JPH08151784A - 仮設手摺 - Google Patents
仮設手摺Info
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- JPH08151784A JPH08151784A JP24077295A JP24077295A JPH08151784A JP H08151784 A JPH08151784 A JP H08151784A JP 24077295 A JP24077295 A JP 24077295A JP 24077295 A JP24077295 A JP 24077295A JP H08151784 A JPH08151784 A JP H08151784A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建設現場で使用する仮設手摺の組立て分解を
容易にできるようにするとともに、安全性よく立設でき
るようにした。 【解決手段】 一対の支柱１間の上部に手摺パイプ２を
伸縮可能に取付けた支柱付き手摺Ａと、水平方向に伸縮
可能な手摺パイプ１１を有する支柱なし手摺Ｂとから構
成し、支柱付き手摺Ａの各支柱１の上部外面に保持材５
が取付けられ、その保持材５に嵌合される係止片１３が
支柱なし手摺Ｂの両端部に設けられている。なお、支柱
付き手摺Ａに保持材５を設けないで単独で使用すること
も可能である。
容易にできるようにするとともに、安全性よく立設でき
るようにした。 【解決手段】 一対の支柱１間の上部に手摺パイプ２を
伸縮可能に取付けた支柱付き手摺Ａと、水平方向に伸縮
可能な手摺パイプ１１を有する支柱なし手摺Ｂとから構
成し、支柱付き手摺Ａの各支柱１の上部外面に保持材５
が取付けられ、その保持材５に嵌合される係止片１３が
支柱なし手摺Ｂの両端部に設けられている。なお、支柱
付き手摺Ａに保持材５を設けないで単独で使用すること
も可能である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、構築中の作業現場
の周囲に設ける仮設手摺に関し、特に、支柱付き手摺と
支柱なし手摺とを交互に連続して連結できるようにした
ものと、１つの支柱付き手摺のみからなるものである。
の周囲に設ける仮設手摺に関し、特に、支柱付き手摺と
支柱なし手摺とを交互に連続して連結できるようにした
ものと、１つの支柱付き手摺のみからなるものである。
【０００２】
【従来の技術】構築中の作業現場の周囲やスラブの穴部
周囲あるいは足場の側縁には、作業員や資材の落下を防
止したり、無断立ち入りを防止するために手摺が設けら
れる。従来、仮設手摺を設ける場合には、作業現場の周
囲に沿って支柱を固定するとともに各支柱間にパイプを
渡してクランプにより固定して手摺としたり、各支柱間
に綱や鎖を渡して手摺としている。また、手摺を組立て
式にして、現場で容易に組立てられるようにした仮設手
摺や、手摺棒を支柱と別体に形成して手摺棒の長さを伸
縮可能に構成したものが知られている。
周囲あるいは足場の側縁には、作業員や資材の落下を防
止したり、無断立ち入りを防止するために手摺が設けら
れる。従来、仮設手摺を設ける場合には、作業現場の周
囲に沿って支柱を固定するとともに各支柱間にパイプを
渡してクランプにより固定して手摺としたり、各支柱間
に綱や鎖を渡して手摺としている。また、手摺を組立て
式にして、現場で容易に組立てられるようにした仮設手
摺や、手摺棒を支柱と別体に形成して手摺棒の長さを伸
縮可能に構成したものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の仮設
手摺のうち、多数の支柱間にパイプを渡してクランプで
固定する作業は手間がかかり、また取外しにも手間を要
するので作業性が悪い。また各支柱間を綱や鎖で連結す
る場合は、人がそれに寄り掛かる時等に不安定であり、
安全性に劣る。更に、仮設手摺を組立て式にしたり、手
摺を伸縮式にしたものがあるが、従来のものはまだ組立
て性や、手摺の固定状態の安定性が不十分である。そこ
