JPH08167867A - 無線受信装置及び同無線受信装置における受信系切替制御方法 - Google Patents

無線受信装置及び同無線受信装置における受信系切替制御方法

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JPH08167867A
JPH08167867A JP6312224A JP31222494A JPH08167867A JP H08167867 A JPH08167867 A JP H08167867A JP 6312224 A JP6312224 A JP 6312224A JP 31222494 A JP31222494 A JP 31222494A JP H08167867 A JPH08167867 A JP H08167867A
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switching
tap coefficient
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JP6312224A
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Yoshihiko Taki
慶彦 滝
Kenichi Oide
建一 生出
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/74Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for increasing reliability, e.g. using redundant or spare channels or apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
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    • H04B1/06Receivers
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、無線受信装置及び同無線受信装置
における受信系切替制御方法に関し、等化器の内部情報
としてのアラーム予測情報をモニタ(監視)することに
より、回線が瞬断されてしまう前に受信回線の異常を予
測し、事前に回線の切替えを行なうことで回線瞬断率を
低減することを目的とする。 【構成】 それぞれ等化器3,4を有する現用受信系1
と予備用受信系2とをそなえるとともに、現用受信系1
と予備用受信系2とを切り替える切替スイッチ5をそな
えた無線受信装置において、各等化器3,4におけるア
ラーム予測情報を検出するアラーム予測情報検出手段6
と、このアラーム予測情報検出手段6で検出されたアラ
ーム予測情報に基づいて切替スイッチ5の切替状態を制
御するスイッチ切替制御手段7とをそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図12) 発明が解決しようとする課題(図12) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 (a)第1実施例の説明(図2〜図8) (b)第2実施例の説明(図9〜図11) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、現用回線から予備回線
への受信系の伝送路の切替えが可能な無線受信装置及び
かかる無線受信装置における受信系切替制御方法に関す
る。
【0003】
【従来の技術】図12は従来の無線受信装置の構成を示
すブロック図であるが、この図12に示すように、現用
回線100には、復調器200,トランスバーサルイコ
ライザ(TRV)300及び受信信号同期エラーレート
モニタ部400が設けられており、予備回線100bに
は、これらの各部分の予備用としてそれぞれ復調器20
0b,トランスバーサルイコライザ(TRV)300b
及び受信信号同期エラーレートモニタ部400bが設け
られている。
【0004】また、受信信号同期エラーレートモニタ部
400(400b)の出力側には、エラーレススイッチ
500が設けられており、さらに回線切替制御装置60
0が設けられている。ここで、復調器200(200
b)は、IF帯(中間周波数帯)の受信信号を復調して
ベースバンド帯の信号としてトランスバーサルイコライ
ザ300(300b)へ出力するものであり、トランス
バーサルイコライザ300(300b)は、復調器20
0(200b)で復調されたベースバンド帯の受信信号
を、時間領域で等化するものである。
【0005】また、受信信号同期エラーレートモニタ部
400(400b)は、トランスバーサルイコライザ3
00(300b)で等化された受信信号のエラーレート
の監視(モニタ)を行なうもので、受信信号の同期外れ
などに対して誤り訂正が施された信号がエラーレススイ
ッチ500へ出力される一方、この誤り訂正の度合(エ
ラーレート)がエラーレート監視情報として回線切替制
御装置600へ出力されるようになっている。ここで、
エラーレートの監視手法としては、パリティビットのパ
リティ係数によるエラーレートモニタや、FECなどの
誤り訂正ビットを利用したエラーレートのモニタなどが
ある。
【0006】さらに、エラーレススイッチ500は、回
線切替制御装置600からの指示に基づき、現用回線1
00と予備回線100bとの切替えを行なうものであ
り、回線切替制御装置600は、受信信号同期エラーレ
ートモニタ部400(400b)からのエラーレート監
視情報を基に、現用回線100から予備用回線100b
への伝送路の切替えが必要であるかを判定し、切替えが
必要である場合に、切替信号をエラーレススイッチ50
0へ送出することにより、現用回線100と予備用回線
100bとの切替制御を行なうものである。
【0007】このような構成により、従来の無線受信装
置では、受信信号同期エラーレートモニタ部400で、
トランスバーサルイコライザ300で等化された後の受
信信号に対してパリティビットのパリティ係数によるエ
ラーレートモニタや、FECなどの誤り訂正ビットを利
用したエラーレートのモニタが行なわれ、得られたエラ
ーレート監視情報が回線切替制御装置600へ送出され
る。
【0008】そして、回線切替制御装置600で、この
エラーレート監視情報を基に、現用回線100から予備
回線100bへの回線切替えの必要があるかどうかが判
定されるのだが、具体的には、この回線切替制御装置6
00で、受信信号同期エラーレートモニタ部400から
のビットエラーレート(BER)が、十分良い値(この
値は、通常1×10-7以下程度とされている)をとって
いるかが判定される。
【0009】この結果、ビットエラーレートが、トラン
スバーサルイコライザ300のタップ係数がオーバーフ
ローして現用回線100が切断されてしまう前兆の値
(通常、1×10-7〜1×10-3程度)を示した場合、
この回線切替制御装置600から回線切替信号がエラー
レススイッチ500へ出力され、エラーレススイッチ5
00により現用回線100から予備回線100bへの回
線切替えが行なわれる。
【0010】このようにして、従来の無線受信装置で
は、現用回線100が突然使用不可能な状態に陥って切
断されてしまう前に、現用回線100から予備回線10
