JPH08160484A - 像振れ補正装置 - Google Patents

像振れ補正装置

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JPH08160484A
JPH08160484A JP30093194A JP30093194A JPH08160484A JP H08160484 A JPH08160484 A JP H08160484A JP 30093194 A JP30093194 A JP 30093194A JP 30093194 A JP30093194 A JP 30093194A JP H08160484 A JPH08160484 A JP H08160484A
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blur correction
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Yasushi Sakagami
泰志 坂上
Tadao Kai
糾夫 甲斐
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Nikon Corp
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    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光軸方向の長さを長くすることなく、設計の
自由度が制限されることなく、低周波数領域のカメラ振
れも防止することを可能とする。 【構成】 バランサ部材13の慣性により、カメラ本体
1の振動が補正光学系3に伝達されないようにして、像
振れを補正する像振れ補正装置であって、揺動機構部
は、カメラ本体1に一端が回動自在に支持され、補正光
学系3に他端が係合した第1の回動部材8と、カメラ本
体1に回動自在に支持され、一端が第1の回動部材8上
に係合し、他端にバランサ部材13が取り付けられた第
2の回動部材11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等の光学装置の
振動に起因する像振れを補正する像振れ補正装置に関
し、特に、慣性振り子形式の像振れ補正装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の慣性振り子形式の像振れ
補正装置の一部をモデル化して示した模式図である。従
来の像振れ補正装置は、補正レンズ群(3)の揺動中心
と、カウンターバランサ(13)の揺動中心とが同一で
あり、揺動中心に対して、補正レンズ群(3)とカウン
ターバランサ(13)とが反対側に設けられている。こ
の像振れ補正装置は、カウンターバランサ(13)、補
正レンズ群(3)などの慣性がローパスフィルタの働き
をすることにより、カメラ本体(1)の振動が補正レン
ズ群(3)へ伝達されにくくするようにして、像振れ補
正が行われる。
【0003】すなわち、補正レンズ群(3)は、図3に
示すように、O点を中心として、半径Lmの位置に取り付
けられており、カウンターバランサ(13)は、補正レ
ンズ群(3)と釣り合うように、その反対側に設けられ
ている。また、ばねダンパー系(14)は、バネ等の弾
性部材(14−1)とダンパ等の粘性部材(14−2)
とから構成され、回転中心Oから距離Lkcのところに取
り付けられている。図3において、斜線で示した部分
は、カメラ本体(1)の部分である。
【0004】この像振れ補正装置においては、カメラ本
体(1)の振動は、補正レンズ群(3)に伝り難くな
り、補正レンズ群(3)が、慣性によりカメラ本体
(1)が移動する前の状態の位置を保ち続けることによ
って、像振れ補正が行われるようになっている。
【0005】ここで、カメラ本体1を振動させたときの
補正レンズ群(3)の動作をみるために、変位励振によ
る強制振動の系としてその振動特性を求めることにす
る。 I0 :補正系の全慣性モーメント θn :カメラ本体(1)の振れ角 θ :補正レンズ群(3)の振れ角 とし、カメラ本体(1)がθn =θ0 sin(ωt)で
振動したとすると、運動方程式は、 I0d2θ/dt2+cLkc 2dθ/dt +kLkc 2 θ=cLkc 2n /dt
+kLkc 2 θn となる。また、この振動系の固有角振動数は、 ωn = Lkc(k/I01/2 である。
