JPH08149112A - 誤り測定装置 - Google Patents

誤り測定装置

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JPH08149112A
JPH08149112A JP30692494A JP30692494A JPH08149112A JP H08149112 A JPH08149112 A JP H08149112A JP 30692494 A JP30692494 A JP 30692494A JP 30692494 A JP30692494 A JP 30692494A JP H08149112 A JPH08149112 A JP H08149112A
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signal
pattern
synchronization
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error
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JP30692494A
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Koji Ogawa
幸治 小川
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Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力される被測定信号の符号列に対する参照
信号の符号列の同期を高速に確定できるようにする。 【構成】 分周器32は被測定信号Dのビットレートの
1/Nの第2のクロック信号CK2 を発生する。デマル
チプレクサ31は、シリアル入力される被測定信号Dを
N系列の被測定パターン信号に変換する。誤り検出回路
36はメモリ回路34から読み出されるN系列のパター
ン信号に対する被測定パターン信号の誤り率を検出して
同期判定回路37へ出力する。同期判定回路37は基準
値より大きい誤り率を受けると同期未確定信号を出力す
る。読み書き制御回路35は、同期未確定信号を受ける
と被測定信号の1周期分の被測定パーン信号をメモリ回
路34へ書き込んでから、その書き込んだ順に被測定パ
ターン信号を読み出して誤り検出回路36へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送系を介して入力さ
れる被測定信号の符号誤り率を測定するための誤り測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】誤り測定装置は、測定の対象となる伝送
系を介して入力される被測定信号と誤り測定装置自身が
発生する参照信号とをビット単位で比較して、被測定信
号の符号誤り率を検出するように構成されている。
【0003】この種の誤り測定装置のうち、特に高速
(周波数が数GHz帯)にシリアル入力される被測定信
号の誤り率を測定するための誤り測定装置では、被測定
信号を複数系列の並列の被測定パターン信号に変換し
て、被測定信号のビット誤りを複数ビット単位に検出す
ることによって、被測定信号のビットレートより数段遅
い速度で安定に誤り率を測定できるようにしている。
【0004】また、この種の誤り測定装置では、参照信
号と被測定信号の符号列を予め同期させてから実際の誤
り測定を行うが、符号列を同期させる方法として、2つ
の方法が知られている。
【0005】図4は、第1の同期確定方法を用いた従来
の誤り測定装置10の構成を示すものである。図4にお
いて、被測定信号Dは、第1のクロック信号CK1 に同
期して1:N(Nは複数)のデマルチプレクサ11に入
力される。ここで、第1のクロック信号CK1 は、外部
から入力されるか、あるいは被測定信号Dから抽出され
る信号であり、被測定信号Dの各ビットに同期してい
る。
【0006】第1のクロック信号CK1 はインヒビット
回路12を介して分周器13に入力され1/Nの周波数
に分周される。分周器13から出力される第2のクロッ
ク信号CK2 は、デマルチプレクサ11および参照信号