0bへの回線切替えが行なわれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の無線受信装置では、近年のトランスバーサ
ルイコライザ300(300b)のタップ数の増加や、
ディシジョンフィードバックイコライザ(DFE)など
による等化器の等化能力や等化技術の向上に伴い、受信
信号のデータに、空間上で相加された選択性フェーディ
ングがある場合、トランスバーサルイコライザ300
(300b)から受信信号同期エラーレートモニタ部4
00(400b)へ入力されるデータと、復調器200
(200b)からトランスバーサルイコライザ300
(300b)に入力されるデータとは伝送品質が大きく
異なってしまっている。
【0012】従って、従来のように、トランスバーサル
イコライザ300(300b)で等化されて伝送歪みが
ある程度補償されたデータを受信信号同期エラーレート
モニタ部400(400b)で監視していると、トラン
スバーサルイコライザ300(300b)の等化能力を
越えたデータが入力されてトランスバーサルイコライザ
300(300b)のタップ係数がオーバーフローして
しまうまで回線異常の前兆が現れないことになる。
【0013】このため、受信信号のフェーディングなど
の歪みが深くなった場合、受信信号同期エラーレートモ
ニタ部400(400b)でのビットエラーレートが、
十分良い状態である値(1×10-7以下程度)から、途
中、回線異常の前兆を示す値(1×10-3〜1×10-7
程度)を示さずに突然キャリア同期が外れてしまい、回
線切替制御装置600により回線の切替えを行なう以前
に、突然、回線が瞬断されてしまうという課題がある。
【0014】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、等化器の内部情報としてのアラーム予測情報
をモニタ(監視)することにより、回線が瞬断されてし
まう前に受信回線の異常を予測し、事前に回線の切替え
を行なうことで回線瞬断率を低減できるようにした、無
線受信装置及び同無線受信装置における受信系切替制御
方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1は現用受信系、2は予
備用受信系、3,4はそれぞれ等化器であり、この図1
に示すように、現用受信系1上に等化器3が設けられ、
予備用受信系2上に等化器4が設けられている。また、
5は現用受信系1と予備用受信系2とを切り替える切替
スイッチ、6はアラーム予測情報検出手段、7はスイッ
チ切替制御手段である。
【0016】ここで、アラーム予測情報検出手段6は、
各等化器3,4におけるアラーム予測情報を検出するも
のであり、スイッチ切替制御手段7は、アラーム予測情
報検出手段6で検出されたアラーム予測情報に基づいて
切替スイッチ5の切替状態を制御するものである(請求
項1)。このため、上述のスイッチ切替制御手段7は、
切替参照情報を設定する切替参照情報設定部,比較部及
び制御部をそなえて構成され、この場合、比較部は、ア
ラーム予測情報検出手段6で検出されたアラーム予測情
報と切替参照情報設定部で設定された切替参照情報とを
比較するものであり、制御部は、この比較部での比較結
果に基づいて切替スイッチ5の切替状態を制御するもの
である(請求項2)。
【0017】さらに、上述の切替参照情報設定部は、ア
ラーム発動用切替参照情報とアラーム解除用切替参照情
報とを設定しうるように構成されるとともに、切替部を
設けて構成され、この場合、切替部は、アラーム予測情
報検出手段6で検出されたアラーム予測情報がアラーム
発動用切替参照情報を越えるまではアラーム発動用切替
参照情報を選択し、アラーム予測情報がアラーム発動用
切替参照情報を越えるとアラーム解除用切替参照情報を
設定し、アラーム予測情報がアラーム解除用切替参照情
報を下回ると再度アラーム発動用切替参照情報に切り替
えるものである(請求項3)。
【0018】このとき、上述のアラーム発動用切替参照
情報は、アラーム解除用切替参照情報以上のレベルに設
定される(請求項4)。具体的に、上述のアラーム予測
情報検出手段は、各等化器3,4におけるタップ係数を
検出するタップ係数検出手段として構成されるととも
に、スイッチ切替制御手段7を、このタップ係数検出手
段で検出されたタップ係数に基づいて切替スイッチ5の
切替状態を制御するように構成される(請求項5)。
【0019】さらに、上述のタップ係数検出手段は、等
化器3,4から得られたタップ係数を選択するセレクタ
とこのセレクタによるタップ係数の選択を制御するタッ
プ係数選択制御部とをそなえて構成されるとともに、ス
イッチ切替制御手段7を切替参照レベル設定部と、切替
参照レベル設定部と、上述のタップ係数検出手段におけ
るセレクタからの出力と切替参照レベル設定部で設定さ
れた切替参照レベルとを比較する比較部と、この比較部
での比較結果に基づいて切替スイッチ5の切替状態を制
御する制御部とをそなえて構成される。
【0020】このとき、上述のタップ係数選択制御部
は、セレクタの出力が切替参照レベルを上回ったときに
選択されているタップ係数がセレクタから出力されつづ
けるよう制御すべく構成される(請求項6)。また、上
述のアラーム予測情報検出手段は、各等化器3,4にお
ける複数のタップ係数を同時に検出するタップ係数検出
手段として構成してもよく、この場合は、スイッチ切替
制御手段7が、タップ係数検出手段で検出された複数の
タップ係数に基づいて切替スイッチ5の切替状態を制御
するように構成される(請求項7)。
【0021】さらに、上述のタップ係数検出手段は、等
化器3,4から複数のタップ係数を同時に検出すべく、
複数のセレクタと、各セレクタによるタップ係数の選択
を制御するタップ係数選択制御部とをそなえて構成して
もよく、この場合は、スイッチ切替制御手段7が、切替
参照レベル設定部と、タップ係数検出手段における各セ
レクタからの出力と切替参照レベル設定部で設定された
切替参照レベルとを比較する比較部と、この比較部での
比較結果に基づいて該切替スイッチの切替状態を制御す
る制御部とをそなえて構成される。
【0022】なお、このとき、上述のタップ係数選択制
御部は、各セレクタの出力が切替参照レベルを上回った
ときに選択されているタップ係数がこのセレクタから出
力されつづけるように制御すべく構成される(請求項
8)。具体的に、上述の切替参照情報設定部は、複数の
切替参照レベルを設定しうるように構成するとともに、
上述の比較部を、タップ係数検出手段における各セレク
タからの出力と切替参照レベル設定部で設定された所要
の切替参照レベルとを比較する複数の比較器と、これら
の各比較器の比較結果について論理積をとるアンド回路
とをそなえて構成される(請求項9)。
【0023】簡単に言えば、図1に示す無線受信装置に
おいて、各等化器3,4におけるアラーム予測情報を検
出し、このアラーム予測情報に基づいて切替スイッチ5
の切替状態を制御するようになっている(請求項1
0)。
【0024】
【作用】このような構成により、図1にて前述した本発
明の無線受信装置及び同無線受信装置における受信系切
替制御方法では、アラーム予測情報検出手段6により各
等化器3,4におけるアラーム予測情報を検出し、スイ
ッチ切替制御手段7によりアラーム予測情報検出手段で
検出されたアラーム予測情報に基づいて切替スイッチ5
の切替状態を制御することにより、現用受信系1に異常
