JPH08147122A - 印刷/表示動作監視装置 - Google Patents

印刷/表示動作監視装置

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JPH08147122A
JPH08147122A JP6306948A JP30694894A JPH08147122A JP H08147122 A JPH08147122 A JP H08147122A JP 6306948 A JP6306948 A JP 6306948A JP 30694894 A JP30694894 A JP 30694894A JP H08147122 A JPH08147122 A JP H08147122A
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pattern data
read
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data
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Application number
JP6306948A
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English (en)
Inventor
Tadao Ushiki
忠雄 牛来
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷や表示のためにフォントメモリから読み
出されたドットパターンデータが正しく読み出されたか
どうか、データ誤りを生じていないかどうか等を自動的
に点検する。 【構成】 フォントメモリ16からはドットパターンデ
ータ22とともに文字コード23Aが読み出される。こ
の文字コード23Aは、予め読み出し制御部15がドッ
トパターンデータ22を読み出すために用意した文字コ
ード23Bと比較部19において比較される。両者が一
致しない場合には、フォントメモリ16から正しいドッ
トパターンデータ22が読み出されなかったと判断し
て、警報部20がエラー警報を出力する。これにより、
フォントメモリ16やその周辺のデータ読み出し回路の
異常動作等が点検できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタやディスプレ
イ等の印刷/表示装置に対しドットマトリクス方式で文
字や記号を出力する場合に、その品質を監視する印刷/
表示動作監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、プリンタで文字や記号を印刷す
る場合には、予め文字コードを文字印刷のためのドット
マトリクス形式データに変換する必要がある。これに
は、例えば文字コードを入力した場合に、一定のドット
パターンデータが出力されるフォントメモリが使用され
る。フォントメモリから出力されたドットパターンデー
タは、印字ヘッド等を備えた印刷部に供給されて印刷が
実行される。また、文字や記号をディスプレイ等の表示
部に表示する場合には、このようなドットパターンデー
タが表示制御回路に供給され、所定のタイミングで表示
出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な印刷/表示装置には従来次のような解決すべき課題が
あった。例えば、印刷装置では文字コードからドットパ
ターンデータを得て、そのデータを印字ヘッド駆動用の
回路素子に供給し、ワイヤドットプリンタの場合には多
数のワイヤを選択的に駆動する。また、サーマルヘッド
を用いた印刷装置の場合、各発熱素子を選択的に駆動す
る。更に、インクジェットプリンタ等では所定のタイミ
ングでインクジェットを動作させる。従って、これらの
信号処理の過程でドットパターンデータを正確に印刷用
紙上に反映させることで目的とする出力が得られる。し
かしながら、このような信号の処理過程に配置された各
種回路素子に何らかの異常があれば、正しい印刷が行わ
れない。このような印刷出力の点検は通常、操作者が文
字等を印刷した用紙を肉眼でチェックすることにより行
っていた。
【0004】ディスプレイ等に文字や記号を表示する場
合においても同様で、信号処理系統における各回路素子
等が全て正常に動作することで正常な画面表示が行われ
る。その点検等は操作者が肉眼により行っている。とこ
ろが、印刷量が膨大になり、あるいは画面上に出力され
るデータが多量にある場合、その点検は操作者に大きな
負担を与える。また、操作者の点検ミス等も生じる。し
かも、ドットマトリクスによって文字や記号を表示する
場合、その一部のドットが抜けても、操作者がそれを発
