JP3388347B2 - ワードパターン検出装置 - Google Patents
ワードパターン検出装置Info
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- JP3388347B2 JP3388347B2 JP2000132216A JP2000132216A JP3388347B2 JP 3388347 B2 JP3388347 B2 JP 3388347B2 JP 2000132216 A JP2000132216 A JP 2000132216A JP 2000132216 A JP2000132216 A JP 2000132216A JP 3388347 B2 JP3388347 B2 JP 3388347B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力データ中の所
望のワードパターンの有無をリアルタイムに検出する技
術に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、通信網におけるデータの伝搬遅
延時間を測定する場合、擬似ランダム信号に所定のワー
ドパターンを挿入して測定対象の通信網の一つの回線か
ら他の回線当てに出力し、この他の回線側で擬似ランダ
ム信号を受信して、前記所定のワードパターンが受信さ
れたタイミングを検出し、ワードパターンの挿入タイミ
ングから受信タイミングまでの時間差を通信網のデータ
の伝搬遅延時間として求めている。 【0003】このように擬似ランダム信号に所定のワー
ドパターンを挿入して通信網のデータ伝搬特性を測定す
る場合、所定のワードパターンを擬似ランダム信号と区
別できるように、同一ワードパターンを複数ワード連続
して挿入している。 【0004】したがって、受信側では入力データ中に所
定のワードパターンが繰り返されたデータ列を検出する
必要がある。 【0005】図4は、このような目的で使用されている
従来のワードパターン検出装置10の構成を示してい
る。 【0006】このワードパターン検出装置10は、シリ
アル入力されるデータDをシリアルパラレル変換器11
によって、検出対象のワードパターンのビット長M(例
えば16ビット)の整数倍のNビット(例えば128ビ
ット)並列のデータD′に変換してデータ比較器12に
入力する。 【0007】データ比較器12は、シフトレジスタ13
に記憶されているNビットの参照データRとシリアルパ
ラレル変換器11から出力されるNビットのデータD′
とを比較する。 【0008】このシフトレジスタ13は、パラレル入
力、パラレル出力が可能なNビット型のもので、コント
ローラ15からのロード信号Lを受けると、ワードパタ
ーン設定手段14から設定されているMビット(例えば
16ビット)の所定のワードパターンWがN/M組連続
したNビットのデータを参照データRの初期値として記
憶し、コントローラ15からのシフト信号Sを受ける
と、1ビット目からN−1ビット目までの各データをそ
れぞれ1ビット分上位側にシフトするとともに、Nビッ
ト目のデータを1ビット目に移して参照データを循環的
に1ビット分シフトする。 【0009】なお、このように参照データRをシフトさ
せるのは、シリアルパラレル変換器11のデータ変換タ
イミングと、このシリアルパラレル変換器11に入力さ
れるデータ列内のワードパターンのビット位置との間に
相関がなく、シリアルパラレル変換装置11から出力さ
れるNビットのデータの先頭ビット位置にMビットのワ
ードパターンのどのビット位置がくるかが不定であるこ
とによる。 【0010】コントローラ15は、例えばシリアルパラ
レル変換器11からNビットのデータが出力されるタイ
ミングに合わせてロード信号Lを出力してシフトレジス
タ13の参照データRを初期設定してからデータ比較器
12の出力を調べ、データ比較器12から不一致信号が
出力されたときには、シリアルパラレル変換器11から
次のNビットのデータが出力されるタイミングに合わせ
てシフト信号Sを出力して参照データRを1ビットシフ
トしてからデータ比較器12の出力を調べるという動作
を、データ比較器12から一致信号が出力されるまで繰
り返して、入力されるデータ中のワードパターンの有無
を検出できるようにしている。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のワードパターン検出装置10のように、データ
が入力される毎に参照データを1ビットずつシフトして
データの比較を行う方法では、ワードパターンが含まれ
ている多くのデータ列を見過ごす恐れがあり、ワードパ
ターンをリアルタイムに検出することができず、ワード
