JPH08185919A - リヤホルダ一体型コネクタ - Google Patents
リヤホルダ一体型コネクタInfo
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- JPH08185919A JPH08185919A JP7037083A JP3708395A JPH08185919A JP H08185919 A JPH08185919 A JP H08185919A JP 7037083 A JP7037083 A JP 7037083A JP 3708395 A JP3708395 A JP 3708395A JP H08185919 A JPH08185919 A JP H08185919A
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- rear holder
- temporary fixing
- fixing member
- locking
- integrated connector
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/436—Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/422—Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒンジやリヤホルダが取付作業時に他の部材
と接触しても変形や破損を起こさず、しかも組付け作業
を容易に行うことができるリヤホルダ一体型コネクタを
提供する。 【構成】 リヤホルダ一体型コネクタ１は、中空の直方
体形状の樹脂製によるハウジング本体２と、このハウジ
ング本体２の上下両壁に、それぞれ変位自在ヒンジ５
Ａ，５Ｂを介して一体的に連設されたリヤホルダ３Ａ，
３Ｂから構成されている。このリヤホルダ３Ａ，３Ｂ
は、ハウジング本体２の上壁の前方から稍後方側に寄っ
た位置から変位自在ヒンジ５Ａ，５Ｂを支軸に前方側に
折曲げられ、背中合わせになったハウジング本体２とリ
ヤホルダ３Ａ，３Ｂが、仮固定用ヒンジ４Ａ，４Ｂによ
って仮固定されている。この仮固定用ヒンジ４Ａ，４Ｂ
は、ハウジング本体２およびリヤホルダ３Ａ，３Ｂと一
体成形されている。また、リヤホルダ３Ａ，３Ｂの側端
部には係止用の係止側片３０Ａ，３０Ｂが設けられ、ハ
ウジング本体２の後端部には係止溝２０Ａ，２０Ｂが設
けられている。
と接触しても変形や破損を起こさず、しかも組付け作業
を容易に行うことができるリヤホルダ一体型コネクタを
提供する。 【構成】 リヤホルダ一体型コネクタ１は、中空の直方
体形状の樹脂製によるハウジング本体２と、このハウジ
ング本体２の上下両壁に、それぞれ変位自在ヒンジ５
Ａ，５Ｂを介して一体的に連設されたリヤホルダ３Ａ，
３Ｂから構成されている。このリヤホルダ３Ａ，３Ｂ
は、ハウジング本体２の上壁の前方から稍後方側に寄っ
た位置から変位自在ヒンジ５Ａ，５Ｂを支軸に前方側に
折曲げられ、背中合わせになったハウジング本体２とリ
ヤホルダ３Ａ，３Ｂが、仮固定用ヒンジ４Ａ，４Ｂによ
って仮固定されている。この仮固定用ヒンジ４Ａ，４Ｂ
は、ハウジング本体２およびリヤホルダ３Ａ，３Ｂと一
体成形されている。また、リヤホルダ３Ａ，３Ｂの側端
部には係止用の係止側片３０Ａ，３０Ｂが設けられ、ハ
ウジング本体２の後端部には係止溝２０Ａ，２０Ｂが設
けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタのハウジング
本体にリヤホルダが一体的に成形されたリヤホルダ一体
型コネクタに関し、詳しくはリヤホルダが開いた状態で
ハウジング本体に仮固定されているリヤホルダ一体型コ
ネクタに関する。
本体にリヤホルダが一体的に成形されたリヤホルダ一体
型コネクタに関し、詳しくはリヤホルダが開いた状態で
ハウジング本体に仮固定されているリヤホルダ一体型コ
ネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、接続端子を収容するハウジング本
体とリヤホルダとからなるリヤホルダ一体型コネクタと
しては、実公平２―４９６５６号公報等で開示されてい
るものが一般的に知られている。図１７に示すようにリ
ヤホルダ一体型コネクタ６４は、端子収容室を備えるハ
ウジング６０にリヤホルダ６５が、バンド状のヒンジ６
７によって連設されている。そして、端子収容室に端子
を装着した後に、リヤホルダ６５をハウジング６０に係
止する為、容易に作業できるようヒンジ６７が薄く成形
されており、ヒンジの反発等による装着作業の妨げにな
らないよう変位自在になっている。
体とリヤホルダとからなるリヤホルダ一体型コネクタと
しては、実公平２―４９６５６号公報等で開示されてい
るものが一般的に知られている。図１７に示すようにリ
ヤホルダ一体型コネクタ６４は、端子収容室を備えるハ
ウジング６０にリヤホルダ６５が、バンド状のヒンジ６
７によって連設されている。そして、端子収容室に端子
を装着した後に、リヤホルダ６５をハウジング６０に係
止する為、容易に作業できるようヒンジ６７が薄く成形
されており、ヒンジの反発等による装着作業の妨げにな
らないよう変位自在になっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のリヤホルダ一体型コネクタでは、ワイヤハ
ーネス製造時の引き回しでヒンジやリヤホルダの変形、
破損又は欠損といった事故が発生し易いという問題があ
った。更には、自動組付け機による接続端子等の部品の
装着作業時にリヤホルダ位置が安定しない為、自動組付
け機への搭載作業が煩雑となるとともに、コネクタへの
部品組付け時にリヤホルダが邪魔になり作業性が悪いと
いう問題があった。
ような従来のリヤホルダ一体型コネクタでは、ワイヤハ
ーネス製造時の引き回しでヒンジやリヤホルダの変形、
破損又は欠損といった事故が発生し易いという問題があ
った。更には、自動組付け機による接続端子等の部品の
装着作業時にリヤホルダ位置が安定しない為、自動組付
け機への搭載作業が煩雑となるとともに、コネクタへの
部品組付け時にリヤホルダが邪魔になり作業性が悪いと
いう問題があった。
【０００４】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、ヒンジやリヤホルダが取付作業時に他の