発生器14へ入力される。
【0007】インヒビット回路12は、後述する同期判
定回路16からのインヒビット信号を受けている間、分
周器13に対する第1のクロック信号CK1 の入力を禁
止させる。
【0008】デマルチプレクサ11は、シリアル入力さ
れる被測定信号Dを、第2のクロック信号CK2 に同期
してN系列の並列の被測定パターン信号に変換して出力
する。
【0009】一方、参照信号発生器14は、誤り測定の
対象となる伝送系に繰り返し入力される特定パターンの
符号列と同一符号列の参照信号を、Nビット単位の参照
パターン信号に分け、各参照パターン信号を第2のクロ
ック信号信号CK2 に同期して順番に出力する。
【0010】デマルチプレクサ11から出力される被測
定パターン信号および参照信号発生器14から出力され
る参照パターン信号は、誤り検出回路15へ入力され
る。
【0011】誤り検出回路15は、被測定パターン信号
と参照パターン信号とを各桁毎に比較して、その誤りビ
ット数を検出し、その誤りビットの数を、例えば、被測
定信号の一周期分のビット比較が終了するまで積算し、
この積算値を誤り率として同期判定回路16へ出力す
る。
【0012】同期判定回路16は、誤り検出回路15か
ら出力される誤り率と所定の基準値とを比較し、誤り率
が基準値以上のときには、1クロック分のインヒビット
信号をインヒビット回路12に出力して、分周器13に
対する第1のクロック信号CK1 の入力をクロック1個
分だけ禁止させる。また、誤り率が基準値より小さいと
きには、被測定信号に対して参照信号の同期が確定した
と判断して、インヒビット信号を出力せずに、同期確定
信号を表示器17へ出力する。
【0013】表示器17は、誤り検出回路15から出力
される誤り率を表示し、また同期が確定したか否かを文
字やマーク等で表示する。
【0014】次に、上記構成の誤り測定装置10の動作
を、図5に示すタイミングチャートに基づいて説明する
(なお、図5のタイミングチャートは、後述する第2の
同期確定方法の説明にも用いる)。
【0015】このタイミングチャートは、参照信号発生
器14に予め設定されている参照信号の符号列が16ビ
ット周期で、分周器13の分周比Nが4の場合を示した
ものであり、ここでは、16ビットの参照信号の0と1
の符号列を(A、B、C、……、N、O、P)とし、参
照信号発生器14には、4ビット単位に(A、B、C、
D)、(E、F、G、H)、(I、J、K、L)、
(M、N、O、P)の参照パターン信号が設定されてい
るものとする。
【0016】ここで、例えば、図5の(a)に示す第1
のクロック信号CK1 に同期して被測定信号が図5の
(b)のように(O、P、A、……、K、L、M、N)
の順にデマルチプレクサ11へ入力され、デマルチプレ
クサ11から4ビット並列の被測定パターン信号が図5
の(c)のように(O、P、A、B)、(C、D、E、
F)、(G、H、I、J)、(K、L、M、N)の順に
出力され、これと同期して参照信号発生器14からは、
図5の(d)のように(A、B、C、D)、(E、F、
G、H)、(I、J、K、L)、(M、N、O、P)の
順に参照パターン信号が出力されたとする。
【0017】誤り検出回路15は、始めに4ビット並列
の被測定パターン信号(O、P、A、B)と参照パター
ン信号(A、B、C、D)との誤りビット数を検出し、
その数を記憶してから、被測定パターン信号(C、D、
E、F)と参照パターン信号(E、F、G、H)との誤
りビット数を検出して、この数を前回の誤りビット数に
加算して、その加算値を記憶し、次の4ビットについて
誤り検出を行う。この動作を4回、即ち16ビット分行
って、誤りビット数の積算値を誤り率として同期判定回
路16へ出力する。前記のように、第1のサイクルで
は、参照信号に対して被測定信号は2ビット分ずれてい
るため、このサイクルの誤り率は、基準値を大きく越え
ることになる。
【0018】したがって、同期判定回路16からインヒ
ビット回路12へインヒビット信号が1クロック分出力
されて、被測定信号の符号(O)に同期した第1のクロ
ック信号の入力が禁止される。
【0019】このため、デマルチプレクサ11から次の
タイミングに出力される被測定パターン信号は(P、
