JPS6040870Y2 - 内燃機関点火装置 - Google Patents

内燃機関点火装置

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JPS6040870Y2
JPS6040870Y2 JP5215681U JP5215681U JPS6040870Y2 JP S6040870 Y2 JPS6040870 Y2 JP S6040870Y2 JP 5215681 U JP5215681 U JP 5215681U JP 5215681 U JP5215681 U JP 5215681U JP S6040870 Y2 JPS6040870 Y2 JP S6040870Y2
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JP
Japan
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coil
output
signal
voltage
capacitor
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JP5215681U
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JPS57164256U (ja
Inventor
浩司 奥田
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、磁石発電機式コンデンサ充放室形内燃機関
点火装置に関し、特に、点火信号の時間巾が大きい場合
に不必要な点火信号を無効にするようにしたものである
コンデンサ充放室形点火装置は、コンデンサに数百ボル
トの電圧を充電し、点火時期に半導体スイッチング素子
をトリガしてコンデンサを放電させて点火火花を発生さ
せた後再びコンデンサを充電するという繰り返しにて点
火火花を発生させるものである。
すなわち、コンデンサの充電は半導体スイッチング素子
が非導通状態の間に完了させねばならないのであるが、
半導体スイッチング素子をトリガする点火信号の時間巾
が大きい場合、半導体スイッチング素子が非導通の時間
が短くなり、このため点火信号に対する充電電圧の位相
が限定されてしまう。
磁石発電機を電源としている場合、位相が限定されるこ
とはすなわち発電コイルの配置が限定されることになる
が、磁石発電機には通常点火用発電コイルの他にライト
点灯用コイルなどを内蔵しているため、コイル配置が困
難となる場合がある。
また、磁石発電機の回転が高速となると、充電電圧の位
相が遅れ充電完了が遅れるため、低速時は充電完了後半
導体スイッチング素子がトリガするように位相を設定し
ても高速になると充電完了前に半導体スイッチング素子
がトリガするようになり、点火火花が弱くなる場合もあ
り得る。
信号出力の過剰分を側路せしめる方法は例えば実公昭4
0−2848冴に示されているが、この方法は信号を導
通したサイリスタを介して側路せしめるため、信号出力
とコンデンサ充電出力の位相が重なっている場合は、コ
ンデンサ充電出力をも側路してしまう欠点を有する。
この考案は、以上の従来方式の欠点を改善し、コンデン
サの充電が開始される直前に半導体スイッチング素子に
印加される点火信号を側路することにより、コイル配置
の裕度が大きく、常に強い点火火花を発生することがで
きる内燃機関点火装置を提供することを目的とする。
以下この考案の内燃機関点火装置の実施例を図に基づき
説明する。
第1図はその一実施例を示す回路図であり、この第1図
における1は発電コイルである。
発電コイル1は図示しない機関により駆動される磁石発
電機に装着され、機関の回転に同期して交流出力を発生
するものである。
また、2は信号コイルを示す。
この信号コイル2は磁石発電機に装着され、機関の回転
に同期して交流出力を発生するものである。
上記の発電コイル1の一端はアースされ、他端はダイオ
ード3、コンデンサ4を介して点火コイル5の1次巻線
の一端に接続され、この1次巻線の他端はアースされて
いる。
ダイオード3は発電コイル1の交流出力を整流するため
のものであり、また、コンデンサ4はこのダイオード3
