JP2603761Y2 - 自動車用ドアの排水構造 - Google Patents

自動車用ドアの排水構造

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JP2603761Y2
JP2603761Y2 JP1992083397U JP8339792U JP2603761Y2 JP 2603761 Y2 JP2603761 Y2 JP 2603761Y2 JP 1992083397 U JP1992083397 U JP 1992083397U JP 8339792 U JP8339792 U JP 8339792U JP 2603761 Y2 JP2603761 Y2 JP 2603761Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、自動車用ドアの排
水構造、更に詳しくは、自動車のウインドガラスを伝っ
てドアの内部に入った水の排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種排水構造は、図7乃至図9
に示すように、ドア本体1のドアパネル2a,2b間を
昇降自在としたウインドガラス3の下端部3aは水平に
形成され、又ウインドガラス3と接する前記両ドアパネ
ル2a,2bのウエストラインにはウエストモール(シ
ール材)4が前記ウインドガラス3を挟着するように取
付けられている。そしてこのウエストモール4により、
前記ウインドガラス3に付着して流下する水滴等の水W
が前記ドア本体1の内部に浸入するのを防止し、或いは
前記ウインドガラス3を下降させたときに水Wを拭き取
るように構成されている。
【0003】また、実開平3−83113号公報に開示
された車両用ドアは、図10に示すように、インナドア
パネル2aの外側には排水溝5を車両の前後方向に沿っ
て設け、アウトドアパネル2bの内側には支持部材6に
よってラバー製の導水板7が装着されている。この導水
板7は帯板形状で、その長手方向の前後端の上面には円
弧状の止水壁8が突設しており、前記導水板7の一側縁
は前記支持部材6に固定され、他側縁は前記排水溝5の
上方に向かって延出してある。そして、ウインドガラス
3の上昇時、即ちウインドガラス3を閉じているときに
は、水を導水板7から排水溝5に流すように構成したも
のである。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】しかし、前記図7乃
至図9に示すようなウエストモール4では、図8に示す
ように、ウインドガラス3の昇降の有無にかかわらず防
水が不完全で、ウインドガラス3面に付着した水Wがウ
インドガラス3とウエストモール4との隙間、或いは図
9に示すように、ウエストモール4の前後端とドアサッ
シュ9との間隙から下方に入り込んでウインドガラス面
を流下し、水平になっているウインドガラス3の下端部
3aからウインドガラス昇降装置,ドアチェックアー
ム,キーシリンダ,ドアロック等のドア構成物Mに降り
かかるため、当該ドア構成物Mを錆させたり動作不良を
引き起こすおそれがあった。そこで、ウインドガラス3
とウエストモール4との隙間を無くすために、ウエスト
モール4の接触圧を上げると、ウインドガラス3の昇降
時の操作力を上げることになるため好ましくない。
【0005】また、図10に示す後者の従来例では、排
水溝5に溜まった水の一部が、車両の振動によりドア内
部に飛散するおそれがある。また、導水板7はウインド
ガラス3を閉めた状態のときのみ水を導水板7から排水
溝5に流すように構成したものであるから、実際には、
ドアバイザー装着時あるいは小雨時,雨天,洗車後等で
換気のためウインドガラス3を開けた場合には、上記導
水板7は排水溝5から離反するように押し下げられるの
で、ウエストラインから浸入した水がドア構成物Mにか
かってしまう、といった諸問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
従来の問題点を解決するために成されたもので、ドア本
体のウエストラインから内部に浸入した水がドア構成物
にかからないように導いて排水することが出来るものを
提供することを目的としたものであり、その要旨は、一
対のドアパネル間を昇降自在なウインドガラスの下端部
を円弧状に形成するとゝもに、該ウインドガラスの下端
部に樋を設け、前記ドアパネル内には、前記樋の両端部
と連接し且つ前記ウインドガラスの車両前後方向の側端
面を夫々挟着してドア本体の下部近傍まで延出した排水
ガイドレールを設けたことを特徴とする自動車用ドアの
排水構造にある。
【0007】
【考案の実施の形態】以下、本考案を図1乃至図6に示
す実施例により、前記従来例のものと同一部品は同一の
符号で詳細に説明するに、図において、1はドア本体
で、そのドアパネル2a・2b間にはウインドガラス3
が昇降自在に配置されており、このウインドガラス3の
下端部3aは円弧状に形成されている。なお、前記下端
部3aの下端面は平面に形成することが好ましい。
【0008】10は前記ウインドガラス3の下端部3a
