込スリーブの外筒
部と、前記外筒部の外周に配設する誘導コイルとからな
ることを特徴とする。前記低熱伝導材としては例えばサ
イアロンを用いることができる。以上の本発明の加圧成
形機においては外筒部の少なくとも一部に冷却用媒体通
路を設けることができる。また以上の本発明の加圧成形
機では導電体は非磁性材とするのが良い。また以上の本
発明の加圧成形機では導電体を冷却手段により冷却する
ことができる。また以上の本発明の加圧成形機では導電
体間に非導電性の物質を充填するのがよい。加えて以上
の本発明の加圧成形機では、鋳込スリーブに収容された
材料を製品キャビティに圧入する圧入手段に導電体を複
数個配置し、前記圧入手段の外側には誘導コイルを配置
するのが良い。加えて以上の本発明の加圧成形機では、
鋳込スリーブに収容された材料を製品キャビティに圧入
する圧入手段に少なくとも一部に複数のスリットを有す
る導電体を配置し、前記圧入手段の外側には誘導コイル
を配置するのが良い。以上の本発明の加圧成形機では、
圧入手段の鋳込スリーブに収容された材料に対抗する部
分に非磁性断熱材を取り付けることができる。
【作用】本発明においては周方向に不連続な導電部を介
して外部のコイルから内部の材料へ誘導電流を生じせし
め、材料を加熱する。これにより固体の材料を半溶融状
態あるいは溶融状態まで加熱し、撹拌することができ
る。また、溶融状態からは不活性ガスによる冷却により
半溶融状態まで撹拌しながら冷却することが可能であ
る。これらの作用により材料に含まれるデンドライト相
は破断され、粒状の結晶が得られる。本発明にあっては
成形される材料の周囲に導電体が周方向に連続しないよ
うに複数個配置され、または鋳込スリーブに収納される
材料を取り囲んで配置される導電性材料にスリットが形
成されるので、溶融または半溶融状態の材料および導電
部には電磁誘導による電流が発生し、それらの誘導電流
と磁場の相互作用による電磁体積力が被融解物を鋳込ス
リーブ表面から遠ざける方向に作用して材料と鋳込スリ
ーブの接触を防止する方向に働く。このため接触による
温度低下も少ない。以上の被融解物を鋳込スリーブ表面
から遠ざけて材料と鋳込スリーブの接触を防止する電磁
体積力による作用につき図35〜図37を参照して説明
する。図35に示すように、成形される材料1を連続す
る導電性の鋳込スリーブ2に収納し、誘導コイル7に電
流を流した場合には、鋳込みスリーブ2内を流れる誘導
電流と、成形される材料1を流れる誘導電流の回転方向
が同じとなり、鋳込みスリーブ2および成形される材料
1に発生する磁界も同一となり、お互いの反発力は発生
しない。これに対し、図36に示すように、互いに連続
しない複数個の導電体9の周囲を絶縁材8で囲んでなる
鋳込みスリーブ2に成形される材料1を収納し、誘導コ
イル7に交流電流を流した場合には、高周波交番磁界中
の電磁誘導原理に従い、導電体9の表面電流と、成形さ
れる材料1の表面電流は位相が180゜異なって、相互
反発力(ローレンツ斥力)を発生させ、成形される材料
1は鋳込みスリーブ2内面部表面に非接触で保持され
る。しかも以上のように互いに連続しない複数個の導電
体9の周囲を絶縁材8で囲んでなる鋳込みスリーブ2に
成形される材料1を収納し、誘導コイル7に交流電流を
流した場合には互いに連続しない複数個の導電体9から
の漏れ磁場が直接成形される材料1に作用するためにス
リーブ2が冷却されて剛性が保たれた状態でも成形され
る材料1に対する加熱保温が容易に行える。同じく、図
37に示すように、相互間にスリット21を形成した導
電体9の内側に絶縁性の鋳込みスリーブ2を配置し、そ
の内部に成形される材料1を収納し、誘導コイル7に交
流電流を流した場合も、高周波交番磁界中の電磁誘導原
理に従い、導電体9の表面電流と、成形される材料1の
表面電流は位相が180゜異なって、相互反発力(ロー
レンツ斥力)を発生させ、成形される材料1は鋳込みス
リーブ2内面部表面に非接触で保持される。しかも以上
のように相互間にスリット21を形成した導電体9の内
側に絶縁性の鋳込みスリーブ2を配置し、その内部に成
形される材料1を収納し、誘導コイル7に交流電流を流
