JPH08144922A - 磁石発電機出力模擬装置及び点火装置の試験装置 - Google Patents

磁石発電機出力模擬装置及び点火装置の試験装置

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JPH08144922A
JPH08144922A JP6280798A JP28079894A JPH08144922A JP H08144922 A JPH08144922 A JP H08144922A JP 6280798 A JP6280798 A JP 6280798A JP 28079894 A JP28079894 A JP 28079894A JP H08144922 A JPH08144922 A JP H08144922A
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Juichi Koketsu
寿一 纐纈
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータ等の大型の可動部を必要とせず、小型、
軽量、低コストである磁石発電機出力模擬装置及び点火
装置の試験装置を提供する。 【構成】発振器12から矩形波信号VOSC を出力してス
イッチング素子SW1を制御し、インダクタンスLに矩
形波電圧VO を印加する。この電圧VO によりスイッチ
ング回路4に電流Iが流れ、スイッチング回路4を遮断
すると、電流Iの立ち上がり領域で蓄えられたエネルギ
が、電流Iの立ち下がり領域でダイオードD2等、点火
コイル7、及びダイオードD1を介して点火コンデンサ
Cを充電する。この動作が4回繰り返され、疑似センサ
信号発生回路13から点火信号演算回路19を介してV
O 波形の4サイクル目に点火信号Vg を発生すると、サ
イリスタSCRが導通する、この導通により、点火コン
デンサCの充電電荷は点火コイル7を介して放電され、
点火コンデンサCの二次巻線7bに高電圧が発生する。
点火プラグ8に飛火させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、磁石発電機出力模擬装置及び
点火装置の試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電流遮断型の容量放電型点火装置
(Capacitor Discharge Ignition:CDI、以下、CD
I回路という)の試験装置の基本構成例を図12に示
す。CDI回路10は8極のマグネト1と組み合わされ
ている。2はマグネト1のロータ、3はマグネト1の発
電コイルである。又、9はセンサである。4はスイッチ
ング回路であって、同回路に電流Iが流れ、回路定数で
決まる設定値Ithに達すると、スイッチング回路4は遮
断するようになっている。5はVc レギュレータであっ
て、ツェナーダイオードZD、抵抗R、サイリスタSC
R1とから構成されている。6は整流用のダイオード、
Cは発電コイル3のコンデンサ充電側半波出力により充
電される点火コンデンサである。7は点火コイルで、7
aはその一次巻線、7bは二次巻線である。8は二次巻
線7bに接続された点火プラグである。点火信号演算回
路19はセンサ9が発生した信号に基づいてマグネト1
の1回転に点火信号Vg を1回発生し、点火信号Vg
サイリスタSCRのゲートに印加する。サイリスタSC
Rは同点火信号Vg によりターンオンする。又、Dはダ
イオードである。前記ダイオードD,6、スイッチング
回路4、Vc レギュレータ5とにより第1のコンデンサ
充電回路Aが構成されている。
【0003】この従来例では、図13に示すようにマグ
ネト1のロータ2を1回転させると、固定子側の発電コ
イル3に4サイクルの正弦波状の電圧Vo が発生する。
なお、図13中、破線で示す負方向出力は、CDI回路
10内のダイオードDにより短絡されるため、電圧Vo
は実線で示す正方向のみの半波波形となる。次に、電圧
o により、スイッチング回路4に電流Iが流れ、回路
定数で決まる設定値I thに達すると、スイッチング回路
4は遮断する。その際、電流Iの立ち下がり領域で点火
コンデンサCを充電する。
【0004】この充電は、マグネト1の1回転当たり4
回繰り返され、かつ、マグネト1の1回転に1回発生す
る点火信号Vg によってサイリスタSCRが導通する。
このサイリスタSCRの導通により、点火コンデンサC
の充電電荷を点火コイル7の一次巻線7aを介して図中
実線で示すように放電し、その二次巻線7bに高電圧を
発生させることによって、点火プラグ8に飛火させる。
このときの点火コンデンサCの電圧波形はVc となる。
【0005】又、他の従来例の試験装置を図14に示
す。このCDI回路20は、前記図12に示したCDI
回路10と異なり、発電コイル3の正方向出力(図中、
実線矢印方向)のみならず、負方向出力(図中、破線矢
印方向)をも点火コンデンサCに充電するようにした回
路である。この回路では、正方向出力(図中、実線矢印
方向)で動作する第1のコンデンサ充電回路Aと同一構
成であって、負方向出力(図中、破線矢印方向)で動作
する第2のコンデンサ充電回路Bを備えている。第2の
コンデンサ充電回路Bは発電コイル3の第1のコンデン
サ充電回路A側の端子と反対側の端子に接続されるとと
もに、点火コンデンサCを充電可能に接続されている。
