JPH08185034A - 現像装置、並びにトナーカートリッジ及びそれを装填した画像形成装置 - Google Patents

現像装置、並びにトナーカートリッジ及びそれを装填した画像形成装置

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JPH08185034A
JPH08185034A JP7201454A JP20145495A JPH08185034A JP H08185034 A JPH08185034 A JP H08185034A JP 7201454 A JP7201454 A JP 7201454A JP 20145495 A JP20145495 A JP 20145495A JP H08185034 A JPH08185034 A JP H08185034A
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Masaru Mochizuki
賢 望月
Hidefumi Gohara
秀文 郷原
Megumi Sakakura
めぐみ 坂倉
Seiji Oka
誠二 岡
Hajime Koyama
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清典 津田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー補給機構等を必要としない小型で安価
な現像装置であって、高速の複写機に用いた場合でも現
像剤のトナーを十分に帯電することができる現像装置を
提供する。 【解決手段】 内部にマグネットローラ4を有する現像
スリーブ3の回転に伴って、ドクタ5で阻止された現像
剤を現像剤収容部2A内でその内圧及び自重によりトナ
ー収容部2Cのトナー補給口に移動させた後、現像スリ
ーブ3表面に沿ってドクタ5側に戻す現像装置におい
て、現像剤を、主に現像スリーブ3の表面に層状に担持
される第1のキャリアを含む第1の現像剤と、トナー補
給口からドクタ5にかけて現像スリーブ3上の第1の現
像剤に接触するように該収容部Aに収容された、第1の
キャリアとは異なる第2のキャリアを含む第2の現像剤
とにより構成し、第1のキャリアの帯電能力を第2のキ
ャリアの帯電能力よりも高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に用いる現像装置、
並びにトナーカートリッジ及びそれを装填する上記複写
機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーを用いて静電潜像を現像す
る方法としては、磁気ブラシ現像法(例えば米国特許第
2874063号参照)に代表される二成分現像方法や
一成分現像法が知られている。
【0003】上記二成分現像法に用いられる乾式二成分
現像剤においては、比較的大きな磁性粒子と微小なトナ
ーとの摩擦で発生した静電気力によって該磁性粒子の表
面にトナーが保持されており、静電潜像に接近すると、
静電潜像が形成する電界によるトナーに対する静電潜像
方向への吸引力が、トナーと磁性粒子との間の結合力に
打ち勝って、トナーは静電潜像上に吸引付着されて静電
潜像を可視化するものである。そして、この現像剤は現
像によって消費したトナーを補充しながら反復使用され
る。したがって、この二成分現像法では安定した画像濃
度を得るために磁性粒子とトナーとの混合比(トナー濃
度)を一定にする必要があり、そのためのトナー補給機
構やトナー濃度センサを搭載する必要があるために、現
像装置が大型になり、その動作機構も複雑になるという
不具合がある。
【0004】そこで、上記欠点を改良するものとして、
例えば特公平5−67233号公報で提案されているよ
うなトナー濃度制御を必要としない二成分現像装置が知
られている。この現像装置は、現像剤担持体周辺の現像
剤がトナー供給部分でトナーを取り込むとともに、現像
剤に対して現像剤規制部材で規制を加えてトナーの帯電
を行うため、トナーを補給する補給機構やトナー濃度を
検知するトナー濃度センサを設けることなく、現像剤の
トナー濃度を一定濃度に維持しトナーを帯電して現像を
行うことができる。
【0005】また、従来の電子写真式の画像形成装置に
あっては、原稿反射光等の画像情報を予め一様に帯電し
た像担持体としての感光体の表面に照射することによっ
て形成された静電潜像を現像装置から供給されるトナー
により可視像化してから、この可視像を記録紙上に転
写、定着することにより画像形成を行っている。上記現
像装置に対するトナーの補給手段として、現像装置のト
ナータンク等のトナー収容部に対してトナーカートリッ
ジを着脱自在に装填するタイプがある。
【0006】従来のトナーカートリッジ及びそれを装填
した画像形成装置としては、未使用時にはトナーを収納
したトナーカートリッジの補給開口部にシール部材を貼
り付けて閉止しておき、使用時にはシール部材を剥がし
て画像形成装置に装填するように構成したものが公知で
ある(特開昭60−41068号公報参照)。また、画
像形成装置に装填したトナーカートリッジの開口部を、
現像剤担持体としての現像ローラを覆うカバー(特開昭
60−21070号公報参照)と同様に、スライドして
開閉するカバーでトナーカートリッジの開口部を開閉す
る技術も公知である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
〔課題1〕上記特公平5−67233号公報で提案され
ている二成分現像装置においては、現像剤担持体上の現
像剤へのトナーの取り込みを良好に行う等の理由によ
り、従来の二成分現像装置に比べて現像剤量を多くする
ことができないので、現像剤担持体表面の線速が速くな
る高速機に採用した場合に、トナーを十分に帯電するこ
とができず、地肌汚れが発生するおそれがある。また、
トナーに十分な帯電を付与しようとする場合には、現像
剤規制部材による規制ストレスを強くする必要があるた
め、現像剤粒子同士の衝突等による発熱で磁性粒子表面
にトナーの膜が形成される、いわゆるスペント化が生
じ、磁性粒子の帯電特性が使用時間とともに低下し、ト
ナー飛散、地かぶり等が発生するおそれがあった。
【0008】なお、一成分現像法では二成分現像法のよ
うに磁性粒子とトナーとを混合した現像剤を用いずに、
トナーと現像剤担持体との間の摩擦で発生する静電気
力、あるいは磁性体を含有するトナーと磁石を内蔵した
現像剤担持体との間の磁気力により、トナーが現像剤担
持体表面に保持されており、静電潜像に接近すると、静
電潜像が形成する電界によるトナーに対する静電潜像方
向への吸引力が、トナーと現像剤担持体との間の結合力
に打ち勝って、トナーは静電潜像上に吸引付着されて静
電潜像が可視化されるものである。したがって、一成分
現像法ではトナー濃度を制御する必要がないために、現
像装置が小型化できるという利点があるが、現像領域で
のトナーの粒子数が二成分現像法に比べて少ないために
像担持体へのトナーの現像量が十分ではなく、高速の複
写機等の画像形成装置への対応が困難であった。
【0009】〔課題2〕また、前述のように二成分現像
装置を小型化するために、現像剤担持体周辺でトナーを
現像剤担持体上に沿ってキャリアとあわせて循環し摩擦
帯電させることでトナーを現像剤担持体上の現像剤に取
り込む方法を採ることが可能であるが、このような二成
分現像装置では、そのトナーの取り込みを良好に行うた
めに比較的少量のキャリアを現像剤担持体上に担持させ
る必要があった。ところが、一般に現像剤の寿命はキャ
リアの量に比例することが知られており、上記比較的少
量のキャリアを現像剤担持体上に担持させるようにした
二成分現像装置では、現像剤の撹拌、循環若しくは搬送
による劣化及びトナーの融着を激しくし、その後の帯電
不足が発生し、現像剤の寿命が短くなるという不具合が
あった。
【0010】〔課題3〕上記特開昭60−41068号
公報に記載されているトナーカートリッジ及びそれを装
填した画像形成装置においては、トナーカートリッジの
シール部材を剥がして画像形成装置に装填する装填作業
をする際、シール部材を剥がすときや、剥がしたシール
部材を廃棄処分するときに、注意をして作業しても、作
業者の手、衣服等にトナーが付着したりして汚れるとい
う不具合があった。また、上記特開昭60−21070
号公報に記載されているようなスライドして開閉するカ
バーを設けたものにおいては、そのカバーを開く際にカ
バーの裏側に付着したトナーがトナーカートリッジに付
着してしまい、トナーカートリッジを取り外すときに、
注意をして作業しても、作業者の手、衣服等にトナーが
付着して汚れやすくなるという不具合があった。
【0011】本発明は以上の技術的背景のもとでなされ
たものであり、その第1の目的は、トナー補給機構およ
びトナー濃度センサを必要としない小型で安価な現像装
置であって、高速の画像形成装置に用いた場合でも現像
剤のトナーを十分に帯電することができる現像装置を提
供することである。また、その第2の目的は、従来より
も少ない量の現像剤を現像剤担持体上に担持させる場合
でも、現像剤の寿命が短くなるのを防止することができ
る現像装置を提供することである。また、その第3の目
的は、構造を複雑化することなく且つ作業者の手、衣服
などにトナーが付着することなく、トナーカートリッジ
を画像形成装置に容易且つ確実に装填することができる
トナーカートリッジ及びそれを装填した画像形成装置を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、内部に磁界発生手段を有
し、トナー及び磁性粒子からなる現像剤を表面に担持し
て搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持した
現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規制
部材で規制された現像剤を収容する現像剤収容部と、該
現像剤収容部に該現像剤担持体上の現像剤搬送方向の上
流側から隣接し、該現像剤担持体に対向するトナー補給
口を有するトナー収容部とを備えた現像装置において、
該現像剤を、主に該現像剤担持体の表面に層状に担持さ
れる第1の磁性粒子を含む第1の現像剤と、該トナー補
給口から該現像剤規制部材にかけて該現像剤担持体上の
第1の現像剤に接触するように該現像剤収容部に収容さ
れた、該第1の磁性粒子とは異なる第2の磁性粒子を含
む第2の現像剤とにより構成し、該第1の磁性粒子の帯
電能力が該第2の磁性粒子の帯電能力よりも高いことを
