JPH08183334A - ドアシール構造 - Google Patents
ドアシール構造Info
- Publication number
- JPH08183334A JPH08183334A JP6328888A JP32888894A JPH08183334A JP H08183334 A JPH08183334 A JP H08183334A JP 6328888 A JP6328888 A JP 6328888A JP 32888894 A JP32888894 A JP 32888894A JP H08183334 A JPH08183334 A JP H08183334A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- weather strip
- door seal
- seal member
- side sill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドアの下端を下げ過ぎることなく,かつ,簡
単な構成でサイドシルの上部が汚れるのを確実に防止で
きるドアシール構造を提供する。 【構成】 ドア101の内面には,ドアの前端,上端,
下端,後端を取り囲むように配置されたスポンジゴムか
ら成るウェザーストリップ102と,ドア101の最下
端に配置されたドアシール部材103とが配置されてお
り,ウェザーストリップ102は,下端部用の第1のウ
ェザーストリップ102aと下端部以外(前端,上端,
後端)の第2のウェザーストリップ102bとから構成
され,第1のウェザーストリップ102aとドアシール
部材103とを一体化して形成し,第1のウェザースト
リップ102aが車両側部のサイドシル105と当接し
得るようにドアシール部材103をドアの下端部に取り
付けられている。
単な構成でサイドシルの上部が汚れるのを確実に防止で
きるドアシール構造を提供する。 【構成】 ドア101の内面には,ドアの前端,上端,
下端,後端を取り囲むように配置されたスポンジゴムか
ら成るウェザーストリップ102と,ドア101の最下
端に配置されたドアシール部材103とが配置されてお
り,ウェザーストリップ102は,下端部用の第1のウ
ェザーストリップ102aと下端部以外(前端,上端,
後端)の第2のウェザーストリップ102bとから構成
され,第1のウェザーストリップ102aとドアシール
部材103とを一体化して形成し,第1のウェザースト
リップ102aが車両側部のサイドシル105と当接し
得るようにドアシール部材103をドアの下端部に取り
付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,自動車のドアシール
構造に関し,特に,自動車のサイドシルの汚れを防止す
るドアシール構造に関する。
構造に関し,特に,自動車のサイドシルの汚れを防止す
るドアシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のドアシール構造として
は,ドアと車体の隙間から風,雨水および騒音が侵入す
るのを防止する目的で配設されたウェザーストリップ
や,車輪で跳ね上げられた泥水がサイドシルを汚し,乗
員の昇降の際に衣服のすそを汚してしまうことを回避す
るためのドアシール部材が使用されている。
は,ドアと車体の隙間から風,雨水および騒音が侵入す
るのを防止する目的で配設されたウェザーストリップ
や,車輪で跳ね上げられた泥水がサイドシルを汚し,乗
員の昇降の際に衣服のすそを汚してしまうことを回避す
るためのドアシール部材が使用されている。
【0003】また,実開平4−96526号公報『自動
車のドア部の構造』によれば,サイドシルの外面に,車
体外方へ突出するフランジ部を有するサイドシルガーニ
ッシュを取り付け,フランジ部の先端位置に,サイドド
ア開時に自由垂下しかつサイドドア閉時にサイドシルガ
ーニッシュの外面をシールする揺動片を有するロアシー
ルを設け,さらにフランジ部の基端位置に,路上下方向
に貫通する孔部を設けることにより,サイドシルの上部
が汚れるのを確実に回避できるようしたものが開示され
ている。
車のドア部の構造』によれば,サイドシルの外面に,車
体外方へ突出するフランジ部を有するサイドシルガーニ
ッシュを取り付け,フランジ部の先端位置に,サイドド
ア開時に自由垂下しかつサイドドア閉時にサイドシルガ
ーニッシュの外面をシールする揺動片を有するロアシー
ルを設け,さらにフランジ部の基端位置に,路上下方向
に貫通する孔部を設けることにより,サイドシルの上部
が汚れるのを確実に回避できるようしたものが開示され
