JPH08130423A - 高調波抑圧回路 - Google Patents

高調波抑圧回路

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JPH08130423A
JPH08130423A JP26688594A JP26688594A JPH08130423A JP H08130423 A JPH08130423 A JP H08130423A JP 26688594 A JP26688594 A JP 26688594A JP 26688594 A JP26688594 A JP 26688594A JP H08130423 A JPH08130423 A JP H08130423A
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Kiyoharu Kiyono
清春 清野
Akihiro Kamiogura
明宏 上小倉
Tomohiko Ono
智彦 小野
Megumi Ogura
恵 小倉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基本波で高出力増幅器等の特性に影響を与え
ることなく、半導体素子から発生する高調波を抑圧する
機能を有する高調波抑圧回路を得ることを目的とする。 【構成】 高出力増幅器等の出力整合回路3を構成する
主線路6に、一端が接続され、基本波で1/4波長の長
さ有する高インピーダンス線路11と、この高インピー
ダンス線路11の他端に並列接続され、基本波で1/4
波長および1/8波長の長さを有する先端開放線路1
2,17とを設けた。 【効果】 高調波抑圧回路のインピーダンスを基本波で
高く、2倍波で低くすることにより、半導体素子の非線
形性によって生じる2倍波を全反射させる事ができ、高
出力増幅器等から出力される高調波成分を著しく抑圧す
ることができる。このため、他の機器への悪影響をなく
すことができる効果が有る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高出力増幅器に用い
る半導体素子から発生する2倍波、3倍波等の高調波を
抑圧するための高調波抑圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】FET(field effect t
ransistor)、HEMT(high elec
tron mobility transistor)
またはHBT(heterobipolar tran
sistor)等の半導体素子の高周波化、高出力化が
進み、レーダ、通信等の高出力増幅器等には、これらの
半導体素子が用いられている。
【0003】図10は例えば1982年電子通信学会光
・電波部門全国大会、講演番号127に示された従来の
高出力増幅器の構成図である。図において、1はFE
T、2,3はそれぞれ入力整合回路、出力整合回路、4
は入力端子、5は出力端子、6は主線路、7は先端開放
スタブ、8はバイアス回路、9はバイアス端子、10は
バイアス回路、11,12はそれぞれ基本波で1/4波
長を有する高インピーダンス線路、先端開放線路、13
は抵抗、14はキャパシタ、15はバイアス端子であ
る。
【0004】この増幅器は半導体素子の一種であるFE
T1と、このFET1のゲート端子に接続された入力整
合回路2とバイアス回路8およびFET1のドレイン端
子に接続された出力整合回路3とバイアス回路10とか
らなり、入力整合回路2、出力整合回路3の一端にはそ
れぞれ入力端子4、出力端子5が接続された構成となっ
ており、これらの入力整合回路2、出力整合回路3およ
びバイアス回路8、10は誘電体基板上にマイクロ波集
積回路技術を用いて形成されている。
【0005】出力整合回路3は主線路6と先端開放スタ
ブ7とから構成されており、FET1の出力インピーダ
ンスと負荷インピーダンスとを整合させるように設計さ
れている。また、バイアス回路10は一端が主線路6
に、他端は抵抗13とキャパシタ14を介して接地さ
れ、長さが基本波で1/4波長を有する高インピーダン
ス線路11とこの高インピーダンス線路11の他端に接
続され、基本波で1/4波長の長さを有する先端開放線
路12とからなり、高インピーダンス線路11の他端に
はバイアス端子15が接続されている。このような高イ
ンピーダンス線路11、先端開放線路12の長さを基本
波で1/4波長に選ぶ事により、高インピーダンス線路
11の他端は高周波的に先端開放線路12により短絡さ
れ、高インピーダンス線路11の一端、つまり、出力整
合回路3からバイアス回路10側を見たインピーダンス