パターンの繰り返し数が少ない場合にはワードパターン
が入力されたことさえも判らなくなってしまう。 【0012】これを解決するために、例えば、Nビット
のデータが1回入力される毎に、参照データをM−1回
シフトすることも考えられるが、これではデータの入力
レートに対して、そのデータの比較処理のためにM倍の
高速動作が必要となり、データの入力レートが高くなる
と、データ比較処理が追いつかなくなってしまう。 【0013】本発明はこの問題を解決し、高速に入力さ
れるデータ列からワードパターンをリアルタイムに検出
できるワードパターン検出装置を提供することを目的と
している。 【0014】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のワードパターン検出装置は、所定のワード
パターンのビット長Mの整数倍のNビットで並列に入力
されるデータを、それぞれの先頭データがMビットずれ
たMビット長のN/M組のデータに分け、該N/M組の
データの全てが一致するか否かを判定する第1の一致判
定手段(22)と、前記第1の一致判定手段に入力され
るNビットの入力データのうちの連続する2M−1ビッ
ト長のデータを、それぞれの先頭データが1ビットずつ
シフトしたMビット長のM組のデータに分け、該M組の
データのいずれかが前記所定のワードパターンに一致す
るか否かを判定する第2の一致判定手段(25)と、同
一の入力データに対して前記第1の一致判定手段および
第2の一致判定手段が一致判定したとき、該入力データ
に前記所定のワードパターンが繰り返し挿入されている
ことを示す信号を出力する検出信号出力手段(29)と
を備えている。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の実施形態のワー
ドパターン検出装置20の構成を示しているる。 【0016】このワードパターン検出装置20は、シリ
アル入力されるデータDをシリアルパラレル変換器21
によって検出対象のワードパターンのビット長M(例え
ば16ビット)の整数倍のNビット(例えば128ビッ
ト)の並列データD′に変換して、第1の一致判定手段
22および第2の一致判定手段25に出力する。 【0017】なお、ここでNビットの並列データD′の
各ビットデータを上位側からd(1)、d(2)、…、
d(N−1)、d(N)とする。 【0018】第1の一致判定手段22は、入力されるN
ビットのデータD′を、それぞれの先頭データがMビッ
トずつずれたMビット長のN/M(=P)組のデータE
(1)〜E(P)に分割し、これらP組のデータE
(1)〜E(P)の全てが一致するか否かを判定する。 【0019】即ち、入力されるNビットのデータD′
を、 E(1)={d(1)、d(2)、…、d(M)} E(2)={d(M+1)、d(M+2)、…、d(2M)} E(3)={d(2M+1)、d(2M+2)、…、d(3M)} ……… E(P)={d[(P−1)M+1]、d[(P−1)M+2]、…、d(N )} に分割して、各データE(1)〜E(P)を比較し、全
てのデータE(1)〜E(P)が一致したときには、入
力されたNビットのデータD′に、Mビットの同一パタ
ーンのデータがP回繰り返されて挿入されていることを
示す例えばH(ハイ)レベルの一致信号Kaを出力し、
一致しないときにはL(ロー)レベルの不一致信号を出
力する。 【0020】この第1の一致判定手段22は、例えば図
2に示すように、各データE(1)〜E(P)の同一ビ
ット位置のデータ同士を比較するM組のビット比較器2
3(1)〜23(M)と、これらビット比較器23
(1)〜23(M)から出力されるハイレベルの一致信
号の論理積をとるアンド回路24とによって構成され、
全てのデータE(1)〜E(P)が一致したときにハイ
レベルの一致信号Kaを出力する。 【0021】また、第2の一致判定手段25は、第1の
一致判定手段22に入力されるNビットのデータD′の
うち連続する(2M−1)ビット長のデータを、先頭デ
ータがそれぞれ1ビットずつシフトしたMビット長のM
組のデータF(1)〜F(M)に分けて、それらM組の
データF(1)〜F(M)のいずれかが、予めワードパ
ターン設定手段28から設定されているMビット長の所
定のワードパターンWに一致するか否かを判定する。 【0022】このM組のデータF(1)〜F(M)の基
になる連続する(2M−1)ビット長のデータは、入力
されるNビットのデータD′の上位側、下位側あるいは
その間のいずれでもよいが、上位側(2M−1)ビット
の場合には、 F(1)=d(1)、d(2)、…、d(M) F(2)=d(2)、d(3)、…、d(M+1) F(3)=d(3)、d(4)、…、d(M+2) ………… F(M)=d(M)、d(M+1)、…、d(2M−1) の各データのパターンを、予め設定されたMビットのワ
ードパターンWと比較し、データF(1)〜F(M)の
いずれかがワードパターンWと一致したときに例えばH
(ハイ)レベルの一致信号Kbを出力し、いずれも一致
しないときにはL(ロー)レベルの不一致信号を出力す
る。 【0023】この第2の一致判定手段25は、例えば図
3に示すように、各データF(1)〜F(M)とワード
パターンWとの一致判定をそれぞれ行うM組のデータ比
較器26(1)〜26(M)と、データ比較器(1)〜
26(M)から出力されるHレベルの一致信号の論理和
をとるオア回路27によって構成され、データF(1)
〜F(M)のいずれかがワードパターンWと一致したと
きにHレベルの一致信号Kbを出力する。なお、図示し
ないが、各データ比較器(1)〜26(M)は、前記第
1の一致判定手段22と同様に、データF(m)とワー
ドパターンWとのビット単位の比較をM個のビット比較
器で行い、そのM個のビット比較器の一致出力の論理積
をアンド回路でとるように構成されている。 【0024】第1の一致判定手段22および第2の一致
判定手段25の判定結果は、検出タイミング信号出力手
段29に入力される。 【0025】検出信号出力手段29は、例えばアンド回
路によって構成され、同一の入力データに対して第1の
一致判定手段22および第2の一致判定手段25からと
もにHレベルの一致信号Ka、Kbが出力されたとき、
その入力データ列に所定のワードパターンが繰り返し挿
入されていることを示すHレベルの検出信号Qを出力す
る。 【0026】このように、実施形態のワードパターン検
出装置20では、入力データに、検出対象のワードパタ
ーンと同一ビット長Mのデータが繰り返し挿入されてい
るかを第1の一致判定手段22によって判定する動作
と、その繰り返し挿入されているMビットのデータが所
定のワードパターンであるか否かを第2の一致判定手段
25によって判定する動作とを、同一入力データに対し
て並行して行い、両判定手段で一致判定がなされたとき
に検出信号を出力するようにしている。 【0027】このため、入力データに挿入されているワ
ードパターンの繰り返し数が、少なくとも2N/M(=
2P)以上であれば、速やかに且つ確実にワードパター
ンを検出することができ、ほぼリアルタイムな検出が可
能となる。 【0028】また、データの入力レートと同一速度でデ
ータの比較を行えばよいので、高速な入力データにも対
応することができる。 【0029】なお、前記説明では、入力するシリアルデ
ータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換
器21を含んでいたが、入力されるデータが並列データ
の場合には、シリアルパラレル変換器21を省略するこ
とができる。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のワードパ
ターン検出装置は、所定のワードパターンのビット長M
の整数倍のNビットで並列に入力されるデータを、それ
ぞれの先頭データがMビットずれたMビット長のN/M
組のデータに分け、該N/M組のデータの全てが一致す
るか否かを判定する第1の一致判定手段(22)と、前
記第1の一致判定手段に入力されるNビットの入力デー
タのうちの連続する2M−1ビット長のデータを、それ
ぞれの先頭データが1ビットずつシフトしたMビット長
のM組のデータに分け、該M組のデータのいずれかが前
記所定のワードパターンに一致するか否かを判定する第
2の一致判定手段(25)と、同一の入力データに対し
て前記第1の一致判定手段および第2の一致判定手段が
一致判定したとき、該入力データに前記所定のワードパ
ターンが繰り返し挿入されていることを示す信号を出力
する検出信号出力手段(29)とを備えている。 【0031】このため、入力データに挿入されているワ
ードパターンの繰り返し数が少なても、速やかに且つ確
実にワードパターンを検出することができ、ほぼリアル
タイムな検出が可能となる。 【0032】また、データの入力レートと同一速度でデ
ータの比較を行えばよいので、高速な入力データにも対
応することができる。
望のワードパターンの有無をリアルタイムに検出する技
術に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、通信網におけるデータの伝搬遅
延時間を測定する場合、擬似ランダム信号に所定のワー
ドパターンを挿入して測定対象の通信網の一つの回線か
ら他の回線当てに出力し、この他の回線側で擬似ランダ
ム信号を受信して、前記所定のワードパターンが受信さ
れたタイミングを検出し、ワードパターンの挿入タイミ
ングから受信タイミングまでの時間差を通信網のデータ
の伝搬遅延時間として求めている。 【0003】このように擬似ランダム信号に所定のワー
ドパターンを挿入して通信網のデータ伝搬特性を測定す
る場合、所定のワードパターンを擬似ランダム信号と区
別できるように、同一ワードパターンを複数ワード連続
して挿入している。 【0004】したがって、受信側では入力データ中に所
定のワードパターンが繰り返されたデータ列を検出する
必要がある。 【0005】図4は、このような目的で使用されている
従来のワードパターン検出装置10の構成を示してい
る。 【0006】このワードパターン検出装置10は、シリ
アル入力されるデータDをシリアルパラレル変換器11
によって、検出対象のワードパターンのビット長M(例
えば16ビット)の整数倍のNビット(例えば128ビ
ット)並列のデータD′に変換してデータ比較器12に
入力する。 【0007】データ比較器12は、シフトレジスタ13
に記憶されているNビットの参照データRとシリアルパ
ラレル変換器11から出力されるNビットのデータD′
とを比較する。 【0008】このシフトレジスタ13は、パラレル入
力、パラレル出力が可能なNビット型のもので、コント
ローラ15からのロード信号Lを受けると、ワードパタ
ーン設定手段14から設定されているMビット(例えば
16ビット)の所定のワードパターンWがN/M組連続
したNビットのデータを参照データRの初期値として記
憶し、コントローラ15からのシフト信号Sを受ける
と、1ビット目からN−1ビット目までの各データをそ
れぞれ1ビット分上位側にシフトするとともに、Nビッ
ト目のデータを1ビット目に移して参照データを循環的
に1ビット分シフトする。 【0009】なお、このように参照データRをシフトさ
せるのは、シリアルパラレル変換器11のデータ変換タ
イミングと、このシリアルパラレル変換器11に入力さ
れるデータ列内のワードパターンのビット位置との間に
相関がなく、シリアルパラレル変換装置11から出力さ
れるNビットのデータの先頭ビット位置にMビットのワ
ードパターンのどのビット位置がくるかが不定であるこ
とによる。 【0010】コントローラ15は、例えばシリアルパラ
レル変換器11からNビットのデータが出力されるタイ
ミングに合わせてロード信号Lを出力してシフトレジス
タ13の参照データRを初期設定してからデータ比較器
12の出力を調べ、データ比較器12から不一致信号が
出力されたときには、シリアルパラレル変換器11から
次のNビットのデータが出力されるタイミングに合わせ
てシフト信号Sを出力して参照データRを1ビットシフ
トしてからデータ比較器12の出力を調べるという動作
を、データ比較器12から一致信号が出力されるまで繰
り返して、入力されるデータ中のワードパターンの有無
を検出できるようにしている。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のワードパターン検出装置10のように、データ
が入力される毎に参照データを1ビットずつシフトして
データの比較を行う方法では、ワードパターンが含まれ
ている多くのデータ列を見過ごす恐れがあり、ワードパ
ターンをリアルタイムに検出することができず、ワード
パターンの繰り返し数が少ない場合にはワードパターン
が入力されたことさえも判らなくなってしまう。 【0012】これを解決するために、例えば、Nビット
のデータが1回入力される毎に、参照データをM−1回
シフトすることも考えられるが、これではデータの入力
レートに対して、そのデータの比較処理のためにM倍の
高速動作が必要となり、データの入力レートが高くなる
と、データ比較処理が追いつかなくなってしまう。 【0013】本発明はこの問題を解決し、高速に入力さ
れるデータ列からワードパターンをリアルタイムに検出
できるワードパターン検出装置を提供することを目的と
している。 【0014】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のワードパターン検出装置は、所定のワード
パターンのビット長Mの整数倍のNビットで並列に入力
されるデータを、それぞれの先頭データがMビットずれ
たMビット長のN/M組のデータに分け、該N/M組の
データの全てが一致するか否かを判定する第1の一致判
定手段(22)と、前記第1の一致判定手段に入力され
るNビットの入力データのうちの連続する2M−1ビッ
ト長のデータを、それぞれの先頭データが1ビットずつ
シフトしたMビット長のM組のデータに分け、該M組の