ている。
【0004】また,特開平5−62310号公報『自動
車のドア構造』によれば,ドアアウタパネルの下端に水
孔を形成し,ドアシール部材に水通路を形成すること
で,水をドアシール部材の外側を通って外部へ排出し,
ドア内部の水がドアシール部材とサイドシルとの間に溜
まるのを防止できるようにしたものが開示されている。
車のドア構造』によれば,ドアアウタパネルの下端に水
孔を形成し,ドアシール部材に水通路を形成すること
で,水をドアシール部材の外側を通って外部へ排出し,
ドア内部の水がドアシール部材とサイドシルとの間に溜
まるのを防止できるようにしたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,実開平
4−96526号公報によれば,サイドシルの上部が汚
れるのを確実に防止できるものの,ドアの下部にサイド
シルガーニッシュがあるため,ドア下端が下すぎ,ドア
開閉時に縁石に当たりやすくなるという問題点や,サイ
ドシルガーニッシュ等を設ける必要があるため,構成が
複雑になるという問題点があった。
4−96526号公報によれば,サイドシルの上部が汚
れるのを確実に防止できるものの,ドアの下部にサイド
シルガーニッシュがあるため,ドア下端が下すぎ,ドア
開閉時に縁石に当たりやすくなるという問題点や,サイ
ドシルガーニッシュ等を設ける必要があるため,構成が
複雑になるという問題点があった。
【0006】また,特開平5−62310号公報によれ
ば,ドア内部から排水された水がドアシール部材とサイ
ドシルとの間に溜まり,ドアを開けた際に,それまで溜
まっていた水がサイドシルを表面を通って流れ,黒い筋
を作って見栄えが悪くなることを回避できるものの,ド
アシール部材は,水密を保障するものではないため,ド
アシール部材のみではサイドシル上部の汚れを確実に防
止することができないという問題点があった。
ば,ドア内部から排水された水がドアシール部材とサイ
ドシルとの間に溜まり,ドアを開けた際に,それまで溜
まっていた水がサイドシルを表面を通って流れ,黒い筋
を作って見栄えが悪くなることを回避できるものの,ド
アシール部材は,水密を保障するものではないため,ド
アシール部材のみではサイドシル上部の汚れを確実に防
止することができないという問題点があった。
【0007】さらに,上記従来の技術においては,ウェ
ザーストリップおよびドアシール部材のドアインナパネ
ルへの取り付けは,通常クリップを使用するが,取付部
位が複数ヶ所になるため,作業性の悪化と共に,取り付
けるための部材が必要となる。
ザーストリップおよびドアシール部材のドアインナパネ
ルへの取り付けは,通常クリップを使用するが,取付部
位が複数ヶ所になるため,作業性の悪化と共に,取り付
けるための部材が必要となる。
【0008】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って,ドアの下端を下げ過ぎることなく,かつ,簡単な
構成でサイドシルの上部が汚れるのを確実に防止できる
ドアシール構造を提供することを目的とする。
って,ドアの下端を下げ過ぎることなく,かつ,簡単な
構成でサイドシルの上部が汚れるのを確実に防止できる
ドアシール構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係るドアシール構造は,ドアの前端,
上端,下端,後端を取り囲むように配置されたウェザー
ストリップと,ドアの下端に配置されたドアシール部材
とを有したドアシール構造において,前記ウェザースト
リップを,少なくとも下端部用の第1のウェザーストリ
ップと下端部以外の第2のウェザーストリップとから構
成し,前記第1のウェザーストリップと前記ドアシール
部材とを一体化して形成し,前記第1のウェザーストリ
ップが車両側部のサイドシルと当接し得るように前記ド
アシール部材をドアの下端部に取り付けたものである。
めに,請求項1に係るドアシール構造は,ドアの前端,
上端,下端,後端を取り囲むように配置されたウェザー
ストリップと,ドアの下端に配置されたドアシール部材
とを有したドアシール構造において,前記ウェザースト
リップを,少なくとも下端部用の第1のウェザーストリ
ップと下端部以外の第2のウェザーストリップとから構
成し,前記第1のウェザーストリップと前記ドアシール
部材とを一体化して形成し,前記第1のウェザーストリ
ップが車両側部のサイドシルと当接し得るように前記ド
アシール部材をドアの下端部に取り付けたものである。
【0010】また,請求項2に係るドアシール構造は,
前記第1のウェザーストリップが,型物成形によって形