した場合にはスリット21からの漏れ磁場が直接成形さ
れる材料1に作用するためにスリーブ2が冷却されて剛
性が保たれた状態でも成形される材料1に対する加熱保
温が容易に行える。さらに本発明では内筒部の少なくと
も一部を低熱伝導材にするので、成形される材料が熱を
奪われることが少なく、成形される材料表面への凝固片
の発生が少ない。特に内筒部にサイアロンを用いると、
成形される材料が濡れ難い作用を併せ持つ。本発明にお
いては特に、成形される材料を、溶融金属、固相が粒状
化した金属スラリー、または固相が粒状化した複合材ス
ラリーとすれば、成形品は組織が粒状となり、従来の樹
枝状晶を有する成形品と比較して機械的性質に優れる。
また、外筒部に冷却用媒体通路を設けて冷却すると、内
筒部の成形される材料および電磁誘導による外筒部の昇
温を抑えると共に、内筒部と外筒部の適性な嵌合効果を
持続する。
【実施例】
(実施例1)図1に本発明の縦鋳込み縦締め型装置の縦
断面図を示す。本発明の装置(型締力50ton型締力
100ton)の一実施例においては、鋳込スリーブの
周方向に不連続な導電体9を介して誘導コイル7から内
部の材料(成形される材料)1へ誘導電流を生じせしめ
て材料を加熱する。図2は図1のA−A矢視断面図であ
り、導電体9はその周囲を絶縁材8で囲まれており、導
電体9の内部を貫通した冷却水パイプ10により水冷さ
れている。なお、実施例1では水冷する場合を述べた
が、水冷にかえて空冷してもさしつかえないことは当然
である。図3に導電体9の構造の一例の斜視図を示す。
内部を水冷したオーステナイトステンレスの管がセラミ
クス中に埋め込まれた構造となっており、その外側を5
ターンの水冷された銅製コイルが巻いてある。周波数は
20kHz、コイル電流は約500Aであった。スリー
ブ内径は50mm、外径80mmで凝固時に激しい撹拌
を行った円柱状のAC4CH材を挿入し50mm幅で長
さ100mm、厚さ3mmの板を鋳造した。ゲート速度
10m/秒、加圧力は90MPaであった。本発明の方
法で給湯した場合鋳込スリーブ部の半溶融体1は図4の
ような形状となり底部を除き溶湯と鋳込スリーブの接触
はなかった。誘導加熱と冷却ガスにより590℃±5℃
に制御し誘導撹拌を行った後加圧成形を実施した。この
場合の鋳込スリーブ温度は約250℃と従来とほぼ同じ
であった。本発明の方法で鋳造した材料の機械的性質を
通常の再加熱法(従来法)と比較すると図5に示す如く
引張強さ(A)、耐力(B)および伸び(C)共に本発
明の方法で鋳造した成形品が優れた特性を得ることが出
来た。図6(従来法)と図7(本発明法)に組織写真を
示す。本発明の方法では湯流れがよいので健全な製品を
得られた。一方、従来法では湯流れが悪いため十分材料
が供給出来ず欠陥(図6中の黒色塊状部分)が発生して
いる。 (実施例2)図1に示す装置にAC4CH材を入れて周
波数を10kHz、コイル電流を約30kWとし、スリ
ーブ内径を50mm、外径を80mmとして円柱状のA
C4CH鋳造材を挿入し590℃に加熱した。それによ
りスリーブ内の材料形状は図4に示す如く(半溶融体
1)変形し、材料中に流動が生じた。この時点で加熱を
止めて冷却して材料組織を調査した結果が図8(流動処
理後の顕微鏡組織 倍率:50倍)である。比較のため
に挿入した材料の組織を図9(処理前の材料の顕微鏡組
織 倍率:50倍)に示す。比較材にはデンドライト組
織が明瞭に見られるが、本発明の方法で処理した材料
(図8に示すもの)ではデンドライトは縮退し粒状化し
ている。 (実施例3)実施例2と同じ条件で590℃±2℃に加
熱後、70mm幅で長さ150mm、厚さ3mmの板を
鋳造した。ゲート速度10m/秒、加圧力は90MPa
であった。鋳造材をT6処理して機械的性質を調査し
た。その結果、図10に示す如く予備撹拌材使用と同じ
く良好な特性を示した。なお、図10において、Aの値
は引張強さ、Bの値は耐力およびCの値は伸びを示す。
なお、図11に本発明による鋳造材をT6処理した後の
顕微鏡組織の写真を示し、図12に従来法(予備撹拌に