特徴とすることを特徴とするものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の現像装置に
おいて、上記第1の磁性粒子の飽和磁化が上記第2の磁
性粒子の飽和磁化よりも高いことを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の現像装置に
おいて、上記第1の磁性粒子の重量平均粒子径が上記第
2の磁性粒子の重量平均粒子径よりも小さいことを特徴
とするものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の現像装置に
おいて、上記第1の磁性粒子の体積固有抵抗が上記第2
の磁性粒子の体積固有抵抗よりも低いことを特徴とする
ものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項1の現像装置に
おいて、上記第1の現像剤に、上記磁性粒子をバインダ
ー樹脂中に分散させたものを用いたことを特徴とするも
のである。
【0017】請求項6の発明は、請求項1の現像装置に
おいて、上記第2の現像剤に研磨剤を含有させたことを
特徴とするものである。
【0018】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項7の発明は、トナー及び磁性粒子からなる現像剤
を表面に担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担
持体の表面に対向する開口を有し、内部にトナーを収容
したトナー収容部とを備えた現像装置において、該現像
剤担持体の表面に対向する開口を有し、内部に現像剤を
保留する現像剤保留部を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0019】請求項8の発明は、請求項7の現像装置に
おいて、上記現像剤保留部の開口が上記現像剤担持体の
表面の下方に位置するように、該現像剤保留部を設けた
ことを特徴とするものである。
【0020】請求項9の発明は、請求項7又は8の現像
装置において、上記現像剤保留部の開口付近又は該現像
剤保留部の内部に磁化した磁性体を設けたことを特徴と
するものである。
【0021】請求項10の発明は、請求項7乃至9の現
像装置において、上記現像剤保留部の内部に現像剤を循
環又は搬送する手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0022】請求項11の発明は、請求項7乃至10の
現像装置において、上記現像剤保留部の開口の該トナー
収容部側の端部に対向する位置に固定磁極を配置したこ
とを特徴とするものである。
【0023】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項12の発明は、画像形成装置に装填するトナーカ
ートリッジにおいて、トナーを内部に収納する円筒状の
トナー容器と、該トナー容器の外周面に形成されて該ト
ナー容器内のトナーを排出する排出口と、該排出口を開
閉するために該トナー容器外周面に枢支された蓋と、該
排出口に設けられた排出口磁性部材と、該蓋の開放側端
部に設けられた蓋磁性部材とを有し、該排出口磁性部材
と該蓋磁性部材との磁着力によって該排出口を該蓋によ
って閉止するようにしたことを特徴とするものである。
【0024】請求項13の発明は、請求項12のトナー
カートリッジにおいて、上記蓋は、上記トナー容器と密
着して上記排出口を塞ぐ位置にスポンジ材を有すること
を特徴とするものである。
【0025】請求項14の発明は、請求項12又は13
のトナーカートリッジにおいて、上記トナー容器は、上
記外周面又は端面に上記トナー容器を回動する回動手段
を有することを特徴とするものである。
【0026】請求項15の発明は、請求項12乃至14
のトナーカートリッジを装填した現像装置から像担持体
上の潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する画像
形成装置において、該現像装置は、上記トナー容器を回
動自在に支持するトナー容器支持部と、該トナー容器支
持部に該トナー容器の排出口に対向して設けられたトナ
ー補給口と、該トナー容器を回動させたときに上記蓋を
開閉する蓋開閉部とを有することを特徴とするものであ
る。
【0027】請求項16の発明は、請求項15の画像形
成装置において、上記蓋は、上記現像装置のトナー収容
部の外側に開く構成としたことを特徴とするものであ
る。
【0028】請求項17の発明は、請求項15又は16
の画像形成装置において、該画像形成装置の上側筺体が
上記現像装置を保持した下側筺体に対して上方に開放さ
れるときに、該開放動作に連動して上記蓋が作動して上
記排出口を閉じ、該上側筺体が閉止されるときに、該閉
止動作に連動して該蓋が作動して該排出口を開くことを
特徴とするものである。
【0029】請求項18の発明は、請求項15乃至17
の画像形成装置において、上記蓋で上記排出口を閉じる
際に、該蓋の開放側端部に設けられた清掃部材によっ
て、上記現像装置のトナー収容部の外側を清掃すること
を特徴とするものである。 (以下、余白)
【0030】上記請求項1乃至6の発明においては、磁
界発生手段で発生した磁界の磁力によって担持された現
像剤担持体上の現像剤を搬送し、主に該現像剤担持体の
表面に担持される第1の磁性粒子を含む第1の現像剤を
現像剤規制部材で規制し、像担持体と対向する現像領域
に供給して像担持体上の静電潜像の現像を行う。そし
て、現像剤規制部材で現像領域への進行が阻止された第
1の現像剤の一部及び第1の磁性粒子とは異なる第2の
磁性粒子を含む第2の現像剤を現像剤収容部内で内圧及
び自重によりトナー補給口側に移動させ、再び現像剤担
持体表面に沿って現像剤規制部材側へと移動させる。こ
の現像剤のトナー補給口への到達量に応じて、現像剤担
持体上の第1の現像剤へのトナーの取り込み量が変化す
る。例えば、現像剤中のトナー濃度が高くなって現像剤
量が増加した場合には、現像剤のトナー補給口への到達
量が増加してトナー補給口を部分的に塞ぎ、トナー収容
部から現像剤担持体上を層状となって搬送される第1の
現像剤へのトナー取り込み量が減少する。逆に、トナー
濃度が低くなって現像剤量が減少した場合には、現像剤
の到達量が減少して、上記トナーの取り込み量が増加す
る。このように現像でのトナー消費によるトナー濃度の
増減に応じてトナーを取り込んだ第1の現像剤を、現像
剤担持体表面に沿って現像剤規制部材側に搬送する。そ
して、この第1の現像剤の現像剤担持体上での搬送の際
に、第1の現像剤に取り込まれたトナーを第1のキャリ
アとの間で摩擦帯電するとともに、現像剤収容部内の第
2の現像剤は該収容部内で撹拌され、第2の現像剤内の
トナーを第2の磁性粒子との間で摩擦帯電する。
【0031】ここで、上記第1の磁性粒子の帯電能力を
上記第2の磁性粒子の帯電能力よりも高くすることによ
り、第1の現像剤中の第1の磁性粒子とトナーとの間の
静電引力を、第2の現像剤中の第2の磁性粒子とトナー
との間の静電引力よりも大きくし、第2の現像剤中の十
分に帯電されたトナーを現像剤担持体上の第1の現像剤
中へ効率的に移動させる。このように現像でトナーが消
費されても、十分に帯電されたトナーを現像に寄与する
第1の現像剤中へ効率的に移動させて担持することがで
きる。
【0032】特に、上記請求項2の発明においては、上
記第1の磁性粒子の飽和磁化が上記第2の磁性粒子の飽
和磁化よりも高いことにより、現像に寄与する第1の磁
性粒子が現像剤担持体に強く引かれ、現像剤担持体表面
から離脱して像担持体に付着しにくくなる。また、第2
の磁性粒子が現像剤担持体に引かれる力は、第1の磁性
粒子よりも小さくなるため、現像剤規制部材で規制され
た第2の現像剤は、現像領域に搬送されずに、確実に現
像剤収容部内でトナー補給口に移動する。
【0033】特に、上記請求項3の発明においては、上
記第1の磁性粒子の重量平均粒子径を上記第2の磁性粒
子の重量平均粒子径よりも小さくすることにより、現像
に寄与する第1の現像剤のトナー保有率を高くする。
【0034】特に、上記請求項4の発明においては、上
記第1の磁性粒子の体積固有抵抗を上記第2の磁性粒子
の体積固有抵抗よりも低くすることにより、現像に寄与
する第1の現像剤の抵抗を、導電性を示す程度に低くす
る。これにより、ソリッド画像の静電潜像のエッジ近傍
の電界分布を均一にして、エッジにトナーが付着しやす
くなるというエッジ効果を抑える。
【0035】特に、上記請求項5の発明においては、上
記第1の現像剤に、上記磁性粒子をバインダー樹脂中に
分散させたものを用いることにより、現像領域での磁気
ブラシを軟らかくして、中間調画像の静電潜像を良好に
現像する。
【0036】特に、上記請求項6の発明においては、上
記第2の現像剤に研磨剤を含有させることにより、第1
の現像剤中の第1の磁性粒子の表面を該研磨剤で研磨
し、現像に寄与する第1の磁性粒子へのトナーのスペン
ト化を抑える。
【0037】上記請求項7乃至11の発明においては、
現像剤担持体上に担持された現像剤がトナー収容部の開
口に対向する位置に搬送される際に、トナー収容部から
現像剤担持体上の現像剤にトナーを取り込む。そして、
現像剤担持体上の現像剤が現像剤保留部の開口に対向す
る位置に搬送される際に、その現像剤の一部を現像剤保
留部に取り込むとともに該保留部内の現像剤を現像剤担
持体に供給して、現像剤担持体上の現像剤と現像剤保留
部内の現像剤とを入れ替え、現像剤を連続して現像に用
いないようにする。ここで、現像剤担持体から現像剤保
留部への現像剤の取り込みは、例えば現像剤自身の自重
を利用したり、磁力を利用したりすることができる。ま
た、現像剤担持体上の現像剤を掻き取り部材で機械的に
掻き落として現像剤保留部内に取り込んでも良い。ま
た、現像剤保留部から現像剤担持体への現像剤の供給
は、例えば上記磁界発生手段で発生した磁界により磁力
を利用することができる。
【0038】特に、上記請求項8の発明においては、上
記現像剤保留部の開口が現像剤担持体の表面の下方に位
置するように現像剤保留部を設けることにより、現像剤
担持体上の現像剤が自重で下方に位置する開口から現像
剤保留部内に落ちるようにする。ここで、上記現像剤担
持体として回転駆動する円筒状又は円柱状のものを用い
る場合には、現像剤保留部の開口が現像剤担持体の回転
軸よりも下方に位置するように現像剤保留部を設ける。
【0039】特に、上記請求項9の発明においては、上