成された型成形部がドアの前端側および後端側に設けら
れており,前記型成形部を介して前記第2のウェザース
トリップと結合すると共に,型成形部には,上下に貫通
する水抜き部を有するものである。
前記第1のウェザーストリップが,型物成形によって形
成された型成形部がドアの前端側および後端側に設けら
れており,前記型成形部を介して前記第2のウェザース
トリップと結合すると共に,型成形部には,上下に貫通
する水抜き部を有するものである。
【0011】また,請求項3に係るドアシール構造は,
前記ドアシール部材が,ソリットゴムから成り,かつ,
ドアの下端部と結合するための結合部を有するものであ
る。
前記ドアシール部材が,ソリットゴムから成り,かつ,
ドアの下端部と結合するための結合部を有するものであ
る。
【0012】
【作用】この発明のドアシール構造(請求項1)は,ウ
ェザーストリップを,少なくとも下端部用の第1のウェ
ザーストリップと下端部以外の第2のウェザーストリッ
プとから構成し,第1のウェザーストリップとドアシー
ル部材とを一体化して,第1のウェザーストリップがサ
イドシルと当接するようにドアシール部材をドアの下端
部に取り付ることにより,第1のウェザーストリップで
サイドシルの水密を確保し,ドアシール部材で車輪で跳
ね上げられた泥水がウェザーストリップおよびサイドシ
ルに直接かかるのを防止する。また,ドアの下端部に配
置されたドアシール部材によってドアの下端が守られ
る。
ェザーストリップを,少なくとも下端部用の第1のウェ
ザーストリップと下端部以外の第2のウェザーストリッ
プとから構成し,第1のウェザーストリップとドアシー
ル部材とを一体化して,第1のウェザーストリップがサ
イドシルと当接するようにドアシール部材をドアの下端
部に取り付ることにより,第1のウェザーストリップで
サイドシルの水密を確保し,ドアシール部材で車輪で跳
ね上げられた泥水がウェザーストリップおよびサイドシ
ルに直接かかるのを防止する。また,ドアの下端部に配
置されたドアシール部材によってドアの下端が守られ
る。
【0013】また,この発明のドアシール構造(請求項
2)は,水抜き部を有し,かつ,型物成形によって形成
された型成形部を第1のウェザーストリップに設け,ド
アの前端側および後端側において型成形部を介して第2
のウェザーストリップと結合することにより,第1のウ
ェザーストリップと第2のウェザーストリップとの結合
を容易にする。また,水抜き部を介してドア内部の水を
排水する。
2)は,水抜き部を有し,かつ,型物成形によって形成
された型成形部を第1のウェザーストリップに設け,ド
アの前端側および後端側において型成形部を介して第2
のウェザーストリップと結合することにより,第1のウ
ェザーストリップと第2のウェザーストリップとの結合
を容易にする。また,水抜き部を介してドア内部の水を
排水する。
【0014】また,この発明のドアシール構造(請求項
3)は,ドアシール部材をソリットゴムで構成すること
により,チッピングに対してドアの下端を守る。また,
ドアシール部材にドアの下端部と結合するための結合部
を設けることにより,簡単な構成でかつ容易にドアの下
端部に取り付けられる。
3)は,ドアシール部材をソリットゴムで構成すること
により,チッピングに対してドアの下端を守る。また,
ドアシール部材にドアの下端部と結合するための結合部
を設けることにより,簡単な構成でかつ容易にドアの下
端部に取り付けられる。
【0015】
【実施例】以下,本発明のドアシール構造の一実施例に
ついて図面を参照して詳細に説明する。図1および図2
は,本実施例のドアシール構造の構成を示し,図1
(a)に示すように,ドア101の内面には,ドアの前
端,上端,下端,後端を取り囲むように配置されたスポ
ンジゴムから成るウェザーストリップ102と,ドアの
最下端に配置されたドアシール部材103とが配置され
ている。
ついて図面を参照して詳細に説明する。図1および図2
は,本実施例のドアシール構造の構成を示し,図1
(a)に示すように,ドア101の内面には,ドアの前
端,上端,下端,後端を取り囲むように配置されたスポ
ンジゴムから成るウェザーストリップ102と,ドアの
最下端に配置されたドアシール部材103とが配置され
ている。
【0016】なお,ウェザーストリップ102は,下端
部用の第1のウェザーストリップ102aと下端部以外
(前端,上端,後端)の第2のウェザーストリップ10
2bとから構成されており,第1のウェザーストリップ
102aは,ドアシール部材103と一体化されてい
る。また,第1のウェザーストリップ102aは,ドア
