JPH0813094B2 - 水平偏向回路 - Google Patents

水平偏向回路

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JPH0813094B2
JPH0813094B2 JP60084331A JP8433185A JPH0813094B2 JP H0813094 B2 JPH0813094 B2 JP H0813094B2 JP 60084331 A JP60084331 A JP 60084331A JP 8433185 A JP8433185 A JP 8433185A JP H0813094 B2 JPH0813094 B2 JP H0813094B2
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switch
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switching
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、陰極線管を用いて画像の再現が行なわれる
ように構成されている各種の画像再生装置に用いられる
水平偏向回路に関する。
(従来技術) 陰極線管を用いて画像の再現を行なうようになされて
いる画像再生装置としては、従来からテレビジヨン受像
機、各種の情報機器において用いられるディスプレイ装
置などを例として挙げることができるが、前記のような
画像再生装置において陰極線管上に画像を再現するのに
は、周知のように、所定の走査標準に従って陰極線管の
電子ビームを縦横方向に偏向することが必要とされてい
る。
ところで、画像の再現に際して適用されるべき走査標
準は、例えばテレビジョン受像機についていえば、受像
の対象にされているテレビジョン方式の標準方式に応じ
て、それぞれ異なることが多く、また、各種の情報機器
におけるディスプレイ装置についていえば、それぞれの
機器のメーカ毎にそれぞれ勝手に走査標準が設定される
といってもよい程に走査標準を異にしていることが多
い。
そして、前記のように走査標準が異なる場合には、偏
向回路の構成も当然に異なるものとなるが、走査標準が
異なる毎にそれぞれ別構成の画像再生装置を構成したの
では、多種少量生産形態による生産となって生産管理
上、コスト上で色々と不利なので、従来から複数の走査
標準に兼用されうるような偏向回路も数多く提案されて
来ていることは周知のとおりであり、また、前記のよう
に複数の走査標準に兼用されうるように構成されている
水平偏向回路において、水平走査周期に応じて帰線時間
がそれぞれ異なるものに変更されるように構成されるこ
とも従来から行なわれて来ている。
第3図は、水平走査周期に応じて帰線時間がそれぞれ
異なるものに変更されるように構成された水平偏向回路
の従来例回路であり、この第3図において1は水平発振
ならびに励振段であり、前記の水平発振ならびに励振段
1には図示されていない前段から水平同期パルスP1(ま
たはP2)が供給される。
それにより前記した水平発振ならびに励振段1では、
それに入力された水平同期パルスP1(またはP2)に同期
した励振波を出力して水平出力トランジスタ3に供給す
る。前記した水平出力トランジスタ3のコレクタにはフ
ライバックトランス10の一次巻線10aとレギュレータ11
を通して動作用直流電圧が加えられており、前記の水平
発振ならびに励振段1からの励振波が励振トランス2を
介して水平出力トランジスタ3のベースエミッタ間に供
給されると前記の水平出力トランジスタ3は、前記の励
振波によってオンオフ制御される。
4はダンパダイオードであり、このダンパダイオード
4は前記した水平出力トランジスタ3のオンオフ動作と
協動してオンオフ動作を行なって、水平偏向コイル5に
のこぎり波電流を流し、陰極線管CRTの電子ビームの水
平偏向を行なう。6はS字補正用コンデンサであり、7,
8は帰線共振コンデンサ(8は補助帰線共振コンデン
サ)、9は切換スイッチである。
さて、水平出力トランジスタ3のコレクタには、主と
して帰線共振コンデンサ7,8の合成容量値と、偏向コイ
ル5とフライバックトランス10の一次巻線10aとの合成
インダクタンス値とによって決定される振動周期を有す
る正弦波の半サイクルの波形の電圧Vpが発生する。
前記した水平出力トランジスタ3のコレクタに生じた
正弦波の半サイクルの波形の電圧Vpは、フライバックト
ランス10で昇圧されてフライバックトランス10の二次巻
線10bから整流回路12に供給され、整流回路12からは直
流高圧出力HTが陰極線管CRTの陽極に与えられる。
