JPH0724747Y2 - 内装材へのスイッチユニット取付構造 - Google Patents

内装材へのスイッチユニット取付構造

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JPH0724747Y2
JPH0724747Y2 JP330789U JP330789U JPH0724747Y2 JP H0724747 Y2 JPH0724747 Y2 JP H0724747Y2 JP 330789 U JP330789 U JP 330789U JP 330789 U JP330789 U JP 330789U JP H0724747 Y2 JPH0724747 Y2 JP H0724747Y2
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JP
Japan
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switch unit
attachment
opening
interior material
base material
Prior art date
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JP330789U
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English (en)
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JPH0295124U (ja
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誠 田村谷
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車の車室内等に配設される内装材に、
例えばパワーウインドウ等のスイッチユニットを取り付
ける構造に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のものとしては、例えば第7図および第8
図に示すようなものがある。図中符号1は内装材として
のドアトリムで、このドアトリム1には、第8図に示す
ように、所定の大きさの略四角形の開口部1aが開設され
ている。
一方、図中符号2は、例えばパワーウインドウ等のスイ
ッチユニット2で、このユニット2がフィニッシャー3
の裏面側に複数の取付けビス4を介して取り付けられて
いる。
そして、このように取り付けたものをスイッチユニット
2を前記開口部1aから挿入し、フィニッシャー3周縁部
をドアトリム開口周縁部1bに載せて支持すると共に、こ
のフィニッシャー3の下面側に突設されたクリップ3aを
ドアトリム1の開口周縁部1bに嵌合させて取り付けるよ
うにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のものにあっては、フィ
ニッシャー3の周縁部3bをドアトリム1の開口周縁部1b
の上側にオーバーラップさせて支持するようにしている
ため、このフィニッシャー3が大型となり、レイアウト
上の制約が大きくなると共に、表面に大きなフィニッシ
ャー3が表れているため、プラスチック感による安物感
が大きく外観品質の低下は免れなかった。また、スイッ
チユニット2の側部が、樹脂製のドアトリム開口周縁部
1bの端末と接触して、車両走行振動等によるこすれ音が
発生するため、その開口周縁部1bに別途不織布5を巻き
付ける必要があり、部品点数および取付け作業工数の増
加を招く、という問題点があった。
[課題を解決するための手段] この考案は、かかる従来の課題に着目してなされたもの
で、基材および表皮を有する内装材の開口部に、裏面側
からアタッチメントを介してスイッチユニットを配設す
る内装材へのスイッチユニット取付構造であって、前記
内装材の基材に、前記アタッチメント嵌合用の開口部を
形成すると共に、前記表皮には前記開口部の内側に延び
る折返し部を形成し、前記アタッチメントは、前記基材
開口部に嵌合される環状突部と、前記基材開口部の周縁
部裏面に取り付けられる取付部と、該取付部から突設さ
れた脚部とで構成される一方、前記スイッチユニットに
は、該脚部と係合する係合部が形成されることにより、
前記アタッチメントに前記表皮の折返し部を折返して巻
き付け、該アタッチメントの脚部を前記スイッチユニッ
トの係合部に係合させて取付けた内装材へのスイッチユ
ニット取付構造としたことを特徴としている。
[作用] かかる手段によれば、内装材の開口周縁部の表面側に、
