JPH04298105A - 半導体増幅器 - Google Patents
半導体増幅器Info
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- JPH04298105A JPH04298105A JP3063005A JP6300591A JPH04298105A JP H04298105 A JPH04298105 A JP H04298105A JP 3063005 A JP3063005 A JP 3063005A JP 6300591 A JP6300591 A JP 6300591A JP H04298105 A JPH04298105 A JP H04298105A
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- semiconductor amplifier
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/60—Amplifiers in which coupling networks have distributed constants, e.g. with waveguide resonators
- H03F3/601—Amplifiers in which coupling networks have distributed constants, e.g. with waveguide resonators using FET's, e.g. GaAs FET's
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衛星通信、地上マイ
クロ波通信、移動体通信等に使用する準マイクロ波、マ
イクロ波帯の半導体増幅器に関するものである。
クロ波通信、移動体通信等に使用する準マイクロ波、マ
イクロ波帯の半導体増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば、公開特許公報、昭58
−159002、”高周波電力用半導体増幅器”に示さ
れた従来の半導体増幅器の回路図であり、図において、
24は電界効果トランジスタ(以下、FETと略す)、
25はゲート端子、26はドレイン端子、27はソース
端子、28はゲートバイアス端子、29はドレインバイ
アス端子、30はゲートバイアス印加用線路、31はド
レインバイアス印加用線路、32は入力用直流阻止コン
デンサ、33は出力用直流阻止コンデンサ、34は入力
側インピーダンス整合用線路、35は出力側インピーダ
ンス整合用線路、36は入力側インピーダンス整合用コ
ンデンサ、37は出力側インピーダンス整合用コンデン
サ、38は基本波で1/4波長の線路、39はRF短絡
用コンデンサである。
−159002、”高周波電力用半導体増幅器”に示さ
れた従来の半導体増幅器の回路図であり、図において、
24は電界効果トランジスタ(以下、FETと略す)、
25はゲート端子、26はドレイン端子、27はソース
端子、28はゲートバイアス端子、29はドレインバイ
アス端子、30はゲートバイアス印加用線路、31はド
レインバイアス印加用線路、32は入力用直流阻止コン
デンサ、33は出力用直流阻止コンデンサ、34は入力
側インピーダンス整合用線路、35は出力側インピーダ
ンス整合用線路、36は入力側インピーダンス整合用コ
ンデンサ、37は出力側インピーダンス整合用コンデン
サ、38は基本波で1/4波長の線路、39はRF短絡
用コンデンサである。
【0003】次に動作について説明する。入力端子1か
ら入力した準マイクロ波あるいはマイクロ波の信号はF
ET24で増幅され出力端子2に出力される。半導体増
幅器の出力回路は、基本波で1/4波長の線路38、R
F短絡用コンデンサ39、出力側インピーダンス整合用
線路35、出力側インピーダンス整合用コンデンサ37
、出力側直流阻止用コンデンサ33、ドレインバイアス
印加用線路31で構成されている。基本波で1/4波長
の線路38によりFETのドレイン端子で2倍波は短絡
され、FETは高効率動作する。出力側インピーダンス
整合用線路35、出力側インピーダンス整合用コンデン
サ37は基本波におけるインピーダンス整合を実現して
いる。ここで、従来技術ではFETを高効率動作させる
ためには出力端子であるドレインから負荷を見込む2倍
波負荷反射係数の振幅を1、位相を−180度に設定す
ることが有効であると報告されており、上記の従来の半
導体増幅器の例においては上記条件を満たす構成として
基本波で1/4波長の先端短絡線路をFETのドレイン
端子に設けていた。
ら入力した準マイクロ波あるいはマイクロ波の信号はF
ET24で増幅され出力端子2に出力される。半導体増
幅器の出力回路は、基本波で1/4波長の線路38、R
F短絡用コンデンサ39、出力側インピーダンス整合用
線路35、出力側インピーダンス整合用コンデンサ37
、出力側直流阻止用コンデンサ33、ドレインバイアス
印加用線路31で構成されている。基本波で1/4波長
の線路38によりFETのドレイン端子で2倍波は短絡
され、FETは高効率動作する。出力側インピーダンス
整合用線路35、出力側インピーダンス整合用コンデン
サ37は基本波におけるインピーダンス整合を実現して
いる。ここで、従来技術ではFETを高効率動作させる
ためには出力端子であるドレインから負荷を見込む2倍
波負荷反射係数の振幅を1、位相を−180度に設定す
ることが有効であると報告されており、上記の従来の半
導体増幅器の例においては上記条件を満たす構成として
基本波で1/4波長の先端短絡線路をFETのドレイン
端子に設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体増幅器は
以上のように構成されているので、2倍波処理回路とし
て用いる基本波で1/4波長の先端短絡線路の線路長が
長くなり小形化が難しく、さらに、基本波で1/4波長
の先端短絡線路の損失、RF短絡用コンデンサの損失に
より2倍波負荷反射係数の振幅が1より小さくなり効率
が低下する等の問題点があった。
以上のように構成されているので、2倍波処理回路とし
て用いる基本波で1/4波長の先端短絡線路の線路長が
長くなり小形化が難しく、さらに、基本波で1/4波長
の先端短絡線路の損失、RF短絡用コンデンサの損失に
より2倍波負荷反射係数の振幅が1より小さくなり効率
が低下する等の問題点があった。
【0005】また、図4に例えばゲート幅12.6mm
PHS構造FETを用いた2倍波注入実験における2倍
波負荷反射係数の位相に対する効率特性の実験結果を示
す。なお、同図中には2倍波負荷反射係数の振幅が1.
4、1.2、1.0、0.85の場合についての実験結
果を示した。図4に示した実験結果より、FETの効率
を最大とする2倍波負荷反射係数は位相−150度付近
にあり、従来技術の振幅1、位相−180度の条件から
ずれることがわかる。これは、FET等の半導体増幅素
子の製作構造における付随インピーダンス等によるもの
と推定される。従って、半導体増幅素子を最適効率で駆
動するための回路設計における2倍波負荷反射係数の位
相−180度の設定位置、即ち、ショート端を半導体増
幅素子のどの位置に設定するかに係わるものと考えられ
る。なお、図4に示した実験結果から効率を最大とする
2倍波負荷反射係数は容量性となることが予想される。 さらに、上記従来の半導体増幅器のように2倍波処理回
路に損失が有り、2倍波負荷反射係数の振幅が0.85
の場合には、最大効率が得られないことがわかる。
PHS構造FETを用いた2倍波注入実験における2倍
波負荷反射係数の位相に対する効率特性の実験結果を示
す。なお、同図中には2倍波負荷反射係数の振幅が1.
4、1.2、1.0、0.85の場合についての実験結
果を示した。図4に示した実験結果より、FETの効率
を最大とする2倍波負荷反射係数は位相−150度付近
にあり、従来技術の振幅1、位相−180度の条件から
ずれることがわかる。これは、FET等の半導体増幅素
子の製作構造における付随インピーダンス等によるもの
と推定される。従って、半導体増幅素子を最適効率で駆
動するための回路設計における2倍波負荷反射係数の位
相−180度の設定位置、即ち、ショート端を半導体増
幅素子のどの位置に設定するかに係わるものと考えられ
る。なお、図4に示した実験結果から効率を最大とする
2倍波負荷反射係数は容量性となることが予想される。 さらに、上記従来の半導体増幅器のように2倍波処理回
路に損失が有り、2倍波負荷反射係数の振幅が0.85
の場合には、最大効率が得られないことがわかる。
【0006】ここで、一例としたゲート幅12.6mm
PHS構造FETについての以上の結果から、効率を最
大とする2倍波負荷反射係数である振幅1、位相−15
0度を実現するために、上記従来の半導体増幅器のよう
に基本波で1/4波長の先端短絡線路を用いる場合には
、FETのドレインと2倍波処理回路として用いる基本
波で1/4波長の先端短絡線路の間に位相補正のための
長い接続線路が必要になり、出力回路が大型化する。 (例えば、比誘電率10のアルミナ基板を使用し、90
0MHz帯増幅器を構成する場合には、FETのドレイ
ンから約59mmの位置までの接続線路が必要となる。 )また、上記接続線路の損失により2倍波負荷反射係数
の絶対値が1より大幅に小さくなり効率が低下し、さら
に、上記接続線路が長くなることによりFETが高効率
動作する周波数帯域が狭くなる等の問題点がある。
PHS構造FETについての以上の結果から、効率を最
大とする2倍波負荷反射係数である振幅1、位相−15
0度を実現するために、上記従来の半導体増幅器のよう
に基本波で1/4波長の先端短絡線路を用いる場合には
、FETのドレインと2倍波処理回路として用いる基本
波で1/4波長の先端短絡線路の間に位相補正のための
長い接続線路が必要になり、出力回路が大型化する。 (例えば、比誘電率10のアルミナ基板を使用し、90
0MHz帯増幅器を構成する場合には、FETのドレイ
ンから約59mmの位置までの接続線路が必要となる。 )また、上記接続線路の損失により2倍波負荷反射係数
の絶対値が1より大幅に小さくなり効率が低下し、さら
に、上記接続線路が長くなることによりFETが高効率
動作する周波数帯域が狭くなる等の問題点がある。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、請求項1の半導体増幅器では、
使用する基本波の2倍波の漏洩が抑制された小形で高効
率な半導体増幅器を得ることを目的としており、さらに
請求項2の半導体増幅器では、大きな基本波出力を得る
ことができるとともに基本波の3倍波の漏洩が抑制され
た半導体増幅器を得ることを目的としている。
ためになされたもので、請求項1の半導体増幅器では、
使用する基本波の2倍波の漏洩が抑制された小形で高効
率な半導体増幅器を得ることを目的としており、さらに
請求項2の半導体増幅器では、大きな基本波出力を得る
ことができるとともに基本波の3倍波の漏洩が抑制され
た半導体増幅器を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体増幅器
は、高調波処理回路を含む半導体増幅器において、半導
体増幅器の出力回路が、使用する基本波の2倍波に対す
る並列共振回路と、半導体増幅素子の出力回路への出力
端子と上記並列共振回路とを接続し、上記半導体増幅素
子の2倍波負荷反射係数を所定の値に設定する長さの第
1の接続線路とを備えたものである。また、請求項2の
半導体増幅器は、高調波処理回路を含む半導体増幅器に
おいて、半導体増幅器の出力回路が、使用する基本波の
3倍波に対して約4分の1波長の長さを有する先端開放
線路と、上記先端開放線路を出力回路内に接続し、使用
する基本波に対してインピーダンス整合を成す第2の接
続線路とを備えたものである。
は、高調波処理回路を含む半導体増幅器において、半導
体増幅器の出力回路が、使用する基本波の2倍波に対す
る並列共振回路と、半導体増幅素子の出力回路への出力
端子と上記並列共振回路とを接続し、上記半導体増幅素
子の2倍波負荷反射係数を所定の値に設定する長さの第
1の接続線路とを備えたものである。また、請求項2の
半導体増幅器は、高調波処理回路を含む半導体増幅器に
おいて、半導体増幅器の出力回路が、使用する基本波の
3倍波に対して約4分の1波長の長さを有する先端開放
線路と、上記先端開放線路を出力回路内に接続し、使用
する基本波に対してインピーダンス整合を成す第2の接
続線路とを備えたものである。
【0009】
【作用】以上のように構成された請求項1の半導体増幅
器においては、例えば半導体増幅素子を高効率で駆動す
る条件である半導体増幅素子の2倍波負荷反射係数の振
幅1、位相−150度を実現するのに、半導体増幅器の
出力回路に用いられる使用する基本波の2倍波に対する
並列共振回路が、2倍波に対して並列共振回路の端から
みたインピーダンスを無限大にするので、基本波の2倍
波の漏洩を抑制し、さらに半導体増幅素子の出力回路へ
の出力端子と上記並列共振回路とを接続する第1の接続
線路の長さを、従来の2倍波処理回路として基本波にお
いて1/4波長の先端短絡線路を用いる場合と比較して
短くし、小形で高効率な半導体増幅器を実現する。なお
、以上は半導体増幅素子を高効率で駆動する条件である
半導体増幅素子の2倍波負荷反射係数が容量性となる場
合には同様の作用になる。
器においては、例えば半導体増幅素子を高効率で駆動す
る条件である半導体増幅素子の2倍波負荷反射係数の振
幅1、位相−150度を実現するのに、半導体増幅器の
出力回路に用いられる使用する基本波の2倍波に対する
並列共振回路が、2倍波に対して並列共振回路の端から
みたインピーダンスを無限大にするので、基本波の2倍
波の漏洩を抑制し、さらに半導体増幅素子の出力回路へ
の出力端子と上記並列共振回路とを接続する第1の接続
線路の長さを、従来の2倍波処理回路として基本波にお
いて1/4波長の先端短絡線路を用いる場合と比較して
短くし、小形で高効率な半導体増幅器を実現する。なお
、以上は半導体増幅素子を高効率で駆動する条件である
半導体増幅素子の2倍波負荷反射係数が容量性となる場
合には同様の作用になる。
【0010】また、以上のように構成された請求項2の
半導体増幅器においては、出力回路内に使用する基本波
の3倍波に対して約4分の1波長の長さを有する先端開
放線路を接続する第2の接続線路の線路長および線路幅
を調整することにより、使用する基本波に対するインピ
ーダンス整合がとれ、さらに上記3倍波に対して約4分
の1波長の長さを有する先端開放線路は3倍波に対して
接続端からみたインピーダンスが零になるので3倍波を
遮断し、大きな基本波出力を得ることができるとともに
基本波の3倍波の漏洩が抑制された半導体増幅器を実現
する。
半導体増幅器においては、出力回路内に使用する基本波
の3倍波に対して約4分の1波長の長さを有する先端開
放線路を接続する第2の接続線路の線路長および線路幅
を調整することにより、使用する基本波に対するインピ
ーダンス整合がとれ、さらに上記3倍波に対して約4分
の1波長の長さを有する先端開放線路は3倍波に対して
接続端からみたインピーダンスが零になるので3倍波を
遮断し、大きな基本波出力を得ることができるとともに
基本波の3倍波の漏洩が抑制された半導体増幅器を実現
する。
【0011】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の半導体増幅器の
構成を示す等価回路図であり、ここでは高調波処理回路
として使用する基本波の2倍波および3倍波の漏洩を抑
制する出力回路を備えた4段のFET増幅器の例を示す
。図において、1は入力端子、2は出力端子、3は入力
整合回路、4は第1のFET、5は第1の段間整合回路
、6は第2のFET、7は第2の段間整合回路、8は第
3のFET、9は第3の段間整合回路、10は第4のF
ET、11は第1の接続線路、12はインダクタ、13
はキャパシタ、14は第2の接続線路、15は3倍波で
約1/4波長の線路長を有する先端開放線路、16は第
3の接続線路、17は直流阻止コンデンサ、100はイ
ンダクタ12およびキャパシタ13により構成される使
用する基本波の2倍波に対する並列共振回路である。 ここで、出力回路は第1の接続線路11、2倍波に対す
る並列共振回路100、第2の接続線路14、3倍波で
約1/4波長の線路長を有する先端開放線路15、第3
の接続線路16、直流阻止コンデンサ17で構成されて
いる。また、入力整合回路3は第1のFET4に有効に
信号を供給するために、第1の段間整合回路5、第2の
段間整合回路7、第3の段間整合回路9は段間のインピ
ーダンス整合を実現するために設けられている。
構成を示す等価回路図であり、ここでは高調波処理回路
として使用する基本波の2倍波および3倍波の漏洩を抑
制する出力回路を備えた4段のFET増幅器の例を示す
。図において、1は入力端子、2は出力端子、3は入力
整合回路、4は第1のFET、5は第1の段間整合回路
、6は第2のFET、7は第2の段間整合回路、8は第
3のFET、9は第3の段間整合回路、10は第4のF
ET、11は第1の接続線路、12はインダクタ、13
はキャパシタ、14は第2の接続線路、15は3倍波で
約1/4波長の線路長を有する先端開放線路、16は第
3の接続線路、17は直流阻止コンデンサ、100はイ
ンダクタ12およびキャパシタ13により構成される使
用する基本波の2倍波に対する並列共振回路である。 ここで、出力回路は第1の接続線路11、2倍波に対す
る並列共振回路100、第2の接続線路14、3倍波で
約1/4波長の線路長を有する先端開放線路15、第3
の接続線路16、直流阻止コンデンサ17で構成されて
いる。また、入力整合回路3は第1のFET4に有効に
信号を供給するために、第1の段間整合回路5、第2の
段間整合回路7、第3の段間整合回路9は段間のインピ
ーダンス整合を実現するために設けられている。
【0012】次に動作について説明する。入力端子1か
ら入力した信号は、第1のFET4、第2のFET6、
第3のFET8、第4のFET10で増幅され、出力回
路を経て出力端子2に出力される。このとき2倍波に対
する並列共振回路100により、第1の接続線路11と
2倍波に対する並列共振回路100との接続地点に2倍
波における開放点が生成し、第1の接続線11の線路長
・線路幅を調整することにより第4のFET10の出力
端子から負荷を見込む2倍波負荷反射係数を効率が最大
となる値に設定することができる。また、3倍波で約1
/4波長の線路長を有する先端開放線路15は第2の接
続線路14による接続接点からみた3倍波に対するイン
ピーダンスを零とするので3倍波を遮断し、第2の接続
線路14の線路長・線路幅を調整することにより基本波
におけるインピーダンス整合を実現する。
ら入力した信号は、第1のFET4、第2のFET6、
第3のFET8、第4のFET10で増幅され、出力回
路を経て出力端子2に出力される。このとき2倍波に対
する並列共振回路100により、第1の接続線路11と
2倍波に対する並列共振回路100との接続地点に2倍
波における開放点が生成し、第1の接続線11の線路長
・線路幅を調整することにより第4のFET10の出力
端子から負荷を見込む2倍波負荷反射係数を効率が最大
となる値に設定することができる。また、3倍波で約1
/4波長の線路長を有する先端開放線路15は第2の接
続線路14による接続接点からみた3倍波に対するイン
ピーダンスを零とするので3倍波を遮断し、第2の接続
線路14の線路長・線路幅を調整することにより基本波
におけるインピーダンス整合を実現する。
【0013】上記の実施例によれば、2倍波に対する並
列共振回路100により、第1の接続線路11と2倍波
に対する並列共振回路100との接続地点に2倍波にお
ける開放点を生成させ、第1の接続線路11の線路長・
線路幅を調整することにより第4のFET10の出力端
子から負荷を見込む2倍波負荷反射係数を効率が最大と
なる値に設定するので、2倍波処理回路として従来の基
本波において1/4波長の先端短絡線路を用いる場合と
比較して、第1の接続線路11の線路長を短くでき、小
形化とともに広帯域に渡る2倍波処理を実現し、さらに
接続線路の損失による2倍波負荷反射係数の振幅の低下
を小さくして効率を向上できる効果がある。また、使用
する基本波に対するインピーダンス整合回路を第2の接
続線路14および3倍波で約1/4波長の先端開放線路
により形成しているので、大きな基本波出力を得ること
ができるとともに基本波の3倍波の漏洩が抑制された半
導体増幅器を得られる効果がある。
列共振回路100により、第1の接続線路11と2倍波
に対する並列共振回路100との接続地点に2倍波にお
ける開放点を生成させ、第1の接続線路11の線路長・
線路幅を調整することにより第4のFET10の出力端
子から負荷を見込む2倍波負荷反射係数を効率が最大と
なる値に設定するので、2倍波処理回路として従来の基
本波において1/4波長の先端短絡線路を用いる場合と
比較して、第1の接続線路11の線路長を短くでき、小
形化とともに広帯域に渡る2倍波処理を実現し、さらに
接続線路の損失による2倍波負荷反射係数の振幅の低下
を小さくして効率を向上できる効果がある。また、使用
する基本波に対するインピーダンス整合回路を第2の接
続線路14および3倍波で約1/4波長の先端開放線路
により形成しているので、大きな基本波出力を得ること
ができるとともに基本波の3倍波の漏洩が抑制された半
導体増幅器を得られる効果がある。
【0014】実施例2.図2はこの発明の半導体増幅器
を製造する場合の構造を示す構成図である。ここでは半
導体増幅器の構成は上記の実施例1の半導体増幅器の構
成とほぼ同様である。図において、18は半導体素子お
よび一部の受動回路素子を構成する第1のモノリシック
マイクロ波集積回路用基板、19は受動回路素子のみを
構成する第2のモノリシックマイクロ波集積回路用基板
、20は出力回路を構成する誘電体基板、21は2倍波
に対する並列共振回路100のインダクタ12を実現す
る金ワイヤ、22は2倍波に対する並列共振回路100
のキャパシタ13を実現するチップコンデンサである。 なお、第1のモノリシックマイクロ波集積回路用基板1
8には第1のFET4、第2のFET6、第3のFET
8、第4のFET10、および入力整合回路3、第1〜
第3の段間整合回路5、7、9を構成する受動回路素子
の一部が、第2のモノリシックマイクロ波集積回路用基
板19には入力整合回路3、第1〜第3の段間整合回路
5、7、9、バイアス回路を構成する受動回路素子が、
誘電体基板20には出力回路を構成する第1の接続線路
11、インダクタ12、キャパシタ13、第2の接続線
路14、3倍波で約1/4波長の線路長を有する先端開
放線路15、直流阻止コンデンサ17が設けられており
、上記3つの基板は所定の箇所を金ワイヤにより接続し
ている。
を製造する場合の構造を示す構成図である。ここでは半
導体増幅器の構成は上記の実施例1の半導体増幅器の構
成とほぼ同様である。図において、18は半導体素子お
よび一部の受動回路素子を構成する第1のモノリシック
マイクロ波集積回路用基板、19は受動回路素子のみを
構成する第2のモノリシックマイクロ波集積回路用基板
、20は出力回路を構成する誘電体基板、21は2倍波
に対する並列共振回路100のインダクタ12を実現す
る金ワイヤ、22は2倍波に対する並列共振回路100
のキャパシタ13を実現するチップコンデンサである。 なお、第1のモノリシックマイクロ波集積回路用基板1
8には第1のFET4、第2のFET6、第3のFET
8、第4のFET10、および入力整合回路3、第1〜
第3の段間整合回路5、7、9を構成する受動回路素子
の一部が、第2のモノリシックマイクロ波集積回路用基
板19には入力整合回路3、第1〜第3の段間整合回路
5、7、9、バイアス回路を構成する受動回路素子が、
誘電体基板20には出力回路を構成する第1の接続線路
11、インダクタ12、キャパシタ13、第2の接続線
路14、3倍波で約1/4波長の線路長を有する先端開
放線路15、直流阻止コンデンサ17が設けられており
、上記3つの基板は所定の箇所を金ワイヤにより接続し
ている。
【0015】この実施例によれば、上記実施例1の効果
に加え、4段のFET増幅器の第4のFETまでをモノ
リシックマイクロ波集積回路で構成したので小形化が図
れる。また、出力回路をアルミナ等の誘電体基板を用い
たハイブリッド構成としたので、第1の接続線路11、
基本波インピーダンス整合回路を構成する第2の接続線
路14および3倍波で約1/4波長の先端開放線路15
の損失を小さくでき、大きな基本波出力を得ることがで
きるとともに2倍波負荷反射係数の振幅の低下を小さく
して効率を向上できる効果がある。
に加え、4段のFET増幅器の第4のFETまでをモノ
リシックマイクロ波集積回路で構成したので小形化が図
れる。また、出力回路をアルミナ等の誘電体基板を用い
たハイブリッド構成としたので、第1の接続線路11、
基本波インピーダンス整合回路を構成する第2の接続線
路14および3倍波で約1/4波長の先端開放線路15
の損失を小さくでき、大きな基本波出力を得ることがで
きるとともに2倍波負荷反射係数の振幅の低下を小さく
して効率を向上できる効果がある。
【0016】なお、以上の実施例においては4段のFE
Tから成る半導体増幅器について示したが、この発明は
任意の段数の半導体増幅器に上記同様に適用できる。
Tから成る半導体増幅器について示したが、この発明は
任意の段数の半導体増幅器に上記同様に適用できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように請求項1の半導体増幅器に
よれば、2倍波処理回路として従来の基本波において1
/4波長の先端短絡線路を用いる場合と比較して、接続
線路の線路長を短くでき、小形で高効率な半導体増幅器
を得られる効果がある。また、請求項2の半導体増幅器
によれば、大きな基本波出力を得ることができるととも
に基本波の3倍波の漏洩が抑制された半導体増幅器を得
られる効果がある。
よれば、2倍波処理回路として従来の基本波において1
/4波長の先端短絡線路を用いる場合と比較して、接続
線路の線路長を短くでき、小形で高効率な半導体増幅器
を得られる効果がある。また、請求項2の半導体増幅器
によれば、大きな基本波出力を得ることができるととも
に基本波の3倍波の漏洩が抑制された半導体増幅器を得
られる効果がある。
【図1】この発明の実施例1.を示す半導体増幅器の構
成を示す等価回路図である。
成を示す等価回路図である。
【図2】この発明の実施例2.を示す半導体増幅器を製
造する場合の構造を示す構造図である。
造する場合の構造を示す構造図である。
【図3】従来の半導体増幅器の構成を示す等価回路図で
ある。
ある。
【図4】この発明の半導体増幅器の設計思想を説明する
ためのFETを用いた2倍波注入実験における2倍波負
荷反射係数の位相に対する効率特性の実験結果を示す図
である。
ためのFETを用いた2倍波注入実験における2倍波負
荷反射係数の位相に対する効率特性の実験結果を示す図
である。
1 入力端子
2 出力端子
3 入力整合回路
4 第1のFET
5 第1の段間整合回路
6 第2のFET
7 第2の段間整合回路
8 第3のFET
9 第3の段間整合回路
10 第4のFET
11 第1の接続線路
12 インダクタ
13 キャパシタ
14 第2の接続線路
15 3倍波で約1/4波長の線路長を有する先端開
放線路 16 第3の接続線路 17 直流阻止コンデンサ 18 第1のモノリシックマイクロ波集積回路用基板
19 第2のモノリシックマイクロ波集積回路用基板
20 出力回路を構成する誘電体基板21 金ワイ
ヤ 22 チップコンデンサ
放線路 16 第3の接続線路 17 直流阻止コンデンサ 18 第1のモノリシックマイクロ波集積回路用基板
19 第2のモノリシックマイクロ波集積回路用基板
20 出力回路を構成する誘電体基板21 金ワイ
ヤ 22 チップコンデンサ
Claims (2)
- 【請求項1】 高調波処理回路を含む半導体増幅器に
おいて、半導体増幅器の出力回路が、使用する基本波の
2倍波に対する並列共振回路と、半導体増幅素子の出力
回路への出力端子と上記並列共振回路とを接続し、上記
半導体増幅素子の2倍波負荷反射係数を所定の値に設定
する長さの第1の接続線路とを備えたことを特徴とする
半導体増幅器。 - 【請求項2】 高調波処理回路を含む半導体増幅器に
おいて、半導体増幅器の出力回路が、使用する基本波の
3倍波に対して約4分の1波長の長さを有する先端開放
線路と、上記先端開放線路を出力回路内に接続し、使用
する基本波に対するインピーダンス整合を成す第2の接
続線路とを備えたことを特徴とする半導体増幅器。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063005A JP2883218B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 半導体増幅器 |
US07/856,446 US5270668A (en) | 1991-03-27 | 1992-03-24 | Semiconductor amplifier |
SE9200941A SE9200941L (sv) | 1991-03-27 | 1992-03-26 | Halvledarfoerstaerkare |
GB9206742A GB2255463B (en) | 1991-03-27 | 1992-03-27 | Semiconductor amplifier |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063005A JP2883218B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 半導体増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04298105A true JPH04298105A (ja) | 1992-10-21 |
JP2883218B2 JP2883218B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=13216774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3063005A Expired - Fee Related JP2883218B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 半導体増幅器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5270668A (ja) |
JP (1) | JP2883218B2 (ja) |
GB (1) | GB2255463B (ja) |
SE (1) | SE9200941L (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8558622B2 (en) | 2009-07-14 | 2013-10-15 | Panasonic Corporation | Radio frequency power amplifier |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661760A (ja) * | 1992-08-12 | 1994-03-04 | Mitsubishi Electric Corp | マイクロ波増幅器 |
JPH0738548B2 (ja) * | 1993-01-07 | 1995-04-26 | 日本電気株式会社 | 電力整合回路 |
WO1996042134A1 (fr) * | 1995-06-09 | 1996-12-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Amplificateur |
US6577199B2 (en) | 2000-12-07 | 2003-06-10 | Ericsson, Inc. | Harmonic matching network for a saturated amplifier |
US20100253435A1 (en) * | 2004-03-18 | 2010-10-07 | Ikuroh Ichitsubo | Rf power amplifier circuit utilizing bondwires in impedance matching |
US10978411B2 (en) * | 2016-11-18 | 2021-04-13 | Infineon Technologies Ag | RF power package having planar tuning lines |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1242700B (de) * | 1965-12-21 | 1967-06-22 | Telefunken Patent | Transistorschaltung mit einer Diode in der Basiszuleitung, insbesondere Sendeverstaerker im B- oder C-Betrieb, oder Oszillator |
JPS58159002A (ja) * | 1982-03-16 | 1983-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波電力用半導体回路 |
JPS62213307A (ja) * | 1986-03-13 | 1987-09-19 | Fujitsu Ltd | 増幅器 |
US4717884A (en) * | 1986-04-14 | 1988-01-05 | Motorola, Inc. | High efficiency RF power amplifier |
JP2536643B2 (ja) * | 1989-07-12 | 1996-09-18 | 三菱電機株式会社 | 半導体増幅器 |
JPH0828624B2 (ja) * | 1989-12-25 | 1996-03-21 | 三菱電機株式会社 | 高効率半導体増幅器 |
JPH0732335B2 (ja) * | 1990-11-16 | 1995-04-10 | 日本電信電話株式会社 | 高周波増幅器 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3063005A patent/JP2883218B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-03-24 US US07/856,446 patent/US5270668A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-26 SE SE9200941A patent/SE9200941L/ not_active Application Discontinuation
- 1992-03-27 GB GB9206742A patent/GB2255463B/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8558622B2 (en) | 2009-07-14 | 2013-10-15 | Panasonic Corporation | Radio frequency power amplifier |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
SE9200941L (sv) | 1992-09-28 |
US5270668A (en) | 1993-12-14 |
GB9206742D0 (en) | 1992-05-13 |
GB2255463B (en) | 1994-09-21 |
JP2883218B2 (ja) | 1999-04-19 |
SE9200941D0 (sv) | 1992-03-26 |
GB2255463A (en) | 1992-11-04 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |