JP2957250B2 - パイロットパタン検査回路 - Google Patents
パイロットパタン検査回路Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 パイロットパタン構成図 (第4図) 従来技術の回路ブロック図 (第5図) 従来技術のタイムチャート (第6図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 本発明の原理説明図 (第1図) 作用 実施例 本発明の実施例回路ブロック図 (第2図) 本発明の実施例タイムチャート (第3図) 発明の効果 〔概 要〕 受信した信号の構成がパイロットパタンと一致するか
否かにより該信号が通過したディジタル通信装置の正常
性を検査するパイロットパタン検査回路に関し、 回路を構成する半導体回路全体の規模が小さくLSI化
に適したパイロットパタン検査回路を提供することを目
的とし、 複数のパイロットパタンの信号がマルチフレームを構
成する複数のフレームの特定のタイムスロットに一定の
組合せで挿入されたディジタル多重通話路のディジタル
信号を被試験ディジタル通信装置を経て受信し、受信し
た前記タイムスロットの信号とパイロットパタンの一致
を検査するパイロットパタン検査回路において、前記デ
ィジタル多重通話路より受信した前記ディジタル信号よ
りパイロットパタンの信号が挿入された特定のタイムス
ロットの最下位ビットを抽出して前記マルチフレームの
開始点を検出するマルチフレーム検出手段と、前記マル
チフレーム検出手段4がマルチフレームを検出したとき
に送出する信号を入力し、前記ディジタル多重通話路に
挿入された前記複数のパイロットパタンと同一のパイロ
ットパタンを入力されるフレームに対応して作成して送
出するパイロットパタン作成手段と、前記ディジタル多
重通話路より入力される直列ビットのディジタル信号を
並列ビットのディジタル信号に変換して出力する直並列
変換手段と、前記直並列変換手段より出力される並列ビ
ットのディジタル信号と、前記パイロットパタン作成手
段より出力されるパイロットパタンを入力して比較し、
ビット構成が不一致の場合にエラー表示を行う比較手段
を備えるように構成する。
否かにより該信号が通過したディジタル通信装置の正常
性を検査するパイロットパタン検査回路に関し、 回路を構成する半導体回路全体の規模が小さくLSI化
に適したパイロットパタン検査回路を提供することを目
的とし、 複数のパイロットパタンの信号がマルチフレームを構
成する複数のフレームの特定のタイムスロットに一定の
組合せで挿入されたディジタル多重通話路のディジタル
信号を被試験ディジタル通信装置を経て受信し、受信し
た前記タイムスロットの信号とパイロットパタンの一致
を検査するパイロットパタン検査回路において、前記デ
ィジタル多重通話路より受信した前記ディジタル信号よ
りパイロットパタンの信号が挿入された特定のタイムス
ロットの最下位ビットを抽出して前記マルチフレームの
開始点を検出するマルチフレーム検出手段と、前記マル
チフレーム検出手段4がマルチフレームを検出したとき
に送出する信号を入力し、前記ディジタル多重通話路に
挿入された前記複数のパイロットパタンと同一のパイロ
ットパタンを入力されるフレームに対応して作成して送
出するパイロットパタン作成手段と、前記ディジタル多
重通話路より入力される直列ビットのディジタル信号を
並列ビットのディジタル信号に変換して出力する直並列
変換手段と、前記直並列変換手段より出力される並列ビ
ットのディジタル信号と、前記パイロットパタン作成手
段より出力されるパイロットパタンを入力して比較し、
ビット構成が不一致の場合にエラー表示を行う比較手段
を備えるように構成する。
本発明は、受信した信号の構成がパイロットパタンと
一致するか否かにより該信号が通過したディジタル通信
装置の正常性を検査するパイロットパタン検査回路に関
する。
一致するか否かにより該信号が通過したディジタル通信
装置の正常性を検査するパイロットパタン検査回路に関
する。
ディジタル交換機の時分割スイッチやディジタル伝送
装置等、各種ディジタル通信装置の正常性を試験する方
法として、該ディジタル通信装置に接続されるディジタ
ル多重通話路の試験しようとするタイムスロットに特定
のパタン(以下、パイロットパタンと記す)をもつディ
ジタル信号を入力し、他端において該タイムスロットを
受信してそのタイムスロットに含まれているディジタル
信号の内容が送信されたパイロットパタンと一致するか
否かを確認する方法が一般に用いられている。
装置等、各種ディジタル通信装置の正常性を試験する方
法として、該ディジタル通信装置に接続されるディジタ
ル多重通話路の試験しようとするタイムスロットに特定
のパタン(以下、パイロットパタンと記す)をもつディ
ジタル信号を入力し、他端において該タイムスロットを
受信してそのタイムスロットに含まれているディジタル
信号の内容が送信されたパイロットパタンと一致するか
否かを確認する方法が一般に用いられている。
上記において受信側でパイロットパタンを検査するパ
イロットパタン検査回路には、該回路内でパイロットパ
タンの信号を作成し、ディジタル多重通信路より送られ
てくる直列ビットの信号と比較する回路が従来から用い
られている。しかし、直列ビットによる比較回路は回路
構成が複雑となり、大規模集積回路(LSI)化を行う場
合の阻害要因となっていた。
イロットパタン検査回路には、該回路内でパイロットパ
タンの信号を作成し、ディジタル多重通信路より送られ
てくる直列ビットの信号と比較する回路が従来から用い
られている。しかし、直列ビットによる比較回路は回路
構成が複雑となり、大規模集積回路(LSI)化を行う場
合の阻害要因となっていた。
そのため、回路構成が簡単でLSI化に適したパイロッ
トパタン検査回路が必要となっている。
トパタン検査回路が必要となっている。
第4図はパイロットパタンの構成図、第5図は従来技
術によるパイロットパタン検査回路の回路ブロック図、
第6図は第5図のタイムチャートである。
術によるパイロットパタン検査回路の回路ブロック図、
第6図は第5図のタイムチャートである。
ディジタル通信装置の正常性を試験する場合に、ディ
ジタル通信装置を通過するディジタル信号の構成が例え
ば8ビットであれば、ビット構成が“10101010"と“010
10101"の2種類の信号を入力し、出力側に同一ビット構
成の信号が出力されればそのディジタル通信装置は内部
のメモリ回路等を含む各部の機能が正常に動作している
と判断する検査方法が一般的に用いられている。ここで
“1010"は符号(キャラクタ)の“A"に該当し、“0101"
は符号の“5"に該当するため、8ビット(1バイト)か
らなる上記2種類の信号を“AA"と“55"で表わし、これ