が発生する前に、事前に現用受信系1と予備用受信系2
とを切り替えることができる(請求項1)。
【0025】このとき、スイッチ切替制御手段7では、
比較部により、アラーム予測情報検出手段6で検出され
たアラーム予測情報と切替参照情報設定部で設定された
切替参照情報とを比較し、制御部により、比較部での比
較結果に基づいて切替スイッチ5の切替状態を制御して
いる(請求項2)。さらに、上述の切替参照情報設定部
では、切替部により、アラーム予測情報検出手段6で検
出されたアラーム予測情報が、アラーム発動用切替参照
情報を越えるまでは、切替参照情報としてこのアラーム
発動用切替参照情報が選択され、アラーム予測情報がア
ラーム発動用切替参照情報を越えるとアラームが発動さ
れる。このとき同時に、切替部により、切替参照情報と
してアラーム解除用切替参照情報が設定されており、ア
ラーム発動中に、アラーム予測情報がアラーム解除用切
替参照情報を下回ると、再度、切替部により、切替参照
情報がアラーム発動用切替参照情報に切り替えられ、発
動されていたアラームが解除される(請求項3)。
【0026】なお、上述のアラーム発動用切替参照情報
は、アラーム解除用切替参照情報以上のレベルに設定さ
れる(請求項4)。具体的には、上述のアラーム予測情
報検出手段を、各等化器3,4におけるタップ係数検出
手段として構成すれば、このタップ係数検出手段により
各等化器3,4のタップ係数を検出し、スイッチ切替制
御手段7により、このタップ係数検出手段で検出された
タップ係数に基づいて切替スイッチ5の切替状態を制御
することができる(請求項5)。
【0027】さらに、上述のタップ係数検出手段を、セ
レクタとタップ係数選択制御部とで構成すれば、セレク
タにより、等化器3,4から得られたタップ係数を選択
することができ、タップ係数選択制御部により、セレク
タによるタップ係数の選択を制御することができ、同時
に、スイッチ切替制御手段7を、切替参照レベル設定
部,比較部及び制御部で構成すれば、比較部により、上
述のタップ係数検出手段におけるセレクタからの出力
と、切替参照レベル設定部で設定された切替参照レベル
とを比較することができ、この比較部での比較結果に基
づいて切替スイッチ5の切替状態を制御部により制御す
ることができる。
【0028】このとき、上述のタップ係数選択制御部に
より、セレクタの出力が切替参照レベルを上回ったとき
に選択されているタップ係数が、セレクタから出力され
つづけるよう制御される(請求項6)。また、アラーム
予測情報検出手段を、各等化器3,4における複数のタ
ップ係数を同時に検出するタップ係数検出手段として構
成すれば、スイッチ切替制御手段7により、このタップ
係数検出手段で検出された複数のタップ係数に基づいて
切替スイッチ5の切替状態を制御することができる(請
求項7)。
【0029】このため、上述のタップ係数検出手段を、
等化器3,4から複数のタップ係数を同時に検出すべ
く、複数のセレクタと、各セレクタによるタップ係数の
選択を制御するタップ係数選択制御部とをそなえて構成
すれば、スイッチ切替制御手段7により、切替参照レベ
ル設定部と、タップ係数検出手段における各セレクタか
らの出力と、切替参照レベル設定部で設定された切替参
照レベルとを比較することができ、この比較部での比較
結果に基づいて切替スイッチ5の切替状態を制御部によ
り制御して現用受信系1と予備用受信系2との回線の切
替えを行なうことができる。
【0030】なお、この場合も、タップ係数選択制御部
により、各セレクタの出力が切替参照レベルを上回った
ときに選択されているタップ係数が、このセレクタから
出力されつづけるように制御される(請求項8)。この
ため、さらに上述の切替参照情報設定部を、複数の切替
参照レベルを設定しうるように構成するとともに、上述
の比較部を、複数の比較器とアンド回路とで構成すれ
ば、これら複数の比較器により、タップ係数検出手段に
おける各セレクタからの出力と切替参照レベル設定部で
設定された所要の切替参照レベルとを比較することがで
き、これらの各比較器の比較結果についてアンド回路で
論理積をとることにより、アラーム予測情報を検出する
ことができる(請求項9)。
【0031】つまり、図1に示す無線受信装置では、各
等化器3,4におけるアラーム予測情報を検出し、この
アラーム予測情報に基づいて切替スイッチ5の切替状態
を制御することにより、事前に現用受信系1から予備用
受信系2への受信系の切替えを行なうことができる(請
求項10)。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図2は本発明の第1実施例としての無線受信装置の構成
を示すブロック図で、この図2において、9はアンテ
ナ、10−1は現用受信系、10−2は現用受信系10
−1の予備用としての予備用受信系、11はエラーレス
スイッチ、12は回線切替制御装置である。
【0033】ここで、エラーレススイッチ(切替スイッ
チ)11は、後述する回線切替制御装置12からの切替
信号を受けてその切替状態を制御することにより、受信
信号の伝送路を現用受信系10−1から予備用受信系1
0−2に切替えるものであり、回線切替制御装置12
は、後述する受信系10−1,10−2の各アラーム信
号検出部105で得られるアラーム信号に基づいてエラ
ーレススイッチ11の切替状態を切り替えるための切替
信号をエラーレススイッチ11へ出力するものである。
【0034】また、現用受信系10−1は、ダウンコン
バータ99,復調器101,トランスバーサルイコライ
ザ(TRV:等化器)102,エラー訂正部103及び
アラーム信号検出部105をそなえている。なお、予備
用受信系10−2も、現用受信系10−1がそなえてい
るものと同様のものをそれぞれそなえている。ここで、
ダウンコンバータ99は、アンテナ9で受信したRF帯
(高周波数帯)の受信信号をIF帯(中間周波数帯)の
信号に周波数変換するものであり、復調器101は、ダ
ウンコンバータ99からのIF帯の受信信号に対して復
調を施して直交する2種のベースバンド信号を得、それ
ぞれをIチャネル信号とQチャネル信号としてトランス
バーサルイコライザ102へ出力するものであり、トラ
ンスバーサルイコライザ102は、復調器101からの
I,Qチャネル信号をそれぞれ時間領域で等化して受信
信号の伝送歪みを補償するものである。なお、トランス
バーサルイコライザ102の詳細構成については後述す
る。
【0035】また、エラー訂正部103は、FECなど
の手法を用いて、トランスバーサルイコライザ102か
らの出力データ中の誤差ビット等のエラーを訂正するも
のであり、アラーム信号検出部105は、トランスバー
サルイコライザ102における複数のタップ係数を取得
し、このうちオーバーフローしそうなタップ係数(アラ
ーム予測情報)があった場合にアラーム信号を検出して
回線切替制御装置12へ出力するものである。
【0036】このような構成により、本実施例における
無線受信装置では、アンテナ9からの受信信号をトラン
スバーサルイコライザ102で等化して受信信号の伝送
歪みを補償する際、アラーム信号検出部105により、
トランスバーサルイコライザ102の複数のタップ係数
を取得し、これらのタップ係数をモニタ(監視)するこ
とにより、オーバーフローしそうなタップ係数があった
場合に、アラーム信号が回線切替制御装置12へ出力さ
れる。
