JPH08158670A - 片廊下型集合住宅の構造 - Google Patents

片廊下型集合住宅の構造

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JPH08158670A
JPH08158670A JP33528894A JP33528894A JPH08158670A JP H08158670 A JPH08158670 A JP H08158670A JP 33528894 A JP33528894 A JP 33528894A JP 33528894 A JP33528894 A JP 33528894A JP H08158670 A JPH08158670 A JP H08158670A
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JP
Japan
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floor
dwelling unit
common corridor
dwelling
dwelling units
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JP33528894A
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English (en)
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Hitoshi Nishimura
等 西村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共通廊下から各住戸の玄関扉に至る動線を工
夫することにより、各住戸の共通廊下に面した腰窓につ
いても、プライバシー及び採光性能の確保された片廊下
型集合住宅を提供する。 【構成】 建物の各階に一列に複数の住戸が配列され、
各階の住戸の後面部に上半分が外部に開放された、各住
戸を繋ぐ共通廊下が設けられた片廊下型集合住宅におい
て、各住戸(R1、R2)の前面部(F)及び後面部
(B)が戸外に面し、共通廊下(2)から、各住戸(R
1、R2)の前面部(F)と後面部(B)の中間あたり
に設けられた住戸の玄関扉(4)の近くまで、2住戸
(R1、R2)の間に1ヶ所ずつスロープ(3)を設け
ることにより、各階の共通廊下(2)の床の高さが各住
戸(R1、R2)の床より低く設けてあることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の各階に一列に
複数の住戸が配列され、各階の住戸の後面部に上半分が
外部に開放された、各住戸を繋ぐ共通廊下が設けられた
片廊下型集合住宅の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の各階に一列に複数の住戸が
配列され、各階の住戸の後面部に上半分が外部に開放さ
れた共通廊下が設けられた片廊下型集合住宅において
は、各階において各住戸を繋ぐ共通廊下の床が住戸の床
とほぼ同じ高さに設けてあった。また、各住戸の玄関扉
が各住戸を繋ぐ共通廊下に直接面して設けてあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 (イ)各住戸において、共通廊下に面して設けられた腰
窓があり、共通廊下の床が住戸の床とほぼ同じ高さに設
けてあるため、プライバシーが守られていなかった。 (ロ)各住戸の玄関扉が共通廊下に直接面して設けてあ
るため、共通廊下に面した各住戸の窓の幅を広く設ける
ことが難しかった。本発明は、これらの欠点を除くため
になされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】建物の各階に一列に複数
の住戸が配列され、各階の住戸の後面部に上半分が外部
に開放された、各住戸を繋ぐ共通廊下が設けられた片廊
下型集合住宅において、各住戸(R1、R2)の前面部
(F)及び後面部(B)が戸外に面し、共通廊下(2)
から、各住戸(R1、R2)の前面部(F)と後面部
(B)の中間あたりに設けられた住戸の玄関扉(4)の
近くまで、2住戸(R1、R2)の間に1ヶ所ずつスロ
ープ(3)を設けることにより、各階の共通廊下(2)
の床の高さを各住戸(R1、R2)の床より低く設け
る。本発明は、以上のような構成よりなる片廊下型集合
住宅の構造である。
【0005】
【作用】各階の共通廊下(2)の床の高さが各住戸(R
1、R2)の床より低く設けられることにより、共通廊
下(2)を通る人の目の高さが各住戸(R1、R2)の
共通廊下(2)に面した腰窓(6)に対して低くなり、
共通廊下(2)から各住戸(R1、R2)の内の様子を
容易に見透すことが難しくなる。また、各住戸(R1、
R2)の前面部(F)と後面部(B)の中間あたりに住
戸の玄関扉(4)を設けることにより、住戸の玄関扉
(4)を共通廊下(2)に直接面して設けなくてもよく
なり、共通廊下(2)に面した各住戸の腰窓の幅を広く
設けることができるようになる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面に基づいて
説明する。図1は本発明の実施例における各階の平面
図、図2は本発明の実施例におけるA−A断面図、図3
は本発明の実施例におけるB−B断面図である。まず、
図1・2・3に基づいて、この集合住宅の全体構成を説
明する。この住宅は、前面(F)が南側、後面(B)が
北側に面して建てられており、各階には東西方向に一列
に複数の住宅(R1、R2)が配列されている。図1の
各階平面図においては、各住戸(R1、R2)の前面は
専用のバルコニー(1)を通して戸外に面しており、外
部から住戸内が見られないようになっている。また、後
面は共通廊下(2)を通して戸外に面しているが、各住
戸(R1、R2)の前面部(F)と後面部(B)の中間
あたりに設けられた住戸の玄関扉(4)の近くまで、2
住戸(R1、R2)の間に1ヶ所ずつスロープ(3)を
設けることにより、各階の共通廊下(2)の床の高さを
各住戸(R1、R2)の床より低く設けている。まお、
(5)はメーターボックスである。図2のA−A断面図
により、共通廊下(2)の床の高さが各住戸(R1、R
2)の床より低く設けられていることが解るが、これは
図3のB−B断面図で示すとおり、共通廊下(2)か
ら、各住戸(R1、R2)の前面部(F)と後面部
(B)の中間あたりに設けられた住戸の玄関扉(4)の
近くまで、2住戸(R1、R2)の間に1ヶ所ずつスロ
ープ(3)を設けているからである。以上、図1・2・
3の計画により、各階の共通廊下(2)の床の高さが各
住戸(R1、R2)の床より低く設けられることによ
り、共通廊下(2)を通る人の目の高さが各住戸(R
1、R2)の共通廊下(2)に面した腰窓(6)の下端
より低くなり、共通廊下(2)から各住戸(R1、R