ら2組のビット構成をパイロットパタンと呼ぶこととす
る。
ジタル通信装置を通過するディジタル信号の構成が例え
ば8ビットであれば、ビット構成が“10101010"と“010
10101"の2種類の信号を入力し、出力側に同一ビット構
成の信号が出力されればそのディジタル通信装置は内部
のメモリ回路等を含む各部の機能が正常に動作している
と判断する検査方法が一般的に用いられている。ここで
“1010"は符号(キャラクタ)の“A"に該当し、“0101"
は符号の“5"に該当するため、8ビット(1バイト)か
らなる上記2種類の信号を“AA"と“55"で表わし、これ
ら2組のビット構成をパイロットパタンと呼ぶこととす
る。
第4図は上記のパイロットパタンをディジタル多重通
話路に挿入する場合の挿入方法の一例を示している。同
図(1)はディジタル多重通話路(以下、ハイウェイま
たはHWと記す)の特定のタイムスロット(以下、TSと記
す)に前記パイロットパタンを挿入する位置の一例であ
る。ハイウェイが2Mビットのハイウェイであれば、8ビ
ットからなるTSが1フレームに32個含まれるが、パイロ
ットパタンはこの32TSの中で試験を行うTSに挿入する。
パイロットパタンは同時に複数のTSに挿入することも可
能であるが、第4図(1)にはTS0のみにパイロットパ
タンを挿入した例を示す。
話路に挿入する場合の挿入方法の一例を示している。同
図(1)はディジタル多重通話路(以下、ハイウェイま
たはHWと記す)の特定のタイムスロット(以下、TSと記
す)に前記パイロットパタンを挿入する位置の一例であ
る。ハイウェイが2Mビットのハイウェイであれば、8ビ
ットからなるTSが1フレームに32個含まれるが、パイロ
ットパタンはこの32TSの中で試験を行うTSに挿入する。
パイロットパタンは同時に複数のTSに挿入することも可
能であるが、第4図(1)にはTS0のみにパイロットパ
タンを挿入した例を示す。
第4図(2)は挿入するパイロットパタンをフレーム
対応に図示したものである。図は、全フレームに同一の
パイロットパタンを挿入せずに、例えば第1フレームの
TS0に“55"、第2フレームのTS0に“AA"の如く挿入し、
かつ4フレームを単位として“55"と“AA"の順序を入替
え、8フレームでパイロットパタンの1サイクルを構成
した例を示している。この例の如く、パイロットパタン
はマルチフレームによって1サイクルを構成するのが一
般的である。
対応に図示したものである。図は、全フレームに同一の
パイロットパタンを挿入せずに、例えば第1フレームの
TS0に“55"、第2フレームのTS0に“AA"の如く挿入し、
かつ4フレームを単位として“55"と“AA"の順序を入替
え、8フレームでパイロットパタンの1サイクルを構成
した例を示している。この例の如く、パイロットパタン
はマルチフレームによって1サイクルを構成するのが一
般的である。
同図(2)にはまた、パイロットパタン“55"及び“A
A"を構成する各8ビットの最下位ビット(以下、LSBと
記す)が“0"であるか“1"であるかが記してある。上記
の如く、パイロットパタンはフレームによって異なるた
め、パイロットパタン検査回路でパイロットパタンが正
しいか否かを判定するためには受信したタイムスロット
がマルチフレームの何番目のフレームのものであるかを
識別する必要がある。そのためにはマルチフレームの開
始点の識別が必要であるが、これをこのLSBによって行
うことができる。図より明らかなように、各フレームの
TS0のLSBを順次抽出したとき、連続する3フレームのLS
Bが“011"となるのはマルチフレームの変化点のみであ
る。従って、LSBが“011"となったとき、最後の“1"が
検出された時点がマルチフレームの開始点、即ち、第1
フレームのTS0のLSBの受信を示し、これをもとに受信し
たTSのフレーム番号を識別することが可能となる。
A"を構成する各8ビットの最下位ビット(以下、LSBと
記す)が“0"であるか“1"であるかが記してある。上記
の如く、パイロットパタンはフレームによって異なるた
め、パイロットパタン検査回路でパイロットパタンが正
しいか否かを判定するためには受信したタイムスロット
がマルチフレームの何番目のフレームのものであるかを
識別する必要がある。そのためにはマルチフレームの開
始点の識別が必要であるが、これをこのLSBによって行
うことができる。図より明らかなように、各フレームの
TS0のLSBを順次抽出したとき、連続する3フレームのLS
Bが“011"となるのはマルチフレームの変化点のみであ
る。従って、LSBが“011"となったとき、最後の“1"が
検出された時点がマルチフレームの開始点、即ち、第1
フレームのTS0のLSBの受信を示し、これをもとに受信し
たTSのフレーム番号を識別することが可能となる。
以下、第4図に示したパイロットパタンを前提とし、
第6図を併用して第5図を説明する。なお、第5図中の
〜は第6図に波形を示した点である。
第6図を併用して第5図を説明する。なお、第5図中の
〜は第6図に波形を示した点である。
第5図のハイウェイ2(第6図の参照、以下単に
等と記す)にはパイロットパタンが挿入されたTS0を含
むディジタル信号が直列で入力され、ハイウェイの基準
クロック(例えば2MHz)がCK1()として図示省略さ
れた回路より供給されている。CK2()はCK1の位相が
反転したクロックである。
等と記す)にはパイロットパタンが挿入されたTS0を含
むディジタル信号が直列で入力され、ハイウェイの基準
クロック(例えば2MHz)がCK1()として図示省略さ
れた回路より供給されている。CK2()はCK1の位相が
反転したクロックである。
シフトレジスタ(SFRと略記)21のA端子(以下、
「端子」を省略)にはパイロットパタンが挿入されたTS
の直前にLレベルのパルスが送出される同期信号TSP
が接続されているが、SFR21のAにTSPのLレベルのパル
スが入力されると、CK1の立ち上がりで同パルスがQ0
にLレベルで第6図の如く出力され、以下CK1の入力
の都度シフトされて8個目のCK1によりQ7にLレベルの
パルスが出力される()。Q7の出力パルスはフリッ
プフロップ(FFと略記)22のDに入力され、CK2により
基準クロックCK1の半周期分遅れてLレベルのパルスが
Qより出力される()。FF22の出力パルスは更にFF
23のDに入力されて更に半周期遅れたLレベルのパルス
()となってQより出力され、セット−リセット型FF
(S−R FF)24のRにレベル反転して入力される。
「端子」を省略)にはパイロットパタンが挿入されたTS
の直前にLレベルのパルスが送出される同期信号TSP
が接続されているが、SFR21のAにTSPのLレベルのパル
スが入力されると、CK1の立ち上がりで同パルスがQ0
にLレベルで第6図の如く出力され、以下CK1の入力