データのいずれかが前記所定のワードパターンに一致す
るか否かを判定する第2の一致判定手段(25)と、同
一の入力データに対して前記第1の一致判定手段および
第2の一致判定手段が一致判定したとき、該入力データ
に前記所定のワードパターンが繰り返し挿入されている
ことを示す信号を出力する検出信号出力手段(29)と
を備えている。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の実施形態のワー
ドパターン検出装置20の構成を示しているる。 【0016】このワードパターン検出装置20は、シリ
アル入力されるデータDをシリアルパラレル変換器21
によって検出対象のワードパターンのビット長M(例え
ば16ビット)の整数倍のNビット(例えば128ビッ
ト)の並列データD′に変換して、第1の一致判定手段
22および第2の一致判定手段25に出力する。 【0017】なお、ここでNビットの並列データD′の
各ビットデータを上位側からd(1)、d(2)、…、
d(N−1)、d(N)とする。 【0018】第1の一致判定手段22は、入力されるN
ビットのデータD′を、それぞれの先頭データがMビッ
トずつずれたMビット長のN/M(=P)組のデータE
(1)〜E(P)に分割し、これらP組のデータE
(1)〜E(P)の全てが一致するか否かを判定する。 【0019】即ち、入力されるNビットのデータD′
を、 E(1)={d(1)、d(2)、…、d(M)} E(2)={d(M+1)、d(M+2)、…、d(2M)} E(3)={d(2M+1)、d(2M+2)、…、d(3M)} ……… E(P)={d[(P−1)M+1]、d[(P−1)M+2]、…、d(N )} に分割して、各データE(1)〜E(P)を比較し、全
てのデータE(1)〜E(P)が一致したときには、入
力されたNビットのデータD′に、Mビットの同一パタ
ーンのデータがP回繰り返されて挿入されていることを
示す例えばH(ハイ)レベルの一致信号Kaを出力し、
一致しないときにはL(ロー)レベルの不一致信号を出
力する。 【0020】この第1の一致判定手段22は、例えば図
2に示すように、各データE(1)〜E(P)の同一ビ
ット位置のデータ同士を比較するM組のビット比較器2
3(1)〜23(M)と、これらビット比較器23
(1)〜23(M)から出力されるハイレベルの一致信
号の論理積をとるアンド回路24とによって構成され、
全てのデータE(1)〜E(P)が一致したときにハイ
レベルの一致信号Kaを出力する。 【0021】また、第2の一致判定手段25は、第1の
一致判定手段22に入力されるNビットのデータD′の
うち連続する(2M−1)ビット長のデータを、先頭デ
ータがそれぞれ1ビットずつシフトしたMビット長のM
組のデータF(1)〜F(M)に分けて、それらM組の
データF(1)〜F(M)のいずれかが、予めワードパ
ターン設定手段28から設定されているMビット長の所
定のワードパターンWに一致するか否かを判定する。 【0022】このM組のデータF(1)〜F(M)の基
になる連続する(2M−1)ビット長のデータは、入力
されるNビットのデータD′の上位側、下位側あるいは
その間のいずれでもよいが、上位側(2M−1)ビット
の場合には、 F(1)=d(1)、d(2)、…、d(M) F(2)=d(2)、d(3)、…、d(M+1) F(3)=d(3)、d(4)、…、d(M+2) ………… F(M)=d(M)、d(M+1)、…、d(2M−1) の各データのパターンを、予め設定されたMビットのワ
ードパターンWと比較し、データF(1)〜F(M)の
いずれかがワードパターンWと一致したときに例えばH
(ハイ)レベルの一致信号Kbを出力し、いずれも一致
しないときにはL(ロー)レベルの不一致信号を出力す
る。 【0023】この第2の一致判定手段25は、例えば図
3に示すように、各データF(1)〜F(M)とワード
パターンWとの一致判定をそれぞれ行うM組のデータ比
較器26(1)〜26(M)と、データ比較器(1)〜
26(M)から出力されるHレベルの一致信号の論理和
をとるオア回路27によって構成され、データF(1)
〜F(M)のいずれかがワードパターンWと一致したと
きにHレベルの一致信号Kbを出力する。なお、図示し
ないが、各データ比較器(1)〜26(M)は、前記第
1の一致判定手段22と同様に、データF(m)とワー
ドパターンWとのビット単位の比較をM個のビット比較
器で行い、そのM個のビット比較器の一致出力の論理積
をアンド回路でとるように構成されている。 【0024】第1の一致判定手段22および第2の一致
判定手段25の判定結果は、検出タイミング信号出力手
段29に入力される。 【0025】検出信号出力手段29は、例えばアンド回