で本発明は、建設現場で使用する仮設手摺の組立て分解
を容易にできるようにするとともに安全性よく立設でき
るようにすることを目的とする。
手摺のうち、多数の支柱間にパイプを渡してクランプで
固定する作業は手間がかかり、また取外しにも手間を要
するので作業性が悪い。また各支柱間を綱や鎖で連結す
る場合は、人がそれに寄り掛かる時等に不安定であり、
安全性に劣る。更に、仮設手摺を組立て式にしたり、手
摺を伸縮式にしたものがあるが、従来のものはまだ組立
て性や、手摺の固定状態の安定性が不十分である。そこ
で本発明は、建設現場で使用する仮設手摺の組立て分解
を容易にできるようにするとともに安全性よく立設でき
るようにすることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成した本発
明の仮設手摺は、一対の支柱の上部間に手摺パイプを水
平方向に伸縮可能に取付けた支柱付き手摺と、水平方向
に伸縮可能な手摺パイプを有する支柱なし手摺とからな
る。そして、支柱付き手摺の一方の支柱に取付けられた
手摺パイプと他方の支柱に取付けられた手摺パイプとは
管径を大小にして一方が他方内に摺動可能に挿入される
とともに、両支柱の手摺パイプ取付け側とは反対側の外
面に係止部を有する保持材が取付けられている。支柱な
し手摺の手摺パイプは、前記手摺パイプと同様に２分割
されて一方の手摺パイプと他方の手摺パイプとの管径が
大小にされて一方が他方内に摺動可能に挿入されるとと
もに、手摺パイプの両端に前記支柱の保持材に嵌合され
る係止片が設けられている。また、支柱付き手摺と支柱
なし手摺のそれぞれの手摺パイプは、少なくとも上下２
本で構成して、上下の手摺パイプ間の適所を連結材で連
結する。さらに、支柱付き手摺の各支柱の下端にそれぞ
れ、固定金具を取付けることができる。
明の仮設手摺は、一対の支柱の上部間に手摺パイプを水
平方向に伸縮可能に取付けた支柱付き手摺と、水平方向
に伸縮可能な手摺パイプを有する支柱なし手摺とからな
る。そして、支柱付き手摺の一方の支柱に取付けられた
手摺パイプと他方の支柱に取付けられた手摺パイプとは
管径を大小にして一方が他方内に摺動可能に挿入される
とともに、両支柱の手摺パイプ取付け側とは反対側の外
面に係止部を有する保持材が取付けられている。支柱な
し手摺の手摺パイプは、前記手摺パイプと同様に２分割
されて一方の手摺パイプと他方の手摺パイプとの管径が
大小にされて一方が他方内に摺動可能に挿入されるとと
もに、手摺パイプの両端に前記支柱の保持材に嵌合され
る係止片が設けられている。また、支柱付き手摺と支柱
なし手摺のそれぞれの手摺パイプは、少なくとも上下２
本で構成して、上下の手摺パイプ間の適所を連結材で連
結する。さらに、支柱付き手摺の各支柱の下端にそれぞ
れ、固定金具を取付けることができる。
【０００５】上記の支柱付き手摺と支柱なし手摺とから
なる仮設手摺を、建築中の現場周囲などに設ける場合
は、仮設手摺の支柱を固定するための固定パイプを適宜
間隔に床部に取付ける。そして各固定パイプ間の１つお
きの間隔に順次、支柱付き手摺を配置するとともに手摺
パイプの長さを調節して、各支柱付き手摺の支柱を固定
パイプ内に嵌合し、固定金具により各支柱を固定状態に
する。この場合、固定パイプの間隔に多少差が有って
も、手摺パイプの長さを調節できるので問題はない。次
に支柱付き手摺が配置されていない固定パイプ間に、支
柱なし手摺を配置するとともに支柱なし手摺の手摺パイ
プの長さを調節して、両端の係止片を前記支柱の保持材
に嵌合し、各支柱付き手摺間に支柱なし手摺を固定する
ことができ、長い仮設手摺を完成することができる。
なる仮設手摺を、建築中の現場周囲などに設ける場合
は、仮設手摺の支柱を固定するための固定パイプを適宜
間隔に床部に取付ける。そして各固定パイプ間の１つお
きの間隔に順次、支柱付き手摺を配置するとともに手摺
パイプの長さを調節して、各支柱付き手摺の支柱を固定
パイプ内に嵌合し、固定金具により各支柱を固定状態に
する。この場合、固定パイプの間隔に多少差が有って
