JPS5845931Y2 - 自動車の天井窓のシ−ル装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車の天井窓のシール装置に関する。

自動車の天井に窓孔を設け、この窓孔の左右にレールを
設けて、レールに窓板を摺動自在に挿入し、窓板を前後
に摺動させて開閉する装置にあっては、シールはレール
に挿入される窓板の上面及び下面、トよびレールと自動
車の天井の間に設けられ、幾種類ものシール条が必要に
なって、構造が複雑で高価につく。

この考案はかかる点に鑑み安価にできるように改善した
もので、以下図面に示す本考案の実施例について説明す
る。

自動車の天井板１に窓孔２を設け、この窓孔２の前部及
び左右側部に断面円状のレール３を設ける。

レール３は上面に第一シール条４を差込んで第一シール
条４をレール３の内側上部まで覆う形状にする。

又、レールの内側突部５に差込んだ第二シール条６には
折曲げ部６ａを形成し、その折曲げ部６ａによってレー
ル３の下面を覆うようにする。

そしてレール３を天井板１に乗せると、第二シール条６
がレール３と天井板１０間に挾まってシールでき、ボル
ト７でレール３を天井板１に固定する。

そして第一シール条４と第二シール条６の間に窓板８の
端縁な挿入する。

第一シール条４と第二シール条６の窓板８が当る面には
植毛９が施しである。

作用について説明する。

レール３の下面には第二シール条６があるのでレール３
を天井板１上に乗せてポル）７で締着すると、レール３
と天井板１の間が第二シール条６でシールできる。

又、レール３の上面に差込んだ第一シール条４とレール
３の内側突部５に差込んだ第二シール条６で窓板８の端
縁を挾んでシールできる。

そして窓板８は後方に摺動させて開く。又、第一シール
条４と第二シール条６の間に入った水はレール３の内側
下面が樋になって流出する。

以上説明したように、本考案は自動車の天井に設けた窓
孔の左右外側に断面口状のレールを設け、該レールに窓
板を摺動自在に装着するものにおいて、上記レールの上
端縁に第一シール条を嵌装し、又レールの下端縁に第二
シール条を嵌装するとともに、その第二シール条に形成
された折曲げ部をレールの下面と天井の上面との間に挾
み込み、上記レールを天井板上にボルトで締着したので
、２本のシール条で、レールと窓板との間のシールを行
なうとともに、レールと天井板間のシールを行ない締着
ボルト挿通孔から雨水が室内に浪人することを防止する
ことができる。

そして二本のシール条は各々レールの上面と内側突部に
差込むだけで取付けできるので、構造が簡単で安両にで
き、組付けも容易である。

又、レールに第二シール条を取付けたものを天井板に締
着するので、締着のとき第二シール条が位置ずれするこ
ともない。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は外観斜視図、第
２図は第１図Ａ−Ａ矢視拡大断面図である。 １・・・天井板、３・・・レール、４・・・第一シール
条、５・・・内側突部、６・・・第二シール条、７・−
・ボルト、８・・・窓板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車の天井に設けた窓孔の左右外側に断面口状のレー
   ルを設け、該レールに窓板を摺動自在に装着するものに
   おいて、上記レールの上端縁に第一シール条を嵌装し、
   又レールの下端縁に第二シール条を嵌装するとともに、
   その第二シール条に形成された折曲げ部をレールの下面
   と天井の上面との間に挾み込み、上記レールを天井板上
   にボルトで締着したことを特徴とする自動車の天井窓の
   シール装置。