路によって構成され、同一の入力データに対して第1の
一致判定手段22および第2の一致判定手段25からと
もにHレベルの一致信号Ka、Kbが出力されたとき、
その入力データ列に所定のワードパターンが繰り返し挿
入されていることを示すHレベルの検出信号Qを出力す
る。 【0026】このように、実施形態のワードパターン検
出装置20では、入力データに、検出対象のワードパタ
ーンと同一ビット長Mのデータが繰り返し挿入されてい
るかを第1の一致判定手段22によって判定する動作
と、その繰り返し挿入されているMビットのデータが所
定のワードパターンであるか否かを第2の一致判定手段
25によって判定する動作とを、同一入力データに対し
て並行して行い、両判定手段で一致判定がなされたとき
に検出信号を出力するようにしている。 【0027】このため、入力データに挿入されているワ
ードパターンの繰り返し数が、少なくとも2N/M(=
2P)以上であれば、速やかに且つ確実にワードパター
ンを検出することができ、ほぼリアルタイムな検出が可
能となる。 【0028】また、データの入力レートと同一速度でデ
ータの比較を行えばよいので、高速な入力データにも対
応することができる。 【0029】なお、前記説明では、入力するシリアルデ
ータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換
器21を含んでいたが、入力されるデータが並列データ
の場合には、シリアルパラレル変換器21を省略するこ
とができる。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のワードパ
ターン検出装置は、所定のワードパターンのビット長M
の整数倍のNビットで並列に入力されるデータを、それ
ぞれの先頭データがMビットずれたMビット長のN/M
組のデータに分け、該N/M組のデータの全てが一致す
るか否かを判定する第1の一致判定手段(22)と、前
記第1の一致判定手段に入力されるNビットの入力デー
タのうちの連続する2M−1ビット長のデータを、それ
ぞれの先頭データが1ビットずつシフトしたMビット長
のM組のデータに分け、該M組のデータのいずれかが前
記所定のワードパターンに一致するか否かを判定する第
2の一致判定手段(25)と、同一の入力データに対し
て前記第1の一致判定手段および第2の一致判定手段が
一致判定したとき、該入力データに前記所定のワードパ
ターンが繰り返し挿入されていることを示す信号を出力
する検出信号出力手段(29)とを備えている。 【0031】このため、入力データに挿入されているワ
ードパターンの繰り返し数が少なても、速やかに且つ確
実にワードパターンを検出することができ、ほぼリアル
タイムな検出が可能となる。 【0032】また、データの入力レートと同一速度でデ
ータの比較を行えばよいので、高速な入力データにも対
応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示すブロック図
【図2】実施形態の要部の構成例を示すブロック図
【図3】実施形態の要部の構成例を示すブロック図
【図4】従来装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
20 ワードパターン検出装置
21 シリアルパラレル変換器
22 第1の一致判定手段
23 ビット比較器
24 アンド回路
25 第2の一致判定手段
26 データ比較器
27 オア回路
28 ワードパターン設定手段
29 検出信号出力手段
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】所定のワードパターンのビット長Mの整数
倍のNビットで並列に入力されるデータを、それぞれの
先頭データがMビットずれたMビット長のN/M組のデ
ータに分け、該N/M組のデータの全てが一致するか否
かを判定する第1の一致判定手段(22)と、 前記第1の一致判定手段に入力されるNビットの入力デ
ータのうちの連続する2M−1ビット長のデータを、そ
れぞれの先頭データが1ビットずつシフトしたMビット
長のM組のデータに分け、該M組のデータのいずれかが
前記所定のワードパターンに一致するか否かを判定する
第2の一致判定手段(25)と、 同一の入力データに対して前記第1の一致判定手段およ
び第2の一致判定手段が一致判定したとき、該入力デー
タに前記所定のワードパターンが繰り返し挿入されてい
ることを示す信号を出力する検出信号出力手段(29)
とを備えたワードパターン検出装置。
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