JPS5845932Y2 - 自動車の天井窓装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車の天井窓装置の改良に関する。

自動車の天井板に窓孔を設けると開放感がでると共に、
換気も十分できて好都合である。

ところが、天井窓を設ける場合、窓板を摺動させるレー
ルを天井板の上面に取着する必要がある。

特にレールは雨水等をもシールするため、シール片等を
介して取着するので、天井板との違和感ができて体裁が
悪くなる。

この考案はかかることがないように改善したもので、以
下図面に示す本考案の実施例について説明する。

自動車の天井板１の両側に、前後に長く上方に突出させ
た突条２を設ける。

突条２は断面が山形になるようにするか、第２図に二点
鎖線で示すように、外側をなだらかにしてもよく、そし
て、天井板１の中央部に窓孔３を設け、突条２の内側の
低い部分に、左右及び前部の断面コ字状のレール４を弾
性片５を挾んでボルト６で取着する。

レール４には前後に摺動自在に天井窓７を取着する。

レール４と天井窓７はシール条８でシールするが、レー
ル４内に入った雨水は適宜間隔で設けた水抜き孔９から
抜けるようにしである。

作用について説明する。

天井窓７は左右のレール４に沿って摺動させて、窓孔３
を開閉する。

左右のレール４は天井板１の突条２の内側の低い部分に
沿って設けであるので、レール４の下部及び弾性片５が
側方から見た場合、突条２にかくれて、上部の一部しか
みえない。

従って、レール４が目立つことがなく体裁がよい。

そしてレール４の水抜孔９から流れた水は突条２の内側
の低い部分を前後に流れ落ちることができるので、雨水
がたまることもない。

以上説明したように、この考案は、自動車の天井板の両
側に、前後に長く上方に突出させた突条を形成し、天井
板の中央に窓孔を設けると共に、天井板の中央の低い部
分に、左右及び前部のレールを取着し、該レールに天井
窓を摺動自在に装着したので、側方から見た場合、レー
ルの下部が突条にかくれて見えなくなり、天井板の上方
へ突出するレールの厚さが薄く見え、後から天井板にレ
ールを取着しても、違和感が少く、体裁がよい。

又、突条は天井板の補強リブにもなり、雨平は突条の内
側の低い部分に沿って前後に流れ落ちることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は斜視図、第２図
は第１図Ａ−Ａ矢視拡犬断面図、第３図は第１図Ｂ−Ｂ
矢視拡犬断面図である。 １・・・天井板、２・・・突条、３・・・窓孔、４・・
・レール、 ７・・・天井窓。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車の天井板の両側に、前後に長く上方に突出させた
   突条を形成し、天井板の中央に窓孔を設けると共に、天
   井板の中央の低い部分に左右及び前部のレールを取着し
   、該レールに天井窓を摺動自在に装着したことを特徴と
   する自動車の天井窓装置。