を非常に高くすることができる。
【0006】従って、このバイアス回路10は所要帯域
で増幅特性に影響を与えることなく、所望のバイアスを
供給する機能がある。また、バイアス回路10に用いて
いる抵抗13は低周波帯で増幅器の安定化を図るための
ものである。さらに、入力整合回路2はFET1の入力
インピーダンスと電源インピーダンスとを整合させるよ
うに設計されており、出力整合回路3とほぼ同じ構成に
なっている。また、バイアス回路8もまた、バイアス回
路10とほぼ同じ回路構成、機能を有する。
【0007】次に動作について説明をする。バイアス端
子9,15から印加された直流入力はバイアス回路8,
10を介してFET1に供給され、FET1は動作状態
となる。このような状態において、入力端子4から入力
された基本波の信号は入力整合回路2を介してFET1
に供給され、そこで増幅される。さらに、増幅された信
号は出力整合回路3を介して出力端子5に出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】高出力増幅器等ではよ
り高い出力電力を得るために、FET1を飽和領域で使
用する場合が多い。この場合、FET1の非線形性によ
り、基本波信号以外に2倍波、3倍波等の高調波もFE
T1から出力される。従来の高出力増幅器では出力整合
回路3、バイアス回路10にFET1から発生した高調
波を抑圧する機能がなかったため、高出力増幅器の出力
端子5から基本波信号と同時に高調波も出力され、この
高調波が他の機器に悪影響を与えてしまう問題点があっ
た。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので出力整合回路あるいはバイアス回
路の機能を損なうことなく、高調波を抑圧できる高調波
抑圧回路を得る事を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる高調波
抑圧回路の実施例1では出力整合回路を構成する主線路
に、一端が接続され、基本波で1/4波長の長さ有する
高インピーダンス線路と、この高インピーダンス線路の
他端に接続され、基本波で1/4波長および1/8波長
の長さを有する先端開放線路とを用いたものである。
【0011】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例2では出力整合回路を構成する主線路に、一端が
接続された高インピーダンス線路と、この高インピーダ
ンス線路の他端に接続され、基本波で1/4波長および
1/8波長の長さを有する先端開放線路と、この高イン
ピーダンス線路に接続された容量性素子とを用いたもの
である。
【0012】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例3では実施例1あるいは実施例2で示した高イン
ピーダンス線路の少なくとも一端に直列に接続された抵
抗を用いたものである。
【0013】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例4では出力整合回路を構成する主線路に、一端が
接続され、基本波で1/4波長の長さを有する高インピ
ーダンス線路と、この高インピーダンス線路の他端に接
続された基本波で1/4波長の長さを有する先端開放路
と、この先端開放線路に1/8波長の先端開放線路が形
成されるようなコの字形のスリットとを用いたものであ
る。
【0014】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例5では出力整合回路を構成する主線路に、一端が
接続され、基本波で1/4波長の長さを有する高インピ
ーダンス線路と、この高インピーダンス線路の他端に接
続され、基本波で1/4波長および1/8波長の長さを
有する先端開放線路と、主線路には1/12波長の長さ
を有する先端開放線路が形成されるようなコの字形のス
リットとを用いたものである。
【0015】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例6では実施例5の1/12波長の長さを有する先
端開放線路と主線路管を接続するコの字形のスリットを
またぐように設けられた金属細線、あるいは1/12波
長の先端開放線路の先端部に設けられた金属島と、この
1/12波長の先端開放線路と金属島間を接続する金属
細線とを用いたものである。
【0016】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例7では実施例5または実施例6で示した1/12
