JPH0726510Y2 - アパート用建築物 - Google Patents
アパート用建築物Info
- Publication number
- JPH0726510Y2 JPH0726510Y2 JP2976990U JP2976990U JPH0726510Y2 JP H0726510 Y2 JPH0726510 Y2 JP H0726510Y2 JP 2976990 U JP2976990 U JP 2976990U JP 2976990 U JP2976990 U JP 2976990U JP H0726510 Y2 JPH0726510 Y2 JP H0726510Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- room
- building
- rooms
- apartment
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は複数の室を所定方向に縦列してなるアパート用
建築物に関する。
建築物に関する。
従来のこの種のアパート用建築物においては、第3図及
び第4図に示すように、各室長方形の個別の室31が壁32
を境界にして各々隣接させ、2階建てにして1つのアパ
ート用建築物33を形成している。
び第4図に示すように、各室長方形の個別の室31が壁32
を境界にして各々隣接させ、2階建てにして1つのアパ
ート用建築物33を形成している。
このようなアパート用建築物33が敷地及びそれが面して
いる道路の関係によって南北方向に長く建築しなければ
ならない場合においては、各室のうち南端の室にのみ南
に面する窓を設けることができる。
いる道路の関係によって南北方向に長く建築しなければ
ならない場合においては、各室のうち南端の室にのみ南
に面する窓を設けることができる。
なお、2階の各室については階段36によって連絡通路37
に上がり、連絡通路37に面するドアから出入りを行なっ
ており、駐車場を設ける場合にはアパート用建築物の隣
接する適宜の空き地38を利用していた。
に上がり、連絡通路37に面するドアから出入りを行なっ
ており、駐車場を設ける場合にはアパート用建築物の隣
接する適宜の空き地38を利用していた。
従来複数の室を所定方向に縦列してなるアパート用建築
物は、例えば南北方向に長く建築した場合、上記のよう
に、1階及び2階の各室共、東西方向に延びる壁32によ
って仕切られているので、各室には西或いは東向の窓3
4,35を設けることは可能である。然し、東或いは西側の
いずれか一方には連絡通路37が設けられることになり、
もし、西側に連絡通路37が設けられれば、朝日及び午前
中の日照は確保されるものの、昼から午後の日照は得ら
れず、暗くなる欠点があった。しかも各室における連絡
通路37側の窓35は充分な大きさにとれないばかりでな
く、室内を東西方向に2分する隔壁を設ける際には、東
西方向の窓を開放しても充分な通風が得られず、湿気が
多くなる欠点があった。また、各室が広い面積の壁面で
隣接しているので、隣接した室間の遮音が困難であり、
騒音問題及びプライバシー問題を生ずる欠点もあった。
更にこの形式のアパートでは、南に面している室以外は
日照等の環境条件が充分ではないので家賃を安価にしな
ければならず、かつアパート用建築物自体の外観に変化
が乏しく、高級なイメージを出し難い欠点もあった。
物は、例えば南北方向に長く建築した場合、上記のよう
に、1階及び2階の各室共、東西方向に延びる壁32によ
って仕切られているので、各室には西或いは東向の窓3
4,35を設けることは可能である。然し、東或いは西側の
いずれか一方には連絡通路37が設けられることになり、
もし、西側に連絡通路37が設けられれば、朝日及び午前
中の日照は確保されるものの、昼から午後の日照は得ら
れず、暗くなる欠点があった。しかも各室における連絡
通路37側の窓35は充分な大きさにとれないばかりでな
く、室内を東西方向に2分する隔壁を設ける際には、東
西方向の窓を開放しても充分な通風が得られず、湿気が
多くなる欠点があった。また、各室が広い面積の壁面で
隣接しているので、隣接した室間の遮音が困難であり、
騒音問題及びプライバシー問題を生ずる欠点もあった。
更にこの形式のアパートでは、南に面している室以外は
日照等の環境条件が充分ではないので家賃を安価にしな
ければならず、かつアパート用建築物自体の外観に変化
が乏しく、高級なイメージを出し難い欠点もあった。
本考案は、従来のアパート用建築物の上記欠点を解消す
るため、複数の室を所定方向に縦列してなるアパート用
建築物において、各室を交互に所定方向と交差する方向
にずらして配置することにより隣り合う室間に共有する
壁をなくすとともに、各室を、前記所定方向に直線状に
延び連絡通路を形成する通路棟に連結して配置した。
るため、複数の室を所定方向に縦列してなるアパート用