の整流出力により充電されるものである。
点火コイル5はコンデンサ4の電荷を受けるものであり
、その2次巻線は点火プラグ6に接続されている。
コンデンサ4の電荷を受けて、点火コイル5の2次巻線
に高電圧が発生し、この高電圧により、点火プラグ6が
火花放電を生じ、それによって機関内の燃料が点火され
るようになっている。
また、上記発電コイル1の他端とアース間にはダイオー
ド7.8が直列に接続されている。
このダイオード7.8は発電コイル1の交流出力のうち
、コンデンサ4の充電に寄与しない半サイクルを短絡す
るためのダイオードである。
このダイオード7と8との接続点はトランジスタ14の
ベースに接続されている。
一方、上記信号コイル2の一端はアースされており、こ
の信号コイル2の他端はダイオード11および抵抗12
を介してトランジスタ14のベースに接続されている。
ダイオード11は信号コイル2の交流出力を整流するダ
イオードである。
また、抵抗12はこのダイオード11の整流出力電流を
制限するためのものである。
ダイオード11のカソードは抵抗13を介してトランジ
スタ14のコレクタに接続されている。
この抵抗13も整流出力電流を制限するためのものであ
る。
トランジスタ14のエミッタはアースされ、コレクタは
サイリスタ9のゲートに接続されている。
サイリスタ9のゲートは抵抗10を介してアースされて
いる。
このサイリスタ9はダイオード3のカソードとアース間
に接続されている。
サイリスタ9は抵抗10によりゲートバイアスが与えら
れ、また、サイリスタ9は機関点火時期に信号コイル2
の点火信号出力を受けて、コンデンサ4の充電電荷を点
火コイル5に放電させる半導体スイッチング素子として
使用されている。
また、トランジスタ14はサイリスタ9のゲート、カソ
ードを短絡するためのものであり、信号コイル2の出力
および発電コイルの出力を受けて導通し、しゃ断するト
ランジスタである。
次に以上のように構成されたこの考案の内燃機関点火装
置の動作について第2図A〜第2図Eの波形図を参照し
て説明する。
まず、発電コイル1の交流出力はダイオード3により整
流されコンデンサ4を充電する。
発電コイル1の出力のうちコンデンサ3の充電に寄与し
ない側の半波はダイオード7.8を通じ短絡される。
コンデンサ4に蓄積された電荷は機関点火時期に導通す
るサイリスタ9を通じて点火コイル5の1次巻線に放電
する。
点火コイル5の1次巻線にコンデンサ4の電荷が放電さ
れると2次巻線には高電圧が発生し点火プラグ6が放電
する。
一方、信号コイル2の出力はダイオード11、抵抗13
を通じてサイリスタ9に供給されると同時に、ダイオー
ド11、抵抗12を通じてトランジスタ14のベースに
も供給される。
トランジスタ14のベースは発電コイル1の負半波を短
絡するダイオード7.8の接続点にも接続されている。
すなわち、トランジスタ14は発電コイル1と信号コイ
ル2の出力により導通、遮断されトランジスタ14が導
通状態のときはサイリスタ9はトリガされない。
発電コイル1、信号コイル2の出力電圧の極性に対する
トランジスタ14の導通・遮断は発電コイル1の出力が
正、信号コイル2の出力が正のときは信号コイル2の出
力によりトランジスタ14は導通状態、発電コイル1の
出力が負、信号コイル2の出力が正のときはトランジス
タ14のベースには正負両方向の電圧が加わるが、信号
コイル2の出力に対し、発電コイル1の出力のほうが大
であり、さらに信号コイル2の出力は抵抗12で制限さ
れているので結果として負電圧が優りトランジスタ14
は遮断する。
発電コイル1の出力が正、信号コイル2の出力が負のと
きは、発電コイル1からの正電圧はダイオード7で阻止
され、トランジスタ14には加わらないのでトランジス
タ14は遮断状態、発電コイル1の出力が負、信号コイ
ル2の出力が負のときはトランジスタ14は遮断状態と
なる。
また、発電コイル1または信号コイル2のいづれかが零
電圧の場合は、発電コイル1の出力が零、信号コイル2
の出力が正のときのみトランジスタ14は導通する。
以上をまとめると、トランジスタ14は発電コイル1の
出力が零または正電圧で信号コイル2の出力が正電圧の
場合のみ導通状態となりこの間はサイリスタ9のゲート