の都度シフトされて8個目のCK1によりQ7にLレベルの
パルスが出力される()。Q7の出力パルスはフリッ
プフロップ(FFと略記)22のDに入力され、CK2により
基準クロックCK1の半周期分遅れてLレベルのパルスが
Qより出力される()。FF22の出力パルスは更にFF
23のDに入力されて更に半周期遅れたLレベルのパルス
()となってQより出力され、セット−リセット型FF
(S−R FF)24のRにレベル反転して入力される。
先にSFR21のQ0より出力されたパルスはS−R型FF2
4のSにレベル反転されて入力され、該S−R型FF24を
セットし、QよりHレベルを出力()するが、上記の
如くRにパルスが入力されることにより該S−R型FF
24はリセットされ、Qの出力はLレベルとなる()。
4のSにレベル反転されて入力され、該S−R型FF24を
セットし、QよりHレベルを出力()するが、上記の
如くRにパルスが入力されることにより該S−R型FF
24はリセットされ、Qの出力はLレベルとなる()。
一方、ハイウェイ2より入力されたディジタル信号
はSFR26のAに入力されているが、この状態ではQ0〜Q7
に出力は送出されていない。この状態でCPにFF22のQNよ
りパルスが入力されると、その時にAに入力されている
ディジタル信号のパルスをQ0に出力する。上記における
FF22のQNよりの出力パルスはFF22のQの出力パルスの
レベルが反転したものであり、パイロットパタンが挿入
されているTS0()の最下位ビット(LSB)に同期して
いるため、SFR26のQ0よりTS0の最下位ビットのパルスが
出力される()。この動作は1フレームに一度、TS0
が入力される都度繰り返され、その都度最新のTS0の最
下位ビットがQ0より出力され、前フレームのTS0の最下
位ビットはQ1,Q2へと順次シフトされて出力される。即
ち、前々回、前回及び今回のフレームの最下位ビットが
それぞれQ2,Q1及びQ0より出力される。なお、第6図で
は前々回及び前回のフレームの入力は図示省略され、今
回、即ちマルチフレームの第1フレームのTS0が入力さ
れた状態のみが示されている。
はSFR26のAに入力されているが、この状態ではQ0〜Q7
に出力は送出されていない。この状態でCPにFF22のQNよ
りパルスが入力されると、その時にAに入力されている
ディジタル信号のパルスをQ0に出力する。上記における
FF22のQNよりの出力パルスはFF22のQの出力パルスの
レベルが反転したものであり、パイロットパタンが挿入
されているTS0()の最下位ビット(LSB)に同期して
いるため、SFR26のQ0よりTS0の最下位ビットのパルスが
出力される()。この動作は1フレームに一度、TS0
が入力される都度繰り返され、その都度最新のTS0の最
下位ビットがQ0より出力され、前フレームのTS0の最下
位ビットはQ1,Q2へと順次シフトされて出力される。即
ち、前々回、前回及び今回のフレームの最下位ビットが
それぞれQ2,Q1及びQ0より出力される。なお、第6図で
は前々回及び前回のフレームの入力は図示省略され、今
回、即ちマルチフレームの第1フレームのTS0が入力さ
れた状態のみが示されている。
このQ2,Q1,Q0の出力がそれぞれ“0",“1",“1"となっ
たときは第4図で説明した如くマルチフレームの第1フ
レームのTS0の最下位ビットが入力された時点を示して
いる。第6図のにおけるマルチフレーム検出の記載は
この点を示している。このQ0及びQ1の出力は直接、Q2の
出力はレベル反転されてNAND回路27に入力される。この
とき該NAND回路27には前記FF22のQNよりの出力パルスが
入力され、論理積条件が成立するのでLレベルのパルス
()が出力され、カウンタ(CNT)28のL及びJ−K
型FF29のJに入力される。
たときは第4図で説明した如くマルチフレームの第1フ
レームのTS0の最下位ビットが入力された時点を示して
いる。第6図のにおけるマルチフレーム検出の記載は
この点を示している。このQ0及びQ1の出力は直接、Q2の
出力はレベル反転されてNAND回路27に入力される。この
とき該NAND回路27には前記FF22のQNよりの出力パルスが
入力され、論理積条件が成立するのでLレベルのパルス
()が出力され、カウンタ(CNT)28のL及びJ−K
型FF29のJに入力される。
一方、J−K型FF29はK,RDに“1"即ちHレベルが接続
され、JにもHレベルが入力されている状態ではCPに立
ち上がり入力がある都度Qの出力電位を反転する回路で
あるため、CPの入力クロックCK1に同期したパルスをQ
より送出している()。この状態で上記のLレベルの
パルスがJに入力されるが、J−K型FF29はJがLレベ
ルのときは、CPに立ち上がり入力があるとQにLレベル
を出力する回路となっているため、第6図に示す如く出
力パルスはこの時点で変化せずにそのままパルス送出
を続ける。
され、JにもHレベルが入力されている状態ではCPに立
ち上がり入力がある都度Qの出力電位を反転する回路で
あるため、CPの入力クロックCK1に同期したパルスをQ
より送出している()。この状態で上記のLレベルの
パルスがJに入力されるが、J−K型FF29はJがLレベ
ルのときは、CPに立ち上がり入力があるとQにLレベル
を出力する回路となっているため、第6図に示す如く出
力パルスはこの時点で変化せずにそのままパルス送出
を続ける。
また、カウンタ28のL(ロード端子)にはそれまでNA
ND回路27のHレベル()がレベル反転されて入力され
ていたが、上記によりNAND回路27よりLレベルのパルス
()がLに入力されると、次にCPに入力されるSFR21
のQ7よりの出力パルスの立ち上がり時にD0〜D3に設定
されているカウント初期値をロードする。カウント初期
値は、D0に“1"、D1〜D3に地気即ち“0"が接続されてい
るのでQ0〜Q3より2進数による初期値“1"が出力される
()。以下、フレームが変化する都度カウントアップ
が行われれが、Q0〜Q3の出力とフレーム番号との対応は
表1の通りとなり、第1フレームのTS0が入力されたと
きはQ0のみより“1"即ちHレベルが出力されて排他的OR
回路(EOR)30に入力される。
ND回路27のHレベル()がレベル反転されて入力され
ていたが、上記によりNAND回路27よりLレベルのパルス
()がLに入力されると、次にCPに入力されるSFR21
のQ7よりの出力パルスの立ち上がり時にD0〜D3に設定
されているカウント初期値をロードする。カウント初期
値は、D0に“1"、D1〜D3に地気即ち“0"が接続されてい
るのでQ0〜Q3より2進数による初期値“1"が出力される
()。以下、フレームが変化する都度カウントアップ
が行われれが、Q0〜Q3の出力とフレーム番号との対応は
表1の通りとなり、第1フレームのTS0が入力されたと