も、手摺パイプの長さを調節できるので問題はない。次
に支柱付き手摺が配置されていない固定パイプ間に、支
柱なし手摺を配置するとともに支柱なし手摺の手摺パイ
プの長さを調節して、両端の係止片を前記支柱の保持材
に嵌合し、各支柱付き手摺間に支柱なし手摺を固定する
ことができ、長い仮設手摺を完成することができる。
【０００６】このように設けられた仮設手摺は、支柱が
固定金具により固定されるので、支柱の立設が容易であ
るとともに安全性の高い手摺となる。上記のように立設
された仮設手摺を取外す場合は、支柱なし手摺の両端の
係止片を支柱の保持材から抜き出すことにより支柱なし
手摺を外すことができ、さらに支柱付き手摺は固定金具
を緩めることにより、各支柱を固定パイプから抜き出す
ことができる。さらに固定パイプを床部から取外し、そ
の後、支柱付き手摺と支柱なし手摺の各手摺パイプを収
縮状態にして、それらの搬送を容易に行なうことができ
る。
固定金具により固定されるので、支柱の立設が容易であ
るとともに安全性の高い手摺となる。上記のように立設
された仮設手摺を取外す場合は、支柱なし手摺の両端の
係止片を支柱の保持材から抜き出すことにより支柱なし
手摺を外すことができ、さらに支柱付き手摺は固定金具
を緩めることにより、各支柱を固定パイプから抜き出す
ことができる。さらに固定パイプを床部から取外し、そ
の後、支柱付き手摺と支柱なし手摺の各手摺パイプを収
縮状態にして、それらの搬送を容易に行なうことができ
る。
【０００７】本発明における１つの支柱付き手摺からな
る仮設手摺は、一対の支柱の上部間に手摺パイプが水平
方向に伸縮可能に取付けられている。そして、手摺パイ
プは片側が大径パイプで形成されるとともに、他側が前
記大径パイプ内に摺動可能に挿入される小径パイプで形
成され、両支柱の下端にそれぞれ固定金具が取付けられ
ている。また前記の固定金具は、ネジ部材で径方向間隔
が調整される２つの半割り筒を有しており、少なくとも
１つの半割り筒の外面に羽根部材が突設されている。１
つの支柱付き手摺からなる仮設手摺をベランダなどの外
側開口部に取付ける場合は、両支柱の下部に設けた固定
金具の下部を、ベランダの外側縁部に設けられている穴
に差し込み、その後、固定金具の半割り筒を径方向に広
げるように調整して支柱を穴に固定できる。この場合、
ベランダ縁部に設けられている穴の径が大きいときで
も、半割り筒の外面に羽根部材が設けられているので支
柱を穴に強固に固定できる。なお、この場合の仮設手摺
は、１つのみ取付けるのではなく、複数個を連続配置さ
せることも可能である。
る仮設手摺は、一対の支柱の上部間に手摺パイプが水平
方向に伸縮可能に取付けられている。そして、手摺パイ
プは片側が大径パイプで形成されるとともに、他側が前
記大径パイプ内に摺動可能に挿入される小径パイプで形
成され、両支柱の下端にそれぞれ固定金具が取付けられ
ている。また前記の固定金具は、ネジ部材で径方向間隔
が調整される２つの半割り筒を有しており、少なくとも
１つの半割り筒の外面に羽根部材が突設されている。１
つの支柱付き手摺からなる仮設手摺をベランダなどの外
側開口部に取付ける場合は、両支柱の下部に設けた固定
金具の下部を、ベランダの外側縁部に設けられている穴
に差し込み、その後、固定金具の半割り筒を径方向に広
げるように調整して支柱を穴に固定できる。この場合、
ベランダ縁部に設けられている穴の径が大きいときで
も、半割り筒の外面に羽根部材が設けられているので支
柱を穴に強固に固定できる。なお、この場合の仮設手摺
は、１つのみ取付けるのではなく、複数個を連続配置さ
せることも可能である。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の仮設手摺の第１実施例を
図１〜図３により説明する。仮設手摺は、一対の支柱１
の上部間に手摺パイプ２を水平方向に伸縮可能に取付け
た図１の支柱付き手摺Ａと、水平方向に伸縮可能な手摺
パイプ１１を有する図２の支柱なし手摺Ｂとから構成さ
