JP2016068632A - 車両側部構造 - Google Patents

車両側部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016068632A
JP2016068632A JP2014197288A JP2014197288A JP2016068632A JP 2016068632 A JP2016068632 A JP 2016068632A JP 2014197288 A JP2014197288 A JP 2014197288A JP 2014197288 A JP2014197288 A JP 2014197288A JP 2016068632 A JP2016068632 A JP 2016068632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
door
molding
width direction
weather strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014197288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6405838B2 (ja
Inventor
純也 宮武
Junya Miyatake
純也 宮武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014197288A priority Critical patent/JP6405838B2/ja
Publication of JP2016068632A publication Critical patent/JP2016068632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6405838B2 publication Critical patent/JP6405838B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】ウェザーストリップによる車室内への水の浸入抑制効果を良好に維持することができる車両側部構造を得る。
【解決手段】車両側部構造は、車両側部11に配置され、車室内100側と車室外102側とを開閉可能に隔成するサイドドア26と、サイドドア26の車両下方側且つ車両幅方向内側に配置され、車両前後方向に延在されたロッカと、サイドドア26の車両下方側の端部に設けられて該端部を覆うと共に、平面視でロッカと重なる位置まで車両幅方向内側へ延出された延出部50Cを備えたドアモール34と、延出部50Cの車両上方に配置され、サイドドア26の閉状態でドアモール34とロッカとの間の隙間を塞ぐウェザーストリップ56と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両側部構造に関する。
サイドドアの車両幅方向内側にロッカが配置された車両側部構造として、特許文献1には、サイドドアの下端部の車両幅方向外側にドアモールが取り付けられた構造が開示されている。また、特許文献1の構造では、ドアモールの下端部を車両幅方向内側へ延出させてサイドドアの下端部を車両下方側から覆うことで、サイドドア下端のエッジを保護している。
特開2008−184116号公報
ところで、サイドドアとロッカとの間にウェザーストリップが配置された車両がある。そして、サイドドアが閉じた状態(閉状態)でサイドドアとロッカとの間の隙間をウェザーストリップで塞ぐことにより、車室内側へ水が浸入するのを抑制している。しかしながら、上記特許文献1では、ウェザーストリップが車両下方側に露出しているため、車両の走行中に跳ね上げられた水によってウェザーストリップが劣化したり損傷する虞がある。
本発明は、上記事実を考慮して、ウェザーストリップによる車室内への水の浸入抑制効果を良好に維持することができる車両側部構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る車両側部構造は、車両側部に配置され、車室内側と車室外側とを開閉可能に隔成するサイドドアと、前記サイドドアの車両下方側且つ車両幅方向内側に配置され、車両前後方向に延在されたロッカと、前記サイドドアの車両下方側の端部に設けられて該端部を覆うと共に、平面視で前記ロッカと重なる位置まで車両幅方向内側へ延出された延出部を備えたドアモールと、前記延出部の車両上方に配置され、前記サイドドアの閉状態で前記ドアモールと前記ロッカとの間の隙間を塞ぐウェザーストリップと、を有する。
請求項1に記載の本発明に係る車両側部構造では、車両側部にサイドドアが設けられており、車室内側と車室外側とを開閉可能に隔成している。また、サイドドアの車両下方側且つ車両幅方向内側には、車両前後方向に延在されたロッカが設けられている。さらに、サイドドアの車両下方側の端部にはドアモールが設けられており、このドアモールにサイドドアの車両下方側の端部が覆われている。ここで、ドアモールは、平面視でロッカと重なる位置まで車両幅方向内側へ延出された延出部を備えている。また、延出部の車両上方には、サイドドアが閉じた状態(閉状態)でドアモールとロッカとの間の隙間を塞ぐウェザーストリップが配置されている。これにより、車両の走行中に水が跳ね上げられた場合であっても、延出部によって跳ね上げられた水が弾かれ、ウェザーストリップまで到達するのを抑制することができる。この結果、ウェザーストリップが劣化したり損傷するのを抑制することができる。
