JPH08172199A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JPH08172199A
JPH08172199A JP6316129A JP31612994A JPH08172199A JP H08172199 A JPH08172199 A JP H08172199A JP 6316129 A JP6316129 A JP 6316129A JP 31612994 A JP31612994 A JP 31612994A JP H08172199 A JPH08172199 A JP H08172199A
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JP
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semiconductor layer
film
region
forming
insulating film
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JP6316129A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kishi
敏幸 岸
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 絶縁膜上に形成したMOS型半導体装置およ
びMONOS型半導体不揮発性記憶装置のソース6領域
とドレイン5領域の半導体層3膜厚が、チャネル領域7
の半導体層3膜厚より厚膜であること、あるいはソース
6領域とドレイン5領域の半導体層3膜厚のいずれか
が、チャネル領域7の半導体層3膜厚より厚膜であるこ
とを特徴とする半導体装置とその製造方法。 【効果】 本発明の半導体装置の構造およびその製造方
法においてバルクコンタクトを設けるため安定したトラ
ンジスタ特性が得られる。また本発明の半導体不揮発性
記憶装置の構造およびその製造方法においてもバルクコ
ンタクトを設けるため書き込み消去時のゲート電極とチ
ャネル領域の電位差が安定し、書き込み消去動作を安定
に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁膜上の半導体層に形
成するMOS型半導体装置の構造とその製造方法とに関
する。
【0002】
【従来の技術】支持基板に形成する絶縁膜の上に導体層
を有する半導体基板、いわゆるSOI(Silicon
On Insulator)基板を用いた半導体装置
が知られている。
【0003】このSOI基板を用いる半導体装置におい
ては、素子間の完全な絶縁分離が可能であり、ラッチア
ップやソフトエラーを抑制することができるという利点
をもつことが知られている。
【0004】さらにまた、絶縁膜に形成する半導体層を
薄膜化する半導体装置では、空乏層電荷の大部分がゲー
トのポテンシャルに支配されるため、短チャネル効果の
抑制や電流駆動能力の向上などの効果が得られる。
【0005】このSOI基板を用いた従来のMOS型の
半導体装置の構造を、図19の断面図を用いて説明す
る。
【0006】図19に示すように、SOI基板は支持基
板1と絶縁膜2と半導体層3からなる。そして、半導体
層3の周囲と下面は、フィールド酸化膜31と絶縁膜2
とにより完全に絶縁分離している。
【0007】半導体層3に設けるチャネル領域7上にゲ
ート酸化膜14とゲート電極8とを設ける、いわゆるM
OS型半導体装置を構成している。
【0008】さらにゲート電極8に整合する領域の半導
体層3には、ソース6とドレイン5とを設ける。そして
ゲート電極8に整合して設けるソース6とドレイン5と
の高濃度不純物層は、絶縁膜2に接している。
【0009】さらに層間絶縁膜32に設けるコンタクト
ホールを介して、ソース6とドレイン5と接続する配線
33を設ける。
【0010】この支持基板1と絶縁膜2と半導体層3と
からなるSOI基板を用いた半導体装置でも、バルクシ
リコン基板を用いた半導体装置で課題となる、ソース6
とドレイン5との高濃度不純物層と、バルクシリコン基
板とで構成するPN接合の寄生容量が発生する。
【0011】このため、図19に示す構造のように、半
導体層3の膜厚を100nm以下に薄膜化し、ソース6
とドレイン5との高濃度不純物層を絶縁膜2と接する構
造とし、高濃度不純物層と半導体層3に形成されるPN
接合をゲート電極8直下の半導体層3領域のみにしてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図19を用いて説明し
たMOS型半導体装置では、半導体層3の膜厚が100
nm以下と薄い。このため、ソース6とドレイン5との
高濃度不純物層の不純物は、絶縁膜2に接するまで満た
されている。
【0013】したがって、チャネル領域7の半導体層3
は、ソース6とドレイン5とフィールド酸化膜31とに
より完全に囲まれているため、電気的にフローティング
な構造となっている。
【0014】このような電気的にフローティング構造を
有するMOS型の半導体装置を駆動すると、たとえばN
チャネルMOS半導体装置では、ドレイン5近傍の空乏
層内で発生するホールが半導体層3に蓄積し、全体のポ
テンシャルを上げ、ソース6からの電子注入を顕著に
し、電流特性の変動をもたらす。
【0015】この電流特性の変動現象は、電源電圧が高
いほどドレイン領域近傍での電界が高くなるため顕著と
なる。
【0016】したがって、この半導体装置により構成す
る入出力保護回路や、降圧回路や、昇圧回路などの駆動
電圧が高い回路領域では、その信頼性が低下するという
問題点が発生する。
【0017】さらにまた、ソース6とドレイン5との高
濃度不純物層が絶縁膜2との界面にまで達していること
により、半導体層3と絶縁膜2界面に存在する界面準位
によりリーク電流が発生するという問題点も発生する。
【0018】つぎに図19を用いて説明したMOS型半
導体装置と同様な構造を有する半導体不揮発性記憶装置
について、図20の断面図を用いて説明する。
【0019】図20に示すように、SOI基板は支持基
板1と絶縁膜2と半導体層3とからなる。そして、半導
体層3の周辺と下面とは、フィールド酸化膜31と絶縁
膜2とにより完全に絶縁分離している。
【0020】さらに半導体層3に設けるチャネル領域7
上に、トンネル酸化膜11と窒化シリコン膜12とトッ
プ酸化膜13とゲート電極8とを設け、いわゆるMON
OS型半導体不揮発性記憶装置を構成している。
【0021】このトンネル酸化膜11と窒化シリコン膜
12とトップ酸化膜13とが、メモリゲート絶縁膜とな
る。
【0022】ゲート電極8に整合して設けるソース6と
ドレイン5との高濃度不純物層は、絶縁膜2に接してい
る。
【0023】さらに、ゲート電極8に整合する領域の半
導体層3には、ソース6とドレイン5とを設ける。そし
て層間絶縁膜32に設けるコンタクトホールを介して、
ソース6とドレイン5と接続する配線33を設ける。
【0024】この支持基板1と絶縁膜2と半導体層3と
からなるSOI基板を用いた半導体不揮発性記憶装置で
も、バルクシリコン基板を用いた半導体装置で課題とな
る、ソース6とドレイン5との高濃度不純物層と、バル
クシリコン基板とで構成するPN接合の寄生容量が発生
する。
【0025】このため、図20に示す構造のように、半
導体層3の膜厚を100nm以下に薄膜化し、さらにソ
ース6とドレイン5との高濃度不純物層を絶縁膜2と接
する構造とし、高濃度不純物層と半導体層3とに形成す
るPN接合をゲート電極8直下の半導体層3領域のみに
している。
【0026】この図20に示したMONOS型不揮発性
記憶装置においては、図19で示したMOS型半導体装
置と同様に、チャネル領域7の半導体層3が電気的にフ
ローティングとなっている。
【0027】このために、電気的にフローティングデー
タなMONOS型不揮発性記憶装置は、書き込み消去時
にチャネル領域7の電位が安定せず、半導体不揮発性記
憶装置は誤動作を生じるという問題点が発生する。
【0028】本発明の目的は上記課題を解決して、電源
電圧が高い回路領域での信頼性を向上することが可能な
半導体装置の構造と、この構造を得るための製造方法
と、書き込み消去動作を確実に行うことが可能な半導体
不揮発性記憶装置の構造と、この構造を得るための製造
方法とを提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のMOS型半導体装置と半導体不揮発性記憶
装置との半導体装置の構造とその製造方法とは、下記記
載の手段を採用する。
【0030】本発明の半導体装置は、支持基板と絶縁膜
と半導体層とを備え、半導体層はその膜厚が異なる厚膜
形成領域と薄膜形成領域とを有することを特徴とする。
【0031】本発明の半導体装置は、支持基板と絶縁膜
と半導体層とを備え、絶縁膜上に設ける半導体層膜厚
は、半導体不揮発性記憶装置から構成するメモリセル領
域を設ける半導体層膜厚と入出力保護回路を設ける領域
の半導体層膜厚と、MOS型半導体装置から構成する内
部回路を設ける半導体層膜厚とで異なることを特徴とす
る。
【0032】本発明の半導体装置は、支持基板と絶縁膜
と半導体層とを備え、絶縁膜上に設ける半導体層膜厚
は、半導体不揮発性記憶装置から構成するメモリセル領
域を設ける半導体層膜厚と入出力保護回路を設ける領域
の半導体層膜厚とは、MOS型半導体装置から構成する
内部回路を設ける半導体層膜厚より厚いことを特徴とす
る。
【0033】本発明の半導体装置は、支持基板と絶縁膜
と半導体層とを備え、ソースとドレインとを設ける半導