記現像剤保留部の開口付近又は現像剤保留部の内部に設
けた磁化した磁性体で磁界を発生させ、その磁力によ
り、現像剤担持体上の現像剤を現像剤保留部側に引き寄
せる。
【0040】特に、上記請求項10の発明においては、
上記現像剤保留部の内部で現像剤を循環又は搬送して現
像剤を均一化し、その均一化された現像剤を現像剤担持
体に供給する。
【0041】特に、上記請求項11の発明においては、
上記現像剤保留部の開口のトナー収容部側の端部に対向
する位置に配置した固定磁極で発生した磁界によって、
現像剤保留部から現像剤担持体上に現像剤を取り込むと
ともに、該現像剤保留部の開口の端部に現像剤溜まりを
形成し、トナー収容部に隣接させて現像剤保留部を設け
た場合でも、トナー収容部内のトナーをブロッキング
し、トナーが過剰に現像剤保留部に入らないようにする
とともに、現像剤保留部内の現像剤がトナー収容部に入
らないようにする。ここで、上記現像剤溜まりを良好に
形成するために、上記現像剤保留部の開口のトナー収容
部側の端部に磁性体を設け、該端部に磁界を集中させる
ようにしても良い。
【0042】上記請求項12乃至18の発明において
は、トナー容器を回動することによって該容器に開閉自
在に枢支された蓋がトナー容器内のトナーを排出する排
出口を開閉する。そして、閉止時には、排出口に設けら
れた排出口磁性部材と蓋の開放側端部に設けられた蓋磁
性部材との間の磁着力によっって閉止状態を維持する。
【0043】特に、上記請求項13の発明においては、
上記蓋でトナー容器内のトナーを排出する排出口を閉止
する際に、該排出口を塞ぐ位置に設けたスポンジ材が変
形してトナー容器が密閉される。
【0044】特に、上記請求項14の発明においては、
上記トナー容器の外周面又は端面に設けたノブ等の回動
手段によってトナー容器を回動することにより、該容器
に開閉自在に枢支された蓋がトナー容器内のトナーを排
出する排出口を開閉する。
【0045】特に、上記請求項15の発明においては、
トナー容器支持部に回動自在に支持されたトナー容器を
回動させると、その回動に連動するように、蓋開閉部が
トナー容器外周面に枢支された蓋を開閉する。この蓋が
開くと、トナー容器の排出口からトナー容器支持部にト
ナー容器側の排出口に対応して設けられたトナー補給口
を介して、トナーを補給できる状態になる。
【0046】特に、上記請求項16の発明においては、
上記蓋を現像装置のトナー収容部の外側に開くことによ
り、蓋の外側がトナーで汚れることがないようにする。
【0047】特に、上記請求項17の発明においては、
画像形成装置の上側筺体が現像装置を保持した下側筺体
に対して上方に開放されるときに、その開放動作に連動
して蓋が作動し、トナー容器の排出口を閉じる。一方、
上記上側筺体が閉止されるときには、該閉止動作に連動
して該蓋が作動し、トナー容器の排出口を開く。
【0048】特に、上記請求項18の発明においては、
上記蓋で上記トナー容器の排出口を閉じる際に、該蓋の
開放側端部に設けられた清掃部材によって、上記現像装
置のトナー収容部の外側を清掃することにより、トナー
収容部の外側のトナーが作業者の手等に付着しないよう
にする。
【0049】
【実施の形態】まず、請求項1乃至11の発明を画像形
成装置である電子写真複写機(以下、複写機という)の
現像装置に適用した実施の形態について説明する。図1
は同現像装置の概略構成を示す説明図である。この現像
装置は像担持体である円筒状の感光体ドラム1の側方に
配設され、感光体ドラム1に向けて開口部が形成された
ケーシング2、該開口部から一部が露出した、主にトナ
ー及び第1の磁性粒子(以下「第1のキャリア」とい
う。)からなる第1の現像剤6aを表面に担持する現像
剤担持体としての現像スリーブ3、現像スリーブ3の内
部に固定した磁界発生手段としての固定磁石群からなる
マグネットローラ4、現像スリーブ3に担持した現像剤
の量を規制する現像剤規制部材としてのドクタ5等を有
している。
【0050】上記ケーシング2の内壁は、現像スリーブ
3が収容される現像スリーブ収容部のほか、ドクタ5で
阻止された主にトナー及び第2の磁性粒子(以下「第2
のキャリア」という。)からなる第2の現像剤6bが収
容される現像剤収容部2A、上記第1の現像剤6が保留
される現像剤保留部2B、及び現像スリーブ3上の現像
剤に補給されるトナー7が収容されるトナー収容部2C
を区画するように形成されている。ここで、上記現像剤
収容部2Aとトナー収容部2Cとの間の区画壁面と、現
像スリーブ3表面との間のギャップは、0.3mmから
2.0mm程度が最もよく、このギャップが狭すぎると
現像剤がブロッキングをおこして現像スリーブ3の回転
トルクが大きくなり、また逆にこのギャップが広すぎる
とトナーに十分な摩擦帯電を与えられなくなり、地汚れ
やトナー飛散等の問題が生じる。
【0051】上記現像スリーブ3は非磁性材料からなる
円筒状部材であり、その両端部で感光体ドラム1の回転
軸と平行な回転軸の回りに回転自在に軸支され、図示し
ない駆動部により矢印方向に回転駆動される。なお、上
記円筒状の現像スリーブ3に代えて、複数の支持ローラ
に掛け渡された無端ベルト状の現像剤担持体を用いても
よい。
【0052】上記マグネットローラ4は現像スリーブ3
の回転時も動かないように現像スリーブ3の内部に固定
され、現像スリーブ3側の表面がそれぞれN極(N1
極,N2極)、S極(S1極,S2極)に着磁した4つの
磁石から構成されている。このうちN1極を有する磁石
は、第1の現像剤6aをトナー補給位置に搬送して第2
の現像剤6bとともに現像剤収容部2Aへ更に搬送する
ためのものであり、また後述のように現像剤保留部2B
のトナー収容部2C側の端部において現像剤溜まりを形
成するための磁界も形成する。また、S1極を有する磁
石は第1の現像剤6aをドクタ5による規制位置に搬送
し、更にドクタ5で層状になった現像剤を現像領域に搬
送するためのものである。また、N2極を有する磁石は
現像領域での第1の現像剤6aを搬送するためのもので
ある。また、S2極を有する磁石は現像領域通過後の第
1の現像剤6aを現像剤保留部2Bの開口及びトナー補
給位置に搬送するためのものである。なお、上記磁石群
4のN極とS極は逆であっても構わない。また、上記4
つの磁石に代えて、一つの磁性体に対して上記各磁極を
着磁したものを用いても良い。
【0053】上記現像剤保留部2B及びトナー収容部2
Cには、それぞれ現像剤及びトナーを撹拌するためのア
ジテータ8,9が設けられている。また、上記現像剤保
留部2Bは第1の現像剤6aを一時的に保留しておくた
めのもので、その開口部の現像スリーブ回転方向上流部
側には、現像スリーブ3側がS極に磁化された磁性体で
ある磁石10を取り付けている。また、現像剤保留2B
の開口部を現像スリーブ3表面の下方に位置させ、磁石
10を現像剤保留部2Bの開口よりも数mm下方に位置
させており、これにより、現像スリーブ3上に担持され
ている現像剤を重力及び磁石10の磁力により現像剤保
留部2B内に誘導し、現像剤をより内部に容易に取り込
むことができる。ここで、現像剤スリーブ3から現像剤
保留部2B内への現像剤の取り込みをより確実に行うた
めに、磁石10の磁力は現像スリーブ3側よりも大きく
するのが望ましい。また、現像剤保留部2Bの開口が小
さすぎると、磁石10と後述の磁性体11との間隙が狭
くなり、現像剤が現像剤保留部2Bに落ちにくくなるの
で、開口の大きさは現像剤が落ちる程度に大きくしてお
く必要がある。
【0054】また、上記現像剤保留部2B内のアジテー
タ8は磁石10と接する程度に設けてあり、現像スリー
ブ3から誘導して取り込んだ磁石10上の現像剤をアジ
テータ8により掻き落として現像剤保留部2B内部に保
留する。この掻き落として保留した現像剤は現像剤保留
部2B内に蓄積された現像剤と循環混合して均一化した
後、現像スリーブ3上に供給して担持させる。
【0055】また、上記現像剤保留部2Bの開口部のも
う一つの磁性体11は、現像スリーブ3内の磁極N1か
ら発生した磁界を現像剤保留部2Bとトナー収容部2C
との境界部に磁界を集中させて現像剤溜まりを形成し、
トナー収容部2Cから現像剤保留部2Bへのトナー落ち
を防止するとともに、現像剤保留部2B内の現像剤がト
ナー収容部2Cに入りにくくするものである。
【0056】ここで、上記現像剤溜まりを良好に形成す
るために、現像スリーブ3内の磁極N1は、トナー収容
部2Cの開口中央よりも現像剤保留部2B側に位置させ
るのが好ましい。また、上記磁性体11としてsecc
−c20/20(JIS規格における電気亜鉛めっき鋼
板)等の鉄等からなる厚さ1.0mm程度の平板を用い
れば、コストを安くすることができる。また、上記磁性
体11としては磁化されたもの(磁石)を用いることも
可能であるが、この場合には、過度の現像剤及びトナー
のブロッキングを防いで現像スリーブ3の回転に伴う現
像剤の搬送が行われやすい程度の磁力を有するように、
磁性体11を磁化するのが好ましい。また、上記例では
磁石10及び磁性体11を現像剤保留部2Bの開口付近
に設けているが、これに限定されることなく、現像剤保
留部2Bの内面又はアジテータ8を磁性体としても良
い。
【0057】また、上記例では、磁石10の磁力によっ
て現像スリーブ3から現像剤保留部2B内に現像剤を取
り込んでいるが、図2に示すように先端部が現像スリー
ブ3表面に接するようにアジテータを兼ねたスクレーパ
12を設け、このスクレーパ12を回転させて現像スリ
ーブ3上の現像剤を強制的に現像剤保留部2B内に掻き
落とすように構成しても良い。また、上記例ではアジテ
ータ8で現像剤保留部2B内の現像剤を循環させながら
現像スリーブ3側に搬送しているが、アジテータ8を設
けずに、現像剤保留部2B内にある程度の量の現像剤を
保留させておき、現像スリーブ3内のマグネットローラ
4の磁力により現像スリーブ3側に自然と戻るように構
成してもよい。
【0058】上記トナー収容部2Cには補給トナーが収
容され、必要に応じてアジテータ9を回転させることに
よって現像スリーブ3上の第2の現像剤6bが露出した
トナー補給位置にトナーを搬送して、現像スリーブ3上
の第1の現像剤6a及び第2の現像剤6bにトナーを補
給することができる。
【0059】上記構成の現像装置において、現像スリー
ブ3の回転に伴って、主に現像スリーブ3の表面に層状
に担持される第1の現像剤6aの量がドクタ5で規制さ
れた後、感光体ドラム1と対向する現像領域に供給さ
れ、感光体ドラム1上の静電潜像の現像が行われる。そ
して、ドクタ5で阻止された第2の現像剤6bは、現像