101の前端側および後端側にそれぞれ型物成形によっ
て形成された型成形部104が設けられており,型成形
部104を介して第2のウェザーストリップ102bと
結合する構成である。
部用の第1のウェザーストリップ102aと下端部以外
(前端,上端,後端)の第2のウェザーストリップ10
2bとから構成されており,第1のウェザーストリップ
102aは,ドアシール部材103と一体化されてい
る。また,第1のウェザーストリップ102aは,ドア
101の前端側および後端側にそれぞれ型物成形によっ
て形成された型成形部104が設けられており,型成形
部104を介して第2のウェザーストリップ102bと
結合する構成である。
【0017】また,ドアシール部材103は,ソリット
ゴムから成り,図1(b)のA−A断面図に示すよう
に,ドア101の最下端と結合するための結合部103
aを有している。ドアシール部材103は,この結合部
103aをドア101の最下端の係止部101aに嵌合
することにより,容易に取り付けられる。なお,このと
き,ドアシール部材103は,第1のウェザーストリッ
プ102aがサイドシル105と当接するようにドアア
ウタパネル101bの最下端に形成した係止部101a
に取り付けられる。
ゴムから成り,図1(b)のA−A断面図に示すよう
に,ドア101の最下端と結合するための結合部103
aを有している。ドアシール部材103は,この結合部
103aをドア101の最下端の係止部101aに嵌合
することにより,容易に取り付けられる。なお,このと
き,ドアシール部材103は,第1のウェザーストリッ
プ102aがサイドシル105と当接するようにドアア
ウタパネル101bの最下端に形成した係止部101a
に取り付けられる。
【0018】次に,図2を参照して,第1のウェザース
トリップ102aに設けられた型成形部104について
説明する。図2(a)は,図1(a)のB部拡大図を示
す。なお,図において,201は第2のウェザーストリ
ップ102bの断面形状,202は第1のウェザースト
リップ102aおよびドアシール部材103が一体と成
った部分の断面形状,203はドアシール部材103の
みの部分の断面形状,204はドア101の水抜き孔を
示す。ただし,ここでは説明を分かり易くするために各
断面形状を該当する位置に記載したものである。
トリップ102aに設けられた型成形部104について
説明する。図2(a)は,図1(a)のB部拡大図を示
す。なお,図において,201は第2のウェザーストリ
ップ102bの断面形状,202は第1のウェザースト
リップ102aおよびドアシール部材103が一体と成
った部分の断面形状,203はドアシール部材103の
みの部分の断面形状,204はドア101の水抜き孔を
示す。ただし,ここでは説明を分かり易くするために各
断面形状を該当する位置に記載したものである。
【0019】型成形部104は,図2(b)のC−C断
面図で示すように,ドア101の内部の水をドアシール
部材103側へ排水するための水抜き部104aが上下
に貫通して設けられており,対応するドアインナパネル
101c側の位置に配設された水抜き孔204を通過し
た水をドア101の外部へ排水している。
面図で示すように,ドア101の内部の水をドアシール
部材103側へ排水するための水抜き部104aが上下
に貫通して設けられており,対応するドアインナパネル
101c側の位置に配設された水抜き孔204を通過し
た水をドア101の外部へ排水している。
【0020】このように型成形部104を介して,第1
のウェザーストリップ102aと第2のウェザーストリ
ップ102bを連結する構成であるため,第1のウェザ
ーストリップ102aとドアシール部材103とを一体
化する作業が容易に行える。具体的には,図3(a)に
示すように,それぞれスポンジゴム製の軟質の第1のウ
ェザーストリップ102aとソリットゴム製の硬質のド
アシール部材103とを押出成形により一体化させて,
次に,図3(b)に示すように,第1のウェザーストリ
ップ102aの不要な部分を取り除いた後,図3(c)
に示すように,第1のウェザーストリップ102aの所
定位置を型物成形で所望の形状に成形して型成形部10
4に加工し,型成形部104を介して第2のウェザース
トリップ102bと連結する。
のウェザーストリップ102aと第2のウェザーストリ
ップ102bを連結する構成であるため,第1のウェザ
ーストリップ102aとドアシール部材103とを一体
化する作業が容易に行える。具体的には,図3(a)に
示すように,それぞれスポンジゴム製の軟質の第1のウ
ェザーストリップ102aとソリットゴム製の硬質のド