体層膜厚はMOS型半導体装置のチャネル領域の半導体
層膜厚より厚膜であり、ソースとドレインとの厚膜形成
領域とチャネル領域の薄膜形成領域との境界領域領域は
膜厚が除々に変化しており、さらにソースとドレインは
このソースドレインと逆導電型の半導体層を介して半導
体層の下層である絶縁膜と分離しており、さらに厚膜形
成領域の半導体層に半導体層と同導電型のバルクコンタ
クトを備えることを特徴とする。
【0034】本発明の半導体装置は、支持基板と絶縁膜
と半導体層とを備え、ソースの半導体層膜厚はMOS型
半導体装置のチャネル領域の半導体層膜厚より厚膜であ
り、ソースの厚膜形成領域とチャネル領域の薄膜形成領
域との境界領域は膜厚が除々に変化しており、さらにソ
ースはこのソースと逆導電型の半導体層を介して半導体
層の下層である絶縁膜と分離しており、さらにドレイン
は半導体層の下層である絶縁膜と接しており、さらに厚
膜形成領域の半導体層にこの半導体層と同導電型のバル
クコンタクトを備えることを特徴とする。
【0035】本発明の半導体装置は、支持基板と絶縁膜
と半導体層とを備え、ドレインの半導体層の膜厚はMO
S型半導体装置のチャネル領域の半導体層膜厚より厚膜
であり、ドレインの厚膜形成領域とチャネル領域の薄膜
形成領域との境界領域は膜厚が除々に変化しており、さ
らにドレインはこのドレインと逆導電型の半導体層を介
して半導体層の下層である絶縁膜と分離しており、さら
にソースは半導体層の下層である絶縁膜と接しており、
さらに厚膜形成領域の半導体層にこの半導体層と同導電
型のバルクコンタクトを備えることを特徴とする。
【0036】本発明の半導体装置は、支持基板と絶縁膜
と半導体層とを備え、ソースとドレインの半導体層膜厚
はMNOS型あるいはMONOS型の半導体不揮発性記
憶装置のチャネル領域の半導体層膜厚より厚膜であり、
ソースとドレインの厚膜形成領域とチャネル領域の薄膜
形成領域との境界は膜厚が除々に変化しており、ソース
とドレインの高濃度不純物層はこのソースドレインと逆
導電型の半導体層を介して半導体層の下層である絶縁膜
と分離しており、さらに厚膜形成領域の半導体層にこの
半導体層と同導電型のバルクコンタクトを備えることを
特徴とする。
【0037】本発明の半導体装置は、支持基板と絶縁膜
と半導体層とを備え、ソースの半導体層膜厚は、MNO
S型あるいはMONOS型半導体不揮発性記憶装置のチ
ャネル領域の半導体層膜厚より厚膜であり、ソース領域
の厚膜形成領域とチャネル領域の薄膜形成領域との境界
領域は膜厚が除々に変化しており、ソースはこのソース
と逆導電型の半導体層を介して半導体層の下層である絶
縁膜と分離しており、さらにドレイン領域の高濃度不純
物層は半導体層の下層である絶縁膜と接しており、さら
に厚膜形成領域の半導体層にこの半導体層と同導電型の
バルクコンタクトとを備えることを特徴とする。
【0038】本発明の半導体装置は、支持基板と絶縁膜
と半導体層とを備え、ドレインの半導体層膜厚は、MN
OS型あるいはMONOS型半導体不揮発性記憶装置の
チャネル領域の半導体層膜厚より厚膜であり、ドレイン
の厚膜形成領域とチャネル領域の薄膜形成領域との境界
領域は膜厚が除々に変化しており、さらにドレインはこ
のドレインと逆導電型の半導体層を介して半導体層の下
層である絶縁膜と分離しており、さらにソースは半導体
層の下層である絶縁膜と接しており、さらに厚膜形成領
域の半導体層にこの半導体層と同導電型のバルクコンタ
クトを備えることを特徴とする。
【0039】本発明の半導体装置の製造方法は、支持基
板と絶縁膜と半導体層とを有する半導体基板の半導体層
の上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエッチングマ
スクに用いて薄膜形成領域の半導体層をエッチングする
工程と、ゲート酸化膜を形成し、ゲート電極材料を全面
に形成し、ゲート電極材料上に感光性樹脂を形成する工
程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてゲート電
極材料をパターニングしてゲート電極を形成し、ゲート
電極に整合する領域の半導体層にこの半導体層と逆導電
型の不純物を導入してソースとドレインとを形成する工
程と、感光性樹脂をマスクとして用いてバルクコンタク
ト領域に半導体層と同導電型の不純物を導入してバルク
コンタクトを形成し、層間絶縁膜を全面に形成し、この
層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成す
る工程とを有することを特徴とする。
【0040】本発明の半導体装置の製造方法は、支持基
板と絶縁膜と半導体層とを有する半導体基板の半導体層
上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエッチングマス
クに用いて薄膜形成領域の半導体層をエッチングする工
程と、トンネル酸化膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜
からなるメモリゲート絶縁膜を形成し、ゲート電極材料
を全面に形成し、ゲート電極材料上に感光性樹脂を形成
する工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてゲ
ート電極材料をパターニングしてゲート電極を形成し、
ゲート電極に整合する領域の半導体層にこの半導体層と
逆導電型の不純物を導入してソースとドレインを形成す
る工程と、感光性樹脂をマスクとして用いバルクコンタ
クト領域に半導体層と同導電型の不純物を導入してバル
クコンタクトを形成し、層間絶縁膜を全面に形成し、層
間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する
工程とを有することを特徴とする。
【0041】本発明の半導体装置の製造方法は、支持基
板と絶縁膜と半導体層とを有する半導体基板の半導体層
の上にパッド酸化膜と耐酸化膜とを形成し、薄膜形成領
域の耐酸化膜をエッチング除去し、耐酸化膜を酸化防止
膜として用いる選択酸化法により薄膜形成領域にフィー
ルド酸化膜を形成し、耐酸化膜を除去し、パッド酸化膜
と薄膜形成領域に形成するフィールド酸化膜とを除去
し、半導体層にパッド酸化膜を形成し、そのパッド酸化
膜上に耐酸化膜を形成する工程と、素子分離領域の耐酸
化膜をエッチング除去し、耐酸化膜を酸化防止膜として
用いる選択酸化法によりフィールド酸化膜を素子分離領
域に形成し、素子形成領域が絶縁膜により囲む薄膜形成
領域と素子形成領域が素子分離絶縁膜によって分離する
厚膜形成領域とを形成する工程と、耐酸化膜を除去し、
さらにパッド酸化膜を除去し、ゲート酸化膜を形成し、
ゲート酸化膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエ
ッチングマスクに用いてゲート酸化膜をパターニング
し、さらにトンネル酸化膜と窒化シリコン膜とトップ酸
化膜とからなるメモリゲート絶縁膜を形成し、トップ酸
化膜上に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエ
ッチングマスクに用いてトップ酸化膜と窒化シリコン膜
とをパターニングし、ゲート電極材料を全面に形成し、
ゲート電極材料上に感光性樹脂を形成する工程と、感光
性樹脂をエッチングマスクに用いてゲート電極材料をパ
ターニングしてゲート電極を形成し、ゲート電極に整合
する領域の半導体層に半導体層と逆導電型の不純物を導
入してソースとドレインを形成する工程と、感光性樹脂
をマスクとして用いてバルクコンタクト領域に半導体層
と同導電型の不純物を導入してバルクコンタクトを形成
し、層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコンタク
トホールを形成し、配線を形成する工程とを有すること
を特徴とする。
【0042】本発明の半導体装置の製造方法は、支持基
板と絶縁膜と半導体層とを有する半導体基板の半導体層
の上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエッチングマ
スクに用いて薄膜形成領域の半導体層をエッチングする
工程と、半導体層にパッド酸化膜を形成し、そのパッド
酸化膜上に耐酸化膜を形成する工程と、素子分離領域の
耐酸化膜をエッチング除去し、耐酸化膜を酸化防止膜と
して用いる選択酸化法によりフィールド酸化膜を素子分
離領域に形成し、素子形成領域が絶縁膜により囲む薄膜
形成領域と、素子形成領域がフィールド酸化膜によって
分離する厚膜形成領域とを形成する工程と、耐酸化膜と
パッド酸化膜を除去し、ゲート酸化膜を形成し、ゲート
酸化膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエッチン
グマスクに用いてゲート酸化膜をパターニングし、さら
にトンネル酸化膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜から
なるメモリゲート絶縁膜を形成し、トップ酸化膜上に感
光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマ
スクに用いてトップ酸化膜と窒化シリコン膜とをパター
ニングし、ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電極
材料上に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエ
ッチングマスクに用いてゲート電極材料をパターニング
してゲート電極を形成し、ゲート電極に整合する領域の