部材と接触しても変形や破損を起こさず、しかも組付け
作業を容易に行うことができるリヤホルダ一体型コネク
タを提供することにある。
たものであり、ヒンジやリヤホルダが取付作業時に他の
部材と接触しても変形や破損を起こさず、しかも組付け
作業を容易に行うことができるリヤホルダ一体型コネク
タを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの構成は、電
線が接続された接続端子を収容する複数の端子収容室が
内設されたハウジング本体と、該ハウジング本体に変位
自在ヒンジを介して連設されたリヤホルダからなるリヤ
ホルダ一体型コネクタにおいて、リヤホルダを開いた状
態でハウジング本体に仮固定する離反可能な仮固定部材
が設けられていることを特徴とする。
の本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの構成は、電
線が接続された接続端子を収容する複数の端子収容室が
内設されたハウジング本体と、該ハウジング本体に変位
自在ヒンジを介して連設されたリヤホルダからなるリヤ
ホルダ一体型コネクタにおいて、リヤホルダを開いた状
態でハウジング本体に仮固定する離反可能な仮固定部材
が設けられていることを特徴とする。
【０００６】また上記目的は、仮固定部材がハウジング
本体とリヤホルダを連結するように一体成形され、リヤ
ホルダを閉じる際に切断される仮固定用ヒンジであるこ
とによって達成することができる。
本体とリヤホルダを連結するように一体成形され、リヤ
ホルダを閉じる際に切断される仮固定用ヒンジであるこ
とによって達成することができる。
【０００７】また上記目的は、仮固定部材に適数の薄肉
部が設けられていることによって達成することができ
る。
部が設けられていることによって達成することができ
る。
【０００８】また上記目的は、仮固定部材の中央部に薄
肉部が設けられると共に、この薄肉部両端の仮固定部材
にそれぞれ案内リブが一体的に設けられていることによ
って達成することができる。
肉部が設けられると共に、この薄肉部両端の仮固定部材
にそれぞれ案内リブが一体的に設けられていることによ
って達成することができる。
【０００９】また上記目的は、仮固定部材の上下端に薄
肉部が、中央部に中肉部が設けられると共に、この中肉
部上下の仮固定部材後方側にそれぞれストッパ部と支点
部とを有するリブが設けられていることによって達成す
ることができる。
肉部が、中央部に中肉部が設けられると共に、この中肉
部上下の仮固定部材後方側にそれぞれストッパ部と支点
部とを有するリブが設けられていることによって達成す
ることができる。
【００１０】また上記目的は、リヤホルダに係止側片が
設けられるとともに、リヤホルダを閉じる際に係止側片
を係止する係止溝がハウジング本体に設けられているこ
とによって達成することができる。
設けられるとともに、リヤホルダを閉じる際に係止側片
を係止する係止溝がハウジング本体に設けられているこ
とによって達成することができる。
【００１１】更に上記目的は、仮固定部材がハウジング
本体上に設けられ、リヤホルダの少なくとも一方の側端
に設けられた係止孔を仮係止する仮係止突起であること
によって達成することができる
本体上に設けられ、リヤホルダの少なくとも一方の側端
に設けられた係止孔を仮係止する仮係止突起であること
によって達成することができる
【００１２】
【作用】本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタにおい
ては、リヤホルダを開いた状態でハウジング本体に仮固
定する離反可能な仮固定部材が設けられている。これに
より、仮固定部材がリヤホルダを開いた状態でハウジン
グ本体に仮固定するため、コネクタの運搬時に外力が加
わっても、リヤホルダやヒンジが損傷を受けることがな
い。また、端子挿入時や電線接続時にリヤホルダが邪魔
にならないため作業性の向上を図ることができる。
ては、リヤホルダを開いた状態でハウジング本体に仮固
定する離反可能な仮固定部材が設けられている。これに
より、仮固定部材がリヤホルダを開いた状態でハウジン
グ本体に仮固定するため、コネクタの運搬時に外力が加
わっても、リヤホルダやヒンジが損傷を受けることがな
い。また、端子挿入時や電線接続時にリヤホルダが邪魔
にならないため作業性の向上を図ることができる。
【００１３】また、仮固定部材がハウジング本体とリヤ
ホルダを連結するように一体成形され、リヤホルダを閉
じる際に切断される仮固定用ヒンジである。これによ
り、仮固定用ヒンジが切断可能に設けられているため、
作業完了後の切断によるリヤホルダのハウジング本体へ
の係止作業が容易になる。
ホルダを連結するように一体成形され、リヤホルダを閉
じる際に切断される仮固定用ヒンジである。これによ
り、仮固定用ヒンジが切断可能に設けられているため、
作業完了後の切断によるリヤホルダのハウジング本体へ
の係止作業が容易になる。
【００１４】また、仮固定部材に適数の薄肉部が設けら
れている。これにより、仮固定部材は素手または簡単な
工具により、しかも定位置で容易に切断できることでリ
ヤホルダのハウジングへの係止作業の向上を図ることが
できる。さらに、薄肉部が仮固定部材の両端に設けられ
ていると、切断後の仮固定部材がハウジングに残らない
ので別部材が絡んだり、作業者が切断箇所でケガをする
ようなことはない。
れている。これにより、仮固定部材は素手または簡単な
工具により、しかも定位置で容易に切断できることでリ
ヤホルダのハウジングへの係止作業の向上を図ることが
できる。さらに、薄肉部が仮固定部材の両端に設けられ
ていると、切断後の仮固定部材がハウジングに残らない
ので別部材が絡んだり、作業者が切断箇所でケガをする
ようなことはない。
【００１５】また、仮固定部材の中央部に薄肉部が設け
られると共に、この薄肉部両端の仮固定部材にそれぞれ
案内リブが一体的に設けられている。これにより、相手
コネクタとの嵌合が容易になるので作業性の向上を図る
ことができる。
られると共に、この薄肉部両端の仮固定部材にそれぞれ
案内リブが一体的に設けられている。これにより、相手
コネクタとの嵌合が容易になるので作業性の向上を図る
ことができる。
【００１６】また、仮固定部材の上下端に薄肉部が、中
央部に中肉部が設けられると共に、この中肉部上下の仮
固定部材後方側にそれぞれストッパ部と支点部とを有す
るリブが設けられている。これにより、リヤホルダに外