剤収容部2A内で現像剤自身の内圧及び自重により現像
スリーブ3表面から離れた位置でトナー補給用開口側に
移動する。そして、現像剤中のトナー濃度に応じて第2
の現像剤6bの嵩が変化し、高トナー濃度の場合には、
現像領域に搬送される割合が多い現像スリーブ3上の現
像剤6aがトナー収容部2Cのトナーと接する面積が狭
くなり、現像剤6aへのトナー取り込みが減少し、逆に
低トナー濃度の場合には、現像スリーブ3上の現像剤6
aがトナー収容部2Cのトナーと接する面積が広くな
り、現像剤6aへのトナー取り込みが増加する。このよ
うにトナー濃度に応じて現像剤6aへのトナー取り込み
が変化することにより、現像剤6aのトナー濃度を一定
範囲内に保つことができる。このようにトナー補給機構
及びトナー濃度センサを必要としないで現像剤のトナー
濃度の自己制御を行なうことができる。
【0060】また、上記現像剤6aに取り込まれたトナ
ーはキャリアとの間で摩擦帯電されながら、ドクタ5に
よる規制位置を通過して現像領域に供給される。一方、
第2の現像剤6bは現像剤収容部2A内で回動運動し、
この回動運動によってもキャリアとトナーとの間の摩擦
帯電により、トナーが帯電される。ここで、第1のキャ
リアの帯電能力が第2のキャリアの帯電能力よりも高い
ことにより、第1の現像剤6a中の第1のキャリアとト
ナーとの間の静電引力が、第2の現像剤6b中の第2の
キャリアとトナーとの間の静電引力よりも大きくなり、
第2の現像剤6b中の十分に帯電されたトナーを現像ス
リーブ3上の第1の現像剤6a中へ効率的に移動させる
ことができる。このように現像でトナーが消費されて
も、十分に帯電されたトナーを現像に寄与する第1の現
像剤6a中へ効率的に移動させて保持することができ
る。
【0061】また、現像スリーブ3上の現像剤と現像剤
保留部2B内に保留されている現像剤とを入れ替えるこ
とにより、現像スリーブ3上に少量の現像剤を担持させ
るような場合でも、現像スリーブ3上に主に担持される
現像剤の損傷を最小限に抑え、現像剤の寿命を長くする
ことができる。特に高速機の場合に有効である。なお、
このような現像剤の損傷を最小限に抑えるという効果
は、上記2種類の現像剤6a,6bを用いる場合に限ら
ず、1種類の現像剤を用いる場合や、上記トナー濃度の
自己制御を場合でも、比較的少量の現像剤を現像スリー
ブ上に担持させる際に同様に得られるものである。 (以下、余白)
【0062】次に、上記構成の現像装置で使用するトナ
ー及びキャリアについて説明する。上記現像装置で使用
するトナーとしては、従来の公知の方法で製造されたも
のを使用できる。例えば、結着樹脂、着色剤及び極性制
御剤よりなる混合物を熱ロールミルで溶融混練した後、
冷却固化させ、これを粉砕分級して得られるものを使用
できる。また、上記トナーは、結着樹脂、着色剤、極性
制御剤で構成され、必要に応じて任意の添加物を添加す
ることができる。
【0063】上記トナーに使用される結着樹脂として
は、公知のものがすべて使用できる。例えば、ポリスチ
レン、ポリp−スチレン、ポリビニルトルエン等のスチ
レン及びその置換体の単重合体、スチレン−p−クロル
スチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、ス
チレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−アクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合
体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−
メタアクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタアクリ
ル酸エチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸ブチル
共重合体、スチレン−α−クロルメタアクリル酸メチル
共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチ
レン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニ
ルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−マレイ
ン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体
等のスチレン系共重合体、ポリメチルメタクリレート、
ポリブチルメタクリレ−ト、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビ
ニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロ
ジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂肪
族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィ
ン、パラフィンワックス等を単独あるいは混合して使用
できる。特に結着樹脂としてポリエステル樹脂を用いた
場合には、耐塩ビマット融着性やカラートナーの色材の
本来の色を損なうことのない現像剤を得ることができ
る。
【0064】また、上記トナーに用いられる極性制御剤
としては、従来より公知のものでよく、例えばモノアゾ
染料の金属錯塩、ニトロフミン酸及びその塩、サリチル
酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸のCo,Cr,Fe等の
金属錯体アミノ化合物、第4級アンモニウム化合物、有
機染料等が挙げられる。これら極性制御剤の使用量は、
結着樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有
無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定され
るもので、一義的に限定されるものではないが、好まし
くは結着樹脂100重量部に対して、0.1〜20重量
部の範囲で用いられる。0.1重量部未満では、トナー
の帯電量が不足して実用的ではない。一方、20重量部
を超える場合にはトナーの帯電量が大きすぎ、キャリア
との静電的吸引力の増大のため、現像剤の流動性低下や
画像濃度の低下を招く。
【0065】また、上記トナーに用いられる着色剤とし
ては、次に挙げるものを使用することができる。黒色の
着色剤としては、例えばカーボンブラック、アニリンブ
ラック、ファーネスブラック、ランプブラック等が挙げ
られる。シアンの着色剤としては、例えばフタロシアニ
ンブルー、メチレンブルー、ビクトリアブルー、メチル
バイオレット、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー
等が挙げられる。マゼンタの着色剤としては、例えばロ
ーダミン6Gレーキ、ジメチルキナクリドン、ウォッチ
ングレッド、ローズベンガル、ローダミンB、アリザリ
ンレーキ等が挙げられる。イエローの着色剤としては、
例えば、クロムイエロー、ベンジジンイエロー、ハンザ
イエロー、ナフトールイエロー、モリブデンオレンジ、
キノリンイエロー、タートラジン等が挙げられる。
【0066】また、トナーに磁性材料を含有させ、磁性
トナーとしても使用することができる。この磁性トナー
中に含まれる磁性材料としては、マグネタイト、ヘマタ
イト、フェライト等の酸化鉄、鉄、コバルト、ニッケル
のような金属あるいはこれら金属のアルミニウム、コバ
ルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモ
ン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、
マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウム
のような金属の合金及びその混合物等が挙げられる。こ
れらの強磁性体は平均粒径が0.1〜2μm程度のもの
が望ましく、トナー中に含有させる量としては、樹脂成
分100重量部に対して約20〜200重量部、特に好
ましくは樹脂成分100重量部に対して40〜150重
量部である。
【0067】また、上記トナーには必要に応じて添加剤
を混合しても良い。この添加剤としては、テフロン、ス
テアリン酸亜鉛等の滑剤、酸化セリウム、酸化ジルコニ
ウム、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウム、炭
化ケイ素等の研磨剤、コロイダルシリカ、酸化アルミニ
ウム等の流動性付与剤、ケーキング防止剤、カーボンブ
ラック、酸化スズ等の導電性付与剤、低分子量ポリオレ
フィン等の定着助剤等が挙げられる。この中でも特に流
動性付与剤としてはコロイダルシリカが好ましく、キャ
リアの表面を研磨する研磨剤としては酸化アルミニウ
ム、炭化ケイ素が好ましい。
【0068】また、上記トナー収容部2C内の補給トナ
ーには添加剤として研磨剤を含有させてもよい。この研
磨剤の硬度は上記第1の現像剤6aのキャリアの硬度よ
りも小さく、上記第2の現像剤6bのキャリアの硬度よ
りも大きいする。このような研磨剤をトナーに含有させ
ることにより、現像領域において現像に寄与する第1の
現像剤のキャリアの表面を研磨することができるため、
該キャリアへのトナーのスペント化を有効に防止でき、
該キャリアの長時間の繰り返し使用が可能となる。な
お、上記補給トナーに研磨剤を含有させる代わりに、第
2の現像剤6bに研磨剤を含有させてもよい。
【0069】また、上記現像装置で使用する現像剤を構
成する磁性粒子であるキャリアとしては、トナーとの帯
電量が絶対値で10〜50μC/gの範囲内にあるもの
を用いる。ここで、上記第1の現像剤6aを構成するキ
ャリアとして、上記第2の現像剤6bを構成するキャリ
アよりも帯電能力が高いものを用い、これにより、第2
の現像剤6b中に取り込まれたトナー粒子を効率良く第
1の現像剤6aに移動させるようにする。特に第1の現
像剤6aを構成するキャリアの帯電能力の絶対値を20
〜50μC/gとし、第2の現像剤6bを構成するキャ
リアの帯電能力の絶対値を10〜30μC/gとするの
が好ましく、この場合には第1の現像剤6aへのトナー
の移動をより容易に行なうことができる。
【0070】また、上記キャリアとしては、体積固有抵
抗値が108〜1016Ωcmの範囲内にあるものを用い