れ、支柱付き手摺Ａと支柱なし手摺Ｂとを交互に連続し
て連結できるようになっている。支柱付き手摺Ａは、一
対の支柱１のそれぞれの上部間に、２本の手摺パイプ２
が直角に溶接などにより取付けてあり、両支柱１に取付
けたそれそぞれの手摺パイプは管径が大小にされて、一
方が他方内に摺動可能に挿入され、その挿入長さに応じ
て支柱付き手摺Ａの長さを調節できるようになってい
る。
図１〜図３により説明する。仮設手摺は、一対の支柱１
の上部間に手摺パイプ２を水平方向に伸縮可能に取付け
た図１の支柱付き手摺Ａと、水平方向に伸縮可能な手摺
パイプ１１を有する図２の支柱なし手摺Ｂとから構成さ
れ、支柱付き手摺Ａと支柱なし手摺Ｂとを交互に連続し
て連結できるようになっている。支柱付き手摺Ａは、一
対の支柱１のそれぞれの上部間に、２本の手摺パイプ２
が直角に溶接などにより取付けてあり、両支柱１に取付
けたそれそぞれの手摺パイプは管径が大小にされて、一
方が他方内に摺動可能に挿入され、その挿入長さに応じ
て支柱付き手摺Ａの長さを調節できるようになってい
る。
【０００９】支柱１に取付けられた大径の手摺パイプ２
ａの先端側は、上下２本の間が連結材３により連結さ
れ、２本の大径の手摺パイプ２ａを平行に保てるように
なっている。また、大径の手摺パイプ２ａの先端近くに
外周から内部に向かう固定ネジ４が設けられ、大径の手
摺パイプ２ａ内に挿入した小径の手摺パイプ２ｂの挿入
部を押し付けて支柱付き手摺Ａの長さを固定できるよう
になっている。なお固定ネジ４は、上側の手摺パイプ２
に設けたが、上下両方の手摺パイプ２に設けるようにし
てもよい。また支柱付き手摺Ａの各支柱１の手摺パイプ
２ａ、２ｂを取付けた側とは反対の外面にそれぞれ保持
材５を取付け、保持材５に設けた上下方向の穴などの係
止部に、後記する支柱なし手摺Ｂの係止片１３を嵌合で
きるようになっている。
ａの先端側は、上下２本の間が連結材３により連結さ
れ、２本の大径の手摺パイプ２ａを平行に保てるように
なっている。また、大径の手摺パイプ２ａの先端近くに
外周から内部に向かう固定ネジ４が設けられ、大径の手
摺パイプ２ａ内に挿入した小径の手摺パイプ２ｂの挿入
部を押し付けて支柱付き手摺Ａの長さを固定できるよう
になっている。なお固定ネジ４は、上側の手摺パイプ２
に設けたが、上下両方の手摺パイプ２に設けるようにし
てもよい。また支柱付き手摺Ａの各支柱１の手摺パイプ
２ａ、２ｂを取付けた側とは反対の外面にそれぞれ保持
材５を取付け、保持材５に設けた上下方向の穴などの係
止部に、後記する支柱なし手摺Ｂの係止片１３を嵌合で
きるようになっている。
【００１０】さらに支柱付き手摺Ａの各支柱１の下端に
パイプジョイントに似た固定金具６が溶接などにより取
付けられ、その固定金具６の下部を、床部に固定した固
定パイプ７に嵌合させて固定できるようになっている。
なお固定金具６は、筒体６ａ内に一対の小径の半割筒６
ｃが設けられ、筒体６ａを貫通するように設けたネジ部
材６ｂの途中が、一方の半割り筒６ｃに固定したナット
に螺合され、ネジ部材６ｂの先端が他方の半割り筒６ｃ
に回動可能に連結されている。そして、ネジ部材６ｂの
回動操作により２つの半割り筒６ｃの径方向間隔を調節
することにより、固定金具６の下部を固定パイプ７に取
付けたり外したりできるようになっている。なお、本実
施例では、固定金具６の筒体６ａが支柱１の下端に溶接
で固定されている。
パイプジョイントに似た固定金具６が溶接などにより取
付けられ、その固定金具６の下部を、床部に固定した固
定パイプ７に嵌合させて固定できるようになっている。
なお固定金具６は、筒体６ａ内に一対の小径の半割筒６
ｃが設けられ、筒体６ａを貫通するように設けたネジ部
材６ｂの途中が、一方の半割り筒６ｃに固定したナット
に螺合され、ネジ部材６ｂの先端が他方の半割り筒６ｃ
に回動可能に連結されている。そして、ネジ部材６ｂの
回動操作により２つの半割り筒６ｃの径方向間隔を調節
することにより、固定金具６の下部を固定パイプ７に取
付けたり外したりできるようになっている。なお、本実
