JP2003343863A - 床暖房設備 - Google Patents
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Abstract
よび、主暖房対象空間および副暖房対空間を暖房する際
の操作の簡素化を図りながら、主暖房対象空間および副
暖房対象空間を暖房すること。 【解決手段】 主暖房対象空間K1と副暖房対象空間K
2との夫々に熱媒体流通管が装備された床暖房パネルが
設けられ、熱源Gからの熱媒体が熱媒体流通管3,4に
循環流動されるように構成されている床暖房設備におい
て、床暖房パネルとして、主暖房対象空間に設置される
主床暖房パネル1と副暖房対象空間に設置される副床暖
房パネル2とが設けられ、熱源Gからの熱媒体を主床暖
房パネル1の熱媒体流通管3、副床暖房パネル2の熱媒
体流通管4の順に流動させるように、主床暖房パネル
1、副床暖房パネル2、および、熱源Gが接続されてい
る。
Description
副暖房対象空間との夫々に熱媒体流通管が装備された床
暖房パネルが設けられ、熱源からの熱媒体が前記熱媒体
流通管に循環流動されるように構成されている床暖房設
備に関する。
ように、リビングや和室の主暖房対象空間K1と台所や
廊下などの副暖房対象空間K2との夫々の床面に床暖房
パネルPを設けて、その床暖房パネルPの熱媒体流通管
31に熱源Gから熱媒体としての温水を循環供給するこ
とにより、主暖房対象空間K1および副暖房対象空間K
2を暖房するものである。そして、従来では、熱源Gが
主暖房対象空間K1と副暖房対象空間K2とに独立して
熱媒体を循環供給するように、主暖房対象空間K1に設
置される床暖房パネルPと副暖房対象空間K2に設置さ
れる床暖房パネルPとの夫々が各別に熱源Gに接続され
ている。
来の床暖房設備では、主暖房対象空間に設置される床暖
房パネルと副暖房対象空間に設置される床暖房パネルと
の夫々が各別に熱源に接続されているために、主暖房対
象空間に設置される床暖房パネルにも、副暖房対象空間
に設置される床暖房パネルにも、熱源から熱媒体を一律
に循環供給されるので、余剰な暖房コストがかかる虞が
ある。すなわち、副暖房対象空間は、主暖房対象空間に
比べて、使用者が長時間存在する可能性が低く、主暖房
対象空間に供給される熱媒体の温度と同様の温度の熱媒
体を副暖房対象空間にも供給すると、副暖房対象空間で
は余剰な暖房が行われることとなって、余剰な暖房コス
トがかかることになる。
らの熱媒体の供給を開始させたり、熱源からの熱媒体の
供給を停止させたり、熱源からの熱媒体の供給状態を制
御する制御装置が、主暖房対象空間にも、副暖房対象空
間にも、夫々別々に必要となり、設備コストの増大を招
くとともに、主暖房対象空間の制御装置と副暖房対空間
の制御装置との夫々について、熱媒体の供給を開始する
または停止するなどの指令を与える操作をしなければな
らず、主暖房対象空間および副暖房対空間を暖房する際
の操作が手間のかかるものとなる。
のであり、その目的は、余剰なコストの削減、設備コス
トの低減、および、主暖房対象空間および副暖房対空間
を暖房する際の操作の簡素化を図りながら、主暖房対象
空間および副暖房対象空間を暖房することが可能となる
床暖房設備を提供する点にある。
に、請求項1に記載の発明によれば、主暖房対象空間と
副暖房対象空間との夫々に熱媒体流通管が装備された床
暖房パネルが設けられ、熱源からの熱媒体が前記熱媒体
流通管に循環流動されるように構成されている床暖房設
備において、前記床暖房パネルとして、前記主暖房対象
空間に設置される主床暖房パネルと前記副暖房対象空間
に設置される副床暖房パネルとが設けられ、前記熱源か
らの熱媒体を前記主床暖房パネルの熱媒体流通管、前記
副床暖房パネルの熱媒体流通管の順に流動させるよう
に、前記主床暖房パネル、前記副床暖房パネル、およ
び、前記熱源が接続されている。
暖房対象空間に設置される主床暖房パネルの熱媒体流通
管を通流することにより、主床暖房パネルの表面を加熱
し、次に、副暖房対象空間に設置される副床暖房パネル