そして、この従来例では、2気筒用に利用される一対の
点火プラグ8が点火コイル7の二次巻線7bを間にする
ように直列に接続されている。このCDI回路20にお
いて、点火コンデンサCの充電は、マグネト1の正方向
及び負方向出力において両コンデンサ充電回路A,Bが
交互に動作することにより、行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の点火
装置の試験装置は実車と同様のマグネト発電機をモータ
で回転させ、その出力に試験すべきCDI回路10,2
0を接続して動作を確認し、CDI回路10,20が正
常か否かを判定していた。しかし、この試験装置はマグ
ネト1を回転させるモータが必要であり、装置が大掛か
りであるという問題があった。
【0007】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その目的は、モータ等の大型の可
動部を必要とせず、小型、軽量、低コストである磁石発
電機出力模擬装置及び点火装置の試験装置を提供するこ
とにある。又、この発明は低回転から高回転にわたって
確実に試験できる磁石発電機出力模擬装置及び試験装置
を提供することも目的としている。さらに、点火装置の
保護機能を備えた試験装置を提供することも目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1の発明は、所定時間毎にパルス信号を生成
するパルス波形生成手段と、 直流電源に対して接続さ
れ、前記パルス波形生成手段からのパルス信号に基づき
オンオフ制御される第1のスイッチング手段と、前記第
1のスイッチング手段に接続され、出力端子側が外部回
路に接続されるインダクタンスと、前記第1のスイッチ
ング手段とインダクタンスとの間に接続され、インダク
タンスに接続される外部回路内の電流通過が阻止された
とき、インダクタンスに蓄えられたエネルギの外部回路
への出力を許容するとともに、スイッチング手段のオン
作動時に直流電源からの電流の通過を阻止する整流手段
と、を備えた磁石発電機出力模擬装置をその要旨として
いる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の構成に加え
て、前記パルス波形生成手段に対して接続され、パルス
波形生成手段からの出力信号を反転する信号反転手段
と、前記インダクタンスの外部回路出力側に接続され、
前記信号反転手段からの反転信号に基づいてオンオフ制
御し、インダクタンスからの出力を短絡する第2のスイ
ッチング手段と、を備えた磁石発電機出力模擬装置をそ
の要旨としている。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の構成に加えて、前記インダクタンスに流れる電流を検
出し、その電流値が設定値以上のとき、第1のスイッチ
ング手段をオフに制御する過大電流検出手段を設けた磁
石発電機出力模擬装置をその要旨としている。
【0011】請求項4の発明は、所定時間毎にパルス信
号を生成するパルス波形生成手段と、直流電源に対して
接続され、前記パルス波形生成手段からのパルス信号に
基づきオンオフ制御される第1のスイッチング手段と、
前記第1のスイッチング手段に接続され、出力端子側が
外部回路に接続されるインダクタンスと、前記第1のス
イッチング手段とインダクタンスとの間に接続され、イ
ンダクタンスに接続される外部回路内の電流通過が阻止
されたとき、インダクタンスに蓄えられたエネルギの外
部回路への出力を許容するとともに、スイッチング手段
のオン作動時に直流電源からの電流の通過を阻止する整
流手段と、前記インダクタンスの出力側に設けられ、点
火装置の回路と接続可能な接続端子とを備えた点火装置
の試験装置をその要旨としている。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の構成に加え
て、パルス波形生成手段に接続され、同パルス波形生成
手段からの出力信号の所定サイクル毎に疑似センサ信号
を発生する疑似センサ信号発生手段を備えた点火装置の
試験装置をその要旨としている。
【0013】請求項6の発明は、請求項4又は請求項5
の構成に加えて、前記パルス波形生成手段に対して接続
され、パルス波形生成手段からの出力信号を反転する信
号反転手段と、前記インダクタンスの外部回路出力側に
接続され、前記信号反転手段からの反転信号に基づいて
オンオフ制御し、インダクタンスからの出力を短絡する
第2のスイッチング手段と、を備えた点火装置の試験装
置をその要旨としている。
【0014】請求項7の発明は、請求項4乃至請求項5
のうちいずれかの請求項の構成に加えて、前記インダク
タンスに流れる電流を検出し、その電流値が設定値以上
のとき、第1のスイッチング手段をオフに制御する過大
電流検出手段を設けた点火装置の試験装置をその要旨と
している。
【0015】
【作用】請求項1の発明は、パルス波形生成手段からの
パルス信号に基づき第1のスイッチング手段がオンオフ
制御されると、直流電源からインダクタンスに対してパ
ルス信号が出力される。スイッチング手段がオン作動さ
れたとき、整流手段は直流電源からの電流の通過を阻止
する。又、インダクタンスに接続される外部回路内の電
流通過が阻止されると、整流手段はインダクタンスに蓄
えられたエネルギの外部回路への出力を許容する。
【0016】請求項2の発明は、信号反転手段はパルス