アシール部材103とを押出成形により一体化させて,
次に,図3(b)に示すように,第1のウェザーストリ
ップ102aの不要な部分を取り除いた後,図3(c)
に示すように,第1のウェザーストリップ102aの所
定位置を型物成形で所望の形状に成形して型成形部10
4に加工し,型成形部104を介して第2のウェザース
トリップ102bと連結する。
【0021】以上の構成において,その動作を説明す
る。図1に示すように,ドア101を閉じた状態で,ド
ア101の最下端に取り付けられたドアシール部材10
3と第1のウェザーストリップ102aがサイドシル1
05と当接する。この状態で,ドアシール部材103に
よって,車輪で跳ね上げられた泥水が直接サイドシル1
05にかかることが防止される。
る。図1に示すように,ドア101を閉じた状態で,ド
ア101の最下端に取り付けられたドアシール部材10
3と第1のウェザーストリップ102aがサイドシル1
05と当接する。この状態で,ドアシール部材103に
よって,車輪で跳ね上げられた泥水が直接サイドシル1
05にかかることが防止される。
【0022】また,ドアと車体の隙間から風,雨水およ
び騒音が侵入するのを防止する目的で配設され,水密が
保証されている第1のウェザーストリップ102aがサ
イドシル105と当接することにより,第1のウェザー
ストリップ102aによってサイドシル105の上部
(第1のウェザーストリップ102aとの当接面より上
部)に泥水や埃が侵入するのを防止する。換言すれば,
サイドシル105上部が汚れるのを確実に防止する。
び騒音が侵入するのを防止する目的で配設され,水密が
保証されている第1のウェザーストリップ102aがサ
イドシル105と当接することにより,第1のウェザー
ストリップ102aによってサイドシル105の上部
(第1のウェザーストリップ102aとの当接面より上
部)に泥水や埃が侵入するのを防止する。換言すれば,
サイドシル105上部が汚れるのを確実に防止する。
【0023】また,ドア101の内部を通過した水は,
型成形部104の水抜き部104aを介してドア101
の外部へ排水される。
型成形部104の水抜き部104aを介してドア101
の外部へ排水される。
【0024】このようにサイドシル105の上部が汚れ
るのを確実に防止できるので,乗員の昇降の際に衣服の
すそを汚してしまうことがない。
るのを確実に防止できるので,乗員の昇降の際に衣服の
すそを汚してしまうことがない。
【0025】ソリットゴムで形成されたドアシール部材
103がドア101の最下端に配置されているので,チ
ッピングに対しドア101の下端を守ることができる。
また,ドア101開時に,縁石がある所ではドア101
の下端を守ることができる。さらに,第1のウェザース
トリップ102aとドアシール部材103を一体とする
ことにより,サイドシル105の汚れを防止しているた
め,ドア101の下部にサイドシル105の汚れ防止用
の特別な部材(サイドシルガーニッシュ等)を設ける必
要がなく,ドア101の下端を余り下げないで済む。換
言すれば,ドア開閉時にドア101が縁石に当たりやす
くなることはない。
103がドア101の最下端に配置されているので,チ
ッピングに対しドア101の下端を守ることができる。
また,ドア101開時に,縁石がある所ではドア101
の下端を守ることができる。さらに,第1のウェザース
トリップ102aとドアシール部材103を一体とする
ことにより,サイドシル105の汚れを防止しているた
め,ドア101の下部にサイドシル105の汚れ防止用
の特別な部材(サイドシルガーニッシュ等)を設ける必
要がなく,ドア101の下端を余り下げないで済む。換
言すれば,ドア開閉時にドア101が縁石に当たりやす
くなることはない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように,この発明のドアシ
ール構造(請求項1)は,ウェザーストリップを,少な
くとも下端部用の第1のウェザーストリップと下端部以
外の第2のウェザーストリップとから構成し,第1のウ
ェザーストリップとドアシール部材とを一体化して,第
1のウェザーストリップがサイドシルと当接するように
ドアシール部材をドアの下端部に取り付けたため,第1
のウェザーストリップでサイドシルの水密を確保し,ド
アシール部材で車輪で跳ね上げられた泥水がウェザース
トリップおよびサイドシルに直接かかるのを防止するこ
とができ,ドアの下端を下げ過ぎることなく,かつ,簡
単な構成でサイドシルの上部が汚れるのを確実に防止で
きる。また,ドアの下端部に配置されたドアシール部材