の熱媒体流通管を通流することにより、副床暖房パネル
の表面を加熱し、その後、熱源に戻ることになる。そし
て、熱媒体は通流に伴う放熱によって温度が低下するも
のとなるが、主床暖房パネルでは放熱前の十分高温な熱
媒体が熱源より供給されることになり、副床暖房パネル
では主床暖房パネルにて放熱後の低温の熱媒体が供給さ
れることとなる。したがって、熱源から副暖房対象空間
よりも先に熱媒体が供給される主暖房対象空間では、使
用者が快適感を得られる温度まで暖房することができ、
しかも、副暖房対象空間では、主暖房対象空間よりも低
い温度となるように暖房することができるので、使用者
が存在する可能性の高い主暖房対象空間では、使用者が
求める所望の暖房効果を得ながら、使用者が存在する可
能性の低い副暖房対象空間でも、主暖房対象空間ほど高
温ではないものの、暖房効果を得ることができることに
なる。
ることにより、熱源からの熱媒体が、主床暖房パネルの
熱媒体流通管、副床暖房パネルの熱媒体流通管の順に流
動することになり、熱源からの熱媒体の供給を停止する
ことにより、熱源からの熱媒体が、主床暖房パネルの熱
媒体流通管および副床暖房パネルの熱媒体流通管のいず
れに対しても供給が停止することになる。したがって、
熱源からの熱媒体の供給状態を制御する制御装置は、主
暖房対象空間と副暖房対象空間とを兼用することができ
ることになり、床暖房設備として設ける制御装置の数を
削減でき、主暖房対象空間と副暖房対象空間とを兼用し
た制御装置に対して熱媒体の供給を開始するまたは停止
するなどの指令を与える操作をするだけで主暖房対象空
間および副暖房対象空間を暖房することができることに
なる。
用者が求める所望の暖房効果を得ながら、副暖房対象空
間では、余剰な暖房を防止しながらも、暖房効果を得る
ことができることとなり、しかも、主暖房対象空間と副
暖房対象空間の兼用の制御装置に対して指令を与える操
作を行うだけで、主暖房対象空間および副暖房対象空間
を暖房することができることとなって、余剰なコストの
削減、設備コストの低減、および、主暖房対象空間およ
び副暖房対空間を暖房する際の操作の簡素化を図りなが
ら、主暖房対象空間および副暖房対象空間を暖房するこ
とが可能となる床暖房設備を提供できるに至った。
暖房パネルの熱媒体流通管が、パネル全体にわたって分
散配置した熱媒体往動通流用の往路部分と、その往路部
分の端部から連なり前記往路部分に対し熱媒体通流方向
が逆方向になる状態で並んで配置される熱媒体復動通流
用の復路部分とを備えるように構成され、前記復路部分
を通流した熱媒体を前記副床暖房パネルに導入するよう
に構成されている。
に供給される熱媒体は、まず、往路部分を通流して主床
暖房パネルのパネル全体にわたって往動通流し、次に、
往路部分に対し熱媒体通流方向が逆方向になる状態で並
んで配置される復路部分を通流して主床暖房パネルのパ
ネル全体にわたって復動通流し、その後、副床暖房パネ
ルの熱媒体流通管に供給されることになる。そして、熱
媒体は通流に伴う放熱によって温度低下するものとなる
が、主床暖房パネルにおいては、順次温度が高温から低
温に移行する往路部分と、順次温度が高温から低温に移
行する復路部分とが、流れ方向が逆になる状態で並ぶた
め、主床暖房パネルの各部への放熱量を均一化し易いも
のとなっている。したがって、熱媒体流通管の往路部分
および復路部分を通流する熱媒体により、主床暖房パネ
ルのパネル全体にわたって表面温度を均一にすることが
できることになって、使用者が存在する可能性の高い主
暖房対象空間では、パネルが敷設された床面全体にわた
って均一に暖房することができることになる。
暖房パネルにおける前記熱媒体流通管の設置密度が、前
記副床暖房パネルにおける前記熱媒体流通管の設置密度
よりも大きくなるように構成されている。
単位面積当たりに熱媒体流通管が占める度合いを示した
ものであり、その熱媒体流通管の設置密度が、主床暖房
パネルの方が副床暖房パネルよりも大きくなるように構
成することにより、主床暖房パネルは、副床暖房パネル
よりも、熱媒体流通管が密集した状態で設けられること
になる。したがって、主床暖房パネルにおいては、熱媒
体流通管を密集した状態で設けることにより、表面温度
を使用者が快適感を得られる温度まで的確に上昇させる
ことができることとなって、使用者が存在する可能性の
高い主暖房対象空間では、所望の暖房効果を的確に得る
ことができることになる。
暖房パネルを通流した熱媒体を前記副床暖房パネルを通
流させて前記熱源に戻す併用通流状態と、前記主床暖房
パネルを通流した熱媒体を前記副床暖房パネルをバイパ
スして前記熱源に戻す単独通流状態とに切換自在な通流
状態切換手段が設けられている。
るなどによって、通流状態切換手段を併用通流状態と単
独通流状態とに切り換えることにより、熱源からの熱媒
体を主床暖房パネルの熱媒体流通管と副床暖房パネルの
熱媒体流通管の両方に通流させる状態と、熱源からの熱
媒体を主床暖房パネルの熱媒体流通管のみに通流させる
状態とに切り換えることになる。したがって、使用者が
手動操作や切換指令を指令することにより、主床暖房パ
ネルと副床暖房パネルとの両方にて、暖房対象空間の全
体にわたって暖房する状態と、主床暖房パネルのみに
て、暖房対象空間の一部を集中して暖房する状態とに切
り換えることができることになって、使用者の意図に応
じた状態で暖房対象空間を暖房することができることに
なる。
暖房パネルとして、主パネル部分とその主パネル部分の
側脇部に配置される副パネル部分とが設けられ、前記熱
源からの熱媒体を前記主パネル部分の熱媒体流通管、前
記副パネル部分の熱媒体流通管の順に流動させるよう
に、前記主パネル部分、前記副パネル部分、および、前
記熱源が接続されている。
が存在する可能性の高い中央部分に主パネル部分を設置
し、その主パネル部分の側脇部として、主パネル部分の
側周部の全周や一部など、主パネル部分の周囲のうち、
全周囲または一部に副パネル部分を設置することによ
り、暖房対象空間の床面に全体的に床暖房パネルを敷設
することになる。ちなみに、副パネル部分を主パネル部
分の周囲のうち、一部に設置する場合には、主パネル部
分の周囲のうち、残りの部分にダミーパネルを設置する
ことにより、副パネル部分およびダミーパネルにて主パ
ネル部分の周囲の全周囲を覆うようにする。
間の中央部分に設置された主パネル部分の熱媒体流通管
を通流することにより、主パネル部分の表面を加熱し、
次に、主パネル部分の側周部の全周や一部に設置された
副パネル部分の熱媒体流通管を通流することにより、副
パネル部分の表面を加熱し、その後、熱源に戻ることに
なる。そして、熱媒体は通流に伴う放熱によって温度が
低下するものとなるが、主パネル部分では放熱前の十分
高温な熱媒体が熱源より供給されることになる。
部分よりも先に供給される主パネル部分では、使用者が
快適感を得られる温度まで表面温度を高くすることがで
き、しかも、主パネル部分と副パネル部分とによって主
暖房対象空間の床面の全体にわたって表面温度を上昇さ
せることができることになるので、主パネル部分が設置
された使用者が存在する可能性の高い空間では、快適な
暖房効果を得ながら、主暖房対象空間の床面温度の温度
バリアフリーを実現することができることになる。
て図面に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕この床暖房設備は、図1および図2に
示すように、リビングや和室などの主暖房対象空間K1
と台所や廊下などの副暖房対象空間K2の夫々の床面に
設置される床暖房パネル1,2と、その床暖房パネル
1,2の熱媒体流通管3,4に熱媒体としての温水を循
環流動させる熱源としての熱源機Gとを備えて構成され
ている。前記床暖房パネル1,2として、主暖房対象空
間K1に設置される主床暖房パネル1と、副暖房対象空
間K2に設置される副床暖房パネル2とが設けられ、主
床暖房パネル1および副床暖房パネル2に熱媒体流通管
3,4が装備されている。
1の熱媒体流通管3、副床暖房パネル2の熱媒体流通管
4の順に流動させるように、主床暖房パネル1、副床暖
房パネル2、および、熱源機Gが接続されている。すな