きはQ0のみより“1"即ちHレベルが出力されて排他的OR
回路(EOR)30に入力される。
上記EOR30はカウンタ28のQ0より“0"即ちLレベルが
入力されているときに他方の端子に“0"でない入力があ
ると不一致を示す“1"即ちHレベルを出力するため、EO
R30の出力はJ−K型FF29のQよりの出力パルスと同
一パルスとなる。同様にカウンタ28のQ2より“0"が出力
されているときはEOR31の出力はEOR30の出力と同一にな
る。EOR31の出力はFF32のDに入力され、クロックCK1に
同期してQよりパルスとして出力される。このパルス
が入力されたTS0のパタンと比較する基準パイロット
パタンのパルスとなる。
入力されているときに他方の端子に“0"でない入力があ
ると不一致を示す“1"即ちHレベルを出力するため、EO
R30の出力はJ−K型FF29のQよりの出力パルスと同
一パルスとなる。同様にカウンタ28のQ2より“0"が出力
されているときはEOR31の出力はEOR30の出力と同一にな
る。EOR31の出力はFF32のDに入力され、クロックCK1に
同期してQよりパルスとして出力される。このパルス
が入力されたTS0のパタンと比較する基準パイロット
パタンのパルスとなる。
ここで、ハイウェイ2より入力されるディジタル信号
はOR回路33を経てFF34に入力され、クロックCK1によ
り基準クロック1周期分シフトされてQよりの如く出
力される。第6図のに示されたTS0は第1フレームのT
S0であるため、そのビット構成は“55"即ち“0101・
・”であるが、このと前記パイロットパタンはいず
れも直列ビットでEOR35に入力される。第6図より明ら
かなように、FF34より出力されるTS0のパタンとパイ
ロットパタンは一致するため、EOR35よりAND回路36に
は出力が送出されない。
はOR回路33を経てFF34に入力され、クロックCK1によ
り基準クロック1周期分シフトされてQよりの如く出
力される。第6図のに示されたTS0は第1フレームのT
S0であるため、そのビット構成は“55"即ち“0101・
・”であるが、このと前記パイロットパタンはいず
れも直列ビットでEOR35に入力される。第6図より明ら
かなように、FF34より出力されるTS0のパタンとパイ
ロットパタンは一致するため、EOR35よりAND回路36に
は出力が送出されない。
一方、S−R型FF24のQより出力されるHレベルの信
号はFF25のDに入力されるが、DにHレベルが入力さ
れている間、即ち、第1フレームのTS0が入力されてか
ら第1フレームのTS1が入力されるまでの間、該FF25の
QよりHレベルが出力され()、前記AND回路36の他
の端子に入力されて該回路のゲートを開く。しかし、前
記の如く第1フレームのTS0がパイロットパタンに一致
しているときにはEOR35より出力が送出されないため、
エラー表示用のJ−K型FF38のJには入力が行われな
い。なお、J−K型FF38はFF25よりHレベルが送出さ
れていないとき、即ち、TS0とパイロットパタンの比較
が行われていないときはKにHレベルが入力され、かつ
Jには入力がない(Lレベルが入力される)ためQより
出力は送出されない。また、にHレベルが送出された
ときはKにLレベルが入力されるが、JにLレベルが入
力されればQよりはそれ以前と同一レベルの出力が送出
される。従って、TS0とパイロットパタンが一致し、EOR
35及びAND回路36を通してJにHレベルが入力されない
ときはそれ以前の出力であるLレベルがJ−K型FF38の
Qより送出され、エラーは表示されない。もし、TS0と
パイロットパタンが不一致のときはKにLレベルが入力
され、かつJにHレベルが入力されるため、クロックCK
2の立ち下がり時にJ−K型FF38のQよりHレベルのエ
ラー表示が出力される(第6図に一点鎖線で示す)。
号はFF25のDに入力されるが、DにHレベルが入力さ
れている間、即ち、第1フレームのTS0が入力されてか
ら第1フレームのTS1が入力されるまでの間、該FF25の
QよりHレベルが出力され()、前記AND回路36の他
の端子に入力されて該回路のゲートを開く。しかし、前
記の如く第1フレームのTS0がパイロットパタンに一致
しているときにはEOR35より出力が送出されないため、
エラー表示用のJ−K型FF38のJには入力が行われな
い。なお、J−K型FF38はFF25よりHレベルが送出さ
れていないとき、即ち、TS0とパイロットパタンの比較
が行われていないときはKにHレベルが入力され、かつ
Jには入力がない(Lレベルが入力される)ためQより
出力は送出されない。また、にHレベルが送出された
ときはKにLレベルが入力されるが、JにLレベルが入
力されればQよりはそれ以前と同一レベルの出力が送出
される。従って、TS0とパイロットパタンが一致し、EOR
35及びAND回路36を通してJにHレベルが入力されない
ときはそれ以前の出力であるLレベルがJ−K型FF38の
Qより送出され、エラーは表示されない。もし、TS0と
パイロットパタンが不一致のときはKにLレベルが入力
され、かつJにHレベルが入力されるため、クロックCK
2の立ち下がり時にJ−K型FF38のQよりHレベルのエ
ラー表示が出力される(第6図に一点鎖線で示す)。
以上、第1フレームのTS0のパイロットパタンとの比
較が行われたのち、前記の如くカウンタ28のQ0より“1"
が出力されるとEOR30よりの出力は位相が反転し、これ
に伴って、EOR31が変化し、FF32の出力が図示のごと
く変化する。これは基準パイロットパタンが“0101・
・”即ち“55"から“1010・・”即ち“AA"に切り替わっ
たことを示し、第2フレームのTS0はこの“AA"に相当す
る基準パイロットパタンと前記同様にして比較される
こととなる。また、第4図に示した如くTS0には第1フ
レームから第4フレームまでは“55"と“AA"が交互に挿
入されているが、第5フレームは第4フレームと同一の
“AA"が使用される。“55"と“AA"を交互に切替えるの
はカウンタ28のQ0の出力であるが、第4フレームと第5
フレームに同一パイロットパタンを送出するようにする
のはカウンタ28のQ2の出力である。前記の如く、第4フ
レームのTS0受信時に次の第5フレームのパイロットパ
タンが作成されるが、表1に示した如く第4フレームの
TS0受信時にQ2に“1"が出力されるため、“AA"から“5
5"に切替えられてEOR30より出力されたパルスをEOR31で
更に反転して“AA"のパタンとし、FF32に入力する。
較が行われたのち、前記の如くカウンタ28のQ0より“1"
が出力されるとEOR30よりの出力は位相が反転し、これ
に伴って、EOR31が変化し、FF32の出力が図示のごと
く変化する。これは基準パイロットパタンが“0101・