力が作用してもストッパ部が相互に当接してそれ以上の
変形が阻止されるので、仮固定部材が外力から保護され
ることになり信頼性の向上を図ることができる。しか
も、仮固定部材の後方に押圧を加えると両支点部がリヤ
ホルダおよびハウジングに当接することで薄肉部を容易
に切断することができると共に、仮固定部材がハウジン
グに残らない。よって、作業性の向上とコネクタの信頼
性、及び作業者の安全性を確保することができる。
央部に中肉部が設けられると共に、この中肉部上下の仮
固定部材後方側にそれぞれストッパ部と支点部とを有す
るリブが設けられている。これにより、リヤホルダに外
力が作用してもストッパ部が相互に当接してそれ以上の
変形が阻止されるので、仮固定部材が外力から保護され
ることになり信頼性の向上を図ることができる。しか
も、仮固定部材の後方に押圧を加えると両支点部がリヤ
ホルダおよびハウジングに当接することで薄肉部を容易
に切断することができると共に、仮固定部材がハウジン
グに残らない。よって、作業性の向上とコネクタの信頼
性、及び作業者の安全性を確保することができる。
【００１７】また、リヤホルダに係止側片が設けられる
とともに、リヤホルダを閉じる際に係止側片を係止する
係止溝がハウジング本体に設けられている。これによ
り、リヤホルダの係止側片がハウジング本体側の係止溝
に係止されることで、リヤホルダが接続端子の浮き上が
りをより確実に防止することがきる。
とともに、リヤホルダを閉じる際に係止側片を係止する
係止溝がハウジング本体に設けられている。これによ
り、リヤホルダの係止側片がハウジング本体側の係止溝
に係止されることで、リヤホルダが接続端子の浮き上が
りをより確実に防止することがきる。
【００１８】更に、仮固定部材がハウジング本体上に設
けられ、リヤホルダの少なくとも一方の側端に設けられ
た係止孔を仮係止する仮係止突起である。これにより、
リヤホルダの係止孔がハウジング本体に設けた仮係止突
起に係止されることで、工具を使用することなく容易に
リヤホルダの開閉作業を行うことができる。
けられ、リヤホルダの少なくとも一方の側端に設けられ
た係止孔を仮係止する仮係止突起である。これにより、
リヤホルダの係止孔がハウジング本体に設けた仮係止突
起に係止されることで、工具を使用することなく容易に
リヤホルダの開閉作業を行うことができる。
【００１９】
【実施例】以下、本発明に係るリヤホルダ一体型コネク
タの第１実施例を図１乃至図５に基づいて説明する。図
１は本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの第１実施
例を示す斜視図、図２は図１におけるリヤホルダの仮固
定状態を示す断面図、図３は図２におけるリヤホルダの
仮固定状態を解いた状態を示す断面図、図４は端子の組
付け完了状態を示す斜視図、図５は図４における断面図
である。
タの第１実施例を図１乃至図５に基づいて説明する。図
１は本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの第１実施
例を示す斜視図、図２は図１におけるリヤホルダの仮固
定状態を示す断面図、図３は図２におけるリヤホルダの
仮固定状態を解いた状態を示す断面図、図４は端子の組
付け完了状態を示す斜視図、図５は図４における断面図
である。
【００２０】図１および図２に示すようにリヤホルダ一
体型コネクタ１は、中空の直方体形状の樹脂製によるハ
ウジング本体２と、このハウジング本体２の上下両壁
に、それぞれ変位自在ヒンジ５Ａ，５Ｂを介して一体的
に連設されたリヤホルダ３Ａ，３Ｂから構成されてい
る。このハウジング本体２内部には、複数個の接続端子
１１を装着可能な端子収容室５が表裏２段構成で形成さ
れており、接続端子１１は端子収容室５後方から挿入さ
れて装着される。
体型コネクタ１は、中空の直方体形状の樹脂製によるハ
ウジング本体２と、このハウジング本体２の上下両壁
に、それぞれ変位自在ヒンジ５Ａ，５Ｂを介して一体的
に連設されたリヤホルダ３Ａ，３Ｂから構成されてい
る。このハウジング本体２内部には、複数個の接続端子
１１を装着可能な端子収容室５が表裏２段構成で形成さ
れており、接続端子１１は端子収容室５後方から挿入さ
れて装着される。
【００２１】リヤホルダ３Ａは、ハウジング本体２の上
壁の前方から稍後方側に寄った位置から変位自在ヒンジ
５Ａを支軸に前方側に折曲げられ、背中合わせになった
ハウジング本体２上壁とリヤホルダ３Ａが、仮固定用ヒ
ンジ４Ａによって仮固定されている。この仮固定用ヒン
ジ４Ａは、ハウジング本体２上壁およびリヤホルダ３Ａ
と一体成形されている。また、仮固定用ヒンジ４Ａは、
リヤホルダ３Ａの閉鎖方向に外力が作用しても容易には
切断しないが、適当な切断工具で容易に切断可能なよう
に構成されている。
壁の前方から稍後方側に寄った位置から変位自在ヒンジ
５Ａを支軸に前方側に折曲げられ、背中合わせになった
ハウジング本体２上壁とリヤホルダ３Ａが、仮固定用ヒ
ンジ４Ａによって仮固定されている。この仮固定用ヒン
ジ４Ａは、ハウジング本体２上壁およびリヤホルダ３Ａ
と一体成形されている。また、仮固定用ヒンジ４Ａは、
リヤホルダ３Ａの閉鎖方向に外力が作用しても容易には
切断しないが、適当な切断工具で容易に切断可能なよう
に構成されている。
【００２２】同様にリヤホルダ３Ｂは、ハウジング本体
２の下壁の前方から稍後方側に寄った位置から変位自在
ヒンジ５Ｂを支軸に前方側に折曲げられ、背中合わせに
なったハウジング本体２下壁とリヤホルダ３Ｂが、仮固
定用ヒンジ４Ｂによって仮固定されている。この仮固定
用ヒンジ４Ｂは、ハウジング本体２下壁およびリヤホル
ダ３Ｂと一体成形されている。また、仮固定用ヒンジ４
Ｂは、リヤホルダ３Ｂの閉鎖方向に外力が作用しても容
易には切断しないが、適当な切断工具で容易に切断可能
なように構成されている。
２の下壁の前方から稍後方側に寄った位置から変位自在
ヒンジ５Ｂを支軸に前方側に折曲げられ、背中合わせに
なったハウジング本体２下壁とリヤホルダ３Ｂが、仮固
定用ヒンジ４Ｂによって仮固定されている。この仮固定
用ヒンジ４Ｂは、ハウジング本体２下壁およびリヤホル
ダ３Ｂと一体成形されている。また、仮固定用ヒンジ４
Ｂは、リヤホルダ３Ｂの閉鎖方向に外力が作用しても容
易には切断しないが、適当な切断工具で容易に切断可能
なように構成されている。
【００２３】図２に示すように端子収容室内５に電線１