【0006】図4は、図3の像振れ補正装置を強制振動
させた場合の特性図である。図4の縦軸は、カメラ本体
(1)に振動を与えたときの補正レンズ群(3)への振
動の伝達率Mを示しており、補正レンズ群(3)の振幅
/カメラ本体(1)の振幅の値を[dB]で表したもの
である。横軸は、振動数比であり、図3の振動系の固有
角振動数(ωn )に対するカメラ本体(1)の角振動数
の比(ω/ωn )を示す値である。この伝達率Mの値が
−20[dB]以下である場合には、カメラ本体(1)
の振動による補正レンズ群(3)の変位は少なく、図3
の像振れ補正装置は、有効な像振れ補正が行えることに
なる。
【0007】手持ち撮影時のカメラ振れは、約1[Hz]
〜15[Hz]の周波数帯域内の振動がほとんどである。
像振れ補正装置は、図4からわかるように、カメラの低
周波領域の振れに対応させるためには、この振動系の固
有振動数を十分低く設定する必要がある。ここで、固有
振動数を低くするためには、(1) 補正レンズ群(3)
の慣性モーメントを大きくする、(2) 弾性部材のばね
定数を小さくする、ようにすればよい。(1) の場合に、 (慣性モーメント)=(質量)×(回転半径)2 であるので、二乗で効く回転半径を長くするのが有利で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の像振れ
補正装置では、低周波数領域のカメラ振れにも対応させ
たい場合には、補正レンズ群(3)の固有振動数を低
く、補正レンズ群(3)の慣性モーメントを大きくすれ
ばよい。しかし、そのためには、補正レンズ群(3)の
揺動半径を長くする必要があり、カメラに組み込んだ場
合に、光軸方向の長さが長くなる、という問題があっ
た。また、補正レンズ群(3)の揺動半径が同じ場合で
あっても、揺動中心をフィルム面へ近づけた方が光軸方
向の長さを短くできるが、従来の構造では、バランサ
(13)が邪魔して、近づけることができない。
【0009】さらに、従来の像振れ補正装置は、カウン
ターバランサ(13)によって釣合がとられるために、
補正レンズ群(3)の撮影光軸からの偏心量は、カメラ
本体(1)の回転中心と補正レンズ群(3)の揺動中心
の位置とにより決定されてしまい、設計の自由度が制限
される、という問題があった。
【0010】本発明の目的は、光軸方向の長さを長くす
ることなく、設計の自由度が制限されることなく、低周
波数領域のカメラ振れも防止できる像振れ補正装置を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、撮影
光軸に対してその光軸を傾斜又は偏心させることによ
り、像振れを補正する補正光学系と、前記補正光学系と
均衡をとるバランサ部材と、前記補正光学系と前記バラ
ンサ部材とを揺動可能に支持する揺動機構部とを備え、
前記バランサ部材及び前記補正光学系が少なくとも含ま
れる像振れ補正機構部の慣性がローパスフィルタの働き
をすることにより、像振れが前記補正光学系に伝達され
難くようにして、その像振れを補正する像振れ補正装置
であって、前記揺動機構部は、前記バランサ部材の揺動
中心と前記補正光学系の揺動中心とを異ならせたことを
特徴としている。
【0012】請求項2の発明は、請求項1に記載の像振
れ補正装置において、前記揺動機構部は、固定部に一端
が回動自在に支持され、前記補正光学系に他端が係合し
た第1の回動部材と、前記固定部に回動自在に支持さ
れ、一端が前記第1の回動部材上に係合し、他端に前記
バランサ部材が取り付けられた第2の回動部材とを備え
たことを特徴としている。
【0013】請求項3の発明は、請求項2に記載の像振
れ補正装置において、前記第1の回動部材及び/又は前
記第2の回動部材は、前記固定部に対して、自在継手部
材によって支持されていることを特徴としている。
【0014】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
に記載の像振れ補正装置において、前記第1の回動部材
と前記第2の回動部材とは、スライド可能に係合してい
ることを特徴としている。
【0015】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
のいずれか1項に記載の像振れ補正装置において、前記
補正光学系を保持し、撮影光軸に対して、前記補正光学
