JPH08175282A - 自動車用側部トリムの取付構造 - Google Patents
自動車用側部トリムの取付構造Info
- Publication number
- JPH08175282A JPH08175282A JP6325074A JP32507494A JPH08175282A JP H08175282 A JPH08175282 A JP H08175282A JP 6325074 A JP6325074 A JP 6325074A JP 32507494 A JP32507494 A JP 32507494A JP H08175282 A JPH08175282 A JP H08175282A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- trim
- side member
- thin
- automobile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
維持しつつ、容易な取付を可能にした自動車用側部トリ
ムの取付構造を提供すること。 【構成】 側部部材1に該側部部材1のトリム3の周囲
が当接され且つ脚部13を介してトリム3を側部部材1
に着脱自在に止着し、前記脚部13は、前記側部部材1
の貫通穴17に支持部材19を介して着脱自在に止着さ
れ且つ前記側部部材1に沿って配された第1脚21と、
該第1脚21の両端部23から前記側部部材1に対して
広がる方向の斜面状に張り出された第2脚25と、前記
側部部材1に対して略直角状をなし且つ途中に第1薄肉
部27が形成された第3脚29とよりなり、第1脚21
及び第2脚25、第2脚25及び第3脚29夫々の接合
部に第2,第3薄肉部31,33が形成されてなるこ
と。
Description
取付構造に関する。
実開平5−005528号公報に示すように、「側部部
材」としてのドアインナパネルに該ドアインナパネルの
ドアトリムの周囲が当接され且つベローズ状の脚部を介
してドアトリムを前記ドアインナパネルに着脱自在に止
着するようにしている。
側部トリムの取付構造では、自分が乗車する自動車の側
部に他の自動車が衝突する。所謂「側突」によってドア
が車室内に侵入する時の一次衝撃エネルギー或いは乗車
した乗員がその反対方向、つまりドアトリムを圧縮する
方向に移動する二次衝突エネルギーをベローズ状の脚部
が吸収するものの、脚部が前記したようにベローズ状で
あるため、ドアインナパネルに取り付ける際にも、該取
付力が脚部で吸収してしまい、取付に工夫を必要として
いる。
てなされたもので、その目的とするところは、側突によ
る衝突エネルギーを吸収する機能を維持しつつ、容易な
取付を可能にした自動車用側部トリムの取付構造を提供
することにある。
めに、請求項1の発明は、側部部材に該側部部材のトリ
ムの周囲が当接され且つ脚部を介してトリムを側部部材
に着脱自在に止着した構造において、前記脚部は、前記
側部部材の貫通穴に支持部材を介して着脱自在に止着さ
れ且つ前記側部部材に沿って配された第1脚と、該第1
脚の両端部から前記側部部材に対して広がる方向の斜面
状に張り出された第2脚と、前記側部部材に対して略直
角状をなし且つ途中に第1薄肉部が形成された第3脚と
よりなり、第1脚及び第2脚、第2脚及び第3脚夫々の
接合部に第2,第3薄肉部が形成されてなることを特徴
とする。
用側部トリムの取付構造であって、前記第3薄肉部は、
前記トリムの前記側部部材への止着荷重に耐え得るヒュ
ーズ状に形成されてなることを特徴とする。
2記載の自動車用側部トリムの取付構造であって、前記
支持部材は、前記側部部材の貫通穴に挿入されて熱かし
められるボス状に形成されてなることを特徴とする。
にトリムを止着する際には、該トリムの周囲が側部部材
に当接するので、脚部に座屈せず、それがために側部部
材へのトリムの止着が容易である。また、側突によって
衝撃エネルギーが生じた時には、第1脚及び第2脚、第
2脚及び第3脚夫々の接合部に形成されてなる第2,第
3薄肉部が座屈して、該衝撃エネルギーを容易に吸収で
きることになる。
の作用に加え、前記第3薄肉部がヒューズ状に形成され
てなるから、圧縮方向の荷重には座屈することで反力を
抑えるが、逆方向には部材を引張る応力となって充分な
強度を確保する。
請求項2記載の発明の作用に加え、前記支持部材は、前
記側部部材の貫通穴に止着されても、同様の効果が得ら
れる。
る。
自動車用側部トリムの取付構造を示している。
としてのドアインナパネルを示し、このドアインナパネ
ル1にはトリム3が着脱自在に止着されている。4はト
リム3に固定されたグリップである。
レスト部6が形成された芯板5と、該芯板5の表面を覆
う布材などによりなる第1化粧部材7と、該第1化粧部
材7の溝9,9内に端部10が木目込みされて該第1化
粧部材7を一部覆う第2化粧部材11と、前記芯板5に
形成された脚部13とよりなる。該トリム3の周囲端部
15は、前記ドアインナパネル1に当接されている。該
トリム3の周囲端部15では、前記芯板5に前記第1化
粧部材7が折り返すことで確実に覆われている。
5と、第3脚29,29とよりなる。
1のパネル面に沿って配され且つ前記ドアインナパネル
1の貫通穴17に着脱自在に止着される「支持部材」と
してのクリップ19を支持する切欠き20が形成されて
なる。
23,23から前記ドアインナパネル1のパネル面に対
して30〜60°の角度Θで広がる方向の斜面状に張り
出されてなる。
パネル面に対して略直角状をなし且つ夫々の途中に第1
薄肉部27,27が内側14の面に形成されてなる。
部の内側14の面には、第2薄肉部31,31が形成さ
れてなる。
外側の面には、第3薄肉部33,33が形成されてな
る。
33は、前記トリム3の前記ドアインナパネル1への止
着荷重に耐え得るヒューズ状、即ち前記第1,第2,第
3脚21,25,29の一方の端部21a,25a,2