によってドアの下端を守ることができる。
ール構造(請求項1)は,ウェザーストリップを,少な
くとも下端部用の第1のウェザーストリップと下端部以
外の第2のウェザーストリップとから構成し,第1のウ
ェザーストリップとドアシール部材とを一体化して,第
1のウェザーストリップがサイドシルと当接するように
ドアシール部材をドアの下端部に取り付けたため,第1
のウェザーストリップでサイドシルの水密を確保し,ド
アシール部材で車輪で跳ね上げられた泥水がウェザース
トリップおよびサイドシルに直接かかるのを防止するこ
とができ,ドアの下端を下げ過ぎることなく,かつ,簡
単な構成でサイドシルの上部が汚れるのを確実に防止で
きる。また,ドアの下端部に配置されたドアシール部材
によってドアの下端を守ることができる。
【0027】また,この発明のドアシール構造(請求項
2)は,水抜き部を有し,かつ,型物成形によって形成
された型成形部を第1のウェザーストリップに設け,ド
アの前端側および後端側において型成形部を介して第2
のウェザーストリップと結合するため,第1のウェザー
ストリップと第2のウェザーストリップとの結合を容易
にすることができ,第1のウェザーストリップとドアシ
ール部材との一体化を容易に行え,さらに水抜き部を介
してドア内部の水を排水することができる。
2)は,水抜き部を有し,かつ,型物成形によって形成
された型成形部を第1のウェザーストリップに設け,ド
アの前端側および後端側において型成形部を介して第2
のウェザーストリップと結合するため,第1のウェザー
ストリップと第2のウェザーストリップとの結合を容易
にすることができ,第1のウェザーストリップとドアシ
ール部材との一体化を容易に行え,さらに水抜き部を介
してドア内部の水を排水することができる。
【0028】また,この発明のドアシール構造(請求項
3)は,ドアシール部材を硬質ゴムで構成したため,チ
ッピングに対してドアの下端を守ることができる。ま
た,ドアシール部材にドアの下端部と結合するための結
合部を設けたため,取付部材を要することなく,簡単な
構成でかつ容易にドアの下端部に取り付けることができ
る。
3)は,ドアシール部材を硬質ゴムで構成したため,チ
ッピングに対してドアの下端を守ることができる。ま
た,ドアシール部材にドアの下端部と結合するための結
合部を設けたため,取付部材を要することなく,簡単な
構成でかつ容易にドアの下端部に取り付けることができ
る。
【図1】本実施例のドアシール構造の構成を示す説明図
である。
である。
【図2】本実施例の型成形部を示す説明図である。
【図3】第1のウェザーストリップとドアシール部材と
を一体化する作業(加工法)を示す説明図である。
を一体化する作業(加工法)を示す説明図である。
101 ドア 101a 係
止部 101b ドアアウタパネル 101c ド
アインナパネル 102 ウェザーストリップ 102a 第1のウェザーストリップ 102b 第2のウェザーストリップ 103 ドアシール部材 103a 結
合部 104 型成形部 104a 水
抜き部 105 サイドシル
止部 101b ドアアウタパネル 101c ド
アインナパネル 102 ウェザーストリップ 102a 第1のウェザーストリップ 102b 第2のウェザーストリップ 103 ドアシール部材 103a 結
合部 104 型成形部 104a 水
抜き部 105 サイドシル
Claims (3)
- 【請求項1】 ドアの前端,上端,下端,後端を取り囲
むように配置されたウェザーストリップと,ドアの下端
に配置されたドアシール部材とを有したドアシール構造
において,前記ウェザーストリップを,少なくとも下端
部用の第1のウェザーストリップと下端部以外の第2の
ウェザーストリップとから構成し,前記第1のウェザー
ストリップと前記ドアシール部材とを一体化して形成
し,前記第1のウェザーストリップが車両側部のサイド
シルと当接し得るように前記ドアシール部材をドアの下
端部に取り付けたことを特徴とするドアシール構造。 - 【請求項2】 前記第1のウェザーストリップは,型物
成形によって形成された型成形部がドアの前端側および
後端側に設けられており,前記型成形部を介して前記第
2のウェザーストリップと結合すると共に,型成形部に
は,上下に貫通する水抜き部を有することを特徴とする
請求項1記載のドアシール構造。 - 【請求項3】 前記ドアシール部材は,ソリットゴムか
ら成り,かつ,ドアの下端部と結合するための結合部を
有することを特徴とする請求項1または2記載のドアシ