２を接続する接続端子１１をそれぞれ収容する。そし
て、図３に示すように電線１２をそれぞれの接続端子１
１に対応させて自動組付け機等によって圧入接続され
る。この接続端子１１に接続された電線１２は、端子収
容室５後方の開口から配出される。このように、リヤホ
ルダを開放状態で仮固定しておくことによって、ハウジ
ング本体への端子挿入や電線接続等の組付け加工時の各
工程作業をスムーズに行うことが可能となる。
２を接続する接続端子１１をそれぞれ収容する。そし
て、図３に示すように電線１２をそれぞれの接続端子１
１に対応させて自動組付け機等によって圧入接続され
る。この接続端子１１に接続された電線１２は、端子収
容室５後方の開口から配出される。このように、リヤホ
ルダを開放状態で仮固定しておくことによって、ハウジ
ング本体への端子挿入や電線接続等の組付け加工時の各
工程作業をスムーズに行うことが可能となる。
【００２４】上述したようにハウジング本体２に電線１
２が結線された後、リヤホルダ３Ａ，３Ｂを仮固定して
いる仮固定用ヒンジ４Ａ，４Ｂが切断工具等によりそれ
ぞれ切断部９Ａ，９Ｂで切断される。この仮固定用ヒン
ジの切断によって仮固定状態から解かれたリヤホルダ３
Ａ，３Ｂは、変位自在ヒンジ５Ａ，５Ｂを支軸に、図３
中の矢印ＲＡ，ＲＢ方向に回動される。
２が結線された後、リヤホルダ３Ａ，３Ｂを仮固定して
いる仮固定用ヒンジ４Ａ，４Ｂが切断工具等によりそれ
ぞれ切断部９Ａ，９Ｂで切断される。この仮固定用ヒン
ジの切断によって仮固定状態から解かれたリヤホルダ３
Ａ，３Ｂは、変位自在ヒンジ５Ａ，５Ｂを支軸に、図３
中の矢印ＲＡ，ＲＢ方向に回動される。
【００２５】そして、図４および図５に示すようにリヤ
ホルダ３Ａ，３Ｂの各両端に設けられた係止側片３０
Ａ，３０Ｂが、ハウジング本体２の係止溝２０Ａ，２０
Ｂに係止されて組付け作業が完了する。このリヤホルダ
３Ａ，３Ｂのハウジング本体２への係止によって、ハウ
ジング本体２内に収容された接続端子１１が外力から保
護されるとともに、接続端子１１の上方あるいは下方へ
の浮き上がりが、リヤホルダ３Ａ，３Ｂの下面によって
堅固に押さえられるという顕著な効果が発揮されるもの
である。
ホルダ３Ａ，３Ｂの各両端に設けられた係止側片３０
Ａ，３０Ｂが、ハウジング本体２の係止溝２０Ａ，２０
Ｂに係止されて組付け作業が完了する。このリヤホルダ
３Ａ，３Ｂのハウジング本体２への係止によって、ハウ
ジング本体２内に収容された接続端子１１が外力から保
護されるとともに、接続端子１１の上方あるいは下方へ
の浮き上がりが、リヤホルダ３Ａ，３Ｂの下面によって
堅固に押さえられるという顕著な効果が発揮されるもの
である。
【００２６】次に、本発明に係るリヤホルダ一体型コネ
クタの第２実施例を図６乃至図８に基づいて説明する。
図６は本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの第２実
施例における仮固定部材の一例を示す断面図、図７は同
じく仮固定部材の他の例を示す断面図、図８は同じく仮
固定部材の更に他の例を示す断面図である。この第２実
施例が上記第１実施例と異なるのは、仮固定用ヒンジ部
分の構成が変わった点である。
クタの第２実施例を図６乃至図８に基づいて説明する。
図６は本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの第２実
施例における仮固定部材の一例を示す断面図、図７は同
じく仮固定部材の他の例を示す断面図、図８は同じく仮
固定部材の更に他の例を示す断面図である。この第２実
施例が上記第１実施例と異なるのは、仮固定用ヒンジ部
分の構成が変わった点である。
【００２７】図６に示すように仮固定用ヒンジ４０Ａの
上端、即ちリヤホルダ３Ａ側には薄肉部４３Ａが設けら
れている。したがって、仮固定用ヒンジ４０Ａが素手又
はドライバ等の簡単な工具で薄肉部４３Ａを容易に切断
することができるので、リヤホルダ３Ａは変位自在ヒン
ジ５Ａを支軸に回動されて端子収容室５上に装着され
る。このとき、仮固定用ヒンジ４０Ａはハウジング本体
２側に残ることになる。したがって、組付けの作業効率
が向上するとともに、切断箇所が確定されるのでコネク
タの信頼性も向上させることができる。
上端、即ちリヤホルダ３Ａ側には薄肉部４３Ａが設けら
れている。したがって、仮固定用ヒンジ４０Ａが素手又
はドライバ等の簡単な工具で薄肉部４３Ａを容易に切断
することができるので、リヤホルダ３Ａは変位自在ヒン
ジ５Ａを支軸に回動されて端子収容室５上に装着され
る。このとき、仮固定用ヒンジ４０Ａはハウジング本体
２側に残ることになる。したがって、組付けの作業効率
が向上するとともに、切断箇所が確定されるのでコネク
タの信頼性も向上させることができる。
【００２８】次に、図７に示すように仮固定用ヒンジ４
１Ａは、薄肉部４３Ａが中央部に設けられている。した
がって、上記同様に素手又は簡単な工具で切断させるこ
とができ、仮固定用ヒンジ４１Ａの半分ずつが、ハウジ
ング本体２側とリヤホルダ３Ａ側に２分割されることに
なる。よって、組付けの作業効率が向上するとともに、
切断箇所が確定され、しかもハウジング本体２側とリヤ
ホルダ３Ａ側に均等に切断されるのでコネクタの信頼性
も向上させることができる。
１Ａは、薄肉部４３Ａが中央部に設けられている。した
がって、上記同様に素手又は簡単な工具で切断させるこ
とができ、仮固定用ヒンジ４１Ａの半分ずつが、ハウジ
ング本体２側とリヤホルダ３Ａ側に２分割されることに
なる。よって、組付けの作業効率が向上するとともに、
切断箇所が確定され、しかもハウジング本体２側とリヤ
ホルダ３Ａ側に均等に切断されるのでコネクタの信頼性
も向上させることができる。
【００２９】次に、図８に示すように仮固定用ヒンジ４
２Ａは、薄肉部４３Ａが中央部に設けられているととも
に、この薄肉部４３Ａの後方に連続して相手コネクタを
案内するための案内リブ４４Ａが設けられている。した
がって、上記同様に素手又は簡単な工具で切断させるこ
とができるとともに、ハウジング本体２側およびリヤホ
ルダ３Ａ側の案内リブ４４Ａがコネクタ嵌合時に相手コ
ネクタを案内するので嵌合作業を確実かつ容易に行うこ
とができる。よって、組付けの作業効率が向上するとと
もに、コネクタの信頼性も向上させることができる。
２Ａは、薄肉部４３Ａが中央部に設けられているととも
に、この薄肉部４３Ａの後方に連続して相手コネクタを