見するのは容易でない。
【0005】また、ホストコンピュータからそのような
イメージデータを端末装置に転送して出力するような場
合、操作者が出力に直接目を通すことができず、誤り修
正等が不十分になる。出力側で手作業で修正を行った
り、回路の障害を発見した場合、その障害を直した後、
再度転送や印刷を行うという煩雑な手間も必要であっ
た。印刷出力された書類が取引処理等である場合、顧客
に対するサービス上の問題も生じる。従って、この種の
印字品質や表示出力の品質、関連する回路の動作等を監
視して、その健全性を維持することができるような印刷
/表示動作監視装置が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するため次の構成を採用する。第1の装置は、文字コ
ードに対応する印刷/表示用のドットパターンデータを
その文字コードと連結一体化して格納したフォントメモ
リと、印刷/表示実行前に、任意の文字コードを得て、
フォントメモリから対応するドットパターンデータとそ
の文字コードとを読み出す読み出し制御部と、読み出し
制御部で得られた、文字コードと、フォントメモリから
ドットパターンデータとともに読み出された文字コード
とを照合して、両者が不一致の場合に、ドットパターン
データの読み出しエラー警報を出力する読み出し監視部
とを備える。
【0007】第2の装置は、文字コードに対応する印刷
/表示用のドットパターンデータを、そのドットパター
ンデータに対して所定の演算処理を実行して得られた、
各文字コード固有の識別データと連結一体化して格納し
たフォントメモリと、印刷/表示実行前に、任意の文字
コードを得て、フォントメモリから対応するドットパタ
ーンデータと識別データとを読み出す読み出し制御部
と、フォントメモリからドットパターンデータが読み出
されたとき、このドットパターンデータに対して所定の
演算処理を実行して、固有の識別データを求め、ドット
パターンデータとともに読み出された固有の識別データ
と照合して、両者が不一致の場合に、ドットパターンデ
ータの読み出しエラー警報を出力する読み出し監視部と
を備える。
【0008】第3の装置は、印刷/表示実行前に、任意
のドットパターンデータを生成して、印刷/表示制御部
に供給するドットパターンデータ供給部と、印刷/表示
制御部へ供給する駆動タイミング信号により印刷/表示
回路から出力されるドットパターンデータを、ドットパ
ターンデータ供給部から供給されたドットパターンデー
タと照合して、両者が不一致の場合に、ドットパターン
データの読み出しエラー警報を出力する読み出し監視部
とを備える。
【0009】
【作用】フォントメモリからはドットパターンデータと
ともに文字コードが読み出される。この文字コードは、
予め読み出し制御部がドットパターンデータを読み出す
ために用意した文字コードと比較部において比較され
る。両者が一致しない場合には、フォントメモリから正
しいドットパターンデータが読み出されなかったと判断
して、警報部がエラー警報を出力する。これにより、フ
ォントメモリやその周辺のデータ読み出し回路の異常動
作等が点検できる。
【0010】また、フォントメモリからドットパターン
データが読み出されると、これと同時に一定の固有の識
別データが読み出される。この固有の識別データは、ド
ットパターンデータを元にして予め所定の演算処理を実
行して得られたデータである。これは、各文字毎にそれ
ぞれ異なった内容のものとなっている。フォントメモリ
から実際に読み出されたドットパターンデータは演算処
理部によって演算処理され、同様の固有の識別データに
変換される。これが実際に読み出された固有の識別デー
タと比較され、両者が不一致の場合にエラー警報が出力
される。
【0011】ドットパターンデータ供給部が印刷制御部
にドットパターンを供給すると、これが印字ヘッドに対
するものとは別のルートで比較部に取り出される。そし
て、当初供給したドットパターンデータと比較される。
印刷制御部の回路素子等が障害を含んでいると両者が不
一致になり、このときエラー警報が出力される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の印刷/表示動作監視装置実施
例を示すブロック図(その1)である。図の装置は、読
み出し制御部15、フォントメモリ16、印刷部17及
び読み出し監視部18を備えている。この装置の具体的
な構成を説明する前に、初めにこの装置を含む印刷/表
示装置全体の構成を説明する。
【0013】図2は、印刷/表示装置全体の実施例ブロ
ック図である。図の装置は、バスライン1に対し、制御
部(CPU)2、印刷部3、リード・オンリ・メモリ
(ROM)4、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