ところで、水平偏向回路においては水平偏向の帰線時
間、すなわち、前記した正弦波の半サイクルの波形の電
圧Vpのパルス巾Trは、通常、一定値に設定されるのであ
るが、水平偏向の周期が長短に切換えられるような場合
には、それに応じて帰線時間も長短に切換えられるよう
になされることが望ましいのであり、第3図示の構成例
においては図中の切換スイッチ9をオンオフ制御するこ
とにより帰線時間が長短に切換えられるようにしてい
る。
すなわち、第3図示の水平偏向回路において切換スイ
ッチ9がオンの状態にされた場合には、帰線共振コンデ
ンサ7と帰線共振コンデンサ8とが並列接続されること
により偏向コイル5とフライバックトランス10の一次巻
線10aとの合成インダクタンス値と、帰線共振コンデン
サ7,8とによって決定される振動周期を有する正弦波の
半サイクルの時間巾(帰線時間Tr)が、前記した切換ス
イッチ9がオフの状態のときの帰線時間Tr、すなわち、
偏向コイル5とフライバックトランス10の一次巻線10a
との合成インダクタンス値と、帰線共振コンデンサ7と
によって決定される振動周期を有する正弦波の半サイク
ルの時間巾(帰線時間Tr)よりも長くなされる。
(発明が解決しようとする問題点) 第3図に示されている水平偏向回路では、切換スイッ
チ9を前記のようにオンオフ制御することにより、帰線
時間Trが長短に切換えられるのであるが、前記の切換ス
イッチ9は極めて高い電圧と大電流とを取扱うものであ
るために、前記の切換スイッチ9として機械的な切換ス
イッチが用いられた場合には、偏向回路の動作中にオン
オフされた場合にはアークによって接点が損傷されてし
まう。
それで、機械的な切換スイッチが用いられた場合にお
ける切換スイッチ9の切換え動作によって帰線時間Trを
長短に切換える際には、一旦、電源を遮断した状態にし
てから切換スイッチ9を切換動作を行なうことが必要と
されるために操作が煩雑になるということが問題になっ
た。
切換スイッチ9として機械的な切換スイッチが用いら
れた場合に生じる前記の問題点は、切換スイッチとし
て、第4図に示されているようなトランジスタ等の半導
体素子を構成素子に使用した電子的スイッチを用いるこ
とによって解決できる。
第4図において、13はベース入力抵抗、14はスイッチ
用のトランジスタ、15は逆方向用ダイオード、Esは切換
制御用入力電圧である。
第4図示のような電子的な切換スイッチ9に対して、
ローレベルの切換制御用入力電圧Esが供給された場合に
は、スイッチ用のトランジスタ14と逆方向用のダイオー
ド15とがともに遮断状態になされ、前記したスイッチ用
のトランジスタ14のコレクタと逆方向用のダイオード15
のカソードとに接続されている帰線共振コンデンサ8が
接地から切離された状態になされるために、この状態に
おける水平偏向回路の帰線時間Trは偏向コイル5とフラ
イバックトランス10の一次巻線10aとの合成インダクタ
ンス値と、帰線共振コンデンサ7とによって決定される
振動周期を有する正弦波の半サイクルの時間巾(帰線時
間Tr)となされる。
次に、前記した電子的な切換スイッチ9に対して、ハ
イレベルの切換制御用入力電圧Esが供給された場合に
は、スイッチ用のトランジスタ14と逆方向用のダイオー
ド15とが導通状態になり、前記したスイッチ用のトラン
ジスタ14のコレクタと逆方向用のダイオード15のカソー
ドとに接続されている帰線共振コンデンサ8が接地され
ることにより、水平偏向回路の帰線時間Trは偏向コイル
5とフライバックトランス10の一次巻線10aとの合成イ
ンダクタンス値と、帰線共振コンデンサ7と帰線共振コ
ンデンサ8とによって決定される振動周期を有する正弦
波の半サイクルの時間巾(帰線時間Tr)となされる。
ところで、第4図に示されているような構成の電子的
なスイッチ9におけるスイッチ用のトランジスタ14に
は、それの導通時に大きなコレクタ電流が流れるから、
導通時に充分に大きなベース電流を供給してやらないと
スイッチ用のトランジスタ14は完全な導通状態にはなら
ない。
また、前記したスイッチ用のトランジスタ14として
は、既述のようなパルスVpに耐えるようなコレクタ耐圧
を有するものが必要とされるが、高耐圧のトランジスタ
は、一般に、極度に電流増幅率が小さいから、前記のよ
うにスイッチ用のトランジスタ14を完全な導通状態にし
て、それに大きなコレクタ電流が流れるようにするため
には、スイッチ用トランジスタ14のベースには大きなベ
ース電流が流されなければならず、したがって、スイッ
チ用のトランジスタ14を駆動するのには大きな駆動電力
