JPH09129760A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH09129760A
JPH09129760A JP7287700A JP28770095A JPH09129760A JP H09129760 A JPH09129760 A JP H09129760A JP 7287700 A JP7287700 A JP 7287700A JP 28770095 A JP28770095 A JP 28770095A JP H09129760 A JPH09129760 A JP H09129760A
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JP
Japan
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semiconductor device
gate
trench structure
control gate
diffusion layer
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JP7287700A
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English (en)
Inventor
Yuji Kosaka
雄二 小坂
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コントロールゲート101を半導体
基板上の拡散層で形成し、フローティングゲート102
及び書き込み・読み出し等に用いる種々のトランジスタ
のゲート電極と同一層で形成することを特徴とする不揮
発性半導体装置において、セル面積の縮小を図ることを
可能にする構造とその製造方法を提供する。 【解決手段】半導体基板にトレンチ構造109を形成
し、コントロールゲート101として用いる拡散層を基
板表面だけでなくトレンチの底面及び側面にも形成する
という構造をとることにより、コントロールゲート10
1とフローティングゲート102間の容量を減らすこと
なく、またゲート電極を1層しかもたないデバイスとの
プロセス整合性のよさを損なうことなく、不揮発性メモ
リセルの面積を縮小することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特にコントロールゲートを半導体基
板上の拡散層で形成し、フローティングゲート及び書き
込み・読み出し等に用いる種々のトランジスタのゲート
電極と同一層で形成することを特徴とする不揮発性半導
体装置において、セル面積の縮小を図るための構造およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フローティングゲートに電荷を出し入れ
することによりしきい値電圧を変化させるタイプの不揮
発性メモリは、例えば 岸野他;VLSIデバイスの物理,丸善,186 の図3.74のように、通常コントロールゲートをフロ
ーティングゲートの上に形成する、いわゆるスタック構
造を取る。
【0003】この構造はセル面積を小さくできるという
利点をもつが、ゲート電極を2層形成しなければなら
ず、通常の論理デバイスのようにゲート電極を1層しか
もたないデバイスへの搭載においてはプロセスの整合性
が悪くなる。
【0004】このため、上記タイプの不揮発性メモリセ
ルを1層のゲート電極で形成するためには、例えば、 竹渕他;信学技報,SDM92−69,43(199
2) の図2のように、コントロールゲートを半導体基板上の
拡散層で形成するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前項に示したコントロ
ールゲートを半導体基板上の拡散層で形成するタイプの
不揮発性メモリセルにおいては、論理デバイスのような
ゲート電極を1層しかもたないデバイスとのプロセス整
合性はよい反面、セル面積が大きくなり微細化・高集積
化に不向きであるという欠点を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような問題点を解
決するため、本発明では半導体基板にトレンチ構造を形
成し、コントロールゲートとして用いる拡散層を基板表
面だけでなくトレンチの底面及び側面にも形成するとい
う構造及びその製造方法を特徴としている。
【0007】
【作用】本発明は、半導体基板にトレンチ構造を形成
し、コントロールゲートとして用いる拡散層を基板表面
だけでなくトレンチの底面及び側面にも形成するため、
コントロールゲートとフローティングゲート間の容量を
減らすことなくセル面積を縮小することができる。この
とき、ゲート電極を1層しかもたないデバイスとのプロ
セス整合性のよさは損なわれることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を不揮発性メモリ
のセル構造とその製造方法を中心に図面を用いて説明す
る。
【0009】はじめに図1を用いて、請求項1に代表さ