5及び通信制御部6が接続された構成のものである。制
御部2はプロセッサ等から構成され、印刷装置全体を制
御する。ROM4には印刷制御のためのプログラムが格
納されており、この中に本発明の印刷動作監視のための
プログラム等が格納されている。RAM5は印刷データ
9等を格納し、ここから順に文字コードが読み出され、
ドットパターンデータに変換される。なお、このRAM
5の一部がフォントメモリを構成することもできる。ま
た、図示しないフォントメモリをバスライン1に接続す
るようにしてもよい。通信制御部6は上位装置等から印
刷データ9を通信回線7を介して受け入れて、これをR
AM5に格納する制御を行う部分である。印刷部3は印
刷制御部10及び印字ヘッド11を備えており、供給さ
れるドットパターンデータに応じて図示しない用紙上に
印刷を実行する。
【0014】なお、この装置に更にディスプレイ8を取
り付けた場合、そのドットパターンデータを元に文字や
記号を表示する。本発明は、このように一定のドットパ
ターンデータを組み合わせたドットマトリクス状の文字
や記号を用いて印刷を行ったり表示を行ったりする装置
の処理データを監視するために使用される。
【0015】再び図1に戻って、読み出し制御部15
は、印刷データが供給されると、その文字コードから格
納アドレス21を生成し、フォントメモリ16に供給す
る装置である。これによって、文字コードに対応するド
ットパターンデータ22がフォントメモリ16から読み
出される。なお、本発明においては、このフォントメモ
リ16に対しドットパターンデータ22の他に対応する
文字コード23Aが格納されている。
【0016】図3に、このようなフォントメモリの内容
説明図(その1)を示す。図の左側にはフォントメモリ
の格納アドレスがn〜n+37まで順に表示されてい
る。各格納アドレスにはそれぞれ1バイトずつ、この図
に示すようなデータが格納されている。1文字分のデー
タは図に示すように全部で34バイトで構成される。そ
のうちの最初の2バイトがパターンチェックデータであ
って、それぞれ例えば文字「a」のJIS漢字コード1
バイト目及び同じく2バイト目が書き込まれている。そ
の後のアドレスには文字「a」のパターンが順番に格納
される。各パターンは、それぞれ文字を構成する2分の
1行分のドットラインである。従って、この1文字分の
データは16ドットラインにより構成されるから、実際
には16×16の256ドットで文字が表示される。
【0017】このようなドットパターンデータに対し、
本発明ではこの図に示すように、文字コードが一体にフ
ォントメモリに格納される。従って、1文字分のデータ
読み出しが実行されると、対応する文字コードも同時に
読み出される構成となっている。
【0018】図1に示す印刷部17は、ドットパターン
データ22が供給されると印刷を実行する部分である。
また、読み出し監視部18には、比較部19及び警報部
20が設けられている。比較部19にはフォントメモリ
16から読み出された文字コード23Aと読み出し制御
部15から供給される文字コード23Bが入力する。読
み出し制御部15は、文字コード23Bをアドレス変換
して格納アドレス21を生成し、フォントメモリ16か
らドットパターンデータ22の読み出しを行う。従っ
て、読み出し制御部15には、予め対応する文字コード
23Bが保持されている。これが比較部19に供給さ
れ、フォントメモリ16から読み出された文字コード2
3Aと比較される。
【0019】各回路が正常に動作すれば、フォントメモ
リ16から当然対応する文字コード23Aが読み出され
る。従って、その文字コードを例えば1バイトずつ2回
に分けて比較し、これらが完全に一致した場合は正常に
動作していると判断する。また、不一致の場合には回路
のどこかに障害が発生しあるいはデータの内容に何らか
の誤りがあると判断して警報部20がエラー警報を出力
する。本発明の装置は、概略以上のように構成されてい
る。
【0020】図4には、このような文字コード照合動作
の具体的なフローチャートを示す。まず、ステップS1
において、パターンチェックデータの1バイト目が読み
取られる。そして、ステップS2で文字コードの照合が
実行される。ここで、文字コードが一致した場合には、
パターンチェックデータの2バイト目が読み取られる
(ステップS3)。そして、同様にステップS4におい
て文字コードの照合が行われる。ステップS2かステッ
プS4で文字コードに不一致が生じた場合には、ステッ
プS8に移り、装置の処理が停止され、エラー警報が出
力される。
【0021】一方、文字コードの照合の結果、正常に動
作していると判断した場合にはステップS5に移り、文
字のパターンを1バイト読み取る。そして、ステップS