・”即ち“55"から“1010・・”即ち“AA"に切り替わっ
たことを示し、第2フレームのTS0はこの“AA"に相当す
る基準パイロットパタンと前記同様にして比較される
こととなる。また、第4図に示した如くTS0には第1フ
レームから第4フレームまでは“55"と“AA"が交互に挿
入されているが、第5フレームは第4フレームと同一の
“AA"が使用される。“55"と“AA"を交互に切替えるの
はカウンタ28のQ0の出力であるが、第4フレームと第5
フレームに同一パイロットパタンを送出するようにする
のはカウンタ28のQ2の出力である。前記の如く、第4フ
レームのTS0受信時に次の第5フレームのパイロットパ
タンが作成されるが、表1に示した如く第4フレームの
TS0受信時にQ2に“1"が出力されるため、“AA"から“5
5"に切替えられてEOR30より出力されたパルスをEOR31で
更に反転して“AA"のパタンとし、FF32に入力する。
第2フレーム以下の動作については以上を除き第1フ
レームと同様であるので説明を省略する。
レームと同様であるので説明を省略する。
従来技術においては以上の如く、ハイウェイより受信
されたパイロットパタンを挿入されたTSのビット構成を
パイロットパタン検査回路において作成したパイロット
パタンとシリアルで比較し、不一致の場合にエラー信号
を送出しているが、第5図より明らかなように回路構成
が複雑であるため、総ゲート数が大きく、そのため回路
をLSI化する場合の障碍となっている。
されたパイロットパタンを挿入されたTSのビット構成を
パイロットパタン検査回路において作成したパイロット
パタンとシリアルで比較し、不一致の場合にエラー信号
を送出しているが、第5図より明らかなように回路構成
が複雑であるため、総ゲート数が大きく、そのため回路
をLSI化する場合の障碍となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕 従来技術におけるパイロットパタン検査回路は回路の
構成が複雑で、ゲート数で換算した回路規模が大きいた
め、LSI化を行うことが困難であった。
構成が複雑で、ゲート数で換算した回路規模が大きいた
め、LSI化を行うことが困難であった。
本発明は、回路を構成する半導体回路全体の規模が小
さくLSI化に適したパイロットパタン検査回路を提供す
ることを目的とする。
さくLSI化に適したパイロットパタン検査回路を提供す
ることを目的とする。
第1図は本発明の原理説明図である。
図中、1は複数のパイロットパタンの信号がマルチフ
レームを構成する複数のフレームの特定のタイムスロッ
トに一定の組合せで挿入されたディジタル多重通話路2
のディジタル信号を被試験ディジタル通信装置3を経て
受信し、受信した前記タイムスロットの信号とパイロッ
トパタンの一致を検査するパイロットパタン検査回路、
2はディジタル多重通話路、3は被試験ディジタル通信
装置、4は前記ディジタル多重通話路2より受信した前
記ディジタル信号よりパイロットパタンの信号が挿入さ
れた特定のタイムスロットの最下位ビットを抽出して前
記マルチフレームの開始点を検出するマルチフレーム検
出手段、5は前記マルチフレーム検出手段4がマルチフ
レームを検出したときに送出する信号を入力し、前記デ
ィジタル多重通話路2に挿入された前記複数のパイロッ
トパタンと同一のパイロットパタンを入力されるフレー
ムに対応して作成するパイロットパタン作成手段、6は
前記ディジタル多重通話路2より入力される直列ビット
のディジタル信号を並列ビットのディジタル信号に変換
して出力する直並列変換手段、7は前記直並列変換手段
6より出力される並列ビットのディジタル信号と、前記
パイロットパタン作成手段5より出力されるパイロット
パタンを入力して比較し、ビット構成が不一致の場合に
エラー信号を出力する比較手段である。
レームを構成する複数のフレームの特定のタイムスロッ
トに一定の組合せで挿入されたディジタル多重通話路2
のディジタル信号を被試験ディジタル通信装置3を経て
受信し、受信した前記タイムスロットの信号とパイロッ
トパタンの一致を検査するパイロットパタン検査回路、
2はディジタル多重通話路、3は被試験ディジタル通信
装置、4は前記ディジタル多重通話路2より受信した前
記ディジタル信号よりパイロットパタンの信号が挿入さ
れた特定のタイムスロットの最下位ビットを抽出して前
記マルチフレームの開始点を検出するマルチフレーム検
出手段、5は前記マルチフレーム検出手段4がマルチフ
レームを検出したときに送出する信号を入力し、前記デ
ィジタル多重通話路2に挿入された前記複数のパイロッ
トパタンと同一のパイロットパタンを入力されるフレー
ムに対応して作成するパイロットパタン作成手段、6は
前記ディジタル多重通話路2より入力される直列ビット
のディジタル信号を並列ビットのディジタル信号に変換
して出力する直並列変換手段、7は前記直並列変換手段
6より出力される並列ビットのディジタル信号と、前記
パイロットパタン作成手段5より出力されるパイロット
パタンを入力して比較し、ビット構成が不一致の場合に
エラー信号を出力する比較手段である。
第1図において、ディジタル多重通話路(ハイウェ
イ)2には試験を行うタイムスロットにマルチフレーム
形式で複数のパイロットパタンが挿入されており、試験
対象の時分割交換機などのディジタル通信装置3を通し
て前記パイロットパタンがパイロットパタン検査回路1
に入力される。
イ)2には試験を行うタイムスロットにマルチフレーム
形式で複数のパイロットパタンが挿入されており、試験
対象の時分割交換機などのディジタル通信装置3を通し
て前記パイロットパタンがパイロットパタン検査回路1
に入力される。
ハイウェイ2より入力されるディジタル信号は多重化
されたまま直列に入力されるが、パイロットパタン検査
回路のマルチフレーム検出手段4においては前記パイロ
ットパタンが挿入されているタイムスロットを抽出し、
その最下位ビットの内容をマルチフレームの中の複数フ
レームについて確認することによりマルチフレームの第
1フレームを検出し、パイロットパタン作成手段5に出
力する。
されたまま直列に入力されるが、パイロットパタン検査
回路のマルチフレーム検出手段4においては前記パイロ
ットパタンが挿入されているタイムスロットを抽出し、
その最下位ビットの内容をマルチフレームの中の複数フ
レームについて確認することによりマルチフレームの第
1フレームを検出し、パイロットパタン作成手段5に出
力する。
パイロットパタン作成手段5は予め設定した複数のパ
イロットパタンの出力回路を有しているが、マルチフレ
ームのフレームによって挿入されているパイロットパタ
ンがことなるため、前記マルチフレーム検出手段4より
第1フレームの検出情報を受信すると、フレームに同期