が必要とされる。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、水平偏向励振段から供給される励振波によ
り水平走査周期に対して一定の時間割合でオンオフされ
る第1のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子に並
列に接続された帰線共振コンデンサと、前記第1のスイ
ッチ素子に交流的に並列に接続された水平偏向コイルと
を備えているとともに、一端が接地された直流電源の他
の一端がインダクタンスを介して前記第1のスイッチ素
子の一端に接続されることによって、前記水平偏向コイ
ルにのこぎり波電流が流れるようになされている水平偏
向回路において、前記帰線共振コンデンサを複数個のコ
ンデンサから構成されるものとし、この複数個のコンデ
ンサの選択的な切換えによって水平偏向帰線時間の切換
えが行なわれるように前記コンデンサに接続された半導
体素子よりなる第2のスイッチ素子と、前記第1のスイ
ッチ素子がオフの状態となされる期間だけに前記第2の
スイッチ素子がオンの状態になされるように、前記第2
のスイッチ素子を前記第1のスイッチ素子とは逆のオン
オフ極性で励振する励振手段と、前記励振手段による前
記第2のスイッチ素子の励振のオン/オフを切換えるこ
とにより、前記第2のスイッチ素子が接続された帰線共
振コンデンサを動作状態/不動作状態に切換えて、水平
偏向帰線時間を選択的に切換える切換手段と、よりなる
水平偏向帰線時間切換回路を備えていることを特徴とす
る水平偏向回路を提供する。
(実施例) 以下、本発明の水平偏向回路の具体的な内容につい
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。第1図は
本発明の水平偏向帰線時間切換回路の一実施例回路を備
えている水平偏向回路の一部の回路図であり、この第1
図において既述した第3図示の水平偏向回路における構
成部分と対応している各構成部分には、第3図中で使用
されている図面符号と同一の図面符号が使用されてい
る。
第1図において、1は水平発振ならびに励振段であ
り、この水平発振ならびに励振段1には図示されていな
い前段から所定の周期の水平同期パルスが供給される。
水平発振ならびに励振段1では、それに入力された水
平同期パルスに同期した励振波を発生してそれを励振ト
ランス2の1次巻線2aに与える。励振トランス2は2つ
の2次巻線2b,2cを備えており、前記した2つの2次巻
線の内の一方の2次巻線2bは、それの一端が抵抗18を介
して水平出力トランジスタ3のベースに接続され、ま
た、それの他端は水平出力トランジスタ3のエミッタと
ともに接地されている。
前記した抵抗18は電流制限用の抵抗であり、この抵抗
18は必要に応じて使用されるものである。、また、前記
した励振トランス2における2つの2次巻線の内の他方
の2次巻線2cは、それの一端がスイッチ17の固定接点と
コンデンサ16の一方の端子とに接続されており、前記の
2次巻線2cの他端は電流制限用抵抗13を介してスイッチ
用のトランジスタ14のベースに接続されている。そし
て、前記したスイッチ17の可動接点と、コンデンサ16の
他方の端子と、水平出力トランジスタ3のエミッタなど
はともに接地されている。
前記のスイッチ用のトランジスタ14のコレクタは逆方
向用ダイオード15のカソードと帰線共振コンデンサ8の
一方端子とに接続されており、逆方向用ダイオード15の
アノードは接地されている。
4はダンパダイオード、5は水平偏向コイル、6はS
字補正コンデンサ、7は帰線共振コンデンサ、10はフラ
イバックトランス、11はレギュレータであり、前記した
水平出力トランジスタ3のコレクタにはレギュレータ11
とフライバックトランス10の1次巻線10aとを介して動
作用直流電圧が加えられている。
水平発振ならびに励振段1から励振トランス2の2次
巻線2bを介して水平出力トランジスタ3のベースに供給
された励振波によってオンオフ制御される水平出力トラ
ンジスタ3と、前記した水平出力トランジスタ3のオン
オフ動作と協動してオンオフ動作を行なうダンパダイオ
ード4とによって、水平偏向コイル5にはのこぎり波電
流が流される。
水平出力トランジスタ3が水平走査周期でオンオフ動
作を行なうと、水平出力トランジスタ3のコレクタに
は、主として帰線共振コンデンサの静電容量値と、偏向
コイル5とフライバックトランス10の1次巻線10aとの
合成インダクタンス値とによって決定される振動周期を
有する正弦波の半サイクルの波形の電圧Vpが発生する。
前記のように励振トランス2の2次巻線2bから、水平
出力トランジスタ3のベースエミッタ間に供給される励