に嵌め込んで接着固定した樋で、樹脂やステンレス等の
耐蝕性材料で形成されており、図3に示すように、ウイ
ンドガラス3の前記下端部3aに嵌め込むみぞ形の固定
部10aと、水の受けを良くするため、該固定部10a
の左右両側壁の上端から斜め外方向に延出した水受板1
0bとからそれぞれ構成されている。なお、前記水受板
10bは、図4に示すように、車両外側だけに設けても
よい。
【0009】11は溝形の排水ガイドレールで、前記ド
アパネル2a,2b内においてウインドガラス3の車両
前後方向の前後端に設置されており、内部にシール材1
2を介在してウインドガラス3の両側端面を挟着するよ
うに直立して固定され、その下端は前記ドア本体1の底
部近傍に達している。すなわち、前記ウインドガラス3
の下端部3aとこの排水ガイドレール11とにより排水
路が形成される。なお図中Mは前記ドアパネル2a,2
b内に設置されたドア構成物で、ドアガラス昇降装置,
ドアチェックアーム,キーシリンダ,ドアロック等であ
る。
【0010】図6に示すものは本考案の他実施例で、ド
ア構成物Mのレイアウトの都合によりガイドレール1
1,11が短く、該ガイドレール11,11の下端付近
にドアロック,チェックアーム等の部品が位置する場合
であって、前記排水ガイドレール11,11の下端をド
ア本体1の底部まで延長したものである。
【0011】そこで、ウインドガラス3の開閉状態に関
係なく、該ウインドガラス面に付着した水滴或いは雨水
等の水Wがウエストラインからウインドガラス面を伝っ
てドア本体1の内部に浸入する。そして、この水Wは前
記ウインドガラス3の下端部3aから樋10内に流下す
るが、この際ウインドガラス3の下端部3aは円弧状に
形成されているため、該下端部3aから流下する水Wは
この下端部3aに沿って、図示の矢印で示すように、前
後二方向に振り分けられる。
【0012】したがって、水Wは前記樋10内を車両の
前後方向にそれぞれ分散して流下することになるので、
ウインドガラス3の下端部3aから流下した水Wはこの
樋10から溢れることなく、その前後の両端部から前記
排水ガイドレール11,11にそれぞれ流下する。そし
て、該排水ガイドレール11,11内を通ってその下端
から前記ドア本体1の底部へと、飛散することなく排水
されることになる。
【0013】
【考案の効果】本考案に係る自動車用ドアの排水構造
は、上記のように、一対のドアパネル間を昇降自在なウ
インドガラスの下端部を円弧状に形成するとゝもに、該
ウインドガラスの下端部に樋を設け、前記ドアパネル内
には、前記樋の両端部と連接し且つ前記ウインドガラス
の車両前後方向の側端面を夫々挟着してドア本体の下部
近傍まで延出した排水ガイドレールを設けた構成である
から、強い降雨や高圧洗車時のようにウインドガラスに
かかる水量が多い場合でも、樋から水が溢れ出すことな
くドアの底部へと排水することができる。したがって、
ドア本体の内部の各部品等に水がかかることがなく、錆
びの発生や機能不良となるのを防止することができる、
といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る排水構造を適用した自動車用ドア
の正面図である。
【図2】同ドアの要部拡大斜視図である。
【図3】図1のII−II線断面図である。
【図4】図3と異なる他実施例の断面図である。
【図5】図1のIII−III線断面図である。
【図6】本考案に係る自動車用ドアの他実施例の正面図
である。
【図7】従来の自動車用ドアの正面図である。
【図8】同ドアの要部拡大斜視図である。
【図9】同ドアの異なる部分の要部拡大斜視図である。
【図10】他の従来の自動車用ドアの縦断面図である。
【符号の説明】
1 ドア本体 2a ドアパネル 2b ドアパネル 3 ウインドガラス 3a 下端部 10 樋 11 排水ガイドレール M ドア構成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/17 B60J 5/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のドアパネル間を昇降自在なウイン
    ドガラスの下端部を円弧状に形成するとゝもに、該ウイ
    ンドガラスの下端部に樋を設け、前記ドアパネル内に
    は、前記樋の両端部と連接し且つ前記ウインドガラスの
    車両前後方向の側端面を夫々挟着してドア本体の下部近
    傍まで延出した排水ガイドレールを設けたことを特徴と
    する自動車用ドアの排水構造。
JP1992083397U 1992-11-09 1992-11-09 自動車用ドアの排水構造 Expired - Fee Related JP2603761Y2 (ja)

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JPH0649130U JPH0649130U (ja) 1994-07-05
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