半導体層に半導体層と逆導電型の不純物を導入してソー
スとドレインを形成する工程と、感光性樹脂をマスクと
して用いてバルクコンタクト領域に半導体層と同導電型
の不純物を導入してバルクコンタクトを形成し、層間絶
縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを
形成し、配線を形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0043】本発明の半導体装置の製造方法は、支持基
板と絶縁膜と半導体層とを有する半導体基板の半導体層
上にパッド酸化膜と耐酸化膜とを形成し、チャネル領域
の耐酸化膜をエッチング除去し、耐酸化膜を酸化防止膜
として用いる選択酸化処理によりチャネル領域にフィー
ルド酸化膜を形成し、耐酸化膜とパッド酸化膜を除去
し、ゲート酸化膜を形成し、ゲート電極材料を全面に形
成し、ゲート電極材料上に感光性樹脂を形成する工程
と、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてゲート電極
材料をパターニングしてゲート電極を形成し、ゲート電
極に整合する領域の半導体層に半導体層と逆導電型の不
純物を導入してソースとドレインを形成する工程と、感
光性樹脂をマスクとして用いてバルクコンタクト領域に
半導体層と同導電型の不純物を導入してバルクコンタク
トを形成し、層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜に
コンタクトホールを形成し、配線を形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0044】本発明の半導体装置の製造方法は、支持基
板と絶縁膜と半導体層とを有する半導体基板の半導体層
上にパッド酸化膜と耐酸化膜とを形成し、チャネル領域
の耐酸化膜をエッチング除去し、耐酸化膜を酸化防止膜
として用いる選択酸化法によってチャネル領域にフィー
ルド酸化膜を形成し、耐酸化膜とパッド酸化膜とを除去
し、トンネル酸化膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜か
らなるメモリゲート絶縁膜を形成し、ゲート電極材料を
全面に形成し、ゲート電極材料上に感光性樹脂を形成す
る工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてゲー
ト電極材料をパターニングしてゲート電極を形成し、ゲ
ート電極に整合する領域の半導体層に半導体層と逆導電
型の不純物を導入してソースとドレインとを形成する工
程と、感光性樹脂をマスクとして用いてバルクコンタク
ト領域に半導体層と同導電型の不純物を導入してバルク
コンタクトを形成し、層間絶縁膜を全面に形成し、層間
絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する工
程とを有することを特徴とする。
【0045】
【作用】本発明の半導体装置は、ソースとドレインとの
いずれか、あるいはソースとドレインとの両方の半導体
層膜厚をチャネル領域の半導体層膜厚より厚膜とする。
【0046】さらに、ソース領域あるいはドレイン領域
の高濃度不純物層は、半導体層の下層である絶縁膜と接
しないような構造を採用する。さらにまた、チャネル領
域の半導体層と導通するバルクコンタクトを設けてい
る。
【0047】このようにチャネル領域の半導体層にバル
クコンタクトを設けているため、半導体層が電気的にフ
ローティングとはならない。
【0048】したがって、ドレイン近傍の空乏層内で発
生する電荷はバルク側に流れる。この結果、MOS型半
導体装置は、電荷が半導体層に蓄積してポテンシャルを
上げることはなく、電流特性の変動や、ソースドレイン
耐圧の低下は発生しない。
【0049】同じように半導体不揮発性記憶装置におい
ても、バルクコンタクトを設ける。このため書き込み消
去時のゲート電極とチャネル領域の電位差が安定し、書
き込み消去動作を確実に行うことができる。
【0050】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。まずはじめに、図1の断面図を用いて本発明の実施
例における半導体装置の構造を説明する。
【0051】本発明のMOS型の半導体装置は、図1に
示すように、支持基板1と絶縁膜2と半導体層3とを有
するSOI基板を使用する。
【0052】そして、ゲート電極8とゲート酸化膜14
と半導体層3とからなるMOS型半導体装置を設けてい
る。
【0053】このMOS型半導体装置のドレイン5領域
の半導体層3の膜厚は、チャネル領域7の半導体層3の
膜厚より厚膜としている。
【0054】この厚膜形成領域と薄膜形成領域の境界領
域の半導体層3は、図1に示すように、ゲート酸化膜1
4とゲート電極8との被覆性を良くするため、半導体層
3の膜厚が除々に変化するように構成している。
【0055】このように本発明のMOS型半導体装置の
半導体層3は、薄膜形成領域と厚膜形成領域を設ける構
造を採用する。
【0056】さらに本発明のMOS型半導体装置は、ソ
ース6の高濃度不純物層は絶縁膜2と接する構造であ
り、これに対してドレイン5の高濃度不純物層は絶縁膜
2に接しない構造を採用する。
【0057】さらに半導体層3の厚膜形成領域に、絶縁
膜2に接しないようなバルクコンタクト21の高濃度不
純物層を設ける。
【0058】この図1に示す構造により、MOS型半導
体装置のチャネル領域7は、バルクコンタクト21と導
通する、そしてさらにソース6とドレイン5とバルクコ
ンタクト21の高濃度不純物層は導通する構造となる。
【0059】ドレイン5とソース6とバルクコンタクト
21とのそれぞれの高濃度不純物層は、フィールド酸化
膜31により絶縁分離する。
【0060】さらに層間絶縁膜32に設けるコンタクト
ホールを介して配線33は、ドレイン5とソース6とバ
ルクコンタクト21とに接続する。
【0061】チャネル領域7の半導体層3に接続するバ
ルクコンタクト21を設けることが可能となり、このバ
ルクコンタクト21によって半導体層3は、電気的にフ
ローティングとはならない。
【0062】したがって、ドレイン5近傍の空乏層内で
発生する電荷は、バルクコンタクト21側に流れる。
【0063】このため、空乏層内で発生する電荷は、半
導体層3に蓄積してポテンシャルを上げることはなく、
安定したトランジスタ動作を有するMOS型半導体装置
を得ることができる。
【0064】つぎに、図2の断面図に本発明の実施例に
おける半導体不揮発性記憶装置の構造を示す。
【0065】図2に示すように、本発明の実施例におけ
る半導体不揮発性記憶装置は、支持基板1の絶縁膜2を
介して半導体層3を設ける。
【0066】さらに、半導体層3上に設けるトンネル酸
化膜11と窒化シリコン膜12とトップ酸化膜13とか
らなる酸化シリコン膜と窒化シリコン膜と酸化シリコン
膜とのONO膜を有し、MONOS型の半導体不揮発性
記憶装置を構成している。
【0067】このトンネル酸化膜11と窒化シリコン膜
12とトップ酸化膜13とが、メモリゲート絶縁膜とな
る。
【0068】このMONOS型の半導体不揮発性記憶装
置は、図1を用いて説明したMOS型の半導体装置と同
様に、ソース6の高濃度不純物層は絶縁膜2と接し、ド
レイン5の高濃度不純物層は絶縁膜2と接しない構造を
採用する。
【0069】さらに半導体層3の厚膜形成領域に、絶縁
膜2と接しないようにバルクコンタクト21の高濃度不
純物層を設ける。
【0070】さらにそのうえ層間絶縁膜32のコンタク
トホールを介して配線33をソース6とドレイン5とバ
ルクコンタクト21と接続するように設ける。
【0071】このため半導体不揮発性記憶素子のチャネ
ル領域7は、バルクコンタクト21と導通する構造とな
る。
【0072】この図2に示すように、本発明の半導体不
揮発性記憶装置のドレイン5領域の半導体層3の膜厚
は、チャネル領域7のソース6を設ける半導体層3の膜
厚より厚膜であることを特徴とする。
【0073】このため半導体層3に導通するバルクコン
タクト21を設けることができ、書き込み消去時のゲー
ト電極8とチャネル領域7の電位差は、ゲート電極8に
印加する電圧により決めることが可能となる。
【0074】すなわち、ゲート電極8に印加する電圧に
より、バルクコンタクト21からキャリアの供給がチャ
ネル領域7へ行われるため、安定した書き込み消去動作
を確実に行うことができる。
【0075】つぎに本発明の半導体装置の他の実施例
を、図3と図4と図5との断面図を用いて説明する。な
お図3と図4とにおいては、図1と同一構成要素には図
1に付けた符号と同一符号を付けてあり、詳細な説明は
省略する。
【0076】図3に示す本発明の実施例における半導体
装置は、ソース6側の半導体層3の膜厚は、チャネル領
域7のドレイン5側の半導体層3の膜厚より厚膜とする
構造を採用する。
【0077】この図3に示す実施例では、ソース6の高
濃度不純物層は絶縁膜2に接していない構造とする。こ
のため、チャネル領域7とバルクコンタクト21が導通
する構造となる。
【0078】図4に示す本発明の実施例における半導体
装置は、ドレイン5とソース6とを設ける半導体層3の
中間領域に膜厚の薄い領域を設け、チャネル領域7の半
導体層3の膜厚はソース6ドレイン5を設ける半導体層
3の膜厚より厚膜とする構造を採用する。
【0079】この図4に示す実施例の半導体装置では、
ソース6の高濃度不純物層とドレイン5の高濃度不純物
層とは絶縁膜2と接していない。このため、チャネル領
域7とバルクコンタクト21とが導通する構造となる。
【0080】これら図3と図4とに示す実施例ではMO
