JP2000100829A - 接合型電界効果トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

接合型電界効果トランジスタおよびその製造方法

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JP2000100829A JP10271459A JP27145998A JP2000100829A JP 2000100829 A JP2000100829 A JP 2000100829A JP 10271459 A JP10271459 A JP 10271459A JP 27145998 A JP27145998 A JP 27145998A JP 2000100829 A JP2000100829 A JP 2000100829A
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gaas
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gate
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Tsutomu Imoto
努 井本
Yoshinori Ishiai
善徳 石合
Mikio Kamata
幹夫 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正と負の2種類の電源を用いないでも、低い
オン抵抗、高い最大ドレイン電流および伝達利得の高い
リニアリティを得ることができ、しかも短ゲート長化を
図ることができる接合型電界効果トランジスタおよびそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 半絶縁性GaAs基板1上にGaAsバ
ッファー層2を介してアンドープGaAs層3、n+
GaAs層4およびn型GaAs層5を順次エピタキシ
ャル成長させてチャネル層を形成する。n型GaAs層
5にSiNx 膜からなる拡散マスクを形成し、その開口
部を通じてZnをn型GaAs層5に拡散させてp+
ゲート領域6を形成する。その拡散マスク上からゲート
金属層を堆積させ、これをパターニングすることにより
拡散マスクの開口部にゲート電極7をp+ 型ゲート領域
6に対して自己整合的に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接合型電界効果
トランジスタおよびその製造方法に関し、特に、高周波
信号の増幅に用いて好適な接合型電界効果トランジスタ
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、急速に普及しつつある移動体通信
端末では、例えば800MHzや1.5GHzといった
高い周波数帯域の電波が情報伝送に用いられている。こ
のような高周波信号を低雑音で、あるいは効率良く増幅
するために用いられる電子部品として、これまで、II
I−V族化合物半導体、特にGaAsを基板とするME
SFET(Metal Semiconductor FET)、あるいはこ
のGaAsMESFETをビルディングブロックとした
MMIC(Monolithic MicrowaveIC)が広く用いられ
てきた。
【0003】GaAsMESFETでは、基板材料の特
徴である、(1)電子の移動度が高い、(2)基板の誘
電率がSiO2 より数倍大きい、(3)数MΩcmとい
う高抵抗率の基板が得られる、などの利点により、上述
の高い周波数帯域でも、高い伝達利得や低い雑音指数
を、より低い電源電圧のもとで得ることができた。
【0004】GaAsMESFETには、チャネル層の
形成方法によって、GaAs基板にSiなどのn型不純
物をイオン注入することにより形成するもの(以下「イ
オン注入MESFET」と略す)と、チャネル層をエピ
タキシャル成長によって形成するもの(以下「エピME
SFET」と略す)とがある。これらのイオン注入ME
SFETおよびエピMESFETのそれぞれの断面構造
の要部を、半絶縁性GaAs基板を用いる場合につい
て、図17および図18に示す。
【0005】図17に示すイオン注入MESFETで
は、まず、半絶縁性GaAs基板101にn型不純物お
よびp型不純物をそれぞれイオン注入した後、不純物の
活性化アニールを行うことにより、半絶縁性GaAs基
板101中にn型チャネル層102およびp型埋め込み
層103を形成する。p型埋め込み層103は、n型チ
ャネル層102内の多数キャリアに対する電位障壁を形
成し、ドレイン空乏層の電界に起因する基板リーク電流
を抑制する働きを有する。続いて、n型チャネル層10
2に対してオーミック接触するソース電極104および
ドレイン電極105を形成し、最後に、ソース電極10
4とドレイン電極105との間の部分におけるn型チャ
ネル層102上にゲート電極106を形成してショット
キー接合107を形成する。これによって、MESFE
Tの基本構造が完成される。符号108はショットキー
接合107の部分に形成される空乏層を示す。
【0006】なお、一般には、これらの工程に加え、例
えば、ソース電極104およびドレイン電極105のオ
ーミック接触抵抗を低減するための、高濃度不純物注入
によるソース領域およびドレイン領域の形成や、ドレイ
ン耐圧の改善やしきい値電圧制御のためのゲート部の基
板表面のエッチング工程(リセス工程)が行われたりす
るが、ここでは説明を省略する。
【0007】一方、図18に示すエピMESFETで
は、半絶縁性GaAs基板201上にバリア層202お
よびn型チャネル層203を順次エピタキシャル成長さ
せる。ここで、バリア層202は、図17に示すイオン
注入MESFETにおけるp型埋め込み層102に対応
するものである。このバリア層202は、イオン注入M
ESFETと同様に、n型チャネル層203と同じ材料
で構成される場合もあるが、n型チャネル層203より
バンドギャップの大きな半導体材料で構成される場合も
ある。続いて、n型チャネル層203に対してオーミッ
ク接触するソース電極204およびドレイン電極205
を形成し、最後に、ソース電極204とドレイン電極2
05との間の部分におけるn型チャネル層203上にゲ
ート電極206を形成してショットキー接合207を形
成する。これによって、MESFETの基本構造が完成
される。符号208はショットキー接合207の部分に
形成される空乏層を示す。
【0008】イオン注入MESFETは、エピMESF
ETに比べて低コストで製造することができる反面、チ
ャネル構造の設計自由度が小さい。これは、チャネル不
純物の濃度プロファイルが、イオン注入法に特徴的なあ
る決まった分布型の制約を受けることに起因する。
【0009】一方、エピMESFETでは、エピタキシ
ャル成長時にドーピング原料ガスの流量を制御すること
により、比較的自由なチャネル不純物濃度プロファイル
を実現することができる。このため、例えば伝達利得の
リニアリティを向上させるために有効とされるレトログ
レードな濃度プロファイルやいわゆるロー(Low)−ハイ
(High)ドープ、あるいはプレーナードープのような急
峻な濃度プロファイルは、チャネル層のエピタキシャル
成長技術を用いて実現されてきた(例えば、IEEE ED-2
5、p.600(1978))。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなMESFETでRFスイッチやパワーアンプなど
を集積したMMICを構成する場合、一般的には、電源
として、正と負の2種類の電源が必要とされる。これ
は、正電源1つだけでは、MMICで必要とされる低い
オン抵抗や十分な飽和ドレイン電流を得ることが困難で
あるからと考えられる。
【0011】一方、特開平4−84440号公報におい
ては、半絶縁性GaAs基板上にバッファー層を介して
チャネル層となるn型GaAsエピタキシャル層および
ソース、ドレインとなるn+ 型GaAsエピタキシャル
層を順次エピタキシャル成長させ、その上に窒化シリコ
ン膜からなる拡散マスクを形成し、その開口部からZ
n、Mgなどのp型不純物をn+ 型GaAsエピタキシ
ャル層を通してn型GaAsエピタキシャル層に拡散さ
せることによりp+ 型のゲート拡散層、すなわちゲート
領域を形成する技術が開示されている。しかしながら、
この技術では、拡散マスクを用いてゲート拡散層を形成
した後、その拡散マスクを除去してからゲート拡散層に
対するオーミック電極、すなわちゲート電極を形成して
いるため、ゲート拡散層に対してゲート電極を自己整合
的に形成することができない。このため、ゲート拡散層
の幅をゲート電極の幅よりも大きくする必要があるが、
これは、ゲート長をリソグラフィーにおけるアライメン
ト精度よりも短くすることができないことを意味する。
すなわち、この技術では、短ゲート長化を図ることがで
きないため、高速動作化を図ることができない。
【0012】したがって、この発明の目的は、正と負の
2種類の電源を用いないでも、低いオン抵抗、高い最大
ドレイン電流および伝達利得の高いリニアリティを得る
ことができ、しかも短ゲート長化を図ることができる接
合型電界効果トランジスタおよびその製造方法を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、エピタキシャル層からな
るチャネル層と、チャネル層中に不純物拡散により形成
されたゲート領域と、ゲート領域に対して自己整合的に
オーミック接触したゲート電極とを有することを特徴と
する接合型電界効果トランジスタである。
【0014】この発明の第2の発明は、基板上にチャネ
ル層をエピタキシャル成長させる工程と、チャネル層上
に拡散マスクを形成する工程と、拡散マスクを用いてチ
ャネル層に不純物を拡散させることによりゲート領域を
形成する工程と、拡散マスクの上から全面にゲート金属
層を堆積させる工程と、ゲート金属層をパターニングす
ることによりゲート電極を形成する工程とを有すること
を特徴とする接合型電界効果トランジスタの製造方法で
ある。
【0015】この発明の第2の発明において、拡散マス
クは、典型的には、絶縁膜、特に窒化シリコン(SiN
x )膜からなる。
【0016】この発明においては、必要に応じて、基板
とチャネル層との間に、ソース電極から、チャネル層の
うちゲート領域が形成されていない側の部分を通ってド
レイン電極に流れるキャリアによるリーク電流を低減す
るためのバリア層が設けられる。このバリア層は、典型
的には、チャネル層よりもバンドギャップの大きな半導
体からなり、また、好適にはチャネル層と異なる導電型
の半導体からなる。また、一つの典型的な例では、バリ
ア層は、第1の高抵抗層と、この第1の高抵抗層上に設
けられた電子供給層と、この電子供給層上に設けられた
第2の高抵抗層とを有する。この場合、典型的には、チ
ャネル層は電子供給層から供給される電子によって形成
された2次元電子ガスを含む。
【0017】この発明において、典型的な一つの例で
は、チャネル層はGaAsからなり、ゲート領域はチャ
ネル層にZnを拡散させることにより形成されたp型領
域からなり、バリア層は少なくともAlGaAs層を含
む。
【0018】上述のように構成されたこの発明において
は、チャネル層をエピタキシャル層で形成し、ゲート構
造を不純物拡散により形成されたゲート領域とチャネル
層との接合で形成していることにより、伝達利得のリニ
アリティ向上で有利なプレーナードーピングや逆HEM
T(High Electron Mobility Transistor)構造と、オン
抵抗の低減や最大ドレイン電流の向上で有利な高いゲー
ト障壁電位とを同時に得ることができ、このため伝達利
得の高いリニアリティ、低いオン抵抗、高い最大ドレイ
ン電流を得ることができる。また、ゲート電極がゲート
領域に対して自己整合的にオーミック接触していること
により、リソグラフィーにおけるアライメント精度によ
らず、短ゲート長化を図ることができる。さらに、ゲー
ト領域を形成するための不純物としてZnを用いると、
このZn拡散時の基板温度は高々600℃程度で済むた
め、エピタキシャル層の不純物およびヘテロ界面の急峻
性の損失を許容範囲内に抑えることが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は、この発明の第1の実施形態による
GaAs接合型FET(JFET)を示す。このGaA
sJFETは、伝達利得のリニアリティを向上させるた
めに有効とされるロー−ハイドープ構造を有するもので
ある。
【0021】図1に示すように、この第1の実施形態に
よるGaAsJFETにおいては、半絶縁性GaAs基
板1上にGaAsバッファー層2を介してアンドープG
aAs層3、n型不純物が高濃度にドープされたn+
GaAs層4およびn型不純物が低濃度にドープされた
n型GaAs層5が順次積層されている。これらのアン
ドープGaAs層3、n+ 型GaAs層4およびn型G
aAs層5により、ロー−ハイドープ構造のチャネル層
が構成される。GaAsバッファー層2の厚さは例えば
800nmである。また、アンドープGaAs層3、n
+ 型GaAs層4およびn型GaAs層5の各層の厚さ
および不純物濃度は、後述のp+ 型ゲート領域の拡散深
さとFETのしきい値電圧値VTHとの兼ね合いで決定さ
れる。例えば、VTH=−0.3Vに対しては、各層の厚
さは、アンドープGaAs層3は50nm、n+ 型Ga
As層4は30nm、n型GaAs層5は120nmで
あり、各層の不純物濃度は、アンドープGaAs層3は
1015cm-3以下、n+ 型GaAs層4は1×1018
-3、n型GaAs層5は1×1017cm-3である。
【0022】n型GaAs層5の所定部分の表面には、
Znの拡散層からなるp+ 型ゲート領域6が設けられて
いる。このp+ 型ゲート領域6には、このp+ 型ゲート
領域6に対して自己整合的にゲート電極7がオーミック
接触している。このゲート電極7の接触幅はp+ 型ゲー
ト領域6の幅とほぼ同一である。このゲート電極7は、
例えば、Ti/Pt/Au構造を有し、Ti/Pt/A
u=30nm/50nm/120nmである。
【0023】n型GaAs層5上にはSiNx 膜8が設
けられている。このSiNx 膜8の厚さは例えば270
〜420nmである。ゲート電極7はこのSiNx 膜8
中に埋め込まれている。また、このSiNx 膜8の所定
部分には開口部8a、8bが設けられている。そして、
開口部8aを通じてソース電極9が、開口部8bを通じ
てドレイン電極10がそれぞれn型GaAs層5とオー
ミック接触している。ここで、これらのソース電極9お
よびドレイン電極10とn型GaAs層5との接触部は
互いに合金化している。これらのソース電極9およびド
レイン電極10の材料としては、例えばAuGe/Ni
系のオーミック金属が用いられる。
【0024】次に、上述のように構成されたこの第1の
実施形態によるGaAsJFETの製造方法について説
明する。図2〜図10はこの製造方法を示す。
【0025】すなわち、この第1の実施形態によるGa
AsJFETを製造するには、まず、図2に示すよう
に、半絶縁性GaAs基板1上にGaAsバッファー層
2をエピタキシャル成長させる。このGaAsバッファ
ー層2のエピタキシャル成長には、例えば有機金属化学
気相成長(MOCVD)法や分子線エピタキシー(MB
E)法を用いる。
【0026】次に、図3に示すように、GaAsバッフ
ァー層2上に、アンドープGaAs層3、n+ 型GaA
s層4およびn型GaAs層5を順次エピタキシャル成
長させる。これらの層のエピタキシャル成長には、例え
ばMOCVD法やMBE法を用いる。
【0027】次に、図4に示すように、n型GaAs層
5上にSiNx 膜8を堆積させる。このSiNx 膜8の
厚さは例えば150〜300nmとする。このSiNx
膜8の堆積には、例えばプラズマCVD法を用いる。
【0028】次に、図5に示すように、SiNx 膜8上
にリソグラフィーによりゲート部に対応する部分が開口
したレジストパターン11を形成した後、このレジスト
パターン11をマスクとしてSiNx 膜8をエッチング
することによりゲート開口部8cを形成する。このエッ
チングには、例えばCF4 を反応ガスとする反応性イオ
ンエッチング(RIE)法を用いる。
【0029】次に、レジストパターン11を除去した
後、図6に示すように、半絶縁性GaAs基板1を例え
ばジエチル亜鉛(DEZ)とアルシン(AsH3 )とを
含むガス雰囲気中で例えば600℃に加熱することによ
り、ゲート開口部8cを通じてn型GaAs層5にZn
を気相拡散させ、p+ 型ゲート領域6を形成する。
【0030】次に、図7に示すように、基板全面にゲー
ト金属層12を堆積させる。このゲート金属層12の堆
積には、例えば電子ビーム蒸着法を用いる。
【0031】次に、図8に示すように、ゲート金属層1
2上にリソグラフィーによりゲート電極に対応する形状
のレジストパターン13を形成した後、このレジストパ
ターン13をマスクとしてゲート金属層12をエッチン
グすることにより不要部分を除去し、ゲート電極7を形
成する。このエッチングには、例えばArガスを用いた
イオンミリング法を用いる。
【0032】次に、図9に示すように、基板全面に再び
SiNx 膜8を例えば120nmの厚さに堆積させ、さ
らにその上にリソグラフィーによりオーミック電極形成
領域に対応する部分が開口したレジストパターン(図示
せず)を形成した後、このレジストパターンをマスクと
してSiNx 膜8をエッチングすることにより開口部8
a、8bを形成し、オーミック電極形成領域のn型Ga
As層5の表面を露出させる。
【0033】次に、エッチングマスクとして用いたレジ
ストパターンをそのまま残した状態で、基板全面にオー
ミック電極形成用の金属層(図示せず)を堆積させる。
この金属層の堆積には、例えば抵抗加熱による真空蒸着
法を用いる。この金属層としては、例えば、AuGeを
160nmの厚さに堆積させた後、Niを400nmの
厚さに堆積させる。次に、リフトオフ法により、レジス
トパターンをその上に堆積した金属層とともに除去して
不要部分の金属層を除去し、SiNx 膜8の開口部8
a、8bの内部にのみこの金属層を残す。これによっ
て、開口部8a、8bの内部にそれぞれソース電極9お
よびドレイン電極10が形成される。
【0034】次に、半絶縁性GaAs基板1を所定のフ
ォーミングガス中で熱処理することにより、ソース電極
9およびドレイン電極10を下地のn型GaAs層5と
合金化させ、オーミック接触させる。
【0035】以上により、目的とするロー−ハイドープ
構造のGaAsJFETが完成される。
【0036】なお、MMIC回路を構成するためには、
続けて上層配線およびLC受動素子を形成する。
【0037】以上のように、この第1の実施形態によれ
ば、チャネル層がエピタキシャル層で形成され、しかも
ロー−ハイドープ構造を有することにより、伝達利得の
リニアリティを高くすることができる。また、ゲート部
はp+ 型ゲート領域6とn型GaAs層5とのpn接合
により形成されているので、ゲート電位障壁を高くする
ことができ、低いオン抵抗と高い最大ドレイン電流とを
得ることができる。さらに、ゲート電極7はp+ 型ゲー
ト領域6に対して自己整合的に形成されているので、短
ゲート長化を図ることができる。以上により、低いオン
抵抗、高い最大ドレイン電流および高いリニアリティを
有し、しかも短ゲート長のGaAsJFETを実現する
ことができる。そして、このGaAsJFETでMMI
Cを構成することにより、高性能のMMICを得ること
ができる。
【0038】次に、この発明の第2の実施形態によるG
aAsJFETについて説明する。このGaAsJFE
Tは、伝達利得のリニアリティ向上で有利な逆HEMT
構造を有する。図11にこのGaAsJFETを示す。
【0039】図11に示すように、この第2の実施形態
によるGaAsJFETにおいては、半絶縁性GaAs
基板21上にアンドープのGaAsバッファー層22を
介してアンドープAlGaAs層23、n型不純物が高
濃度にドープされたn+ 型AlGaAs電子供給層2
4、アンドープAlGaAsスペーサ層25およびアン
ドープGaAs電子走行層26が順次積層されている。
図示は省略するが、アンドープAlGaAsスペーサ層
25との界面の近傍の部分のアンドープGaAs電子走
行層26に、n+ 型AlGaAs電子供給層24から供
給された電子による2次元電子ガスが形成されている。
この2次元電子ガスが形成されている部分のアンドープ
GaAs電子走行層26は実質的にn型になっている。
アンドープAlGaAs層23、n+ 型AlGaAs電
子供給層24およびアンドープAlGaAsスペーサ層
25の全体がバリア層を構成する。GaAsバッファー
層22の厚さは例えば800nmである。また、アンド
ープAlGaAs層23、n+ 型AlGaAs電子供給
層24、アンドープAlGaAsスペーサ層25および
アンドープGaAs電子走行層26の各層の厚さおよび
不純物濃度は、後述のp+ 型ゲート領域の拡散深さとF
ETのしきい値電圧値VTHとの兼ね合いで決定する。例
えば、VTH=−0.3Vに対しては、n+ 型AlGaA
s電子供給層24の厚さは6nm、アンドープAlGa
Asスペーサ層25の厚さは2nmであり、n+ 型Al
GaAs電子供給層24の不純物濃度は5×1018cm
-3、アンドープAlGaAsスペーサ層25の不純物濃
度は1×1015cm-3以下である。アンドープGaAs
電子走行層26の厚さは例えば150nmにするのが望
ましい。
【0040】アンドープGaAs電子走行層26の所定
部分の表面には、Znの拡散層からなるp+ 型ゲート領
域27が設けられている。このp+ 型ゲート領域27に
は、このp+ 型ゲート領域27に対して自己整合的にゲ
ート電極28がオーミック接触している。このゲート電
極28の接触幅はp+ 型ゲート領域27の幅とほぼ同一
である。このゲート電極28は、例えば、Ti/Pt/
Au構造を有し、Ti/Pt/Au=30nm/50n
m/120nmである。
【0041】アンドープGaAs電子走行層26上には
SiNx 膜29が設けられている。このSiNx 膜29
の厚さは例えば270〜420nmである。ゲート電極
28はこのSiNx 膜29中に埋め込まれている。ま
た、このSiNx 膜29の所定部分には開口部29a、
29bが設けられている。そして、開口部29aを通じ
てソース電極30が、開口部29bを通じてドレイン電
極31がそれぞれアンドープGaAs電子走行層26中
に形成された2次元電子ガスとオーミック接触してい
る。ここで、これらのソース電極30およびドレイン電
極31とアンドープGaAs電子走行層26との接触部
は互いに合金化している。これらのソース電極30およ
びドレイン電極31の材料としては、例えばAuGe/
Ni系のオーミック金属が用いられる。
【0042】次に、上述のように構成されたこの第2の
実施形態によるGaAsJFETの製造方法について説
明する。
【0043】すなわち、この第2の実施形態によるGa
AsJFETを製造するには、まず、図12に示すよう
に、半絶縁性GaAs基板21上にGaAsバッファー
層22をエピタキシャル成長させる。次に、図13に示
すように、GaAsバッファー層22上にアンドープA
lGaAs層23、n+ 型AlGaAs電子供給層2
4、アンドープAlGaAsスペーサ層25およびアン
ドープGaAs電子走行層26を順次エピタキシャル成
長させる。これらの層のエピタキシャル成長には、例え
ばMOCVD法やMBE法を用いる。
【0044】この後、第1の実施形態と同様にして、p
+ 型ゲート領域27の形成以降の工程を進めて、目的と
する逆HEMT構造のGaAsJFETを完成させる。
【0045】以上のように、この第2の実施形態によれ
ば、チャネル層としてのアンドープGaAs電子走行層
26がエピタキシャル層で形成され、しかも逆HEMT
構造を有することにより、伝達利得のリニアリティを高
くすることができる。また、ゲート部はp+ 型ゲート領
域27と2次元電子ガスを含むアンドープGaAs電子
走行層26とのpn接合により形成されているので、ゲ
ート電位障壁を高くすることができ、低いオン抵抗と高
い最大ドレイン電流とを得ることができる。さらに、ゲ
ート電極28はp+ 型ゲート領域27に対して自己整合
的に形成されているので、短ゲート長化を図ることがで
きる。以上により、低いオン抵抗、高い最大ドレイン電
流および高いリニアリティを有し、しかも短ゲート長の
GaAsJFETを実現することができる。そして、こ
のGaAsJFETでMMICを構成することにより、
高性能のMMICを得ることができる。
【0046】次に、この発明の第3の実施形態によるG
aAsJFETについて説明する。このGaAsJFE
Tは、第2の実施形態によるGaAsJFETと同様
に、伝達利得のリニアリティ向上で有利な逆HEMT構
造を有する。図14にこのGaAsJFETを示す。
【0047】図14に示すように、この第3の実施形態
によるGaAsJFETにおいては、半絶縁性GaAs
基板41上にアンドープのGaAsバッファー層42を
介してアンドープAlGaAs層43、n型不純物が高
濃度にドープされたn+ 型AlGaAs電子供給層4
4、アンドープAlGaAsスペーサ層45、アンドー
プInGaAs電子走行層46およびアンドープGaA
s電子走行層47が順次積層されている。図示は省略す
るが、アンドープAlGaAsスペーサ層45との界面
の近傍の部分のアンドープInGaAs電子走行層46
およびアンドープGaAs電子走行層47に、n+ 型A
lGaAs電子供給層44から供給された電子による2
次元電子ガスが形成されている。この2次元電子ガスが
形成されている部分のアンドープInGaAs電子走行
層46およびアンドープGaAs電子走行層47は実質
的にn型になっている。アンドープAlGaAs層4
3、n + 型AlGaAs電子供給層44およびアンドー
プAlGaAsスペーサ層45の全体がバリア層を構成
する。GaAsバッファー層42の厚さは例えば800
nmである。また、アンドープAlGaAs層43、n
+ 型AlGaAs電子供給層44、アンドープAlGa
Asスペーサ層45、アンドープInGaAs電子走行
層46およびアンドープGaAs電子走行層47の各層
の厚さおよび不純物濃度は、後述のp+ 型ゲート領域の
拡散深さとFETのしきい値電圧値VTHとの兼ね合いで
決定する。例えば、VTH=−0.3Vに対しては、n+
型AlGaAs電子供給層44の厚さは6nm、アンド
ープAlGaAsスペーサ層45の厚さは2nmであ
り、n+ 型AlGaAs電子供給層44の不純物濃度は
5×1018cm-3、アンドープAlGaAsスペーサ層
45は1×1015cm-3以下である。また、アンドープ
InGaAs電子走行層46の厚さは、2次元電子ガス
の変動幅を考慮して15nmとし、アンドープGaAs
電子走行層47の厚さは134nmとする。
【0048】アンドープGaAs電子走行層47の所定
部分の表面には、Znの拡散層からなるp+ 型ゲート領
域48が設けられている。このp+ 型ゲート領域48に
は、このp+ 型ゲート領域48に対して自己整合的にゲ
ート電極49がオーミック接触している。このゲート電
極49の接触幅はp+ 型ゲート領域48の幅とほぼ同一
である。このゲート電極49は、例えば、Ti/Pt/
Au構造を有し、Ti/Pt/Au=30nm/50n
m/120nmである。
【0049】アンドープGaAs電子走行層47上には
SiNx 膜50が設けられている。このSiNx 膜50
の厚さは例えば270〜420nmである。ゲート電極
49はこのSiNx 膜50中に埋め込まれている。ま
た、このSiNx 膜50の所定部分には開口部50a、
50bが設けられている。そして、開口部50aを通じ
てソース電極51が、開口部50bを通じてドレイン電
極52がそれぞれアンドープGaAs電子走行層47お
よびアンドープInGaAs電子走行層46中に形成さ
れた2次元電子ガスとオーミック接触している。ここ
で、これらのソース電極51およびドレイン電極52と
アンドープGaAs電子走行層47との接触部は互いに
合金化している。これらのソース電極51およびドレイ
ン電極52の材料としては、例えばAuGe/Ni系の
オーミック金属が用いられる。
【0050】次に、上述のように構成されたこの第3の
実施形態によるGaAsJFETの製造方法について説
明する。
【0051】すなわち、この第3の実施形態によるGa
AsJFETを製造するには、まず、図15に示すよう
に、半絶縁性GaAs基板41上にGaAsバッファー
層42をエピタキシャル成長させる。次に、図16に示
すように、GaAsバッファー層42上にアンドープA
lGaAs層43、n+ 型AlGaAs電子供給層4
4、アンドープAlGaAsスペーサ層45、アンドー
プInGaAs電子走行層46およびアンドープGaA
s電子走行層47を順次エピタキシャル成長させる。こ
れらの層のエピタキシャル成長には、例えばMOCVD
法やMBE法を用いる。
【0052】この後、第1の実施形態と同様にして、p
+ 型ゲート領域48の形成以降の工程を進めて、目的と
する逆HEMT構造を有するGaAsJFETを完成さ
せる。
【0053】この第3の実施形態によれば、チャネル層
としてのアンドープInGaAs電子走行層46および
アンドープGaAs電子走行層47がエピタキシャル層
で形成され、しかも逆HEMT構造を有することによ
り、伝達利得のリニアリティを高くすることができる。
また、ゲート部はp+ 型ゲート領域47と2次元電子ガ
スを含むアンドープGaAs電子走行層47およびアン
ドープInGaAs電子走行層46とのpn接合により
形成されているので、ゲート電位障壁を高くすることが
でき、低いオン抵抗と高い最大ドレイン電流とを得るこ
とができる。この場合、チャネル層を構成するアンドー
プInGaAs電子走行層46の電子移動度が非常に高
いため、特にオン抵抗の大幅な低減を図ることができ
る。さらに、ゲート電極49はp+ 型ゲート領域48に
対して自己整合的に形成されているので、短ゲート長化
を図ることができる。以上により、より低いオン抵抗、
高い最大ドレイン電流および高いリニアリティを有し、
しかも短ゲート長のGaAsJFETを実現することが
できる。そして、このGaAsJFETでMMICを構
成することにより、高性能のMMICを得ることができ
る。
【0054】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0055】例えば、上述の第1、第2および第3の実
施形態において挙げた数値、プロセス、材料、構造など
はあくまでも例にすぎず、必要に応じて、これらと異な
る数値、プロセス、材料、構造などを用いてもよい。
【0056】具体的には、例えば、第1の実施形態によ
るGaAsJFETにおいて、例えばAlGaAsから
なるバリア層をチャネル層とGaAsバッファー層2と
の間に設けてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、この発明による接合
型電界効果トランジスタによれば、チャネル層がエピタ
キシャル層で形成され、ゲート構造が不純物拡散により
形成されたゲート領域とチャネル層との接合で形成さ
れ、ゲート電極がゲート領域に対して自己整合的に形成
されていることにより、正と負の2種類の電源を用いな
いでも、低いオン抵抗、高い最大ドレイン電流および伝
達利得の高いリニアリティを得ることができ、しかも短
ゲート長化を図ることができる。
【0058】また、この発明による接合型電界効果トラ
ンジスタの製造方法によれば、上記のような接合型電界
効果トランジスタを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態によるGaAsJF
ETを示す断面図である。
【図2】この発明の第1の実施形態によるGaAsJF
ETの製造方法を説明するための断面図である。
【図3】この発明の第1の実施形態によるGaAsJF
ETの製造方法を説明するための断面図である。
【図4】この発明の第1の実施形態によるGaAsJF
ETの製造方法を説明するための断面図である。
【図5】この発明の第1の実施形態によるGaAsJF
ETの製造方法を説明するための断面図である。
【図6】この発明の第1の実施形態によるGaAsJF
ETの製造方法を説明するための断面図である。
【図7】この発明の第1の実施形態によるGaAsJF
ETの製造方法を説明するための断面図である。
【図8】この発明の第1の実施形態によるGaAsJF
ETの製造方法を説明するための断面図である。
【図9】この発明の第1の実施形態によるGaAsJF
ETの製造方法を説明するための断面図である。
【図10】この発明の第1の実施形態によるGaAsJ
FETの製造方法を説明するための断面図である。
【図11】この発明の第2の実施形態によるGaAsJ
FETを示す断面図である。
【図12】この発明の第2の実施形態によるGaAsJ
FETの製造方法を説明するための断面図である。
【図13】この発明の第2の実施形態によるGaAsJ
FETの製造方法を説明するための断面図である。
【図14】この発明の第3の実施形態によるGaAsJ
FETを示す断面図である。
【図15】この発明の第3の実施形態によるGaAsJ
FETの製造方法を説明するための断面図である。
【図16】この発明の第3の実施形態によるGaAsJ
FETの製造方法を説明するための断面図である。
【図17】従来のイオン注入MESFETを示す断面図
である。
【図18】従来のエピMESFETを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1、21、41・・・半絶縁性GaAs基板、2、2
2、42・・・GaAsバッファー層、3・・・アンド
ープGaAs層、4・・・n+ 型GaAs層、5・・・
n型GaAs層、6、27、48・・・p+ 型ゲート領
域、7、28、49・・・ゲート電極、8、29、50
・・・SiNx 膜、8c・・・ゲート開口部、9、3
0、51・・・ソース電極、10、31、52・・・ド
レイン電極、23、43・・・アンドープAlGaAs
層、24、44・・・n+ 型AlGaAs電子供給層、
25、45・・・アンドープAlGaAsスペーサ層、
26、47・・・アンドープGaAs電子走行層、46
・・・アンドープInGaAs電子走行層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 幹夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F102 FA02 FA03 GA11 GB01 GC01 GD04 GK05 GL04 GL05 GQ02 GS04 HB06 HB07 HC01 HC05 HC11 HC15

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エピタキシャル層からなるチャネル層
    と、 上記チャネル層中に不純物拡散により形成されたゲート
    領域と、 上記ゲート領域に対して自己整合的にオーミック接触し
    たゲート電極とを有することを特徴とする接合型電界効
    果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 上記チャネル層はバリア層上に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の接合型電界効果
    トランジスタ。
  3. 【請求項3】 上記バリア層は、上記チャネル層よりも
    バンドギャップの大きな半導体からなることを特徴とす
    る請求項2記載の接合型電界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】 上記バリア層は、上記チャネル層と異な
    る導電型の半導体からなることを特徴とする請求項2記
    載の接合型電界効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】 上記バリア層は、第1の高抵抗層と、こ
    の第1の高抵抗層上に設けられた電子供給層と、この電
    子供給層上に設けられた第2の高抵抗層とを有すること
    を特徴とする請求項2記載の接合型電界効果トランジス
    タ。
  6. 【請求項6】 上記チャネル層は、上記電子供給層から
    供給される電子によって形成された2次元電子ガスを含
    むことを特徴とする請求項5記載の接合型電界効果トラ
    ンジスタ。
  7. 【請求項7】 上記チャネル層はGaAsからなり、上
    記ゲート領域は上記チャネル層にZnを拡散させること
    により形成されたp型領域からなることを特徴とする請
    求項1記載の接合型電界効果トランジスタ。
  8. 【請求項8】 上記チャネル層は、少なくともAlGa
    As層を含むバリア層上に設けられていることを特徴と
    する請求項2記載の接合型電界効果トランジスタ。
  9. 【請求項9】 基板上にチャネル層をエピタキシャル成
    長させる工程と、 上記チャネル層上に拡散マスクを形成する工程と、 上記拡散マスクを用いて上記チャネル層に不純物を拡散
    させることによりゲート領域を形成する工程と、 上記拡散マスクの上から全面にゲート金属層を堆積させ
    る工程と、 上記ゲート金属層をパターニングすることによりゲート
    電極を形成する工程とを有することを特徴とする接合型
    電界効果トランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 上記拡散マスクは絶縁膜からなること
    を特徴とする請求項9記載の接合型電界効果トランジス
    タの製造方法。
  11. 【請求項11】 上記基板上にバリア層をエピタキシャ
    ル成長させ、上記バリア層上に上記チャネル層をエピタ
    キシャル成長させることを特徴とする請求項9記載の接
    合型電界効果トランジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】 上記バリア層は、上記チャネル層より
    もバンドギャップの大きな半導体からなることを特徴と
    する請求項11記載の接合型電界効果トランジスタの製
    造方法。
  13. 【請求項13】 上記バリア層は、上記チャネル層と異
    なる導電型の半導体からなることを特徴とする請求項1
    1記載の接合型電界効果トランジスタの製造方法。
  14. 【請求項14】 上記バリア層は、第1の高抵抗層と、
    この第1の高抵抗層上に設けられた電子供給層と、この
    電子供給層上に設けられた第2の高抵抗層とを有するこ
    とを特徴とする請求項11記載の接合型電界効果トラン
    ジスタの製造方法。
  15. 【請求項15】 上記チャネル層は、上記電子供給層か
    ら供給される電子によって形成された2次元電子ガスを
    含むことを特徴とする請求項14記載の接合型電界効果
    トランジスタの製造方法。
  16. 【請求項16】 上記チャネル層はGaAsからなり、
    上記ゲート領域は上記チャネル層にZnを拡散させるこ
    とにより形成されたp型領域からなることを特徴とする
    請求項9記載の接合型電界効果トランジスタの製造方
    法。
  17. 【請求項17】 上記基板上に少なくともAlGaAs
    層を含むバリア層をエピタキシャル成長させ、上記バリ
    ア層上に上記チャネル層をエピタキシャル成長させるこ
    とを特徴とする請求項9記載の接合型電界効果トランジ
    スタの製造方法。
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