波形生成手段からの出力信号を反転し、その反転信号に
基づいて第2のスイッチング手段はオンオフ制御され、
インダクタンスからの出力を短絡する。
【0017】請求項3の発明では過大電流検出手段はイ
ンダクタンスに流れる電流を検出し、その電流値が設定
値以上のとき、第1のスイッチング手段をオフに制御す
る。請求項4の発明では接続端子を介して点火装置であ
る外部回路が接続された状態で、パルス波形生成手段か
らの矩形波信号に基づき第1のスイッチング手段がオン
オフ制御されると、直流電源からインダクタンスに対し
てパルス信号が出力される。スイッチング手段がオン作
動されたとき、整流手段は直流電源からの電流の通過を
阻止する。又、インダクタンスに接続される外部回路内
の電流通過が阻止されると、整流手段はインダクタンス
に蓄えられたエネルギの外部回路への出力を許容する。
【0018】請求項5の発明では疑似センサ信号発生手
段は、パルス波形生成手段からの出力信号の所定サイク
ル毎に疑似センサ信号を発生する。請求項6の発明では
信号反転手段は、パルス波形生成手段からの出力信号を
反転し、第2のスイッチング手段は、信号反転手段から
の反転信号に基づいてオンオフ制御され、インダクタン
スからの出力を短絡する。
【0019】請求項7の発明では過大電流検出手段は、
インダクタンスに流れる電流を検出し、その電流値が設
定値以上のとき、第1のスイッチング手段をオフに制御
する。
【0020】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明を磁石発電機出力模擬装
置14及び試験装置11に具体化した第1実施例を図1
及び図2に基づいて説明する。
【0021】図1は、第1実施例の電気回路図、図2は
各信号等のタイムチャートを示す図である。なお、以下
の実施例において従来例と同一の構成又は相当する構成
について同一符合を付す。
【0022】この第1実施例は、図12に示したマグネ
ト1の発電コイル3をインダクタンスL、センサ9を疑
似センサ信号発生回路13に置き換え、さらに、図13
に示した正弦波状の半波波形を矩形波VO に置き換えた
構成である。すなわち、マグネト1の代わりにパルス信
号として矩形波信号を発生する発振器12が設けられて
いる。この発振器12がパルス波形生成手段に相当す
る。又、直流電源+Vはトランジスタ等からなる第1の
スイッチング手段としての半導体スイッチング素子(以
下、スイッチング素子という)SW1及び逆方向接続さ
れたダイオードD1を介して接地されている。前記ダイ
オードD1が整流手段に相当する。そして、前記発振器
12は矩形波VO をスイッチング素子SW1に対して出
力し、同スイッチング素子SW1をオンオフ制御する。
インダクタンスLは前記ダイオードD1とスイッチング
素子SW1間に接続されている。さらに、インダクタン
スLとダイオード6のアノード間には3個のダイオード
D2,D3,D4が直列に接続されている。
【0023】疑似センサ信号発生回路13の入力端子
は、発振器12の出力端子に接続され、また、出力端子
は、点火信号演算回路19を介して、サイリスタSCR
のゲートに接続されている。疑似センサ信号発生回路1
3は,発振器12からの矩形波VOSC を用いて点火信号
演算回路19が必要とするセンサ信号VSIG を発生する
回路である。
【0024】一方、点火信号演算回路19は、CDI回
路10に含まれており、疑似センサ信号発生回路13か
らの信号を用いて、矩形波の4サイクル毎に1回、点火
信号Vg を発生させ、サイリスタSCRをターンオンさ
せる働きをする。
【0025】すなわち、疑似センサ信号発生回路13は
疑似センサ信号発生手段を構成している。なお、T1,
T2はダイオードD2,D3,D4の出力端子側、及び
疑似センサ信号発生回路13の出力端子側に設けられた
接続端子である。
【0026】Vc レギュレータ5は点火コンデンサCの
電圧Vc が設定電圧Vcmaxに達すると、サイリスタSC
R1がターンオンし、スイッチング回路4に流れる電流
Iを吸収するものである。
【0027】前記ダイオードD、スイッチング回路4、
c レギュレータ5とにより第1のコンデンサ充電回路
Aが構成されている。又、前記発振器12、スイッチン
グ素子SW1、インダクタンスL、ダイオードD1〜D
4により、磁石発電機出力模擬装置14が構成されてい
る。又、この磁石発電機出力模擬装置14と疑似センサ
信号発生回路13とにより、点火装置の試験装置11が
構成されている。
【0028】さて、この実施例の作用について説明す
る。発振器12から矩形波信号VOSC を出力し、これに
よって直流電源+Vに接続されたスイッチング素子SW
1をオン,オフ制御すると、インダクタンスLにはVO
に示す矩形波電圧が印加される。なお、VO は矩形波信
号VOSC と相似波形である。
【0029】次に、矩形波電圧VO によりスイッチング
回路4に電流Iが流れ、スイッチング回路4内の回路定
数で決まる設定電流値Ithに達すると、スイッチング回
路4はオフする。その際、電流Iの立ち上がり領域でイ
ンダクタンスLに蓄えられたエネルギが、電流Iの立ち
下がり領域でダイオードD2〜D4、6、点火コイル7
の一次巻線7a、及びダイオードD1を介して点火コン
デンサCを充電する。
【0030】そして、この動作が4回繰り返され、点火
信号演算回路19からVO 波形の4サイクルに1回毎の
点火信号Vg を発生させると、サイリスタSCRがター
ンオンする、このサイリスタSCRのターンオンによ
り、点火コンデンサCの充電電荷は点火コイル7の一次
巻線7aを介して放電され、その結果、点火コンデンサ
Cの二次巻線7bに高電圧が発生することにより、点火
プラグ8に飛火させる。従って、点火コンデンサCの電
圧波形は、図2に示すVC となる。
【0031】ここで、疑似センサ信号発生回路13は、
O 波形の4サイクル毎に1回、疑似センサ信号VSIG
を発生させる。そして、この信号が点火信号演算回路1
9に入力され、VO 波形の4サイクル毎に1回、点火信
号Vg を発生させ、サイリスタSCRをターンオンさせ
る。
【0032】疑似センサ信号発生回路13は、発振器1
2からの矩形波VOSC を用いて点火信号演算回路19が
必要とするセンサ信号、例えば、ある進角幅をもって
正、負のパルスを出力する信号VSIG を作る回路である
(図2参照)。
【0033】尚、この疑似センサ信号VSIG に要求され
る波形の仕様は、被試験物であるCDI回路10の機種
によって異なっている。従って、上記例の、ある進角幅
をもって正、負のパルスを出力するものに限定されるわ
けではなく、ある進角幅をもって負、正のパルスを出力
するもの、あるいは、正パルスのみを発生するもの等が
ある。
【0034】一方、点火信号演算回路19は、被試験物
であるCDI回路10に含まれており、上記進角幅の中
で、疑似センサ信号発生回路13からの信号を用いて、
矩形波VO の4サイクル毎に1回、点火信号Vg を発生
させ、サイリスタSCRをターンオンさせるものであ
る。
【0035】尚、進角幅の中のどの位置で点火信号Vg
を発生させるかは、回転数等のエンジン運転条件によっ
て決まり、これを演算するのが、点火信号演算回路19
であり、図2のVg は、最進角位置の例が示してある。
【0036】以上、説明したように、この実施例ではイ
ンダクタンスLを矩形波電源で駆動することにより、C
DI回路10に対して、マグネトと同等の動作をさせる
ことが可能となる。
【0037】(第2実施例)次に第2実施例を図3及び
図4に従って説明する。この実施例は、第1実施例の構
成に対してVC レギュレータ内サイリスタSCR1のタ
ーンオフ制御機能付の構成であるところが異なってい
る。
【0038】すなわち、第1実施例の構成に加えて、イ
ンダクタンスLとダイオードD2の間にはトランジスタ
等からなる第2のスイッチング手段としての半導体スイ
ッチング素子(以下、スイッチング素子という)SW2
が接続されている。又、発振器12の出力端子は信号反
転手段としてのインバータINV1を介してスイッチン
グ素子SW2に接続されている。そして、発振器12か
ら出力された矩形波V OSC をインバータINV1にて反
転させ、スイッチング素子SW2をスイッチング素子S
W1とは逆位相でオン,オフ制御する。
【0039】従って、この第2実施例では発振器12、
スイッチング素子SW1、SW2、インバータINV
1、インダクタンスL、ダイオードD1〜D4により、
磁石発電機出力模擬装置24が構成されている。又、こ
の磁石発電機出力模擬装置24と疑似センサ信号発生回
路13とにより、試験装置21が構成されている。
【0040】さて、以上のように構成された第2実施例
の作用について説明する。まず、図3においてスイッチ
SW2がない場合、すなわち第1実施例の作用と同様の
作用をさらに詳しく説明する。
【0041】今、コンデンサ電圧VC が図4に示すよう
に時刻t1でVC レギュレータ5の設定電圧Vcmaxに達
すると、Vc レギュレータ5がオンし、内部サイリスタ
SCR1のアノード電流I2は、時刻t1から流れ始
め、時刻t2以降も図の破線で示すように流れ続け、ス
イッチング回路4を流れる電流I1(例えば、t3〜t
4)を吸収する。従って、電流I1は流れず(破線図
示)、スイッチング回路4は動作不能となって、点火コ
ンデンサCは充電されない(破線図示)。
【0042】ここで、スイッチング素子SW1がオフ領
域(VO がロー)でI2(時刻t2〜t3,t4〜t
5,……の破線図示部分)が流れる理由は、スイッチン
グ素子SW1がオン領域(VO がハイ)でインダクタン
スLに蓄えられたエネルギによる電流が、インダクタン
スLからダイオードD2〜D4、D1を介してVc レギ
ュレータ5に流れるためである。なお、VO は矩形波信
号VOSC と相似波形である。
【0043】発振器12の矩形波の周波数(これはエン
ジン回転数に相当する)が低い場合には、インダクタン
スLからの電流が消失すると、Vc レギュレータ5内サ
イリスタSCR1はターンオフする。しかし、発振器1
2の矩形波の周波数が高い(エンジン回転数が高い場合
に相当する)場合にはインダクタンスLからの電流が消
失する前に次の充電サイクルが到来し、サイリスタSC
R1はターンオフしなくなる。このような状態になる
と、点火コンデンサCは充電されなくなり、製品の動作
試験ができなくなってしまう。
【0044】なお、従来例の図12の実機マグネトを使
用した試験装置におけるVc レギュレータ5も本実施例
と同様に構成されており、発電コイル3に生じる負方向
出力のためVc レギュレータ5内サイリスタSCR1は
ターンオフされるが、図1の第1実施例の試験装置の場
合には、発振器12の矩形波の周波数が高い(エンジン
回転数が高い場合に相当する)場合にはサイリスタSC