A、B、C)となる。これに対し、参照信号発生器14
から出力される参照パターン信号は(A、B、C、D)
となり、以下、このパターン信号を含めて16ビット分
の誤りが検出される。この第2のサイクルにおいても、
被測定信号は参照信号に対して1ビット分ずれているた
め、その誤り率は基準値以上になる。したがって、再
び、インヒビット信号が1クロック分出力され、被測定
信号の符号(P)に同期したクロック信号の入力が禁止
される。
【0020】このため、第3のサイクルでは、デマルチ
プレクサ11から、(A、B、C、D)、(E、F、
G、H)、(I、J、K、L)、(M、N、O、P)の
順に被測定パターン信号が出力される。これに対し、参
照信号発生器14からもこれと同期して、(A、B、
C、D)、(E、F、G、H)、(I、J、K、L)、
(M、N、O、P)の順に参照パターン信号が出力され
る。
【0021】このため、たとえ、被測定信号に僅かなビ
ット誤りがあっても、第3のサイクルの終了時に誤り検
出回路15から出力される誤り率は基準値より小さくな
る。したがって、同期判定回路16は、被測定信号に対
して参照信号の同期が確定したと判断して、インヒビッ
ト信号を出力せずに、同期確定信号を表示器17へ出力
する。
【0022】このようにして、同期が確定した後は、誤
り検出回路15から出力される誤り率が基準値以上にな
るまで(即ち、同期が外れるまで)、第1のクロック信
号CK1 がインヒビットされない状態で、誤り検出動作
が繰り返し行われる。
【0023】以上のように、この誤り測定装置10で
は、被測定信号の1周期分の誤り率が基準値より小さく
なるまで、被測定信号を1ビットずつずらして、参照信
号と比較するようにしているため、被測定信号と参照信
号とのビットのずれ数kに対して、同期が確定するまで
少なくとも(k+1)サイクル分の時間がかかることに
なり、ビットのずれ数kによって、同期確定までの時間
が大きくばらつくという問題があった。
【0024】この問題を解決するために、第2の同期確
定方法が提案されている。図6は、第2の同期確定方法
を用いた誤り測定装置20の構成を示している。この誤
り測定装置20は、前記した図4の誤り測定装置10と
同様に、デマルチプレクサ11、インヒビット回路1
2、分周器13、参照信号発生器14′、誤り検出回路
15′、同期判定回路16および表示器17を備え、さ
らに、特定パターン検出回路18を有している。
【0025】この特定パターン検出回路18は、同期が
外れているときに、デマルチプレクサ11から、予め設
定された特定パターン、例えば(A、B、C、D)が出
力されたことを検出して、この特定パターンを検出した
ことを示す検出信号を参照パターン信号発生器14′お
よび誤り検出回路15′へ出力する。
【0026】参照パターン信号発生器14′は、特定パ
ターン検出回路18からの検出信号を受けると、この特
定パターンから始まる参照パターン信号を誤り検出回路
15へ出力する。
【0027】誤り検出回路15′は、特定パターン検出
回路18からの検出信号を受けると、それまでの積算し
た誤りビット数を一旦リセットして、この特定パターン
と参照パターン信号の誤り検出から新たな誤り検出を開
始させる。
【0028】このように構成された誤り測定装置20で
は、図5の(a)、(e)に示しているように、被測定
信号と参照信号とが2ビットずれている場合には、第1
のサイクルの16ビット分の誤り検出によって、その誤
り率が基準値を越え、クロック信号の入力が1クロック
分禁止されて、被測定信号と参照信号とが1ビットずれ
た状態で第2のサイクルに入り、特定信号の検出がなさ
れる。
【0029】この第2のサイクルの間には、デマルチプ
レクサ11から特定パターン(A、B、C、D)が検出
されないため、このサイクルが終了した時点で再びイン
ヒビット回路12によって第1のクロック信号CK1
入力が1クロック分禁止される。
【0030】そして、第3のサイクルの最初にデマルチ
プレクサ11から(A、B、C、D)の特定パターンが
出力されると、特定パターン検出回路18から検出信号
が出力され、参照信号発生器14′からは、図5の
(e)のように、特定パターン(A、B、C、D)と同