る。ここで、上記第1の現像剤6aを構成するキャリア
として、上記第2の現像剤6bを構成するキャリアより
も体積固有抵抗値が低いものを用い、これにより、現像
領域における現像剤の抵抗値を低くし、ソリッド画像の
現像においてエッジ効果のない良好な画像を得ることが
できるようにする。特に第1の現像剤6aを構成するキ
ャリアの体積固有抵抗値を108〜1013Ωcmとし、第
2の現像剤6bを構成するキャリアの体積固有抵抗値を
1013〜1016Ωcmとするのが好ましい。
【0071】また、上記キャリアとしては、7.9×1
3A/mの磁場中における飽和磁化が1000〜60
00ガウスの範囲内にあるものを用いる。ここで、上記
第1の現像剤6aを構成するキャリアとして、上記第2
の現像剤6bを構成するキャリアよりも飽和磁化が高い
ものを用い、これにより、現像領域における現像剤の現
像スリーブへの磁気束縛力を大きくして感光体へのキャ
リアの現像を有効に防止し、良好な画像が得られるよう
にする。特に第1の現像剤6aを構成するキャリアの
7.9×103A/mの磁場中における飽和磁化を40
00〜6000ガウスとし、第2の現像剤6bを構成す
るキャリアの飽和磁化を1000〜5000ガウスとす
るのが好ましい。
【0072】また、上記キャリアとしては、重量平均粒
子径が10〜500μmの範囲内にあるものを用いる。
ここで、上記第1の現像剤6aを構成するキャリアとし
て、上記第2の現像剤6bを構成するキャリアよりも重
量平均粒子径が小さいものを用い、これにより、現像領
域における第1の現像剤6aのトナー濃度を高くできる
ようにし、高速機での現像条件においても画像濃度の高
い良好な画像が得られるようにする。特に第1の現像剤
6aを構成するキャリアの重量平均粒子径を30〜70
μmとし、第2の現像剤6bを構成するキャリアの重量
平均粒子径を50〜120μmとするのが好ましい。
【0073】また、上記キャリアの核体としては従来よ
り公知のものを用いることができ、例えば鉄、コバル
ト、ニッケル等の強磁性金属、マグネタイト、ヘマタイ
ト、フェライト等の合金や化合物、上記強磁性金属と樹
脂との複合体等が挙げられる。
【0074】また、上記キャリアの表面は、耐久性を向
上させるために樹脂で被覆するのが好ましい。このキャ
リア表面の被膜層を形成する樹脂としては、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、クロ
ロスルホン化ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂
や、ポリスチレン、アクリル(例えばポリメチルメタク
リレート)、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテ
ート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、
ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニル
エーテル、ポリビリケトン等のポリビニル及ポリビニリ
デン系樹脂や、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体や、ス
チレン−アクリル酸共重合体や、オルガノシロキサン結
合からなるシリコーン樹脂またはその変成品(例えばア
ルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン等による変成品)や、ポリテトラフルオロエチ
レン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリクロ
ロトリフルオロエチレン等の弗素樹脂や、ポリアミド
や、ポリエステルや、ポリウレタンや、ポリカーボネー
トや、尿素−ホルムアルデヒド樹脂等のアミノ樹脂や、
エポキシ樹脂等が挙げられる。これらの中でキャリア表
面へのトナースペントを防止する点で好ましいのはシリ
コーン樹脂又はその変成品、弗素樹脂、特にシリコーン
樹脂又はその変成品である。
【0075】上記シリコーン樹脂としては、従来から知
られているいずれのシリコーン樹脂であってもよく、次
の化1で示されるオルガノシロキサン結合のみからなる
ストレートシリコーン及びアルキド、ポリエステル、エ
ポキシ、ウレタン等で変成したシリコーン樹脂が挙げら
れる。 (以下、余白)
【化1】
【0076】上記化1中のR1は水素基、炭素原子数1
〜4のアルキル基またはフェニル基、R2及びR3は水
素基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、フェニル基、
フェノキシ基、炭素原子数2〜4のアリケニル基、炭素
原子数2〜4のアルケニルオキシ基、ヒドロキシ基、カ
ルボキシル基、エチレンオキシド基、グリシジル基また
は次の化2で示される基である。
【化2】
【0077】上記化1及び化2中のR4,R5は、ヒド
ロキシ基、カルボキシル基、炭素原子数1〜4のアルキ
ル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、炭素原子数2
〜4のアルケニル基、炭素原子数2〜4のアルケニルオ
キシ基、フェニル基、フェノキシ基であり、k,l,
m,n,o,pは1以上の正の整数を示す。
【0078】なお、上記各置換基は未置換のもののほ
か、例えばアミノ酸、ヒドロキシ基、カルボキシル基、
メルカプト基、アルキル基、フェニル基、エチレンオキ
サイド基、グリシジル基、ハロゲン原子のような置換基
を有しても良い。
【0079】また、上記キャリアの被覆層中には、その
体積固有抵抗を制御するために導電性付与剤を分散させ
ても良い。この分散される導電性付与剤としては従来よ
り公知のものを使用することでき、例えば鉄、金、銅等
の金属や、フェライト、マグネタイト等の酸化鉄や、カ
ーボンブラック等の顔料が挙げられる。この中でも特に
カーボンブラックの一種であるファーネスブラックとア
セチレンブラックの混合物を用いることにより、少量の
導電性微粉末の添加で効果的に導電性の調整が可能で、
更に被覆層の耐摩耗性に優れたキャリアを得ることが可
能となる。これらの導電性微粉末は、粒径0.01〜1
0μm程度のものが好ましく、また被覆樹脂100重量
部に対して2〜30重量部添加するのが好ましく、更に
は5〜20重量部添加するのが好ましい。
【0080】また、上記キャリアの被覆層中には、核体
粒子との接着性を向上させたり、導電性付与剤の分散性
を向上させたりするためにシランカップリング剤、チタ
ンカップリング剤等を添加させても良い。このシランカ
ップリング剤は次の化3の一般式で示される化合物であ
る。ここで、Xはケイ素原子に結合している加水分解基
であり、クロル基、アルコキシ基、アセトキシ基、アル
キルアミノ基、プロペノキシ基等がある。また、Yは有
機マトリックスと反応する有機官能基であり、ビニル
基、メタクリル基、エポキシ基、グリシドキシ基、アミ
ノ基、メルカプト基等がある。また、Rは炭素数1〜2
0のアルキル基またはアルキレン基である。
【化3】YRSiX3
【0081】上記シランカップリング剤の中でも、特に
負帯電性を有する現像剤を得るにはYにアミノ基を有す
るアミノシランカップリング剤が好ましく、正帯電性を
有する現像剤を得るにはYにエポキシ基を有するエポキ
シシランカップリング剤が好ましい。
【0082】上記キャリアの被覆層の形成法としては、
従来と同様、キャリアの核体粒子の表面に被覆層形成液
を噴霧法、浸漬法等の手段で塗布する方法を採用するこ
とができる。上記キャリアの被覆層の厚さは0.1〜2
0μmが好ましい。
【0083】また、上記現像装置で使用する現像剤のキ
ャリア及びトナーは、トナー粒子がキャリア粒子の表面
に付着して、その表面積の30〜90%を占める程度に
両粒子を混合するのが好ましい。また、現像剤のキャリ
ア表面にスペントしたトナー膜を研磨除去するように、
現像剤に研磨剤を含有させてもよい。 (以下、余白)
【0084】次に、上記図1の現像装置に用いることが
できるトナー及びキャリアの具体例、並びにそれらを組
み合わせた現像剤を用いて実際に画像形成を行なった結
果について説明する。
【0085】〔トナーの具体例1〕表1に示す処方の混
合物を120°Cの熱ロールで溶融混練した後、冷却し
て固化させ、これをジェットミルで粉砕し、分級して平
均10μmのトナー粒子aを得た。
【表1】
【0086】〔トナーの具体例2〕表2に示す処方の混
合物を上記具体例1と同様な方法で平均10μmの母体
粒子を得た。この母体粒子99.5重量部とシリカ微粉
体(R−972,日本アエロジル社製)0.5重量部を
ミキサーにて混合し、トナー粒子bを得た。なお、表2
中のMwは重量平均分子量、Tgはガラス転移温度であ
る。
【表2】
【0087】〔キャリアの具体例1〕湿式法により作成
したマグネタイト100重量部、ポリビニルアルコール
2重量部及び水60重量部をボールミルに入れ、12時
間混合してマグネタイトのスラリーを調整した。このス
ラリーをスプレードライヤーにて噴霧造粒し、平均粒径
52μmの球形粒子とした。この粒子を窒素雰囲気中で
1000°Cの温度にて3時間焼成した後、冷却して核
体粒子1を得た。そして、表3に示す処方の混合物をホ
モミキサーで20分間分散し、被覆層形成液1を調整し
た。この被覆層形成液1を流動床型コーティング装置を
用いて、1000重量部の核体粒子1の表面にコーティ
ングして、シリコーン樹脂被膜キャリアAを得た。この
シリコーン樹脂被膜キャリアAの平均粒子径は54μ
m、体積固有抵抗は4.3×1011Ωcm、飽和磁化は5
650ガウスであった。
【表3】
【0088】〔キャリアの具体例2〕表4に示す処方の
混合物を溶融混練後、粉砕、分級して、平均粒径80μ
mの核体粒子2を得た。そして、表5に示す処方の混合
物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液2を
調整した。この被覆層形成液2を流動床型コーティング
装置を用いて、600重量部の核体粒子2の表面にコー
ティングして、シリコーン樹脂被膜キャリアBを得た。
このシリコーン樹脂被膜キャリアBの平均粒子径は83
μm、体積固有抵抗は8.7×1015Ωcm、飽和磁化は
4780ガウスであった。
【表4】
【表5】
【0089】〔キャリアの具体例3〕湿式法により作成
したマグネタイト100重量部、ポリビニルアルコール
2重量部及び水60重量部をボールミルに入れ、12時
間混合してマグネタイトのスラリーを調整した。このス