系の光軸を傾斜又は偏心させる補正光学系保持部を設け
たことを特徴としている。請求項6の発明は、請求項5
に記載の像振れ補正装置において、前記補正光学系保持
部は、相互に直交する方向に独立に揺動可能であること
を特徴とする。
【0016】
【作用】本発明においては、バランサ部材の揺動中心と
補正光学系の揺動中心とを異ならせたので、光軸方向の
長さを長くすることなく、低周波数領域のカメラ振れも
防止できる。また、像振れ補正時の補正光学系の位置
(撮影光軸からの高さ、偏心量)を変えることができる
ので、補正係数を自由に設定できるために、レンズ設計
の自由度が増す。
【0017】
【実施例】以下、図面等を参照しながら、実施例をあげ
て、さらに詳しく説明する。図1及び図2は、本発明に
よる像振れ補正装置の実施例を簡略的に示した構成図で
ある。この実施例の像振れ補正装置は、レンズシャッタ
ーカメラに組み入れた場合を示している。なお、前述し
た従来例と同様な機能を果たす部分には、同一の符号を
付して重複する説明を適宜省略する。また、説明のため
に紙面上のカメラ振れ(ピッチ方向の振れ)を補正する
部分についてのみを示しているが、実際には、ヨー方向
においてもピッチ方向と同等な機構となっている。
【0018】この実施例の像振れ補正装置は、補正レン
ズ群(3)、補正レンズ鏡筒(5)、第1の係合ピン
(6)、補正レンズ鏡筒支持部(7)、第1の回動レバ
ー(8)、第1の回動レバー支持部(9)、第2の係合
ピン(10)、第2の回動レバー(11)、第2の回動
レバー支持部(12)、カウンターバランサ(13)、
ばねダンパー系(14)等によって構成されている。
【0019】カメラ本体(1)は、この実施例の像振れ
補正装置が組み込まれるレンズシャッターカメラの本体
である。合焦レンズ群(2)は、撮影レンズの一部を構
成し、光軸上を移動することによってフォーカシングを
行うレンズ群である。
【0020】補正レンズ群(3)は、合焦レンズ群
(2)と共に、撮影レンズを構成している。この補正レ
ンズ群(3)は、光軸上の一点を中心に揺動可能となっ
ており、カメラ振れに対して撮影光軸Aから傾斜(又は
偏心)することによって、像振れ補正を行うようになっ
ている。
【0021】レンズ駆動装置(4)は、不図示のAF装
置からの出力に基づいて、合焦レンズ群(2)を光軸に
沿って移動させ、フォーカシングを行う装置である。補
正レンズ鏡筒(5)は、補正レンズ群(3)を保持し、
カメラ本体(1)にジンバル支持機構などにより構成さ
れた補正レンズ鏡筒支持部(7)によって取り付けられ
ており、この補正レンズ鏡筒支持部(7)を中心にして
揺動し、補正レンズ群(3)を撮影光軸Aから傾斜偏心
させる働きをする。
【0022】第1の回動レバー支持部(9)は、カメラ
本体(1)の略光軸付近に設けられており、第1の回動
レバー(8)を回動可能に支持するように、ユニバーサ
ルジョイント等によって構成されている。
【0023】第1の回動レバー(8)は、一端が第1の
回動レバー支持部(9)に取り付けられ、ここを中心に
回動するようになっており、他端(8a)は、補正レン
ズ鏡筒(5)に植設された第1の係合ピン(6)にスラ
イド可能に係合している(補正レンズ3に係合していて
もよい)。また、この第1の回動レバー(8)上には、
第2の回動レバー(11)と係合する第2の係合ピン
(10)が設けられている。
【0024】第2の回動レバー支持部(12)は、カメ
ラ本体(1)の略光軸付近に設けられており、第2の回
動レバー(11)を回動可能に支持するように、ユニバ
ーサルジョイント等によって構成されている。第2の回
動レバー(11)は、第2の回動レバー支持部(12)
に取り付けられ、ここを中心に回動するようになってお
り、一端(11a)が第1の回動レバー(8)に設けら
れた第2係合ピン(10)にスライド可能に係合してい
る。また、第2の回動レバー(11)は、これとは反対
側の端部に、カウンターバランサ(13)が設けられて
いる。
【0025】ばねダンパー系(14)は、この像振れ補
正装置に対して、振動系の一部として構成されている。
なお、(15)はシャッタ装置、(16)は撮影フィル
ム、(17)はファインダー部である。
【0026】次に、この実施例の動作を説明する。この
実施例では、補正レンズ群(3)は、カメラの振れに対
して、カウンターバランサ(13)の慣性によってその
前の状態を保つことにより、像振れ補正が行われるよう