S型の半導体装置を用いて説明したが、ゲート酸化膜1
4をトンネル酸化膜11と窒化シリコン膜12とトップ
酸化膜13とに変えることによって、MONOS型の半
導体不揮発性記憶装置が得られる。
【0081】このMONOS型の半導体不揮発性記憶装
置においても、図2を用いて説明した実施例と同様に、
安定した書き込み消去動作を確実に行うことができると
いう効果を備えている。
【0082】図5の回路図には、本発明の実施例におけ
る半導体不揮発性記憶装置の回路構成を示す。
【0083】本発明の実施例における半導体不揮発性記
憶装置の回路構成は、図5に示すように、外部機器との
接続部であるパッド端子61と、内部回路に対する過電
圧を防止する保護回路62と、半導体装置で構成する内
部回路63と、半導体不揮発性記憶素子で構成するメモ
リセル64とを備える。
【0084】図5に示すように、半導体不揮発性記憶装
置から構成するメモリセル64と入出力保護回路62と
は、絶縁膜2上の半導体層3膜厚が厚い厚膜形成領域4
1に設ける。
【0085】これに対して、MOS型半導体装置から構
成する内部回路63は、絶縁膜2上の半導体層3膜厚が
薄い薄膜形成領域42に設ける。
【0086】このため駆動電圧が高い回路を設ける厚膜
形成領域41では、チャネル領域7のバルクコンタクト
21の形成が可能であり、半導体不揮発性記憶装置の安
定した動作を得ることができる。
【0087】さらにまた駆動電圧が低い回路を設ける薄
膜形成領域42では、半導体層3を薄膜化することによ
り得られるMOS型半導体装置の特性向上、すなわち半
導体層3膜厚が薄いことにより、動作時の空乏電荷の量
が非常に限定される。
【0088】このため、チャネル領域7中の可動電荷が
効果的に現れ、電流駆動能力が向上することを利用する
ことが可能となる。
【0089】つぎに図1に示す半導体装置の構造を形成
するための製造方法を、図6から図9の断面図を用いて
説明する。
【0090】まず図6に示すように、支持基板1として
P型の単結晶シリコン基板に、酸素イオンをイオン注入
量4×1017cm-2、加速エネルギー120KeVの条
件で全面にイオン注入する。
【0091】その後、温度1320℃で時間360分間
の熱アニール処理を行って、支持基板1と、膜厚80n
mの絶縁膜2と、膜厚180nmのP型の半導体層3と
からなるいわゆるSIMOX(Separation
by IMplantedOxygen)基板を形成す
る。
【0092】その後、この支持基板1の半導体層3上の
全面に感光性樹脂51を回転塗布法によって形成する。
さらにその後、所定のフォトマスクを用いて露光処理
と、現像処理とを行い、厚膜形成領域41上に感光性樹
脂51を形成するように、この感光性樹脂51をパター
ニングする。
【0093】その後、感光性樹脂51をエッチングマス
クに用いて半導体層3を100nmの厚さエッチングす
る。
【0094】この半導体層3のエッチングは、反応性イ
オンエッチング装置を用いて、エッチングガスとして六
フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(He)と酸素(O
2 )との混合ガスを用いて行う。半導体層3のエッチン
グ後、エッチングマスクに用いた感光性樹脂51を除去
する。
【0095】この結果、半導体層3の膜厚が180nm
の厚膜形成領域41と、半導体層3の膜厚が80nmの
薄膜形成領域42とを形成することができる。
【0096】そして、薄膜形成領域42と厚膜形成領域
41との境界領域は、エッチング時のサイドエッチング
により徐々に膜厚が変化する傾斜をもった構造となる。
【0097】つぎに図7に示すように、半導体層3を酸
化処理して、酸化シリコン膜からなるパッド酸化膜52
を20nmの膜厚で形成する。
【0098】このパッド酸化膜52の形成条件は、酸素
と窒素との混合ガス雰囲気中で、温度1000℃、時間
30分の条件で行う。
【0099】その後、ジクロルシラン(SiH2 Cl
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が100nmの窒化シリコ
ン膜からなる耐酸化膜53を全面に形成する。
【0100】その後、この耐酸化膜53上の全面に感光
性樹脂51を回転塗布法により形成し、所定のフォトマ
スクを用いて露光処理と、現像処理を行い、素子領域7
1上とバルクコンタクト領域72とに感光性樹脂51を
形成するように、この感光性樹脂51をパターニングす
る。
【0101】その後、感光性樹脂51をエッチングマス
クに用いて、窒化シリコン膜からなる耐酸化膜53をパ
ターニングする。すなわち、素子分離領域の耐酸化膜5
3をエッチング除去する。
【0102】この耐酸化膜53のエッチングは、反応性
イオンエッチング装置を用いて、エッチングガスとして
六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(He)と三フッ
化メタン(CHF3 )との混合ガスを用いて行う。窒化
シリコン膜からなる耐酸化膜53のエッチング後、感光
性樹脂51を除去する。
【0103】つぎに図8に示すように、この耐酸化膜5
3を酸化防止膜に用いる選択酸化処理を行うことによっ
て、素子領域71とバルクコンタクト領域72との周囲
の素子分離領域にフィールド酸化膜31を180nmの
膜厚で形成する。
【0104】この選択酸化処理により、薄膜形成領域4
2ではフィールド酸化膜31と絶縁膜2とが接する構造
となる。一方、厚膜形成領域41ではフィールド酸化膜
31と絶縁膜2とは分離し、フィールド酸化膜31と絶
縁膜2との間に半導体層3を有する構造となる。
【0105】このフィールド酸化膜31を形成する選択
酸化処理条件は、水蒸気酸化雰囲気中で、温度950
℃、時間40分の条件で行う。
【0106】その後、選択酸化処理の酸化防止膜として
使用した耐酸化膜53を加熱したリン酸を用いて除去す
る。つぎにフッ酸系のエッチング液を用いたウェットエ
ッチング法によりてパッド酸化膜52を除去する。
【0107】つぎに半導体層3上にゲート酸化膜14を
膜厚20nm程度で形成する。このゲート酸化膜14の
形成条件は、酸素と窒素との混合ガス雰囲気中で、10
00℃の温度で、時間30分の条件で行う。
【0108】その後、反応ガスとしてモノシラン(Si
4 )を用いる化学気相成長法によって、膜厚が400
nmの多結晶シリコン膜からなるゲート電極材料81を
全面に形成する。
【0109】その後、全面に感光性樹脂51を回転塗布
法により形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理
と、現像処理を行い、感光性樹脂51をゲート電極8の
形状にパターニングする。
【0110】つぎに図9に示すように、感光性樹脂51
をエッチングマスクに用いて、ゲート電極材料81をパ
ターニングしてゲート電極8を形成する。
【0111】このゲート電極8のエッチングは、反応性
イオンエッチング装置を用いて、エッチングガスとして
六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )との混合ガス
を用いて行う。
【0112】その後、感光性樹脂(図示せず)をイオン
注入の阻止膜として用い、ゲート電極8に整合する領域
の半導体層3に、この半導体層8と逆導電型の不純物で
ある砒素(As)を導入して、ソース6とドレイン5と
なる高濃度不純物層を形成する。この感光性樹脂は、バ
ルクコンタクト21を被覆するように形成している。
【0113】このソース6とドレイン5である領高濃度
不純物層を形成するための砒素のイオン注入量は、3×
1015cm-2程度の条件で行う。
【0114】つぎに感光性樹脂(図示せず)をイオン注
入の阻止膜として用い、バルクコンタクト21領域の半
導体層3に、この半導体層3と同導電型の不純物である
ボロン(B)を導入してバルクコンタクト21の高濃度
不純物層を形成する。この感光性樹脂は、ソース6とド
レイン5とを被覆するように形成している。
【0115】このバルクコンタクト21である高濃度不
純物層を形成するためのボロンのイオン注入量は、3×
1015cm-2程度の条件で行う。
【0116】つぎに、窒素雰囲気中で温度800℃、時
間15分の処理を行うことにより、ソース6とドレイン
5とバルクコンタクト21の高濃度不純物層にイオン注
入した不純物イオンを活性化する。
【0117】この加熱処理により、ソース6の高濃度不
純物層は絶縁膜2に接し、ドレイン5の高濃度不純物層
とバルクコンタクト21の高濃度不純物層とは絶縁膜2
に接しない構造となる。
【0118】その後、リンとボロンとを含む酸化シリコ
ン膜からなる層間絶縁膜32を膜厚400nm程度で、
化学気相成長法により全面に形成する。
【0119】つぎに層間絶縁膜32上の全面に感光性樹
脂(図示せず)を回転塗布法により形成し、所定のフォ
トマスクを用いて露光処理と、現像処理を行い、コンタ
クトホールに対応する開口を有する感光性樹脂をパター
ニングする。
【0120】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜32をエッチン
グして、コンタクトホールを形成する。
【0121】このコンタクトホールのエッチングは、反
応性イオンエッチング装置を用い、三フッ化メタン(C
HF3 )と二フッ化メタン(CH22 )との混合ガス
をエッチングガスとして用いて行う。
【0122】その後、スパッタリング装置を用いて、シ
リコンと銅とを含むアルミニウムからなる配線材料を、
800nm程度の膜厚で全面に形成する。
【0123】その後、配線材料上に感光性樹脂(図示せ