ラリーをスプレードライヤーにて噴霧造粒し、平均粒径
30μmの球形粒子とした。この粒子を窒素雰囲気中で
1000°Cの温度にて3時間焼成した後、冷却して核
体粒子3を得た。そして、表6に示す処方の混合物をホ
モミキサーで20分間分散し、被覆層形成液3を調整し
た。この被覆層形成液3を流動床型コーティング装置を
用いて、1000重量部の核体粒子3の表面にコーティ
ングして、シリコーン樹脂被膜キャリアCを得た。この
シリコーン樹脂被膜キャリアCの平均粒子径は34μ
m、体積固有抵抗は3.7×108Ωcm、飽和磁化は5
540ガウスであった。 (以下、余白)
【表6】
【0090】〔キャリアの具体例4〕表7に示す処方の
混合物を溶融混練後、粉砕、分級して、平均粒径70μ
mの核体粒子4を得た。そして、表8に示す処方の混合
物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液4を
調整した。この被覆層形成液4を流動床型コーティング
装置を用いて、400重量部の核体粒子4の表面にコー
ティングして、シリコーン樹脂被膜キャリアDを得た。
このシリコーン樹脂被膜キャリアDの平均粒子径は71
μm、体積固有抵抗は4.1×1014Ωcm、飽和磁化は
3420ガウスであった。
【表7】 (以下、余白)
【表8】
【0091】〔キャリアの具体例5〕表9に示す処方の
混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液
5を調整した。この被覆層形成液5を流動床型コーティ
ング装置を用いて、1000重量部の上記キャリアの具
体例1の核体粒子1の表面にコーティングして、シリコ
ーン樹脂被膜キャリアEを得た。このシリコーン樹脂被
膜キャリアEの平均粒子径は53μm、体積固有抵抗は
2.7×1011Ωcm、飽和磁化は5610ガウスであっ
た。
【表9】
【0092】〔キャリアの具体例6〕表10に示す処方
の混合物を溶融混練後、粉砕、分級して、平均粒径49
μmの核体粒子5を得た。そして、表11に示す処方の
混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液
6を調整した。この被覆層形成液6を流動床型コーティ
ング装置を用いて、400重量部の核体粒子5の表面に
コーティングして、シリコーン樹脂被膜キャリアFを得
た。このシリコーン樹脂被膜キャリアFの平均粒子径は
53μm、体積固有抵抗は5.1×1010Ωcm、飽和磁
化は3420ガウスであった。
【表10】
【表11】
【0093】〔キャリアの具体例7〕表12に示す処方
の混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成
液7を調整した。この被覆層形成液7を流動床型コーテ
ィング装置を用いて、1000重量部の上記キャリアの
具体例1の核体粒子1の表面にコーティングして、シリ
コーン樹脂被膜キャリアGを得た。このシリコーン樹脂
被膜キャリアGの平均粒子径は72μm、体積固有抵抗
は4.9×1011Ωcm、飽和磁化は5420ガウスであ
った。
【表12】
【0094】〔キャリアの具体例8〕湿式法により作成
したマグネタイト100重量部、ポリビニルアルコール
2重量部及び水60重量部をボールミルに入れ、12時
間混合してマグネタイトのスラリーを調整した。このス
ラリーをスプレードライヤーにて噴霧造粒し、平均粒径
69μmの球形粒子とした。この粒子を窒素雰囲気中で
1000°Cの温度にて3時間焼成した後、冷却して核
体粒子6を得た。そして、上記キャリアの具体例1の被
覆層形成液1を流動床型コーティング装置を用いて、1
000重量部の核体粒子6の表面にコーティングして、
シリコーン樹脂被膜キャリアHを得た。このシリコーン
樹脂被膜キャリアHの平均粒子径は72μm、体積固有
抵抗は4.9×1011Ωcm、飽和磁化は5420ガウス
であった。
【0095】〔キャリアの具体例9〕表13に示す処方
の混合物を溶融混練後、粉砕、分級して、平均粒径55
μmの核体粒子7を得た。そして、表14に示す処方の
混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液
8を調整した。この被覆層形成液8を流動床型コーティ
ング装置を用いて、800重量部の核体粒子7の表面に
コーティングして、シリコーン樹脂被膜キャリアIを得
た。このシリコーン樹脂被膜キャリアIの平均粒子径は
57μm、体積固有抵抗は2.4×1011Ωcm、飽和磁
化は5210ガウスであった。 (以下、余白)
【表13】
【表14】
【0096】そして、本発明に係る実施例1〜実施例1
0においては、表15に示すように、上記具体例に基づ
いて製造したトナー及びキャリアを混合して所定の第1
の現像剤6a及び第2の現像剤6bを作成し、この第1
の現像剤6a及び第2の現像剤6bを用いた図1の現像
装置を(株)リコー社製の複写機FT1520に組み込
み、5万枚の画像出し試験を行ない、地肌汚れ、細線再
現性、キャリア現像の有無、スペント化の有無を評価し
た。ここで、第1の現像剤6aの平均粒子径及び体積固
有抵抗が第2の現像剤6bよりも小さく、かつ第1の現
像剤6aの帯電量(帯電能力)が第2の現像剤6bより
も大きくなるようにキャリア種を選択した。また、第1
の現像剤6aの飽和磁化は、実施例8の場合を除いて、
すべて第2の現像剤6bよりも大きくなっている。例え
ば、実施例1では、上記キャリアA:95重量部および
トナーa:5重量部をボールミルで混合したものを第1
の現像剤として用い、上記キャリアB:95重量部およ
びトナーa:5重量部をボールミルで混合したものを第
2の現像剤として用い,このときの帯電量は、第1の現
像剤6aが38μC/gで第2の現像剤6bが19μC
/gであった。
【0097】また、表15に示すように、上記実施例1
〜実施例10と異なる特性の組合せによる第1の現像剤
6a及び第2の現像剤6bを用いた比較試験(比較例
1,比較例2)も行なった。この比較例1及び比較例2
では、第1の現像剤6aの平均粒子径が第2の現像剤6
bと略同じで、第1の現像剤6aの飽和磁化、体積固有
抵抗及び帯電量(帯電能力)が第2の現像剤6bと略同
じか、第2の現像剤6bよりも小さい。
【0098】表16は、上記実施例1〜実施例10、比
較例1、比較例2における、初期の地肌汚れ、細線再現
性及びキャリア現像の有無、並びに5万枚後のスペント
化の有無の評価結果である。この表16からわかるよう
に、本発明の実施例1〜実施例10においては、初期の
地肌汚れ、細線再現性及びキャリア現像の有無、並びに
5万枚後のスペント化のいずれも、良好あるいは非常に
良好な評価結果が得られた。 (以下、余白)
【0099】
【表15】
【0100】
【表16】 (以下、余白)
【0101】次に、請求項12乃至18の発明を画像形
成装置である複写機に適用した実施の形態について説明
する。図3は同複写機に用いるトナーカートリッジの概
略構成を示す一部断面の端面22d図であり、図4は同
トナーカートリッジの蓋の構成を示す斜視図であり、図
5は同トナーカートリッジの端部の構成を示す外観図で
ある。図3乃至5において、トナー21を内部に収納す
る円筒形状のトナー容器22内には、図示しない複写機
の駆動機構により図示の矢印A方向に回転させられるア
ジテータ22eが配置され、トナー容器22の外周面で
ある円筒面(外壁)22aに設けられた排出口22bか
ら、トナー21は複写機の現像装置である現像ユニット
側に排出されるようになっている。
【0102】上記トナー容器22の手前側と奥側の両端
面22dには、排出口22bを開閉する蓋23を回動自
在に支持する支持部22cが設けてあり、支持部22c
に蓋23の一方に設けられた被支持部23aが支持され
て、蓋23が回動自在に枢支されるようになっている。
図3に示す閉止時は蓋23は排出口22bを閉止してい
る。蓋23が上記支持部22cを支点として図示の矢印
B方向に回動することにより、トナー容器22の円筒面
22aに設けられた排出口22bが開くようになってい
る。
【0103】また、上記排出口22bの一方の縁部と、
これに対応する蓋23の先端部には、夫々排出口磁性部
材24と、蓋磁性部材25が夫々固定されており、各磁
性部材24,25の少なくとも一方は磁石からなってお
り、吸着するようになっている。蓋23が排出口22b
を閉じる時、排出口磁性部材24と、蓋磁性部材25と
の磁性力によって確実に密着し、排出口22bを蓋23
で押圧して塞ぐことによって排出口22bを閉止でき
る。
【0104】また、図4に示すように蓋23の先端部内
壁部には、長手方向全長に渡って、スポンジ材26が貼
着されており、磁性部材24,25同士の吸着時におけ
る気密性を高めている。従って、蓋23が歪んだとして
も、蓋23とトナー容器22とは図3に示すように密着
するから、トナー容器22に収納されたトナー21が排
出口22bから流失することはない。
【0105】また、トナー容器22を図示しない複写機
に装填した時、手前側の端面22dに、回動手段27の
ノブ27aが設けてあり、上記ノブ27aを図示の矢印
方向に手動でひねると、トナー容器22も連動して図示
の矢印方向に回動するようになっている(図5を参
照)。なお、上記ノブ27aに代えて、トナー容器22
の端面22dに設けたギヤや、トナー容器22の円筒面
22aの端部外周に設けられたギヤを図示しない駆動手
段で図示の矢印C方向に回動駆動するようにしても良い
(図3を参照)。
【0106】図6は上記構成のトナーカートリッジを装
填した現像ユニット29とその周辺の画像形成部の概略
構成を示す説明図である。同図において、トナーカート
リッジのトナー容器22を、複写機の現像ユニット29
に連設されたトナー容器支持部28に装填した後に、回
動手段27のノブ27aを図示の矢印D方向に手動でひ
ねる。このノブ27aをひねるという簡単な作業で、ト
ナー容器22も連動して図示の矢印D方向に回動し、蓋
23が現像ユニット29のトナー収容部であるトナーホ
ッパー29a上方の突出部である蓋開閉部31に当り、
蓋23はトナーホッパー29aの外側に開き、トナー容
器22の円筒面22aに設けられた排出口22bをトナ
ー21を流失したり手等を汚すことなく確実に開放する
ことができる。なお、トナーカートリッジをトナー容器
支持部28内に装填する際には、蓋23がトナー容器支
持部28に干渉されない位置、即ち図6に示す位置から
約90度(蓋23の周方向長さ分)時計廻り方向に回転
した位置にあるように装填初期の位置を規制する。
【0107】次に、図示しない制御部の画像形成開始の