【0037】そして、回線切替制御部12では、このア
ラーム信号を受信すると、トランスバーサルイコライザ
102の複数のタップ係数のいずれかがオーバーフロー
して現用受信系10−1が切断される前兆があることを
認識し、これに基づいて切替信号がエラーレススイッチ
11へ送出され、エラーレススイッチ11により、受信
信号の伝送路が、現用受信系10−1から予備用受信系
10−2へ切り替えられる。
【0038】次に、上述の動作において、トランスバー
サルイコライザ102のタップ係数からアラーム信号を
検出する動作について、以下、詳細に説明する。まず、
トランスバーサルイコライザ102は、上述のように、
復調器101からのI,Qチャネル信号をそれぞれ時間
領域で等化するため、例えば図3に示すように、シフト
レジスタ(SR)1021,1022、Iチャネル信号
又はQチャネル信号をそれぞれ時間領域で等化するトラ
ンスバーサルフィルタ(適応型の等化器)1023〜1
026で構成されている。
【0039】ここで、トランスバーサルフィルタ102
3は、自己の出力データ(So)を誤差情報(E)とし
てフィードバックさせることにより、Iチャネル信号の
入力データ(Si)の符号間干渉成分を補償するもので
あり、トランスバーサルフィルタ1024は、上述のト
ランスバーサルフィルタ1023からの誤差データ
(E)を用いて、Iチャネル信号の入力データ(Si)
の直交干渉成分を補償するものである。
【0040】一方、トランスバーサルフィルタ1025
は、トランスバーサルフィルタ1023と同様に、自己
の出力データ(So)を誤差データ(E)としてフィー
ドバックさせることにより、Qチャネル信号の入力デー
タ(Si)の符号間干渉成分を補償するものであり、ト
ランスバーサルフィルタ1026は、上述のトランスバ
ーサルフィルタ1025からの誤差データ(E)を用い
て、Iチャネル信号の入力データ(Si)の直交干渉成
分を補償するものである。
【0041】なお、各シフトレジスタ1021,102
2は、それぞれトランスバーサルフィルタ1023,1
026及びトランスバーサルフィルタ1024,102
5に入力されるデータ(極性データ:D)を一時的に記
憶して遅延させて各トランスバーサルフィルタ1023
〜1026での動作タイミングを一致させるものであ
る。
【0042】そして、例えばトランスバーサルフィルタ
1023は、図4に示すように、フリップフロップ回路
(T)1031〜1038,1051〜1058及びア
キュムレータ回路(ACC)1041〜1049で構成
されており、各アキュムレータ回路1041〜1049
は、図5に示すように、それぞれ1つのフリップフロッ
プ回路(T)1050を有し、このフリップフロップ回
路1050の出力をフィードバックして入力と加算する
ように構成されている。
【0043】ここで、フリップフロップ回路1031〜
1038は、それぞれI又はQチャネル信号の入力デー
タ(Si)を1クロック(1CLK)分ずつ遅延させる
ものであり、フリップフロップ回路1051〜1058
は、誤差信号データ(E)を1クロック分ずつ遅延させ
るものである。アキュムレータ1041〜1049は、
極性データ(D)と誤差データ(E)とを乗算したデー
タに自己の出力を加算してその一部を、それぞれタップ
係数a1〜i1として出力するものである。
【0044】そして、上述のごとく構成されたトランス
バーサルフィルタ1023では、各タップ係数a1〜i
1と入力データ(Si)とを乗算したデータを順次加算
したデータが受信信号として出力される一方、各タップ
係数a1〜i1がアラーム信号検出部105(図2参
照)へ出力される。なお、各トランスバーサルフィルタ
1024〜1026も上述のトランスバーサルフィルタ
1023のと同様の構成であり、それぞれタップ係数a
2〜i2,a3〜i3,a4〜i4がアラーム信号検出
部105へ出力されるようになっている。
【0045】そして、アラーム信号検出部105は、ト
ランスバーサルイコライザ102からの各タップ係数a
1〜i1,a2〜i2,a3〜i3,a4〜i4からそ
れぞれアラーム信号を得るため、図6に示すように、4
つの回路部51〜54で構成されており、各回路部51
〜54には、タップモニタ回路511〜514,タップ
係数比較回路521〜524が設けられている。
【0046】ここで、各タップモニタ回路(アラーム予
測情報検出手段としてのタップ係数検出手段)511〜
514は、各トランスバーサルフィルタ1023〜10
24における各タップ係数a1〜i1,a2〜i2,a
3〜i3,a4〜i4を検出するものであり、各タップ
係数比較回路(スイッチ切替制御手段)521〜524
は、各タップモニタ回路511〜514で検出されたこ
れらのタップ係数a1〜i1,a2〜i2,a3〜i
3,a4〜i4に基づいてエラーレススイッチ11の切
替状態を制御するためのアラーム信号を検出するもので
ある。なお、55はORゲートであり、各回路部51〜
54のいずれかで1つでもアラーム信号が検出された場
合に、アラーム信号が出力されるようになっている。
【0047】このため、図7に示すように、例えば回路
部51のタップモニタ回路511は、セレクタ(SE
L)5111〜5113及びタップ係数選択制御部51
20で構成され、タップ係数比較回路521は、コンパ
レータ(比較器)5211〜5213,ANDゲート
(アンド回路)5214及び参照信号設定部(切替参照
情報設定部)5215で構成される。また、さらにタッ
プ係数選択制御部5120は、9進のカウンタ511
6,デコーダ5117,フリップフロップ回路(T)5
118,5119で構成され、参照信号設定部5215
は、セレクタ5216,5217で構成される。
【0048】ここで、各セレクタ5111〜5113
は、タップ係数選択制御部5116からの制御信号によ
り、タップ係数a1〜i1のうち、それぞれ異なる1つ
のタップ係数を選択して出力するものであり、タップ係
数選択制御部5120は、カウンタ5116の出力信号
をデコーダ5117で選択しフリップフロップ回路51
18,5119で1クロック(1CLK)ずつ遅延させ
た3つの信号をそれぞれ各セレクタ5111〜5113
へ出力することにより、各セレクタ5111〜5113
で、それぞれ異なるタップ係数が連続的に選択されるよ
う制御するものである。
【0049】また、参照信号設定部5215を構成する
各セレクタ5216,5217は、アラーム発動用参照
信号(アラーム発動用切替参照情報)A1,A2、又は
アラーム解除用参照信号(アラーム解除用切替参照情
報)B1,B2をコンパレータ5211〜5213へ出
力するものである。このとき、アラーム発動用参照信号
A1,A2は、これ以上タップ係数が増大するとトラン
スバーサルイコライザ102がオーバーフローしてしま
う信号レベルよりも低いある所定のレベルの信号に設定
され、アラーム解除用参照信号B1,B2は、アラーム
信号が出力されているときに、タップ係数がオーバーフ
ローしそうにない信号レベルまで低下したときアラーム
信号の出力を解除するようアラーム発動用参照信号A
1,A2以下のレベルの信号に設定される。
【0050】つまり、各セレクタ5216,5217
は、タップモニタ回路511で得られたタップ係数(a
1〜i1,a2〜i2,a3〜i3,a4〜i4のいず
れか)の信号レベルがアラーム発動用参照信号A1の信
号レベルを越えるまでは、各コンパレータ5211〜5