するパルスを用いて、前記複数のパイロットパタンの中
からフレーム番号に応じたパイロットパタンを選択し、
比較手段7に送出する。
イロットパタンの出力回路を有しているが、マルチフレ
ームのフレームによって挿入されているパイロットパタ
ンがことなるため、前記マルチフレーム検出手段4より
第1フレームの検出情報を受信すると、フレームに同期
するパルスを用いて、前記複数のパイロットパタンの中
からフレーム番号に応じたパイロットパタンを選択し、
比較手段7に送出する。
また、直並列変換手段6ではハイウェイ2から直列ビ
ットで入力されるディジタル信号を並列ビットに変換し
て比較手段7に出力する。
ットで入力されるディジタル信号を並列ビットに変換し
て比較手段7に出力する。
比較手段7はハイウェイ2を通して入力されたディジ
タル信号をパイロットパタンの挿入されたタイムスロッ
トについて前記パイロットパタン作成手段5より比較手
段7に送出されたパイロットパタンと比較し、一致しな
いビットがあればエラー表示を行う。
タル信号をパイロットパタンの挿入されたタイムスロッ
トについて前記パイロットパタン作成手段5より比較手
段7に送出されたパイロットパタンと比較し、一致しな
いビットがあればエラー表示を行う。
本発明は、以上の如く簡単な原理によりパイロットパ
タンの検査を行うため、構成が簡略で回路規模が小さな
パイロットパタン検査回路を実現することができる。
タンの検査を行うため、構成が簡略で回路規模が小さな
パイロットパタン検査回路を実現することができる。
第2図は本発明のパイロットパタン検査回路の一実施
例の回路ブロック図、第3図は第2図の回路ブロックの
タイムチャートであり、第2図中の〜は第3図に波
形を図示た点を示す。
例の回路ブロック図、第3図は第2図の回路ブロックの
タイムチャートであり、第2図中の〜は第3図に波
形を図示た点を示す。
全図を通じ、同一対象物は同一記号で示し、FF1,FF2
はフリップフロップ、SFR1は3ビットシフトレジスタ、
SFR2は6ビットシフトレジスタ、SFR3は8ビットシフト
レジスタ、AND1,AND2は論理積(AND)回路、OR1,OR2は
論理和(OR)回路、EORA〜EORHは排他的論理和(EOR)
回路、INV1,INV2はインバータである。
はフリップフロップ、SFR1は3ビットシフトレジスタ、
SFR2は6ビットシフトレジスタ、SFR3は8ビットシフト
レジスタ、AND1,AND2は論理積(AND)回路、OR1,OR2は
論理和(OR)回路、EORA〜EORHは排他的論理和(EOR)
回路、INV1,INV2はインバータである。
以下、第3図を併用して第2図を説明する。
第2図のHW2は例えば2Mビットのハイウェイを示して
いるが、第2図及び第3図におけるHW2は前記第4図
(1)の如く構成され、パイロットパタンがTS0に第4
図(2)に示す如く挿入された例を前提とする。
いるが、第2図及び第3図におけるHW2は前記第4図
(1)の如く構成され、パイロットパタンがTS0に第4
図(2)に示す如く挿入された例を前提とする。
HW2よりは第3図に示す如く最上位ビット(MSB)よ
り最下位ビット(LSB)までの8ビットからなるTS0ほか
の各ディジタル信号が直列で入力される(TS0以外は図
示省略)が、これらはFF1のD端子に入力され、CKに入
力される基準クロック、即ち2MビットのクロックCKに
同期してQより出力され()、SFR1のDに入力され
る。
り最下位ビット(LSB)までの8ビットからなるTS0ほか
の各ディジタル信号が直列で入力される(TS0以外は図
示省略)が、これらはFF1のD端子に入力され、CKに入
力される基準クロック、即ち2MビットのクロックCKに
同期してQより出力され()、SFR1のDに入力され
る。
また、第2図のLSBPは各タイムスロットの最下位ビ
ットに同期するパルスであるが、第3図に示す如くHW
2に入力されるTS0の最下位ビットよりクロックCKの半
周期分遅れて送出される。また、TS0Pは図示省略され
た回路により作成され、第3図のTS0に同期して送出
される。LSBP及びTS0PはAND回路に入力され、AND条
件が成立したときに出力をFF2のDに送出する。該FF2
のCKにはクロックCKがINVを介して供給されているた
め、Qより出力されるパルスは入力パルスをクロッ
ク半周期分遅らせたパルスとなる。
ットに同期するパルスであるが、第3図に示す如くHW
2に入力されるTS0の最下位ビットよりクロックCKの半
周期分遅れて送出される。また、TS0Pは図示省略され
た回路により作成され、第3図のTS0に同期して送出
される。LSBP及びTS0PはAND回路に入力され、AND条
件が成立したときに出力をFF2のDに送出する。該FF2
のCKにはクロックCKがINVを介して供給されているた
め、Qより出力されるパルスは入力パルスをクロッ
ク半周期分遅らせたパルスとなる。
前記パルスはSFR1のCKに入力され、その立ち上がり
のときにDに入力された信号をQAに出力する。第3図に
示す如く、パルスの立ち上がりのときにDに入力され
ている信号はTS0の最下位ビットLSBである。従って、
このビットが“1"であればQAに“1"が出力されることと
なるが、ここでは第3図のHWに図示されたフレームの
前々フレームのTS0のLSBが“0"、前フレームのTS0のLSB
が“1"であるとし(以上、第3図には図示省略)、図示
されたTS0のLSBが“1"であるとすると、SFR1のQCに
“0",QB及びQCにそれぞれ“1"が出力された状態とな
る。この状態は、第3図に示したTS0のLSBがマルチフレ
ームの第1フレームのものであることを意味し(第4図
参照)、AND2よりHレベルが出力される()。以上の
如くして、により、マルチフレーム検出回路4はマルチ
フレームの開始点を検出する。
のときにDに入力された信号をQAに出力する。第3図に
示す如く、パルスの立ち上がりのときにDに入力され
ている信号はTS0の最下位ビットLSBである。従って、
このビットが“1"であればQAに“1"が出力されることと
なるが、ここでは第3図のHWに図示されたフレームの
前々フレームのTS0のLSBが“0"、前フレームのTS0のLSB
が“1"であるとし(以上、第3図には図示省略)、図示
されたTS0のLSBが“1"であるとすると、SFR1のQCに
“0",QB及びQCにそれぞれ“1"が出力された状態とな
る。この状態は、第3図に示したTS0のLSBがマルチフレ
ームの第1フレームのものであることを意味し(第4図
参照)、AND2よりHレベルが出力される()。以上の
如くして、により、マルチフレーム検出回路4はマルチ
フレームの開始点を検出する。
AND2より出力される前記Hレベル信号はマルチフレ
ーム検出信号として第2フレームのTS0のLSBが入力され