6において、32バイト分の読み取りが完了したかどう
かが判断される。読取りが完了していなければ、再びス
テップS5に移り、次の1バイトが読み取られる。こう
して32バイト分のドットパターンデータが読み出され
ると、次の文字データ読み出しあるいは印刷開始処理に
進む(ステップS7)。
【0022】ドットパターンデータは、印刷部の構成に
よって1バイトずつあるいは数バイトずつ適当に選択さ
れて転送される。例えば、1画面分の表示データを保持
することができるメモリを持った表示装置では、そのメ
モリに対し全ての表示文字のドットパターンデータが順
に連続的に供給される。
【0023】上記の実施例によれば、所定の文字コード
に対応するドットパターンデータを読み出した場合に、
同時に対応する文字コードが出力されるため、読み出し
制御部で保持している文字コードとフォントメモリから
読み出された文字コードを比較することによって、障害
の連続的な監視が可能となる。これにより、印刷データ
を処理しながらリアルタイムで動作エラーを監視し、障
害が発生した場合には直ちに対応することができる。
【0024】なお、この実施例の場合、印刷直前に監視
を行っているが、例えば読み出し制御部が全ての文字コ
ードを順に出力してフォントメモリから対応するドット
パターンデータと文字コードを読み出すようにすれば、
印刷処理が実行される前に、例えば装置の電源を入力し
た当日の業務開始前に印刷部等の動作確認を行うことが
可能である。従って、読み出し制御部は外部から文字コ
ードを得るようにしてもよいし、独自に文字コードを生
成して処理するようにしてもよい。
【0025】図5に、本発明の印刷/表示動作監視装置
ブロック図(その2)を示す。この装置は、読み出し制
御部15と、フォントメモリ16と、印刷部17と読み
出し監視部30とを備えている。読み出し制御部15と
印刷部17の構成は図1に示した装置とほぼ同様であ
る。フォントメモリ16は、この実施例の場合、次のよ
うなデータを格納する。
【0026】図6に、フォントメモリの内容説明図(そ
の2)を示す。フォントメモリのアドレスは、図の左側
にn〜n+38まで表示されている。このフォントメモ
リは、1文字分のデータが35バイトで構成されてい
る。34バイト分のデータは、既に図3を用いて説明し
たものと全く同様である。即ち、1バイト目と2バイト
目に文字「a」のJIS漢字コードが2分の1ずつ格納
され、これらがパターンチェックデータを構成してい
る。そして、その後の32バイトは文字を構成する8ド
ットずつのドットパターンデータである。そして、最後
の35バイト目にハッシュトータルデータが格納されて
いる。このハッシュトータルデータは32バイトのドッ
トパターンデータを一定のハッシュ演算処理して得られ
た1バイトのデータである。
【0027】本発明では、このハッシュトータルデータ
のことを固有の識別データと呼んでいる。即ち、一般
に、各種のデータを格納する場合に、いわゆるパリティ
チェックビットというエラー検出用のビットを設けてデ
ータの信頼性を高めているが、本発明では、実際に特定
の文字コードに対応するドットパターンデータが読み出
されたかどうかを判断するため、このチェック用のデー
タをより固有識別性の高い1バイトのデータとしてい
る。即ち、1バイトのデータでドットパターンデータを
区別するようにすれば、少なくとも256種類のドット
パターンデータが区別できる。文字コードは2バイト構
成即ち16ビットで表されるから、上記のような固有の
識別データは1〜2回の重複で足りる。従って、特定の
ドットパターンデータが出力されたかどうかを区別する
ためのデータとしては十分であり、フォントメモリを著
しく大容量化してしまうこともない。
【0028】図5に示す読み出し監視部30には、比較
部31、警報部32及び演算処理部33が設けられてい
る。演算処理部33にはフォントメモリ16から読み出
されたドットパターンデータ22が入力する。このドッ
トパターンデータ22に対し演算処理部33は、予め設
定された演算処理、例えばハッシュトータル演算によっ
て固有の識別データ25Bを得る。比較部31は、フォ
ントメモリ16から読み出された固有の識別データ25
Aを直接受け入れ、演算処理部33から出力された固有
の識別データ25Bと比較する。そして、両者が一致し
ない場合には、警報部32にその旨の信号を出力する。
これによって、警報部32はフォントメモリ16等の周
辺回路に障害があることを検出し、エラー警報を出力す
る。
【0029】図7には、固有の識別データ照合動作フロ
ーチャートを示す。この図のステップS1〜ステップS
6までは、図4を用いて説明した文字コード照合動作と
全く同様である。この実施例では、文字コードの照合を