スイッチをONすることによって、駆動軸22Aに一体
化されたアジテータ22eが、図示の矢印A方向に回転
することにより、トナー容器22の円筒面22aに設け
られた排出口22bから、トナー21は現像ユニット2
9に排出される。
【0108】他方、図示の矢印E方向に回転する像担持
体としての感光体ドラム35の表面は、帯電器36によ
って均一に帯電され、露光器37によって露光されて形
成された静電潜像が、上記現像ユニット29に設けられ
た現像剤担持体としての現像ローラ29bから供給され
るトナー21によってトナー像となる。感光体ドラム3
5上のトナー像は給紙ユニット38から給紙され搬送さ
れてきた記録紙39上に、転写器40によって転写され
てから定着器41で定着された後で、排紙ローラ42か
ら排紙されて図示しない排紙トレー等に収容されるよう
になっている。
【0109】また、上記トナー容器22が手動により図
示の矢印D方向に回動させられると、蓋23が現像ユニ
ット29のトナーホッパー29a上方の蓋開閉部31に
当り、蓋23の開放側端部には、トナーホッパー29a
の上方を滑らかに摺動して蓋23がスムーズに開閉する
ように傾斜部が設けてあり、この傾斜部に清掃部材34
が設けてあり、排出口22bを開閉する際に接触するト
ナーホッパー29aの外側面を清掃するようにもなって
いる。
【0110】図7は本発明の他の実施の形態に係る複写
機の概略構成を示す説明図である。複写機が図示の様に
鰐口構造の場合には、下側筐体43に対して開閉自在に
枢支された上部開閉部(上側筐体)32は図示の矢印F
方向に開閉可能である。上記上部開閉部32は、部品交
換時、紙づまり時、トナーカートリッジ装填時又は取外
し時等に、開閉されるようになっている。
【0111】図7の複写機の構成例では、上部開閉部3
2を図示の矢印F方向の上方に回動して開放し、トナー
容器22をトナー収容器支持部28に装填してから、下
方に回動させて閉止することによって、蓋23がトナー
容器22に設けられた排出口22bを開閉するようにな
っている。この構成例では、図5に示したトナー容器2
2の形態の内、ギヤ27bあるいは27cを備えたタイ
プのものを使用することを前提としている。
【0112】そして、下側筐体である固定部43にはギ
ヤ33cがその軸心を回動自在に支持されると共にギヤ
33cからは外径方向にアーム33bが一体的に突出
し、該アーム33bは引張りスプリング33dにより反
時計廻り方向に付勢されている。符号33eで示す部材
はアーム33bのストッパである。このギヤ33cは、
トナー容器支持部28内にトナー容器22が装着された
ときにトナー容器側のギヤ27b又は27cに噛合可能
な位置に予め設定されており、ギヤ33cからの回転力
によりトナー容器22がトナー容器支持部28内に於て
回転するようになっている。アーム33bは、上部開閉
部32の適所に設けたアーム押し当て部材33aにより
下方に押圧された時にスプリング33dに抗して時計廻
り方向に回動するように構成されている。
【0113】即ち、上部開閉部32を矢印F方向の下方
に回動して閉めることによって、上部開閉部32に設け
られたアーム押し当て部材33aが、アーム33bをス
プリング33dに抗して時計廻りの図示の矢印G方向に
回転させる。すると、上記アーム33bに連動してアー
ム用ギヤ33cも時計廻りの図示の矢印H方向に回転
し、トナー容器22の上記端面22dに設けてある上記
ギヤ27b及びトナー容器22全体が、反時計廻りの図
示の矢印I方向に回転し、蓋23が蓋開閉部31に当接
してトナー容器22に設けられた排出口22bを開放す
る。
【0114】トナー容器22の交換時等、トナー容器2
2をトナー容器支持部28から取り外す際は、上部開閉
部32を図示の矢印F方向の上方に回動して開放すれば
よい。すなわち、上部開閉部32を開放すると、押し当
て部材33aによる押圧力が解除されるのでアーム33
bに設けられた引張りスプリング33dにより、アーム
33b及びギヤ33cが反時計廻り方向に回動し、ギヤ
27bを介して連結するトナー容器22を時計廻り方向
に回動させる。その結果、蓋23が蓋開閉部31から離
脱するので、蓋23が閉止され、トナー容器22に設け
られた排出口22bを塞ぐ。上記アーム33bは上記固
定部43に設けられたストッパー33eにより係止され
て、トナー容器22をトナー容器支持部28から取り外
すことができるようになる。
【0115】以上、上記図3乃至図7で示したトナーカ
ートリッジ及びそれを装填した複写機によれば、作業者
の手等にトナー21が付着したり、流失したりすること
なく、容易な作業でトナーカートリッジを複写機に確実
に装填することができる。
【0116】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記第1の磁
性粒子の帯電能力を上記第2の磁性粒子の帯電能力より
も高くすることにより、現像剤収容部の第2の現像剤中
の十分に帯電されたトナーを現像剤担持体上の第1の現
像剤中へ効率的に移動させるので、高速の画像形成装置
に用いた場合でも、十分に帯電されたトナーを現像領域
に供給することができるので、地肌汚れなどを防止する
ことができるという効果がある。また、このように現像
でのトナー消費によるトナー濃度の増減に応じてトナー
を取り込み、現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度をほ
ぼ一定に維持できるため、トナー補給機構及びトナー濃
度センサが必要なくなり、小型で安価な現像装置を構成
することができるという効果がある。
【0117】特に、請求項2の発明によれば、上記第1
の磁性粒子の飽和磁化が上記第2の磁性粒子の飽和磁化
よりも高いことにより、現像に寄与する第1の磁性粒子
が現像剤担持体に強く引かれ、現像剤担持体表面から離
脱して像担持体に付着しにくくなるので、磁性粒子の付
着による画質低下等を防止することができるという効果
がある。また、第2の磁性粒子が現像剤担持体に引かれ
る力は、第1の磁性粒子よりも小さくなるため、現像剤
規制部材で規制された第2の現像剤は、現像領域に搬送
されずに、確実に現像剤循環用収容部内で自重によりト
ナー補給口に移動するので、二つの現像剤が混ざり合う
のを防止することができるという効果がある。
【0118】特に、請求項3の発明によれば、上記第1
の磁性粒子の重量平均粒子径が上記第2の磁性粒子の重
量平均粒子径よりも小さいことにより、現像に寄与する
第1の現像剤のトナー保有率が高くなるので、高速の画
像形成装置に用いた場合でも、十分な画像濃度および細
線再現性を達成できるという効果がある。
【0119】特に、請求項4の発明によれば、上記第1
の磁性粒子の体積固有抵抗が上記第2の磁性粒子の体積
固有抵抗よりも低いことにより、現像に寄与する第1の
現像剤の抵抗が低くなって導電性を有するようになり、
ソリッド画像の静電潜像のエッジ近傍の電界分布が均一
になるので、エッジにトナーが付着しやすくなるという
エッジ効果を抑えることができるという効果がある。
【0120】特に、請求項5の発明によれば、上記第1
の現像剤に、上記磁性粒子をバインダー樹脂中に分散さ
せたものを用いることにより、現像領域での磁気ブラシ
を軟らかくすることができるため、中間調画像の静電潜
像を良好に現像することができ、中間調画像の再現性に
優れるという効果がある。
【0121】特に、請求項6の発明によれば、上記第2
の現像剤に研磨剤を含有させることにより、第1の現像
剤中の第1の磁性粒子の表面を研磨するため、現像に寄
与する第1の磁性粒子へのトナーのスペント化を有効に
防止でき、磁性粒子の帯電特性の低下によるトナー飛散
や地かぶり等を防止することができるという効果があ
る。
【0122】請求項7乃至11の発明によれば、現像剤
担持体上に担持された現像剤が現像剤保留部の開口に対
向する位置に搬送される際に、その現像剤の一部を現像
剤保留部に取り込むとともに該保留部内の現像剤を現像
剤担持体に供給することにより、現像剤担持体上の現像
剤と現像剤保留部内の現像剤とを入れ替え、現像剤を連
続して現像に用いないようにするので、従来よりも少な
い量の現像剤を現像剤担持体上に担持させるような場合
でも、トナーのスペント化による帯電不足等を防止でき
るとともに、現像剤が劣化が早まって寿命が短くなるの
を防止できるという効果がある。
【0123】特に、請求項8の発明によれば、上記現像
剤保留部の開口が現像剤担持体の表面の下方に位置する
ように現像剤保留部を設け、現像剤担持体上の現像剤が
自重で下方に位置する開口から現像剤保留部内に落ちる
ようにするので、現像剤保留部への現像剤の取り込みを
良好に行うことができるという効果がある。
【0124】特に、請求項9の発明によれば、上記現像
剤保留部の開口付近又は現像剤保留部の内部に設けた磁
化した磁性体で磁界を発生させ、その磁力により、現像
剤担持体上の現像剤を現像剤保留部側に引き寄せるの
で、現像剤保留部への現像剤の取り込みを良好に行うこ
とができるという効果がある。
【0125】特に、請求項10の発明によれば、上記現
像剤保留部の内部で現像剤を循環又は搬送して現像剤を
均一化し、その均一化された現像剤を現像剤担持体に供
給することができるという効果がある。
【0126】特に、請求項11の発明によれば、上記現
像剤保留部の開口のトナー収容部側の端部に対向する位
置に配置した固定磁極で発生する磁界によって現像剤担
持体側に現像剤を取り込むので、現像剤保留部から現像
剤担持体への現像剤の供給を良好に行うことができると
いう効果がある。更に、上記磁界によって該現像剤保留
部の開口の端部に現像剤溜まりを形成し、トナー収容部
に隣接させて現像剤保留部を設けた場合でも、トナー収
容部内のトナーをブロッキングし、トナーが過剰に現像
剤保留部に入らないようにするとともに、現像剤保留部
内の現像剤がトナー収容部に入らないようにすることが
できるという効果がある。
【0127】請求項12乃至18の発明によれば、上記
蓋によってトナー容器内のトナーを排出する排出口を閉
止ときに、排出口に設けられた排出口磁性部材と蓋の開
放側端部に設けられた蓋磁性部材との間の磁着力によっ
て閉止状態を維持できるので、トナーカートリッジや作
業者の手、衣服等にトナーを付着することなく、トナー
カートリッジを画像形成装置に装填することができると
いう効果がある。
【0128】特に、請求項13の発明によれば、上記蓋
でトナー容器内のトナーを排出する排出口を閉止する際
に、該排出口を塞ぐ位置に設けたスポンジ材が変形して