じ参照パターン信号が出力される。
【0031】誤り検出回路15′は、この参照パターン
信号に対する特定パターンのビット誤りの検出から測定
を開始して、以後、第2のクロック信号CK2 に同期し
て、(E、F、G、H)、(I、J、K、L)、(M、
N、O、P)の順で入力されるパターン信号同士の誤り
検出を行う。
【0032】したがって、たとえ、特定パターンに続く
パターン信号に僅かなビット誤りがあっても、この第3
のサイクルが終了した時点の誤り率は、基準値より小さ
くなり、同期判定回路16からは同期確定信号が出力さ
れる。
【0033】このように図6に示した誤り測定装置20
では、同期が外れたときに、被測定信号を1ビット分ず
らすだけでなく、デマルチプレクサ11から特定パター
ンが出力された段階に、参照パターン信号の出力をこの
特定パターンから開始することによって、同期確定処理
を行うようにしている。
【0034】このため、参照信号に対する被測定信号の
ビットのずれ数がいくつであっても、最大でN回(この
場合4回)のインヒビット処理(初期サイクル時に特定
パターンの検出を行うようにすれば、最大で3回のイン
ヒビット処理)を行えば、次のサイクル内には特定パタ
ーンが検出されるため、最大でほぼ6サイクル分の時間
内に同期が確定することになり、図4の誤り測定装置1
0より平均的に短い時間で同期を確定させることができ
る。
【0035】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、この
ように同期確定までの時間を短縮させた誤り測定装置2
0であっても、6サイクル分の被測定信号が入力されな
ければ同期が確定せず、バースト状に短時間(例えば
3、4サイクル分)だけ入力される被測定信号に対し
て、同期の確定と誤り測定とを確実に行うことはできな
かった。
【0036】また、この誤り測定装置20では、被測定
信号の一周期の符号列内の連続する一部の特定パターン
を検出して同期を確定させるようにしているため、被測
定信号の符号列にこの特定パターンと同一のパターンが
複数含まれているような場合には、同期確定にさらに長
い時間がかかってしまい、前記したバースト状に短時間
に入力される被測定信号に対して同期をとることができ
なかった。
【0037】また、これらの誤り測定装置10、20で
は、被測定信号のビットレートに対応する高速な第1の
クロック信号CK1 を、確実に1クロック分インヒビッ
トするために、高速なインヒビット回路12およびこの
インヒビット回路12にインヒビット信号を高速に且つ
高いタンミング精度で出力する同期判定回路16が必要
になるという問題がある。
【0038】また、これらの誤り測定装置10、20で
は、伝送系に入力する符号列と、参照信号発生器から出
力させる符号列とが必ず対応していなければ誤り測定が
行えないという不便さがあった。
【0039】本発明はこの問題を解決し、バースト状に
短時間に入力される被測定信号に対しても高速に同期確
定処理が行え、高速動作が必要なインヒビット回路を使
用することなく、しかも任意の符号列に対応できるよう
にした誤り測定装置を提供することを目的としている。
【0040】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の誤り測定装置は、任意のパターン列が所定
周期で繰り返される信号を伝送系を介して受信するよう
に形成され、前記伝送系を介して受信した被測定信号の
ビットレートの1/N(Nは2以上の整数)のクロック
信号(CK2 )を出力するクロック信号発生手段(3
2)と、前記クロック信号発生手段から出力されるクロ
ック信号に同期して、被測定信号を複数系列の被測定パ
ターン信号に変換して出力する信号系列変換手段(3
1)と、前記クロック信号発生手段から出力されるクロ
ック信号に同期して、前記被測定パターン信号と同一系
列数の参照パターン信号を順次出力する参照信号発生手
段(33)と、前記信号系列変換手段から出力される被
測定パターン信号と、前記参照信号発生手段から出力さ
れる参照パターン信号とを順次比較して、参照パターン
信号に対する被測定パターン信号の符号誤り率を検出す
る誤り検出手段(36)と、前記誤り検出手段によって
検出される符号誤り率と所定の基準値とを比較して、前
記参照信号発生手段から発生する参照パターン信号の符
号列と前記被測定パターン信号の符号列との同期を判定
する同期判定手段(37)とを備えた誤り測定装置にお
いて、前記参照信号発生手段を、前記被測定パターン信
号の書込みおよび読み出しが可能なメモリ回路(34)
と、前記同期判定手段によって、参照パターン信号の符
号列と前記被測定パターン信号の符号列とが同期しない
と判定されたとき、前記信号系列変換手段から出力され
る少なくとも1周期分の被測定パターン信号を、前記ク
ロック信号に同期して、前記メモリ回路に書き込む書込
み手段(35)と、前記書込み手段によって被測定パタ
ーン信号が前記メモリ回路に書き込まれたとき、および
前記同期判定回路によって参照パターン信号と被測定パ
ターン信号との符号列が同期していると判定されている
間、前記メモリ回路に書き込まれているパターン信号を
その書込んだ順に前記クロック信号に同期して読み出
し、該読み出したパターン信号を参照パターン信号とし
て前記誤り検出手段へ出力する読出手段(35)とによ
って構成している。
【0041】
【作用】このように構成したため、本発明の誤り測定装
置では、同期が確定しないと判定されたとき、信号系列
変換手段から出力される被測定パターン信号が少なくと
も1周期分メモリ回路へ書き込まれ、このメモリ回路に
書き込まれた被測定パターン信号が参照パターン信号と
してメモリ回路から読み出されて誤り検出回路へ入力さ
れ、信号系列変換手段から続いて出力される被測定パタ
ーン信号の符号誤りが検出される。したがって、メモリ
回路に書き込まれた被測定パターン信号自身の符号誤り
が少なければ直ちに同期が確定して、以後、メモリ回路
に書き込まれたパターン信号を参照パターン信号とする
誤り測定が行われる。
【0042】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、一実施例の誤り測定装置30の構成を
示す図である。
【0043】図1において、第1のクロック信号CK1
は、前記同様に、外部から入力されるか、あるいはデマ
ルチプレクサ31へ入力される被測定信号Dから抽出し
たものであり、シリアル入力される被測定信号Dの各ビ
ットに同期しているものとする。
【0044】第1のクロック信号CK1 は、この実施例
のクロック信号発生手段としての分周器32へ入力され
て1/N分周される。分周器32から出力される第2の
クロック信号CK2 は、デマルチプレクサ31および後
述する読書き制御回路35へ入力される。
【0045】デマルチプレクサ31は、この実施例の信
号系列変換手段を形成するものであり、シリアル入力さ
れる被測定信号Dを、第2のクロック信号CK2 に同期
して、分周器32の分周比Nと等しい系列数の並列の被
測定パターン信号に変換して、参照信号発生部33のメ
モリ回路34および誤り検出回路36へ出力する。
【0046】参照信号発生部33は、メモリ回路34と
読書き制御回路35によって構成されている。メモリ回
路34は読み書き可能に構成され、デマルチプレクサ3
1からN系列に並列出力される被測定パターン信号を、
少なくとも被測定信号の1周期分記憶できる容量を有し
ている。
【0047】読書き制御回路35は、この実施例の書込
み手段および読出手段を構成するものであり、メモリ回
路34に対してアドレス信号と読み書き信号R/Wを出
力して、デマルチプレクサ31から順次出力される被測
定パターン信号を所定アドレス順に記憶し、また、これ
を所定アドレス順に読み出す。
【0048】即ち、この読書き制御回路35は、後述す
る同期判定回路37からの同期未確定信号を受けたとき
から、第2のクロック信号CK2 に同期してデマルチプ
レクサ31から出力される被測定パターン信号を被測定
信号の1周期分だけメモリ回路34に所定アドレス順に
書き込んだ後、メモリ回路34に記憶した被測定パター
ン信号をその書き込んだ順にNビット単位に読み出し
て、これを参照パターン信号として順次誤り検出回路3
6へ出力し、この1周期分の読み出しが終了した時点で
同期未確定信号を受けないときには、この参照パターン
信号の読み出しを繰り返し行う。
【0049】誤り検出回路36は、デマルチプレクサ3
1から出力される被測定パターン信号とメモリ回路34
から読み出される参照パターン信号とのビット誤り数
を、被測定信号の1周期分検出し、そのビット誤り数を
誤り率として同期判定回路37へ出力する。
【0050】同期判定回路37は、誤り検出回路36か
らの誤り率と所定の基準値と比較し、誤り率が基準値以
上のときには、同期未確定信号を被測定信号の1周期分
の時間だけ読書き制御回路35へ出力し、誤り率が基準
値より小さいときには、同期確定信号を表示器38へ出
力する。
【0051】この同期判定回路37は、同期の確定を判
定するときには比較的小さな基準値を用い、同期確定を
判定した後には同期外れによって発生する大きな誤り率
を検出できる程度の比較的大きな基準値を用いて、誤り
検出回路36からの誤り率との比較を行い、同期未確定
信号を出力している間は、誤り検出回路36から出力さ
れる誤り率と基準値との比較は行わない。また、同期判
定回路37は、この誤り測定装置30の動作開始時(電
源投入時等)にも被測定信号の1周期分の同期未確定信
号を出力する。
【0052】表示器38は、誤り検出回路36から出力
される誤り率を表示し、また、同期確定信号を受けて、
被測定信号と参照信号との同期が確定したことを表す文
字やマーク等を表示する。
【0053】次に、この実施例の誤り測定装置30の動
作を図2のタイミングチャートに基づいて説明する。
【0054】ここで、被測定信号は被測定対象である伝
送系に16ビットを1周期とする任意の符号列を繰り返
し与えたときにこの伝送系から出力される信号とし、分
周器32の分周比Nおよびデマルチプレクサ31の出力
系列数を4とする。
【0055】始めに、図2の(a)に示す第1のクロッ
ク信号CK1 に同期して、被測定信号が図2の(b)に
示すように(O、P、A、B、……、K、L、M、N)
の順に1周期分入力されると、デマルチプレクサ31か
らは、図2の(c)に示すように、被測定パターン信号
が(O、P、A、B)、(C、D、E、F)、(G、
H、I、J)、(K、L、M、N)の順に4ビット単位
に出力される。
【0056】一方、同期判定回路37は、動作初期時に
図2の(d)のように、同期未確定信号を読書き制御回
路35および誤り検出回路36へ出力する。
【0057】同期未確定信号を受けた読書き制御回路3
5は、デマルチプレクサ31から出力される被測定パタ
ーン信号(O、P、A、B)、(C、D、E、F)、
(G、H、I、J)、(K、L、M、N)を、所定アド
レス順にメモリ回路34に記憶させる。
【0058】メモリ回路34に被測定パターン信号が4
回書き込まれると、誤り検出回路36からその間に検出
した誤り率が同期判定回路37へ出力されるが、同期判
定回路37は、この誤り率に対する処理は行わずに、同
期未確定信号の出力を停止させる。
【0059】このため、第2のサイクルでは、読書き制
御回路35は、図2の(e)に示すように、メモリ回路
34に書き込んだパターン信号を参照パターン信号とし
て、書き込んだ順に4ビットずつ読み出して、誤り検出
回路36へ出力する。
【0060】したがって、誤り検出回路36は、1周期
前の被測定信号の符号列に対する次の周期の被測定信号
の符号列の誤り率を検出することになる。
【0061】この連続する2周期の被測定信号の符号列
がほぼ同一符号列であれば、第2のサイクルに誤り検出
回路36で検出される誤り率は、基準値(この場合小さ
い方の基準値)より小さくなり、このサイクルの終了時
点に同期判定回路37から同期確定信号が出力される。
【0062】このように同期が確定した以後、読書き制
御回路35は、伝送系に異常が発生して、同期判定回路
37から同期未確定信号が出力されるまでは、最初のサ
イクルでメモリ回路34に書き込んだ被測定パターン信
号を、参照パターン信号として繰り返し読み出すことに
なる。そして、誤り測定の間に被測定信号と参照信号と
の間の同期が外れて、同期判定回路37に入力される誤
り率が大きい方の基準値を越えた場合には、図2に示し
た動作が再びなされて、直ちに同期が確定する。
【0063】なお、上記実施例では、説明の簡便さか
ら、被測定信号が16ビットで1周期とし、分周器32
の分周比Nおよびデマルチプレクサ31から出力される
パターン信号の並列ビット数を4としていたが、被測定
信号の1周期のビット長は、128ビットや256ビッ
ト等任意であり、また、メモリ回路34、読書き制御回
路35、誤り検出回路36および同期判定回路37とし
て安価な低速の回路を用いるために、分周器32の分周
比Nやデマルチプレクサ31から出力されるパターン信
号の並列ビット数を例えば16や32等の大きい値にす
る。
【0064】以上のように、この誤り測定装置30で
は、2周期連続して入力される任意の被測定信号の符号
列に高い再現性があれば、この2周期分の時間で同期が
確定して、3周期目から被測定信号に対する誤り率の測
定を行うことができる。
【0065】このため、バースト状に短時間だけ入力さ
れるような被測定信号の誤り率も、確実に測定できる。
【0066】また、被測定信号の速度に等しい高速動作
が要求されるインヒビット回路やこのインヒビット回路
にインヒビット信号を出力するための回路が不要にな
り、より高速の被測定信号の誤り測定を確実に行うこと
ができる。
【0067】
【他の実施例】前記実施例では、デマルチプレクサ31
から出力されるNビット並列の被測定パターン信号をメ
モリ回路34に直接書き込んで、これを読み出すように
していたが、図3に示すメモリ回路41のように、デマ
ルチプレクサ31から、Nビット(例えば、4ビット)
並列にM回(例えば、4回)出力される被測定パターン
信号を、1:Mのデマルチプレクサ42によって、N・
Mビット(例えば16ビット)並列の被測定パターン信
号に変換してから、メモリ43に記憶させ、メモリ43
にN・Mビット単位で記憶した被測定パターン信号を、
M:1のマルチプレクサ43を介して、Nビット単位に
読み出すようにしてもよい。このように構成すれば、動
作速度がさらに遅い安価なメモリを使用することができ
る。
【0068】また、前記実施例では、被測定信号がシリ
アル入力される場合について説明したが、複数系列で並
列に入力される被測定信号に対しても本発明を同様に適
用できる。例えば、4系列並列に被測定信号が入力され
る場合には、この被測定信号をデマルチプレクサによっ
て16系列(あるいは32系列)の並列の被測定パター
ン信号に変換して、前記実施例と同様の処理を行えばよ
い。
【0069】また、前記実施例では、バースト状に入力
される被測定信号に対して短期間に同期を確定させるこ
とができるように、被測定信号の1周期分の被測定パタ
ーン信号をメモリ回路34に書き込んでいたが、複数周
期分の被測定パターン信号をメモリ回路34に書き込ん
でから、この書き込んだパターン信号と、これに続く複
数周期分の被測定パターン信号とを比較することによっ
て同期確定を判定するようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の誤り測定
装置は、入力される被測定信号を第2のクロック信号に
同期した複数系列の被測定パターン信号に変換し、この
被測定パターン信号を被測定信号の少なくとも1周期分
メモリ回路へ書込み、このメモリ回路から読み出したパ
ターン信号と被測定パターン信号との符号誤りを検出
し、この誤り率が所定の基準値より小さいと判定された
とき同期が確定したものとし、メモリ回路に書き込まれ
たパターン信号の符号列を、被測定信号の符号誤り測定
の参照信号として使用するようにしている。
【0071】このため、バースト状に短時間に入力され
る被測定信号に対しても極めて短い時間で同期をとるこ
とができ、誤り測定を確実に行うことができる。
【0072】また、高速動作が必要なインヒビット回路
が不要になり、このインヒビット回路にインヒビット信
号を出力するための高速で且つタイミング精度の高い回
路が不要になる。
【0073】また、伝送系に入力する符号列と、参照信
号発生器から出力させる符号列とを予め対応させる必要
がなく、被測定信号の周期さえ知っていれば、どのよう
な符号列の被測定信号に対しても、同期を確定させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の誤り測定装置の構成を示す
ブロック図
【図2】一実施例の同期確定処理を説明するためのタイ