電磁撹拌を使用)による鋳造材をT6処理した後の顕微
鏡組織の写真を示す。 (実施例4)図13は本発明の他の実施例の加圧装置に
適用した導電部のスリーブ外観20を示す。本実施例で
は各導電部のスリット21はセラミックス接着剤を介し
て接合される。 (実施例5)図16は横型締、縦射出を行う成形機にて
本発明を適用した例を示す。金型は図14に示す如く、
横(水平方向)に開閉する可動型4と固定されている固
定型5とよりなる。まず、図15に示す如く、凝固した
材料15を収容部の部位まで挿入し、アルゴンガス雰囲
気中で加熱を行ない、続いて図16に示す如く、型合わ
せした金型のキャビティ6内に加圧射出して成形を行っ
た。 (実施例6)図17に示す本発明の横給湯横締めの装置
(型締力350ton)でAC4CH鋳造丸棒を実施例
1と同様に加熱位置に材料を移動させた後加熱を行い、
ハウジングの成形を行った。なお、図18は図17のY
Y矢視断面図である。従来法では図19に示す如く不回
りを生じたが、本発明の方法では図20に示す如く健全
な製品を得ることができた。 (実施例7)図21は、本発明の他の実施例の縦型加圧
成形機の断面図を示し、図22は図1の矢視A−Aの断
面図である。この加圧成形機は、鋳込スリーブ内を摺動
するプランジャー3の押圧力によりアルミニウム合金鋳
物をキャビティ6中で成形するものである。鋳込スリー
ブ20は、その内筒部22の一部を低熱伝導材であるサ
イアロン23とし、外筒部24は非磁性材のオーステナ
イト系ステンレス鋼とし、外筒部24には8個のスリッ
ト21を形成している。また、外筒部24の外周には誘
導コイル7を巻回し、この誘導コイル7に誘導加熱装置
(図示せず)を接続している。更に、外筒部24には冷
却水を循環する通路12を設けている。誘導加熱装置か
らは、周波数約300〜1000Hz、電流約1000
〜3000Aで誘導コイル7に通電している。鋳込スリ
ーブ内径は80mm、外径140mmで、A357材溶
湯をスリーブに注湯(鋳込み温度620℃)し、50m
m幅で長さ100mm、厚さ3mmの板を鋳造する。ゲ
ート速度15m/秒、加圧力は120MPaである。ま
た、本実施例では、鋳込スリーブ内を不活性ガスで置換
し、成形される材料への酸化物発生を抑えている。本発
明の加圧成形方法では、鋳込スリーブ部の内筒部22に
あるA357材溶湯1は図21に示すような形状とな
り、低部を除き溶湯と鋳込スリーブ20の内筒部22の
サイアロン23表面との接触が少ない。従って、溶湯の
温度低下が極めて少ない。一方、従来の加圧成形におい
ては、630℃で注湯した場合、鋳込み内筒部22中央
部の温度は5秒後で570℃となる。また、本実施例で
は、溶湯が鋳込スリーブ20と接触が少ないので、溶湯
の表面に凝固片の生成が少ない。更に、外筒部24を冷
却水を循環させ冷却しているので、鋳込スリーブ温度は
外筒部で約100℃であり、誘導コイルはないが冷却通
路を有する従来の加圧成形機とほぼ同じである。本発明
の加圧成形方法により粒状化したA357材を鋳造した
成形品と、従来の加圧成形方法でA357材を鋳造した
成形品の機械的性質を比較した。その結果を表1に示
す。
【表1】 引張強さ 耐力 伸び (N/mm2 ) (N/mm2 ) (%) 実施例 350 280 10 従来例 300 280 2 表1に示すように、本発明によれば、従来方法に比較し
て、引張強さおよび伸び共に優れた特性を得ることがで
きる。次に、本発明の加圧成形方法により鋳造したA3
57材成形品の顕微鏡組織写真(倍率:50倍)を図2
3に、従来の加圧成形方法で鋳造したA357材の顕微
鏡組織写真(倍率:50倍)を図24に示す。図23に
示す実施例の成形品は、組織が粒状となっており、機械
的性質が優れる特性を有している。一方、図24に示す
従来方法によるものは樹枝状晶組織である。 (実施例8)図25は、本発明の別の実施例である横型
加圧成形機の断面図である。横型加圧成形機も実施例6
の縦型加圧成形機と同様の構成を有している。横型の加
圧成形機は、型締力350tonで、A357材溶湯を
ラドル15により鋳込スリーブに注湯して鋳造を行い、