ず)を回転塗布法により形成し、所定のフォトマスクを
用いて露光処理と、現像処理を行い、配線33に対応す
るパターンを有する感光性樹脂をパターニングする。
【0124】その後、このパターニングした感光性樹脂
をマスクにして配線材料をエッチングして配線33を形
成する。
【0125】この配線33のエッチングは、反応性イオ
ンエッチング装置を用い、エッチングガスとして塩素
(Cl2 )と三塩化ホウ素(BCl3 )との混合ガスを
用いて行う。
【0126】この結果、ドレイン5側の半導体層3の膜
厚は、チャネル領域7のソース6側の半導体層3の膜厚
より厚膜である、MOS型の半導体装置を形成すること
ができる。
【0127】つぎに図2に示す本発明の実施例における
半導体不揮発性記憶装置の構造を形成するための製造方
法について、図10と図11との断面図を用いて説明す
る。
【0128】図6と図7とを用いて説明した製造方法と
同じ処理工程を行うことによって、半導体層3に膜厚の
厚い厚膜形成領域41と膜厚の薄い薄膜形成領域42と
を形成する。
【0129】さらに耐酸化膜とパッド酸化膜とを形成
し、選択酸化処理により素子分離絶縁膜であるフィール
ド酸化膜31を形成する。その後、耐酸化膜とパッド酸
化膜とを除去する。
【0130】つぎに図10に示すように、支持基板1の
酸化処理を行い、半導体層3上に酸化シリコン膜からな
るトンネル酸化膜11を2nmの膜厚で形成する。
【0131】このトンネル酸化膜11の形成条件は、酸
素と窒素との混合ガス雰囲気中で、温度850℃、時間
20分の条件で行う。
【0132】その後、ジクロルシランとアンモニアとを
反応ガスとして用いる化学気相成長法により、膜厚が1
1nmの窒化シリコン膜12を全面に形成する。
【0133】その後、水蒸気酸化雰囲気中で、温度90
0℃、時間60分の酸化条件で酸化処理を行い、窒化シ
リコン12上に酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜1
3を形成する。
【0134】このトップ酸化膜13を窒化シリコン膜1
2上に形成することにより、窒化シリコン膜12の膜厚
は減少し、当初の膜厚11nmから8nmになる。
【0135】その後、反応ガスとしてモノシラン(Si
4 )を用いる化学気相成長法によって、膜厚が400
nmの多結晶シリコン膜からなるゲート電極材料81を
全面に形成する。
【0136】その後、全面に感光性樹脂51を回転塗布
法により形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理
と、現像処理を行い、感光性樹脂51をゲート電極8の
形状にパターニングする。
【0137】つぎに図11に示すように、感光性樹脂5
1をエッチングマスクに用いて、ゲート電極材料81を
パターニングしてゲート電極8を形成する。
【0138】このゲート電極8のエッチングは、反応性
イオンエッチング装置を用いて、エッチングガスとして
六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )との混合ガス
を用いて行う。
【0139】このゲート電極8のエッチングにつづい
て、ゲート電極8下層のトップ酸化膜13と窒化シリコ
ン膜12とをエッチングする。
【0140】その後、感光性樹脂(図示せず)をイオン
注入の阻止膜として用い、ゲート電極8に整合する領域
の半導体層3に、この半導体層8と逆導電型の不純物で
ある砒素を導入して、ソース6とドレイン5となる高濃
度不純物層を形成する。この感光性樹脂は、バルクコン
タクト21を被覆するように形成している。
【0141】このソース6とドレイン5である高濃度不
純物層を形成するための砒素のイオン注入量は、3×1
15cm-2程度の条件で行う。
【0142】つぎに感光性樹脂(図示せず)をイオン注
入の阻止膜として用い、バルクコンタクト21領域の半
導体層3に、この半導体層8と同導電型の不純物である
ボロンを導入して高濃度不純物層を形成する。この感光
性樹脂は、ソース6とドレイン5とを被覆するように形
成している。
【0143】このバルクコンタクト21である高濃度不
純物層を形成するためのボロンのイオン注入量は、3×
1015cm-2程度の条件で行う。
【0144】その後、リンとボロンとを含む酸化シリコ
ン膜からなる層間絶縁膜32を、膜厚400nm程度
で、化学気相成長法により全面に形成する。
【0145】つぎに、窒素雰囲気中で温度800℃、時
間15分の熱処理を行うことによって、ソース6とドレ
イン5とバルクコンタクト21である高濃度不純物層に
イオン注入した不純物イオンを活性化する。
【0146】この熱処理により、ソース6の高濃度不純
物層は絶縁膜2に接し、ドレイン5の高濃度不純物層と
バルクコンタクト21の高濃度不純物層とは、絶縁膜2
に接しない構造となる。
【0147】つぎに層間絶縁膜32上の全面に感光性樹
脂(図示せず)を回転塗布法により形成し、所定のフォ
トマスクを用いて露光処理と、現像処理を行い、コンタ
クトホールに対応する開口を有する感光性樹脂をパター
ニングする。
【0148】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜32をエッチン
グして、コンタクトホールを形成する。
【0149】このコンタクトホールのエッチングは、反
応性イオンエッチング装置を用い、三フッ化メタン(C
HF3 )と二フッ化メタン(CH22 )との混合ガス
をエッチングガスとして用いて行う。
【0150】その後、スパッタリング装置を用いて、シ
リコンと銅とを含むアルミニウムからなる配線材料を、
800nm程度の膜厚で全面に形成する。
【0151】その後、配線材料上に感光性樹脂(図示せ
ず)を回転塗布法により形成し、所定のフォトマスクを
用いて露光処理と、現像処理を行い、配線33に対応す
るパターンを有する感光性樹脂をパターニングする。
【0152】その後、このパターニングした感光性樹脂
をマスクにして配線材料をエッチングして配線33を形
成する。
【0153】この配線33のエッチングは、反応性イオ
ンエッチング装置を用い、エッチングガスとして塩素
(Cl2 )と三塩化ホウ素(BCl3 )との混合ガスを
用いて行う。
【0154】この結果、ドレイン5側の半導体層3膜厚
は、チャネル領域7のソース6側の半導体層3膜厚より
厚膜である、MONOS型の半導体不揮発性記憶装置を
形成することができる。
【0155】つぎに本発明の実施例である図5に示した
メモリセル64領域を厚膜形成領域41とし、MOS型
の半導体装置から構成する内部回路63領域を薄膜形成
領域42とする半導体装置の製造方法について、図12
から図18の断面図を用いて説明する。
【0156】図12に示すように、支持基板1と、膜厚
80nmの絶縁膜2と、膜厚180nmのP型の半導体
層3とを有するSIMOX基板を図6を用いて説明した
処理工程と同じ製造方法により形成する。
【0157】その後、その支持基板1の半導体層3上に
酸化シリコン膜からなるパッド酸化膜52を20nmの
膜厚で形成する。
【0158】このパッド酸化膜52の形成条件は、酸素
と窒素との混合ガス雰囲気中で、温度1000℃、時間
30分の条件で行う。
【0159】その後、ジクロルシラン(SiH2 Cl
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が100nmの窒化シリコ
ン膜からなる耐酸化膜53を全面に形成する。
【0160】その後、この耐酸化膜53上の全面に感光
性樹脂51を回転塗布法によって形成し、所定のフォト
マスクを用いて露光処理と、現像処理とを行い、厚膜形
成領域41に感光性樹脂51を形成するように、この感
光性樹脂51をパターニングする。
【0161】その後、このパターニングした感光性樹脂
51をエッチングマスクに用いて、窒化シリコン膜から
なる耐酸化膜53をパターニングする。すなわち、薄膜
形成領域42の耐酸化膜53をエッチング除去する。
【0162】この耐酸化膜53のエッチングは、反応性
イオンエッチング装置を用いて、エッチングガスとして
六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(He)と三フッ
化メタン(CHF3 )との混合ガスを用いて行う。
【0163】窒化シリコン膜からなる耐酸化膜53のエ
ッチング後、エッチングマスクに用い感光性樹脂51を
除去する。
【0164】つぎに図13に示すように、この耐酸化膜
53を酸化防止膜として用いる選択酸化処理を行うこと
により、薄膜形成領域42にフィールド酸化膜31を2
20nmの膜厚で形成する。
【0165】このフィールド酸化膜31を形成する選択
酸化処理条件は、水蒸気酸化雰囲気中で、温度950
℃、時間50分の条件で行う。
【0166】その後、選択酸化処理の酸化防止膜として
使用した耐酸化膜53を加熱したリン酸を用いて除去す
る。つぎにフッ酸系のエッチング液を用いたウェットエ
ッチング法によって、パッド酸化膜52とフィールド酸
化膜31とを除去する。
【0167】このフィールド酸化膜31を除去すること
により薄膜形成領域42の半導体層3の膜厚は80nm
となり、厚膜形成領域41の半導体層3の膜厚は170
nmとなる。
【0168】さらに厚膜形成領域41と薄膜形成領域4
2との境界領域は、半導体層3の膜厚が徐々に変化する
ように形成することができる。
【0169】つぎに図14に示すように、支持基板1の
半導体層3上に酸化シリコン膜からなるパッド酸化膜5
4を20nmの膜厚で形成する。
【0170】このパッド酸化膜54の形成条件は、酸素
と窒素との混合ガス雰囲気中で、温度1000℃、時間
30分の条件で行う。
【0171】その後、ジクロルシラン(SiH2 Cl
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が100nmの窒化シリコ
ン膜からなる耐酸化膜53を全面に形成する。
【0172】その後、この耐酸化膜53上の全面に感光
性樹脂51を回転塗布法により形成し、所定のフォトマ
スクを用いて露光処理と、現像処理を行い、素子領域7
1とバルクコンタクト領域72とに感光性樹脂51を形
成するように、この感光性樹脂51をパターニングす
る。
【0173】その後、このパターニングした感光性樹脂
51をエッチングマスクに用いて、窒化シリコン膜から
なる耐酸化膜53をパターニングする。すなわち、素子
分離領域の耐酸化膜53をエッチング除去する。
【0174】この耐酸化膜53のエッチングは、反応性
イオンエッチング装置を用いて、エッチングガスとして
六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(He)と三フッ
化メタン(CHF3 )との混合ガスを用いて行う。
【0175】窒化シリコン膜からなる耐酸化膜53のエ
ッチング後、エッチングマスクに用いた感光性樹脂51
を除去する。
【0176】つぎに図15に示すように、この耐酸化膜
53を酸化防止膜に用いる選択酸化処理を行うことによ
り、素子領域71とバルクコンタクト領域72との周囲
の素子分離領域にフィールド酸化膜31を220nmの
膜厚で形成する。
【0177】このフィールド酸化膜31を形成する選択
酸化処理条件は、水蒸気酸化雰囲気中で、温度950
℃、時間40分の条件で行う。
【0178】その後、選択酸化処理の酸化防止膜として
使用した耐酸化膜53を加熱したリン酸を用いて除去す
る。つぎにフッ酸系のエッチング液を用いたウェットエ
ッチング法によりパッド酸化膜54を除去する。
【0179】この選択酸化処理によって、薄膜形成領域
42のフィールド酸化膜31は絶縁膜2と接する。
【0180】これに対して、厚膜形成領域41のフィー
ルド酸化膜31は絶縁膜2とは分離し、フィールド酸化
膜31と絶縁膜2との間に半導体層3を有する構造とな
る。
【0181】つぎに、半導体層3上に酸化シリコン膜か
らなるゲート酸化膜14を20nm程度の膜厚で形成す
る。
【0182】このゲート酸化膜14の形成条件は、酸素
と窒素との混合ガス雰囲気中で、温度1000℃、時間
30分の条件で行う。
【0183】つぎに図16に示すように、全面に感光性
樹脂51を回転塗布法によって形成し、所定のフォトマ
スクを用いて露光処理と、現像処理を行い、感光性樹脂
51を厚膜形成領域41の素子領域71が開口するよう
な形状にパターニングする。
【0184】その後、感光性樹脂51をエッチングのマ
スクに用い、そしてフッ酸系のエッチング液を用いるウ
ェットエッチング法によて、厚膜形成領域41の素子領
域71のゲート酸化膜14を除去する。
【0185】厚膜形成領域41の素子領域71のゲート
酸化膜14をエッチング後、エッチングマスクに用いた
感光性樹脂51を除去する。
【0186】つぎに図17に示すように、支持基板1を
酸化処理し、半導体層3上に酸化シリコン膜からなるト
ンネル酸化膜11を2nmの膜厚で形成する。
【0187】このトンネル酸化膜11の形成条件は、酸
素と窒素との混合ガス雰囲気中で、温度850℃、時間
20分の条件で行う。
【0188】その後、ジクロルシランとアンモニアとを
反応ガスとして用いる化学気相成長法により、膜厚が1
1nmの窒化シリコン膜12を全面に形成する。
【0189】その後、水蒸気酸化雰囲気中で、温度90
0℃、時間60分の酸化条件で、窒化シリコン膜12上
に酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜13を形成す
る。
【0190】このトップ酸化膜13を窒化シリコン膜1
2上に形成することにより、窒化シリコン膜12の膜厚
は減少し、当初の膜厚11nmから8nmになる。
【0191】その後、全面に感光性樹脂51を回転塗布
法により形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理
と、現像処理を行い、感光性樹脂51をメモリゲート形
成領域43に残存するような形状にパターニングする。
【0192】つぎに、感光性樹脂51をエッチングマス
クに用いて、トップ酸化膜13と窒化シリコン膜12と
をエッチングする。
【0193】このトップ酸化膜13とシリコン窒化膜1
2のエッチングは、反応性イオンエッチング装置を用い
て、エッチングガスとして六フッ化イオウ(SF6 )と
ヘリウム(He)と三フッ化メタン(CHF3 )との混
合ガスを用いて行う。
【0194】トップ酸化膜13とシリコン窒化膜12と
のエッチング後、エッチングマスクに用いた感光性樹脂
51を除去する。
【0195】つぎに図18に示すように、反応ガスとし
てモノシラン(SiH4 )を用いる化学気相成長法によ
って、膜厚が400nmの多結晶シリコン膜からなるゲ
ート電極材料を全面に形成する。
【0196】その後、全面に感光性樹脂(図示せず)を
回転塗布法により形成し、所定のフォトマスクを用いて
露光処理と、現像処理を行い、感光性樹脂をゲート電極
8の形状にパターニングする。
【0197】その後、このパターニングした感光性樹脂
51をエッチングマスクに用いて、ゲート電極材料81
をパターニングして、ゲート電極8を形成する。
【0198】このゲート電極8のエッチングは、反応性
イオンエッチング装置を用いて、エッチングガスとして
六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )との混合ガス
を用いて行う。
【0199】その後、感光性樹脂(図示せず)をイオン
注入の阻止膜として用いて、ゲート電極8に整合する領
域の半導体層3に、この半導体層3と逆導電型の不純物
である砒素を導入して、ソース6とドレイン5となる高
濃度不純物層を形成する。この感光性樹脂は、バルクコ
ンタクト21を被覆するように形成する。
【0200】このソース6とドレイン5である高濃度不
純物層を形成するための砒素のイオン注入量は、3×1
15cm-2程度の条件で行う。
【0201】つぎに感光性樹脂(図示せず)をイオン注
入の阻止膜として用いて、バルクコンタクト21領域の
半導体層3に、この半導体層8と同導電型の不純物であ
るボロンを導入してバルクコンタクト21を形成する。
この感光性樹脂は、ソース6とドレイン5とを被覆する
ように形成する。
【0202】このバルクコンタクト21である高濃度不
純物層を形成するためのボロンのイオン注入量は、3×
1015cm-2程度の条件で行う。
【0203】その後、リンとボロンとを含む酸化シリコ
ン膜からなる層間絶縁膜32を膜厚400nm程度で、
化学気相成長法により全面に形成する。
【0204】つぎに、窒素雰囲気中で温度800℃、時
間15分の熱処理を行うことによって、ソース6とドレ
イン5とバルクコンタクト21との高濃度不純物層にイ
オン注入した不純物イオンを活性化する。
【0205】この熱処理により、薄膜形成領域42の半
導体装置のドレイン5とソース6の高濃度不純物層は絶
縁膜2に接し、厚膜形成領域41の半導体不揮発性記憶
装置のドレイン5とソース6との高濃度不純物層とバル
クコンタクト21の高濃度不純物層とは、絶縁膜2に接
しない構造となる。
【0206】つぎに層間絶縁膜32上の全面に感光性樹
脂(図示せず)を回転塗布法により形成し、所定のフォ
トマスクを用いて露光処理と、現像処理を行い、コンタ
クトホールに対応する開口を有する感光性樹脂をパター
ニングする。
【0207】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜32をエッチン
グして、コンタクトホールを形成する。
【0208】このコンタクトホールのエッチングは、反
応性イオンエッチング装置を用い、三フッ化メタン(C
HF3 )と二フッ化メタン(CH22 )との混合ガス
をエッチングガスとして用いて行う。
【0209】その後、スパッタリング装置を用いて、シ
リコンと銅とを含むアルミニウムからなる配線材料を、
800nm程度の膜厚で全面に形成する。
【0210】その後、配線材料上の全面に感光性樹脂
(図示せず)を回転塗布法により形成し、所定のフォト
マスクを用いて露光処理、現像処理を行い、配線33に
対応するパターンを有する感光性樹脂をパターニングす
る。
【0211】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクに用いて、配線材料をエッチングし
て配線33を形成する。
【0212】この配線33のエッチングは、反応性イオ
ンエッチング装置を用い、エッチングガスとして塩素
(Cl2 )と三塩化ホウ素(BCl3 )との混合ガスを
用いて行う。
【0213】この結果、メモリセル64領域を厚膜形成
領域41に形成し、MOS型半導体装置から構成する内
部回路63領域を薄膜形成領域42に形成する半導体装
置を形成することができる。
【0214】以上説明した実施例では、SOI基板とし
てSIMOX基板を用いて説明したが、表面にシリコン
酸化膜を形成したシリコン基板を貼り合わせた後、シリ
コン基板の研磨を行うDWB(Direct Wafe
r Bonding)基板を用いても、本発明の半導体
装置および半導体不揮発性記憶装置を形成することがで
きる。
【0215】さらに以上説明した実施例では、半導体不
揮発性記憶装置としてMONOS型を説明したが、ゲー
ト電極と窒化シリコン膜とトンネル酸化膜とを半導体層
上に設ける、いわゆるMNOS型の半導体不揮発性記憶
装置でも本発明の構造と製造方法とは適用可能である。
【0216】さらに以上説明した実施例では、Nチャネ
ル型を形成する例で説明したが、Pチャネル型でも本発
明の構造と製造方法とは適用可能である。
【0217】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
半導体装置の構造およびその製造方法においては、従来
問題であった半導体層が電気的にフローティングとな
り、電流特性の変動やソース、ドレイン耐圧の低下は発
生せず、安定したトランジスタ動作を有する半導体装置
を得ることができる。さらに、本発明の半導体不揮発性
記憶装置の構造およびその製造方法においては、バルク
コンタクトを設けるため書き込み消去時のゲート電極と
チャネル領域の電位差が安定し、書き込み消去動作を確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体装置の構造を示
す断面図である。
【図2】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における半導体装置の構造を示
す断面図である。
【図4】本発明の実施例における半導体装置の構造を示
す断面図である。
【図5】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の回路構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図12】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図13】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図14】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図15】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図16】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図17】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図18】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図19】従来例における半導体装置の構造を示す断面
図である。
【図20】従来例における半導体不揮発性記憶装置の構
造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 支持基板 2 絶縁膜 3 半導体層 5 ドレイン 6 ソース 7 チャネル領域 8 ゲート電極 11 トンネル酸化膜 12 窒化シリコン膜 13 トップ酸化膜 14 ゲート酸化膜 21 バルクコンタクト 31 フィールド酸化膜 32 層間絶縁膜 33 配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/12 Z 21/8247 29/788 29/792 29/78 H01L 29/78 371 9056−4M 626 B 9055−4M 657 C

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを備え、
    半導体層はその膜厚が異なる厚膜形成領域と薄膜形成領
    域とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを備え、
    絶縁膜上に設ける半導体層膜厚は、半導体不揮発性記憶
    装置から構成するメモリセル領域を設ける半導体層膜厚
    と入出力保護回路を設ける領域の半導体層膜厚と、MO
    S型半導体装置から構成する内部回路を設ける半導体層
    膜厚とで異なることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを備え、
    絶縁膜上に設ける半導体層膜厚は、半導体不揮発性記憶
    装置から構成するメモリセル領域を設ける半導体層膜厚
    と入出力保護回路を設ける領域の半導体層膜厚とは、M
    OS型半導体装置から構成する内部回路を設ける半導体
    層膜厚より厚いことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを備え、
    ソースとドレインとを設ける半導体層膜厚はMOS型半
    導体装置のチャネル領域の半導体層膜厚より厚膜であ
    り、ソースとドレインとの厚膜形成領域とチャネル領域
    の薄膜形成領域との境界領域領域は膜厚が除々に変化し
    ており、さらにソースとドレインはこのソースドレイン
    と逆導電型の半導体層を介して半導体層の下層である絶
    縁膜と分離しており、さらに厚膜形成領域の半導体層に
    半導体層と同導電型のバルクコンタクトを備えることを
    特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを備え、
    ソースの半導体層膜厚が、MOS型半導体装置のチャネ
    ル領域の半導体層膜厚より厚膜であり、ソースの厚膜形
    成領域とチャネル領域の薄膜形成領域との境界領域は膜
    厚が除々に変化しており、さらにソースはこのソースと
    逆導電型の半導体層を介して半導体層の下層である絶縁
    膜と分離しており、さらにドレインは半導体層の下層で
    ある絶縁膜と接しており、さらに厚膜形成領域の半導体
    層にこの半導体層と同導電型のバルクコンタクトを備え
    ることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを備え、
    ドレインの半導体層膜厚はMOS型半導体装置のチャネ
    ル領域の半導体層膜厚より厚膜であり、ドレインの厚膜
    形成領域とチャネル領域の薄膜形成領域との境界領域は
    膜厚が除々に変化しており、さらにドレインはこのドレ
    インと逆導電型の半導体層を介して半導体層の下層であ
    る絶縁膜と分離しており、さらにソースは半導体層の下
    層である絶縁膜と接しており、さらに厚膜形成領域の半
    導体層にこの半導体層と同導電型のバルクコンタクトを
    備えることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを備え、
    ソースとドレインの半導体層膜厚は、MNOS型あるい
    はMONOS型の半導体不揮発性記憶装置のチャネル領
    域の半導体層膜厚より厚膜であり、ソースとドレインの
    厚膜形成領域とチャネル領域の薄膜形成領域との境界領
    域は膜厚が除々に変化しており、ソースとドレインの高
    濃度不純物層はこのソースドレインと逆導電型の半導体
    層を介して半導体層の下層である絶縁膜と分離してお
    り、さらに厚膜形成領域の半導体層にこの半導体層と同
    導電型のバルクコンタクトを備えることを特徴とする半
    導体装置。
  8. 【請求項8】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを備え、
    ソースの半導体層膜厚は、MNOS型あるいはMONO
    S型半導体不揮発性記憶装置のチャネル領域の半導体層
    膜厚より厚膜であり、ソース領域の厚膜形成領域とチャ
    ネル領域の薄膜形成領域との境界領域は膜厚が除々に変
    化しており、ソースはこのソースと逆導電型の半導体層
    を介して半導体層の下層である絶縁膜と分離しており、
    さらにドレイン領域の高濃度不純物層は半導体層の下層
    である絶縁膜と接しており、さらに厚膜形成領域の半導
    体層にこの半導体層と同導電型のバルクコンタクトとを
    備えることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを備え、
    ドレインの半導体層膜厚は、MNOS型あるいはMON
    OS型半導体不揮発性記憶装置のチャネル領域の半導体
    層膜厚より厚膜であり、ドレインの厚膜形成領域とチャ
    ネル領域の薄膜形成領域との境界領域は膜厚が除々に変
    化しており、さらにドレインはこのドレインと逆導電型
    の半導体層を介して半導体層の下層である絶縁膜と分離
    しており、さらにソースは半導体層の下層である絶縁膜
    と接しており、さらに厚膜形成領域の半導体層にこの半
    導体層と同導電型のバルクコンタクトを備えることを特
    徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを有す
    る半導体基板の半導体層の上に感光性樹脂を形成し、感
    光性樹脂をエッチングマスクに用いて薄膜形成領域の半
    導体層をエッチングする工程と、ゲート酸化膜を形成
    し、ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電極材料上
    に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチン
    グマスクに用いてゲート電極材料をパターニングしてゲ
    ート電極を形成し、ゲート電極に整合する領域の半導体
    層にこの半導体層と逆導電型の不純物を導入してソース
    とドレインを形成する工程と、感光性樹脂をマスクとし