案内するための案内リブ４４Ａが設けられている。した
がって、上記同様に素手又は簡単な工具で切断させるこ
とができるとともに、ハウジング本体２側およびリヤホ
ルダ３Ａ側の案内リブ４４Ａがコネクタ嵌合時に相手コ
ネクタを案内するので嵌合作業を確実かつ容易に行うこ
とができる。よって、組付けの作業効率が向上するとと
もに、コネクタの信頼性も向上させることができる。
【００３０】次に、本発明に係るリヤホルダ一体型コネ
クタの第３実施例を図９に基づいて説明する。この第３
実施例が上記第１実施例と異なるのは、仮固定用ヒンジ
部分の構成が変わった点である。図９に示すように仮固
定用ヒンジ４５Ａは、ハウジング本体２側とリヤホルダ
３Ａ側の両端側に薄肉部４３Ａが設けられている。した
がって、上記同様に素手又は簡単な工具で切断させるこ
とができるとともに、２箇所の薄肉部４３Ａで切断され
るので不要になった仮固定用ヒンジ４５Ａがハウジング
本体２及びリヤホルダ３Ａから完全に除去されることに
なる。よって、組付けの作業効率が向上するとともに、
仮固定用ヒンジ４５Ａの切断片が残らないので、さらに
コネクタの信頼性を向上させることができる。
クタの第３実施例を図９に基づいて説明する。この第３
実施例が上記第１実施例と異なるのは、仮固定用ヒンジ
部分の構成が変わった点である。図９に示すように仮固
定用ヒンジ４５Ａは、ハウジング本体２側とリヤホルダ
３Ａ側の両端側に薄肉部４３Ａが設けられている。した
がって、上記同様に素手又は簡単な工具で切断させるこ
とができるとともに、２箇所の薄肉部４３Ａで切断され
るので不要になった仮固定用ヒンジ４５Ａがハウジング
本体２及びリヤホルダ３Ａから完全に除去されることに
なる。よって、組付けの作業効率が向上するとともに、
仮固定用ヒンジ４５Ａの切断片が残らないので、さらに
コネクタの信頼性を向上させることができる。
【００３１】次に、本発明に係るリヤホルダ一体型コネ
クタの第４実施例を図１０乃至図１３に基づいて説明す
る。この第４実施例が上記第１実施例と異なるのは、仮
固定用ヒンジ部分の構成が変わった点である。図１０に
示すように仮固定用ヒンジ４６Ａは、前記実施例と同様
にハウジング本体２側とリヤホルダ３Ａ側の両端側に薄
肉部４３Ａが設けられている。そして、また図７に示し
たような中肉部４７Ａが中央部に設けられているととも
に、仮固定用ヒンジ４６Ａの中央部が前方に突出した略
くの字状に形成されている。更に、仮固定用ヒンジ４６
Ａの後方側には、ストッパ部４８Ａと支点部４９Ａを有
する一対のリブ５０Ａ，５１Ａが設けられているととも
に、このリブ５０Ａ，５１Ａが後述の切断中に滑らない
ようにハウジング本体２上及びリヤホルダ３Ａ上には係
合溝５２Ａ，５３Ａが設けられている。
クタの第４実施例を図１０乃至図１３に基づいて説明す
る。この第４実施例が上記第１実施例と異なるのは、仮
固定用ヒンジ部分の構成が変わった点である。図１０に
示すように仮固定用ヒンジ４６Ａは、前記実施例と同様
にハウジング本体２側とリヤホルダ３Ａ側の両端側に薄
肉部４３Ａが設けられている。そして、また図７に示し
たような中肉部４７Ａが中央部に設けられているととも
に、仮固定用ヒンジ４６Ａの中央部が前方に突出した略
くの字状に形成されている。更に、仮固定用ヒンジ４６
Ａの後方側には、ストッパ部４８Ａと支点部４９Ａを有
する一対のリブ５０Ａ，５１Ａが設けられているととも
に、このリブ５０Ａ，５１Ａが後述の切断中に滑らない
ようにハウジング本体２上及びリヤホルダ３Ａ上には係
合溝５２Ａ，５３Ａが設けられている。
【００３２】次に図１１に示すように、例えば仮固定中
のリヤホルダ３Ａに外力Ｃが作用すると、仮固定用ヒン
ジ４６Ａは中肉部４７Ａを中心に少し前方に撓む。しか
し、一対のリブ５０Ａ，５１Ａのストッパ部４８Ａ，４
８Ａが互いに当接することでそれ以上の撓みは阻止され
る。したがって、仮固定中の薄肉部４３Ａ及び中肉部４
７Ａが外力から保護されることになり、コネクタの信頼
性を向上させることができる。
のリヤホルダ３Ａに外力Ｃが作用すると、仮固定用ヒン
ジ４６Ａは中肉部４７Ａを中心に少し前方に撓む。しか
し、一対のリブ５０Ａ，５１Ａのストッパ部４８Ａ，４
８Ａが互いに当接することでそれ以上の撓みは阻止され
る。したがって、仮固定中の薄肉部４３Ａ及び中肉部４
７Ａが外力から保護されることになり、コネクタの信頼
性を向上させることができる。
【００３３】次に図１２に示すように、仮固定用ヒンジ
４６Ａを切断する場合には、上記同様に簡単な工具で切
断させることができるものであるか、特に工具を用いな
くとも素手で切断させることができる。即ち、力Ｆ１に
よって仮固定用ヒンジ４６Ａの前方より中肉部４７Ａを
押圧すると、仮固定用ヒンジ４６Ａが後方に屈曲して、
一対のリブ５０Ａ，５１Ａの支点部４９Ａが係合溝５２
Ａ，５３Ａに係合される。そして、図１２及び図１３に
示すように、力Ｆ１により逆くの字状になるため図１３
に示される上方からの力Ｆ２を加えると、この支点部４
９Ａ，４９Ａを支点としてさらに仮固定用ヒンジ４６Ａ
が屈曲して、中肉部４７Ａが切断される前にその両端の
薄肉部４３Ａ，４３Ａが比較的小さな力Ｆ２で確実かつ
容易に切断される。よって、組付けの作業効率がさらに
向上するとともに、仮固定用ヒンジ４５Ａの切断片が残
らないので、さらにコネクタの信頼性を向上させること
ができる。
４６Ａを切断する場合には、上記同様に簡単な工具で切
断させることができるものであるか、特に工具を用いな
くとも素手で切断させることができる。即ち、力Ｆ１に
よって仮固定用ヒンジ４６Ａの前方より中肉部４７Ａを
押圧すると、仮固定用ヒンジ４６Ａが後方に屈曲して、
一対のリブ５０Ａ，５１Ａの支点部４９Ａが係合溝５２
Ａ，５３Ａに係合される。そして、図１２及び図１３に
示すように、力Ｆ１により逆くの字状になるため図１３
に示される上方からの力Ｆ２を加えると、この支点部４
９Ａ，４９Ａを支点としてさらに仮固定用ヒンジ４６Ａ
が屈曲して、中肉部４７Ａが切断される前にその両端の
薄肉部４３Ａ，４３Ａが比較的小さな力Ｆ２で確実かつ
容易に切断される。よって、組付けの作業効率がさらに
向上するとともに、仮固定用ヒンジ４５Ａの切断片が残
らないので、さらにコネクタの信頼性を向上させること
ができる。
【００３４】次に、本発明に係るリヤホルダ一体型コネ
クタの第５実施例を図１４乃至図１６に基づいて説明す