行った後、更にハッシュトータルデータの照合を行うよ
うにしている。即ち、ステップS6において、32バイ
ト分のデータ読取りが完了すると、ステップS7に移
り、次のハッシュトータルデータXを読み取る。即ち、
ハッシュトータルデータを変数Xとする。そして、ステ
ップS8において、読み出した文字パターン32バイト
分のハッシュトータル演算を行う。これは、先に説明し
た図5の演算処理部33が実行する。その結果を変数Y
に格納する。そして、ステップS9において、XとYの
値を比較する。両者が一致すれば、装置は正常に動作し
ている。次に、ステップS10に移り、文字データの読
出し又は印刷処理を開始する。一方、XとYが不一致の
場合には、文字コードが不一致の場合と同様に処理を停
止し、エラー警報を出力する(ステップS11)。
【0030】このように文字パターンデータを演算処理
して一定の固有の識別データを生成し、これをフォント
メモリから読み出された固有のデータと比較すれば、先
の実施例と同様に各回路の障害等を検出することができ
る。なお、上記実施例では文字コードの照合と固有の識
別データの照合を併せて行うようにしたが、もちろんい
ずれか一方のみの照合のみであっても差し支えない。
【0031】図8に、本発明の印刷/表示動作監視装置
ブロック図(その3)を示す。この装置は、先に説明し
たような要領でフォントメモリから読み出されたドット
パターンデータが印字ヘッドに正確に供給されるかどう
かを監視する構成のものである。即ち、図において、こ
の装置にはドットパターンデータ供給部35と、印刷制
御部36と、印字ヘッド37と、読み出し監視部40と
が設けられている。
【0032】この装置は、印字ヘッド37を駆動する前
に、予め印字ヘッドの動作を点検するように構成されて
いる。従って、ドットパターンデータ供給部35は、例
えば印字ヘッド37の点検に適したドットパターンデー
タを自動的に生成する回路等から構成される。印刷制御
部36は、例えば後で図9により説明するような印字ヘ
ッド37を駆動する制御を行う回路から構成される。ド
ットパターンデータ供給部35からドットパターンデー
タ46Bが供給されると、これは印刷制御部36に一時
格納される。そして、駆動タイミング信号45が印刷制
御部36に入力すると、そのドットパターンデータ46
Aが出力し、印字ヘッド37に供給される構成となって
いる。なお、印字ヘッド37に駆動電力を供給するため
に電源制御回路38が接続されている。また、読み出し
監視部40には、比較部41と警報部42が設けられて
いる。比較部41には印刷制御部36に入力するドット
パターンデータ46Bと印刷制御部36から出力される
ドットパターンデータ46Aとが入力する。そして、両
者が比較されて不一致の場合に警報部42がエラー警報
を出力する構成となっている。
【0033】図9には、上記のような印刷制御部36の
具体的な結線図例を示す。印字ヘッド37はワイヤ式の
場合に、ワイヤを進出駆動するためのコイル群51から
構成される。また、このようなコイルに選択的にドット
パターンに対応する駆動電流を供給するためにゲートア
レイ52が設けられる。更に、ゲートアレイ52をドッ
トパターンデータに対応するように開閉するために、シ
フトレジスタ53が設けられる。従って、シフトレジス
タ53にドットパターンデータ46Bが供給されると、
これによってゲートアレイ52が選択的に開閉制御さ
れ、電源54からゲートアレイ52を通じて駆動電流が
コイル群51に供給される。こうして印字ヘッドが動作
する。本発明においては、このシフトレジスタ53に格
納された照合対象のドットパターンデータ46Aを、図
8に示す比較部41に出力して回路動作を点検する構成
となっている。
【0034】なお、シフトレジスタ53に格納されたデ
ータを取り出して点検をすれば、シフトレジスタ53の
出力側に接続されたゲートアレイ52が正常に動作して
いるかどうかも点検できるのでこのような構成を採用し
た。しかしながら、もしシフトレジスタ53とゲートア
レイ52との電気的な独立性が高い場合には、シフトレ
ジスタ53の出力が正常だからといってゲートアレイ5
2が正常に動作していると断定できない。そこで、この
ような場合、ゲートアレイ52の出力側からドットパタ
ーンデータを取り出すようにしても差し支えない。
【0035】なお、この実施例では、このようなゲート
を動作させるための信号処理系を点検するために、点検
時には印字ヘッドが動作しないように印字ヘッドへの電
源供給を遮断する。このため、点検前には電源54をオ
フするようにしている。図8に示す電源制御回路38は
このような制御を実行する。
【0036】図10を参照しながら、この実施例につい
てドットパターンチェック動作の説明を行う。図10
