JPH0812910B2 - 化合物半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
化合物半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH0812910B2 JPH0812910B2 JP22283388A JP22283388A JPH0812910B2 JP H0812910 B2 JPH0812910 B2 JP H0812910B2 JP 22283388 A JP22283388 A JP 22283388A JP 22283388 A JP22283388 A JP 22283388A JP H0812910 B2 JPH0812910 B2 JP H0812910B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は半導体装置およびその製造方法に関するもの
であり、特に集積回路に適する化合物半導体装置に関す
るものである。
であり、特に集積回路に適する化合物半導体装置に関す
るものである。
(従来の技術) 化合物半導体を用いたヘテロ接合バイポーラトランジ
スタ(HBT)は高速性と優れた電流駆動能力さらに低1/f
低雑音特性を併せもつため超高周波・超高速デジタルお
よびアナログIC用素子と注目を集めている。このHBTの
もつ唯一の欠点は消費電力が大きいという点である。一
方、2次元電子ガス電界効果トランジスタ(FET)(2DE
GFET、これはHEMTと同義語である)は低消費電力性、高
速性、低高周波雑音特性を併せもっているが、電流駆動
能力が小さく、1/f雑音が大きいという欠点をもってい
る。このためHBTと2次元電子ガスFETを同一の半導体チ
ップ上に集積化し互いの弱点を補い合いながら、両方の
長所を最大限引き出すための研究開発が行なわれてい
る。例えばマイクロ波モノリシック受信フロントエンド
において低雑音増幅部に2次元電子ガスFETを用い、局
部発振部、混合部にHBTを用いるような例がある。
スタ(HBT)は高速性と優れた電流駆動能力さらに低1/f
低雑音特性を併せもつため超高周波・超高速デジタルお
よびアナログIC用素子と注目を集めている。このHBTの
もつ唯一の欠点は消費電力が大きいという点である。一
方、2次元電子ガス電界効果トランジスタ(FET)(2DE
GFET、これはHEMTと同義語である)は低消費電力性、高
速性、低高周波雑音特性を併せもっているが、電流駆動
能力が小さく、1/f雑音が大きいという欠点をもってい
る。このためHBTと2次元電子ガスFETを同一の半導体チ
ップ上に集積化し互いの弱点を補い合いながら、両方の
長所を最大限引き出すための研究開発が行なわれてい
る。例えばマイクロ波モノリシック受信フロントエンド
において低雑音増幅部に2次元電子ガスFETを用い、局
部発振部、混合部にHBTを用いるような例がある。
第4図は従来例のAlGaAs/GaAsHBTとAlGaAs/GaAs2DEGF
ETの混成集積回路である。この図において半絶縁性GaAs
基板30上の1部分にMOCVDによる選択エピタキシャル成
長法により成長されたn+−GaAs層33、n−GaAs層34、p+
−GaAs層35、n−AlGaAs層36、n+−GaAs層37からなる結
晶構造上にAuGeNiからなるエミッタ電極38、AuMnNiから
なるベース電極39、ならびにAuGeNiからなるコレクタ電
極40が形成されHBTが構成されている。さらにGaAs基板3
0上の他の部分には、MOCVD法により選択エピタキシャル
成長されたノンドープGaAs層31、n−AlGaAs層32からな
る結晶構造上にAlからなるゲート電極41、AuGeNiからな
るソース電極42、およびドレイン電極43が形成されてい
る。第4図において一点鎖線AおよびBに沿ったバイア
ス印加時のバンドダイヤグラムを第5図に示す。第5図
における参照番号は第4図と共通である。第5図Aは典
型的なHBT構造で、Bは典型的な2DEGFET構造である。
ETの混成集積回路である。この図において半絶縁性GaAs
基板30上の1部分にMOCVDによる選択エピタキシャル成
長法により成長されたn+−GaAs層33、n−GaAs層34、p+
−GaAs層35、n−AlGaAs層36、n+−GaAs層37からなる結
晶構造上にAuGeNiからなるエミッタ電極38、AuMnNiから
なるベース電極39、ならびにAuGeNiからなるコレクタ電
極40が形成されHBTが構成されている。さらにGaAs基板3
0上の他の部分には、MOCVD法により選択エピタキシャル
成長されたノンドープGaAs層31、n−AlGaAs層32からな
る結晶構造上にAlからなるゲート電極41、AuGeNiからな
るソース電極42、およびドレイン電極43が形成されてい
る。第4図において一点鎖線AおよびBに沿ったバイア
ス印加時のバンドダイヤグラムを第5図に示す。第5図
における参照番号は第4図と共通である。第5図Aは典
型的なHBT構造で、Bは典型的な2DEGFET構造である。
(発明が解決しようとする問題点) 前記の従来例においては、HBTと2DEGFETの能動層は選
択エピタキシャル成長により形成されるが、選択エピタ
キシャル成長法では微細でかつ形状が異なる構造に対し
ては均一性が十分でなく、特に2DEGFETのしきい値電圧V
Tならびに最小雑音指数がバラつき、加えて製造工程が
長くなりコストが高くなるほどの欠点があった。
択エピタキシャル成長により形成されるが、選択エピタ
キシャル成長法では微細でかつ形状が異なる構造に対し
ては均一性が十分でなく、特に2DEGFETのしきい値電圧V
Tならびに最小雑音指数がバラつき、加えて製造工程が
長くなりコストが高くなるほどの欠点があった。
本発明の目的は前記欠点を除去し、選択エピタキシャ
ル技術に依らず、均一性が良く工程が短縮できる全面エ
ピタキシャル成長技術のみを用いて化合物HBT,FET混成
集積回路を提供することにある。
ル技術に依らず、均一性が良く工程が短縮できる全面エ
ピタキシャル成長技術のみを用いて化合物HBT,FET混成
集積回路を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明の化合物半導体装置
は、ヘテロ接合接合バイポーラトランジスタと2次元電
子ガスFETが同一の半導体チップ上に構成された半導体
装置において、半絶縁性化合物半導体基板上に順に、ノ
ンドープの第1の半導体層、前記第1の半導体層より電
子親和力の小さい第1導電型の第2の半導体層、高濃度
の第1導電型の第3の半導体層が形成された半導体基体
上の所定の位置に、コレクタ層となる第1導電型の第4
の半導体層と、ベース層となる高濃度の第2の導電型の
第5の半導体層と、前記第5の半導体層よりバンドギャ
ップが広く、エミッタ層となる第1導電型の第6の半導
体層と、キャップ層となる高濃度の第7の半導体層とを
備えたヘテロ接合バイポーラトランジスタが構成され、
前記半導体基体上の他の所定の位置の前記第3の半導体
層が除去され、露出された前記第2の半導体層上にゲー
ト電極となるショットキー金属が設けられ、該ゲート電
極を挟みかつ平行に隣接した第3の半導体層上にドレイ
ン電極およびソース電極となるオーミック金属を備えた
2次元電子ガスFETが複数個配置され、これらのトラン
ジスタの間には素子間分離領域が設けられていることを
特徴とする。さらに上記構造を実現するための製造方法
は、半絶縁性化合物半導体基板全面にノンドープの第1
の半導体層、前記第1の半導体層より電子親和力の小さ
い第1導電型の第2の半導体層、高濃度第1導電型の第
3の半導体層、第1導電型の第4の半導体層、高濃度の
第2導電型の第5の半導体層、前記第5の半導体層より
バンドギャップが広い第1導電型の第6の半導体層、高
濃度の第1導電型の第7の半導体層を順次形成する工程
と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタのエミッタ電極
を設ける所定の位置を除いて前記第7および第6の半導
体層をエッチングし、ベース電極を設ける第5の半導体
層を露出し、さらに該エミッタ電極、該ベース電極を設
ける位置を除いて、前記第5および第4の半導体層をエ
ッチングして前記第3の半導体層を露出する工程と、前
記第7,第5の半導層上に各々エミッタ電極、ベース電極
となるオーミック金属を被着し、さらに該第3の半導体
層上の第4の半導体層に隣接した位置にコレクタ電極と
なるオーミック金属を被着する工程と、2次元電子ガス
FETのゲート電極を設ける所定の位置の前記第3の半導
体層をエッチングし、第2の半導体層を露出させ、この
位置にショットキー金属を被着する工程と、該ショット
キー金属を挟みかつ平行して隣接した第3の半導体層上
にドレイン電極およびソース電極となるオーミック金属
を被着する工程と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
と2次元電子ガスFETの周囲の第3,第2および第1の半
導体層中にアイソレーションイオン注入をするか、ある
いはこの第3,第2および第1の半導体層をエッチングし
て除去する工程を含むことを特徴としている。
は、ヘテロ接合接合バイポーラトランジスタと2次元電
子ガスFETが同一の半導体チップ上に構成された半導体
装置において、半絶縁性化合物半導体基板上に順に、ノ
ンドープの第1の半導体層、前記第1の半導体層より電
子親和力の小さい第1導電型の第2の半導体層、高濃度
の第1導電型の第3の半導体層が形成された半導体基体
上の所定の位置に、コレクタ層となる第1導電型の第4
の半導体層と、ベース層となる高濃度の第2の導電型の
第5の半導体層と、前記第5の半導体層よりバンドギャ
ップが広く、エミッタ層となる第1導電型の第6の半導
体層と、キャップ層となる高濃度の第7の半導体層とを
備えたヘテロ接合バイポーラトランジスタが構成され、
前記半導体基体上の他の所定の位置の前記第3の半導体
層が除去され、露出された前記第2の半導体層上にゲー
ト電極となるショットキー金属が設けられ、該ゲート電
極を挟みかつ平行に隣接した第3の半導体層上にドレイ
ン電極およびソース電極となるオーミック金属を備えた
2次元電子ガスFETが複数個配置され、これらのトラン
ジスタの間には素子間分離領域が設けられていることを
特徴とする。さらに上記構造を実現するための製造方法
は、半絶縁性化合物半導体基板全面にノンドープの第1
の半導体層、前記第1の半導体層より電子親和力の小さ
い第1導電型の第2の半導体層、高濃度第1導電型の第
3の半導体層、第1導電型の第4の半導体層、高濃度の
第2導電型の第5の半導体層、前記第5の半導体層より
バンドギャップが広い第1導電型の第6の半導体層、高
濃度の第1導電型の第7の半導体層を順次形成する工程
と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタのエミッタ電極
を設ける所定の位置を除いて前記第7および第6の半導
体層をエッチングし、ベース電極を設ける第5の半導体
層を露出し、さらに該エミッタ電極、該ベース電極を設
ける位置を除いて、前記第5および第4の半導体層をエ
ッチングして前記第3の半導体層を露出する工程と、前
記第7,第5の半導層上に各々エミッタ電極、ベース電極
となるオーミック金属を被着し、さらに該第3の半導体
層上の第4の半導体層に隣接した位置にコレクタ電極と
なるオーミック金属を被着する工程と、2次元電子ガス
FETのゲート電極を設ける所定の位置の前記第3の半導
体層をエッチングし、第2の半導体層を露出させ、この
位置にショットキー金属を被着する工程と、該ショット
キー金属を挟みかつ平行して隣接した第3の半導体層上
にドレイン電極およびソース電極となるオーミック金属
を被着する工程と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
と2次元電子ガスFETの周囲の第3,第2および第1の半
導体層中にアイソレーションイオン注入をするか、ある
いはこの第3,第2および第1の半導体層をエッチングし
て除去する工程を含むことを特徴としている。
(実施例) 第1図,第2図は本発明の化合物半導体装置に関する
実施例で、第3図はその製造方法に関する本発明の実施
例である。
実施例で、第3図はその製造方法に関する本発明の実施
例である。
第1図において第7の半導体層のn+−GaAs層(濃度5
×1018、厚さ1000Å)7からなるエミッタキャップ層上
にAuGeNiからなるエミッタ電極8が設けられ、第6の半
導体層のn−AlGaAs層(濃度3×1017cm-3、厚さ1500
Å)6とヘテロ接合を形成する第5の半導体層のP+−Ga
As(濃度4×1019cm-3、厚さ500Å)5の表面にAuMnNi
からなるベース電極9が設けられている。第4の半導体
層としてn−GaAs層(濃度5×1016cm-3、厚さ3000Å)
4からなるコレクタ層は第3の半導体層のn+−GaAs層
(濃度5×1018cm-3、厚さ4000Å)3からなるサブコレ
クタ層と接し、n+−GaAs層3の表面にはAuGeNiからなる
コレクタ電極10が設けられAlGaAs/GaAsHBTが構成されて
いる。第3の半導体層n+−GaAs層3の下に第2の半導体
層としてn−AlGaAs層2および第1の半導体層としてノ
ンドープGaAs層1が設けられているが、HBTの動作には
影響を与えない。第1図の一点鎖線A・Aに沿ったバン
ドダイヤグラムを第6図に示す。参照番号は第1図と同
じである。サブコレクタ層であるn+−GaAs層3では紙面
垂直方向に電流が流れるため、n+−GaAs層3とn−AlGa
As層2さらにノンドープGaAs層1との間に生じている伝
導帯底の不連続は全く問題とならず、むしろ基板15との
アイソレーションを良くする効果を有する。
×1018、厚さ1000Å)7からなるエミッタキャップ層上
にAuGeNiからなるエミッタ電極8が設けられ、第6の半
導体層のn−AlGaAs層(濃度3×1017cm-3、厚さ1500
Å)6とヘテロ接合を形成する第5の半導体層のP+−Ga
As(濃度4×1019cm-3、厚さ500Å)5の表面にAuMnNi
からなるベース電極9が設けられている。第4の半導体
層としてn−GaAs層(濃度5×1016cm-3、厚さ3000Å)
4からなるコレクタ層は第3の半導体層のn+−GaAs層
(濃度5×1018cm-3、厚さ4000Å)3からなるサブコレ
クタ層と接し、n+−GaAs層3の表面にはAuGeNiからなる
コレクタ電極10が設けられAlGaAs/GaAsHBTが構成されて
いる。第3の半導体層n+−GaAs層3の下に第2の半導体
層としてn−AlGaAs層2および第1の半導体層としてノ
ンドープGaAs層1が設けられているが、HBTの動作には
影響を与えない。第1図の一点鎖線A・Aに沿ったバン
ドダイヤグラムを第6図に示す。参照番号は第1図と同
じである。サブコレクタ層であるn+−GaAs層3では紙面
垂直方向に電流が流れるため、n+−GaAs層3とn−AlGa
As層2さらにノンドープGaAs層1との間に生じている伝
導帯底の不連続は全く問題とならず、むしろ基板15との
アイソレーションを良くする効果を有する。
一方、n+−GaAs層3の一部が除去されn−AlGaAs層2
が露出した面にAlからなるゲート電極11が設けられ、こ
のゲート電極近傍のn+−GaAs層3上にはAuGeNiからなる
ソース電極12、ドレイン電極13が設けられており、リセ
スゲート構造の2DEGFETが構成されている。HBTおよび2D
EGFETの周囲は素子間を分離領域としてボロンがイオン
打ち込みされ絶縁化されている。第2図の実施例ではHB
Tおよび2DEGFETの周囲はエッチングされ素子間の分離領
域18(デバイスアイソレーション)が形成されている。
第2図の参照番号は第1図と共通である。
が露出した面にAlからなるゲート電極11が設けられ、こ
のゲート電極近傍のn+−GaAs層3上にはAuGeNiからなる
ソース電極12、ドレイン電極13が設けられており、リセ
スゲート構造の2DEGFETが構成されている。HBTおよび2D
EGFETの周囲は素子間を分離領域としてボロンがイオン
打ち込みされ絶縁化されている。第2図の実施例ではHB
Tおよび2DEGFETの周囲はエッチングされ素子間の分離領
域18(デバイスアイソレーション)が形成されている。
第2図の参照番号は第1図と共通である。
第3図は本発明の実施例の製造方法であるが、同図
(a)においてMBE(分子線エピタキシー)法により半
絶縁性GaAs基板15上にノンドープGaAs層1、n−AlGaAs
層2、n+−GaAs層3、n−GaAs層4、p+−GaAs層5、n
−AlGaAs層6、n−AlGaAs層7が順次成長される。
(b)においてホトレジスト等をマスクとしてエミッタ
メサおよびベースメサを形成する。次に(c)におい
て、エミッタキャップ層となるn−AlGaAs層7の上にAu
GeNiからなるエミッタ電極8と、ベース層となるp+−Ga
As層5の上にAuMnNiからなるベース電極9と、サブコレ
クタ層となるn+−GaAs層3の上にAuGeNiからなるコレク
タ電極10がホトレジストリフトオフ法により順次形成さ
れる。さらに(d)においてホトレジスト51をマスクと
してn+−GaAs層3をエッチングし、その後垂直方向から
ショットキー金属であるAl11を蒸着する。この後ホトレ
ジストリフトオフ法によりレジスト上のAlを除去する。
次に(e)においてホトレジストリフトオフ法によりAu
GeNiからなるソース電極12と同じくAuGeNiからなるドレ
イン電極13を同時に形成する。
(a)においてMBE(分子線エピタキシー)法により半
絶縁性GaAs基板15上にノンドープGaAs層1、n−AlGaAs
層2、n+−GaAs層3、n−GaAs層4、p+−GaAs層5、n
−AlGaAs層6、n−AlGaAs層7が順次成長される。
(b)においてホトレジスト等をマスクとしてエミッタ
メサおよびベースメサを形成する。次に(c)におい
て、エミッタキャップ層となるn−AlGaAs層7の上にAu
GeNiからなるエミッタ電極8と、ベース層となるp+−Ga
As層5の上にAuMnNiからなるベース電極9と、サブコレ
クタ層となるn+−GaAs層3の上にAuGeNiからなるコレク
タ電極10がホトレジストリフトオフ法により順次形成さ
れる。さらに(d)においてホトレジスト51をマスクと
してn+−GaAs層3をエッチングし、その後垂直方向から
ショットキー金属であるAl11を蒸着する。この後ホトレ
ジストリフトオフ法によりレジスト上のAlを除去する。
次に(e)においてホトレジストリフトオフ法によりAu
GeNiからなるソース電極12と同じくAuGeNiからなるドレ
イン電極13を同時に形成する。
最後に(f)においてホトレジストをマスクとしてデ
バイスの周囲17にボロンを選択的にイオン注入する。あ
るいは同ホトレジストをマスクとしてデバイスの周囲17
をエッチングする。
バイスの周囲17にボロンを選択的にイオン注入する。あ
るいは同ホトレジストをマスクとしてデバイスの周囲17
をエッチングする。
(発明の効果) このような発明の化合物半導体装置およびその製造方
法において選択エピタキシャル成長技術を用いずに、均
一性のよい全面エピタキシャル成長のみを用いて化合物
HBTと2DEGFETが同一半導体チップ上に混成して形成でき
る。このため、素子特性が均一となるばかりでなく、結
晶成長工程を短縮することができ、高性能の集積回路を
低コストで提供できるという効果がある。
法において選択エピタキシャル成長技術を用いずに、均
一性のよい全面エピタキシャル成長のみを用いて化合物
HBTと2DEGFETが同一半導体チップ上に混成して形成でき
る。このため、素子特性が均一となるばかりでなく、結
晶成長工程を短縮することができ、高性能の集積回路を
低コストで提供できるという効果がある。
なお、本発明の実施例においては化合物半導体基板と
してGaAsを用いたが材料はGaAsに限らずInP等いずれで
もよい。また原子の集積度に2個に限らず何個にでも適
用できることはいうまでもない。
してGaAsを用いたが材料はGaAsに限らずInP等いずれで
もよい。また原子の集積度に2個に限らず何個にでも適
用できることはいうまでもない。
またHBTのキャップ層にはn+−GaAsを用いたが、キャ
ップ層はn+−InGaAs、n+−Ge等の半導体でもよい。また
HBTのエミッタ、ベース接合部ベース層内、エミッタ・
キャップ接合部にグレーデット構造を用いてもよい。
ップ層はn+−InGaAs、n+−Ge等の半導体でもよい。また
HBTのエミッタ、ベース接合部ベース層内、エミッタ・
キャップ接合部にグレーデット構造を用いてもよい。
第1図、第2図、第3図(a)〜(f)は本発明の実施
例を説明するための図で、第6図は本発明実施例で示し
た半導体装置のエネルギーバンド構造を示す図、第4図
は従来の化合物半導体装置の断面図、第5図A,Bはその
エネルギーバンド構造を示す図である。 1,31……ノンドープGaAs層、2,6,32,36……n−AlGaAs
層、3,33……n+−GaAs層、4,34……n−GaAs層、5,35…
…p+−GaAs層、7,37……n+−GaAs層、8,38……エミッタ
電極、9,39……ベース電極、10,40……コレクタ電極、1
1,41……ゲート電極、12,42……ソース電極、13,43……
ドレイン電極、15,30……半絶縁性GaAs基板、14,17,18
……素子間分離領域、101……HBT、102……2DEGFET。
例を説明するための図で、第6図は本発明実施例で示し
た半導体装置のエネルギーバンド構造を示す図、第4図
は従来の化合物半導体装置の断面図、第5図A,Bはその
エネルギーバンド構造を示す図である。 1,31……ノンドープGaAs層、2,6,32,36……n−AlGaAs
層、3,33……n+−GaAs層、4,34……n−GaAs層、5,35…
…p+−GaAs層、7,37……n+−GaAs層、8,38……エミッタ
電極、9,39……ベース電極、10,40……コレクタ電極、1
1,41……ゲート電極、12,42……ソース電極、13,43……
ドレイン電極、15,30……半絶縁性GaAs基板、14,17,18
……素子間分離領域、101……HBT、102……2DEGFET。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/095 29/205 29/73 29/812 H01L 29/72 29/205
Claims (2)
- 【請求項1】ヘテロ接合バイポーラトランジスタと2次
元電子ガス電界効果トランジスタが同一の半導体チップ
上に構成された半導体装置において、ヘテロ接合バイポ
ーラトランジスタは半絶縁性化合物半導体基板上に順
に、ノンドープの第1の半導体層、前記第1の半導体層
より電子親和力の小さい第1導電型の第2の半導体層、
高濃度の第1導電型の第3の半導体層が形成された半導
体基体上の所定の位置に、コレクタ層となる第1導電型
の第4の半導体層と、ベース層となる高濃度の第2の導
電型の第5の半導体層と、前記第5の半導体層よりバン
ドギャップが広く、エミッタ層となる第1導電型の第6
の半導体層と、キャップ層となる高濃度の第7の半導体
層とを備えており第2次元電子ガス電界効果トランジス
タは前記半導体基体上の他の所定の位置の前記第3の半
導体層が除去され、露出された前記第2の半導体層上に
ゲート電極となるショットキー金属が設けられ、該ゲー
ト電極の両側の第3の半導体層上にドレイン電極および
ソース電極となるオーミック金属を備えており、これら
のトランジスタの間には、素子間分離領域が設けられて
いることを特徴とする化合物半導体装置。 - 【請求項2】半絶縁性化合物半導体基板全面にノンドー
プの第1の半導体層、前記第1の半導体層より電子親和
力の小さい第1導電型の第2の半導体層、高濃度第1導
電型の第3の半導体層、第1導電型の第4の半導体層、
高濃度の第2導電型の第5の半導体層、前記第5の半導
体層よりバンドギャップが広い第1導電型の第6の半導
体層、高濃度の第1導電型の第7の半導体層を順次形成
する工程と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタのエミ
ッタ電極を設ける所定の位置を除いて前記第7および第
6の半導体層をエッチングし、ベース電極を設ける第5
の半導体層を露出し、さらに該エミッタ電極、該ベース
電極を設ける位置を除いて、前記第5および第4の半導
体層をエッチングして前記第3の半導体層を露出する工
程と、前記第7,第5の半導層上に各々エミッタ電極、ベ
ース電極となるオーミック金属を被着し、さらに該第3
の半導体層上の第4の半導体層に隣接した位置にコレク
タ電極となるオーミック金属を被着する工程と、2次元
電子ガスFETのゲート電極を設ける所定の位置の前記第
3の半導体層をエッチングし、第2の半導体層を露出さ
せ、この位置にショットキー金属を被着する工程と、該
ショットキー金属を挟みかつ平行して隣接した第3の半
導体層上にドレイン電極およびソース電極となるオーミ
ック金属を被着する工程と、ヘテロ接合バイポーラトラ
ンジスタと2次元電子ガスFETの周囲の第3,第2および
第1の半導体層中にアイソレーションイオン注入をする
か、あるいはこの第3,第2および第1の半導体層をエッ
チングして除去する工程を含むことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の化合物半導体装置の製造方法。
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JP22283388A JPH0812910B2 (ja) | 1988-09-05 | 1988-09-05 | 化合物半導体装置およびその製造方法 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22283388A JPH0812910B2 (ja) | 1988-09-05 | 1988-09-05 | 化合物半導体装置およびその製造方法 |
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JPH0812910B2 true JPH0812910B2 (ja) | 1996-02-07 |
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Family Applications (1)
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JP22283388A Expired - Fee Related JPH0812910B2 (ja) | 1988-09-05 | 1988-09-05 | 化合物半導体装置およびその製造方法 |
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-
1988
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