    て用いてバルクコンタクト領域に半導体層と同導電型の
    不純物を導入してバルクコンタクトを形成し、層間絶縁
    膜を全面に形成し、この層間絶縁膜にコンタクトホール
    を形成し、配線を形成する工程とを有することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを有す
    る半導体基板の半導体層上に感光性樹脂を形成し、感光
    性樹脂をエッチングマスクに用いて薄膜形成領域の半導
    体層をエッチングする工程と、トンネル酸化膜と窒化シ
    リコン膜とトップ酸化膜からなるメモリゲート絶縁膜を
    形成し、ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電極材
    料上に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッ
    チングマスクに用いてゲート電極材料をパターニングし
    てゲート電極を形成し、ゲート電極に整合する領域の半
    導体層にこの半導体層と逆導電型の不純物を導入してソ
    ースとドレインを形成する工程と、感光性樹脂をマスク
    として用いバルクコンタクト領域に半導体層と同導電型
    の不純物を導入してバルクコンタクトを形成し、層間絶
    縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを
    形成し、配線を形成する工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを有す
    る半導体基板の半導体層の上にパッド酸化膜と耐酸化膜
    とを形成し、薄膜形成領域の耐酸化膜をエッチング除去
    し、耐酸化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化法によ
    り薄膜形成領域にフィールド酸化膜を形成し、耐酸化膜
    を除去し、パッド酸化膜と薄膜形成領域に形成するフィ
    ールド酸化膜とを除去し、半導体層にパッド酸化膜を形
    成し、そのパッド酸化膜上に耐酸化膜を形成する工程
    と、素子分離領域の耐酸化膜をエッチング除去し、耐酸
    化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化法によりフィー
    ルド酸化膜を素子分離領域に形成し、素子形成領域が絶
    縁膜により囲む薄膜形成領域と素子形成領域が素子分離
    絶縁膜によって分離する厚膜形成領域とを形成する工程
    と、耐酸化膜を除去し、さらにパッド酸化膜を除去し、
    ゲート酸化膜を形成し、ゲート酸化膜上に感光性樹脂を
    形成し、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてゲート
    酸化膜をパターニングし、さらにトンネル酸化膜と窒化
    シリコン膜とトップ酸化膜とからなるメモリゲート絶縁
    膜を形成し、トップ酸化膜上に感光性樹脂を形成する工
    程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてトップ酸
    化膜と窒化シリコン膜とをパターニングし、ゲート電極
    材料を全面に形成し、ゲート電極材料上に感光性樹脂を
    形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用い
    てゲート電極材料をパターニングしてゲート電極を形成
    し、ゲート電極に整合する領域の半導体層に半導体層と
    逆導電型の不純物を導入してソースとドレインを形成す
    る工程と、感光性樹脂をマスクとして用いてバルクコン
    タクト領域に半導体層と同導電型の不純物を導入してバ
    ルクコンタクトを形成し、層間絶縁膜を全面に形成し、
    層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成す
    る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを有す
    る半導体基板の半導体層の上に感光性樹脂を形成し、感
    光性樹脂をエッチングマスクに用いて薄膜形成領域の半
    導体層をエッチングする工程と、半導体層にパッド酸化
    膜を形成し、そのパッド酸化膜上に耐酸化膜を形成する
    工程と、素子分離領域の耐酸化膜をエッチング除去し、
    耐酸化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化法によりフ
    ィールド酸化膜を素子分離領域に形成し、素子形成領域
    が絶縁膜により囲む薄膜形成領域と、素子形成領域がフ
    ィールド酸化膜によって分離する厚膜形成領域とを形成
    する工程と、耐酸化膜とパッド酸化膜を除去し、ゲート
    酸化膜を形成し、ゲート酸化膜上に感光性樹脂を形成
    し、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてゲート酸化
    膜をパターニングし、さらにトンネル酸化膜と窒化シリ
    コン膜とトップ酸化膜からなるメモリゲート絶縁膜を形
    成し、トップ酸化膜上に感光性樹脂を形成する工程と、
    感光性樹脂をエッチングマスクに用いてトップ酸化膜と
    窒化シリコン膜とをパターニングし、ゲート電極材料を
    全面に形成し、ゲート電極材料上に感光性樹脂を形成す
    る工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてゲー
    ト電極材料をパターニングしてゲート電極を形成し、ゲ
    ート電極に整合する領域の半導体層に半導体層と逆導電
    型の不純物を導入してソースとドレインを形成する工程
    と、感光性樹脂をマスクとして用いてバルクコンタクト
    領域に半導体層と同導電型の不純物を導入してバルクコ
    ンタクトを形成し、層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶
    縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する工程
    とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを有す
    る半導体基板の半導体層上にパッド酸化膜と耐酸化膜と
    を形成し、チャネル領域の耐酸化膜をエッチングし、耐
    酸化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化処理によりチ
    ャネル領域にフィールド酸化膜を形成し、耐酸化膜とパ
    ッド酸化膜を除去し、ゲート酸化膜を形成し、ゲート電
    極材料を全面に形成し、ゲート電極材料上に感光性樹脂
    を形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用
    いてゲート電極材料をパターニングしてゲート電極を形
    成し、ゲート電極に整合する領域の半導体層に半導体層
    と逆導電型の不純物を導入してソースとドレインを形成
    する工程と、感光性樹脂をマスクとして用いてバルクコ
    ンタクト領域に半導体層と同導電型の不純物を導入して
    バルクコンタクトを形成し、層間絶縁膜を全面に形成
    し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形
    成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 支持基板と絶縁膜と半導体層とを有す
    る半導体基板の半導体層上にパッド酸化膜と耐酸化膜と
    を形成し、チャネル領域の耐酸化膜をエッチング除去
    し、耐酸化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化法によ
    りチャネル領域にフィールド酸化膜を形成し、耐酸化膜
    とパッド酸化膜を除去し、トンネル酸化膜と窒化シリコ
    ン膜とトップ酸化膜からなるメモリゲート絶縁膜を形成
    し、ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電極材料上
    に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチン
    グマスクに用いてゲート電極材料をパターニングしてゲ
    ート電極を形成し、ゲート電極に整合する領域の半導体
    層に半導体層と逆導電型の不純物を導入してソースとド
    レインを形成する工程と、感光性樹脂をマスクとして用
    いてバルクコンタクト領域に半導体層と同導電型の不純
    物を導入してバルクコンタクトを形成し、層間絶縁膜を
    全面に形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成
    し、配線を形成する工程とを有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
JP6316129A 1994-12-20 1994-12-20 半導体装置とその製造方法 Pending JPH08172199A (ja)

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