R1はターンオンしたままである。
【0045】そのため、第2実施例では、スイッチング
素子SW2が設けられている。すなわち、スイッチSW
2(半導体スイッチング素子)が有る場合、スイッチン
グ素子SW2はスイッチング素子SW1と逆位相でオ
ン,オフ制御される。この結果、スイッチング素子SW
2はVc レギュレータが動作する時刻t1以降、スイッ
チング素子SW1の遮断領域(時刻t2〜t3、時刻t
4〜t5、……)の電流I2(破線図示)を電流I3
(実線図示)として吸収する。
【0046】従って、Vc レギュレータ5内サイリスタ
SCR1のアノード電流I2は、スイッチング素子SW
1の遮断領域で流れなくなり、このサイリスタSCR1
をターンオフすることができる。
【0047】以上説明したように、スイッチング素子S
W2の追加により、高速回転数相当領域においてもVc
レギュレータ5内サイリスタSCR1のターンオフを可
能とし、各波形は実線で示す正常波形となる。
【0048】(第3実施例)次に第3実施例を図5及び
図6に従って説明する。この実施例はVc レギュレータ
5の過大電流防止機能付構成の実施例である。
【0049】前述の第2実施例では、Vc レギュレータ
5の動作中は、直流電源+Vを、スイッチング素子SW
1、インダクタンスL、ダイオードD2〜D4を介して
短絡する回路を形成している。そして、発振器12から
出力される矩形波の周波数が低い領域、すなわち、エン
ジンの低速回転数相当領域においては、VO の周期が長
くなるのに伴い、VO がハイとなっている時間が長くな
り、Vc レギュレータ5の導通時間t1〜t3が長くな
るため、直流電源+VからVc レギュレータ5に過大電
流が流れる場合がある。
【0050】そこで、この電流を設定値以下に制御する
機能を追加したのが、図5に示す構成である。この第3
実施例では、直流電源+Vとスイッチング素子SW1と
の間にトランス15が設けられている。なお、トランス
15の二次巻線15bの両端子には保護ダイオード1
6、及び抵抗R1が接続され、保護ダイオード16のア
ノードは接地されている。トランス15の二次巻線15
bには抵抗R2,R3、オペアンプOP1、積分コンデ
ンサCopから構成される積分回路17が接続されてい
る。積分コンデンサCopの両端子にはトランジスタ等か
らなる半導体スイッチング素子SW3が接続され、同ス
イッチング素子SW3のオンにより、積分コンデンサC
opはリセットされる。
【0051】積分回路17の出力側にはコンパレータC
P等よりなる比較回路18が接続されている。同コンパ
レータCPは非反転入力端子に印加されるVopとしきい
値V thとを比較し、Vopがしきい値Vth以上になるとV
compの出力はハイとなる。又、Vopがしきい値Vth未満
であると、Vcomp出力はローとなる。前記コンパレータ
CPの出力端子はRSフリップフロップFFのS入力端
子に接続されている。また、コンパレータCPの出力端
子は、抵抗R4を介して直流電源VCCにプルアップされ
ているが、これは、コンパレータCPとして出力段がオ
ープンコレクタ(またはオープンドレイン)タイプを使
用したためであり、出力段がコンプリメンタリタイプの
場合は、抵抗R4は不要である。
【0052】RSフリップフロップFFのR入力端子は
インバータINV2を介して発振器12の出力端子に接
続されている。又、RSフリップフロップFFのQinv
(反転)出力端子はアンド回路ANDの一方の入力端子
に接続されている。又、アンド回路ANDの他方の入力
端子は前記発振器12の出力端子に接続されている。ア
ンド回路ANDの出力端子はインバータINV1を介し
てスイッチング素子SW2及びスイッチング素子SW3
に接続されている。
【0053】前記トランス15、積分回路17及び比較
回路18とにより過大電流検出手段が構成されている。
又、前記直流電源+V、スイッチング素子SW1,SW
2、インダクタンスL、ダイオードD1〜D4、トラン
ス15、保護ダイオード16、積分回路17、比較回路
18、RSフリップフロップFF、スイッチング素子S
W3、アンド回路AND、インバータINV1,INV
2とにより、磁石発電機出力模擬装置としての第1の給
電回路αが構成され、この第1の給電回路α(磁石発電
機出力模擬装置)と疑似センサ信号発生回路13とによ
りこの実施例における試験装置31が構成されている。
【0054】さて、上記のように構成された第3実施例
の作用について説明する。この実施例では、直流電源+
VからCDI回路10に流入する電流Iは、スイッチン
グ回路4に流れる電流I1、及びVc レギュレータ5に
流れる電流I2に分流する。Vc レギュレータ5の動作
中は、スイッチング回路4はオフしているため、I1=
0となり、I2=Iとなる。従って、電流Iを検出すれ
ば、Vc レギュレータ5に流れる電流I2を検出でき
る。
【0055】いま、トランス15の一次巻線15aに電
流Iを流し、コンデンサ電圧Vc が、充電4山目、時刻
t1で設定電圧Vcmaxに達すると、時刻t1以降、Vc
レギュレータ5が動作し、電流I2、すなわち、電流I
が増加する。トランス15の二次側誘起電圧Viを積分
回路17のオペアンプOP1で積分することによって、
電流Iを電圧Vopとして検出する。なお、電圧Vopは電
流Iと相似形波形となる。更に、コンパレータCPによ
り、しきい値Vthと比較することによって、V compを得