請求項2に記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項1に記載の発明において、前記延出部の車両上方側の面は、車両幅方向内側へ向かって車両上方から車両下方へ傾斜されている。
請求項2に記載の本発明に係る車両側部構造では、延出部の車両上方側の面を傾斜させることにより、ドアモールとロッカとの間に入り込んだ水を効果的に車両下方へ落下させることができる。これにより、ウェザーストリップの近傍に水が残留するのを抑制することができる。
請求項3に記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項1又は2に記載の発明において、前記ドアモールにおける前記延出部より車両上方には、車両幅方向外側へ凹んだ凹部が形成されており、前記凹部に前記ウェザーストリップが取り付けられている。
請求項3に記載の本発明に係る車両側部構造では、ドアモールにウェザーストリップが取り付けられているため、サイドドアを開いた状態(開状態)でウェザーストリップが人目に付くのを抑制することができる。
以上、説明したように、請求項1に記載の車両側部構造によれば、ウェザーストリップによる車室内への水の浸入抑制効果を良好に維持することができる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載の車両側部構造によれば、ウェザーストリップの劣化を効果的に抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項3に記載の車両側部構造によれば、サイドドアの開状態における意匠性を良好に維持することができる、という優れた効果を有する。
実施形態に係る車両側部構造が適用された車両の側面図である。 図1の2−2線で切断した切断面を拡大して示す拡大断面図である。 図1の3−3線で切断した切断面を拡大して示す拡大断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る車両側部構造の実施形態について説明する。なお、図面に適宜示される矢印FRは車両前方側を示し、矢印UPは車両上方側を示し、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。また、本発明に係る車両側部構造は、車両幅方向において左右対称に構成されている。このため、車両の左側部分について以下に説明し、車両の右側部分についての説明は省略する。
(車両側部構造)
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る車両側部構造が適用された車両10は、車両側部11の前部に配設されて車両上下方向に延在されたフロントピラー12が配設されている。また、フロントピラー12より車両後方側には、車両上下方向に延在されたセンタピラー14が配設されており、このセンタピラー14より車両後方側には、車両上下方向に延在されたリヤピラー16が配設されている。
フロントピラー12の下端部、センタピラー14の下端部、及びリヤピラー16の下端部は、車両前後方向に延在されたロッカ18によって連結されている。ロッカ18は、後述するフロントサイドドア26及びリヤサイドドア28の車両下方側且つ車両幅方向内側に配置され、車両前後方向に延在されている。
ここで、フロントピラー12、センタピラー14、ロッカ18、及びルーフサイドレール20によって乗員乗降用のフロントサイドドア開口部22が形成されている。一方、フロントサイドドア開口部22の車両後方側には、センタピラー14、リヤピラー16、ロッカ18、及びルーフサイドレール20によってリヤサイドドア開口部24が形成されている。そして、フロントサイドドア開口部22は、車両幅方向外側に配置されて車室内100側と車室外102側とを開閉可能に隔成するサイドドアとしてのフロントサイドドア26によって閉塞されている(図2参照)。また、リヤサイドドア開口部24は、車両幅方向外側に配置されて車室内100側と車室外102側とを開閉可能に隔成するサイドドアとしてのリヤサイドドア28によって閉塞されている。
フロントサイドドア26は、車両前側の車両側部11を構成するフロントサイドドア本体26Aと、フロントサイドドア本体26Aの上部に設けられたフロントサイドドアフレーム26Bとを含んで構成されている。また、フロントサイドドア本体26Aの上縁(ドアベルトライン)とフロントサイドドアフレーム26Bの内周縁とで囲まれた領域は、フロント側開口30とされており、このフロント側開口30にはフロントドアガラス32が設けられている。そして、このフロントドアガラス32の昇降によってフロント側開口30が開閉される。
フロントサイドドア本体26Aは、図示しないドアヒンジを介して前端部が車両本体に回転可能に取り付けられており、閉状態でフロントサイドドア開口部22を閉塞している。また、フロントサイドドア本体26Aは、図2に示されるように、車両幅方向内側に配置されてフロントサイドドア本体26Aの内板を構成するドアインナパネル42と、車両幅方向外側に配置されてフロントサイドドア本体26Aの外板を構成するドアアウタパネル44とを含んで構成されている。また、ドアアウタパネル44の上縁部(ドアガラス側)を除く端縁部は、ドアインナパネル42の上縁部を除く端縁部とヘミング加工によって一体化されている(ヘミング加工部46)。
ここで、図1に示されるように、フロントサイドドア本体26Aの下端部には、ロッカ18よりも車両下方まで延在されたフロント側ドアモール34が取り付けられている。フロント側ドアモール34の詳細については後述する。