9a側には溝35が開成されてなるが、他方の端部21
b,25b,29b側には該溝35が開成されず閉じら
れていることで前記第1脚21と第2脚25とを連続さ
せ、第2脚25と第3脚29とを連続させるリブ状の連
続部37,37が形成されてなる。
ネル1のパネル面にトリム3を止着する際には、図2に
示すように、該トリム3を押圧Fすると、クリップ19
はドアインナパネル1の貫通穴17に嵌合されるが、こ
の際該トリム3の周囲端部15が前記ドアインナパネル
1に当接されているので、クリップ19を支持した脚部
13は座屈しない。つまり、トリム3を押すだけで、脚
部13は突っ張ったままを保持するので、それがために
ドアインナパネル1のパネル面へのトリム3の止着が容
易になる。
ギーが生じた時には、図3に示すように、第1脚21に
形成された第1薄肉部27,第1脚21及び第2脚25
の接合部に形成されてなる第2薄肉部31、第2脚25
及び第3脚29の接合部に形成されてなる第3薄肉部3
3夫々が二点鎖線で示すように座屈して、該衝撃エネル
ギーを容易に吸収できることになる。
33は、図4に示すように、前記トリム3の前記ドアイ
ンナパネル1への止着荷重に耐え得るヒューズ状、即ち
前記第1,第2,第3脚21,25,29の一方の端部
21a,25a,29a側には溝35が開成されてなる
が、他方の端部21b,25b,29b側には該溝35
が開成されず閉じられていることで前記第1脚21と第
2脚25とを連続させ、第2脚25と第3脚29とを連
続させる連続部37,37が形成されてなるから、圧縮
方向の荷重には座屈することで反力を抑えるが、逆方向
には部材を引張る応力となって充分な強度を確保でき
る。
他の実施例で。ボス41が前記脚部13に一体に形成さ
れて、ドアインナパネル1の貫通穴17に挿入されて熱
かしめられることで、支持された例で、該ボス41が前
記ドアインナパネル1の貫通穴17に止着されても、前
記と同様の効果が得られる。
する機能を維持しつつ、容易な取付を可能にすることが
できる。
明によれば、側部部材に該側部部材のトリムの周囲が当
接され且つ脚部を介してトリムを側部部材に着脱自在に
止着した構造において、前記脚部は、前記側部部材の貫
通穴に支持部材を介して着脱自在に止着され且つ前記側
部部材に沿って配された第1脚と、該第1脚の両端部か
ら前記側部部材に対して広がる方向の斜面状に張り出さ
れた第2脚と、前記側部部材に対して略直角状をなし且
つ途中に第1薄肉部が形成された第3脚とよりなり、第
1脚及び第2脚、第2脚及び第3脚夫々の接合部に第
2、第3薄肉部が形成されてなることを特徴とするの
で、側部部材にトリムを止着する際には、該トリムの周
囲が側部部材に当接することで、脚部は座屈せず、それ
がために側部部材へのトリムの止着が容易である。ま
た、側突によって衝撃エネルギーが生じた時には、第1
脚及び第2脚、第2脚及び第3脚夫々の接合部に形成さ
れてなる第2,第3薄肉部が座屈して、該衝撃エネルギ
ーを容易に吸収できることになる。
に加え、前記第3薄肉部は、前記トリムの前記側部部材
への止着荷重に耐え得るヒューズ状に形成されてなるこ
とを特徴とするので、圧縮方向の荷重には座屈すること
で反力を抑えるが、逆方向には部材を引張る応力となっ
て充分な強度を確保できる。
2記載の発明の効果に加え、前記支持部材は、前記側部
部材の貫通穴に挿入されて熱かしめられるボス状に形成
されてなることを特徴とするので、前記支持部材は、前
記側部部材の貫通穴に止着されても、上記と同様の効果
が得られる。
図である。
トリムの正面説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 側部部材に該側部部材のトリムの周囲が
当接され且つ脚部を介してトリムを側部部材に着脱自在
に止着した構造において、 前記脚部は、前記側部部材の貫通穴に支持部材を介して
着脱自在に止着され且つ前記側部部材に沿って配された
第1脚と、該第1脚の両端部から前記側部部材に対して
広がる方向の斜面状に張り出された第2脚と、前記側部
部材に対して略直角状をなし且つ途中に第1薄肉部が形
成された第3脚とよりなり、第1脚及び第2脚、第2脚
及び第3脚夫々の接合部に第2,第3薄肉部が形成され
てなることを特徴とする自動車用側部トリムの取付構
造。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動車用側部トリムの取
付構造であって、 前記第3薄肉部は、前記トリムの前記側部部材への止着
荷重に耐え得るヒューズ状に形成されてなることを特徴
とする自動車用側部トリムの取付構造。 - 【請求項3】 請求項1或いは請求項2記載の自動車用
側部トリムの取付構造であって、 前記支持部材は、前記側部部材の貫通穴に挿入されて熱
かしめられるボス状に形成されてなることを特徴とする
自動車用側部トリムの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32507494A JP3435866B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 自動車用側部トリムの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32507494A JP3435866B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 自動車用側部トリムの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08175282A true JPH08175282A (ja) | 1996-07-09 |