波長の先端開放線路に直列に抵抗を設けたものである。
【0017】さらに、この発明に係わる高調波抑圧回路
の実施例8では出力整合回路を構成する主線路に、一端
が接続され、基本波で1/4波長の長さ有する高インピ
ーダンス線路と、この高いインピーダンス線路の他端に
接続され、基本波で1/4波長の長さを有する先端開放
線路と、出力整合回路に設けられ、複数個の1/4n波
長(nは2以上の整数)の先端開放線路が形成されるよ
うなコの字形のスリットを用いたものである。
【0018】さらに、また、この発明に係わる高調波抑
圧回路の実施例9では実施例8で示した複数個の1/4
n波長の先端開放線路を同じ長さにし、且つ、1/4波
長間隔で配置したものである。
【0019】
【作用】この発明に係わる高調波抑圧回路の実施例1で
は出力整合回路を構成する主線路に、一端が接続され、
基本波で1/4波長の長さ有する高インピーダンス線路
と、この高インピーダンス線路の他端に接続され、基本
波で1/4波長および1/8波長の長さを有する先端開
放線路とを用いることにより、主線路と高インピーダン
ス線路との接続点で2倍波を短絡することができる。
【0020】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例2では出力整合回路を構成する主線路に、一端が
接続された高インピーダンス線路と、この高インピーダ
ンス線路の他端に接続され、基本波で1/4波長および
1/8波長の長さを有する先端開放線路と、さらに、こ
の高インピーダンス線路に接続された容量性素子とを用
いることにより、1/4波長より短い高インピーダンス
線路を用いた場合であっても主線路と高インピーダンス
線路との接続点で2倍波を短絡することができる。
【0021】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例3では実施例1あるいは実施例2で示した1/4
波長あるいは1/4波長より短い高インピーダンス線路
の少なくとも一端に直列に抵抗を設けることにより、主
線路と高インピーダンス線路との接続点に2倍波に対し
て抵抗を並列に装荷させることができる。
【0022】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例4では出力整合回路を構成する主線路に、一端が
接続され、基本波で1/4波長の高インピーダンス線路
と、この高インピーダンス線路の他端に接続され、基本
波で1/4波長の先端開放線路と、この1/4波長の先
端開放線路に1/8波長の先端開放線路が形成されるよ
うなコの字形のスリットとを設けることにより、1/8
波長の先端開放線路を用いることなく主線路と高インピ
ーダンス線路との接続点で2倍波を短絡することができ
る。
【0023】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例5では出力整合回路を構成する主線路に、一端が
接続され、基本波で1/4波長の高インピーダンス線路
と、この高インピーダンス線路の他端に接続され、基本
波で1/4波長および1/8波長の長さを有する先端開
放路と、且つ、主線路には1/12波長の長さを有する
先端開放線路が形成されるようなコの字形のスリットと
を設けることにより、主線路と高インピーダンス線路と
の接続点で2倍波を、また、主線路上で3倍波を同時に
短絡できる。
【0024】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例6では実施例5の1/12波長の先端開放線路と
主線路間を接続し、コの字形のスリットをまたぐように
設けられた金属細線、あるいは1/12波長の先端開放
線路の先端部に金属島を設け、且つ、この1/12波長
の先端開放線路と金属島間を接続する金属細線を用いる
ことにより、短絡する3倍波の周波数を調整することが
できる。
【0025】また、この発明に係わる高調波抑圧回路の
実施例7では実施例5または実施例6で示した1/12
波長の先端開放線路に直列に接続した抵抗を用いること
により、3倍波に対して主線路に抵抗を並列に装荷させ
ることができる。
【0026】さらに、この発明に係わる高調波抑圧回路
の実施例8では出力整合回路を構成する主線路に、一端
が接続され、基本波で1/4波長の長さ有する高インピ
ーダンス線路と、この高インピーダンス線路の他端に接
続され、基本波で1/4波長の先端開放線路と、上記、
出力整合回路には複数個の1/4n波長(nは2以上の
整数)の先端開放線路が形成されるようなコの字形のス
リットを設けることにより、種々の高調波を主線路上で