になっている。カメラが水平な状態では、図1に示すよ
うに、補正レンズ群(3)は、その光軸と撮影光軸とが
一致している。この状態から、図2に示すように、カメ
ラが撮影光軸Aとフィルム面との交点C(フィルム中
央)を中心として、図2の反時計回りにある角度だけ回
転したとする。
【0027】通常、撮影者は、ファインダー部(17)
を覗きながら撮影するので、カメラのファインダー部
(17)は、撮影者の額に当接するなどして動きが少な
いと考えられる。よって、カメラの振れは、ファインダ
ー部(17)近傍を中心にしたものだと考えられるの
で、ここでは、カメラ本体(1)の回転中心Cは、フィ
ルム面中央部であると仮定した。
【0028】カウンターバランサ(13)は、補正レン
ズ群(3)(正確には、この像振れ補正装置全体)と釣
合がとれるように取り付けられている。つまり、補正レ
ンズ群(3)の回動に関する力は、第2の回動レバー
(11)のカウンターバランサ(13)とは反対側の端
部にかかっていることになる。
【0029】そこで、カメラ本体(1)が振れた場合に
も、第2の回動レバー(11)は、慣性により水平を保
とうとする。これによって、第2の回動レバー(11)
と係合している第2の係合ピン(10)を介して、第1
の回動レバー(8)が撮影光軸Bから持ち上げられ、第
1の回動レバー(8)は、第2の回動レバー(11)が
略水平となるところまで時計方向に回動する。
【0030】第1の回動レバー(8)が時計方向に回動
すると、第1の回動レバー(8)は、これと係合してい
る第1の係合ピン(6)を介して、補正レンズ鏡筒
(5)および補正レンズ群(3)を図2の時計方向に回
動する。このように、カメラの振れに対して、補正レン
ズ群(3)が撮影光軸から傾斜することによって、像振
れ補正が行われることになる。
【0031】本実施例は、以上のように構成することに
よって、従来とは異なり、補正レンズ群(3)の揺動中
心(7)よりも補正レンズ群(3)側にカウンターバラ
ンサ(13)を配置することができ、カメラの光軸方向
の長さを短くすることが可能となる。
【0032】なお、この系においては、補正レンズ群
(3)の傾斜動作に伴って、第2の回動レバー(11)
の回動中心から第2の係合ピン(10)との係合位置と
の距離、及び、第1の回動レバー(8)の回動中心から
第1の係合ピン(6)との距離が変化することになる
が、実際の像振れ補正動作におけるカメラの振れ角は微
小角度(±2゜〜3゜程度)であるので、像振れ補正装
置の釣合関係には大きな影響は及ぼさない。
【0033】また、第1の回動レバー(8)の回動中心
から第1の係合ピン(6)との係合部までの長さ、及
び、第1の回動レバー(8)上に設けられた第2の係合
ピン(10)の取り付け位置を変えることによって、像
振れ補正時の補正レンズ群(3)の位置(高さ)を変え
ることが可能となる。これによって、レンズ設計時の自
由度が増すことになる。具体的には、補正レンズ群
(3)の移動量を変化させ、その補正レンズ群(3)の
移動量に対するフィルム面での像の移動量の比(これを
補正係数と呼ぶ)を選択することによって、レンズのパ
ワーの選択範囲が広がることになる。
【0034】以上説明した実施例に限定されることな
く、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明
の範囲内である。この実施例では、補正レンズ群(3)
がその光軸上の一点を中心に揺動して撮影光軸から傾斜
することによって、像振れ補正を行うようにしたが、補
正レンズ群(3)を撮影光軸の略直角方向に移動(偏
心)させて像振れ補正を行うような構成としてもよい。
【0035】また、レンズシャッタカメラの例により説
明したが、交換レンズ、ビデオカメラ等にも適用でき
る。さらに、自在継手部材は、ユニバーサルジョイント
を例にして説明したが、ボールジョイント等であっても
よい。なお、図1及び図2においては、説明を容易にす
るために、ばね及びダンパーを模式的に示したが、実際
には、ピッチ方向、ヨー方向に、それぞれ独立に揺動で
きるように、補正レンズ鏡筒支持部の支持軸上に配置さ
れるようになっている。この場合に、弾性部材として
は、ねじりばね、コイルばね、板ばね等が使用可能であ
り、また、ダンパーとしては、オイルダンパー、空気ダ
ンパー、制振ゴム、シリコンゴム等のゴム部材などが使