施例では、固定金具６の筒体６ａが支柱１の下端に溶接
で固定されている。
【００１１】支柱なし手摺Ｂは、支柱付き手摺Ａの手摺
パイプと同様に、大径パイプ１１ａ内に小径パイプ１１
ｂを摺動可能に挿入して伸縮可能に構成し、支柱付き手
摺と同様に固定ネジ１６で伸縮長さを固定できるように
なっている。そして上下２本の伸縮可能な手摺パイプ１
１を、前記の支柱付き手摺の上下２本の手摺パイプとほ
ぼ同一の長さに形成して、上下の大径の手摺パイプ１１
ａの両端部の間をそれぞれ連結材１４で連結した。また
小径の上下２本の手摺パイプ１１ｂは、大径の手摺パイ
プ１１ａへの挿入側とは反対側の端部の間が連結材１５
で連結されている。さらに２本の手摺パイプ１１の両端
に、それぞれ係止片１３が下向きに突設され、各係止片
１３が支柱付き手摺Ａの保持材５に嵌合されることによ
り、図３に示すように２つの支柱付き手摺Ａの間に支柱
なし手摺Ｂが連結される。なお上記の支柱付き手摺Ａと
支柱なし手摺Ｂでは、それぞれ手摺パイプが上下２本で
あったが、１本でもあるいは３本などにも同様に変更可
能である。
パイプと同様に、大径パイプ１１ａ内に小径パイプ１１
ｂを摺動可能に挿入して伸縮可能に構成し、支柱付き手
摺と同様に固定ネジ１６で伸縮長さを固定できるように
なっている。そして上下２本の伸縮可能な手摺パイプ１
１を、前記の支柱付き手摺の上下２本の手摺パイプとほ
ぼ同一の長さに形成して、上下の大径の手摺パイプ１１
ａの両端部の間をそれぞれ連結材１４で連結した。また
小径の上下２本の手摺パイプ１１ｂは、大径の手摺パイ
プ１１ａへの挿入側とは反対側の端部の間が連結材１５
で連結されている。さらに２本の手摺パイプ１１の両端
に、それぞれ係止片１３が下向きに突設され、各係止片
１３が支柱付き手摺Ａの保持材５に嵌合されることによ
り、図３に示すように２つの支柱付き手摺Ａの間に支柱
なし手摺Ｂが連結される。なお上記の支柱付き手摺Ａと
支柱なし手摺Ｂでは、それぞれ手摺パイプが上下２本で
あったが、１本でもあるいは３本などにも同様に変更可
能である。
【００１２】次に、１つの支柱付き手摺からなる第２実
施例の仮設手摺を図４、５により説明する。この場合の
支柱付き手摺は、両支柱１に前記実施例の保持材５が設
けられていない点で異なるが、前記実施例の支柱付き手
摺とほぼ同一の構成である。すなわち、この仮設手摺
は、一対の支柱１の上部間に水平方向に伸縮可能な手摺
パイプ２が取付けられ、手摺パイプ２は片側が大径パイ
プ２ａに形成され、他側が大径パイプ２ａ内に摺動可能
に挿入される小径パイプ２ｂに形成され、手摺パイプ２
の長さは固定ネジ４で固定できるようになっているとと
もに、上下２本の大径パイプ２ａは連結材３で連結され
ている。そして、この仮設手摺は、例えば建築中のベラ
ンダの外側開口２０に仮に取付けられ、支柱１の下端に
設けられているパイプジョイントに似た固定金具６が、
ベランダの外側縁部に設けられている穴２１に仮に固定
されるようになっている。
施例の仮設手摺を図４、５により説明する。この場合の
支柱付き手摺は、両支柱１に前記実施例の保持材５が設
けられていない点で異なるが、前記実施例の支柱付き手
摺とほぼ同一の構成である。すなわち、この仮設手摺
は、一対の支柱１の上部間に水平方向に伸縮可能な手摺
パイプ２が取付けられ、手摺パイプ２は片側が大径パイ
プ２ａに形成され、他側が大径パイプ２ａ内に摺動可能
に挿入される小径パイプ２ｂに形成され、手摺パイプ２
の長さは固定ネジ４で固定できるようになっているとと
もに、上下２本の大径パイプ２ａは連結材３で連結され
ている。そして、この仮設手摺は、例えば建築中のベラ
ンダの外側開口２０に仮に取付けられ、支柱１の下端に
設けられているパイプジョイントに似た固定金具６が、
ベランダの外側縁部に設けられている穴２１に仮に固定
されるようになっている。
【００１３】またこの実施例の固定金具６は、前記実施
例と同一のものを適用でき、筒体６ａ内に一対の小径の
半割筒６ｃが設けられ、筒体６ａの周壁を貫通するよう
に設けたネジ部材６ｂの途中が、一方の半割り筒６ｃに