一方、リヤサイドドア28は、車両後側の車両側部11を構成するリヤサイドドア本体28Aと、リヤサイドドア本体28Aの上部に設けられたリヤサイドドアフレーム28Bとを含んで構成されている。また、リヤサイドドア本体28Aの上縁(ドアベルトライン)とリヤサイドドアフレーム28Bの内周縁とで囲まれた領域は、リヤ側開口36とされており、このリヤ側開口36にはリヤドアガラス38が設けられている。そして、このリヤドアガラス38の昇降によってリヤ側開口36が開閉される。
リヤサイドドア本体28Aは、図示しないドアヒンジを介して前端部が車両本体に回転可能に取り付けられており、閉状態でリヤサイドドア開口部24を閉塞している。また、リヤサイドドア本体28Aは、フロントサイドドア本体26Aと同様に、図示しないドアインナパネルとドアアウタパネルとを含んで構成されている。さらに、リヤサイドドア本体28Aの下端部には、ロッカ18よりも車両下方まで延在されたリヤ側ドアモール40が取り付けられている。ここで、リヤ側ドアモール40は、フロント側ドアモール34と略同一の構成であるため、詳細な説明を省略する。
(ドアモール)
ドアモールの一例としてのフロント側ドアモール34は、フロントサイドドア26の前端部から後端部に亘って車両前後方向に延在された樹脂部材である。また、フロント側ドアモール34は、図2に示されるように、フロントサイドドア26の下端部における車両幅方向外側の面を覆うアウタ側カバー部48と、車両幅方向内側の面を覆うインナ側カバー部50とを含んで構成されている。
アウタ側カバー部48は、ドアアウタパネル44の下端部を包むように形成されており、上端側の一端部48Aがドアアウタパネル44の下端部の車両幅方向外側の面の近傍に配置されている。また、アウタ側カバー部48の下端側の他端部48Bは、ヘミング加工部46よりも車両幅方向内側まで回り込むように延びており、末端が肉薄に形成されている。
一方、インナ側カバー部50は、ドアインナパネル42に沿って車両上下方向に延在されており、インナ側カバー部50の上端側の一端部50Aは、ドアインナパネル42の下端部の車両幅方向内側の面の近傍に配置されている。また、インナ側カバー部50の下端側の他端部50Bは、アウタ側カバー部48の他端部48Bと繋がっており、末端が肉薄に形成されている。ここで、アウタ側カバー部48とインナ側カバー部50との接続部は、肉厚が薄い折曲部34Aが形成されている。そして、この折曲部34Aを起点としてフロント側ドアモール34が折曲可能に構成されている。
また、インナ側カバー部50の下端部には、車両幅方向内側へ延出された延出部50Cが設けられている。延出部50Cは、断面形状が車両幅方向内側に凸となる略V字状に形成されている。すなわち、延出部50Cの車両上方側の面50Eは、車両幅方向内側へ向かって車両上方から車両下方へ傾斜されている。また、延出部50Cの車両下方側の面は、車両上方側の面50Eの下端部から車両幅方向外側へ向かって車両下方へ傾斜されている。
ここで、ドアインナパネル42の下端部における車両幅方向内側には、サイドアウタパネル(サイメンアウタパネル)52及びロッカモール54が配置されている。そして、インナ側カバー部50に形成された延出部50Cは、平面視でロッカ18及びロッカモール54の少なくとも一方と重なる位置まで車両幅方向内側へ延出されている。なお、ロッカモール54は、ロッカ18の下端部に取り付けられた樹脂部材であり、本発明の「ロッカ」とは、ロッカ18及びロッカモール54を含む概念である。
ロッカモール54は、インナ側カバー部50と車両幅方向に対向して配置されており、ロッカモール54の車両下方側の面は、車両上方から車両下方へ向かって車両幅方向内側に傾斜されている。また、ロッカモール54とインナ側カバー部50との間には、ウェザーストリップ56が配置されている。
ウェザーストリップ56は、ゴム等の弾性部材で形成されており、インナ側カバー部50の延出部50Cより車両上方に形成されて車両幅方向外側に凹んだ凹部50Dに取り付けられている。また、ウェザーストリップ56は、フロントサイドドア26の閉状態でフロント側ドアモール34とロッカモール54との間の隙間を塞ぐように構成されている。
次に、フロント側ドアモール34とフロントサイドドア26との取付構造について説明する。フロント側ドアモール34には、車両前後方向に間隔を開けて複数の外側取付部58及び内側取付部62が形成されている。図3に示されるように、外側取付部58は、アウタ側カバー部48と一体に形成されており、アウタ側カバー部48の一端部48Aの内面と他端部48Bの内面との間に架け渡されている。また、外側取付部58には、取付孔58Aが形成されており、ドアアウタパネル44には、取付孔58Aと対応する位置にアウタ側嵌合孔44Aが形成されている。そして、クリップ60を取付孔58Aへ挿入してアウタ側嵌合孔44Aに嵌入することにより、アウタ側カバー部48が外側取付部58を介してドアアウタパネル44に固定されている。
一方、内側取付部62は、インナ側カバー部50の上端部の内面に一体に形成されており、インナ側カバー部50に沿って車両上下方向に延びている。また、内側取付部62の車両上下方向の中央部から車両幅方向外側へ向かって固定用突起64が突設されている。固定用突起64は、内側取付部62と一体に形成されており、固定用突起64の先端部には、撓み変形可能な爪部64Aが形成されている。また、ドアインナパネル42には、固定用突起64と対応する位置にインナ側嵌合孔42Aが形成されている。そして、固定用突起64をインナ側嵌合孔42Aに嵌入することにより、固定用突起64の爪部64Aがインナ側嵌合孔42Aに係合され、内側取付部62がドアインナパネル42に固定されている。また、内側取付部62とドアインナパネル42との間には、スポンジ等の弾性部材66が圧縮された状態で挟み込まれており、この弾性部材66の復元力によって爪部64Aをドアインナパネル42に押し付けている。
