JPS62162826A - 床暖房パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野１ 本発明は、床での暖房のため１こ用いられる床暖房パネ
ルに関するものである。

［背景技術］ 床に配設したパイプに温水など熱媒を通過させて床から
の暖房をおこなうことが、その快適な暖房効果から普及
しつつある。そしてこのパイプをｄ−１−＋　Ｖ＋ｒ　
Ａ　Ｉ−ｂ　＋Ｊ＋１）４　、、ｂ　４％　ｒＰ、　ｖ
ｅＬ　＋ａ　、ａ　＋　ｎ、し１　ヂＩ＋　＆　ＪＡＩ
−より第６図や第７図（ａ）（ｂ）のものが提供されて
いる。

ｔｊＩＪ６図のものは、上下の金属板２１．２１間に断
熱材２２を積層すると共にこの上下の金属板２１．２１
間に銅パイプなどで形成されるパイプ２３をサンドイッ
チすることによって床暖房パネルを形成するようにした
ものであり、根太の上に載置して張りめぐらせることに
より床暖房の装置を構成できるようにしたものである。

また第７図（、）のものは根太２４の上に合板などの下
地板２５を＠置して張りめぐらせ、この下地板２５上に
パイプ２３をはわせると共に１２６を下面に設けたスペ
ーサパネル２７を下地板２５上に載置して溝２６内にパ
イプ２３を収めるようにし、さらにスペーサパネル２７
上に金属板で形成される放熱板２８を敷いてこの上に床
仕上げ材２９を張ることによって床＠房パネルを形成す
るようにしたものである。さらに第７図（ｂ）のものは
根太２４の上に合板などの下地板２５を載置して張りめ
ぐらせ、この下地板２５上にパイプ２３をはわせると共
にパイプ２３間において下地板２５上にスペーサ３０を
載置し、このスペーサ３０上開に渡って床仕上げ材２９
を張ることによって床暖房パネルを形成するようにした
ものである。第７図（ａ）（ｂ）のいずれのものにあっ
ても、下地板２５の下面には断熱材２２が張っである。

しかしながらこれらのものにあっては、いずれも床暖房
パネルは根太２４の上面に載置して取り付けられるもの
であって、パイプ２３は根太２４よりも上側に位置する
ことになり、床面がかさ上げされた状態となって、床暖
房を施した部屋と床暖房を施さない部屋との間において
床面の高さに段違いが生じるなどの問題があり、またこ
れらの床暖房パネルはいずれも構造が複雑になってコス
ト高になるという問題もあった。

［発明の目的］ 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、床面
があまりかさ上げされるようなおそれがないと共にしか
も構造を簡単に形成することができ、加えて均一な温度
分布で暖房をおこなうことができる床暖房パネルを提供
することを目的とするものである。

［発明の開示］ しかして本発明に係る床暖防パネルは、金属板１の下面
に断熱材２を張って形成され、金属板１の両側の側端に
は根太３上に載置固定されるフランジ片４が外方へｔ股
されていると共に、各フランジ片４より内側寄り位置に
て金属板１にはその下方への屈曲によって、熱媒を通す
パイプ５をはめ込んで取り付けるための上方へ開口する
一対の収納溝６が設けられており、金属板１上に敷設さ
れる仕上げ床材１６への金属板１からの伝熱がほぼ均一
な温度分布でなされるように金属板１を形成したことを
特徴とするものであり、パイプ５が収納溝６にて根太３
より上方へ大きく突出することな（取り付けることがで
きるようにすると共にしかも金属板１と断熱材２とによ
って床ｌｌ１ｖ５パネルが形成できるようにし、さらに
金属板１からの仕上げ床材１６への伝熱がほぼ均一にな
されるよ二　Ｉゆ　１　イ　　　Ｌ　ｅ　　ｌ：ｌ　／
＾　ナー　嗅＋ｈ　　Ｉ　　７＋　　Ｊ　　／Ｉ’％　
４％　　４Ｌ−４１１下本発明を実施例により詳述する
。

金属板１の両１１部には、金属板１を下方へ凸屈曲して
それぞれ上面が開口する平行な収納溝６゜６がｔ１４５
図（ａ）のように形成してあり、この収納溝６の外側に
おいて金属板１の両側端にはフランジ片４，４が外側方
へ延出しである。フランジ片４には釘やビスなどの固着
具を通すための孔７が穿設しである。収納［６は断面円
弧状に形成されるものであり、また金属板１は収納Ｗ４
６を除いて、フランジ片４及び収納溝６．６間の部分の
上面が面−面となるようにしである。この金属板１のｒ
面にグラスウールやポリウレタン発泡体などの断熱材２
を貼り付けることによって、温水などの熱媒を通すパイ
プ５を取り付けるための床＠房パネルＡを形成するもの
である。断熱材２は＊屋の根太３間に挿入される幅寸法
に設定されるものである。また金属板１の収納ＷＸ６と
平行な方向での良さ寸法は５０ｃｍ程度に設定され、金
属板１の幅寸法はフランジ片４が隣合う根太３の上面に
それぞれ載置される程度の寸法に設定される。