ール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32888894A JP3336783B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ドアシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32888894A JP3336783B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ドアシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08183334A true JPH08183334A (ja) | 1996-07-16 |
JP3336783B2 JP3336783B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=18215222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32888894A Expired - Fee Related JP3336783B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ドアシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3336783B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016068632A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | トヨタ自動車株式会社 | 車両側部構造 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32888894A patent/JP3336783B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016068632A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | トヨタ自動車株式会社 | 車両側部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3336783B2 (ja) | 2002-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7073294B2 (en) | Weather strip for door provided with latch | |
JPH08183334A (ja) | ドアシール構造 | |
JP3965957B2 (ja) | カウルの排水構造 | |
JP3867139B2 (ja) | 自動車用リヤドアウエザストリップ | |
JPS6012333A (ja) | 自動車用ドア配設部のシ−ル構造 | |
JPS646327Y2 (ja) | ||
JPS6230493Y2 (ja) | ||
JP2514653Y2 (ja) | 自動車のドア排水構造 | |
JP3879064B2 (ja) | ピラーレス車両用ドアウエザーストリップ | |
JPS6212657Y2 (ja) | ||
JP3762207B2 (ja) | オープンカー用ウェザーストリップ | |
JPS62273118A (ja) | 自動車用ドアのシ−ル構造 | |
JP3081948B2 (ja) | ウエザーストリップ | |
JPH0217927Y2 (ja) | ||
JP3367284B2 (ja) | 自動車のウエザストリップ取付構造 | |
JP2008285067A (ja) | 自動車用ディビジョンバー | |
JP3704004B2 (ja) | ドアウェザーストリップ | |
JPH0624261Y2 (ja) | 自動車用ウェザストリップの水抜き構造 | |
JP2603761Y2 (ja) | 自動車用ドアの排水構造 | |
KR200309745Y1 (ko) | 자동차 도어용 웨더스트립 | |
JPH0126502Y2 (ja) | ||
JPS58118415A (ja) | サツシユレスドアにおけるウエザ−ストリツプ | |
JPH0840074A (ja) | 車両の水抜き構造 | |
JPH0510055U (ja) | 自動車用ドアウエザストリツプ | |
JPH061849Y2 (ja) | 車両のウェザーストリップ構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |