JP2561252B2 - 車両用スライドウインド - Google Patents

車両用スライドウインド

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JP2561252B2 JP61305062A JP30506286A JP2561252B2 JP 2561252 B2 JP2561252 B2 JP 2561252B2 JP 61305062 A JP61305062 A JP 61305062A JP 30506286 A JP30506286 A JP 30506286A JP 2561252 B2 JP2561252 B2 JP 2561252B2
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重幸 川越
春彦 寺田
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は車両用スライドウインドの排水機構に関する
ものである。
(従来の技術) 従来の車両用スライドウインドは実開昭56−16525号
公報に示されるものが知られている。これは第8図及び
第9図に示されるように、ロア側チヤンネル材1の溝1
a,1bの底部には水抜き穴2,3が設けてある。更に、チヤ
ンネル材1の下部には、水抜き穴2,3から水が室内に侵
入するのを防ぐために箱筒状枠4が水平に取着されてい
る。チヤンネル材1の下部と箱筒状枠4との間には空間
5が形成されており、水抜き穴2,3により溝1a,1bと流通
している。更に、箱筒状枠4の長手方向両端には逆止め
弁6が設けてある。このため溝1a,1bに侵入した水は水
抜き穴2,3から空間に流入し、空間5内に留る。留つた
水は水圧又は、車両速行時の慣性により逆止め弁6を押
開け外部に排出されていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし上記したように箱筒状枠4が水平に取付けられ
た構成であると空間5内に留つた水は表面張力のため十
分に室外に排出されず空間5内に残るという欠点があつ
た。
故に本発明はスライドウインド内に侵入してきた水を
完全に室外に排出し更に、水抜き穴からの水の逆流を防
ぐことを技術的課題とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本発明において講じ
た技術的手段は、ウインド保持用フランジ部に設けられ
た第1の溝状嵌合部と、アウタ側水切り用フランジ部に
前記第1の溝状嵌合部より下部で設けられた第2の溝状
嵌合部と、水抜き穴の下部に空間を形成し且つ前記アウ
タ側フランジ部に向つて傾斜するように前記第1の溝状
嵌合部及び前記第2の溝状嵌合部に嵌合させて前記ウイ
ンド保持用フランジ部と前記アウタ側水切り用フランジ
部との間に固定された遮蔽板と、前記水抜き穴と同位置
とならないように前記空間と室外とを流通させる通路と
を有した、ことである。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。即ち、チヤン
ネル材の溝内に浸入した水は抜き穴よりチヤンネル材と
遮蔽板との間の空間内に排出される。更に、排出された
水は、空間内でアウタ側フランジ部側にあつまり、通路
より室外に排出される。又、洗車時等、チヤンネル材の
下部に高圧のホース水等が当つた場合、遮蔽板によりチ
ヤンネル材の溝内底壁に設けられた水抜き穴に直接当た
らず、しかも遮蔽板によりホース水の圧力は弱められる
ので、水がチヤンネル材の溝内より逆流しても溝の室内
側の側壁を乗りこえるほどの圧力はなく、水が室内に浸
入してくることはない。
(実施例) 本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。第
1a図,第1b図及び第2図に示されるように車両用スライ
ドウインド10の両側は固定ガラス11で、中央部はスライ
ドガラス12である。このスライドガラス12は、チヤンネ
ル材13の室内側溝13aに圧入されたアツパ側ガラスラン1
4とロア側ガラスラン15を介して溝13aに摺動可能に保持
されている。アツパ側ガラスラン14には下方向に突出し
た反転リツプ14aがスライドガラス12を挟んで両側にア