ユニで、断熱材２は収納ｗ４６内にはめ込んで取り付け
られるパイプ５からの熱を下方へ逃がすことがないよう
に設けζ）れているもので、またパイプ５からの熱は金
属板１に伝達され、さらに金属板１上に後述するように
張られる仕上げ床材１６に金属板１から伝達され、床の
暖房がなされるものであるが、パイプ５から金属板１へ
の伝熱はパイプ５に近い部分程高温でなされて金属板１
において温度分布が生じ、均一な熱分布で床暖房がおこ
なえないことになる。

そこで本発明においては金属板１の温度分布がほぼ均一
になるようにしたものであり、第２図（ａ）にその一実
施例を示す、第２図（ａ）のものは一対の収納溝６，６
をそれぞれ４ｋＨ４＠１の全幅寸法を略凹等分した箇所
に設けるようにしたものである。

すなわち金属板１の全幅寸法をｌＸ４とすると、金属板
１の側端からそれぞれ略ｉの寸法の位置に収納溝Ｇ、６
を設けるようにしたものである。収納溝６，６をそれぞ
れ金属板１のｌｌｌｌｌ端役けるようにした場合、金属
板１の中央部は収納溝６゜６からの距離が長くなってこ
の部分での温度は他の部分に比べて低くなるが、第２図
（ａ）のものでは収納溝６，６にはめ込まれるパイプ５
，５からの伝熱は金属板１の中央部にも良好に伝熱され
、パイプ５．５からの伝熱による金属板１の温度の分布
を均一化できることになる。従ってこのものでは金属板
１上に敷設される仕上げ床材１６に金属板１の全面から
均一な熱分布で伝熱され、均一な温度分布で床暖房をお
こなえることになる。

第２ｔｊ！Ｊ（ｂ）の実施例は、収納溝６，６をそれぞ
れ金属板１の両側端のフランジ片４，４に近接して金属
板１の両ｌ！ｌ端部に設けるようにしたものであり、こ
の場合には両収納溝６．６間の部分における金Ｒ）ｆｉ
ｌの厚みを中央部よりそれぞれの収納溝６．６に至る程
厚くなるように形成しである。このものでは、金属板１
の収納Ｗ４６に近い部分は肉厚が厚くて熱容蓋が大きく
、収納溝６のパイプ５からの伝熱がこの部分で太き（て
も昇温速度を小さく抑え、パイプ５，５からの伝熱によ
る金属板１の温度の分布を均一化できる。従ってこのも
のでも、金属板１上に敷設される仕上げ床材１６に金属
板１の全面から均一な熱分布で伝熱され、均一な温度分
布で床暖房をおこなえることになる。

第２図（ｃ）の実施例も、収納溝６，６をそれぞれ金属
板１の両ａ端のフランジ片４，４に近接して金属板１の
両側端部に設けるようにしたものであり、この場合には
両収納溝６，６闇の部分における金属板１の厚みを同じ
に形成すると共に、この両収納？１１６．６間の部分を
中央部はど高さが高くなるように断面山型に形成するよ
うにしである。

そしてこのものでは、金属板１上に敷設される仕上げ床
材１Ｇは収納溝６，６から最も遠い金属板１の中９！、
部に接し、収納溝６，６に近付（程仕上げ床材１６と金
属板１との闇には徐々に大きくなる隙間が形成されるこ
とになる。従って金属板１の収納溝６に近い部分はパイ
プ５からの伝熱が大きく高温になっていても仕上げ床材
１６との開に隙間があって仕上げ床材１６への伝熱は抑
えられ、また収納溝６から遠い部分はパイプ５からの伝
熱１＋ｔ　／１）さくで低シツ【二た。イいイ１、イト
トげ中材１６との距離が短くて良好に伝熱がなされ、こ
の結果金属ＪＩｉ１からの仕上げ床材１６への伝熱の温
度を均一化することでき、均一な温度分布で床ｌｌ１５
！Ｊをおこなえることになる。