用可能である。さらには、弾性部材と粘性部材の両特性
を備えた制振鋼板等を用いることもできる。
【0036】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、バランサ部材の揺動中心と補正光学系の揺動中心
とを異ならせたので、光軸方向の長さを長くすることな
く、低周波数領域のカメラ振れも防止できる。また、像
振れ補正時の補正光学系の位置(撮影光軸からの高さ、
偏心量)を変えることができるので、補正係数を自由に
設定できるために、レンズ設計の自由度が増す、という
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による像振れ補正装置の実施例(初期状
態)を簡略的に示した構成図である。
【図2】本発明による像振れ補正装置の実施例(カメラ
が振れた状態)を簡略的に示した構成図である。
【図3】従来の慣性振り子形式の像振れ補正装置の一部
をモデル化して示した模式図である。
【図4】図3の振動系モデルにおける強制振動の振動特
性を示した図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 撮影レンズ群 3 補正レンズ群 4 レンズ駆動装置 5 補正レンズ鏡筒 6 第1の係合ピン 7 補正レンズ鏡筒支持部 8 第1の回動レバー 9 第1の回動レバー支持部 10 第2の係合ピン 11 第2の回動レバー 12 第2の回動レバー支持部 13 カウンターバランサ 14 ばねダンパー系 15 シャッタ装置 16 撮影フィルム 17 ファインダー部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光軸に対してその光軸を傾斜又は偏
    心させることにより、像振れを補正する補正光学系と、 前記補正光学系と均衡をとるバランサ部材と、 前記補正光学系と前記バランサ部材とを揺動可能に支持
    する揺動機構部とを備え、 前記バランサ部材及び前記補正光学系が少なくとも含ま
    れる像振れ補正機構部の慣性がローパスフィルタの働き
    をすることにより、像振れが前記補正光学系に伝達され
    難くようにして、その像振れを補正する像振れ補正装置
    であって、 前記揺動機構部は、前記バランサ部材の揺動中心と前記
    補正光学系の揺動中心とを異ならせたことを特徴とする
    像振れ補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の像振れ補正装置におい
    て、 前記揺動機構部は、 固定部に一端が回動自在に支持され、前記補正光学系に
    他端が係合した第1の回動部材と、 前記固定部に回動自在に支持され、一端が前記第1の回
    動部材上に係合し、他端に前記バランサ部材が取り付け
    られた第2の回動部材とを備えたことを特徴とする像振
    れ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の像振れ補正装置におい
    て、 前記第1の回動部材及び/又は前記第2の回動部材は、
    前記固定部に対して、自在継手部材によって支持されて
    いることを特徴とする像振れ補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の像振れ補
    正装置において、 前記第1の回動部材と前記第2の回動部材とは、スライ
    ド可能に係合していることを特徴とする像振れ補正装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
    記載の像振れ補正装置において、 前記補正光学系を保持し、撮影光軸に対して、前記補正
    光学系の光軸を傾斜又は偏心させる補正光学系保持部を
    設けたことを特徴とする像振れ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の像振れ補正装置におい
    て、 前記補正光学系保持部は、相互に直交する方向に独立に
    揺動可能であることを特徴とする像振れ補正装置。
JP30093194A 1994-12-05 1994-12-05 像振れ補正装置 Pending JPH08160484A (ja)

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