る。図１４は本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの
第５実施例を示す斜視図、図１５は図１４におけるリヤ
ホルダの仮係止状態を示す斜視図、図１６は組付け完了
状態を示す斜視図である。図１４に示すようにリヤホル
ダ一体型コネクタ３１は、リヤホルダ３２の少なくとも
一方の側端に略Ｓ字状に屈曲して係止孔３５Ａと係止孔
３５Ｂを形成したロック部３５が設けられ、かつハウジ
ング本体３３に仮固定部材である仮係止突起３６と係止
突起３７が設けられている。
クタの第５実施例を図１４乃至図１６に基づいて説明す
る。図１４は本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの
第５実施例を示す斜視図、図１５は図１４におけるリヤ
ホルダの仮係止状態を示す斜視図、図１６は組付け完了
状態を示す斜視図である。図１４に示すようにリヤホル
ダ一体型コネクタ３１は、リヤホルダ３２の少なくとも
一方の側端に略Ｓ字状に屈曲して係止孔３５Ａと係止孔
３５Ｂを形成したロック部３５が設けられ、かつハウジ
ング本体３３に仮固定部材である仮係止突起３６と係止
突起３７が設けられている。
【００３５】次に動作を説明すると、図１５に示すよう
にリヤホルダ３２をハウジング本体３３側に倒して、係
止孔３５Ａをハウジング本体３３の仮係止突起３６に仮
係止させる。ここで端子収容室３９の圧接刃３８に電線
１２を自動組付け機等によって圧入接続して、その後リ
ヤホルダ３２を仮係止突起３６から外してヒンジ３４を
支軸に回動させて閉じる。そして、図１６に示すように
係止孔３５Ｂをハウジング本体３３の係止突起３７に係
止させるものである。この構成では、仮係止状態の形状
にバラツキがなく、安定した形状が実現できるので、自
動組付け工程に最適であるとともに、リヤホルダ３２の
仮係止状態からの解除に工具を使用することなく容易に
行うことができる。
にリヤホルダ３２をハウジング本体３３側に倒して、係
止孔３５Ａをハウジング本体３３の仮係止突起３６に仮
係止させる。ここで端子収容室３９の圧接刃３８に電線
１２を自動組付け機等によって圧入接続して、その後リ
ヤホルダ３２を仮係止突起３６から外してヒンジ３４を
支軸に回動させて閉じる。そして、図１６に示すように
係止孔３５Ｂをハウジング本体３３の係止突起３７に係
止させるものである。この構成では、仮係止状態の形状
にバラツキがなく、安定した形状が実現できるので、自
動組付け工程に最適であるとともに、リヤホルダ３２の
仮係止状態からの解除に工具を使用することなく容易に
行うことができる。
【００３６】上述したように本発明のリヤホルダ一体型
コネクタによれば、リヤホルダを仮固定しておくことに
よって、ハウジングへの端子挿入や電線接続等の組付け
加工時の各工程作業をスムーズに行うことが可能とな
る。したがって、本発明のリヤホルダ一体型コネクタは
とりわけ電線を圧入接続する圧接コネクタにおける自動
組付けに顕著な効果がある。更に、加工の各工程作業の
完了時に、仮固定用ヒンジを切断してリヤホルダを回動
可能とさせることで、切断後のリヤホルダの装着作業を
スムーズに行うことが可能となる。また、仮係止の形状
が安定しているので、自動組付け機への適用が容易とな
る。
コネクタによれば、リヤホルダを仮固定しておくことに
よって、ハウジングへの端子挿入や電線接続等の組付け
加工時の各工程作業をスムーズに行うことが可能とな
る。したがって、本発明のリヤホルダ一体型コネクタは
とりわけ電線を圧入接続する圧接コネクタにおける自動
組付けに顕著な効果がある。更に、加工の各工程作業の
完了時に、仮固定用ヒンジを切断してリヤホルダを回動
可能とさせることで、切断後のリヤホルダの装着作業を
スムーズに行うことが可能となる。また、仮係止の形状
が安定しているので、自動組付け機への適用が容易とな
る。
【００３７】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るリヤホ
ルダ一体型コネクタにおいては、リヤホルダを開いた状
態でハウジング本体に仮固定する離反可能な仮固定部材
が設けられている。したがって、変位自在ヒンジを介し
てハウジング本体と一体に構成されたリヤホルダが、さ
らに仮固定部材によって開いた状態でハウジング本体に
仮固定するため、外力が作用してもリヤホルダやヒンジ
が損傷を受けるようなことはなく、コネクタの信頼性を
確保することができる。また、自動組付け機による端子
挿入時や電線接続時にリヤホルダが邪魔にならないため
円滑な組付け作業を行うことができ、作業性の顕著な向
上を図ることができる。
ルダ一体型コネクタにおいては、リヤホルダを開いた状
態でハウジング本体に仮固定する離反可能な仮固定部材
が設けられている。したがって、変位自在ヒンジを介し
てハウジング本体と一体に構成されたリヤホルダが、さ
らに仮固定部材によって開いた状態でハウジング本体に
仮固定するため、外力が作用してもリヤホルダやヒンジ
が損傷を受けるようなことはなく、コネクタの信頼性を
確保することができる。また、自動組付け機による端子
挿入時や電線接続時にリヤホルダが邪魔にならないため
円滑な組付け作業を行うことができ、作業性の顕著な向
上を図ることができる。
【００３８】また、仮固定部材がハウジング本体とリヤ
ホルダを連結するように一体成形され、リヤホルダを閉
じる際に切断される仮固定用ヒンジである。よって、外
力が作用しても仮係止状態を確実に堅持することができ
るとともに、結線等の作業後に仮固定用ヒンジを切断工
具で容易に切断することができるので、リヤホルダのハ
ウジング本体への係止作業を容易に行うことができる。
この結果、コネクタ組付作業性を著しく向上させること
ができる。
ホルダを連結するように一体成形され、リヤホルダを閉
じる際に切断される仮固定用ヒンジである。よって、外
力が作用しても仮係止状態を確実に堅持することができ
るとともに、結線等の作業後に仮固定用ヒンジを切断工
具で容易に切断することができるので、リヤホルダのハ
ウジング本体への係止作業を容易に行うことができる。
この結果、コネクタ組付作業性を著しく向上させること
ができる。
【００３９】また、仮固定部材に適数の薄肉部が設けら
れているので、結線等の作業後に仮固定部材を素手又は
簡単な工具で容易に切断させることができる。よって、
コネクタ組付けの作業性を著しく向上させることができ