外側取付部58及び内側取付部62は以上のように構成されている。このため、フロント側ドアモール34をフロントサイドドア26に取り付ける場合、初めにクリップ60でアウタ側カバー部48をドアアウタパネル44に固定する。その後、折曲部34Aを起点としてインナ側カバー部50を折り曲げて、内側取付部62の固定用突起64をインナ側嵌合孔42Aに嵌入することで、インナ側カバー部50をドアインナパネル42に固定する。
なお、本実施形態では、アウタ側カバー部48とインナ側カバー部50とが一体に形成されており、折曲部34Aを起点に折曲可能に構成されているが、これに限らず、他の構成としてもよい。例えば、アウタ側カバー部48とインナ側カバー部50とを別体で用意してそれぞれドアアウタパネル44及びドアインナパネル42に固定してもよい。
また、本実施形態では、フロント側ドアモール34とリヤ側ドアモール40とを同様の構成としたが、これに限らず、フロント側ドアモール34及びリヤ側ドアモール40の少なくとも一方に本発明に係る構造が適用されていればよい。このため、例えば、リヤ側ドアモール40には、フロント側ドアモール34に形成された延出部50Cが形成されていなくてもよい。
さらに、本実施形態では、フロント側ドアモール34を構成するインナ側カバー部50の凹部50Dにウェザーストリップ56を取り付けたが、これに限らず、車両本体側(ロッカモール54側)にウェザーストリップ56を取り付けた構成としてもよい。また、フロント側ドアモール34と車両本体の両方にウェザーストリップ56を取り付けた構成としてもよい。ここで、車両本体側にのみウェザーストリップ56を取り付けた構成は、請求項3には含まれないが、請求項1に含まれる。
(作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態の車両側部構造が適用された車両10では、図2に示されるように、フロント側ドアモール34の車両幅方向内側には、車両幅方向内側へ延出された延出部50Cが形成されている。そして、この延出部50Cは、平面視でロッカモール54(ロッカ18)と重なる位置まで車両幅方向内側へ延出されている。これにより、車両10の走行中に跳ね上げられた水が延出部50Cの車両下方側の面に弾かれるので、この水がインナ側カバー部50とロッカモール54との間に入り込む(浸入する)のを抑制することができる。
ここで、ウェザーストリップ56が被水して劣化したり損傷した場合、インナ側カバー部50とロッカモール54との間の隙間を十分に塞ぐことができなくなり、水が車室内100側に浸入する虞がある。また、気温が低い場合、ウェザーストリップ56が被水することで、ウェザーストリップ56に氷が張り付いてフロントサイドドア26やリヤサイドドア28の開閉に不具合が生じる虞がある。これに対して、本実施形態のように、フロント側ドアモール34に延出部50Cを形成してインナ側カバー部50とロッカモール54との間に水が入り込むのを抑制することにより、ウェザーストリップ56の劣化を抑制することができる。すなわち、ウェザーストリップ56による車室内への水の浸入抑制効果を良好に維持することができる。また、水の他にも、小石等が入り込んでウェザーストリップ56が劣化したり損傷するのを抑制することができる。さらに、フロントサイドドア26やリヤサイドドア28の開閉に不具合が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、延出部50Cの車両上方側の面50Eを車両上方から車両下方へ向かって車両幅方向内側に傾斜させている。これにより、インナ側カバー部50とロッカモール54との間に水が入り込んだ場合であっても、これらの水を車両下方へ落下させることができる。これにより、ウェザーストリップの近傍に水が残留するのを抑制することができ、ウェザーストリップが劣化したり損傷するのを効果的に抑制することができる。
さらに、本実施形態のようにフロント側ドアモール34にウェザーストリップ56を取り付けることにより、車両本体側にウェザーストリップ56を取り付けずに済むので、フロントサイドドア26を開いた開状態でウェザーストリップ56が人目に付くのを抑制することができる。すなわち、フロントサイドドア26の開状態における意匠性を良好に維持することができる。特に、フロント側ドアモール34とウェザーストリップ56の色を合わせることで、ウェザーストリップ56が目立たなくなり、意匠性を向上させることができる。
また、ウェザーストリップ56を取り付けるためにインナ側カバー部50に凹部50Dを形成している。これにより、インナ側カバー部50を平面状に形成した場合と比較して、フロント側ドアモール34の剛性を向上させることができる。このため、フロント側ドアモール34に対して外力が加えられた場合であっても、フロント側ドアモール34の変形を抑制することができる。
なお、本実施形態では、延出部50Cの車両上方側の面50Eを車両上方から車両下方へ向かって車両幅方向内側に傾斜させて形成したが、これに限らず、他の形状に形成してもよい。この場合、請求項2には含まれないが、請求項1には含まれる。