れる不揮発性メモリのセル構造の実施例について説明す
る。101が半導体基板に形成したコントロールゲー
ト、102がフローティングゲート、103が酸化膜厚
が局所的に薄いトンネル領域である。104が書き込み
用の高耐圧トランジスタであり、このトランジスタを用
いてトンネル領域103に高電界が印加され、電荷がト
ンネル領域103を通過してフローティングゲート10
2内へ入ることにより読み出しトランジスタ105のし
きい値電圧が変化する。106は選択トランジスタであ
る。フローティングゲート102、読み出しトランジス
タ105のゲート電極はつながっており、高耐圧トラン
ジスタ104、選択トランジスタ106のゲート電極と
同時に加工される。107は個々の領域を分離するため
の素子分離領域であり、108は個々の部分をアルミ配
線とつなぐ接続孔である。またフローティングゲート下
にはトレンチ構造109が形成されており、コントロー
ルゲート101はこの底面および側面も利用して形成さ
れている。このためコントロールゲート部分を小さくす
ることが可能となり、セル面積をトレンチ構造109が
ない場合に比べて縮小することができる。
【0010】次に図2を用いて、請求項2の一実施例で
ある不揮発性メモリの製造方法の概要を説明する。シリ
コン基板201に、P型不純物を深く拡散したPWEL
L202と、図には記載しないがN型不純物を深く拡散
したNWELLとを形成し、素子分離用のシリコン酸化
膜203を形成する。その後、フォトリソグラフィーを
用い、シリコン基板201の表面にトレンチ構造204
を形成する。フォトレジスト205を剥離後、新たにフ
ォトリソグラフィーにより、N型不純物を局所的にイオ
ン注入する。このときトレンチ構造204の底面および
側面にも不純物を注入する。その後レジスト剥離を行
い、熱処理を行うことにより、コントロールゲート20
6およびトンネル領域下部の拡散層207が形成され
る。さらに酸化を行った後、フォトリソグラフィーを用
いその一部を除去する。その後レジスト剥離を行い、再
び酸化を行うことにより、トンネル領域の薄い酸化膜2
08と通常のゲート酸化膜209が形成される。さらに
多結晶シリコン膜210を形成し不純物導入を行った
後、ゲート加工を行う。その後、MOSトランジスタの
ソース・ドレイン形成、層間絶縁膜堆積、接続孔加工、
アルミ配線加工等を経て、本発明の一実施例である半導
体装置ができあがる。
【0011】次に図3を用いて、請求項3、4の代表例
として請求項5に示す構造および請求項6に示す不揮発
性メモリの製造方法の概要を説明する。シリコン基板3
01に、P型不純物を深く拡散したPWELL302
と、図には記載しないがN型不純物を深く拡散したNW
ELLとを形成し、素子分離用にシリコン基板301に
溝加工を施した後、そこに絶縁膜例えば酸化膜を埋め込
むことによりトレンチ分離303を形成する。引き続き
フォトリソグラフィーを用い、シリコン基板301表面
およびトレンチ分離303の一部から酸化膜を除去す
る。このときのエッチングは異方性エッチを用い、また
シリコンに対し十分な選択比を取ることにより、シリコ
ン基板301の削れ量を許容範囲にとどめることができ
る。その後フォトレジストを剥離することなく、酸化膜
を除去した部分にN型不純物を局所的にイオン注入す
る。その後フォトレジスト304を剥離し、熱処理を行
うことにより、コントロールゲート305およびトンネ
ル領域下部の拡散層306が形成される。さらに酸化を
行った後、フォトリソグラフィーを用いその一部を除去
する。その後レジスト剥離を行い、再び酸化を行うこと
により、トンネル領域の薄い酸化膜307と通常のゲー
ト酸化膜308が形成される。さらに多結晶シリコン膜
309を形成し不純物導入を行った後、ゲート加工を行
う。その後、MOSトランジスタのソース・ドレイン形
成、層間絶縁膜堆積、接続孔加工、アルミ配線加工等を
経て、本発明の一実施例である半導体装置ができあが
る。
【0012】以上図1・図2・図3を用い本発明の半導
体装置及びその製造方法の実施例を、それぞれ具体的に
説明した。いうまでもなく本発明は前記実施例に限定さ
れるものではなく、例えば半導体装置の構造において例
えば選択トランジスタがない場合等、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0013】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0014】1.半導体基板にトレンチ構造を形成し、
コントロールゲートとして用いる拡散層を基板表面だけ
でなくトレンチの底面及び側面にも形成するという構造
をとることにより、コントロールゲートとフローティン
グゲート間の容量を減らすことなく、またゲート電極を
1層しかもたないデバイスとのプロセス整合性のよさを
損なうことなく、不揮発性メモリセルの面積を縮小する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における、請求項1に代表され
る半導体装置の構造例を説明する図。