第２図（ｃ）の実施例は金属板１を全面に亘って仕上げ
床材１６に′Ｗｊ接させないようにして金属板１から仕
上げ床材１６への伝熱を均一化するようにし、このため
に金属板１を断面山型に形成するようにしたものである
が、このためには第２図（Ｃ）に示す他に、第２図（ｄ
）のようにすることもできる。第２図（ｄ）のものにあ
っては、図の斜線部分において金属Ｆｉ１の収納溝６．
６闇の部分をｒ方へ凸屈曲させるようにし、この部分で
上面開口の四部を形成したものであり、凹部は収納ｒｆ
Ｉ６に近付く程面積が大きくなるようにしである。この
ものでは金属板１の上面に敷設される仕上げ床材１Ｇに
対する金属板１の接触面積は収納ｒＲ６に近付く程小さ
くなり、金属板１の収納溝６に近い部分はパイプ５から
の伝熱が大きく高温になっていても仕上げ床材１６との
接触面積が小さくて仕上げ床材１６への伝熱は抑えられ
、また収納溝６に遠い部分はパイプ５からの伝熱が小さ
くて低温になっていても仕上げ床材１６との接触面積が
大きくて良好に伝熱がなされ、この結果金属板１からの
仕上げ床材１６への伝熱の温度を均一化することでき、
均一な温度分布で床＠房をおこなえることになる。尚、
同様な効果は、第２図（ｄ）の斜線部分において金属板
１に孔を設けたり、この部分において薄い断熱シートを
金属板１の表面に張ったり、この部分に対応する箇所に
おいて仕上げ床材１６の下面を削り込んでに凹所を設け
たりしても得ることができるものである。

＠２図（ｅ）の実施例は、収納溝６，６間において金属
板１の下面に収納ｒ１４６の長手方向と直交するように
ヒートパイプ１７を密着して設けるようにしたものであ
る。このものでは収納溝６にはめ込むパイプ５からの熱
は両収納溝６，６間に亘るヒートパイプ１７によって金
属板１の中央部へも運ばれ、金属板１を全面に亘って均
一な温度分布で加熱することができる。

しかして、上記のように形成される床暖房パネルＡを用
いて施工をおこなうにあたっては、まず第３図（ａ）の
ように大引１５の上に金属板１の幅寸法に合わせたピッ
チで根太３を取り付けておく。

そして上記のように形成される床暖房パネルＡは、第１
図に示すように隣合う根太３．３間に配設され、断熱材
２や収納溝６を根太３，３間に落とし込むと共に金属板
１の両側のフランジ片４を隣合う各根太３，３の上面に
載置し、フランジ片４の孔７から根太３に釘やビスなど
を打ち込むことによって、根太３に固定するものであろ
、このようにして第３図（ｂ）に示すように複数枚の床
暖房パネルＡを根太３に沿って張り並べると共に隣の根
太３，３間にも同様にして複数枚の床暖房パネルＡを張
り並べる。根太３に沿って張り並べられる床１ｕＪパネ
ルＡ間においては、収納溝６はその端部において連続す
る。

次ぎにこのようにして取り付けた床暖房パネルＡに熱媒
を通すパイプ５を配管してパイプ５を床暖房パネルＡに
よって保持させるようにするが、パイプ５としでは可撓
性を有するプラスチックパイプを用いるのが良好である
。もちろん金属パイプを用いることを妨げる趣旨ではな
い、パイプ５の配管にあたっては、一本のパイプ５を蛇
行状にしつつ各床暖房パネルＡの金属板１に設けた収納
溝６にはめ込んでい（ことによっておこなうことがで終
る。このように一本のパイプ５で熱媒を循環で終るよう
にすることによって、複数のパイプを接続する場合のよ
うな継手を必要とせず、継手部分からの液漏れのおそれ
をなくすことができる。

また収納溝６にパイプ５をはめ込んだ状態において、金
属板１の上面とパイプ５の上端とは面一となる。

ここで、パイプ５の配管は第３図（ｃ）やｆｉ４図に示
すような経路によっておこなわれる。すなわち、各根太
３間において温水などの熱媒が供給されるパイプ５の往
路部分５ａと熱媒が返送されるパイプ５の復路部分５ｂ
とがそれぞれ配置されるようにし、しかも最も温度の高
い高温熱媒が通過する部分のパイプ５と最も温度の低い
低温熱媒が通過する部分のパイプ５とが同じ床暖房パネ
ルＡに取り付けられるようにすると共に、二番目に温度
の高い高温熱媒が通過する往路部分５ａのパイプ５と二
番目に温度の低い低温熱媒が通過する復路部分５ｂのパ
イプ５とが同じ床暖房パネルＡに取り付けられるように
するという兵舎にパイプ５の配置が設定されるものであ
る。このようにパイプ５を配置することによって、各床
暖房パネルＡにおけるパイプ５内の熱媒がらの受熱量を
均等化することができるものである。またパイプ５を屈
曲させる部分においては、その曲げの曲率半径を大きく
とるために迂回部１２を形成させるようにするのがよい
、このように迂回部１２を形成することによって、パイ
プ５の曲げストレスを小さくすることができると共に、
１００℃近い熱媒が通過するために大きく生じるパイプ
５の熱膨張を吸収することができることになる。