振パルスV1と、励振トランス2の2次巻線2cから、スイ
ッチ用のトランジスタ14のベースエミッタ間に供給され
るパルスV2とは、第2図の(c),(d)に示されてい
るように互に逆極性となされている。
今、スイッチ17がオフの状態になされている状態を考
えると、この状態において励振トランス2の2次巻線2c
に生じたパルスV2は、励振トランス2の2次巻線2c→電
流制限用抵抗13→スイッチ用のトランジスタ14のベース
→同エミッタ→コンデンサ16→励振トランス2の2次巻
線2cの回路でスイッチ用のトランジスタ14のベースエミ
ッタ間に供給されるが、前記のパルスV2はスイッチ用の
トランジスタ14のベースエミッタ間のダイオードによっ
て整流されるから、前記した回路中のコンデンサ16は前
記の回路に流れる整流電流により第1図示のような極性
に充電される。
そして、前記したスイッチ用のトランジスタ14は、そ
れのベースエミッタ間に前記したコンデンサ16に充電さ
れた電荷による電圧が逆バイアスとして加えられえるこ
とにより、スイッチ用のトランジスタ14は遮断状態にな
されるが、前記のようにスイッチ用のトランジスタ14が
遮断の状態になされた場合には、帰線共振コンデンサ8
が不動作状態になり、この状態における水平偏向回路の
帰線時間Trは、主として帰線共振コンデンサ7の静電容
量値と、偏向コイル5とフライバックトランス10の1次
巻線10aとの合成インダクタンス値とによって決定され
る振動周期を有する正弦波の半サイクルの時間巾(帰線
時間Tr)となされる。
次に、スイッチ17がオンの状態になされると、前記の
ようにオンの状態になされたスイッチ17によってコンデ
ンサ16が短絡されるから、励振トランス2の2次巻線2c
に生じたパルスV2は直接にスイッチ用のトランジスタ14
のベースエミッタ間に供給される。それにより、スイッ
チ用のトランジスタ14は、前記のパルスV2によって導通
して、スイッチ用のトランジスタ14のコレクタと逆方向
用のダイオード15のカソードとに接続されている帰線共
振コンデンサ8が、帰線共振コンデンサ7と等価的に並
列接続された状態になされ、それにより、この状態にお
ける水平偏向回路の帰線時間Trは、主として帰線共振コ
ンデンサ7と帰線共振コンデンサ8とが並列接続された
静電容量値と、偏向コイル5とフライバックトランス10
の1次巻線10aとの合成インダクタンス値とによって決
定される振動周期を有する正弦波の半サイクルの時間巾
(帰線時間Tr)となされる。
第2図の(a)〜(d)は、前記したスイッチ17がオ
ンの状態になされたときにおける水平偏向回路の各部の
動作状態を説明する図であって、第2図の(a)中に実
線で示されている曲線は、水平出力トランジスタ3のコ
レクタ電流Ic1を示し、また、第2図の(a)中で点線
で示されている曲線は、ダンパダイオード4の電流Id1
を示しているが、この第2図の(a)で示されているよ
うに、帰線時間Trの期間を除く期間における水平出力ト
ランジスタ3のコレクタ電流Ic1とダンパダイオード4
の電流Id1とは、のこぎり波形の電流となっている。
第2図の(b)中で実線で示されている曲線は、スイ
ッチ用のトランジスタ14を通して帰線共振コンデンサ8
に流れる電流Ic2を示し、また、第2図の(b)中で点
線で示されている曲線は、逆方向用のダイオード15を通
して帰線共振コンデンサ8に流れる電流Id2を示してい
るが、この第2図の(b)で示されているように、帰線
時間Trの期間においては、スイッチ用のトランジスタ14
を通して帰線共振コンデンサ8に流れる電流Ic2と、逆
方向用のダイオード15を通して帰線共振コンデンサ8に
流れる電流Id2とだけが存在している状態になってい
る。
さらに、第2図の(c)の励振トランス2における2
つの2次巻線の内の一方の2次巻線2bで発生する励振パ
ルスV1を示しており、また、第2図の(d)は励振トラ
ンス2における2つの2次巻線の内の他方の2次巻線2c
で発生するパルスV2を示している。
第2図の(c)に示されている励振パルスV1は、略々
矩形波状のものになっており、水平出力トランジスタ3
のコレクタ電流Ic1は、この励振パルスV1の立上がりの
時点t1から流れ始める。しかし、前記した励振パルスV1
が時刻t2に立下がっても、水平出力トランジスタ3のコ
レクタ電流Ic1は時刻t2では零にならず、水平出力トラ
ンジスタ3のコレクタ電流Ic1は励振パルスV1が立下が
った時刻t2から水平出力トランジスタ3の蓄積時間Tstg
を経過した時刻t3になって零になる。
そして、前記のように水平出力トランジスタ3のコレ