るとともに、コネクタの信頼性も向上させることができ
る。
れているので、結線等の作業後に仮固定部材を素手又は
簡単な工具で容易に切断させることができる。よって、
コネクタ組付けの作業性を著しく向上させることができ
るとともに、コネクタの信頼性も向上させることができ
る。
【００４０】また、仮固定部材の両端に薄肉部が設けら
れているので、切断後に仮固定部材が完全に除去され
る。よって、組付け完了後にハウジング本体上及びリヤ
ホルダ上に余分が切断片が突出するようなことはなく、
コネクタの信頼性のさらなる向上とともに、作業上の安
全性も確保することができる。
れているので、切断後に仮固定部材が完全に除去され
る。よって、組付け完了後にハウジング本体上及びリヤ
ホルダ上に余分が切断片が突出するようなことはなく、
コネクタの信頼性のさらなる向上とともに、作業上の安
全性も確保することができる。
【００４１】また、仮固定部材の両端に薄肉部が設けら
れるとともに、中央部に中肉部が設けられ、仮固定部材
後部にストッパ部と支点部を有する一対のリブが設けら
れている。よって、リヤホルダに作用する外力に対して
薄肉部が保護されるとともに、仮固定部材を容易かつ確
実に切断することができる。この結果、コネクタの加工
段階における形状が安定するため、作業性の向上ととも
に、自動組付け機への適用が容易となる。
れるとともに、中央部に中肉部が設けられ、仮固定部材
後部にストッパ部と支点部を有する一対のリブが設けら
れている。よって、リヤホルダに作用する外力に対して
薄肉部が保護されるとともに、仮固定部材を容易かつ確
実に切断することができる。この結果、コネクタの加工
段階における形状が安定するため、作業性の向上ととも
に、自動組付け機への適用が容易となる。
【００４２】更に、仮固定部材がハウジング本体上に設
けられ、リヤホルダの少なくとも一方の側端に設けられ
た係止孔を仮係止する仮係止突起である。よって、工具
を使用することなく容易にリヤホルダの開閉作業を行う
ことができる。また、コネクタの加工段階における形状
が安定するため、自動組付け機への適用が容易となる。
けられ、リヤホルダの少なくとも一方の側端に設けられ
た係止孔を仮係止する仮係止突起である。よって、工具
を使用することなく容易にリヤホルダの開閉作業を行う
ことができる。また、コネクタの加工段階における形状
が安定するため、自動組付け機への適用が容易となる。
【図１】本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの第１
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図２】図１におけるリヤホルダ仮固定状態を示す断面
図である。
図である。
【図３】図２におけるリヤホルダ仮固定状態を解いた状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図４】図１における組付け完了状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図５】図４における断面図である。
【図６】本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの第２
実施例の仮固定部材を示す断面図である。
実施例の仮固定部材を示す断面図である。
【図７】本発明に係る第２実施例の別の仮固定部材を示
す断面図である。
す断面図である。
【図８】本発明に係る第２実施例のさらに別の仮固定部
材を示す断面図である。
材を示す断面図である。
【図９】本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの第３
実施例の仮固定部材を示す断面図である。
実施例の仮固定部材を示す断面図である。
【図１０】本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの第
４実施例の仮固定部材を示す断面図である。
４実施例の仮固定部材を示す断面図である。
【図１１】図１０における外力が仮固定部材に作用した
ときの作動説明図である。
ときの作動説明図である。
【図１２】図１０における仮固定部材の切断途中の状態
を示す作動説明図である。
を示す作動説明図である。
【図１３】図１０における仮固定部材の切断完了状態を
示す作動説明図である。
示す作動説明図である。
【図１４】本発明に係るリヤホルダ一体型コネクタの第
５実施例を示す斜視図である。
５実施例を示す斜視図である。
【図１５】図１４におけるリヤホルダの仮係止状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図１６】図１４における組付け完了状態を示す斜視図
である。
である。
【図１７】従来のリヤホルダ一体型コネクタの断面図で
ある。
ある。
１ リヤホルダ一体型コネクタ（第１実施例） ２ ハウジング本体 ３Ａ，３Ｂ リヤホルダ ４Ａ，４Ｂ 仮固定用ヒンジ（仮固定部材） ５Ａ 変位自在ヒンジ ９Ａ，９Ｂ 切断部 ２０Ａ，２０Ｂ 係止溝 ３０Ａ，３０Ｂ 係止側片 ３１ リヤホルダ一体型コネクタ（第５実施例） ３２ リヤホルダ ３３ ハウジング本体 ３４ ヒンジ ３５Ａ 係止孔 ３６ 仮係止突起（仮固定部材） ４０Ａ，４１Ａ，４２Ａ 仮固定用ヒンジ（仮固定部
材、第２実施例） ４３Ａ 薄肉部 ４４Ａ 案内リブ ４５Ａ 仮固定用ヒンジ（仮固定部材、第３実施例） ４６Ａ 仮固定用ヒンジ（仮固定部材、第４実施例） ４７Ａ 中肉部 ４８Ａ ストッパ部 ４９Ａ 支点部 ５０Ａ，５１Ａ リブ
材、第２実施例） ４３Ａ 薄肉部 ４４Ａ 案内リブ ４５Ａ 仮固定用ヒンジ（仮固定部材、第３実施例） ４６Ａ 仮固定用ヒンジ（仮固定部材、第４実施例） ４７Ａ 中肉部 ４８Ａ ストッパ部 ４９Ａ 支点部 ５０Ａ，５１Ａ リブ
Claims (7)
- 【請求項１】 電線が接続された接続端子を収容する複
数の端子収容室が内設されたハウジング本体と、該ハウ
ジング本体に変位自在ヒンジを介して連設されたリヤホ
ルダからなるリヤホルダ一体型コネクタにおいて、 前記リヤホルダを開いた状態で前記ハウジング本体に仮
固定する離反可能な仮固定部材が設けられていることを
特徴とするリヤホルダ一体型コネクタ。 - 【請求項２】 前記仮固定部材が、前記ハウジング本体
と前記リヤホルダを連結するように一体成形され、前記
リヤホルダを閉じる際に切断される仮固定用ヒンジであ