213へ出力する参照信号としてこのアラーム発動用参
照信号A1(A2)を選択し、タップ係数の信号レベル
がアラーム発動用参照信号A1(A2)を越えると、各
コンパレータ5211〜5213へ出力する参照信号と
してアラーム解除用参照信号B1(B2)を設定し、タ
ップ係数がアラーム解除用参照信号B1(B2)を下回
ると再度、各コンパレータ5211〜5213へ出力す
る参照信号としてアラーム発動用参照信号A1を選択す
るよう切り替えるようになっている。
【0051】なお、この場合、アラーム発動用参照信号
A1,A2及びアラーム解除用参照信号B1,B2の大
小関係は、|B1|<|A1|,|B2|<|A2|,
|A1|<|A2|,|B1|<|B2|と表せる。さ
らに、3つのコンパレータ5211〜5213のうち、
2つのコンパレータ5211,5213は、各セレクタ
5111,5113で選択されたタップ係数(例えば、
a1,c1)の出力と、参照信号設定部5215のセレ
クタ5216からのアラーム発動用参照信号A1又はア
ラーム解除用参照信号B1とをそれぞれ比較するもので
あり、もう1つのコンパレータ5212は、セレクタ5
112で選択されたタップ係数(例えば、b1)の出力
と、参照信号設定部5215のセレクタ5217からの
アラーム発動用参照信号A2又はアラーム解除用参照信
号B2とを比較するものである。そして、これらの各5
211〜5213は、それぞれ比較した信号のうち信号
レベルの高い方を選択的にANDゲート5214へ出力
するようになっている。
【0052】ANDゲート5214は、各コンパレータ
5211〜5213での比較結果に基づいてエラーレス
スイッチ11(図2参照)の切替状態を制御するための
アラーム信号を回線切替制御装置12(図2参照)へ出
力するもので、具体的には、各コンパレータ5211〜
5213からの3つの出力の論理積をとり、3つの出力
のうち1つでも各セレクタ5216,5217のアラー
ム発動用参照信号A1又はA2より高いレベルの信号が
あれば、アラーム(ALM)信号を出力し、その後、3
つの出力が全てアラーム解除用参照信号B1又はB2よ
りも低いレベルになればアラーム信号の出力を解除する
ものである。
【0053】上述のごとく構成されたアラーム信号検出
部105では、まず、トランスバーサルイコライザ10
2で得られたタップ係数a1〜h1が各セレクタ511
1〜5113に入力され、セレクタ5111では、タッ
プ係数選択制御部5120から連続的に出力される9進
のカウンタ5116の制御信号(0→1→2→・・・→
8)により、タップ係数が、例えばa1→b1→・・・
→h1の順に1つずつ選択され、順次、コンパレータ5
211へ出力される。
【0054】セレクタ5112では、カウンタ5116
からの制御信号をフリップフロップ回路5118で1ク
ロック遅延させた信号(1→2→・・・→8→0)がタ
ップ係数選択制御部5120から順に入力されることに
より、b1→c1→・・・→h1→a1の順にタップ係
数が1つずつ選択されコンパレータ5212へ出力され
る。
【0055】セレクタ5113では、カウンタ5116
からの制御信号をフリップフロップ回路5118でさら
に1クロック遅延させた信号(2→3→・・・→8→
1)がタップ係数選択制御部5120から入力されるこ
とにより、c1→d1→・・・→h1→a1→b1の順
にタップ係数が1つずつ選択されてコンパレータ521
3へ出力される。
【0056】従って、最初の段階で各コンパレータ52
11〜5213に入力されるタップ係数は、それぞれa
1,b1,c1となる。そして、各コンパレータ521
1〜5213では、各タップ係数a1,b1,c1の各
信号レベルと、参照信号設定部5215のセレクタ52
16又は5217で設定されているアラーム発動用参照
信号A1又はA2とが比較され、レベルの高い方の信号
がそれぞれANDゲート5214へ出力される。
【0057】ANDゲート5214では、これらの各コ
ンパレータ5211〜5213からの3つの信号の論理
積がとられ、連続する3つのタップ係数a1,b1,c
1のうち1つでもセレクタ5216,5217で設定さ
れている参照信号の信号レベルA1又はA2以上の信号
レベルをもつタップ係数があると、アラーム信号(AL
M)が回線切替制御装置12へ出力される。
【0058】このとき、同時にこのアラーム信号を、タ
ップ係数選択制御部5120のカウンタ5116及び参
照信号設定部5215の各セレクタ5216,5217
へフィードバックすることにより、カウンタ5116の
動作(カウント)が停止し、各セレクタ5216,52
17の出力が参照信号の信号レベルA1又はA2(切替
参照信号レベル)を上回ったときに選択されているタッ
プ係数(a1,b1,c1)が各セレクタ5111〜5
113から出力されつづけるように制御される。
【0059】以降、各セレクタ5111〜5113で選
択されるタップ係数が、(b1,c1,d1),(c
1,d1,e1)・・・の場合も同様にして、連続する
3つのタップ係数のうち1つでも参照信号設定部521
5の各セレクタ5216,5217で設定されている参
照信号の信号レベルA1又はA2以上の信号レベルをも
つタップ係数があると、アラーム信号が回線切替制御装
置12へ出力される。なお、このようにアラーム信号が
出力された後は、各セレクタ5216,5217からは
それぞれアラーム解除用参照信号B1,B2が選択され
て出力されるよう設定しておく。
【0060】そして、回線切替制御装置12では、この
アラーム信号を受信すると、これに基づいてエラーレス
スイッチ11を制御するための切替信号を出力すること
により、トランスバーサルイコライザ102の各タップ
係数a1〜i1のいずれかがオーバーフローしてしまい
現用受信系10−1が切断状態に陥ってしまう前に、事
前に現用受信系10−1から予備用受信系10−2〜1
0−Nのいずれかに伝送路の切替えが行なわれる。
【0061】そして、上述のようにアラーム信号が回線
切替制御装置12へ出力された後は、各セレクタ511
1〜5113の出力(つまり、タップ係数)がアラーム
発動用参照信号A1又はA2を上回ったときに選択され
た各タップ係数a1,b1,c1が、それぞれセレクタ
5111〜5113から出力されつづけているので、こ
れらの各タップ係数a1,b1,c1が、各コンパレー
タ5211〜5213でアラーム解除用参照信号B1又
はB2と比較され、各タップ係数a1,b1,c1の信
号レベルが全てアラーム解除用参照信号B1又はB2の
信号レベルよりも低いレベルになれば(つまり、タップ
係数の信号レベルがオーバーフローしそうにない信号レ
ベルまで低下すれば)、ANDゲート5214からアラ
ーム信号が出力されず、アラーム信号の出力が解除され
る。
【0062】そして、このとき、参照信号設定部521
5では、各コンパレータ5211〜5213へ出力する
参照信号として、再度、アラーム発動用参照信号A1又
はA2が選択されるよう設定しておき、その後、再びア
ラーム発動用参照信号A1又はA2よりも高い信号レベ
ルをもつタップ係数があると、上述のようにアラーム信
号が回線切替制御装置12へ出力される。
【0063】図8は上述の動作についてコンパレータ5
211を例にとってタイムチャートに示したものであ
り、この図8に示すように、カウンタ5116のカウン
タ値が“2”、すなわち、タップモニタ回路511にお