る。そして,電圧Vopがしきい値Vthを越えたときに図
6に示すようにVcompはハイとなってRSフリップフロ
ップFFのS入力端子に印加され、一方、R入力端子は
インバータINV2によりVosc の波形が反転されてロ
ーの信号が印加される。
【0056】この結果、RSフリップフロップFFから
アンド回路ANDの一方の入力端子にはローの信号が、
アンド回路ANDの他方の入力端子にはハイの信号が入
力される。すると、アンド回路ANDからローのVs
信号が出力され、このVs の信号がスイッチング素子S
W1をオフ制御する。なお、VO はVs と相似形波形で
ある。この結果、電圧Vopが設定値Vth以上(Iが設定
値以上)となる時刻t2〜t3領域のVO がカットされ
ることにより、電流I(図示斜線部分)がカットでき
る。従って、図6の各波形は実線で示す波形となる。
【0057】なお、このVs の反転信号により、スイッ
チング素子SW3はオン制御され、積分コンデンサCop
は時刻t2でリセットされる。以上のように、スイッチ
ング素子SW1をVs の信号を用いて制御することによ
り、Vc レギュレータ5に流れる過大電流をカットする
と同時に装置の消費電流を低減できるため、+Vとして
用いる直流電源として、より、小容量のものが使用可能
となる。
【0058】又、前述した図3の第2実施例では、スイ
ッチング素子SW2の制御信号としてVOSC の反転信号
を用いたが、この実施例では、これをVs の反転信号を
使用し、Vc レギュレータ内サイリスタSCR1のアノ
ード電流休止区間をt3〜t4からt2〜t4へと拡大
し、サイリスタSCR1のより確実なターンオフを可能
とした。
【0059】なお、ダイオードD2〜D4は、スイッチ
ング素子SW2のオン電圧を、Vcレギュレータ5のオ
ン電圧より、見かけ上低くし、スイッチング素子SW2
を確実に動作させるために設けてあるが、ダイオードの
数は本実施例の3個に限定されるものではなく、必要に
応じて増減してもよい。 (第4実施例)次に第4実施例を図7、図8及び図9に
従って説明する。
【0060】図7及び図8は回路構成が示されており、
図9は動作波形が示されている。上記各実施例(第1実
施例〜第3実施例)はいずれも発振器12の正方向出力
のみを利用するために、CDI回路10は、スイッチン
グ回路4、及びVc レギュレータ5を1組のみ備えたも
のである。
【0061】これに対してこの第4実施例では、発振器
12の正負両方向出力を利用して、コンデンサ充電回数
を2倍にして、充電効率を高めている。この実施例は、
2気筒用に利用されるものであり、CDI回路20は、
スイッチング回路4及びVcレギュレータ5、ダイオー
ドDとからなるコンデンサ充電回路を2組備えている。
各組をそれぞれ第1のコンデンサ充電回路Aと第2の充
電回路Bとすると、各充電回路A,Bは互いに同一構成
であり、又、各充電回路A,Bは前記第3実施例で説明
した充電回路構成と同一であるため、構成の説明を省略
する。なお、この実施例では、説明の便宜上第1の給電
回路αのインダクタンスにはLaを、第2の給電回路β
のインダクタンスにはLbの符合を付す。
【0062】この実施例では、図5,6に示す前記第3
実施例では利用していない発振器12の出力の休止領域
(VOSC がロー領域)においても、点火コンデンサCを
充電する構成となっている。すなわち、発振器12の出
力(Vosca)をそのまま利用する第1の給電回路αと、
発振器12の反転出力(Voscb)を利用する第2の給電
回路βとを備えている。両給電回路α,βは互いに同一
構成であるとともに、前記第3実施例の給電回路αと同
一であるため、構成の説明を省略する。そして、第2の
給電回路βのインバータINV2及びアンド回路AND
の一方の入力端子はインバータINV3を介して発振器
12の出力端子に接続されている。なお、T3は第2の
給電回路βと第2のコンデンサ充電回路Bとの接続端子
である。
【0063】そして、CDI回路20の点火コンデンサ
Cは、第1のコンデンサ充電回路A及び第2の充電回路
Bの両者から給電されるため、同一周期における充電回
数は、図6に示した第3実施例の2倍となる。
【0064】次に本実施例における動作の詳細を説明す
る。 (a)まず、発振器12の出力VoscaがインバータIN
V3にて反転され、その反転出力Voscbの第1波形が第
2の給電回路βに入力されると、この給電回路βからC
DI回路20内の第2のコンデンサ充電回路Bのスイッ
チング回路4へ電流Ib1=Ib (この時、Ib2=0)が
流れる。そして、その立ち上がり領域でインダクタンス
Lbにエネルギを蓄え、立ち下がり領域でエネルギを放
出して点火コンデンサCを電圧V1に充電する。
【0065】(b)次に、発振器12の出力Voscaの第
1波形が第1の給電回路αに入力されると、この給電回
路αからCDI回路20内の第1のコンデンサ充電回路
Aのスイッチング回路4に電流Ia1=Ia (この時、I
a2=0)が流れる。そして、その立ち上がり領域でイン
ダクタンスLaにエネルギを蓄え、立ち下がり領域でエ
ネルギを放出し、点火コンデンサCを電圧V1からV2
迄充電する(図9のV c 参照)。
【0066】(c)更に、発振器12の反転出力Voscb
の第2波形が第2の給電回路βに入力されると、上記
(a)と同様にして、インダクタンスLbに蓄えられた