ツパ側ガラスラン14と一体的に設けられている。又、ア
ツパ側ガラスラン14及び、反転リツプ14aのスライドガ
ラス12との接触面には植毛がほどこしてある。このた
め、ほこり等が車両室内に侵入することはない。その
上、スライドガラス12の円滑な摺動を可能としている。
ロア側ガラスラン15には上方向に突出した反転リツプ15
aがスライドガラス12の片側(室外側)のみにロア側ガ
ラスラン15と一体的に設けてある。又、ロア側ガラスラ
ン15及び、反転リツプ15aのスライドガラス12との接触
面には植毛がほどこしてある。このためほこり等が車両
室内に侵入することはない。その上、スライドガラス12
の円滑な摺動を可能としている。更に、ロア側ガラスラ
ン15の底壁とチヤンネル材13の溝13aの底壁には夫々、
水抜き穴15b,13bが設けてある。更に、チヤンネル材13
の溝13cには固定ガラス11がウエザーストリツプ(図示
せず)を介して固定されている。
第3図に示されるように、チヤンネル材13に設けられ
た水抜き穴13bよりも室内側にはチヤンネル材13から下
方向に向かつて突出し更に、ボデイ取付用ゴム16を介し
てボデー(図示せず)に固定するウインド保持用フラン
ジ部17がチヤンネル材13の下部に一体的に設けられてい
る。更に、チヤンネル材13の溝13cのアウタ側の側壁側
にはチヤンネル材13から下方に向かつて突出しているア
ウタ側水切り用フランジ部18がチヤンネル材13の下部に
一体に設けられている。このウインド保持用フランジ部
17には溝状嵌合部17aが設けてあり、更に、アウタ側水
切り用フランジ部18には嵌合部17aよりも下部に溝状嵌
合部18aが設けてある。尚、嵌合部17a,18aはサツシを取
付けるネジの頭部を考慮して設定する。この嵌合部17a,
18aには遮蔽板19が嵌合固定されており、チヤンネル材1
3の下部と遮蔽板19との間には空間が形成されている。
遮蔽板19にはチヤンネル材13の水抜き穴13bと段ちがい
となるように水抜き穴19aが設けてある。第2図では、
水抜き穴13bと水抜き穴19aとを明示するため、同一平面
内に図示するが、第1b図に示すように、水抜き穴13bと
水抜き穴19aはチヤンネル材13の長手方向と幅方向との
何れに関しても段ちがいとされている。遮蔽板19は好ま
しくは樹脂製が良い。尚、チヤンネル材13の溝13cにも
水抜き穴13dが設けられている(第1b図)。又、水抜き
穴19aのかわりに斜遮板19を長手方向で分割し、斜遮板
と斜遮板との間の間隙により、浸入水を排出するように
してもよい。
上記した遮蔽板19は、第4図に示されるように遮蔽板
19のインナ側突状嵌合部をウインド保持用フランジ部17
の溝状嵌合部17aと嵌合させた後、第5図に示されるよ
うに、遮蔽板19をB方向に撓ませながらC方向に押して
遮蔽板19のアウタ側突状嵌合部をアウタ側水切り用フラ
ンジ部18の溝状嵌合部18aと嵌合させて遮蔽板19をチヤ
ンネル材13に嵌合固定させる。これにより、遮蔽板19が
アウタ側水切り用フランジ部18により覆われ、外観意匠
に支障をきたさない。
尚、遮蔽板19とチヤンネル材13の各嵌合部は、チヤン
ネル材13の長手方向全体にわたつて形成されている。
次に作動を説明する。第3図において、ロア側ガラス
ラン15の反転リツプ15aとスライドガラス12との間から
水が浸水してきた場合、浸入水は水抜き穴15b,13bから
チヤンネル材13の下部と遮蔽板19との間の空間内に排水
される。排水された浸入水はアウタ側フランジ部18側に
集まり更に、水抜き穴19aより外部に排水されるため浸
入水がチヤンネル材13の側壁を乗りこえて室内に侵入す
ることはない。この時遮蔽板19は水抜き穴19a側に向か
つて下方に傾斜しているので排水が円滑に行われる。
更に、洗車時等、高圧のホース水をチヤンネル材13の
下部から当てても遮蔽板19により水抜き穴13b,15bに直
接当たらず、しかも、遮蔽板19によりホース水の圧力は
弱められるのでホース水が逆流してチヤンネル材13の室
内側の側壁を乗りこえるほどの圧力はなく室内に浸入し
てくることはない。
〔発明の効果〕
本発明と同じ目的を達成するために、第6図に示され
るようにチヤンネル材13の下部に片側のみを接着したフ