先の実施例6と同様の効果を得ることができる。 (実施例9)他は実施例6と同様とし、溶湯の温度を5
85℃、620℃とし、誘導加熱装置による攪拌周波数
を約300、500、1000Hzとしたときにそれぞ
れ得られたA357材成形品の顕微鏡組織写真(倍率:
50倍)を図26〜図31に示す。なお図26〜図28
は溶湯の温度を585℃とし、誘導加熱装置による攪拌
周波数を約300、500、1000Hzとしたものを
示し、図29〜図31は溶湯の温度を620℃とし、誘
導加熱装置による攪拌周波数を約300、500、10
00Hzとしたものを示す。各図に示されるように湯温
585℃、620℃でそれぞれ誘導加熱装置による攪拌
周波数を約300〜1000Hzと設定することで組織
が粒状となっており、機械的性質が優れるほぼ良好な特
性を有していることが判る。 (実施例10)図32〜図34は本発明の他の実施例の
加圧成形機を示す。この加圧成形機では図に示されるよ
うに鋳込スリーブ2に収容された材料1を製品キャビテ
ィ6に圧入する圧入手段であるプランジャーチップ25
にスリット26が形成され、かかるプランジャーチップ
25は絶縁層27を介してプランジャー19に取り付け
られている。またかかる実施例の加圧成形機ではプラン
ジャーチップ25の成形される材料に対抗する部分に非
磁性断熱材28を取り付けることができる。この場合非
磁性断熱材28はプランジャーチップ25に対して接合
して取り付けることができ、加圧成形機の態様によって
は単にプランジャーチップ25上に載置するようにする
こともできる。本実施例の加圧成形機では、鋳込スリー
ブ部2に収納された溶湯1は図32に示すような形状と
なり、低部を含めて鋳込スリーブ2の内面部表面と溶湯
との接触が少ない。従って、溶湯の温度低下が極めて少
ない。
【発明の効果】本発明請求項1又は請求項2若しくは請
求項4、請求項5の加圧成形方法によれば成形される材
料の周囲に導電体を周方向に複数個配置し、又は少なく
とも一部に複数のスリットを有する導電体を用い、若し
くは鋳込スリーブの少なくとも一部を複数のスリットを
有する導電体で形成し、あるいは導電体を周方向に複数
個配置して形成された鋳込みスリーブの内側に成形され
る材料を収納し、前記導電体若しくは鋳込スリーブの外
周に誘導コイルを配設して誘導加熱により加熱および/
または保温すると共に攪拌しつつ、前記導電体内側若し
くは鋳込スリーブ内側の成形される材料を加圧して製品
キャビティに向け注入する様にしたので成形される材料
の温度低下が少なく、薄くて長い製品(薄肉長尺製品)
の製造も可能であってしかも鋳込スリーブ温度を低く保
つことにより鋳込スリーブの機械的精度を保つことがで
きる。また、本発明によればスリーブ内に溶湯を浮遊状
態若しくは溶湯をスリーブ内面との接触が少ない状態で
保持するにあたり、誘導コイルに通電する交流電流の周
波数がそのために制限されることが少ないので、得られ
る製品の特性を良好に保持するための諸条件、特には誘
導コイルに通電される交流電流の周波数設定の自由度を
高くすることができる。特に本発明によれば従来の技術
の問題点であった不回りや湯境の問題を軽減できる。ま
た、電磁撹拌等で予備的に撹拌された特別の材料を使用
する事無く装置内で強撹拌を実施できるため作業効率が
向上し、経済性に優れる。不活性雰囲気とする事により
材料酸化による汚染を軽減できる。また、キャビティの
減圧技術と組み合わせる事によりその効果を増進でき
る。しかも、部分的にデンドライトが残存しても特別な
工夫なく良好な鋳物が得られる。また本発明請求項6又
は請求項7の加圧成形方法によれば、鋳込スリーブの内
筒部の少なくとも一部を低熱伝導材とすると共に、前記
鋳込スリーブの外筒部の少なくとも一部を複数のスリッ
トを有する導電体で形成し、若しくは前記鋳込スリーブ
の外筒部の少なくとも一部に導電体を複数個配置し、前
記導電体の外部の誘導コイルにより磁場を形成し成形さ
れる材料を加熱または保温すると共に撹拌して半溶融状
態を維持しつつ前記成形される材料を製品キャビティ内
に圧入する様にしたので、特に鋳込スリーブの内筒部の
一部をサイアロンなどの低熱伝導材としたことにより、
成形される材料に凝固片を発生させず、その組織は粒状
となって、機械的性質に優れた成形品を得ることがで
き、加えて鋳込スリーブの外筒部の少なくとも一部を複
数のスリットを有する導電体で形成し、若しくは前記鋳
込スリーブの外筒部の少なくとも一部に導電体を複数個
配置したことにより、外筒部外周の誘導コイルで電磁体
積力を発生して、成形される材料、特に溶融金属、また
は固相が粒状化した金属スラリーまた複合材スラリー
を、内筒部の壁面から浮遊し若しくは内筒部の壁面に接
触の少ない状態に保持しつつ加熱および保温しつつ製品
キャビティに注入するので、成形される材料に凝固片を
発生させず、その組織を粒状として、機械的性質に優れ
た成形品を得ることができる。加えて本発明各請求項の
加圧成形機によれば本発明各請求項の加圧成形方法を簡
易に且つ効率よく確実に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦鋳込み縦締め型装置の概略断面図で
ある。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】本発明における誘導加熱部の導電体の構造の一
例を示す図である。
【図4】本発明の誘導加熱部での半溶融体の断面の模式
図である。
【図5】本発明と従来技術で鋳造した成形品(AC4C
H材)の機械的性質の比較を示す図である。
【図6】従来法で鋳造した成形品(AC4CH材)の顕
微鏡組織の写真である。
【図7】本発明法で鋳造した成形品(AC4CH材)の
顕微鏡組織の写真である。
【図8】本発明の方法により処理した材料の顕微鏡組織
の写真である。
【図9】処理前の材料(比較材)の顕微鏡組織の写真で
ある。
【図10】本発明と従来技術で成形した予備撹拌(電磁
撹拌)したAC4CH材の機械的性質の比較図である。
【図11】本発明による鋳造材をT6処理した後の顕微
鏡組織の写真である。
【図12】従来法(電磁撹拌材使用)による鋳造材をT
6処理した後の顕微鏡組織の写真である。
【図13】本発明の誘導加熱部の導電体の別の例であ
る。
【図14】本発明の横型締の鋳造方式による金型を示し
た図である。
【図15】材料を本発明の誘導加熱部に挿入し、加熱す
る様子を模式的に示した図である。
【図16】横型締め、縦射出を行う成形機に本発明を適
用した例を示す図である。
【図17】本発明の横鋳込み横締め型装置の概略縦断面
図である。
【図18】図8のYY矢視断面図である。
【図19】従来の横鋳込み横締め型装置で鋳造した成形
品の鋳造後の不回り状態を示す図である。
【図20】本発明の横鋳込み横締め型装置で鋳造した成
形品の鋳造後の状態を示す図である。
【図21】本発明の一実施例の縦型加圧成形機の要部断
面図である。
【図22】図1の矢視A−Aの断面図である。
【図23】本発明の加圧成形方法により鋳造したA35
7材成形品の顕微鏡組織写真(倍率50倍)を示す図で
ある。
【図24】従来の加圧成形方法で鋳造したA357材成
形品の顕微鏡組織写真(倍率50倍)を示す図である。
【図25】本発明の別の実施例の横型加圧成形機の要部
断面図である。
【図26】本発明の実施例により、溶湯の温度を585
℃とし、誘導加熱装置による攪拌周波数を約300Hz
としたときに得られたA357材成形品の顕微鏡組織写
真(倍率:50倍)。
【図27】本発明の実施例により、溶湯の温度を585
℃とし、誘導加熱装置による攪拌周波数を約500Hz
としたときに得られたA357材成形品の顕微鏡組織写
真(倍率:50倍)。
【図28】本発明の実施例により、溶湯の温度を585
℃とし、誘導加熱装置による攪拌周波数を約1000H
zとしたときに得られたA357材成形品の顕微鏡組織
写真(倍率:50倍)。
【図29】本発明の実施例により、溶湯の温度を620
℃とし、誘導加熱装置による攪拌周波数を約300Hz
としたときに得られたA357材成形品の顕微鏡組織写
真(倍率:50倍)。
【図30】本発明の実施例により、溶湯の温度を620
℃とし、誘導加熱装置による攪拌周波数を約500Hz