トナー容器が密閉されるので、蓋の加工等の寸法精度が
低くても確実にトナー容器の排出口を密閉することがで
きるという効果がある。
【0129】特に、請求項14の発明によれば、上記ト
ナー容器の外周面又は端面に設けたノブ等の回動手段に
よってトナー容器を回動することにより、該容器に開閉
自在に枢支された蓋がトナー容器内のトナーを排出する
排出口を開閉するので、簡単な構造で且つ少ない部品点
数でトナーカートリッジを構成することができるととも
に、トナーカートリッジを容易に画像形成装置に装填で
きるという効果がある。
【0130】特に、請求項15の発明によれば、トナー
容器支持部に回動自在に支持されたトナー容器を回動さ
せると、その回動に連動するように、蓋開閉部がトナー
容器外周面に枢支された蓋を開閉するようにしたので、
作業者の手等にトナーが付着するのを防止しつつ、画像
形成装置にトナーカートリッジを容易且つ確実に装填で
きるという効果がある。
【0131】特に、請求項16の発明によれば、上記蓋
を現像装置のトナー収容部の外側に開くことにより、蓋
の外側がトナーで汚れることがなくなり、更に作業者の
手等にトナーが付着して汚れることがなくなるという効
果がある。更にトナーカートリッジを画像形成装置に確
実に装填できるようになるという効果がある。
【0132】特に、請求項17の発明によれば、画像形
成装置の上側筺体の開閉動作に連動してトナー容器の排
出口を開閉するようにしたので、複雑で煩わしいトナー
カートリッジの装填作業を一切しなくても、画像形成装
置にトナーカートリッジを容易且つ確実に装填できると
いう効果がある。
【0133】特に、請求項18の発明によれば、上記蓋
で上記トナー容器の排出口を閉じる際に、該蓋の開放側
端部に設けられた清掃部材で上記現像装置のトナー収容
部の外側を清掃することにより、トナー収容部の外側の
トナーが作業者の手等に付着しないようになるので、更
に作業者の手等にトナーが付着して汚れることがなくな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る現像装置の概略構
成を示す説明図。
【図2】変形例に係る現像装置の概略構成を示す説明
図。
【図3】本発明の一実施の形態に係るトナーカートリッ
ジの概略構成を示す説明図。
【図4】同トナーカートリッジの蓋の斜視図。
【図5】同トナーカートリッジの端部の概略構成を示す
外観図。
【図6】同トナーカートリッジを装填した複写機の概略
構成を示す説明図。
【図7】同トナーカートリッジを装填した変形例に係る
複写機の概略構成を示す説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 ケーシング 2A 現像剤収容部 2B 現像剤保留部 2C トナー収容部 3 現像スリーブ 4 マグネットローラ 5 ドクタ 6a 第1の現像剤 6b 第2の現像剤 7 トナー 8,9 アジテータ 10 磁石 11 磁性体 12 スクレーパ 21 トナー 22 トナー容器 22a 円筒面 22b 排出口 22c 支持部 23 蓋 24 排出口磁性部材 25 蓋磁性部材 26 スポンジ材 27 回動手段 28 トナー容器支持部 29 現像ユニット 29a トナーホッパー 29b 現像ローラ 30 トナー補給口 31 蓋開閉部 32 開閉部 33 連動手段 34 清掃部材 35 感光体ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/08 X 21/16 (72)発明者 坂倉 めぐみ 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岡 誠二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小山 一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 津田 清典 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 秋葉 康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に磁界発生手段を有し、トナー及び磁
    性粒子からなる現像剤を表面に担持して搬送する現像剤
    担持体と、該現像剤担持体に担持した現像剤の量を規制
    する現像剤規制部材と、該現像剤規制部材で規制された
    現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に該
    現像剤担持体上の現像剤搬送方向の上流側から隣接し、
    該現像剤担持体に対向するトナー補給口を有するトナー
    収容部とを備えた現像装置において、 該現像剤を、主に該現像剤担持体の表面に層状に担持さ
    れる第1の磁性粒子を含む第1の現像剤と、該トナー補
    給口から該現像剤規制部材にかけて該現像剤担持体上の
    第1の現像剤に接触するように該現像剤収容部に収容さ
    れた、該第1の磁性粒子とは異なる第2の磁性粒子を含
    む第2の現像剤とにより構成し、 該第1の磁性粒子の帯電能力が該第2の磁性粒子の帯電
    能力よりも高いことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1の現像装置において、上記第1の
    磁性粒子の飽和磁化が上記第2の磁性粒子の飽和磁化よ
    りも高いことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1の現像装置において、上記第1の
    磁性粒子の重量平均粒子径が上記第2の磁性粒子の重量
    平均粒子径よりも小さいことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1の現像装置において、上記第1の
    磁性粒子の体積固有抵抗が上記第2の磁性粒子の体積固
    有抵抗よりも低いことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】請求項1の現像装置において、上記第1の
    現像剤に、上記磁性粒子をバインダー樹脂中に分散させ
    たものを用いたことを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】請求項1の現像装置において、上記第2の
    現像剤に研磨剤を含有させたことを特徴とする現像装
    置。
  7. 【請求項7】トナー及び磁性粒子からなる現像剤を表面
    に担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体の
    表面に対向する開口を有し、内部にトナーを収容したト
    ナー収容部とを備えた現像装置において、 該現像剤担持体の表面に対向する開口を有し、内部に現
    像剤を保留する現像剤保留部を設けたことを特徴とする
    現像装置。
  8. 【請求項8】請求項7の現像装置において、上記現像剤
    保留部の開口が上記現像剤担持体の表面の下方に位置す
    るように、該現像剤保留部を設けたことを特徴とする現
    像装置。
  9. 【請求項9】請求項7又は8の現像装置において、上記
    現像剤保留部の開口付近又は該現像剤保留部の内部に磁
    化した磁性体を設けたことを特徴とする現像装置。
  10. 【請求項10】請求項7乃至9の現像装置において、上
    記現像剤保留部の内部に現像剤を循環又は搬送する手段
    を設けたことを特徴とする現像装置。
  11. 【請求項11】請求項7乃至10の現像装置において、
    上記現像剤保留部の開口の該トナー収容部側の端部に対
    向する位置に固定磁極を配置したことを特徴とする現像
    装置。
  12. 【請求項12】トナーを内部に収納する円筒状のトナー
    容器と、該トナー容器の外周面に形成されて該トナー容
    器内のトナーを排出する排出口と、該排出口を開閉する
    ために該トナー容器外周面に枢支された蓋と、該排出口
    に設けられた排出口磁性部材と、該蓋の開放側端部に設
    けられた蓋磁性部材とを有し、該排出口磁性部材と該蓋
    磁性部材との磁着力によって該排出口を該蓋によって閉
    止するようにしたことを特徴とするトナーカートリッ
    ジ。
  13. 【請求項13】請求項12のトナーカートリッジにおい
    て、上記蓋は、上記トナー容器と密着して上記排出口を
    塞ぐ位置にスポンジ材を有することを特徴とするトナー
    カートリッジ。
  14. 【請求項14】請求項12又は13のトナーカートリッ
    ジにおいて、上記トナー容器は、上記外周面又は端面に
    上記トナー容器を回動する回動手段を有することを特徴
    とするトナーカートリッジ。
  15. 【請求項15】請求項12乃至14のトナーカートリッ
    ジを装填した現像装置から像担持体上の潜像にトナーを
    付着させてトナー像を形成する画像形成装置において、 該現像装置は、上記トナー容器を回動自在に支持するト
    ナー容器支持部と、該トナー容器支持部に該トナー容器
    の排出口に対向して設けられたトナー補給口と、該トナ
    ー容器を回動させたときに上記蓋を開閉する蓋開閉部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項15の画像形成装置において、上
    記蓋は、上記現像装置のトナー収容部の外側に開く構成
    としたことを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】請求項15又は16の画像形成装置にお
    いて、該画像形成装置の上側筺体が上記現像装置を保持
    した下側筺体に対して上方に開放されるときに、該開放
    動作に連動して上記蓋が作動して上記排出口を閉じ、該
    上側筺体が閉止されるときに、該閉止動作に連動して該
    蓋が作動して該排出口を開くことを特徴とする画像形成
    装置
  18. 【請求項18】請求項15乃至17の画像形成装置にお
    いて、上記蓋で上記排出口を閉じる際に、該蓋の開放側
    端部に設けられた清掃部材によって、上記現像装置のト
    ナー収容部の外側を清掃することを特徴とする画像形成
    装置。
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