建築物において、各室を交互に所定方向と交差する方向
にずらして配置することにより隣り合う室間に共有する
壁をなくすとともに、各室を、前記所定方向に直線状に
延び連絡通路を形成する通路棟に連結して配置した。
本考案は、上記のように構成することにより、各室に対
し少なくとも三方に窓を配置することが可能となり、か
つ各室は連絡通路を形成する通路棟に連結されることと
なる。
し少なくとも三方に窓を配置することが可能となり、か
つ各室は連絡通路を形成する通路棟に連結されることと
なる。
本考案の実施例を第1図及び第2図に基いて説明する。
図示実施例においてはほぼ独立してなる2階建ての棟1,
2,3,4,5を5棟備えており、第1棟1から第5棟5まで
図示するように交互にずれて配置し、その間は連絡通路
を形成する通路棟6で連結されて1つのアパート用建築
物7を構成している。即ち、1階の室11と室12はその角
部の柱は共有するものの壁面を共有することのないよう
にずれている。また、室13は通路棟6に隣接するのみで
他室には接していない。室14と室15は前記室11と室12と
の関係と同様に柱のみを共有し、壁面は共有していな
い。各室11〜15の2階部分の室21〜25も同様の配置とな
る。なお、図示実施例においては室21と室22間に連絡通
路を介在しており、両室は全く分離されている。
図示実施例においてはほぼ独立してなる2階建ての棟1,
2,3,4,5を5棟備えており、第1棟1から第5棟5まで
図示するように交互にずれて配置し、その間は連絡通路
を形成する通路棟6で連結されて1つのアパート用建築
物7を構成している。即ち、1階の室11と室12はその角
部の柱は共有するものの壁面を共有することのないよう
にずれている。また、室13は通路棟6に隣接するのみで
他室には接していない。室14と室15は前記室11と室12と
の関係と同様に柱のみを共有し、壁面は共有していな
い。各室11〜15の2階部分の室21〜25も同様の配置とな
る。なお、図示実施例においては室21と室22間に連絡通
路を介在しており、両室は全く分離されている。
このように構成してなるアパート用建築物を、各室が所
定方向を南北方向として縦列するように配置すると、1
階の各室に対しては第2図(イ)に示すように南側に面
する窓17を、同様に2階の各室に対しては第2図(ロ)
に示すように南側に面する窓27を設けることができる。
また1階及び2階の各室には北側に面する窓18,28を設
けることができ、両方の窓を開放する時には風通しが良
くなり、空気の流通の向上によって室内の湿気の滞留を
防止することができる。また、各棟はほぼ独立状態とな
っているので、従来のものと同様に東側にも窓を設ける
ことができ、午前中の日照等も充分に確保できる。
定方向を南北方向として縦列するように配置すると、1
階の各室に対しては第2図(イ)に示すように南側に面
する窓17を、同様に2階の各室に対しては第2図(ロ)
に示すように南側に面する窓27を設けることができる。
また1階及び2階の各室には北側に面する窓18,28を設
けることができ、両方の窓を開放する時には風通しが良
くなり、空気の流通の向上によって室内の湿気の滞留を
防止することができる。また、各棟はほぼ独立状態とな
っているので、従来のものと同様に東側にも窓を設ける
ことができ、午前中の日照等も充分に確保できる。
一方、2階の各室への入室のためには、室21に対して階
段9を、室22に対しては階段7を、室24及び25に対して
は階段8を設け、室23に対しては階段7または8を利用
可能とする。なお、このような階段構成は必要に応じて
各種の設計が可能であり、各室共連絡通路を形成する通
路棟に連結されているので、全室の出入口を連絡通路に
向けて開くよう配置することも可能であり、図面に示す
ようにプライバシー確保のため出入口を分散させても良
い。また、この階段は、例えば階段8に示すように螺旋
式階段として1階の連絡通路と2階の連絡通路をスペー
スの有効利用を計りつつ結ぶことも可能である。一方、
各棟間の空地19は車庫用スペースとして利用する。
段9を、室22に対しては階段7を、室24及び25に対して
は階段8を設け、室23に対しては階段7または8を利用
可能とする。なお、このような階段構成は必要に応じて
各種の設計が可能であり、各室共連絡通路を形成する通
路棟に連結されているので、全室の出入口を連絡通路に
向けて開くよう配置することも可能であり、図面に示す
ようにプライバシー確保のため出入口を分散させても良
い。また、この階段は、例えば階段8に示すように螺旋
式階段として1階の連絡通路と2階の連絡通路をスペー
スの有効利用を計りつつ結ぶことも可能である。一方、
各棟間の空地19は車庫用スペースとして利用する。
本考案は以上のように構成することにより、所定方向例
えば南北に列をなす各室には、従来のような東側ばかり
でなく南側にすべての室に対して窓を設けることがで