短絡することができる。
【0027】さらに、また、この発明に係わる高調波抑
圧回路の実施例9では実施例8で示した複数個の1/4
n波長の先端開放線路を同じ長さにし、且つ、1/4波
長間隔で配置することにより、広帯域にわたって高調波
を短絡することができる。
【0028】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の高調波抑圧回路を用いた高出力
増幅器の構成図であり、16は高調波抑圧回路、17は
基本波で1/8波長の先端開放線路である。この発明の
高調波抑圧回路16は図10に示した従来のバイアス回
路10の基本波で1/4波長の先端開放線路12に並列
接続した1/8波長の先端開放線路17を設けたもので
ある。
【0029】この1/8波長の先端開放線路17を設け
ることにより、2倍波では1/4波長の高インピーダン
ス線路11の他端が高周波的に短絡され、また、1/4
波長の高インピーダンス線路11は2倍波で1/2波長
となるため、主線路6と1/4波長の高インピーダンス
線路11との接続点から高調波抑圧回路16側を見たイ
ンピーダンスは零オームとなる。
【0030】一方、基本波では1/4波長の高インピー
ダンス線路11の他端は1/8波長の先端開放線路17
に関係なく、常に、1/4波長の先端開放線路12で短
絡されるため、主線路6と1/4波長の高インピーダン
ス線路11との接続点から高調波抑圧回路16側を見た
インピーダンスは無限大となる。つまり、この高調波抑
圧回路16は基本波で無限大、2倍波で低インピーダン
スを有する。
【0031】このように高調波抑圧回路16を高出力増
幅器に用いる事により、従来のバイアス回路10の機能
を損なうことなく、FET1から発生した2倍波を短絡
することにより、著しく2倍波を抑圧することができ
る。従って、高出力増幅器から発生する高調波成分が非
常に小さくなるため、他の機器に悪影響を与えることが
なくなる利点が有る。
【0032】実施例2.図2(a)はこの発明の他の実
施例の高調波抑圧回路を用いた高出力増幅器の構成図、
図2(b)は、また、他の実施例の高調波抑圧回路の構
成図である。図2(a)において、18は基本波で1/
4波長より短い高インピーダンス線路、19はこの高イ
ンピーダンス線路に並列に接続した容量性素子であり、
ここではキャパシタを用いている。この高調波抑圧回路
16では図1に示した高調波抑圧回路16の基本波で1
/4波長の高インピーダンス線路11のかわりに、1/
4波長より短い高インピーダンス線路18とこの高イン
ピーダンス線路18のほぼ中央部に接続した容量性素子
19とを用いている。
【0033】このように高インピーダンス線路18のほ
ぼ中央部に容量性素子19を装荷することにより、ロー
パスフィルタ回路が形成されるため、1/4波長の高イ
ンピーダンス線路11とこの回路は基本波で同じ性能が
得られる。また、2倍波に対しては1/2波長よりもや
や長い電気長となるが、1/4波長の高インピーダンス
線路11とほぼ同じ性能である。従って、実施例1で述
べた1/4波長の高インピーダンス線路11を用いる高
調波抑圧回路16とこの高調波抑圧回路16とは電気的
にほぼ同じ電気性能であり、この高調波抑圧回路16で
は1/4波長より短い高インピーダンス線路18で構成
できるため、実施例1のものに比べ、小形化が図れる。
【0034】以上のように基本波で1/4波長より短い
高インピーダンス線路18のほぼ中央部に接続した容量
性素子19を用いる構成の高調波抑圧回路16を高出力
増幅器に用いることにより、小形で2倍波成分の少ない
高出力増幅器を得ることができる。
【0035】図2(b)はこの発明の高インピーダンス
線路18に並列に容量性素子19を接続する構成の高調
波抑圧回路16の他の実施例であり、ここでは容量性素
子19として先端開放線路を用い、高インピーダンス線
路18の出力整合回路3側の一端に容量性素子19を接
続した例である。
【0036】このように高インピーダンス線路18の一
端に容量性素子19を接続することにより、L形回路が
形成されるため、この場合も1/4波長の高インピーダ
ンス線路11とほぼ同じ電気性能が得られる。特に、容
量性素子19である先端開放線路の長さを1/8波長に
選ぶ事により、この容量性素子19で主線路6と高イン
ピーダンス線路18との接続点から高調波抑圧回路16
側を見たインピーダンスを2倍波で零オームにできる。
このため、この目的のために用いている1/8波長の先
端開放線路17が不要になり、高調波抑圧回路16の著
しい小形化が図れる利点がある。
【0037】実施例3.図3(a),(b)は、また、