固定したナット６ｄに螺合され、ネジ部材６ｂの先端が
他方の半割り筒６ｃに回動可能に連結されている。そし
て、ネジ部材６ｂの回動操作により２つの半割り筒６ｃ
の間隔を径方向に調節することにより、固定金具６の下
部を固定側の穴２１内に固定したり外したりできるよう
になっている。本実施例では、図５（ｂ）に示すように
２つの半割り筒６ｃの外面にそれぞれ、長板状の羽根部
材２３が突設され、固定金具６を固定させる穴２１の径
が大きな場合にも固定できるようにしている。なお、羽
根部材２３を半割り筒６ｃに取付けるのは、図５（ｃ）
に示すように４方向に羽根部材２３を取付けたり、図５
（ｄ）に示すように一方の半割り筒６ｃにのみ羽根部材
２３を取付けるようにしてもよい。
例と同一のものを適用でき、筒体６ａ内に一対の小径の
半割筒６ｃが設けられ、筒体６ａの周壁を貫通するよう
に設けたネジ部材６ｂの途中が、一方の半割り筒６ｃに
固定したナット６ｄに螺合され、ネジ部材６ｂの先端が
他方の半割り筒６ｃに回動可能に連結されている。そし
て、ネジ部材６ｂの回動操作により２つの半割り筒６ｃ
の間隔を径方向に調節することにより、固定金具６の下
部を固定側の穴２１内に固定したり外したりできるよう
になっている。本実施例では、図５（ｂ）に示すように
２つの半割り筒６ｃの外面にそれぞれ、長板状の羽根部
材２３が突設され、固定金具６を固定させる穴２１の径
が大きな場合にも固定できるようにしている。なお、羽
根部材２３を半割り筒６ｃに取付けるのは、図５（ｃ）
に示すように４方向に羽根部材２３を取付けたり、図５
（ｄ）に示すように一方の半割り筒６ｃにのみ羽根部材
２３を取付けるようにしてもよい。
【００１４】
【発明の効果】本発明の仮設手摺は、支柱付き手摺と支
柱なし手摺とから構成してそれらを交互に連結できるよ
うになっているため、建設現場で使用する仮設手摺の組
立て分解を容易にでき、しかも床部や足場周縁に安全性
よく立設することができる。また１つの支柱付き手摺か
らなる仮設手摺は、ベランダなどの短い開口縁部に簡単
にかつ安全性よく取付けることができる。
柱なし手摺とから構成してそれらを交互に連結できるよ
うになっているため、建設現場で使用する仮設手摺の組
立て分解を容易にでき、しかも床部や足場周縁に安全性
よく立設することができる。また１つの支柱付き手摺か
らなる仮設手摺は、ベランダなどの短い開口縁部に簡単
にかつ安全性よく取付けることができる。
【図１】本発明の仮設手摺を構成する支柱付き手摺の正
面図である。
面図である。
【図２】本発明の仮設手摺を構成する支柱なし手摺の正
面図である。
面図である。
【図３】本発明の仮設手摺を仮設した状態の説明図であ
る。
る。
【図４】本発明の異なる実施例の仮設手摺を示す斜視図
である。
である。
【図５】図４に示す仮設手摺の支柱下部の拡大図と、固
定金具の下部の３種類の断面図である。
定金具の下部の３種類の断面図である。
Ａ 支柱付き手摺 Ｂ 支柱なし手摺 １ 支柱 ２ 手摺パイプ ５ 保持材 ６ 固定金具 １１ 手摺パイプ １３ 係止片
Claims (5)
- 【請求項１】 一対の支柱の上部間に手摺パイプを水平
方向に伸縮可能に取付けた支柱付き手摺と、水平方向に
伸縮可能な手摺パイプを有する支柱なし手摺とからな
り、支柱付き手摺の一方の支柱に取付けられた手摺パイ
プと他方の支柱に取付けられた手摺パイプとは管径を大
小にして一方が他方内に摺動可能に挿入されるととも
に、両支柱の手摺パイプ取付け側とは反対側の外面に係
止部を有する保持材が取付けられ、支柱なし手摺の手摺
パイプは２分割されて前記同様に一方の手摺パイプと他
方の手摺パイプとは管径が大小にされて一方が他方内に
摺動可能に挿入されるとともに、手摺パイプの両端に前
記支柱の保持材に嵌合される係止片が設けられているこ
とを特徴とする仮設手摺。 - 【請求項２】 支柱付き手摺と支柱なし手摺のそれぞれ
の手摺パイプは少なくとも上下２本で構成されて、上下
の手摺パイプ間の適所が連結材で連結されていることを