るまで送出されるが、該信号はSFR2のDに入力される。
このSFR2のCKにはFPAが入力されているが、このFPA
は図示省略されたフレーム同期パルスよりクロックCK
の1周期分遅れて送出されるように作成されたパルスで
ある。SFR2のDにHレベル信号が入力されているときに
CKにFPAが入力されるとSFR2はカウントを行い、QAに
“1"を出力するが、第3図より明らかな如く、第1フレ
ームの場合、DにHレベルの信号が入力されたときは
第1フレームのFPAは既に送出されたあとであるた
め、QAは“0"を送出した状態となる。QAに“1"が出力さ
れるのは第2フレームにおいてFPAが送出されたとき
となるが、以下このカウントはフレームが進むごとに行
われ、第3フレームでQB、第4フレームでQCの如く“1"
が出力される。このQA〜QFの出力はOR1により論理和が
とられて出力されるが、QA〜QFの出力及びOR1の出力をT
S0を受信したときのフレーム番号と対比すると表2の如
くなる。
ーム検出信号として第2フレームのTS0のLSBが入力され
るまで送出されるが、該信号はSFR2のDに入力される。
このSFR2のCKにはFPAが入力されているが、このFPA
は図示省略されたフレーム同期パルスよりクロックCK
の1周期分遅れて送出されるように作成されたパルスで
ある。SFR2のDにHレベル信号が入力されているときに
CKにFPAが入力されるとSFR2はカウントを行い、QAに
“1"を出力するが、第3図より明らかな如く、第1フレ
ームの場合、DにHレベルの信号が入力されたときは
第1フレームのFPAは既に送出されたあとであるた
め、QAは“0"を送出した状態となる。QAに“1"が出力さ
れるのは第2フレームにおいてFPAが送出されたとき
となるが、以下このカウントはフレームが進むごとに行
われ、第3フレームでQB、第4フレームでQCの如く“1"
が出力される。このQA〜QFの出力はOR1により論理和が
とられて出力されるが、QA〜QFの出力及びOR1の出力をT
S0を受信したときのフレーム番号と対比すると表2の如
くなる。
OR1より“0"が出力されるとその出力が直接入力され
るEORA、EORC、EORE、EORFの片端子には“0"が入力さ
れ、INV2を介して入力されるEORB、EORD、EORF、EORHの
片端子には“1"が入力される。即ち、EORHからEORAの各
片端子には順に“10101010"即ち、“AA"が入力される。
同様にOR1より“1"が出力されたときは8つのEORの各片
端子に“55"のパイロットパタンが入力されることとな
る。
るEORA、EORC、EORE、EORFの片端子には“0"が入力さ
れ、INV2を介して入力されるEORB、EORD、EORF、EORHの
片端子には“1"が入力される。即ち、EORHからEORAの各
片端子には順に“10101010"即ち、“AA"が入力される。
同様にOR1より“1"が出力されたときは8つのEORの各片
端子に“55"のパイロットパタンが入力されることとな
る。
比較回路7のEORHからEORAまでの8つのEORはMSBから
LSBまでの8つのビットに対応するため、前記OR1の“0"
と“1"はEORHからEORAにおいて比較する基準パイロット
パタンを決定する制御回路となっている。表1のOR1の
出力とフレームの対応は第4図(2)のパイロットパタ
ンと一致している。即ち、パイロットパタン作成回路5
はフレームごとに基準パイロットパタンを作成して比較
回路7に供給する動作をおこなっている。
LSBまでの8つのビットに対応するため、前記OR1の“0"
と“1"はEORHからEORAにおいて比較する基準パイロット
パタンを決定する制御回路となっている。表1のOR1の
出力とフレームの対応は第4図(2)のパイロットパタ
ンと一致している。即ち、パイロットパタン作成回路5
はフレームごとに基準パイロットパタンを作成して比較
回路7に供給する動作をおこなっている。
次に、比較回路7において比較する入力信号について
説明する。
説明する。
HW2より直列で入力されるディジタル信号はSFR3の
Dに入力され、反転されたクロックCKにより順次シフト
されて出力する。例えば、TS0のMSBがDに入力される
と、該MSBは最初のクロックでQAより出力され()、
次のクロックでQBに出力され、以下順次シフトされて8
ビット目のLSBが入力されたときはQHより出力される
()。この状態でSFR3のQH〜QAにはTS0のMSBからLSB
の8ビットが並列で出力され、比較回路7の8つのEOR
の各片端子に入力される。
Dに入力され、反転されたクロックCKにより順次シフト
されて出力する。例えば、TS0のMSBがDに入力される
と、該MSBは最初のクロックでQAより出力され()、
次のクロックでQBに出力され、以下順次シフトされて8
ビット目のLSBが入力されたときはQHより出力される
()。この状態でSFR3のQH〜QAにはTS0のMSBからLSB
の8ビットが並列で出力され、比較回路7の8つのEOR
の各片端子に入力される。
これによって、前記パイロットパタン作成回路5より
入力されたパイロットパタンとTS0の信号が比較され、
8ビットの内1ビットでも一致しないビットがあればそ
のビットに対応するEORより出力が送出され、OR2を経て
エラー(NG)表示が行われる()。なお、第2図では
SFR3よりの出力とパイロットパタン作成回路5よりの基
準パイロットパタンの同期をとる回路は省略している。
入力されたパイロットパタンとTS0の信号が比較され、
8ビットの内1ビットでも一致しないビットがあればそ
のビットに対応するEORより出力が送出され、OR2を経て
エラー(NG)表示が行われる()。なお、第2図では
SFR3よりの出力とパイロットパタン作成回路5よりの基
準パイロットパタンの同期をとる回路は省略している。
以上から明らかな如く、第2図のパイロットパタン検
査回路は第5図に示した従来技術のパイロットパタン検
査回路に比して構成が簡単であり、総ゲート数が従来技
術の回路に比して大幅に減少するのでLSI化が容易に行
え、それによって回路の大幅な経済化が実現できる。
査回路は第5図に示した従来技術のパイロットパタン検
査回路に比して構成が簡単であり、総ゲート数が従来技
術の回路に比して大幅に減少するのでLSI化が容易に行
え、それによって回路の大幅な経済化が実現できる。
以上、第2図及び第3図によって本発明の実施例を説
明したが、第2図及び第3図はあくまで本発明の一実施
例に過ぎず、第2図を構成するマルチフレーム検出回路
4、パイロットパタン作成回路5及び比較回路7の内部
構成を第2図と部分的に変えて同一作用を行わせること
は容易に可能である。また、動作シーケンスを第3図と
部分的に異なるものとして同一作用を行わせることも可
能である。また、第2図及び第3図においてはパイロッ