けるセレクタ5111で選択されているタップ係数がc
1のときに、このタップ係数c1の信号レベルが、セレ
クタ5217からのアラーム発動用参照信号A1を越え
ると、アラーム信号(ALM)がHighレベルとな
り、アラーム信号が出力される。そして、このアラーム
信号がカウンタ5116と参照信号設定部5215のセ
レクタ5217へフィードバックさせることにより、カ
ウンタ5116のカウント動作が停止しセレクタ521
7からの参照信号としてアラーム解除用参照信号B1が
設定される。
【0064】そして、その後は、上述のようにアラーム
発動用参照信号A1を上回ったときに選択されたタップ
係数c1が、それぞれセレクタ5111からコンパレー
タ5211へ出力されつづけ、タップ係数c1がアラー
ム解除用参照信号B1を下回ると、カウンタ5116で
のカウントが再開されコンパレータ5211へ出力され
る参照信号としてアラーム発動用参照信号A1が選択さ
れるとともに、アラーム信号がLowレベルとなり、ア
ラーム信号の出力が解除される。
【0065】以上のように、本実施例における無線受信
装置によれば、トランスバーサルイコライザ(等化器)
102のタップ係数からアラーム信号(アラーム予測情
報)を検出し、このアラーム信号に基づいてエラーレス
スイッチ(切替スイッチ)11の切替状態を制御するこ
とにより、現用受信系10−1が突然切断されてしまう
前に、事前に現用受信系10−1と予備用受信系10−
2とを切り替えることができ、これにより、高性能なト
ランスバーサルイコライザ102を使用した場合でも、
回線(受信系)の瞬断率を大幅に低減できる利点があ
る。
【0066】なお、本実施例では、トランスバーサルイ
コライザ102のタップ係数(アラーム予測情報)を検
出して、このタップ係数に基づいてアラーム信号を得、
現用受信系10−1と予備用受信系10−2との切替え
を行なっているが、タップ係数を検出できれば他の等化
器、例えば、ディシジョンフィードバックイコライザ
(DFE)などを用いてタップ係数を検出するようにし
てもよい。また、タップ係数が検出できない等化器の場
合でも、タップ係数のようなアラーム予測情報が検出で
きれば、このアラーム予測情報からアラーム信号を検出
し、このアラーム信号に基づいて受信系の伝送路の切替
えを行なうことができる。
【0067】(b)第2実施例の説明 上述の第1実施例に無線受信装置では、図6に示したよ
うに、本発明の要部であるアラーム信号検出部105
を、タップモニタ回路511〜514及びタップ係数比
較回路521〜524からなる4つの回路部51〜54
で構成しているが、この第2実施例においては、アラー
ム信号検出部105が、図9に示すように、それぞれ1
つのタップモニタ回路(タップ係数検出手段)515及
びタップ係数比較回路(スイッチ切替制御手段)525
からなるアラーム信号検出部106として構成されてい
る。なお、トランスバーサルイコライザ(TRV)10
2は、第1実施例にて前述したものと同様のものであ
り、その構成も図3〜5にて前述したものと同様であ
る。
【0068】そして、この場合は、図10に示すよう
に、タップモニタ回路515が、セレクタ(SEL)5
151とタップ係数選択制御部5152とで構成され、
タップ係数比較回路525が、コンパレータ(比較部)
5251とセレクタ(切替参照情報設定部)とで構成さ
れる。ここで、セレクタ5151は、第1実施例と同様
にしてトランスバーサルイコライザ102から得られた
タップ係数(アラーム予測情報)a1〜i1,a2〜i
2,a3〜i3,a4〜i4を、後述するタップ係数選
択制御部5152からの制御信号により、1つずつ選択
してタップ係数比較回路525のコンパレータ5251
へ出力するものであり、タップ係数選択制御部5152
は、上述のようなセレクタ5151によるタップ係数の
選択を制御する制御信号をセレクタ5151へ出力する
ものである。
【0069】このため、タップ係数選択制御部5152
は、36進のカウンタ5153とデコーダ5154とで
構成される。ここで、カウンタ5153は、外部からの
クロック(CLK)を受けて“0〜35”のカウント値
を順に出力するものであり、デコーダ5154は、カウ
ンタ5153からのカウント値を、順次選択してセレク
タ5151へ出力するものである。
【0070】また、コンパレータ5251は、タップモ
ニタ回路515におけるセレクタ5151からの出力
(タップ係数)と、後述するセレクタ5252で設定さ
れたアラーム発動用参照信号(アラーム発動用切替参照
情報)A3又はアラーム解除用参照信号(アラーム解除
用切替参照情報)B3とを比較するものである。セレク
タ5252は、タップモニタ回路515で検出されたタ
ップ係数(a1〜i1,a2〜i2,a3〜i3,a4
〜i4のいずれか)の信号レベルがアラーム発動用参照
信号A3の信号レベルを越えるまでは、コンパレータ5
251へ出力する参照信号としてこのアラーム発動用参
照信号A3を選択し、タップ係数の信号レベルがアラー
ム発動用参照信号A3を越えると、コンパレータ525
1へ出力する参照信号としてアラーム解除用参照信号B
3を設定し、タップ係数がアラーム解除用参照信号B3
を下回ると再度、コンパレータ5251へ出力する参照
信号としてアラーム発動用参照信号A3を選択するよう
切り替えるものである。
【0071】上述のごとく構成された本実施例のタップ
モニタ回路515及びタップ係数比較回路525では、
まず、トランスバーサルイコライザ102で得られたタ
ップ係数a1〜i1,a2〜i2,a3〜i3,a4〜
i4が、タップモニタ回路515のセレクタ5151に
入力されると、タップ係数選択制御部5152のデコー
ダ5152で選択されたカウンタ5153のカウント値
に応じて、セレクタ5151によりタップ係数が1つず
つ順に選択されてタップ係数比較部525のコンパレー
タ5251へ出力される。なお、図11はこの動作の様
子を、第1実施例と同様に、タイムチャートで示したも
のである。
【0072】そして、コンパレータ5251では、タッ
プモニタ回路515のセレクタ5151で選択(検出)
されたタップ係数(a1〜i1,a2〜i2,a3〜i
3,a4〜i4のいずれか)と、セレクタ5252で設
定されたアラーム発動用参照信号A3又はアラーム解除
用参照信号(アラーム解除用切替参照情報)B3とが比
較される。
【0073】その結果、タップ係数の信号レベルがアラ
ーム発動用参照信号A3を越えていれば、コンパレータ
5251へ出力する参照信号としてアラーム解除用参照
信号B3がセレクタ5252で設定されるとともに、ア
ラーム信号(ALM)が、第1実施例と同様に、回線切
替制御装置12(図2参照)へ出力され、このアラーム
信号に基づいて現用受信系10−1から予備用受信系1
0−2への伝送路の切替えが行なわれる。
【0074】そして、その後、タップ係数がアラーム解
除用参照信号B3を下回ると、再度、コンパレータ52
51へ出力する参照信号としてアラーム発動用参照信号
A3がセレクタ5252で選択され、再びタップ係数
が、このアラーム発動用参照信号A3を越えると、上述
と同様に、アラーム信号が回線切替制御装置12へ出力
され、受信系の伝送路の切替えが行なわれる。
【0075】このように、本実施例における無線受信装
置でも、トランスバーサルイコライザ(等化器)102
のタップ係数(アラーム予測情報)からアラーム信号を