は、ドットパターンチェック動作説明のためのフローチ
ャートである。なお、このような動作に入る前に、既に
点検用のドットパターンデータの生成処理等が完了して
いるものとする。
【0037】初めにステップS11において、ゲートの
駆動用電源の供給をカットする。そして、次のステップ
S12において、ドットパターンデータmを印刷制御部
に出力する。そして、ステップS13において、印刷制
御部36の出力するドットパターンデータ46A、即ち
ゲートのワイヤ選択信号等の状態zを読み取る。次のス
テップS14において、データmとデータzを比較す
る。両者が一致する場合には、このドットパターンデー
タに対する回路動作は正常と判断し、ステップS15に
移る。そして、用意された全てのチェックパターンによ
るチェックが終了したかどうかを判断する。終了してい
なければステップS12〜ステップS15の処理を繰り
返し、全てのパターンについてのチェックを行う。ま
た、データmとデータzが不一致の場合には処理を停止
し、エラー警報が出力される(ステップS18)。何ら
異常が発見されない場合にはステップS16に移り、印
字ヘッドへ駆動電源を供給し、ステップS17において
印字動作を開始する。
【0038】なお、上記実施例において、ドットパター
ンデータ供給部35が生成するチェック用のドットパタ
ーンデータとしては、例えば16進数のデータで、“0
000”と“FFFF”の2種のパターンとすればよ
い。これで各部のオンオフ動作状態をチェックできる。
もちろん、その他の組合せで行うようにしても差し支え
ない。
【0039】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例においては、ワイヤドット方式のプリンタを例
にとって説明したが、サーマルプリンタ、インクジェッ
トプリンタ、電子写真プリンタ等の文字や記号、ドット
パターンデータを処理する回路に広く応用が可能であ
る。もちろん、ディスプレイに同様のデータを表示する
ような回路についても応用が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明した本発明の印刷/表示動作監
視装置によれば、文字コードに対応する印刷/表示用の
ドットパターンデータをその文字コードと連結一体化し
て格納したフォントメモリと、印刷/表示実行前に、任
意の文字コードを得て、フォントメモリから対応するド
ットパターンデータとその文字コードとを読み出す読み
出し制御部と、読み出し制御部で得られた、文字コード
と、フォントメモリからドットパターンデータとともに
読み出された文字コードとを照合して、両者が不一致の
場合に、ドットパターンデータの読み出しエラー警報を
出力する読み出し監視部とを備えたので、文字コードに
対応するドットパターンデータを読み出すと同時にその
読み出し誤りをチェックし、誤動作を防止することがで
きる。
【0041】これによって、印刷実行時、リアルタイム
に処理データのエラーを検出することができ、誤ったデ
ータの印刷による印刷物の汚損を未然に防ぐことができ
る。また、煩わしい肉眼によるチェック等も不要とな
り、操作員等の負担を軽減できる。また、点検用の文字
コードを順次生成し出力することによって、印刷実行前
に予め装置の動作チェックを行うことが可能となる。
【0042】文字コードに対応する印刷/表示用のドッ
トパターンデータを、そのドットパターンデータに対し
て所定の演算処理を実行して得られた、各文字コード固
有の識別データと連結一体化して格納したフォントメモ
リと、印刷/表示実行前に、任意の文字コードを得て、
フォントメモリから対応するドットパターンデータと識
別データとを読み出す読み出し制御部と、フォントメモ
リからドットパターンデータが読み出されたとき、この
ドットパターンデータに対して所定の演算処理を実行し
て、固有の識別データを求め、ドットパターンデータと
ともに読み出された固有の識別データと照合して、両者
が不一致の場合に、ドットパターンデータの読み出しエ
ラー警報を出力する読み出し監視部とを備えるようにし
ても同様の効果がある。
【0043】また、印刷/表示実行前に、任意のドット
パターンデータを生成して、印刷/表示制御部に供給す
るドットパターンデータ供給部と、印刷/表示制御部へ
供給する駆動タイミング信号により印刷/表示回路から
出力されるドットパターンデータを、ドットパターンデ
ータ供給部から供給されたドットパターンデータと照合
して、両者が不一致の場合に、ドットパターンデータの
読み出しエラー警報を出力する読み出し監視部とを備え
るようにしたので、フォントメモリからドットパターン
データが読み出された後、印刷/表示制御部に供給され
るまでの間、あるいは供給された後、そのドットパター