特徴とする請求項１の仮設手摺。 - 【請求項３】 支柱付き手摺の各支柱の下端にそれぞ
れ、固定金具が取付けられている請求項１又は２の仮設
手摺。 - 【請求項４】 一対の支柱の上部間に手摺パイプが水平
方向に伸縮可能に取付けられ、手摺パイプは片側が大径
パイプで形成されるとともに、他側が前記大径パイプ内
に摺動可能に挿入される小径パイプで形成され、両支柱
の下端にそれぞれ固定金具が取付けられていることを特
徴とする仮設手摺。 - 【請求項５】 固定金具は、ネジ部材で径方向間隔が調
整される２つの半割り筒を有しており、少なくとも１つ
の半割り筒の外面に羽根部材が突設されていることを特
徴とする請求項４の仮設手摺。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7240772A JP2831303B2 (ja) | 1994-09-29 | 1995-08-25 | 仮設手摺 |
Applications Claiming Priority (3)
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| JP25947094 | 1994-09-29 | ||
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| JP2831303B2 JP2831303B2 (ja) | 1998-12-02 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1302609A1 (en) * | 2001-09-27 | 2003-04-16 | Luis Rodriguez Gonzalez | Safety handrail for construction work. |
| KR100828576B1 (ko) * | 2007-03-13 | 2008-05-09 | 이양선 | 이동식 틀비계용 난간대 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04120846U (ja) * | 1991-04-19 | 1992-10-28 | 恵産業株式会社 | ストツパー付き仮設用手摺り |
| JPH0632575U (ja) * | 1992-10-02 | 1994-04-28 | 株式会社竹中工務店 | 自在手摺 |
| JPH06167100A (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-14 | Hory Corp | 足場用手摺枠 |
| JPH07119291A (ja) * | 1993-10-20 | 1995-05-09 | Daiwa House Ind Co Ltd | 工事現場用巾木付き手摺 |
| JPH0726481U (ja) * | 1993-10-20 | 1995-05-19 | 綜建産業株式会社 | 建築工事用手摺 |
| JPH07331862A (ja) * | 1994-06-10 | 1995-12-19 | Japan Steels Internatl Kk | 作業台用手摺 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP7240772A patent/JP2831303B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
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| KR100828576B1 (ko) * | 2007-03-13 | 2008-05-09 | 이양선 | 이동식 틀비계용 난간대 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2831303B2 (ja) | 1998-12-02 |
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