フィニッシャーをオーバーラップさせる必要がなく、大
きなフィニッシャーの配設を必要としないことから、レ
イアウト上の自由度が増すと共に、外観上もすっきりし
たものとなる。
さらに、内装材の表皮を折り返して、スイッチユニット
とアタッチメントとの間に介在させるようにしているた
め、従来のように別途不織布を配設する必要なく、こす
れ音を防止することができる。
[実施例] 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第5図は、この考案の第1実施例を示す図
である。
まず、構成を説明すると、図中符号11は内装材としての
自動車のドアトリムで、このトリム11にアタッチメント
12を介して、パワーウインドウのスイッチユニット13が
取り付けられている。
詳しくは、そのドアトリム11は、所定の剛性を有する樹
脂製の芯材14及びクッション性を有するパッド15で基材
を成し,これに布,軟質樹脂等で形成された表皮16が積
層されて構成されている。
このドアトリム11のアームレスト部11aの基材である芯
材14およびパッド15には、アタッチメント12嵌合用の所
定の大きさの第1開口部17が形成されている。また、表
皮16には、その第1開口部17より小さい第2開口部16a
が形成され、この第2開口部16aの四隅にスリット16bが
形成されて4つの折返し部16cが形成されている。
また、アタッチメント12は、ドアトリム11の第1開口部
17の開口周縁部に対応した大きさで、芯材14の裏面側に
接着剤又はリベット等にて固定される取付部12aと、こ
の取付部12aから立ち上げられ、前記第1開口部17に嵌
合される環状突部12bとを有している。また、この取付
部12aから下方に向けて、脚部としてのクリップ12cが2
箇所形成されている。
このクリップ12cは、第1図に示すように、下部に鈎部1
2eが形成された一対の係止片12dから構成され、これら
係止片12dが背中合わせに形成されている。
さらに、スイッチユニット13は、パワーウインドウ用の
複数のスイッチ部13aが設けられたユニット本体13bと、
この本体13bから周囲に延設されたフランジ部13cとを有
している。このフランジ部13cには、前記クリップ12cに
係合する係合部としての嵌合孔13dが2箇所開設されて
いる。
このユニット本体13bのスイッチ部13aの周壁13eは、ア
タッチメント12の環状突部12bより、僅かに小さい形状
に形成されている。
次に、かかる構成よりなるスイッチユニット取付構造の
組立手順について説明する。
まず、第3図に示すように、ドアトリム11の第1開口部
17の裏面側から、アタッチメント12の環状突部12bを嵌
合させると共に、取付部12aを芯材14の裏面に当接させ
て、図示省略のリベットや接着剤等で固定する。その
後、表皮16の折返し部16cを折り返してアタッチメント1
3に巻き付け、接着剤等で固定する(第4図参照)。こ
れでアタッチメント13は、ドアトリム11に完全に固定さ
れることとなる。
その後、スイッチユニット13のフランジ部13cに形成さ
れた嵌合孔13dに、アタッチメント12のクリップ12cを挿
入して、一対の係止片12dの鈎部12eを、スイッチユニッ
トフランジ部13cの周縁部に係止することにより、スイ
ッチユニット13の取り付けが完了することとなる。
この状態では、アタッチメント12とスイッチユニット13
との間に、表皮16が介在しているため、この表皮16の反
力により、アタッチメント12のクリップ12cとスイッチ
ユニット13の嵌合孔13dとの嵌合状態が維持されて、ス
イッチユニット13がガタ付くことなく保持されることと
なる。
一方、スイッチユニット13を取り外すときには、一対の
係止片12dの先端部を摘んで撓ませて係合を解除するこ
とにより、容易に取り外すことができる。
上記のような構造とすれば、従来のような大型のフィニ
ッシャー3が必要なくなるため、アームレスト部11aに
スイッチユニット13を配設する際のレイアウトの自由度
が増すこととなると共に、外観上もすっきりしたものと
なる。
一方、アタッチメント12の環状突部12bをR形状に形成
することにより、表皮16の折返し部16cを折り返して巻
き込んだ場合、この表皮16の折返し部16cはアタッチメ
ント12に馴染んで巻き込まれることとなり、外観品質が
確保されることとなる。
さらに、スイッチユニット13とアタッチメント12との間
に、布地や軟質樹脂等の表皮16の折返し部16cを介在さ
せることにより、従来のように別途不織布を配設する必
要がなく、部品点数を削減することができる。
さらにまた、アタッチメント12のクリップ12cの保持力
を適当な値に設定すれば、例えば子供が誤って、スイッ