【図2】本発明の実施例における、請求項1に代表され
る半導体装置の構造例と請求項2に代表される半導体装
置の製造方法を説明する図。
【図3】本発明の実施例における、請求項5に代表され
る半導体装置の構造例と請求項6に代表される半導体装
置の製造方法を説明する図。
【符号の説明】
101,206,305・・・コントロールゲート 102 ・・・フローティングゲート 103 ・・・トンネル領域 104 ・・・高耐圧トランジスタ 105 ・・・読み出しトランジスタ 106 ・・・選択トランジスタ 107 ・・・素子分離領域 108 ・・・接続孔 109,204 ・・・トレンチ構造 201,301 ・・・シリコン基板 202,302 ・・・PWELL 203 ・・・素子分離用シリコン酸化
膜 207,306 ・・・トンネル領域下部に形成
する拡散層 208,307 ・・・トンネル領域の薄い酸化
膜 209,308 ・・・ゲート酸化膜 210,309 ・・・多結晶シリコン膜 205,304 ・・・フォトレジスト 303 ・・・トレンチ分離

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントロールゲートを半導体基板上の拡
    散層で形成し、フローティングゲート及び書き込み・読
    み出し等に用いる種々のトランジスタのゲート電極と同
    一層で形成することを特徴とする不揮発性半導体装置に
    おいて、半導体基板にいわゆるトレンチ構造を形成し、
    コントロールゲートとして用いる拡散層を基板表面だけ
    でなくトレンチ構造の底面及び側面にも形成することを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 コントロールゲートを半導体基板上の拡
    散層で形成し、フローティングゲート及び書き込み・読
    み出し等に用いる種々のトランジスタのゲート電極と同
    一層で形成することを特徴とする不揮発性半導体装置に
    おいて、半導体基板にいわゆるトレンチ構造を形成し、
    コントロールゲートとして用いる拡散層を基板表面だけ
    でなくトレンチ構造の底面及び側面にも形成することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の、コントロールゲートを
    形成するトレンチ構造として、素子分離に用いたトレン
    チ構造の一部から埋め込み絶縁膜を除去したものを用い
    ることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の、コントロールゲートを
    形成するトレンチ構造として、素子分離に用いたトレン
    チ構造の一部から埋め込み絶縁膜を除去したものを用い
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の、素子分離に用いたトレ
    ンチ構造の一部から埋め込み絶縁膜を除去するためのフ
    ォトリソグラフィー工程を、コントロールゲート用の拡
    散層及びフローティングゲートに電子を注入するための
    トンネル領域下部の拡散層を形成するためのイオン注入
    を行うためのフォトリソグラフィー工程と兼用すること
    を特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の、素子分離に用いたトレ
    ンチ構造の一部から埋め込み絶縁膜を除去するためのフ
    ォトリソグラフィー工程を、コントロールゲート用の拡
    散層及びフローティングゲートに電子を注入するための
    トンネル領域下部の拡散層を形成するためのイオン注入
    を行うためのフォトリソグラフィー工程と兼用すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
JP7287700A 1995-11-06 1995-11-06 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH09129760A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100440516C (zh) * 2004-06-14 2008-12-03 精工爱普生株式会社 非易失性存储装置
JP2012255629A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2014143377A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Seiko Instruments Inc 半導体不揮発性メモリ
JP2021089929A (ja) * 2019-12-03 2021-06-10 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置

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