としたときに得られたA357材成形品の顕微鏡組織写
真(倍率:50倍)。
【図31】本発明の実施例により、溶湯の温度を620
℃とし、誘導加熱装置による攪拌周波数を約1000H
zとしたときに得られたA357材成形品の顕微鏡組織
写真(倍率:50倍)。
【図32】本発明の一実施例の縦型加圧成形機の要部断
面図である。
【図33】図32に示す実施例の縦型加圧成形機の部分
拡大斜視図である。
【図34】図32に示す実施例の縦型加圧成形機の部分
拡大平面図である。
【図35】本発明の加圧成形方法における被融解物を鋳
込スリーブ表面から遠ざけて材料と鋳込スリーブの接触
を防止する電磁体積力による作用についての説明図であ
り、連続する導電性の鋳込スリーブを用いた場合を示す
図。
【図36】 同じく互いに連続しない複数個の導電体を
用いた場合を示す説明図。
【図37】 同じく相互間にスリットを形成した導電体
を用いた場合を示す図。
【図38】従来の横型加圧成形機の要部断面図である。
【図39】従来の縦型加圧成形機の要部断面図である。
【図40】従来の、内筒部をセラミックスまたはサーメ
ットの耐熱材料、外筒部を鉄鋼などの材料で形成した加
圧成形機である。
【図41】従来の電磁誘導の法則を利用して射出スリー
ブ内における溶湯の断熱を図る様にした加圧鋳造装置。
【符号の説明】
1 成形される材料(半溶融体) 2 鋳込スリーブ 3 プランジャチップ 4 金型(可動型) 5 金型(固定型) 6 製品キャビティ 7 誘導コイル 8 絶縁材 9 導電体 10 冷却水パイプ 11 冷却水 12 冷却水通路 13 冷却水出口 14 冷却水入口 16 ダイベース 19 プランジャ 20 スリーブ外観 21 スリット 22 内筒部 23 サイアロン 24 外筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 18/02 B M 27/02 V C22B 9/22

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形される材料の周囲に導電体を周方向
    に複数個配置し、前記導電体の外部の誘導コイルにより
    磁場を形成し成形される材料を加熱または保温すると共
    に撹拌して半溶融状態を維持しつつ前記成形される材料
    を製品キャビティ内に圧入することを特徴とする加圧成
    形方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一部に複数のスリットを有す
    る導電体の外周に誘導コイルを配設して誘導加熱により
    加熱および/または保温すると共に攪拌しつつ、前記導
    電体内側に収容された成形される材料を加圧して製品キ
    ャビティに向け注入することを特徴とする加圧成形方
    法。
  3. 【請求項3】 成形される材料が鋳込スリーブ内に収納
    されて加熱および/または保温されると共に攪拌される
    請求項1又は2記載の加圧成形方法。
  4. 【請求項4】 導電体を周方向に複数個配置して形成さ
    れた鋳込みスリーブの内側に成形される材料を収納し、
    前記導電体の外部の誘導コイルにより磁場を形成し成形
    される材料を加熱または保温すると共に撹拌して半溶融
    状態を維持しつつ前記成形される材料を製品キャビティ
    内に圧入することを特徴とする加圧成形方法。
  5. 【請求項5】 鋳込スリーブの少なくとも一部が複数の
    スリットを有する導電体で形成され、前記鋳込スリーブ
    の外周に誘導コイルを配設して誘導加熱により加熱およ
    び/または保温すると共に攪拌しつつ、前記鋳込スリー
    ブ内の成形される材料を加圧して製品キャビティに向け
    注入することを特徴とする加圧成形方法。
  6. 【請求項6】 鋳込スリーブの内筒部の少なくとも一部
    を低熱伝導材とすると共に、前記鋳込スリーブの外筒部
    の少なくとも一部を複数のスリットを有する導電体で形
    成し、前記外筒部の外周に誘導コイルを配設して誘導加
    熱により加熱および/または保温すると共に攪拌しつ