ることを特徴とする請求項１記載のリヤホルダ一体型コ
ネクタ。 - 【請求項３】 前記仮固定部材に適数の薄肉部が設けら
れていることを特徴とする請求項２記載のリヤホルダ一
体型コネクタ。 - 【請求項４】 前記仮固定部材の中央部に薄肉部が設け
られると共に、この薄肉部両端の前記仮固定部材にそれ
ぞれ案内リブが一体的に設けられていることを特徴とす
る請求項３記載のリヤホルダ一体型コネクタ。 - 【請求項５】 前記仮固定部材の上下端に薄肉部が、中
央部に中肉部が設けられると共に、この中肉部上下の前
記仮固定部材後方側にそれぞれストッパ部と支点部とを
有するリブが設けられていることを特徴とする請求項３
記載のリヤホルダ一体型コネクタ。 - 【請求項６】 前記リヤホルダに係止側片が設けられる
とともに、前記リヤホルダを閉じる際に前記係止側片を
係止する係止溝が前記ハウジング本体に設けられている
ことを特徴とする請求項１乃至５記載のリヤホルダ一体
型コネクタ。 - 【請求項７】 前記仮固定部材が、前記ハウジング本体
上に設けられ、前記リヤホルダの少なくとも一方の側端
に設けられた係止孔を仮係止する仮係止突起であること
を特徴とする請求項１記載のリヤホルダ一体型コネク
タ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03708395A JP3150863B2 (ja) | 1994-11-04 | 1995-02-24 | リヤホルダ一体型コネクタ |
| GB9522619A GB2294818B (en) | 1994-11-04 | 1995-11-03 | Electrical terminal retaining connector |
| KR1019950039533A KR100230938B1 (ko) | 1994-11-04 | 1995-11-03 | 후방홀더 일체형 접속기 |
| US08/552,567 US5716235A (en) | 1994-11-04 | 1995-11-03 | Rear holder integral-type connector |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27140094 | 1994-11-04 | ||
| JP6-271400 | 1994-11-04 | ||
| JP03708395A JP3150863B2 (ja) | 1994-11-04 | 1995-02-24 | リヤホルダ一体型コネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08185919A true JPH08185919A (ja) | 1996-07-16 |
| JP3150863B2 JP3150863B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=26376182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03708395A Expired - Fee Related JP3150863B2 (ja) | 1994-11-04 | 1995-02-24 | リヤホルダ一体型コネクタ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5716235A (ja) |
| JP (1) | JP3150863B2 (ja) |
| KR (1) | KR100230938B1 (ja) |
| GB (1) | GB2294818B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6176740B1 (en) | 1997-09-10 | 2001-01-23 | Yazaki Corporation | Terminal locking device equipped connector |
| JP2007200661A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Yazaki Corp | 収容カバー |
| JP2012049081A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Yazaki Corp | コネクタ |
Families Citing this family (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1279139B1 (it) * | 1995-04-26 | 1997-12-04 | Framatome Connectors Italia | Connettore elettrico |
| JP3761667B2 (ja) * | 1997-03-06 | 2006-03-29 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ及びコネクタの組付方法 |
| FR2761821B1 (fr) * | 1997-04-04 | 1999-06-25 | Proner Comatel Sa | Connecteur a verrou secondaire integre |
| JP3283784B2 (ja) * | 1997-04-07 | 2002-05-20 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
| JPH10284161A (ja) * | 1997-04-08 | 1998-10-23 | Yazaki Corp | コネクタ |
| JP3341818B2 (ja) * | 1997-08-19 | 2002-11-05 | 矢崎総業株式会社 | リヤホルダ装着装置及びリヤホルダ装着方法 |
| DE19835670A1 (de) * | 1998-08-06 | 2000-04-20 | Delphi Automotive Systems Gmbh | Dichtungsanordnung zwischen einem elektrischen Verbinder und einem elektrischen Leiter |
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