き、充分な日照を確保することができる。更に各室共に
共有する壁面がないので騒音が伝わらず、かつプラバシ
ーが確保できる。また連絡通路に各室が面しているの
で、各室共この通路を利用する設計が可能となり、かつ
各棟を連絡通路棟で連結しているので、建築物としての
強度も向上する。一方、各棟間の空地は駐車場スペース
として利用することができ、また1階の連絡通路と2階
の連絡通路を螺旋階段で結ぶことも可能となり、スペー
スの有効利用がなされる。更に全室南向きとなるのでア
パートとしての家賃も高額に設定可能であり、かつ外観
も凹凸が大きいので美観が向上し、アパートのイメージ
向上にも役立つ。
えば南北に列をなす各室には、従来のような東側ばかり
でなく南側にすべての室に対して窓を設けることがで
き、充分な日照を確保することができる。更に各室共に
共有する壁面がないので騒音が伝わらず、かつプラバシ
ーが確保できる。また連絡通路に各室が面しているの
で、各室共この通路を利用する設計が可能となり、かつ
各棟を連絡通路棟で連結しているので、建築物としての
強度も向上する。一方、各棟間の空地は駐車場スペース
として利用することができ、また1階の連絡通路と2階
の連絡通路を螺旋階段で結ぶことも可能となり、スペー
スの有効利用がなされる。更に全室南向きとなるのでア
パートとしての家賃も高額に設定可能であり、かつ外観
も凹凸が大きいので美観が向上し、アパートのイメージ
向上にも役立つ。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第1図は全
体概要を示す斜視図、第2図(イ)は1階部分の平面
図、第2図(ロ)は2階部分の平面図、第3図及び第4
図は従来例を示し、第3図はその全体構成を示す斜視
図、第4図は2階部分の平面図である。 6……通路棟,7,8,9……階段,11,12,13,14,15,21,22,2
3,24,25……室
体概要を示す斜視図、第2図(イ)は1階部分の平面
図、第2図(ロ)は2階部分の平面図、第3図及び第4
図は従来例を示し、第3図はその全体構成を示す斜視
図、第4図は2階部分の平面図である。 6……通路棟,7,8,9……階段,11,12,13,14,15,21,22,2
3,24,25……室
Claims (1)
- 【請求項1】複数の室を所定方向に縦列してなるアパー
ト用建築物において、各室を交互に所定方向とは交差す
る方向にずらして配置することにより隣り合う室間に共
有する壁をなくすとともに、各室を、前記所定方向に直
線状に延び連絡通路を形成する通路棟に連結して配置し
たことを特徴とするアパート用建築物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2976990U JPH0726510Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | アパート用建築物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2976990U JPH0726510Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | アパート用建築物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03120751U JPH03120751U (ja) | 1991-12-11 |
JPH0726510Y2 true JPH0726510Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31532520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2976990U Expired - Lifetime JPH0726510Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | アパート用建築物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726510Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11200647A (ja) * | 1998-01-13 | 1999-07-27 | Haseko Home:Kk | 戸建風集合住宅 |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP2976990U patent/JPH0726510Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03120751U (ja) | 1991-12-11 |
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