クタ電流Ic1が零になった時点t3から帰線時間Trだけ経
過した時刻t4からダンパダイオード4の電流Id1が流れ
始める。
第2図の(a)〜(d)に示されている各部の電流波
形から判かるように、励振パルスV1が立上る時点t1から
それが立下がる時点t2までの期間は、水平偏向電流にお
ける順走査の期間内に必らず含まれているが、このこと
は、水平偏向電流の帰線時間Trの期間は第2図の(c)
に示されている励振パルスV1に対して逆極性のパルスV2
{第2図の(d)}が存在する期間中に必らず含まれて
いることを示している。
前記したところから明らかなように、スイッチ用のト
ランジスタ14は帰線共振コンデンサ8の動作不動作を制
御して帰線時間の共振周期を定めるものであるから、ス
イッチ用のトランジスタ14は帰線時間中で確実に導通で
きるようになされていればよいのである。そして、スイ
ッチ用のトランジスタ14を帰線時間中で必らず導通して
いる状態にするのには、帰線時間Trの期間を完全に含ん
でいることが確実に保証されているパルスV2の期間だけ
にスイッチ用のトランジスタ14が駆動されるようにすれ
ばよいのである。
これまでに説明した第1図示の実施例は、2個の帰線
共振コンデンサ7,8を備えておいて、それの一方のもの
を選択的に接断することにより、水平偏向電流の帰線時
間を長短に切換えるようにしたものであったが、本発明
の水平偏向帰線時間切換回路の実施に当っては、任意の
複数の帰線共振コンデンサを備えておき、それを選択的
に切換えて水平偏向電流の帰線時間が種々の値に切換え
られるようなものとして実施されてもよいのであり、そ
のような一例構成のものを第5図に示す。
第5図において、7,8a,8b…は帰線共振コンデンサで
あり、また13a,13b…は電流制限用抵抗、14a,14b…はス
イッチ用のトランジスタ、15a,15b…は逆方向用ダイオ
ード、16a,16b…はコンデンサ、17a,17b…はスイッチで
ある。
第5図示の回路配置において、各スイッチ17a,17b…
は、例えば図示されていない操作部で設定されたモード
に従って、図示されていない制御部で発生された切換制
御信号によってオンオフされることにより、水平偏向電
流の帰線時間は種々に切換えられうるのである。
また、上記の第1図及び第5図を参照した本発明の各
実施例は、複数個の帰線共振コンデンサが選択的に接断
されたときに、それらの複数個の帰線共振コンデンサが
互に並列的に接続されることによって、水平偏向電流の
帰線時間が長短に切換えられるようにしたものであった
が、本発明の水平偏向帰線時間切換回路の実施に当って
は、任意の複数個の帰線共振コンデンサを直列的に接続
しておき、その直列的に接続されているコンデンサの内
の選択されたものが短絡されるように切換えられること
により、水平偏向電流の帰線時間が種々の値に切換えら
れるようなものとして実施されたり、または任意の用意
された複数個の帰線共振コンデンサの内の選択されたも
の並列直列に接続されるように切換えられることによ
り、水平偏向電流の帰線時間が種々の値に切換えられる
ようなものとして実施されてもよいのである。
(効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように本発
明の水平偏向回路は、水平偏向励振段から供給される励
振波により水平走査周期に対して一定の時間割合でオン
オフされる第1のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ
素子に並列に接続された帰線共振コンデンサと、前記第
1のスイッチ素子に交流的に並列に接続された水平偏向
コイルとを備えているとともに、一端が接地された直流
電源の他の一端がインダクタンスを介して前記第1のス
イッチ素子の一端に接続されることによって、前記水平
偏向コイルにのこぎり波電流が流れるようになされてい
る水平偏向回路において、前記帰線共振コンデンサを複
数個のコンデンサから構成されるものとし、この複数個
のコンデンサの選択的な切換えによって水平偏向帰線時
間の切換えが行なわれるように前記コンデンサに接続さ
れた半導体素子よりなる第2のスイッチ素子と、前記第
1のスイッチ素子がオフの状態となされる期間だけに前
記第2のスイッチ素子がオンの状態になされるように、
前記第2のスイッチ素子を前記第1のスイッチ素子とは
逆のオンオフ極性で励振する励振手段と、前記励振手段
による前記第2のスイッチ素子の励振のオン/オフを切
換えることにより、前記第2のスイッチ素子が接続され
た帰線共振コンデンサを動作状態/不動作状態に切換え
て、水平偏向帰線時間を選択的に切換える切換手段と、
よりなる水平偏向帰線時間切換回路を備えているもので
あるから、本発明の水平偏向回路では第2のスイッチ素
子として用いられるスイッチ用のトランジスタがオンの
状態にされる期間が、時間軸上で連続的にではなく、水
平偏向電流の帰線時間の期間を必らず含んではいるが、
水平走査周期の一部の期間だけにされているから、既述
した従来の水平偏向回路のようにスイッチ用のトランジ
スタを直流駆動する場合に比べて、駆動に必要とされる
電力が少くなり、また、スイッチ用のトランジスタのオ
ンオフ制御に用いられる電源として用いられる励振トラ
ンスの2次巻線2cの巻回数を加減して、スイッチ用のト
ランジスタに対して最適ドライブ条件となるようにする
ことも容易であり、励振トランスの2次巻線2cの巻回数
の加減によってスイッチ用のトランジスタの駆動電力の
より一層の減少を達成することができ、さらに、励振ト
ランス2の負荷としては、それの2つの2次巻線2b,2c
の回路によるものが順次交互に加わるので、前段に対す
る負担が平均化されるという利点も得られるのであり、
さらにまた、スイッチ17,17a,17b…のオンオフ制御のた
めに使用される制御信号は直流であるから、スイッチ1
7,17a,17b…を水平偏向帰線時間切換回路の部分から遠
く離れているパネル面に設けるようにしても、他の構成
回路に何等の妨害も与えることもなく、そのような実施
態様にすることも容易であり、また、使用されるべきス
イッチ自体としても小電圧小電流の規格のものが使用で
きるのであり、本発明によれば、既述した従来の問題点
はすべて良好に解決されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第5図はそれぞれ本発明の水平偏向回路の各
異なる実施例の回路図、第2図は説明用の波形図、第3
図は従来例の回路図、第4図は電子的なスイッチの一例
構成を示す図である。 2……励振トランス、2b,2c……2次巻線、3……水平
出力トランジスタ、4……ダンパダイオード、7,8,8a,8
b,8n……帰線共振コンデンサ、14,14a,14b,14n……スイ
ッチ用のトランジスタ、15,15a,15b,15n……逆方向用ダ
イオード、16,16a,16b,16n……コンデンサ、17,17a,17
b,17n……スイッチ、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平偏向励振段から供給される励振波によ
    り水平走査周期に対して一定の時間割合でオンオフされ
    る第1のスイッチ素子と、 前記第1のスイッチ素子に並列に接続された帰線共振コ
    ンデンサと、 前記第1のスイッチ素子に交流的に並列に接続された水
    平偏向コイルとを備えているとともに、 一端が接地された直流電源の他の一端がインダクタンス
    を介して前記第1のスイッチ素子の一端に接続されるこ
    とによって、 前記水平偏向コイルにのこぎり波電流が流れるようにな
    されている水平偏向回路において、 前記帰線共振コンデンサを複数個のコンデンサから構成
    されるものとし、この複数個のコンデンサの選択的な切
    換えによって水平偏向帰線時間の切換えが行なわれるよ
    うに前記コンデンサに接続された半導体素子よりなる第
    2のスイッチ素子と、 前記第1のスイッチ素子がオフの状態となされる期間だ
    けに前記第2のスイッチ素子がオンの状態になされるよ
    うに、前記第2のスイッチ素子を前記第1のスイッチ素
    子とは逆のオンオフ極性で励振する励振手段と、 前記励振手段による前記第2のスイッチ素子の励振のオ
    ン/オフを切換えることにより、前記第2のスイッチ素
    子が接続された帰線共振コンデンサを動作状態/不動作
    状態に切換えて、水平偏向帰線時間を選択的に切換える
    切換手段と、 よりなる水平偏向帰線時間切換回路を備えていることを
    特徴とする水平偏向回路。
  2. 【請求項2】前記第2のスイッチ素子としてトランジス
    タを用い、このトランジスタのベース回路にそのベース
    エミッタ接合の整流作用により前記トランジスタが遮断
    されるような極性の電荷で前記励振手段からの励振波に
    より充電されるコンデンサを備えるとともに、 前記切換手段として、前記コンデンサの電荷を放電させ
    るスイッチを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の水平偏向回路。
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