わち、熱源機Gから温水を供給する側が、主床暖房パネ
ル1の熱媒体流通管3の入口側に接続され、主床暖房パ
ネル1の熱媒体流通管3の出口側が、副床暖房パネル2
の熱媒体流通管4の入口側に接続され、副床暖房パネル
2の熱媒体流通管4の出口側が、熱源機Gに温水を戻す
側に接続されている。
パネル1、副床暖房パネル2の接続は2系統に分けて接
続され、ひとつは、熱源機Gと、リビングに設置された
主床暖房パネル1と、台所に設置された副床暖房パネル
2とを接続し、もうひとつは、熱源機Gと、和室に設置
された主床暖房パネル1と、廊下に設置された副床暖房
パネル2とを接続するようにしている。図2は、図1に
おいて、熱源機Gと、リビングに設置された主床暖房パ
ネル1と、台所に設置された副床暖房パネル2とを取り
出した状態での拡大平面図を示している。
ネル2の構成について説明するが、主床暖房パネル1
は、リビングに設置するものも、和室に設置するもの
も、形状が異なる以外は同様の構成をしており、副床暖
房パネル2は、台所に設置するものも、廊下に設置する
ものも、形状が異なる以外は同様の構成をしているの
で、以下、図2に示すように、一方の主床暖房パネル1
および副床暖房パネル2について説明し、他方の主床暖
房パネル1および副床暖房パネル2については説明を省
略する。
に、主暖房対象空間K1の中央部分に設置され、主直線
用基材5の複数枚と、主直線用基材5の幅のほぼ2倍の
幅を備えた幅広の主湾曲用基材6の複数枚と、主直線用
基材5の幅とほぼ同じ幅を備えた幅狭の主湾曲用基材7
とから構成され、主直線用基材5、幅広の主湾曲用基材
6、および、幅狭の主湾曲用基材7の夫々には、熱媒体
流通管3を配設するための上方が開口した凹入状の主溝
部8が形成されている。そして、主直線用基材5、幅広
の主湾曲用基材6、および、幅狭の主湾曲用基材7の夫
々は、厚みが同じで、例えば、ポリエチレン発泡体など
の発泡体にて構成され、熱媒体流通管3を配設するため
の溝部の形状が異なる複数の矩形基材を並べることによ
り、主床暖房パネル1を構成している。ちなみに、主暖
房対象空間K1において、主床暖房パネル1の側周部の
全周にわたってダミーパネルBを配置するようにしてい
る。
の長さ方向(図2中Y方向)に隣接させた2つの主直線
用基材5を、その幅方向(図2中X方向)を同一方向と
して、複数の主直線用基材5を互いに隣接するように配
置し、主直線用基材5の長さ方向(図2中Y方向)の両
端部に幅広の主湾曲用基材6を配置して構成されてい
る。前記幅狭の主湾曲用基材7は、主直線用基材5の長
さ方向(図2中Y方向)の一端部で、かつ、主直線用基
材5の幅方向(図2中X方向)の一端部に配置されてい
る。ちなみに、主床暖房パネル1において、幅狭の主湾
曲用基材7の配置位置と対向する端部には、熱媒体流通
管3の入口部分および出口部分を配管するように、他の
主直線用基材5よりも長さが長い接続用の主直線用基材
5aが配置されている。
材6,7の幅方向に隣接する形態で木製の小根太9が設
けられ、この小根太9は、幅が同じで長さが異なる複数
の板体を主直線用基材5および主湾曲用基材6,7の幅
方向に並べて構成されている。ちなみに、小根太9とし
て、主直線用基材5と同じ長さを備えた長尺の板体と、
その長尺の板体よりも短くて主湾曲用基材6,7と同じ
長さを備えた中尺の板体と、その中尺の板体よりも短い
長さを備えた短尺の板体とが設けられ、長尺の板体を主
直線用基材5の間に設置し、中尺の板体を幅広の主湾曲
用基材6どうしの間または幅広の主湾曲用基材6と幅狭
の主湾曲用基材7の間に設置し、短尺の板体を幅広の主
湾曲用基材6の中央部分に設置するようにしている。
れた直線状の主直線溝部8aと、幅広の湾曲用基材6に
形成された湾曲状の主湾曲溝部8bと、幅狭の湾曲用基
材7に形成された湾曲状の主湾曲溝部8cとから構成さ
れ、主直線溝部8a、主湾曲溝部8b、および、主湾曲
溝部8cにわたって熱媒体流通管3を配管するように構
成されている。前記主湾曲溝部8bは、主直線用基材5
の幅方向に隣接する主直線用基材5に形成された主直線
溝部8aにわたって熱媒体流通管3を配管するように構
成されている。前記主湾曲溝部8cは、同じ主直線用基
材5に形成された主直線溝部8aにわたって熱媒体流通
管3を配管するように構成されている。
は、一般的に架橋ポリエチレン管やポリブテン樹脂管な
ど可撓性のあるものが使用され、接続部のない管により
構成されている。そして、主床暖房パネル1の熱媒体流
通管3は、主直線溝部8aおよび主湾曲溝部8bにわた
って蛇行状に配管されて主湾曲溝部8cに連なる熱媒体
往動通流用の往路部分3aと、主湾曲溝部8cから連な
り主直線溝部8aおよび主湾曲溝部8bにわたって蛇行
状に配管される熱媒体復動通流用の復路部分3bとを備
えるように構成されている。すなわち、主床暖房パネル
1の熱媒体流通管3は、パネル全体にわたって分散配置
した往路部分3aと、その往路部分3aの端部から連な
り往路部分3aに対し熱媒体通流方向が逆方向になる状
態で並んで配置される、すなわち往路部分3aの端部か
ら連なり往路部分3aと平行またはほぼ平行な姿勢で配
置される復路部分3bとを備えて構成され、往路部分3
aと復路部分3bとを主床暖房パネル用間隔D1を隔て
て隣接する状態で配置するようにしている。
0と、副直線用基材10の幅とほぼ同じ幅を備えた副円
弧用基材11の複数枚と、副直線用基材10の幅とほぼ
同じ幅を備えた副湾曲用基材12とから構成され、副直
線用基材10、副円弧用基材11、および、副湾曲用基
材12の夫々には、熱媒体流通管4を配設するための上
方が開口した凹入状の副溝部13が形成されている。そ
して、副直線用基材10、副円弧用基材11、および、
副湾曲用基材12の夫々は、同じ厚みで、例えば、木製
にて構成され、熱媒体流通管4を配設するための溝部の
形状が異なる複数の矩形基材板状を並べることにより、
副床暖房パネル2を構成している。
成された直線状の副直線溝部13aと、副円弧用基材1
1に形成された円弧状の副円弧溝部13bと、副湾曲用
基材12に形成された湾曲状の副湾曲溝部13cとから
構成され、副直線溝部13a、副円弧溝部13b、およ
び、副湾曲溝部13cにわたって熱媒体流通管4を配管
するように構成されている。
も、主床暖房パネル1の熱媒体流通管3と同様に、一般
的に架橋ポリエチレン管やポリブテン樹脂管など可撓性
のあるものが使用され、接続部のない管により構成され
ている。そして、副床暖房パネル2の熱媒体流通管4
は、副直線溝部13aおよび副円弧溝部13bにわたっ
て配管されて副湾曲溝部13cに連なる熱媒体往動通流
用の往路部分4aと、副湾曲溝部13cから連なり副直
線溝部13aおよび副円弧溝部13bにわたって配管さ
れる熱媒体復動通流用の復路部分4bとを備えるように
構成され、往路部分4aと復路部分4bとを副床暖房パ
ネル用間隔D2を隔てて隣接する状態で配置するように
している。
は、主床暖房パネル用間隔D1を隔てて隣接する状態で
配置され、副床暖房パネル2の熱媒体流通管4は、主床
暖房パネル用間隔D1よりも大きい副床暖房パネル用間
隔D2を隔てて隣接する状態で配置されて、主床暖房パ
ネル1における熱媒体流通管3の設置密度が、副床暖房
パネル2における熱媒体流通管4の設置密度よりも大き
くなるように構成されている。ちなみに、主床暖房パネ
ル1では、小根太9を、例えば、主直線基材5の幅方向
(図2中X方向)に303mmの間隔を隔てて配置し、
その小根太9間に熱媒体流通管3を2本配置させるよう
にして、主床暖房パネル用間隔D1を、例えば、150
mmとし、副床暖房パネル用間隔D2を、例えば、20
0〜300mmとしている。
ル2の夫々には、主床暖房パネル1、副床暖房パネル
2、および、熱源機Gを接続するための接続用基材1
4,15が備えられ、この接続用基材14,15にも、
上方が開口した凹入状の接続溝部16,17が形成され
ている。
4に形成された接続溝部16に、主床暖房パネル1の熱
媒体流通管3の入口部分および出口部分を配管させて、
主床暖房パネル1の熱媒体流通管3と副床暖房パネル2
の熱媒体流通管4とを接続するように構成されている。
また、副床暖房パネル2の接続用基材15に形成された