チユニット13を踏んだ場合に、スイッチユニット13が脱
落するように設定することもでき、スイッチユニット13
の故障を未然に防止することができる。
しかも、アタッチメント12の環状突部12bにより、ドア
トリム11の開口形状が保証されると共に、この環状突部
12bに一体成形されたクリップ12cに、スイッチユニット
13を取り付けることにより、ドアトリム11の開口部とス
イッチユニット13との位置精度を確保できるため、ドア
トリム11の開口部に、スイッチユニット13を隙間なく確
実に取り付けることができ、外観品質が確保されること
となる。
また、第6図には、この考案の第2実施例を示す。
この実施例は、アタッチメント12の環状突部12bに、ド
アトリム11の芯材14とパッド15との間に係止する係止突
起12fが形成されている。
このように係止突起12fを形成すると、アタッチメント1
2のドアトリム11に対する取付け強度をより向上させる
ことができ、アタッチメント12に接着不良等が発生して
も、アタッチメント12の脱落を防止することができる。
なお、上記実施例では、この考案を自動車のドアトリム
に適用したが、これに限らず、例えば船舶等の内装材に
適用できることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、内装材の
開口周縁部の表面側に、フィニッシャーをオーバーラッ
プさせる必要がなく、大きなフィニッシャーの配設を必
要としないことから、レイアウト上の自由度が増すと共
に、外観上もすっきりしたものとなる。また、内装材の
表皮を折り返して、スイッチユニットとアタッチメント
との間に介在させるようにしているため、従来のように
別途不織布を配設する必要なく、こすれ音を防止するこ
とができる。しかも、アタッチメントの環状突部によ
り、ドアトリムの開口形状が保証されると共に、この環
状突部に一体成形された脚部に、スイッチユニットを取
り付けることにより、ドアトリムの開口部とスイッチユ
ニットとの位置精度を確保できるため、ドアトリムの開
口部に、スイッチユニットを隙間なく確実に取り付ける
ことができ、外観品質を確保することができる、という
実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の内装材へのスイッチユ
ニット取付構造の第1実施例を示す図で、第1図は第2
図のI−I線に沿う断面図、第2図はスイッチユニット
取付け状態を示す斜視図、第3図は同構造の分解斜視
図、第4図は要部断面図、第5図は第2図のV−V線に
沿う断面図、第6図はこの考案の第2実施例を示す第4
図に相当する断面図、第7図および第8図は従来例を示
す図で、第7図は第2図に相当する斜視図、第8図は第
3図に相当する分解斜視図である。 11…ドアトリム(内装材) 12…アタッチメント 12a…取付部 12b…環状突部 12c…クリップ(脚部) 13…スイッチユニット 13d…嵌合孔(係合部) 14…芯材(基材) 15…パッド(基材) 16…表皮 16c…折返し部 17…第1開口部(開口部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材および表皮を有する内装材の開口部
    に、裏面側からアタッチメントを介してスイッチユニッ
    トを配設する内装材へのスイッチユニット取付構造であ
    って、 前記内装材の基材に、前記アタッチメント嵌合用の開口
    部を形成すると共に、前記表皮には前記開口部の内側に
    延びる折返し部を形成し、前記アタッチメントは、前記
    基材開口部に嵌合される環状突部と、前記基材開口部の
    周縁部裏面に取り付けられる取付部と、該取付部から突
    設された脚部とで構成される一方、前記スイッチユニッ
    トには、該脚部と係合する係合部が形成されることによ
    り、前記アタッチメントに前記表皮の折返し部を折返し
    て巻き付け、該アタッチメントの脚部を前記スイッチユ
    ニットの係合部に係合させて取付けたことを特徴とする
    内装材へのスイッチユニット取付構造。
JP330789U 1989-01-13 1989-01-13 内装材へのスイッチユニット取付構造 Expired - Lifetime JPH0724747Y2 (ja)

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JPH0295124U JPH0295124U (ja) 1990-07-30
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