ミングチャート
【図3】本発明の他の実施例を示す要部のブロック図
【図4】従来装置の構成を示すブロック図
【図5】従来装置の同期確定処理を説明するためのタイ
ミングチャート
【図6】他の従来装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
30 誤り測定装置 31 デマルチプレクサ 32 分周器 33 参照信号発生部 34 メモリ回路 35 読書き制御回路 36 誤り検出回路 37 同期判定回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意のパターン列が所定周期で繰り返され
    る信号を伝送系を介して受信するように形成され、 前記伝送系を介して受信した被測定信号のビットレート
    の1/N(Nは2以上の整数)のクロック信号(C
    2 )を出力するクロック信号発生手段(32)と、 前記クロック信号発生手段から出力されるクロック信号
    に同期して、被測定信号を複数系列の被測定パターン信
    号に変換して出力する信号系列変換手段(31)と、 前記クロック信号発生手段から出力されるクロック信号
    に同期して、前記被測定パターン信号と同一系列数の参
    照パターン信号を順次出力する参照信号発生手段(3
    3)と、 前記信号系列変換手段から出力される被測定パターン信
    号と、前記参照信号発生手段から出力される参照パター
    ン信号とを順次比較して、参照パターン信号に対する被
    測定パターン信号の符号誤り率を検出する誤り検出手段
    (36)と、 前記誤り検出手段によって検出される符号誤り率と所定
    の基準値とを比較して、前記参照信号発生手段から発生
    する参照パターン信号の符号列と前記被測定パターン信
    号の符号列との同期を判定する同期判定手段(37)と
    を備えた誤り測定装置において、 前記参照信号発生手段を、 前記被測定パターン信号の書込みおよび読み出しが可能
    なメモリ回路(34)と、 前記同期判定手段によって、参照パターン信号の符号列
    と前記被測定パターン信号の符号列とが同期しないと判
    定されたとき、前記信号系列変換手段から出力される少
    なくとも1周期分の被測定パターン信号を、前記クロッ
    ク信号に同期して、前記メモリ回路に書き込む書込み手
    段(35)と、 前記書込み手段によって被測定パターン信号が前記メモ
    リ回路に書き込まれたとき、および前記同期判定回路に
    よって参照パターン信号と被測定パターン信号との符号
    列が同期していると判定されている間、前記メモリ回路
    に書き込まれているパターン信号をその書込んだ順に前
    記クロック信号に同期して読み出し、該読み出したパタ
    ーン信号を参照パターン信号として前記誤り検出手段へ
    出力する読出手段(35)とによって構成したことを特
    徴とする誤り測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6266790B1 (en) 1997-03-31 2001-07-24 Ando Electric Co., Ltd. Bit error measurement circuit
JP2008035500A (ja) * 2006-06-26 2008-02-14 Anritsu Corp ビット誤り率測定装置
JP2019158359A (ja) * 2018-03-07 2019-09-19 三菱電機株式会社 異常動作検出回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6266790B1 (en) 1997-03-31 2001-07-24 Ando Electric Co., Ltd. Bit error measurement circuit
JP2008035500A (ja) * 2006-06-26 2008-02-14 Anritsu Corp ビット誤り率測定装置
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