    つ、前記スリーブ内筒部内の成形される材料を加圧して
    製品キャビティに向け注入することを特徴とする加圧成
    形方法。
  7. 【請求項7】 鋳込スリーブの内筒部の少なくとも一部
    を低熱伝導材とすると共に、前記鋳込スリーブの外筒部
    の少なくとも一部に導電体を複数個配置し、前記導電体
    の外部の誘導コイルにより磁場を形成し成形される材料
    を加熱または保温すると共に撹拌して半溶融状態を維持
    しつつ前記成形される材料を製品キャビティ内に圧入す
    ることを特徴とする加圧成形方法。
  8. 【請求項8】 低熱伝導材がサイアロンからなる請求項
    6又は請求項7に記載の加圧成形方法。
  9. 【請求項9】 成形される材料の一部又は全部にデンド
    ライト組織が残存し、加熱過程の一部で、少なくとも表
    面部が流動状態となり、デンドライトが壊れ材料中の固
    相が粒状化することを特徴とする請求項1〜請求項8の
    何れか一に記載の加圧成形方法。
  10. 【請求項10】 成形される材料が半溶融状態で供給さ
    れることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか一に
    記載の加圧成形方法。
  11. 【請求項11】 成形される材料が溶融状態で供給され
    ることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか一に記
    載の加圧成形方法。
  12. 【請求項12】 成形される材料が固体で供給されるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか一に記載の
    加圧成形方法。
  13. 【請求項13】 成形される材料が溶融金属である請求
    項1〜請求項12の何れか一に記載の加圧成形方法。
  14. 【請求項14】 成形される材料が固相が粒状化した金
    属スラリーである請求項1〜請求項12の何れか一に記
    載の加圧成形方法。
  15. 【請求項15】 成形される材料が固相が粒状化した複
    合材スラリーである請求項1〜請求項12の何れか一に
    記載の加圧成形方法。
  16. 【請求項16】 成形される材料の収容部に不活性ガス
    を導入する請求項1〜請求項15の何れか一に記載の加
    圧成形方法。
  17. 【請求項17】 成形される材料の収容部を減圧する請
    求項1〜請求項15の何れか一に記載の加圧成形方法。
  18. 【請求項18】 圧入前の成形される材料が10〜80
    %の固相を含有することを特徴とする請求項1〜請求項
    17の何れか一に記載の加圧成形方法。
  19. 【請求項19】 誘導コイルにより、電磁体積力を発生
    させて、成形される材料が収容された部分の壁面から成
    形される材料が一部または全部離れることを特徴とする
    請求項1〜請求項18の何れか一に記載の加圧成形方
    法。
  20. 【請求項20】 成形される材料を製品キャビティに圧
    入する圧入手段に導電体を複数個配置し、前記導電体の
    外部の誘導コイルにより磁場を加える請求項1〜請求項
    19の何れか一に記載の加圧成形方法。
  21. 【請求項21】 成形される材料を製品キャビティに圧
    入する圧入手段に少なくとも一部に複数のスリットを有
    する導電体を配置し、前記導電体の外部の誘導コイルに
    より磁場を加える請求項1〜請求項19の何れか一に記
    載の加圧成形方法。
  22. 【請求項22】 圧入手段の鋳込スリーブに収容された
    材料に対抗する部分に非磁性断熱材を取り付けた請求項
    20又は請求項21に記載の加圧成形方法。
  23. 【請求項23】 導電体が非磁性材である請求項1〜請
    求項22の何れか一に記載の加圧成形方法。
  24. 【請求項24】 誘導コイルに通電される交流電流の周