そしてパイプ５は根太３の端部位置（部屋の壁際）で曲
げることによって蛇行状に形成されるが、このパイプ５
を曲げる部分においては、第５図（ｂ）に示すようにフ
ランジ片４を除いて下方へ凹屈曲する凹部１３を形成し
た金属＠１の下面に断熱材２を貼り付けることによって
形成した床暖のパネルＢを用いるようにするもので、こ
の凹部１３内にパイプ５の迂回部１２を収納するように
する。

もちろん迂回部１２をはめ込む迂回溝を形成した金属板
を用いるようにしてもよい。またパイプ５の曲げ部分は
予め根太３のＦ１ａに切り欠き１４を設けて抗いて、こ
の切り欠き１４に通すようにする。切り欠き１４は根太
３の端部においてのみ設ければよいものであって、切り
欠き１４の工数は極力少なくすることがで終る。またパ
イプ５の曲げ部分はこの切り欠き１４内にて根太３に固
定するようにしてもよい。

このようにしてパイプ５の取り付けをおこなったのちに
、第３図（ｄ）に示すように床暖房パネルＡ、Ｂ上に仕
上げ床材１６を張ることによって床として仕上げるもの
である。ここで、各根太３の上面において隣合う床暖房
パネルＡ、Ｂのフランジ片４．４の先端間には隙間が形
成されるようにしてあり、この隙間から根太３の上面を
露出させて、仕上げ床材１６から釘やビスをこの露出す
る部分にて根太３に打ち込むことによって、仕上げ床材
１６の固定をおこなうらのである。このように床暖房パ
ネルＡの上に仕上げ床材１６を張った状態において、パ
イプ５からの発熱を金属板１によって仕上げ床材１６に
伝達して、床暖房をおこなうことができる。

［発明の効果］ 上述のように本発明に係る床暖房パネルは、金属板の下
面に断熱材を張って形成され、金属板の両側の側端には
根太上に載置固定されるフランジ片が外方へ延設されて
いると共に、フランジ片より内側寄り位置にて金属板に
はその下方への屈曲によって、熱媒を通すパイプをはめ
込んで取り付けるための上方へ開口する収納溝が設けら
れているものであるから、熱媒を通すパイプは根太間に
配置させることができてパイプが根太より天外く上方に
突出するようなことがなく、床がかさ上げされるような
おそれなくパイプの保持をおこなうことができるもので
あり、しかも金属板と断熱材との２層の構成で床暖房パ
ネルを形成することができで、構造を簡単にして安価に
作成することができるものである。また、金属板上に敷
設される仕上げ床材への金属板からの伝熱がほぼ均一な
温度分布でなされるように金属板を形成しであるので、
仕上げ床材はほぼ均一な温度分布となり、均一な温度分
布で快適な床暖房をおこなうことができると共に無駄に
熱すぎる箇所をなくして熱エネルギーを有効に利用した
床暖房をおこなうことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の一部切欠斜視図、第２図（
ａ）（ｂ）（ｅ）は同上の金属板の各態様を示す断面図
、第２図（ｄ）は同上の金属板の他のＢ梯を示す平面図
、第２図（ｅ）は同上の金属板のさらに他の態様を示す
断面図、ｔ５３図（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）は本発明の
一実施例における施工手順を示す斜視図、第４図は同上
のパイプを配管経路を示す概略平面図、第５図（ａ）（
ｂ）は第４図のに部分での金属板の断面図とＬ部分での
金属板の断面図、第６図（ａ）（ｂ）は従来例の一部切
欠斜視図と一部の拡大断面図、第７図（、）（ｂ）は他
の従来例の一部切欠斜視図である。 １は金属板、２は断熱材、３は根太、４はフランジ片、
５はパイプ、６は収納溝、１６は仕上げ床材、１７はヒ
ートパイプである。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属板の下面に断熱材を張って形成され、金属板
   の両側の側端には根太上に載置固定されるフランジ片が
   設けられていると共に、各フランジ片より内側寄り位置
   にて金属板にはその下方への屈曲によって、熱媒を通す
   パイプをはめ込んで取り付けるための上方へ開口する一
   対の収納溝が設けられており、金属板上に敷設される仕
   上げ床材への金属板からの伝熱がほぼ均一な温度分布で
   なされるように金属板を形成したことを特徴とする床暖
   房パネル。
2. （２）一対の収納溝はそれぞれ金属板の全幅寸法をほぼ
   四等分する位置に設けられていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の床暖房パネル。
3. （３）金属板はその一対の収納溝間の部分が中央部から
   収納溝へと順次肉厚が厚くなるように形成されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の床暖房パネ
   ル。
4. （４）金属板はその一対の収納溝間の部分が中央部程高
   くなるように断面略山型に形成されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の床暖房パネル。
5. （５）一対の収納溝間において金属板の下面に両収納溝
   間に亘るヒートパイプを設けたことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の床暖房パネル。