検出し、このアラーム信号に基づいてエラーレススイッ
チ(切替スイッチ)11の切替状態を制御することがで
きるので、第1実施例と同様の利点がある。なお、本実
施例でも、タップ係数を検出できれば他の等化器、例え
ば、ディシジョンフィードバックイコライザ(DFE)
などをトランスバーサルイコライザ(等化器)102の
代わりに用いてタップ係数を検出するようにしてもよ
い。また、タップ係数が検出できない等化器の場合で
も、上述のタップ係数のようなアラーム予測情報が検出
できれば、このアラーム予測情報からアラーム信号を検
出し、このアラーム信号に基づいて受信系の伝送路の切
替えを行なうことができる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の無線受信
装置によれば、それぞれ等化器を有する現用受信系と予
備用受信系とをそなえるとともに、現用受信系と予備用
受信系とを切り替える切替スイッチをそなえた無線受信
装置において、各等化器におけるアラーム予測情報を検
出し、このアラーム予測情報に基づいて切替スイッチの
切替状態を制御することにより、現用受信系が突然切断
されてしまう前に、事前にこれを予測して現用受信系と
予備用受信系とを切り替えることができ、これにより、
高性能な等化器を使用した場合でも、受信系の瞬断率を
大幅に低減できる利点がある(請求項1)。
【0077】また、このとき、スイッチ切替制御手段で
は、比較部により、アラーム予測情報検出手段で検出さ
れたアラーム予測情報と切替参照情報設定部で設定され
た切替参照情報とを比較し、制御部により、比較部での
比較結果に基づいて切替スイッチの切替状態を制御する
ことができるので、簡素な構成で確実に切替スイッチの
切替状態を制御することができる(請求項2)。
【0078】さらに、上述の切替参照情報設定部では、
切替部により、アラーム予測情報検出手段で検出された
アラーム予測情報が、アラーム発動用切替参照情報を越
えるまでは、切替参照情報としてこのアラーム発動用切
替参照情報が選択され、アラーム予測情報がアラーム発
動用切替参照情報を越えるとアラームが発動され、この
とき同時に、切替部により、切替参照情報としてアラー
ム解除用切替参照情報が設定され、アラーム発動中に、
アラーム予測情報がアラーム解除用切替参照情報を下回
ると、再度、切替部により、切替参照情報がアラーム発
動用切替参照情報に切り替えられ、発動されていたアラ
ームが解除されるので、現用受信系と予備用受信系とを
より確実に切り替えることができる(請求項3)。
【0079】なお、このとき上述のアラーム発動用切替
参照情報を、アラーム解除用切替参照情報以上のレベル
に設定することにより、現用受信系と予備用受信系との
切替えの際のハンチングを効果的に防止できる(請求項
4)。また、本発明の無線受信装置によれば、上述のア
ラーム予測情報検出手段を、各等化器におけるタップ係
数検出手段として構成すれば、このタップ係数検出手段
により、アラーム予測情報としての各等化器のタップ係
数を容易に検出することができるとともに、より正確な
アラーム予測情報が得られる(請求項5)。
【0080】このとき、上述のタップ係数検出手段を、
セレクタとタップ係数選択制御部とで構成すれば、セレ
クタにより、等化器から得られたタップ係数を選択する
ことができ、タップ係数選択制御部により、セレクタに
よるタップ係数の選択を制御することができ、同時に、
スイッチ切替制御手段を、切替参照レベル設定部,比較
部及び制御部で構成すれば、比較部により、上述のタッ
プ係数検出手段におけるセレクタからの出力と、切替参
照レベル設定部で設定された切替参照レベルとを比較す
ることができ、この比較部での比較結果に基づいて切替
スイッチの切替状態を制御部により制御することができ
るので、より簡素な構成で確実に現用受信系と予備用受
信系との切替えを行なうことができる(請求項6)。
【0081】また、本発明の無線受信装置によれば、ア
ラーム予測情報検出手段を、各等化器における複数のタ
ップ係数を同時に検出するタップ係数検出手段として構
成すれば、さらに正確なアラーム予測情報が得られる
(請求項7)。そして、この場合も、上述のタップ係数
検出手段を、等化器から複数のタップ係数を同時に検出
すべく、複数のセレクタと、各セレクタによるタップ係
数の選択を制御するタップ係数選択制御部とをそなえて
構成すれば、スイッチ切替制御手段により、切替参照レ
ベル設定部と、タップ係数検出手段における各セレクタ
からの出力と、切替参照レベル設定部で設定された切替
参照レベルとを比較することができ、この比較部での比
較結果に基づいて切替スイッチの切替状態を制御部によ
り制御することができるので、簡素な構成で、確実に現
用受信系と予備用受信系との回線の切替えを行なうこと
ができる(請求項8)。
【0082】また、上述の切替参照情報設定部を、複数
の切替参照レベルを設定しうるように構成するととも
に、上述の比較部を、複数の比較器とアンド回路とで構
成すれば、これら複数の比較器により、タップ係数検出
手段における各セレクタからの出力と切替参照レベル設
定部で設定された所要の切替参照レベルとを比較するこ
とができ、これらの各比較器の比較結果についてアンド
回路で論理積をとることにより、アラーム予測情報を検
出することができるので、簡素な構成で、極めて容易に
本発明の無線受信装置を実現できる(請求項9)。
【0083】そして、本発明の無線受信装置における受
信系切替制御方法によれば、各等化器におけるアラーム
予測情報を検出し、このアラーム予測情報に基づいて切
替スイッチの切替状態を制御することにより、事前に現
用受信系から予備用受信系への受信系の切替えを行なう
ことができ、これにより、高性能な等化器を使用した場
合でも、受信系の瞬断率を大幅に低減できる利点がある
(請求項10)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例としての無線受信装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例におけるトランスバーサルイコライ
ザの構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施例におけるトランスバーサルフィルタ
の構成を示すブロック図である。
【図5】第1実施例におけるアキュムレータ回路の構成
を示すブロック図である。
【図6】第1実施例におけるアラーム信号検出部の構成
を示すブロック図である。
【図7】第1実施例におけるタップモニタ回路及びタッ
プ係数比較回路の構成を示すブロック図である。
【図8】第1実施例におけるタップモニタ回路及びタッ
プ係数比較回路での動作を説明するためのタイムチャー
トである。
【図9】本発明の第2実施例としての無線受信装置にお
ける要部の構成を示すブロック図である。
【図10】第2実施例におけるタップモニタ回路及びタ
ップ比較回路の構成を示すブロック図である。
【図11】第2実施例におけるタップモニタ回路及びタ