トパタンを“55"及び“AA"の2種類とし、マルチフレー
ムを8フレーム構成として各フレームに挿入するパイロ
ットパタンを第4図に示したパタンを適用して説明した
が、ビット構成等によりパイロットパタンの数及び内容
を変更したり、マルチフレームの数及び各フレームに使
用するパイロットパタンの種類を変更しても本発明の構
成をそれに適したものとすることは容易に可能であり、
本発明はこれらの変形を排除するものではない。
明したが、第2図及び第3図はあくまで本発明の一実施
例に過ぎず、第2図を構成するマルチフレーム検出回路
4、パイロットパタン作成回路5及び比較回路7の内部
構成を第2図と部分的に変えて同一作用を行わせること
は容易に可能である。また、動作シーケンスを第3図と
部分的に異なるものとして同一作用を行わせることも可
能である。また、第2図及び第3図においてはパイロッ
トパタンを“55"及び“AA"の2種類とし、マルチフレー
ムを8フレーム構成として各フレームに挿入するパイロ
ットパタンを第4図に示したパタンを適用して説明した
が、ビット構成等によりパイロットパタンの数及び内容
を変更したり、マルチフレームの数及び各フレームに使
用するパイロットパタンの種類を変更しても本発明の構
成をそれに適したものとすることは容易に可能であり、
本発明はこれらの変形を排除するものではない。
以上説明したように、本発明によれば、受信した信号
の構成がパイロットパタンと一致するか否かにより該信
号が通過したディジタル通信装置の正常性を検査するパ
イロットパタン検査回路を小さな規模で構成することが
できるため、パイロットパタン検査回路をLSI化するこ
とが可能となり、かかるパイロットパタン検査回路のコ
スト逓減に大きな効果を有する。
の構成がパイロットパタンと一致するか否かにより該信
号が通過したディジタル通信装置の正常性を検査するパ
イロットパタン検査回路を小さな規模で構成することが
できるため、パイロットパタン検査回路をLSI化するこ
とが可能となり、かかるパイロットパタン検査回路のコ
スト逓減に大きな効果を有する。
第1図は本発明の原理説明図、第2図は本発明の実施例
回路ブロック図、第3図は本発明の実施例タイムチャー
ト、第4図はパイロットパタン構成図、第5図は従来技
術の回路ブロック図、第6図は従来技術のタイムチャー
トである。 図中、 1……パイロットパタン検査回路 2……ディジタル多重通話路 3……ディジタル通信装置 4……マルチフレーム検出手段 5……パイロットパタン作成手段 6……直並列変換手段 7……比較手段 である。
回路ブロック図、第3図は本発明の実施例タイムチャー
ト、第4図はパイロットパタン構成図、第5図は従来技
術の回路ブロック図、第6図は従来技術のタイムチャー
トである。 図中、 1……パイロットパタン検査回路 2……ディジタル多重通話路 3……ディジタル通信装置 4……マルチフレーム検出手段 5……パイロットパタン作成手段 6……直並列変換手段 7……比較手段 である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−218153(JP,A) 特開 昭64−34046(JP,A) 特開 昭63−232557(JP,A) 特開 昭58−105654(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】複数のパイロットパタンの信号がマルチフ
レームを構成する複数のフレームの特定のタイムスロッ
トに一定の組合せで挿入されたディジタル多重通話路
(2)のディジタル信号を被試験ディジタル通信装置
(3)を経て受信し、受信した前記タイムスロットの信
号とパイロットパタンの一致を検査するパイロットパタ
ン検査回路(1)において、 前記ディジタル多重通話路(2)より受信した前記ディ
ジタル信号よりパイロットパタンの信号が挿入された特
定のタイムスロットの最下位ビットを抽出して前記マル
チフレームの開始点を検出するマルチフレーム検出手段
(4)と、 前記マルチフレーム検出手段(4)がマルチフレームを
検出したときに送出する信号を入力し、前記ディジタル
多重通話路(2)に挿入された前記複数のパイロットパ
タンと同一のパイロットパタンを入力されるフレームに
対応して作成して送出するパイロットパタン作成手段
(5)と、 前記ディジタル多重通話路(2)より入力される直列ビ
ットのディジタル信号を並列ビットのディジタル信号に
変換して出力する直並列変換手段(6)と、 前記直並列変換手段(6)より出力される並列ビットの
ディジタル信号と、前記パイロットパタン作成手段
(5)より出力されるパイロットパタンを入力して比較
し、ビット構成が不一致の場合にエラー表示を行う比較
手段(7)を備えたことを特徴とするパイロットパタン
検査回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252536A JP2957250B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | パイロットパタン検査回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252536A JP2957250B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | パイロットパタン検査回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129452A JPH04129452A (ja) | 1992-04-30 |
JP2957250B2 true JP2957250B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17238739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2252536A Expired - Fee Related JP2957250B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | パイロットパタン検査回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2957250B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP2252536A patent/JP2957250B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04129452A (ja) | 1992-04-30 |
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