エネルギによって点火コンデンサCを充電する。
【0067】今、コンデンサ電圧Vcが、時刻t1で、
第2の充電回路B内のVc レギュレータ5の設定電圧V
cmaxに達すると、時刻t1以降、同Vc レギュレータ5
が動作し、第2の給電回路βにおけるインダクタンスL
b に流れる電流Ib が増加する。そして、電流Ib 、す
なわち積分回路17から比較回路18に印加される信号
opb が設定値Vthb 以上になると、t2〜t3領域の
電流Ib (図9の斜線部分)をカットし、第2のコンデ
ンサ充電回路B内のVc レギュレータ5に流入する電流
をカットする。なお、Vopb とIb とは相似波形であ
る。
【0068】又、同時に、インダクタンスLb に印加さ
れるt2〜t3領域のVobをカットし、第2のコンデン
サ充電回路BのVc レギュレータ5内のサイリスタSC
R1のアノード電流休止区間を、t3〜t6からt2〜
t6へと拡大し、このサイリスタSCR1のより確実な
ターンオフを可能としている。
【0069】(d)最後に、発振器12の出力VOSCa
第2波形が第1の給電回路Aに入力されると、上記
(b)と同様にして、インダクタンスLaに蓄えられた
エネルギによって点火コンデンサCを充電する。
【0070】ところで、コンデンサ電圧Vc は、時刻t
4において、既に、設定電圧Vcmaxとなっているため、
これ以上は充電されず、時刻t4から第1のコンデンサ
充電回路A内のVc レギュレータ5が動作し、その回路
電流Ia が増加する。
【0071】そして、時刻t5で電流Ia 、すなわち積
分回路17の出力信号Vopa が設定値Vtha (Vtha
thb )以上になると、t5〜t6領域の電流Ia (図
示斜線部分)をカットし、第1のコンデンサ充電回路A
内のVc レギュレータ5に流入する電流をカットする。
なお、Vopa とIa とは相似波形である。又、同時にイ
ンダクタンスLa に印加されるt5〜t6領域のVoa
カットし、第1のコンデンサ充電回路AのVc レギュレ
ータ5内サイリスタSCR1のアノード電流休止区間
を、t6〜t7からt5〜t7へと拡大し、このサイリ
スタSCR1のより確実なターンオフを可能としてい
る。 (第5実施例)次に、第5実施例を図10及び図11に
従って説明する。
【0072】この実施例はVc レギュレータの電流制御
機能付の実施例であって、前記第3実施例の構成中、ス
イッチング回路4が省略されている。この実施例では、
CDI回路50に点火コンデンサCを昇圧充電するため
のスイッチング回路がないため、点火コンデンサCを直
接充電する必要があり、電源+Vの電圧として、コンデ
ンサ電圧そのもの(一般的に200〜300V)が必要
である。
【0073】以下、図10及び図11に基づいて動作説
明する。この実施例も図5と同様、Vc レギュレータ動
作時、直流電流+Vをスイッチング素子SW1、インダ
クタンスL、ダイオードD2〜D4を介して短絡する回
路が形成されている。
【0074】そして、低速回転数相当領域においては、
O の周期が長くなるのに伴いVOがハイとなっている
時間が長くなり、Vc レギュレータ5の導電時間が長く
なるため、+VからVc レギュレータに過大電流が流れ
る問題がある。
【0075】今、コンデンサ電圧VC が、充電4山目、
時刻t1で設定電圧Vcmaxに達すると、Vc レギュレー
タ5が動作し、t1〜t3間、電流I2が流れ、この部
分で電流Iが増加する(t2〜t3間は、破線図示)。
【0076】そこで、図5と同様に電流Iを電圧として
検出したVopを設定値Vthと比較する。今、時刻t2で
設定値Vthに達すると、スイッチング素子SW1がオフ
し、t2〜t3領域のVO をカットするため、Vop、す
なわち、電流Iの斜線図示部分がカットされる。又、同
時に、t2〜t3領域のVo をカットし、Vc レギュレ
ータ5内サイリスタSCR1のアノード電流休止区間を
t3〜t4からt2〜t4へと拡大し、このサイリスタ
SCR1の確実なターンオフが可能となる。
【0077】従って、図11の各波形は、実線で示す波
形となり、Vc レギュレータ動作時の過大電流を抑える
ことができる。なお,この発明は前記実施例に限定され
るものではなく、下記のように実施してもよい。
【0078】前記各実施例では、パルス信号として矩形
波を使用したが、他のパルス波、例えば、三角波、鋸波
等のように所定のパルス幅を備えた波形が生成される発
振器を使用してもよい。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び請求
項4の発明は、モータ等の大型の可動部を必要とせず、
小型、軽量、低コストとすることができる。
【0080】又、請求項2及び請求項6の発明は、低回
転から高回転に相当する全使用回転数範囲での点火装置
の機能試験が可能となる。請求項5の発明は、パルス波
形生成手段から出力された出力信号の所定サイクル毎に
疑似センサ信号発生手段から疑似センサ信号を発生させ
ることができ、こり疑似センサ信号に基づいて点火装置
の試験を行うことができる。
【0081】請求項3及び請求項7の発明は、過大電流
がカットできるため、点火装置の損傷を防止でき、さら
に、消費電流が低減できるため、磁石発電機出力模擬装
置及び点火装置の試験装置に使用される直流電源を小容
量とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電気回路図。
【図2】同じくタイミングチャート。
【図3】第2実施例の電気回路図。
【図4】同じくタイミングチャート。
【図5】第3実施例の電気回路図。
【図6】同じくタイミングチャート。
【図7】第4実施例の全体の電気回路図。
【図8】同じく第2の給電回路、第2のコンデンサ充電
回路の電気回路図。
【図9】同じくタイミングチャート。
【図10】第5実施例の電気回路図。
【図11】同じくタイミングチャート。
【図12】従来例の電気回路図。
【図13】同じくタイミングチャート。
【図14】他の従来例の電気回路図。
【符号の説明】
4…スイッチング回路、5…Vc レギュレータ、7…点
火コイル。8…点火プラグ、10,20,50…CDI
回路、11,21,31,41…試験装置、12…パル
ス波形生成手段としての発振器、13…疑似センサ信号
発生回路、15…トランス、17…積分回路、18…比
較回路(トランス15、積分回路17とともに過大電流
検出手段を構成している)、19…点火信号発生手段と
しての点火信号演算回路、14,24,34…磁石発電
機出力模擬装置、A…第1のコンデンサ充電回路、B…
第2のコンデンサ充電回路、C…点火コンデンサ、SC
R…サイリスタ、L…インダクタンス、SW1…第1の
スイッチング手段としての半導体スイッチング素子、S
W2…第2のスイッチング手段としての半導体スイッチ
ング素子、SW3…半導体スイッチング素子。D1…整
流手段としてのダイオード、INV1…信号反転手段と
してのインバータ、T1,T2,T3…接続端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 11/00 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間毎にパルス信号を生成するパル
    ス波形生成手段と、 直流電源に対して接続され、前記パルス波形生成手段か
    らのパルス信号に基づきオンオフ制御される第1のスイ
    ッチング手段と、 前記第1のスイッチング手段に接続され、出力端子側が
    外部回路に接続されるインダクタンスと、 前記第1のスイッチング手段とインダクタンスとの間に
    接続され、インダクタンスに接続される外部回路内の電
    流通過が阻止されたとき、インダクタンスに蓄えられた
    エネルギの外部回路への出力を許容するとともに、スイ
    ッチング手段のオン作動時に直流電源からの電流の通過
    を阻止する整流手段と、を備えたことを特徴とする磁石
    発電機出力模擬装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス波形生成手段に対して接続さ
    れ、パルス波形生成手段からの出力信号を反転する信号
    反転手段と、 前記インダクタンスの外部回路出力側に接続され、前記
    信号反転手段からの反転信号に基づいてオンオフ制御
    し、インダクタンスからの出力を短絡する第2のスイッ
    チング手段と、を備えた請求項1に記載の磁石発電機出
    力模擬装置。
  3. 【請求項3】 前記インダクタンスに流れる電流を検出
    し、その電流値が設定値以上のとき、第1のスイッチン
    グ手段をオフに制御する過大電流検出手段を設けた請求
    項1又は請求項2に記載の磁石発電機出力模擬装置。
  4. 【請求項4】 所定時間毎にパルス信号を生成するパル
    ス波形生成手段と、 直流電源に対して接続され、前記パルス波形生成手段か
    らのパルス信号に基づきオンオフ制御される第1のスイ
    ッチング手段と、 前記第1のスイッチング手段に接続され、出力端子側が
    外部回路に接続されるインダクタンスと、 前記第1のスイッチング手段とインダクタンスとの間に
    接続され、インダクタンスに接続される外部回路内の電
    流通過が阻止されたとき、インダクタンスに蓄えられた
    エネルギの外部回路への出力を許容するとともに、スイ
    ッチング手段のオン作動時に直流電源からの電流の通過
    を阻止する整流手段と、 前記インダクタンスの出力側に設けられ、点火装置の回
    路と接続可能な接続端子とを備えた点火装置の試験装
    置。
  5. 【請求項5】 パルス波形生成手段に接続され、同パル
    ス波形生成手段からの出力信号の所定サイクル毎に疑似
    センサ信号を発生する疑似センサ信号発生手段を備えた
    請求項4に記載の点火装置の試験装置。
  6. 【請求項6】 前記パルス波形生成手段に対して接続さ
    れ、パルス波形生成手段からの出力信号を反転する信号
    反転手段と、 前記インダクタンスの外部回路出力側に接続され、前記
    信号反転手段からの反転信号に基づいてオンオフ制御
    し、インダクタンスからの出力を短絡する第2のスイッ
    チング手段と、を備えた請求項4又は請求項5に記載の
    点火装置の試験装置。
  7. 【請求項7】 前記インダクタンスに流れる電流を検出
    し、その電流値が設定値以上のとき、第1のスイッチン
    グ手段をオフに制御する過大電流検出手段を設けた請求
    項4乃至請求項6のうちいずれかの請求項に記載の点火
    装置の試験装置。
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