また、本実施形態では、図3に示されるように、外側取付部58をドアアウタパネル44に固定し、内側取付部62をドアインナパネル42に固定することでフロント側ドアモール34をフロントサイドドア26に取り付けたが、これに限らない。例えば、他の取付部材によって外側取付部58や内側取付部62をドアアウタパネル44及びドアインナパネル42に固定してもよく、接着剤やカシメによって固定してもよい。
以上、本発明の実施形態に係る車両側部構造について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本発明に係る車両側部構造は、後ヒンジのサイドドア、上ヒンジのサイドドア(所謂ガルウイングドア)、スライドドアであるサイドドア等に適用してもよい。
10 車両
11 車両側部
18 ロッカ
26 フロントサイドドア(サイドドア)
34 フロント側ドアモール(ドアモール)
50C 延出部
50D 凹部
50E 面(延出部の車両上方側の面)
54 ロッカモール(ロッカ)
56 ウェザーストリップ

Claims (3)

  1. 車両側部に配置され、車室内側と車室外側とを開閉可能に隔成するサイドドアと、
    前記サイドドアの車両下方側且つ車両幅方向内側に配置され、車両前後方向に延在されたロッカと、
    前記サイドドアの車両下方側の端部に設けられて該端部を覆うと共に、平面視で前記ロッカと重なる位置まで車両幅方向内側へ延出された延出部を備えたドアモールと、
    前記延出部の車両上方に配置され、前記サイドドアの閉状態で前記ドアモールと前記ロッカとの間の隙間を塞ぐウェザーストリップと、
    を有する車両側部構造。
  2. 前記延出部の車両上方側の面は、車両幅方向内側へ向かって車両上方から車両下方へ傾斜されている請求項1に記載の車両側部構造。
  3. 前記ドアモールにおける前記延出部より車両上方には、車両幅方向外側へ凹んだ凹部が形成されており、
    前記凹部に前記ウェザーストリップが取り付けられている請求項1又は2に記載の車両側部構造。
JP2014197288A 2014-09-26 2014-09-26 車両側部構造 Active JP6405838B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014197288A JP6405838B2 (ja) 2014-09-26 2014-09-26 車両側部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014197288A JP6405838B2 (ja) 2014-09-26 2014-09-26 車両側部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016068632A true JP2016068632A (ja) 2016-05-09
JP6405838B2 JP6405838B2 (ja) 2018-10-17

Family

ID=55863633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014197288A Active JP6405838B2 (ja) 2014-09-26 2014-09-26 車両側部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6405838B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017210062A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 本田技研工業株式会社 車体構造
CN108081934A (zh) * 2017-12-15 2018-05-29 奇瑞汽车股份有限公司 一种汽车车门门框密封结构
KR20180119937A (ko) * 2017-04-26 2018-11-05 (주)엘지하우시스 자동차 도어 가니쉬
KR20180120003A (ko) * 2017-04-26 2018-11-05 (주)엘지하우시스 도어 가니시 조립체 및 그 제조방법
CN112874279A (zh) * 2019-11-30 2021-06-01 比亚迪股份有限公司 一种车辆门槛与车门裙板的密封结构

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157425U (ja) * 1984-03-30 1985-10-19 日産自動車株式会社 車両用ドアのシ−ル構造
JPH04183652A (ja) * 1990-11-16 1992-06-30 Toyota Motor Corp 車両ドア下端部のモール取付構造
JPH07315143A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Honda Access:Kk 自動車における乗降者の衣服汚れ防止装置
JPH08183334A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Nissan Motor Co Ltd ドアシール構造
JP2007186093A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Toyota Auto Body Co Ltd 後付外装部品取付方法
JP2012218648A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Honda Motor Co Ltd 車両用ドア