    波数が300Hz〜1000Hzに設定される請求項1〜請
    求項23の何れか一に記載の加圧成形方法。
  25. 【請求項25】 型締めにより形成される製品キャビテ
    ィを有し、供給される材料を収容する鋳込スリーブを前
    記型に連設すると共に導電体を材料の収容部の外側に周
    方向に複数個配置した導電部を形成し、前記導電部の外
    周には誘導コイルを捲回したことを特徴とする加圧成形
    機。
  26. 【請求項26】 型締めにより形成される製品キャビテ
    ィを有し、供給される材料を収容する鋳込スリーブが前
    記型に連設され、前記鋳込スリーブ内に導電体を周方向
    に複数個配置した導電部を形成し、前記導電部の外周に
    は誘導コイルを捲回したことを特徴とする加圧成形機。
  27. 【請求項27】 型締めにより形成される製品キャビテ
    ィを有し、供給される材料を収容する鋳込スリーブを前
    記型に連設すると共に材料の収容部の外側に少なくとも
    一部に複数のスリットを有する導電体を配置した導電部
    を形成し、前記導電部の外周には誘導コイルを捲回した
    ことを特徴とする加圧成形機。
  28. 【請求項28】 型締めにより形成される製品キャビテ
    ィを有し、供給される材料を収容する鋳込スリーブが前
    記型に連設され、鋳込スリーブの少なくとも一部を複数
    のスリットを有する導電体で形成し、前記導電体の外周
    には誘導コイルを捲回したことを特徴とする加圧成形
    機。
  29. 【請求項29】 製品キャビティ中に鋳込スリーブ内を
    摺動する圧入手段の押圧力により成形される材料を押し
    込んで成形する加圧成形機において、少なくとも一部を
    低熱伝導材とする鋳込スリーブの内筒部と、少なくとも
    一部を複数のスリットを有する導電体とする鋳込スリー
    ブの外筒部と、前記外筒部の外周に配設する誘導コイル
    とからなることを特徴とする加圧成形機。
  30. 【請求項30】 製品キャビティ中に鋳込スリーブ内を
    摺動する圧入手段の押圧力により成形される材料を押し
    込んで成形する加圧成形機において、少なくとも一部を
    低熱伝導材とする鋳込スリーブの内筒部と、少なくとも
    一部に導電体を複数個配置した鋳込スリーブの外筒部
    と、前記外筒部の外周に配設する誘導コイルとからなる
    ことを特徴とする加圧成形機。
  31. 【請求項31】 前記低熱伝導材がサイアロンからなる
    請求項29又は請求項30記載の加圧成形機。
  32. 【請求項32】 外筒部の少なくとも一部に冷却用媒体
    通路を設ける請求項29〜請求項31の何れか一に記載
    の加圧成形機。
  33. 【請求項33】 導電体が冷却手段により冷却される請
    求項25〜請求項32の何れか一に記載の加圧成形機。
  34. 【請求項34】 導電体間に非導電性の物質が充填され
    る請求項25〜請求項33の何れか一に記載の加圧成形
    機。
  35. 【請求項35】 鋳込スリーブに収容された材料を製品
    キャビティに圧入する圧入手段に導電体を複数個配置
    し、前記圧入手段の外側には誘導コイルを配置した請求
    項25〜請求項34の何れか一に記載の加圧成形機。
  36. 【請求項36】 鋳込スリーブに収容された材料を製品
    キャビティに圧入する圧入手段に少なくとも一部に複数
    のスリットを有する導電体を配置し、前記圧入手段の外
    側には誘導コイルを配置した請求項25〜請求項34の
    何れか一に記載の加圧成形機。
  37. 【請求項37】 圧入手段の鋳込スリーブに収容された
    材料に対抗する部分に非磁性断熱材を取り付けた請求項
    35又は請求項36に記載の加圧成形機。
  38. 【請求項38】 前記導電体が非磁性材である請求項2
    5〜請求項37の何れか一に記載の加圧成形機。
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