イルム20により水抜き穴13bを覆い、チヤンネル材13の
下部に当てられる水の浸入を防ぐことも考えられる。し
かしこれは、スライドガラス12と反転リツプ15aとの間
から浸入してきた水は、チヤンネル材13の溝13a内に留
め、留つた水の重みにより第7図に示されるようにフイ
ルム20が撓み水を排出するが、フイルム20が排出の妨げ
となつているため排水性が非常に悪い。このため、浸入
してくる水が増加すると室内にオーバーフローするとい
う欠点がある。更に、フイルム20の接着作業のバラツキ
によりチヤンネル材13のウインド保持用フランジ部17と
干渉して作動不良をおこすという欠点がある。
しかし本発明は水抜き穴の下部に空間を形成し且つア
ウタ側フランジ部に向かつて傾斜するようにウインド保
持用フランジ部とアウタ側水切り用フランジとの間に固
定された遮蔽板を設け、さらに、水抜き穴と同位置とな
らないように空間と室外とを流通させる通路を設けたの
で、チヤンネル材の上部から溝内に浸入してくる水は完
全に排出することができ、更にチヤンネル材の下部から
浸入しようとする水の浸入も防ぐことができる。
又、アウタ側水切りフランジ部とウインド保持用フラ
ンジ部との間に、遮蔽板を配したので外観意匠を損なわ
ないという利点もある。
更に、ウインド保持用フランジ部に第1の溝状嵌合部
を、アウタ側水切り用フランジ部に第1の溝状嵌合部よ
り下部で第2の溝状嵌合部を夫々設け、遮蔽板を水抜き
穴の下部に空間を形成し且つアウタ側フランジ部に向か
つて傾斜するように第1の溝状嵌合部及び第2の溝状嵌
合部に嵌合させてウインド保持用フランジ部とアウタ側
水切り用フランジ部との間に固定したので、その取付け
が簡単なものとなり、その取付け作業を容易なものとす
ることができる共に遮蔽板の形状が複雑なものとなら
ず、その成形を容易なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1a図,第1b図は夫々本発明に係る車両用スライド窓を
表す正面図及び底面図、第2図は第1図のII−II線断面
図、第3図は第2図A部の拡大図、第4図及び第5図は
遮蔽板の取付け手順を表す第2図に相当する拡大図、第
6図及び第7図は本発明に対する比較例を表す第2図に
相当する拡大図、第8図及び第9図は夫々従来の車両用
スライドウインドの断面図及び斜視図である。 10……車両用スライドウインド窓,11……固定ガラス,12
……スライドガラス,13……チヤンネル材,14……アツパ
側ガラスラン,15……ロア側ガラスラン,16……ボデー取
付用ゴム,17……ウインド保持用フランジ部,18……アウ
タ側水切り用フランジ部,19……遮蔽板,20……フイル
ム,17a……溝状嵌合部(第1の嵌合部),18a……溝状嵌
合部(第2の嵌合部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−143513(JP,U) 実開 昭50−49116(JP,U) 実開 昭61−46222(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方向に向かつて突出するウインド保持用
    フランジ部及びアウタ側水切り用フランジ部を有するチ
    ヤンネル材と、該チヤンネル材の溝内に摺動可能に保持
    されるウインドガラスと、前記チヤンネル材の溝内の底
    壁に設けられた水抜き穴とを有する車両用スライドウイ
    ンドにおいて、前記ウインド保持用フランジ部に設けら
    れた第1の溝状嵌合部と、前記アウタ側水切り用フラン
    ジ部に前記第1の溝状嵌合部より下部で設けられた第2
    の溝状嵌合部と、前記水抜き穴の下部に空間を形成し且
    つ前記アウタ側フランジ部に向つて傾斜するように前記
    第1の溝状嵌合部及び前記第2の溝状嵌合部に嵌合させ
    て前記ウインド保持用フランジ部と前記アウタ側水切り
    用フランジ部との間に固定された遮蔽板と、前記水抜き
    穴と同位置とならないように前記空間と室外とを流通さ
    せる通路とを有した車両用スライドウインド。
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