JP2013151234A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Toyota Industries Corp 車両ドア用被覆部材

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157425U (ja) * 1984-03-30 1985-10-19 日産自動車株式会社 車両用ドアのシ−ル構造
JPH04183652A (ja) * 1990-11-16 1992-06-30 Toyota Motor Corp 車両ドア下端部のモール取付構造
JPH07315143A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Honda Access:Kk 自動車における乗降者の衣服汚れ防止装置
JPH08183334A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Nissan Motor Co Ltd ドアシール構造
JP2007186093A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Toyota Auto Body Co Ltd 後付外装部品取付方法
JP2012218648A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Honda Motor Co Ltd 車両用ドア
JP2013151234A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Toyota Industries Corp 車両ドア用被覆部材

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017210062A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 本田技研工業株式会社 車体構造
KR20180119937A (ko) * 2017-04-26 2018-11-05 (주)엘지하우시스 자동차 도어 가니쉬
KR20180120003A (ko) * 2017-04-26 2018-11-05 (주)엘지하우시스 도어 가니시 조립체 및 그 제조방법
KR102141195B1 (ko) * 2017-04-26 2020-08-04 (주)엘지하우시스 자동차 도어 가니쉬
KR102201861B1 (ko) * 2017-04-26 2021-01-11 (주)엘지하우시스 도어 가니시 조립체 및 그 제조방법
CN108081934A (zh) * 2017-12-15 2018-05-29 奇瑞汽车股份有限公司 一种汽车车门门框密封结构
CN112874279A (zh) * 2019-11-30 2021-06-01 比亚迪股份有限公司 一种车辆门槛与车门裙板的密封结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP6405838B2 (ja) 2018-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6405838B2 (ja) 車両側部構造
JP6396875B2 (ja) 車両用サイドドア
EP2610095B1 (en) Door frame for vehicle
JP6134304B2 (ja) ウェザーストリップ
JP6700979B2 (ja) 自動車ドア用グラスラン
US9090152B2 (en) Vehicle door beltline molding
US9227500B2 (en) Vehicle door
US9840133B2 (en) Vehicle back door structure
JP6760741B2 (ja) 自動車ドア用グラスラン
US10040341B2 (en) Door seal structure
US9649915B2 (en) Vehicle door
JP6368612B2 (ja) 車両用ベルトモール
JP5979045B2 (ja) 車両の車体側部構造
JP7029105B2 (ja) ドアガーニッシュ
JP6205944B2 (ja) アウトスライド扉のシール構造
JP2017121854A (ja) 車両用ドア構造
JP2012025277A (ja) ウェザストリップ
JP5437433B2 (ja) 自動車用ドアのシール構造
JP2015047918A (ja) 車両用ウェザーストリップ取付構造
JP6026766B2 (ja) オープニングトリムの取付構造
JP5943111B1 (ja) バックドアウィンドウの取付構造
JP6527018B2 (ja) 車両用シール材の取付構造
JP2005297794A (ja) ドアベルトラインシール構造
JP6369261B2 (ja) ウェザーストリップ及び車両用ガラス板取付構造
JP2014184765A (ja) 車両用ドアのシール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180903

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6405838

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151