ップ比較回路での動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図12】従来の無線受信装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1,10−1 現用受信系 2,10−2 予備用受信系 3,4 等化器 5 切替スイッチ 6 アラーム予測情報検出手段 7 スイッチ切替制御手段 9 アンテナ 11 エラーレススイッチ 12,600 回線切替制御装置 51〜54 回路部 55 ORゲート 99 ダウンコンバータ 100 現用回線 100b 予備回線 101 復調器 102 トランスバーサルイコライザ(TRV) 103 エラー訂正部 105,106 アラーム信号検出部 200,200b 復調器 300,300b トランスバーサルイコライザ(TR
V:等化器) 400,400b 受信信号同期エラーレートモニタ部 500 エラーレススイッチ 511,515 タップモニタ回路(アラーム予測情報
検出手段としてのタップ係数検出手段) 521,525 タップ係数比較回路(スイッチ切替制
御手段) 1021,1022 シフトレジスタ(SR) 1023〜1026 トランスバーサルフィルタ 1031〜1038,1050〜1058,5118,
5119 フリップフロップ回路(T) 1041〜1049 アキュムレータ回路(ACC) 5111〜5113,5151,5216,5217
セレクタ(SEL) 5120,5152 タップ係数選択制御部 5211〜5213,5251 コンパレータ(比較
器,比較部) 5214 ANDゲート(アンド回路) 5215 参照信号設定部(切替参照情報設定部) 5216 カウンタ 5154,5217 デコーダ 5252 セレクタ(切替参照情報設定部) 5153 カウンタ(36進)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ等化器を有する現用受信系と予
    備用受信系とをそなえるとともに、該現用受信系と該予
    備用受信系とを切り替える切替スイッチをそなえた無線
    受信装置において、 各等化器におけるアラーム予測情報を検出するアラーム
    予測情報検出手段と、 該アラーム予測情報検出手段で検出された該アラーム予
    測情報に基づいて該切替スイッチの切替状態を制御する
    スイッチ切替制御手段とをそなえて構成されたことを特
    徴とする、無線受信装置。
  2. 【請求項2】 該スイッチ切替制御手段が、切替参照情
    報設定部と、該アラーム予測情報検出手段で検出された
    該アラーム予測情報と該切替参照情報設定部で設定され
    た切替参照情報とを比較する比較部と、該比較部での比
    較結果に基づいて該切替スイッチの切替状態を制御する
    制御部とをそなえて構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の無線受信装置。
  3. 【請求項3】 該切替参照情報設定部が、アラーム発動
    用切替参照情報とアラーム解除用切替参照情報とを設定
    しうるように構成されるとともに、 該アラーム予測情報検出手段で検出された該アラーム予
    測情報が該アラーム発動用切替参照情報を越えるまでは
    該アラーム発動用切替参照情報を選択し、該アラーム予
    測情報が該アラーム発動用切替参照情報を越えると該ア
    ラーム解除用切替参照情報を設定し、該アラーム予測情
    報が該アラーム解除用切替参照情報を下回ると再度該ア
    ラーム発動用切替参照情報に切り替える切替部が、該切
    替参照情報設定部に設けられていることを特徴とする請
    求項2記載の無線受信装置。
  4. 【請求項4】 該アラーム発動用切替参照情報は該アラ
    ーム解除用切替参照情報以上のレベルに設定されている
    ことを特徴とする請求項3記載の無線受信装置。
  5. 【請求項5】 該アラーム予測情報検出手段が、各等化
    器におけるタップ係数を検出するタップ係数検出手段と
    して構成されるとともに、 該スイッチ切替制御手段が、該タップ係数検出手段で検
    出された該タップ係数に基づいて該切替スイッチの切替
    状態を制御するように構成されたことを特徴とする請求
    項1記載の無線受信装置。
  6. 【請求項6】 該タップ係数検出手段が、該等化器から
    得られた該タップ係数を選択するセレクタと、該セレク
    タによる該タップ係数の選択を制御するタップ係数選択
    制御部とをそなえて構成されるとともに、 該スイッチ切替制御手段が、切替参照レベル設定部と、
    該タップ係数検出手段における該セレクタからの出力と
    該切替参照レベル設定部で設定された切替参照レベルと
    を比較する比較部と、該比較部での比較結果に基づいて
    該切替スイッチの切替状態を制御する制御部とをそなえ
    て構成され、 且つ、該セレクタの出力が該切替参照レベルを上回った
    ときに選択されている該タップ係数が該セレクタから出
    力されつづけるように制御すべく、該タップ係数選択制
    御部が構成されていることを特徴とする請求項5記載の
    無線受信装置。
  7. 【請求項7】 該アラーム予測情報検出手段が、各等化
    器における複数のタップ係数を同時に検出するタップ係
    数検出手段として構成されるとともに、 該スイッチ切替制御手段が、該タップ係数検出手段で検
    出された該複数のタップ係数に基づいて該切替スイッチ
    の切替状態を制御するように構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の無線受信装置。
  8. 【請求項8】 該タップ係数検出手段が、該等化器から
    複数のタップ係数を同時に検出すべく、複数のセレクタ
    と、各セレクタによる該タップ係数の選択を制御するタ
    ップ係数選択制御部とをそなえて構成されるとともに、 該スイッチ切替制御手段が、切替参照レベル設定部と、
    該タップ係数検出手段における各セレクタからの出力と
    該切替参照レベル設定部で設定された切替参照レベルと
    を比較する比較部と、該比較部での比較結果に基づいて
    該切替スイッチの切替状態を制御する制御部とをそなえ
    て構成され、 且つ、各セレクタの出力が該切替参照レベルを上回った
    ときに選択されている該タップ係数が該セレクタから出
    力されつづけるように制御すべく、該タップ係数選択制
    御部が構成されていることを特徴とする請求項7記載の
    無線受信装置。
  9. 【請求項9】 該切替参照情報設定部が複数の切替参照
    レベルを設定しうるように構成されるとともに、 該比較部が、該タップ係数検出手段における各セレクタ
    からの出力と該切替参照レベル設定部で設定された所要
    の切替参照レベルとを比較する複数の比較器と、 各比較器の比較結果について論理積をとるアンド回路と
    をそなえて構成されたことをことを特徴とする請求項8
    記載の無線受信装置。
  10. 【請求項10】 それぞれ等化器を有する現用受信系と
    予備用受信系とをそなえるとともに、該現用受信系と予
    備用受信系とを切り替える切替スイッチをそなえた無線
    受信装置において、 各等化器におけるアラーム予測情報を検出し、このアラ
    ーム予測情報に基づいて該切替スイッチの切替状態を制
    御することを特徴とする、無線受信装置における受信系
    切替制御方法。
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