2)の内の様子を容易に見透すことが難しくなり従来の
技術よりプライバシーが守られる。また、各住戸(R
1、R2)の前面部(F)と後面部(B)の中間あたり
に住戸の玄関扉(4)を設けることにより、住戸の玄関
扉(4)を共通廊下(2)に直接面して設けなくてもよ
くなり、共通廊下(2)に面した各住戸の腰窓(6)の
幅を広く設けることができるようになる。このように、
各住戸(R1、R2)は住戸の居住するに必要な窓のう
ち、共通廊下(2)に面した腰窓(6)を共通廊下に対
して高い位置に幅を広く設けるこができ、プライバシー
及び採光性能の確保された住戸が実現できる。
【0007】なお、本実施例において、スロープ(3)
が耐力仕切壁(W)の中央の位置に設けてあるが、これ
に限ることなく、共通廊下(2)から各住戸(R1、R
2)の玄関扉(4)に至れる位置であれば、どこにスロ
ープ(3)を設けてもよい。また、本実施例の場合、各
住戸は互いに耐力仕切壁(W)により完全に仕切られて
いるが、耐力仕切壁(W)に穴をあけて、2戸のスペー
スを繋げてもよい。また、本実施例の場合、各階におい
て住戸数を一層あたり8戸にしているが、それ以上でも
それ以下でもよい。また、本実施例の場合、各住戸の前
面(F)の戸外に面している部分は全てバルコニー
(1)が付いているが、部分的にバルコニーを省略して
もよい。また、本実施例の場合、各住戸の後面(B)の
戸外に面している部分は全て共通廊下(2)が付いてい
るが、部分的に共通廊下を省略してもよいし省略した部
分にバルコニーを付けてもよい。また、本実施例の場
合、スロープ(3)の採光、通風、換気、排煙を上半分
が外部に開放された共通廊下(2)を通して確保してい
るいるが、スロープ(3)を外部に開放させるために吹
き抜け等を設ける場合、スロープ(3)に接した位置で
あれば、どこに吹き抜け等を設けてもかまわない。ま
た、採光、通風、換気、排煙を、電気又は機械的に行う
ことも可能である。また、本実施例の場合、階段(7)
を建物の各階において左右に2ヶ所設け、エレベータ
(8)を1ヶ所左側の階段に接して設けているが、階段
(7)及びエレベータ(8)は、共通廊下(2)または
スロープ(3)に面した位置であればどこに設けてもか
まわないし、いくつ設けてもかまわない。また、本実施
例の場合、メーターボックス(5)を住戸の玄関扉
(4)の近くに設けているが、メーターボックス(5)
は、共通廊下(2)またはスロープ(3)に面した位置
であればどこに設けてもかまわない。また、本実施例の
場合、建物が地上6階建てになっているが、建物の階数
は地上何階建てでもかまわないし、地下階をつくっても
かまわない。また、本実施例では、建物の各階に複数の
住戸(R1、R2)が一列に配列されいるが、各住戸
(R1、R2)を全てあるいは部分的に雁行させて配列
してもかまわない。さらに、本実施例では、スロープ
(3)を設けることにより各階の共通廊下(2)の床の
高さを各住戸(R1、R2)の床より低く設けている
が、スロープのかわりに部分的な階段を設けてもかまわ
ない。
【0008】
【発明の効果】本発明の集合住宅によれば、共通廊下に
面した腰窓の幅を広くしながら、共通廊下から各住戸の
内の様子を容易に見透すことが難しくなる。したがっ
て、通風、採光面での居住性を向上させながら、従来の
片廊下型集合住宅よりもプライバシーの守られた、快適
な住戸を実現でき、生活の安心感を居住者にあたえるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各階の平面図である。
【図2】本発明のA−A断面図である。
【図3】本発明のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 バルコニー 2 共通廊下 3 スロープ 4 住戸の玄関扉 5 メーターボックス 6 腰窓 7 階段 8 エレベータ F 前面 B 後面 R1、R2 住戸 W 耐力仕切壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の各階に一列に複数の住戸が配列さ
    れ、各階の住戸の後面部に上半分が外部に開放された、
    各住戸を繋ぐ共通廊下が設けられた片廊下型集合住宅に
    おいて、各住戸(R1、R2)の前面部(F)及び後面
    部(B)が戸外に面し、共通廊下(2)から、各住戸
    (R1、R2)の前面部(F)と後面部(B)の中間あ
    たりに設けられた住戸の玄関扉(4)の近くまで、2住
    戸(R1、R2)の間に1ヶ所ずつスロープ(3)を設
    けることにより、各階の共通廊下(2)の床の高さが各
    住戸(R1、R2)の床より低く設けてあることを特徴
    とする、片廊下型集合住宅の構造。
JP33528894A 1994-12-09 1994-12-09 片廊下型集合住宅の構造 Pending JPH08158670A (ja)

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JP33528894A JPH08158670A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 片廊下型集合住宅の構造

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JPH08158670A true JPH08158670A (ja) 1996-06-18

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JP33528894A Pending JPH08158670A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 片廊下型集合住宅の構造

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JP (1) JPH08158670A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174042A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Arai Gumi Ltd スケルトン・インフィル集合住宅
JP2007100368A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 集合住宅

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002174042A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Arai Gumi Ltd スケルトン・インフィル集合住宅
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