この発明の他の実施例を示す高調波抑圧回路の構成図で
ある。図3(a)は図1の実施例1で示した高調波抑圧
回路16の1/4波長の高インピーダンス線路11の出
力整合回路3側の一端に直列に抵抗20を設けた構成の
ものである。この高調波抑圧回路16において、1/4
波長の高インピーダンス線路11の一端におけるインピ
ーダンスは実施例1で述べたように基本波では無限大、
2倍波では零オームとなるため、この高調波抑圧回路1
6では基本波で無限大のインピーダンス、2倍波では抵
抗20が接続されているものと見なすことができる。
【0038】従って、この高調波抑圧回路16を高出力
増幅器に用いることにより、基本波では増幅特性に影響
を与える事がない。しかし、2倍波では主線路6と高調
波抑圧回路16との接続点に抵抗20が接続されるた
め、FET1で生じた2倍波はこの抵抗20で吸収され
る。このようにこの高調波抑圧回路16では高調波を吸
収することにより、高調波抑圧を図るものである。
【0039】図3(b)は図2の実施例2で示した高調
波抑圧回路16の高インピーダンス線路18と抵抗13
との間に直列に抵抗20を接続した構成のものである。
この場合も基本波に影響を与えることなく、2倍波を吸
収することができるとともに、高調波抑圧回路16の小
形化が図れる。
【0040】以上のように、高調波は吸収して、高調波
を抑圧する構成の高調波抑圧回路16では実施例1,2
述べた高調波を短絡、つまり、反射させて抑圧するもの
に比べ、高出力増幅器の安定化が図れる利点がある。
【0041】実施例4.図4(a)は、また、この発明
の他の実施例の高調波抑圧回路を用いた高出力増幅器の
構成図であり、図において21はコの字形のスリット、
22は1/8波長の先端開放線路である。この構成の高
調波抑圧回路16は図1の実施例1で述べた高調波抑圧
回路16の1/8波長の先端開放線路17を削除すると
ともに、1/4波長の先端開放線路12に1/8波長の
先端開放線路22が形成されるようなコの字形のスリッ
ト21を設けたものである。
【0042】このように1/4波長の先端開放線路12
内に1/8波長の先端開放線路22を形成することによ
り、1/4波長の先端開放線路12と1/8波長の先端
開放線路22とは並列接続されているものと見なすこと
ができ、実施例1の高調波抑圧回路16と等価回路的に
は同じになる。しかし、実施例1のような独立した1/
8波長の先端開放線路17が不要になるため、著しい回
路の小形化が図れる利点がある。
【0043】図4(b)は、また、この発明の他の実施
例の高調波抑圧回路の構成図である。この高調波抑圧回
16は図4(a)の1/4波長の高インピーダンス線路
11に直列に抵抗20を設けた構成のものであり、著し
く小形にでき、電気的には実施例3のものと同じであ
る。
【0044】以上の実施例1〜実施例4で述べた高調波
抑圧回路16は従来のバイアス回路10の機能を損なう
ことなく、高調波を抑圧できる機能を有するものであ
る。以下、出力整合回路3に同様の機能を付加する場合
について述べる。
【0045】実施例5.図5は、また、この発明の高調
波抑圧回路を用いた高出力増幅器の構成図であり、図に
おいて、23は高調波抑圧回路、24は1/12波長の
先端開放線路である。この増幅器は図1の出力整合回路
3のかわりに高調波抑圧回路23を用いた構成のもので
ある。ここで用いている高調波抑圧回路23は従来の出
力整合回路3の主線路6に、1/12波長の先端開放線
路24をコの字形のスリット21により形成したもので
ある。このように波長に比べ十分短い1/12波長の先
端開放線路24を設けることにより、基本波ではその長
さが無視でき、1/12波長の先端開放線路24が形成
されている場合であっても主線路6の電気特性はほぼ一
定となる。これに対して、その長さが1/4波長となる
3倍波の周波数帯では1/12波長の先端開放線路24
が接続される主線路6の接続点で非常に低インピーダン
スとなる。
【0046】このためFET1から出力された基本波は
主線路6を通ってそのまま出力端子5に出力されるのに
対して、3倍波は主線路6上の1/12波長の先端開放
線路24の接続点で大部分が反射され、出力端子5には
出力されない。このようにこの高調波抑圧回路23は従
来の出力整合回路3の機能を損なうことなく、3倍波を
抑圧する機能が有る。
【0047】従って、この図ように従来のバイアス回路
10のかわりに高調波抑圧回路16を用い、また、出力
整合回路3のかわりに高調波抑圧回路23を高出力増幅
器に用いることにより、2倍波、3倍波を同時に抑圧す
ることができる。
【0048】実施例6.図6(a),(b)は、また、
この発明の高調波抑圧回路の構成図であり、25は金属
細線、26は金属島である。図6(a)は主線路6上に
設けた1/12波長の先端開放線路24の接続部近傍で
コの字形のスリット21をまたぐように主線路6と1/
12波長の先端開放線路24間を金属細線25で接続し
たものである。このように主線路6と1/12波長の先
端開放線路24間を金属細線25で接続することによ
り、接続する位置によって1/12波長の先端開放線路
24の線路長を容易に可変する事ができ、抑圧する3倍
波の周波数を変化させることができる。
【0049】従って、使用する基本波の周波数が異なる
ような場合であっても同一の高調波抑圧回路23で対処
でき、回路の低価格化が図れる利点がある。
【0050】図6(b)は1/12波長の先端開放線路
24の先端に金属島26を設け、この金属島26と1/
12波長の先端開放線路24間を金属細線で接続したも
のであり、この場合も1/12波長の先端開放線路24
の長さを可変することができ、図6(a)と同様の効果
が得られる。
【0051】実施例7.図7(a),(b)は、また、
この発明の高調波抑圧回路の構成図であり、27は抵抗
である。図7(a)は図5の実施例5で示した高調波抑
圧回路23の1/12波長の先端開放線路24に直列に
抵抗27を接続したものである。この1/12波長の先
端開放線路24は基本波では高インピーダンス、3倍波
では非常に低インピーダンス特性を示すため、抵抗27
と主線路6との接続点から1/12波長の先端開放線路
24側を見たインピーダンスは基本波では高インピーダ
ンス特性、3倍波では主線路6に並列に抵抗27が装荷
されているものと見なすことができる。
【0052】従って、FET1から出力された基本波に
影響を与えることなく、抵抗27で3倍波を吸収するこ
とができ、出力端子5から出力される3倍波を抑圧出き
る。このように、高調波を吸収する機能を有する高調波
抑圧回路23を高出力増幅器に用いることにより、増幅
器の安定化が図れる利点が有る。
【0053】図7(b)は実施例6で示した長さを調整
できる構成の1/12波長の先端開放線路24に直列に
抵抗27を接続したものである。この高調波抑圧回路2
3では増幅器の安定化が図れるとともに、基本波の周波
数が異なる場合でも対処できる。
【0054】実施例8.図8は、また、この発明の高調
波抑圧回路を用いた高出力増幅器の構成図である。ここ
で用いている高調波抑圧回路23では主線路6にコの字
形のスリット21により形成された1/12波長の先端
開放線路24および1/8波長の先端開放線路22を設
けたものである。この場合、2倍波、3倍波を同時に抑
圧することができる。このように高調波に対応した複数
個の先端開放線路を主線路6に設けることにより、小形
な構成で、複数の高調波を同時に抑圧することができ
る。
【0055】実施例9.図9(a),(b)は、さら
に、この発明の高調波抑圧回路の構成図である。図9
(a)は主線路6に1/4波長の間隔をおいて、2個の
1/12波長の先端開放線路24を設けた場合であり、
また、図9(b)は1個の主線路6に、もう一個を先端
開放スタブ7に設けた場合である。このように1/4波
長の間隔をおいて2個の1/12波長の先端開放線路2
4を設けることにより、3倍波の周波数帯で、広帯域に
わたって低インピーダンス特性を実現することができ、
広帯域にわたって3倍波を抑圧することができる。この
ように、1/4波長の間隔をおいて高調波に対応した長
さの先端開放線路を設けることにより、従来の出力整合
回路3の機能を損なうことなく小形な構成で広帯域にわ
って高調波を抑圧することができる。
【0056】以上述べたようにバイアス回路10あるい
は出力整合回路3に高調波を抑圧する機能を追加するこ
とにより、高調波成分の少ない高性能な高出力増幅器を
実現できる。
【0057】なお、上記、実施例では高調波抑圧回路を
高出力増幅器に用いた場合について述べたが、この発明
の高調波抑圧回路をてい倍器、あるいは発振器の共振回
路として用いた場合であってもよい。また、半導体素子
として、FETのかわりにHEMT,HBTあるいはダ
イオードを用いた場合であってもこの発明に変わりがな
い。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば出力整合回路を構成す
る主線路に、一端が接続され、基本波で1/4波長の長
さ有する高インピーダンス線路と、この高インピーダン
ス線路の他端に並列接続され、基本波で1/4波長およ
び1/8波長の長さを有する先端開放線路を用いること
により、半導体素子の非線形性によって生じる2倍波を
全反射させる事ができる。このため、高出力増幅器等か
ら出力される高調波成分を著しく抑圧することができ、
他の機器への悪影響をなくすことができる効果が有る。
【0059】また、この発明によれば出力整合回路を構
成する主線路に、一端が接続された高インピーダンス線
路と、この高インピーダンス線路の他端に並列接続さ
れ、基本波で1/4波長および1/8波長の長さを有す
る先端開放線路と、さらにこの高インピーダンス線路に
接続された容量性素子を用いることにより、高調波抑圧
回路を1/4波長より短い高インピーダンス線路で構成
することができ、小形な構成で2倍波を抑圧することが
できる。
【0060】この発明によれば実施例1あるいは実施例
2で示した1/4波長あるいは1/4波長より短い高イ
ンピーダンス線路の少なくとも一端に直列に接続された
抵抗を用いることにより、2倍波を抵抗で吸収させるこ
とができ、これにより、高出力増幅器等から出力される
2倍波を抑圧できるとともに高出力増幅器の安定化を図
ることができる。
【0061】また、この発明によれば出力整合回路を構
成する主線路に、一端が接続され、基本波で1/4波長
の高インピーダンス線路と、この高インピーダンス線路
の他端に接続され、基本波で1/4波長の先端開放線路
と、この1/4波長の先端開放線路に1/8波長の先端
開放線路が形成されるようなコの字形のスリットを設け
ることにより、独立した1/8波長の先端開放線路を用
いることなく2倍波を抑圧できるとともに著しく回路の
小形化が図れる。
【0062】この発明によれば出力整合回路を構成する
主線路に、一端が接続され、基本波で1/4波長の高イ
ンピーダンス線路と、この高インピーダンス線路の他端
に接続され、基本波で1/4波長および1/8波長の長
さを有する先端開放路と、主線路には1/12波長の長
さを有する先端開放線路が形成されるようなコの字形の
スリットとを設けることにより、2倍波と3倍波を同時
に抑圧することができる。
【0063】また、この発明によれば実施例5の1/1
2波長の先端開放線路と主線路間を接続し、コの字形の
スリットをまたぐように設けられた金属細線あるいは1
/12波長の先端開放線路の先端部に金属島を設け、且
つ、この1/12波長の先端開放線路と金属島間を接続
する金属細線を用いることにより、抑圧する3倍波の周
波数を調整することができる。
【0064】この発明によれば実施例5または実施例6
で示した1/12波長の先端開放線路に直列に接続した
抵抗を用いることにより、3倍波を抵抗で吸収させるこ
とができ、これにより3倍波を抑圧できるとともに高出
力増幅器等の安定化を図ることができる。
【0065】この発明によれば出力整合回路を構成する
主線路に、一端が接続され、基本波で1/4波長の長さ
有する高インピーダンス線路と、この高インピーダンス
線路の他端に接続され、基本波で1/4波長の先端開放
線路と、出力整合回路には複数個の1/4n波長(nは
2以上の整数)の先端開放線路が形成されるようなコの
字形のスリットを設けることにより、種々の高調波を同
時に抑圧することができる。
【0066】また、この発明によれば実施例8で示した
複数個の1/4n波長の先端開放線路を同じ長さにし、
且つ、1/4波長間隔で配置することにより、広帯域に
わたって高調波を抑圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の高調波抑圧回路を用い
た高出力増幅器の構成図である。
【図2】 この発明の実施例2の高調波抑圧回路を用い
た高出力増幅器の構成図である。
【図3】 この発明の実施例3を示す高調波抑圧回路の
構成図である。
【図4】 この発明の実施例4の高調波抑圧回路を用い
た高出力増幅器の構成図である。
【図5】 この発明の実施例5の高調波抑圧回路を用い
た高出力増幅器の構成図である。
【図6】 この発明の実施例6を示す高調波抑圧回路の
構成図である。
【図7】 この発明の実施例7を示す高調波抑圧回路の
構成図である。
【図8】 この発明の実施例8の高調波抑圧回路を用い
た高出力増幅器の構成図である。
【図9】 この発明の実施例9を示す高調波抑圧回路の
構成図である。
【図10】 従来の高出力増幅器の構成図である。
【符号の説明】
1 FET、2 入力整合回路、3 出力整合回路、4
入力端子、5 出力端子、6 主線路、7 先端開放
スタブ、8 バイアス回路、9 バイアス端子、10
バイアス回路、11 1/4波長高インピーダンス線
路、12 1/4波長先端開放線路、13 抵抗、14
キャパシタ、15 バイアス端子、16高調波処理回
路、17 1/8波長先端開放線路、18 高インピー
ダンス線路、19 容量性素子、20 抵抗、21 コ
の字形のスリット、22 1/8波長先端開放線路、2
3 高調波抑圧回路、24 1/12波長先端開放線
路、25 金属細線、26 金属島、27 抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 恵 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高出力増幅器等に用いる半導体素子の非
    線形性により生じる高調波を抑圧するための高調波抑圧
    回路において、出力整合回路を構成する主線路に、一端
    が接続され、基本波で1/4波長の長さを有する高イン
    ピーダンス線路と、上記高インピーダンス線路の他端に
    接続され、基本波でそれぞれ1/4波長および1/8波
    長の長さを有する先端開放線路とを具備したことを特徴
    とする高調波抑圧回路。
  2. 【請求項2】 高出力増幅器等に用いる半導体素子の非
    線形性により生じる高調波を抑圧するための高調波抑圧
    回路において、出力整合回路を構成する主線路に、一端
    が接続された高インピーダンス線路と、上記、高インピ
    ーダンス線路の他端に接続され、それぞれ基本波で1/
    4波長および1/8波長の長さを有する先端開放線路
    と、上記高インピーダンス線路に接続された容量性素子
    とを具備したことを特徴とする高調波抑圧回路。
  3. 【請求項3】 上記高インピーダンス線路の少なくとも
    一端に、直列に抵抗を設けたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の高調波抑圧回路。
  4. 【請求項4】 高出力増幅器等に用いる半導体素子の非
    線形性により生じる高調波を抑圧するための高調波抑圧
    回路において、出力整合回路を構成する主線路に、一端
    が接続され、基本波で1/4波長の長さを有する高イン
    ピーダンス線路と、上記高インピーダンス線路の他端に
    接続され、基本波で1/4波長の長さを有する先端開放
    線路と、上記先端開放線路に設けられ1/8波長の先端
    開放線路が形成されるようなコの字形のスリットとを具
    備したことを特徴とする高調波抑圧回路。
  5. 【請求項5】 高出力増幅器等に用いる半導体素子の非
    線形性により生じる高調波を抑圧するための高調波抑圧
    回路において、出力整合回路を構成する主線路に、一端
    が接続され、基本波で1/4波長の長さを有する高イン
    ピーダンス線路と、上記高インピーダンス線路の他端に
    接続され、基本波でそれぞれ1/4波長および1/8波
    長の長さを有する先端開放線路と、上記主線路に設けら
    れ1/12波長の長さを有する先端開放線路が形成され
    るようなコの字形スリットとを具備したことを特徴とす
    る高調波抑圧回路。
  6. 【請求項6】 上記1/12波長の長さを有する先端開
    放線路と主線路間を接続し、コの字形のスリットをまた
    ぐように設けられた金属細線、あるいは1/12波長の
    先端開放線路の先端部設けられた金属島と、上記1/1
    2波長の先端開放線路と金属島間を接続する金属細線と
    を具備したことを特徴とする請求項5記載の高調波抑圧
    回路。
  7. 【請求項7】 上記1/12波長の長さを有する先端開
    放線路に直列に抵抗を設けたことを特徴とする請求項5
    又は請求項6記載の高調波抑圧回路。
  8. 【請求項8】 高出力増幅器等に用いる半導体素子の非
    線形性により生じる高調波を抑圧するための高調波抑圧
    回路において、出力整合回路を構成する主線路に、一端
    が接続され、基本波で1/4波長の長さを有する高イン
    ピーダンス線路と、上記高インピーダンス線路の他端に
    接続され、基本波で1/4波長の長さを有する先端開放
    線路と、上記出力整合回路に設けられ、複数個の1/4
    n波長(nは2以上の整数)の先端開放線路が形成され
    るようなコの字形のスリットとを具備したことを特徴と
    する高調波抑圧回路。
  9. 【請求項9】 上記複数個の1/4n波長の先端開放線
    路は互いに同じ長さを有し、且つ、1/4波長間隔で配
    置されていることを特徴とする請求項8記載の高調波抑
    圧回路。
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