ンデータが正しく転送されているかどうか等を確実に点
検し、印刷や表示による文字や記号の品質低下を未然に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷/表示動作監視装置実施例を示す
ブロック図(その1)である。
【図2】印刷/表示装置全体のブロック図である。
【図3】フォントメモリの内容説明図(その1)であ
る。
【図4】文字コード照合動作フローチャートである。
【図5】本発明の印刷/表示動作監視装置ブロック図
(その2)である。
【図6】フォントメモリの内容説明図(その2)であ
る。
【図7】固有識別データ照合動作フローチャートであ
る。
【図8】本発明の印刷/表示動作監視装置ブロック図
(その3)である。
【図9】印刷制御部例結線図である。
【図10】ドットパターンチェック動作フローチャート
である。
【符号の説明】
15 読み出し制御部 16 フォントメモリ 17 印刷部 18 読み出し監視部 19 比較部 20 警報部 21 格納アドレス 22 ドットパターンデータ 23A,23B 文字コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/46 Z G06F 11/30 320 F 7313−5B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字コードに対応する印刷/表示用のド
    ットパターンデータをその文字コードと連結一体化して
    格納したフォントメモリと、 印刷/表示実行前に、任意の文字コードを得て、前記フ
    ォントメモリから対応するドットパターンデータとその
    文字コードとを読み出す読み出し制御部と、 前記読み出し制御部で得られた、文字コードと、前記フ
    ォントメモリから前記ドットパターンデータとともに読
    み出された文字コードとを照合して、両者が不一致の場
    合に、ドットパターンデータの読み出しエラー警報を出
    力する読み出し監視部とを備えたことを特徴とする印刷
    /表示動作監視装置。
  2. 【請求項2】 文字コードに対応する印刷/表示用のド
    ットパターンデータを、そのドットパターンデータに対
    して所定の演算処理を実行して得られた、各文字コード
    固有の識別データと連結一体化して格納したフォントメ
    モリと、 印刷/表示実行前に、任意の文字コードを得て、前記フ
    ォントメモリから対応するドットパターンデータと識別
    データとを読み出す読み出し制御部と、 前記フォントメモリからドットパターンデータが読み出
    されたとき、このドットパターンデータに対して所定の
    演算処理を実行して、前記固有の識別データを求め、前
    記ドットパターンデータとともに読み出された固有の識
    別データと照合して、両者が不一致の場合に、ドットパ
    ターンデータの読み出しエラー警報を出力する読み出し
    監視部とを備えたことを特徴とする印刷/表示動作監視
    装置。
  3. 【請求項3】 印刷/表示実行前に、任意のドットパタ
    ーンデータを生成して、印刷/表示制御部に供給するド
    ットパターンデータ供給部と、 前記印刷/表示制御部へ供給する駆動タイミング信号に
    より前記印刷/表示回路から出力されるドットパターン
    データを、前記ドットパターンデータ供給部から供給さ
    れたドットパターンデータと照合して、両者が不一致の
    場合に、ドットパターンデータの読み出しエラー警報を
    出力する読み出し監視部とを備えたことを特徴とする印
    刷/表示動作監視装置。
JP6306948A 1994-11-16 1994-11-16 印刷/表示動作監視装置 Pending JPH08147122A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136865A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009208233A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プリンタ装置、および誤印字防止制御方法
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US8208150B2 (en) 2007-05-31 2012-06-26 Oki Data Corporation Printing apparatus that detects a non-supported function

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