、カソード間はほぼ零電圧となる。
以上の動作を第2図に示す波形図を参照して説明する。
第2図Aは発電コイル1の交流出力電圧波形15、第2
図Bはコンデンサ4の端子電圧波形16、第2図Cは信
号コイル2の交流出力電圧波形17、第2図りはトラン
ジスタ14のペースエミッタ間電圧波形18、第2図E
はサイリスタ9のゲート、カソード間電圧波形19であ
る。
また図中VBEはPランジスタ14のベース、エミッタ
順方向電圧降下、VFはダイオード8の順方向電圧降下
、VGTはサイリスタ9のゲートトリガ電圧である。
信号コイル2の出力電圧波形17が正電圧であるレベル
に達すると第2図Cのa点にてサイリスタ9がトリガさ
れコンデンサ4は放電するがその後も信号コイル2の出
力電圧波形17は正電圧であり、発電コイルの出力電圧
波形15が正電圧に立上った後まで持続している。
さて、前記したトランジスタ14の導通遮断の条件通り
、発電コイル1の出力電圧波形15が零電圧のb点(第
2図A)ではトランジスタ14は導通状態となるためサ
イリスタ9がゲート、カソード間電圧波形19はほぼ零
電圧となっているので、発電コイル1の出力電力電圧波
形15が正電圧に立上ってもサイリスタ9は導通せず、
コンデンサ4が充電され次の放電に備えられる。
また、第2図は各都電圧波形に位相遅れが無いとした場
合であるが、実際には機関の回転の上昇とともに発電コ
イル1の出力電圧波形15の位相が遅れるが、コンデン
サ4の充電完了から放電までの期間が長くなるような位
相関係を選ぶことができるので、常にコンデンサ4は完
全充電状態とすることができる。
なお、第1図の実施例では、ダイオード8を使用してい
るが、このダイオード8に代えて電圧降下を生じる素子
、たとえば抵抗に置換してもよい。
以上のように、本考案の内燃機関点火装置によれば、発
電コイルの出力電圧が零〜正電位でかつ信号コイルの出
力電圧が正電位の区間にトランジスタが導通してコンデ
ンサの充電開始の直前にサイリスタのゲート信号を側路
するようにたので、発電コイル電圧と信号コイル電圧と
の位相、すなわち発電コイルと信号コイルの配置に余裕
があり、またコンデンサが常に完全充電となる関係位置
に配置することができこれに要する回路増加も少なく、
しかも広範囲の機種を対象に確実な動作が可能であるな
どすぐれた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の内燃機関点火装置の一実施例を示す
回路図、第2図は第1図の内燃機関点火装置の動作を説
明するための波形図である。 1・・・・・・発電コイル、2・・・・・・信号コイル
、3゜7.8,11・・・・・・ダイオード、4・・・
・・・コンデンサ、5・・・・・・点火コイル、6・・
・・・・点火プラグ、9・・・・・・サイリスタ、10
,12.13・・・・・・抵L14・・・・・・トラン
ジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関の回転に同期して交流出力を発生する発電コイルと
    信号コイル、前記発電コイルの正半波出力にて充電され
    るコンデンサ、前記信号フィルの正半波出力にてトリガ
    され上記コンデンサの電荷を点火コイルに放電するサイ
    リスタ、ベースには前記信号コイルの正半波出力と前記
    発電コイルの負半波出力を印加し、これら発電コイルお
    よび信号コイルの少なくとも一方が負電位または両方が
    零電位である場合には遮断状態となり、発電コイルの出
    力電圧が零〜正電圧でかつ信号コイルの出力電圧が正電
    圧の区間は導通して上記サイリスタのゲート、カソード
    間を側路するトランジスタを備えてなる内燃機関点火装
    置。
JP5215681U 1981-04-09 1981-04-09 内燃機関点火装置 Expired JPS6040870Y2 (ja)

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JPS57164256U JPS57164256U (ja) 1982-10-16
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