JP3435866B2 JP3435866B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=18172869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32507494A Expired - Fee Related JP3435866B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 自動車用側部トリムの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3435866B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207057A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Inoac Corp | 係合部付き車両用樹脂成形品 |
JP2013141944A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Toyota Motor Corp | 自動車用ドアトリムの取付構造 |
JP2014201144A (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-27 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用内装材 |
JP2022115354A (ja) * | 2021-01-28 | 2022-08-09 | ダイハツ工業株式会社 | 車両内装部材 |
CN115162884A (zh) * | 2022-06-15 | 2022-10-11 | 广东东箭汽车智能系统有限公司 | 一种车门连接装置及汽车 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32507494A patent/JP3435866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207057A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Inoac Corp | 係合部付き車両用樹脂成形品 |
JP2013141944A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Toyota Motor Corp | 自動車用ドアトリムの取付構造 |
JP2014201144A (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-27 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用内装材 |
JP2022115354A (ja) * | 2021-01-28 | 2022-08-09 | ダイハツ工業株式会社 | 車両内装部材 |
CN115162884A (zh) * | 2022-06-15 | 2022-10-11 | 广东东箭汽车智能系统有限公司 | 一种车门连接装置及汽车 |
CN115162884B (zh) * | 2022-06-15 | 2023-06-13 | 广东东箭汽车智能系统有限公司 | 一种车门连接装置及汽车 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3435866B2 (ja) | 2003-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6568704B2 (en) | Air bag cover with ornament | |
JP2008284958A (ja) | 自動車用ドアトリム | |
JP3165492B2 (ja) | 自動車のエアバッグ装置 | |
US5921449A (en) | Spare tire cover for automobiles | |
JPH08175282A (ja) | 自動車用側部トリムの取付構造 | |
JP2548057Y2 (ja) | 自動車用ドアトリムの取付構造 | |
JP2585111Y2 (ja) | ドアトリムのボックス部材取付構造 | |
JP3409885B2 (ja) | インストルメントパネル | |
JPH0542656Y2 (ja) | ||
JP4036517B2 (ja) | 自動車用内装部品のクリップ取付座 | |
JP2001277986A (ja) | エアバッグ用のクリップ装置 | |
JP3565393B2 (ja) | シートベルトアンカープレート取付構造 | |
JP3072828B2 (ja) | 射出成形体の取付構造 | |
JPS62166136A (ja) | 自動車のピラ−トリム取付構造 | |
JP3914322B2 (ja) | 車両用内装材 | |
JP2594376Y2 (ja) | ガーニッシュ端部の接続構造 | |
JPH0351218Y2 (ja) | ||
JP2797730B2 (ja) | 自動車ドア用プルポケツト取付構造 | |
JP3092895B2 (ja) | 内装材取付構造 | |
JPH05238337A (ja) | 車両用バンパー端部の車体取付方法 | |
JP2598155Y2 (ja) | 自動車のカウルサイドトリム取付装置 | |
JPH0724747Y2 (ja) | 内装材へのスイッチユニット取付構造 | |
JP2000177517A (ja) | 自動車用内装部品 | |
JP2554651Y2 (ja) | 車室のトリム構造 | |
JP2587207Y2 (ja) | エアダムスカート取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080606 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |