JPH08128657A - 床暖房用断熱パネル及びシームレスパイプの埋設方法 - Google Patents

床暖房用断熱パネル及びシームレスパイプの埋設方法

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JPH08128657A
JPH08128657A JP6265043A JP26504394A JPH08128657A JP H08128657 A JPH08128657 A JP H08128657A JP 6265043 A JP6265043 A JP 6265043A JP 26504394 A JP26504394 A JP 26504394A JP H08128657 A JPH08128657 A JP H08128657A
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groove
grooves
short
seamless pipe
heat insulating
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JP6265043A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kurita
泰生 栗田
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Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単に部屋単位の暖房、温度調節ができるシ
ームレスパイプ用断熱パネル及び埋設方法を提供する。 【構成】 発泡樹脂のパネル本体1を長方形板状に設け
る。パネル本体1表面の長さ方向に幅がシームレスパイ
プ1本分の長溝2,3を設け、また、長溝2,3と直交
する幅がシームレスパイプ2本分の短溝4,5を設け
る。長溝2,3を円弧状に連続し、その円弧が短溝4に
接する第一の半円溝6を設ける。同様にして円弧が他方
の短溝5に接する第二の半円溝7を設ける。両半円溝6
と対称な弧状溝6a,6b,7a,7bを設け、他のパ
ネル本体との連接を可能とする。 【効果】 第一の半円溝6と長溝2,3及び短溝4を用
いて、ある範囲のシームレスパイプを波状に埋設し、短
溝5を通過させて隣合う範囲の異なるシームレスパイプ
を配設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エチレングリコール系
などの熱媒体液を床下に流動させる床暖房装置におい
て、この熱媒体液の放熱側循環路として使用されるシー
ムレスパイプを床下に配設するための断熱パネルと、こ
の断熱パネルを利用するシームレスパイプの埋設方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、床暖房は熱媒体液を床下に流
動させながら放熱するシステムであり、この放熱側の循
環路を床下に配設しなければならず、かつては、直線状
のパイプと略U字形のパイプを連結させていたが、作業
能率の低さと、連結部における液漏れ原因の惹起などの
種々の問題点があり、最近では、銅製などの継ぎ目のな
いパイプ、いわゆるシームレスパイプが使用されるよう
になった。そこで、このようなシームレスパイプを床下
に設けるためには、断熱材などの継ぎ目にシームレスパ
イプが入る程度の隙間を設けたり、又は、適宜位置を溝
状に切欠いて、この部分にシームレスパイプを配設して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、断熱材
を設けるときに間隙を有するように設置することは非常
に手間のかかるものであり、また、予め設けた断熱材を
切欠いて、溝状に構成することも同様に手間がかかるの
みならず、断熱材の削りかすを処理するのが大変であっ
た。また、シームレスパイプを使用した床暖房では、複
数の部屋を温めようとするときには、加熱手段から離れ
たところの部屋があまり温かくならないことがあった。
これは、シームレスパイプがその名のとおり、連続して
いたためであり、このことは、部屋ごとに温度調整など
の操作ができないという欠点をも有していた。
【0004】本発明は、上記諸点にかんがみ、簡単にシ
ームレスパイプを配設できる断熱パネルを提供するとと
もに、部屋を単位として暖房し、かつ、温度などの調節
ができるようなシームレスパイプの配設方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、薄肉板状の断
熱パネル本体の片側表面において、所定の方向に平行
し、かつ、シームレスパイプ1本分の幅を有して設けら
れる2列の一方向溝と、この一方向溝に直交し、かつ、
シームレスパイプ2本分の幅を有して設けられる2列の
他方向溝と、上記2列の一方向溝間を円弧状に連続で
き、かつ、この円弧が上記2本の他方向溝のいずれかに
接するように設けられる円弧状溝と、上記の一方向溝に
対してこの円弧状溝と対称に設けられる弧状溝とからな
ることを特徴とする床暖房用断熱パネルを要旨とする。
【0006】前記断熱パネル本体が発泡樹脂からなるこ
とが好ましい。前記断熱パネル本体の形状を長方形とす
るのが好ましい。
【0007】本発明は、発泡樹脂からなる薄肉平板を矩
形に切断してなる断熱パネル本体と、この断熱パネル本
体の片側表面において、長手方向に平行し、かつ、シー
ムレスパイプ1本分の幅を有して設けられる2列の長溝
と、この長溝に直交し、かつ、シームレスパイプ2本分
の幅を有して設けられる2列の短溝と、上記2列の長溝
間を円弧状に連続でき、かつ、この円弧が上記2本の短
溝のいずれかに接するように設けられる円弧状溝と、上
記の長溝に対してこの円弧状溝と対称に設けられる弧状
溝とからなることを特徴とする床暖房用断熱パネルを要
旨とする。
【0008】前記断熱パネル本体が発泡樹脂からなるの
が好ましい。
【0009】本発明は、発泡樹脂からなる薄肉平板を長
方形に切断してなる断熱パネル本体と、この断熱パネル
本体の片側表面において、断熱パネル本体形状の両長辺
からそれぞれ幅方向の4分の1だけ離れた位置で該長方
形の長さ方向に平行し、かつ、シームレスパイプ1本分
の幅を有して設けられる2列の長溝と、断熱パネル本体
形状の一短辺の近くでこの長溝に直交し、かつ、シーム
レスパイプ2本分の幅を有して設けられる2列の短溝
と、上記2列の長溝間を半円状に連続でき、かつ、この
円弧が上記2本の短溝のいずれかに接するように設けら
れる半円溝と、上記の長溝に対してこの半円溝と対称に
設けられる弧状溝とからなることを特徴とする床暖房用
断熱パネルを要旨とする。
【0010】前記断熱パネルが発泡率の低い発泡樹脂か
らなることが好ましい。
【0011】本発明は、発泡樹脂からなる薄肉平板を長
方形に切断してなる断熱パネル本体と、この断熱パネル
本体の片側表面において、断熱パネル本体形状の両長辺
からそれぞれ幅方向の4分の1だけ離れた位置で該長方
形の長さ方向に平行し、かつ、シームレスパイプ1本分
の幅を有して設けられる2列の長溝と、断熱パネル本体
形状の一短辺の近くでこの長溝に直交し、かつ、シーム
レスパイプ2本分の幅を有して設けられる2列の短溝
と、上記2列の長溝間を半円状に連続でき、かつ、この
円弧が上記2本の短溝のうちの一方に接するように設け
られる第一の半円溝と、上記2列の長溝間を半円状に連
続でき、かつ、この円弧が上記2本の短溝のうちの他方
に接するように設けられる第二の半円溝と、上記の長溝
に対して第一及び第二の半円溝と対称に設けられる各弧
状溝とからなることを特徴とする床暖房用断熱パネルを
要旨とする。
【0012】前記断熱パネルが発泡率の低い発泡樹脂か
らなることが好ましい。
【0013】本発明は、複数の断熱パネルを長さ方向及
び幅方向に連接させるとともに、これらの断熱パネルの
長溝及び短溝がそれぞれ連続するように各配設し、この
長溝及び短溝内にシームレスパイプを収納させ、かつ、
折り返し位置において半円溝又は弧状溝内に収納させる
ことによって、シームレスパイプを波状に埋設すること
を特徴とする請求項6の断熱パネルを利用したシームレ
スパイプの埋設方法を要旨とする。
【0014】本発明は、同じ大きさの複数の断熱パネル
を長さ方向及び幅方向に連接させるとともに、長さ方向
両端に位置する断熱パネルが短溝を設けた側が外向きと
なるように配置し、かつ、これらの断熱パネルの長溝及
び短溝が連続するように各配設し、連続する両方の長溝
及び中央よりに位置する一方の短溝内にシームレスパイ
プを収納させ、かつ、折り返し位置において中央よりに
位置する一方の短溝に接する第一の半円溝又はこれと対
称な弧状溝内に収納させることによって、シームレスパ
イプを波状に埋設することを特徴とする請求項8の断熱
パネルを利用したシームレスパイプの埋設方法を要旨と
する。
【0015】本発明は、同じ大きさの複数の断熱パネル
を長さ方向及び幅方向に連接させるとともに、長さ方向
両端に位置する断熱パネルが短溝を設けた側が外向きと
なるように配置し、かつ、これらの断熱パネルの長溝及
び短溝が連続するように各配設し、幅方向の所定箇所ま
での範囲において、連続する両方の長溝及び中央よりに
位置する一方の短溝内にシームレスパイプを収納させ、
かつ、折り返し位置において中央よりに位置する一方の
短溝に接する第一の半円溝又はこれと対称な弧状溝内に
収納させることによって、シームレスパイプを波状に埋
設し、かつ、この波状のシームレスパイプに連続する部
分を、上記の中央よりに位置する一方の短溝に収納させ
て、シームレスパイプ全体を環状に埋設し、さらに、上
記のシームレスパイプが既に埋設されている断熱パネル
の他方の短溝内に他のシームレスパイプを通過させて、
幅方向に連続する残りの範囲まで到達させ、当該範囲に
おいて、連続する両方の長溝及び他方の短溝内にシーム
レスパイプを収納させ、かつ、折り返し位置において他
方の短溝に接する第二の半円溝又はこれと対称な弧状溝
内に収納させることによって、シームレスパイプを波状
に埋設することを特徴とする請求項8の断熱パネルを利
用したシームレスパイプの埋設方法を要旨とする。
【0016】前記の幅方向所定箇所までの範囲を一つの
部屋とし、残りの範囲を隣の部屋として、それぞれシー
ムレスパイプを波状に埋設するのが好ましい。
【0017】
【作用】本発明は、上記のような構成としたから、仕上
げ床の直下に断熱パネルを敷設することによって、シー
ムレスパイプを埋設するだけの間隔を床下に設けること
ができる。この作業のためには、断熱パネルを並べれば
よいので、非常に簡便である。また、このような断熱パ
ネルを利用してシームレスパイプを埋設する方法につい
ては、敷設した断熱パネル全体に連続する1本のシーム
レスパイプを埋設するのではなく、範囲を区別して、他
のシームレスパイプを埋設することができるので、この
区別に従って入切を操作できるとともに、この区別単位
で温度調整ができるものである。そして、この区別を部
屋単位にすれば、部屋ごとに暖房操作が行える。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、図1に示すように、パネル本体1が
薄肉の長方形板状に設けられており、このパネル本体1
は低発泡率の発泡樹脂によって設けられている。そし
て、パネル本体1の大きさは、長さ900mm、幅30
0mm、厚さ15mmとなっている。このパネル本体1
の表面には、パネル本体1の長さ方向に平行な2本の長
溝2,3が設けられており、パネル本体1の両短辺のう
ちの一方の縁部1aから他方の縁部1bに至まで連続し
ている。そして、この長溝2,3の幅は、ちょうどシー
ムレスパイプ1本分に相当するように設けられており、
シームレスパイプ1本のみを直線状に収納できるように
なっている。即ち、一般的に使用されるシームレスパイ
プは外径約10ミリメートルであるので、この長溝2,
3は、深さ及び幅が10ミリメートル程度となるように
設けられているのである。この長溝2,3を設ける位置
は、パネル本体1の両方の長辺縁部1c,1dから75
mmのところとなっており、従って、両長溝2,3の距
離は150mmとなっている。また、パネル本体1の同
じ表面には、上記の長溝2,3と直交する2本の短溝
4,5が、他方縁部1bの近傍に設けられており、この
短溝4,5は、パネル本体1の両長辺のうちの一方の縁
部1cから他方の縁部1dに至まで連続している。そし
て、この短溝4,5の幅は、ちょうどシームレスパイプ
2本分に相当するように設けられており、シームレスパ
イプ2本を同時に直線状に収納できるようになってい
る。さらに、一方の長溝2ともう一方の長溝3を緩やか
な円弧を描きながら連続させることができるように、第
一の半円溝6が、その円周部分が一方の短溝4に接する
ように設けられている。これにより、シームレスパイプ
をこの第一の半円溝6内に収納させたとき、長溝2内に
収納されるシームレスパイプを連続して長溝3に収納で
きるようになっている。この第一の半円溝6には、湾曲
させたシームレスパイプ1本のみが収納できるように、
深さ及び幅が10ミリメートル程度となるように設けら
れている。また、同様に、一方の長溝2ともう一方の長
溝3を緩やかな円弧を描きながら連続させることができ
るように、第二の半円溝7が、その円周部分が他方の短
溝5に接するように設けられている。そして、長溝2,
3に対して、上記第一の半円溝6に対称となるそれぞれ
の位置に、弧状溝6a,6bが半円溝6の2分の1だけ
設けられている。この弧状溝6a,6bが半円溝6の2
分の1となるのは、長溝2,3から長辺の縁部1c,1
dまでの距離が、長溝2,3間の距離の半分となるよう
に設けたことから、当然の帰結である。そして、この弧
状溝6a,6bを半円溝6の2分の1とすることによっ
て、同一のパネル本体1を幅方向に並列させたとき、一
方のパネル本体1の弧状溝6aともう一方のパネル本体
1の弧状溝6bとによって、上記の第一の半円溝6と同
様の形状を構成できるようになっている。また、第二の
半円溝7に対称となるような弧状溝7a,7bについて
も2分の1だけ設けられており、この弧状溝7a,7b
も、同様に、同一のパネル本体1を幅方向に並列させた
とき、一方のパネル本体1の弧状溝7aともう一方のパ
ネル本体1の弧状溝7bとによって、上記の第二の半円
溝7と同様の形状を構成できるようになっている。ま
た、前記の長溝2,3の側部には、数箇所の浅溝8が設
けられており、一度シームレスパイプを長溝2,3内に
収納させた後、これを除去するときなどに、そのシーム
レスパイプを容易に取り出すことができるようになって
いる。
【0019】このように構成される断熱パネルは、床下
に設けられるものである。そして、その構造は、図2に
示すように、根太9の上に床板10が設けられ、その上
に保温シート11を敷いた後、断熱パネル12が設けら
れるのである。そして、断熱パネル12内にシームレス
パイプを埋設し、その上に仕上げ床13が張られるので
ある。断熱パネル12は、仕上げ床13の直下におい
て、隙間なく並べられ、前記パネル本体1(図1)の長
溝2,3(図1)及び短溝4,5(図1)が、それぞれ
連続するように設けられる。そして、表面の仕上げ床1
3は、釘によって打ち付けられる。断熱パネル12は、
前記のとおり発泡率の低い発泡樹脂によって構成されて
おり、比較的硬質なものであるので、釘などによる打ち
付けに対応できるようになっている。また、この釘など
を打ち付けるときには、当然パネル本体1のうち長溝
2,3又は短溝4,5を設けていない位置が選ばれる。
【0020】次に、本実施例の使用の態様及びシームレ
スパイプの配設方法について説明する。本実施例は、前
記のような構成であるので、使用するときには、図3に
示すように、パネル本体の長さ方向に連続するように、
順次、断熱パネル21,22,・・・23,24を並設
する。このとき、当然であるが、長溝2,3が一直線状
に連続するように設けられる。ここで、一番目の断熱パ
ネル21は、短溝4,5が設けられている側が、外向き
(図中下向き)となるようにし、最終の断熱パネル24
は、短溝4,5が設けられている側が、一番目の断熱パ
ネル21とは反対の向き(図中上向き)となるように設
けられる。従って、一番目の断熱パネル21の長溝2
は、順次連続して、最終の断熱パネル23の長溝3に連
続するように設けられるのである。なお、二番目の断熱
パネル22から最終手前の断熱パネル23までについ
て、短溝4,5が設けられている側の向きは、重要な要
素ではない。そして、このような手順で、幅方向にも連
続するように、順次、断熱パネル21,31,・・・4
1を並設する。このときにおいても、短溝4,5が一直
線状に連続するように設けられる。こうのようにして、
四辺形状の部屋Aの全面の床下に断熱パネルを敷設する
ことができるのである。さらに、隣の部屋Bにおいて
も、同様に、長さ方向に断熱パネル51,52,・・・
53,54を順次並設し、また、幅方向に断熱パネル5
1,61,・・・71を順次並設することにより、その
部屋Bについても、全面の床下に断熱パネルを敷設する
ことができるのである。
【0021】そして、このように部屋の全面に断熱パネ
ルを敷設した後、各断熱パネルの長溝2,3、短溝4,
5、半円溝6,7のそれぞれの溝内にシームレスパイプ
を収納させることによって、床下にシームレスパイプを
配設するのである。そこで、この配設の方法は、まず、
部屋Aの一番目の断熱パネル21に、その短溝4の一部
(図中左端部分)にシームレスパイプ14を収納すると
ともに、そのシームレスパイプ14を、弧状溝6aに沿
うような緩やかな弧状に湾曲させ、この一番目の断熱パ
ネル21の長溝2に一致させる。そして、一番目の断熱
パネル21の長溝2から、二番目、三番目、・・・最終
の断熱パネル24の長溝3に至まで、順次、シームレス
パイプ14を収納させる。このとき、各長溝2(又は
3)は、前記のとおり、直線状に連続しており、よっ
て、シームレスパイプ14を湾曲させることなく直線状
に配設できる。そして、最終の断熱パネル24の長溝3
まで収納させたとき、最終の断熱パネル24において、
第一の半円溝6(場合によっては第二の半円溝7)に沿
うような緩やかな弧状に、シームレスパイプ14を湾曲
させるとともに、最終の断熱パネル24に設けられてい
るもう一方の長溝2内に、再びこのシームレスパイプ1
4を収納させる。さらに、先の順序とは逆に各断熱パネ
ル23,・・・22,21の長溝3内に収納させる。こ
れにより、一番目の断熱パネル21の短溝4から配設を
開始したシームレスパイプ14は、部屋Aの反対側(図
中上側)まで到達した後、再びこの一番目の断熱パネル
21の短溝4に戻ることができる。そして、断熱パネル
21の弧状溝6aと、その隣の断熱パネル31の弧状溝
6bとによって、第一の半円溝6と同一の溝が構成され
ているので、この溝に沿うような緩やかな弧状にシーム
レスパイプ14を湾曲させることによって、隣の断熱パ
ネル31に設けられている一方の長溝2内にシームレス
パイプ14を収納できるようになる。その後、前記と同
様に、このシームレスパイプ14を断熱パネル31,3
2,・・・33の長溝2に収納させ、断熱パネル34の
第一の半円溝6を経由して、再び断熱パネル32に戻
し、これを繰り返すことによって、部屋Aの断熱パネル
に順次シームレスパイプ14を配設することができる。
そして、最後の列(図中右側の一列)まで、配設を終了
したとき、断熱パネル41の長溝2内に収納されるシー
ムレスパイプ14を、この断熱パネル41の第一の半円
溝6に沿うような緩やかな弧状に湾曲させる。そして、
この断熱パネル41の短溝4のうち、既に収納されるシ
ームレスパイプ14の存在しない溝部分に一致させ、そ
の溝部分内にシームレスパイプ14を収納させる。この
とき、幅方向に連続する断熱パネル41,・・・31,
21の各短溝4は、直線状に連続するように設けられて
いるので、シームレスパイプ14は直線状に配設され、
配設を開始した一番目の断熱パネル21の短溝4の位置
まで戻すことができるようになるのである。ここで、断
熱パネル21の短溝4は、前記のとおり、シームレスパ
イプ14がちょうど2本だけ収納できるように設けられ
ているので、この位置において、通過するシームレスパ
イプ14は2本となり、その位置が安定するようになっ
ている。また、第一番目の断熱パネル21と幅方向に連
続するその他の断熱パネル31,・・・41において、
第一の半円溝6内には湾曲させた部分のシームレスパイ
プ14が収納されているが、やはり、この部分の短溝4
もシームレスパイプ14がちょうど2本だけ収納できる
ように設けられているので、湾曲するシームレスパイプ
14と直線状に収納されるシームレスパイプ14とが交
差することはない。次に、隣の部屋Bにおけるシームレ
スパイプの配設方法について説明する。まず、前記のよ
うに部屋Aにおいてシームレスパイプ14を配設する際
には、一方の短溝4のみが用いられており、もう一方の
短溝5は使用していない。そこで、部屋Bにおける一番
目の断熱パネル51までの間は、部屋Aの幅方向に連続
する断熱パネル21,31,・・・41に設けられてい
る各短溝5内にシームレスパイプ15を収納させる。そ
して、この断熱パネル51の弧状溝7aに沿うような弧
状に湾曲させ、前記と同様に各長溝2,3と第一の半円
溝6及び第二の半円溝7を利用しつつ、断熱パネル71
の長溝3まで埋設し、そして、この位置において、第二
の半円溝7に沿うような弧状に湾曲させ、短溝5内に収
納させるとともに、幅方向に連続する部屋Bの断熱パネ
ル71,・・・61,51の各短溝5、さらに、部屋A
の断熱パネル41,・・・31,21の各短溝5をそれ
ぞれ通過させて、断熱パネル21の位置まで戻すことが
できるようになるのである。なお、各列の最終の断熱パ
ネル24,34,44,54,64,74において、シ
ームレスパイプ14,15は、それぞれ第一の半円溝6
に沿って湾曲するように設けられているので、第二の半
円溝7を含む端部Cを切除することもできる。このこと
は、パネル本体1が発泡樹脂からなるので切断すること
は極めて簡単であること、部屋の広さに応じて適宜調整
する必要があることなどから、容易に推測できるところ
である。また、場合によっては、シームレスパイプ1
4,15を第二の半円溝7の沿うように配設することが
できることは当然である。
【0022】このようなシームレスパイプ14を第一の
部屋Aのみに配設し、また、シームレスパイプ15を第
二の部屋Bのみに配設することができるので、図示せぬ
加熱手段によって加熱された熱媒体液を、第一の部屋A
と第二の部屋Bと両方に、それぞれ別のシームレスパイ
プ14,15によって循環させることができるのであ
る。即ち、シームレスパイプ14内に循環する熱媒体液
は第一の部屋Aにおいてのみ放熱し、また、シームレス
パイプ15内に循環する熱媒体液は第二の部屋Bにおい
てのみ放熱するのである。従って、各部屋によって、温
度の差がなく、どの部屋においても、同様に放熱させる
ことができるのである。また、暖房の不要な部屋におい
ては、熱媒体液を循環させなければよいので、部屋ごと
に、暖房の入切を操作できることとなる。
【0023】また、上記のように、二箇所に並んだ場所
にシームレスパイプを埋設するのは、異なる部屋でなく
ても良く、図4に示すように、同一の部屋において、熱
媒体液が循環する二本のシームレスパイプによって暖房
させることもできる。この場合、同一の部屋のある範囲
のみを他よりも高温又は低温に温度調整ができることと
なる。さらに、これらを応用することによって、図5に
示すように、大広間などの床暖房の方法として、一部屋
に4本の熱媒体液の循環路を設けることもでき、また、
一方の部屋Aには2本の循環路、もう一方の部屋にも2
本の循環路を設けることができる。さらに、これらの各
循環路をそれぞれ個別の部屋に循環させることも可能で
ある。
【0024】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々なる実施の態様を取り得ることは無論である。例え
ば、断熱パネル本体1に設けられる各溝2,3,4,
5,6,6a,6b,7,7a,7bは、いずれも、断
面形状を矩形にしたもののみを示しているが、シームレ
スパイプを収納できるのであれば、その形状を問うもの
ではない。また、実施例におけるシームレスパイプの埋
設方法は、一方の短溝4にシームレスパイプを2本収納
させ、他方の短溝5にも同様に2本収納させるもののみ
を示しているが、他方の短溝5を使用する必要がないと
きには、両方の短溝4,5にそれぞれシームレスパイプ
を1本ずつ収納するようなものであっても良い。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明は、薄肉板状の断
熱パネル本体の片側表面において、所定の方向に平行
し、かつ、シームレスパイプ1本分の幅を有して設けら
れる2列の一方向溝と、この一方向溝に直交し、かつ、
シームレスパイプ2本分の幅を有して設けられる2列の
他方向溝と、上記2列の一方向溝間を円弧状に連続で
き、かつ、この円弧が上記2本の他方向溝のいずれかに
接するように設けられる円弧状溝と、上記の一方向溝に
対してこの円弧状溝と対称に設けられる弧状溝とからな
ることを特徴とする床暖房用断熱パネルを要旨とするの
で、同様の断熱パネルを複数用意し、これを整列させる
ことによって、一方向溝、他方向溝、又は、弧状溝を連
続させることができ、この連続する各溝内にシームレス
パイプを収納させることによって、床下にシームレスパ
イプを埋設することができるものである。また、シーム
レスパイプを埋設するとき、波状に構成させることが多
いが、一方向溝に沿ってシームレスパイプを直線的に埋
設すると同時に、円弧状溝及び弧状溝によって反転させ
ることによって、波状に構成させることができるもので
ある。さらに、他方向溝は、シームレスパイプ2本分の
幅を有しているので、円弧状溝又は弧状溝内にシームレ
スパイプを収納した位置においても、この部分の他方向
溝は、残り1本分の間隙が存在しており、この間隙にシ
ームレスパイプを通過させることができる。これによ
り、波状に構成される放熱側のパイプ部分と、放熱後の
熱媒体液を返還する戻り側のパイプ部分とを、一方の他
方向溝のみを使用して埋設できる。従って、もう一方の
他方向溝には、他の場所を暖房するために加熱した熱媒
体液を流入させるための行き側のパイプ部分と、放熱後
の戻り側のパイプ部分とを埋設することができるもので
ある。
【0026】前記断熱パネル本体が発泡樹脂からなるこ
とにより、不要な箇所を容易に切除することができ、し
かも、仕上げ床の直下において十分な耐久性を付与する
ことができるものである。また、前記断熱パネル本体の
形状を長方形とすることによって、断熱パネルを容易に
整列させることができるとともに、それぞれの溝を連続
させるとき、端辺を当接させることのみによって行える
ので、作業が簡便となり、能率を向上させることができ
る。また、通常の家屋において構成される部屋の形状が
長方形であるので、この長方形を並べることのみによっ
て、部屋の全体に断熱パネルを敷設することができる。
【0027】本発明は、発泡樹脂からなる薄肉平板を矩
形に切断してなる断熱パネル本体と、この断熱パネル本
体の片側表面において、長手方向に平行し、かつ、シー
ムレスパイプ1本分の幅を有して設けられる2列の長溝
と、この長溝に直交し、かつ、シームレスパイプ2本分
の幅を有して設けられる2列の短溝と、上記2列の長溝
間を円弧状に連続でき、かつ、この円弧が上記2本の短
溝のいずれかに接するように設けられる円弧状溝と、上
記の長溝に対してこの円弧状溝と対称に設けられる弧状
溝とからなることを特徴とする床暖房用断熱パネルを要
旨とするので、断熱パネルの長溝が連続する部分には直
線的にシームレスパイプを埋設でき、また、円弧状溝に
よって湾曲するシームレスパイプを埋設でき、この両方
を組み合わせることによって、床下全体に効率よく、又
は、任意の状態でシームレスパイプを埋設することがで
きる。
【0028】本発明は、発泡樹脂からなる薄肉平板を長
方形に切断してなる断熱パネル本体と、この断熱パネル
本体の片側表面において、断熱パネル本体形状の両長辺
からそれぞれ幅方向の4分の1だけ離れた位置で該長方
形の長さ方向に平行し、かつ、シームレスパイプ1本分
の幅を有して設けられる2列の長溝と、断熱パネル本体
形状の一短辺の近くでこの長溝に直交し、かつ、シーム
レスパイプ2本分の幅を有して設けられる2列の短溝
と、上記2列の長溝間を半円状に連続でき、かつ、この
円弧が上記2本の短溝のいずれかに接するように設けら
れる半円溝と、上記の長溝に対してこの半円溝と対称に
設けられる弧状溝とからなることを特徴とする床暖房用
断熱パネルを要旨とするので、断熱パネルの長さ方向の
向きが逆の状態となっても長溝を連続させることができ
る。また、半円溝と対称に設けられる弧状溝は、幅方向
に連続して整列した別の断熱パネルに設けられている同
様の弧状溝と一体となって、半円状を構成することがで
きる。即ち、半円溝と同様のものを構成することができ
るものである。そして、波状にシームレスパイプを埋設
するとき、一端部においては、半円溝によって反転させ
ることができ、他端部においては、弧状溝が一体となっ
てできる半円状の溝によって反転させることができるも
のである。
【0029】前記断熱パネルが発泡率の低い発泡樹脂か
らなることによって、床下における断熱パネルが変形す
ることなく、また、十分な耐久性を備えることができ
る。
【0030】本発明は、発泡樹脂からなる薄肉平板を長
方形に切断してなる断熱パネル本体と、この断熱パネル
本体の片側表面において、断熱パネル本体形状の両長辺
からそれぞれ幅方向の4分の1だけ離れた位置で該長方
形の長さ方向に平行し、かつ、シームレスパイプ1本分
の幅を有して設けられる2列の長溝と、断熱パネル本体
形状の一短辺の近くでこの長溝に直交し、かつ、シーム
レスパイプ2本分の幅を有して設けられる2列の短溝
と、上記2列の長溝間を半円状に連続でき、かつ、この
円弧が上記2本の短溝のうちの一方に接するように設け
られる第一の半円溝と、上記2列の長溝間を半円状に連
続でき、かつ、この円弧が上記2本の短溝のうちの他方
に接するように設けられる第二の半円溝と、上記の長溝
に対して第一及び第二の半円溝と対称に設けられる各弧
状溝とからなることを特徴とする床暖房用断熱パネルを
要旨とするので、断熱パネルの長さ方向の向きが逆の状
態となっても長溝を連続させることができる。そして、
この断熱パネルを敷設するとき、短溝が設けられた側を
外向きにして設けることができる。この場合、加熱手段
に近い場所にシームレスパイプを埋設するときには、一
端部において連続する第一の半円溝に接する短溝から、
他端部において連続する第一又は第二の半円溝に接する
短溝の範囲内でシームレスパイプを埋設することによっ
て、この一端部の第二の半円溝に接する短溝を空洞化さ
せることができる。そして、加熱手段から離れた場所に
シームレスパイプを埋設するときには、この空洞化して
いる一端部の第二の半円溝に接する短溝を通過させて、
加熱手段から当該場所までを連続させることができる。
【0031】本発明は、複数の断熱パネルを長さ方向及
び幅方向に連接させるとともに、これらの断熱パネルの
長溝及び短溝がそれぞれ連続するように各配設し、この
長溝及び短溝内にシームレスパイプを収納させ、かつ、
折り返し位置において半円溝又は弧状溝内に収納させる
ことによって、シームレスパイプを波状に埋設すること
を特徴とする請求項6の断熱パネルを利用したシームレ
スパイプの埋設方法を要旨とするので、容易にシームレ
スパイプを埋設することができる。
【0032】本発明は、同じ大きさの複数の断熱パネル
を長さ方向及び幅方向に連接させるとともに、長さ方向
両端に位置する断熱パネルが短溝を設けた側が外向きと
なるように配置し、かつ、これらの断熱パネルの長溝及
び短溝が連続するように各配設し、連続する両方の長溝
及び中央よりに位置する一方の短溝内にシームレスパイ
プを収納させ、かつ、折り返し位置において中央よりに
位置する一方の短溝に接する第一の半円溝又はこれと対
称な弧状溝内に収納させることによって、シームレスパ
イプを波状に埋設することを特徴とする請求項8の断熱
パネルを利用したシームレスパイプの埋設方法を要旨と
するので、中央よりに位置する一方の短溝及びこれに接
する第一の半円溝の外側を使用せず、この部分を他の用
途に利用できる。即ち、もう一方の短溝は幅方向に連続
しているので、この短溝に加熱手段に連続される別のシ
ームレスパイプを通過させることによって、既にシーム
レスパイプを埋設した場所の外側において、当該別のシ
ームレスパイプを埋設することが可能となる。
【0033】本発明は、同じ大きさの複数の断熱パネル
を長さ方向及び幅方向に連接させるとともに、長さ方向
両端に位置する断熱パネルが短溝を設けた側が外向きと
なるように配置し、かつ、これらの断熱パネルの長溝及
び短溝が連続するように各配設し、幅方向の所定箇所ま
での範囲において、連続する両方の長溝及び中央よりに
位置する一方の短溝内にシームレスパイプを収納させ、
かつ、折り返し位置において中央よりに位置する一方の
短溝に接する第一の半円溝又はこれと対称な弧状溝内に
収納させることによって、シームレスパイプを波状に埋
設し、かつ、この波状のシームレスパイプに連続する部
分を、上記の中央よりに位置する一方の短溝に収納させ
て、シームレスパイプ全体を環状に埋設し、さらに、上
記のシームレスパイプが既に埋設されている断熱パネル
の他方の短溝内に他のシームレスパイプを通過させて、
幅方向に連続する残りの範囲まで到達させ、当該範囲に
おいて、連続する両方の長溝及び他方の短溝内にシーム
レスパイプを収納させ、かつ、折り返し位置において他
方の短溝に接する第二の半円溝又はこれと対称な弧状溝
内に収納させることによって、シームレスパイプを波状
に埋設することを特徴とする請求項8の断熱パネルを利
用したシームレスパイプの埋設方法を要旨とするので、
広い範囲を暖房する場合に、その一部のみを独立して温
度調整がなし得るものである。その場合、例えば、窓際
に位置する部分が熱を奪われ易いので、その部分だけを
高めに温度設定するとか、家電製品が多く並んだ部分は
暖房装置以外においても加熱されるので、その部分だけ
を低めに温度設定するなどの利用方法が考えられる。
【0034】前記の幅方向所定箇所までの範囲を一つの
部屋とし、残りの範囲を隣の部屋として、それぞれシー
ムレスパイプを波状に埋設することにより、使っていな
い部屋の暖房を停止させることができるので、経済的と
なるものである。また、部屋数の多い家でも、加熱手段
によって加熱される熱媒体液が他で放熱することなく各
部屋に流入させることができるので、部屋によって暖房
効果がことなることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る断熱パネルの実施例の斜視図であ
る。
【図2】本発明の係る断熱パネルの実施例の使用態様を
示す説明図である。
【図3】本発明の係るシームレスパイプの配設方法の実
施例を示す説明図である。
【図4】本発明の係るシームレスパイプの配設方法の他
の実施例を示す説明図である。
【図5】本発明の係るシームレスパイプの配設方法の他
の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パネル本体 2,3 長溝 4,5 短溝 6,7 半円溝 6a,6b,7a,7b 弧状溝 9 根太 10 床板 11 断熱シート 12 断熱パネル 13 仕上げ床 14,15 シームレスパイプ 21〜24,31〜71 断熱パネル A,B 部屋

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉板状の断熱パネル本体の片側表面に
    おいて、所定の方向に平行し、かつ、シームレスパイプ
    1本分の幅を有して設けられる2列の一方向溝と、この
    一方向溝に直交し、かつ、シームレスパイプ2本分の幅
    を有して設けられる2列の他方向溝と、上記2列の一方
    向溝間を円弧状に連続でき、かつ、この円弧が上記2本
    の他方向溝のいずれかに接するように設けられる円弧状
    溝と、上記の一方向溝に対してこの円弧状溝と対称に設
    けられる弧状溝とからなることを特徴とする床暖房用断
    熱パネル。
  2. 【請求項2】 前記断熱パネル本体が発泡樹脂からなる
    請求項1記載の床暖房用断熱パネル。
  3. 【請求項3】 前記断熱パネル本体の形状を長方形とし
    た請求項1記載の床暖房用断熱パネル。
  4. 【請求項4】 発泡樹脂からなる薄肉平板を矩形に切断
    してなる断熱パネル本体と、この断熱パネル本体の片側
    表面において、長手方向に平行し、かつ、シームレスパ
    イプ1本分の幅を有して設けられる2列の長溝と、この
    長溝に直交し、かつ、シームレスパイプ2本分の幅を有
    して設けられる2列の短溝と、上記2列の長溝間を円弧
    状に連続でき、かつ、この円弧が上記2本の短溝のいず
    れかに接するように設けられる円弧状溝と、上記の長溝
    に対してこの円弧状溝と対称に設けられる弧状溝とから
    なることを特徴とする床暖房用断熱パネル。
  5. 【請求項5】 前記断熱パネル本体が発泡樹脂からなる
    請求項4記載の床暖房用断熱パネル。
  6. 【請求項6】 発泡樹脂からなる薄肉平板を長方形に切
    断してなる断熱パネル本体と、この断熱パネル本体の片
    側表面において、断熱パネル本体形状の両長辺からそれ
    ぞれ幅方向の4分の1だけ離れた位置で該長方形の長さ
    方向に平行し、かつ、シームレスパイプ1本分の幅を有
    して設けられる2列の長溝と、断熱パネル本体形状の一
    短辺の近くでこの長溝に直交し、かつ、シームレスパイ
    プ2本分の幅を有して設けられる2列の短溝と、上記2
    列の長溝間を半円状に連続でき、かつ、この円弧が上記
    2本の短溝のいずれかに接するように設けられる半円溝
    と、上記の長溝に対してこの半円溝と対称に設けられる
    弧状溝とからなることを特徴とする床暖房用断熱パネ
    ル。
  7. 【請求項7】 前記断熱パネルが発泡率の低い発泡樹脂
    からなる請求項6記載の床暖房用断熱パネル。
  8. 【請求項8】 発泡樹脂からなる薄肉平板を長方形に切
    断してなる断熱パネル本体と、この断熱パネル本体の片
    側表面において、断熱パネル本体形状の両長辺からそれ
    ぞれ幅方向の4分の1だけ離れた位置で該長方形の長さ
    方向に平行し、かつ、シームレスパイプ1本分の幅を有
    して設けられる2列の長溝と、断熱パネル本体形状の一
    短辺の近くでこの長溝に直交し、かつ、シームレスパイ
    プ2本分の幅を有して設けられる2列の短溝と、上記2
    列の長溝間を半円状に連続でき、かつ、この円弧が上記
    2本の短溝のうちの一方に接するように設けられる第一
    の半円溝と、上記2列の長溝間を半円状に連続でき、か
    つ、この円弧が上記2本の短溝のうちの他方に接するよ
    うに設けられる第二の半円溝と、上記の長溝に対して第
    一及び第二の半円溝と対称に設けられる各弧状溝とから
    なることを特徴とする床暖房用断熱パネル。
  9. 【請求項9】 前記断熱パネルが発泡率の低い発泡樹脂
    からなる請求項8記載の床暖房用断熱パネル。
  10. 【請求項10】 複数の断熱パネルを長さ方向及び幅方
    向に連接させるとともに、これらの断熱パネルの長溝及
    び短溝がそれぞれ連続するように各配設し、この長溝及
    び短溝内にシームレスパイプを収納させ、かつ、折り返
    し位置において半円溝又は弧状溝内に収納させることに
    よって、シームレスパイプを波状に埋設することを特徴
    とする請求項6の断熱パネルを利用したシームレスパイ
    プの埋設方法。
  11. 【請求項11】 同じ大きさの複数の断熱パネルを長さ
    方向及び幅方向に連接させるとともに、長さ方向両端に
    位置する断熱パネルが短溝を設けた側が外向きとなるよ
    うに配置し、かつ、これらの断熱パネルの長溝及び短溝
    が連続するように各配設し、連続する両方の長溝及び中
    央よりに位置する一方の短溝内にシームレスパイプを収
    納させ、かつ、折り返し位置において中央よりに位置す
    る一方の短溝に接する第一の半円溝又はこれと対称な弧
    状溝内に収納させることによって、シームレスパイプを
    波状に埋設することを特徴とする請求項8の断熱パネル
    を利用したシームレスパイプの埋設方法。
  12. 【請求項12】 同じ大きさの複数の断熱パネルを長さ
    方向及び幅方向に連接させるとともに、長さ方向両端に
    位置する断熱パネルが短溝を設けた側が外向きとなるよ
    うに配置し、かつ、これらの断熱パネルの長溝及び短溝
    が連続するように各配設し、幅方向の所定箇所までの範
    囲において、連続する両方の長溝及び中央よりに位置す
    る一方の短溝内にシームレスパイプを収納させ、かつ、
    折り返し位置において中央よりに位置する一方の短溝に
    接する第一の半円溝又はこれと対称な弧状溝内に収納さ
    せることによって、シームレスパイプを波状に埋設し、
    かつ、この波状のシームレスパイプに連続する部分を、
    上記の中央よりに位置する一方の短溝に収納させて、シ
    ームレスパイプ全体を環状に埋設し、さらに、上記のシ
    ームレスパイプが既に埋設されている断熱パネルの他方
    の短溝内に他のシームレスパイプを通過させて、幅方向
    に連続する残りの範囲まで到達させ、当該範囲におい
    て、連続する両方の長溝及び他方の短溝内にシームレス
    パイプを収納させ、かつ、折り返し位置において他方の
    短溝に接する第二の半円溝又はこれと対称な弧状溝内に
    収納させることによって、シームレスパイプを波状に埋
    設することを特徴とする請求項8の断熱パネルを利用し
    たシームレスパイプの埋設方法。
  13. 【請求項13】 前記の幅方向所定箇所までの範囲を一
    つの部屋とし、残りの範囲を隣の部屋として、それぞれ
    シームレスパイプを波状に埋設する請求項12記載のシ
    ームレスパイプの埋設方法。
JP6265043A 1994-10-28 1994-10-28 床暖房用断熱パネル及びシームレスパイプの埋設方法 Pending JPH08128657A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8752346B1 (en) * 2006-09-27 2014-06-17 Warm Brothers, Inc. Rotable heat transfer tubing retention panels
JP2014129975A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Sumisho Metalex Corp 床暖房用温水マットの現場施工法
CN104755846A (zh) * 2012-11-16 2015-07-01 乐金华奥斯株式会社 地板加热系统
JP2015520348A (ja) * 2012-01-09 2015-07-16 ケージェイアールディー カンパニー, ケーアールKjrd Co., Kr 床暖房用パネル及び床暖房用パネルアセンブリー

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