接続溝部17は、直線状の供給用溝部17aと、L字状
の中継用溝部17bと、L字状の戻し用溝部17cと、
中継用溝部17bと戻し用溝部17cとを接続する直線
状のバイパス用溝部17dなどから構成されている。そ
して、供給用溝部17a、中継用溝部17b、戻し用溝
部17c、および、バイパス用溝部17dは、熱源機G
と副床暖房パネル2を接続する管部分、および、副床暖
房パネル2と主床暖房パネル1とを接続する管部分を配
管するように構成されている。
Gと副床暖房パネル2を接続する接続管、および、副床
暖房パネル2と主床暖房パネル1とを接続する接続管な
どの各接続管として、直線状やT字状などの各種形状の
接続管が設けられ、これらの接続管を接続溝部17に配
管するように構成されている。
との接続箇所には、熱源機Gからの温水を主床暖房パネ
ル1および副床暖房パネル2の両方に通流させて熱源機
Gに戻す併用通流状態と、熱源機Gからの温水を主床暖
房パネル1のみに通流させて熱源機Gに戻す単独通流状
態とに切換自在な通流状態切換手段としての通流状態切
換体18が配設されている。すなわち、通流状態切換体
18は、使用者による手動操作や、図外のリモコンから
の切換指令により、主床暖房パネル1を通流した温水を
副床暖房パネル2を通流させて熱源機Gに戻す併用通流
状態と、主床暖房パネル1を通流した温水を副床暖房パ
ネル2をバイパスして熱源機Gに戻す単独通流状態とに
切り換えるように構成されている。
主暖房対象空間K1および副暖房対象空間K2を暖房す
る場合について説明を加える。ちなみに、この床暖房設
備では、図示はしないが、熱源機Gからの温水の供給を
開始したり、熱源機Gからの温水の供給を停止するな
ど、熱源機Gからの温水の供給状態を制御する主暖房対
象空間K1と副暖房対象空間K2の兼用の制御装置が設
けられ、図外のリモコンにて熱源機Gからの温水の供給
を開始するまたは停止する指令を与えることによって、
主暖房対象空間K1および副暖房対象空間K2を暖房す
るようにしている。
ネル2にて主暖房対象空間K1および副暖房対象空間K
2を暖房するときについて説明すると、手動操作あるい
は図外のリモコンにて併用通流状態用の切換指令を指令
することにより、通流状態切換体18を併用通流状態に
切り換える。熱源機Gからの温水は、まず、主床暖房パ
ネル1の熱媒体流通管3に供給され、その熱媒体流通管
3における往路部分3aおよび復路部分3bを通流され
る。そして、主床暖房パネル1を通流した温水は、通流
状態切換体18の作用により、副床暖房パネル2の熱媒
体流通管4に供給され、その熱媒体流通管4における往
路部分4aおよび復路部分4bを通流したのち、熱源機
Gに戻される。
主床暖房パネル1の熱媒体流通管3、副床暖房パネル2
の熱媒体流通管4の順に通流させたのち、熱源機Gに戻
すことにより、主床暖房パネル1のパネル全体にわたっ
て表面温度を使用者が快適感を感じる温度まで上昇させ
て、主暖房対象空間K1では、所望の暖房効果を得るよ
うにするとともに、副床暖房パネル2の表面温度を主床
暖房パネル1の表面温度よりも低い温度まで上昇させ
て、副暖房対象空間K2では、余剰な暖房を防止しなが
ら、暖房効果を得るようにしている。
間K1のみを暖房するときについて説明すると、手動操
作あるいは図外のリモコンにて単独通流状態用の切換指
令を指令することにより、通流状態切換体18を単独通
流状態に切り換える。熱源機Gからの温水は、まず、主
床暖房パネル1の熱媒体流通管3に供給され、その熱媒
体流通管3における往路部分3aおよび復路部分3bを
通流される。そして、主床暖房パネル1を通流した温水
は、通流状態切換体18の作用により、副床暖房パネル
2をバイパスして熱源機Gに戻される。
主床暖房パネル1の熱媒体流通管3を通流させたのち、
熱源機Gに戻すことにより、主床暖房パネル1のパネル
全体にわたって表面温度を使用者が快適感を感じる温度
まで上昇させて、主暖房対象空間K1のみを集中して暖
房するようにしている。
記第1実施形態における主暖房対象空間K1に設置され
る主床暖房パネル1の別実施形態を示すものであり、そ
の他の構成については、上記第1実施形態と同様である
ので、同符号を記すなどにより省略し、上記第1実施形
態と異なる構成について説明する。
示すように、主床暖房パネル1として、主パネル部分1
aとその主パネル部分1aの側脇部に設置される副パネ
ル部分1bとが設けられ、主パネル部分1aの側周部の
全周にわたって副パネル部分1bを配置するようにして
いる。ちなみに、図4は、図3において、熱源機Gと、
リビングに設置された主床暖房パネル1と、台所に設置
された副床暖房パネル2とを取り出した状態での拡大平
面図を示している。
房パネル1を主パネル部分1aとし、その主パネル部分
1aに加えて、その主パネル部分1aの側周部の全周に
わたって設置される副パネル部分1bを設けることによ
り、主パネル部分1aと副パネル部分1bにより主床暖
房パネルを構成するようにしている。以下、この第2実
施形態について説明するが、主パネル部分1aは上記第
1実施形態における主床暖房パネル1であるので、副パ
ネル部分1bを中心に説明する。
aの側周部の全周にわたって設置され、副パネル直線用
基材19の複数枚と、副パネル直線用基材19の幅とほ
ぼ同じ幅を備えた副パネル円弧用基材20の複数枚と、
副パネル直線用基材19の幅とほぼ同じ幅を備えた副パ
ネル湾曲用基材21とから構成され、副パネル直線用基
材19、副パネル円弧用基材20、および、副パネル湾
曲用基材21の夫々には、熱媒体流通管3を配設するた
めの上方が開口した凹入状の副パネル溝部22が形成さ
れている。そして、副パネル直線用基材19、副パネル
円弧用基材20、および、副パネル湾曲用基材21の夫
々は、同じ厚みで、例えば、木製にて構成され、熱媒体
流通管3を配設するための溝部の形状が異なる複数の矩
形基材を並べることにより、副パネル部分1bを構成し
ている。
aの四隅部に副パネル円弧用基材20および副パネル湾
曲用基材21を配置させ、副パネル円弧用基材20と副
パネル湾曲用基材21の間および副パネル円弧用基材2
0間に副パネル直線用基材19を配置させて、副パネル
直線用基材19、副パネル円弧用基材20、および、副
パネル湾曲用基材21にて主パネル部分3aの側周部の
全周を囲むように構成されている。
3aの熱媒体流通管1、副パネル部分3bの熱媒体流通
管2の順に流動させるように、主パネル部分3a、副パ
ネル部分3b、および、熱源機Gが接続されている。す
なわち、熱源機Gから温水を供給する側が、主パネル部
分1aの熱媒体流通管3の入口側に接続され、主パネル
部分1aの熱媒体流通管3の出口側が、副パネル部分1
bの熱媒体流通管3の入口側に接続され、副パネル部分
1bの熱媒体流通管3の出口側が、熱源機Gに温水を戻
す側に接続されている。
基材19に形成された直線状の副パネル直線溝部22a
と、副パネル円弧用基材20に形成された円弧状の副パ
ネル円弧溝部22bと、副パネル湾曲用基材21に形成
された湾曲状の副パネル湾曲溝部22cとから構成さ
れ、副パネル直線溝部22a、副パネル円弧溝部22
b、および、副パネル湾曲溝部22cにわたって熱媒体
流通管3を配管するように構成されている。前記副パネ
ル円弧溝部22bは、副パネル円弧用基材20に対して
直交する方向に配置される副パネル直線用基材19の副
パネル直線溝部22aにわたって熱媒体流通管3を配管
するように構成されている。前記副パネル湾曲溝部22
cは、同じ副パネル直線用基材19に形成された副パネ
ル直線溝部22aにわたって熱媒体流通管3を配管する
ように構成されている。
流通管3も、主パネル部分3aの熱媒体流通管3と同様
に、パネル全体にわたって分散配置した熱媒体往動通流
用の往路部分3cと、その往路部分3cの端部から連な
り往路部分3cと平行またはほぼ平行な姿勢で配置され
る熱媒体復動通流用の復路部分3dとを備えて構成され
ている。
3は、主パネル部分1aにおいては、主床暖房パネル用
間隔D1を隔てて隣接する状態で配置され、副パネル部
分1bにおいては、主床暖房パネル用間隔D1よりも大
きい副パネル用間隔D3を隔てて隣接する状態で配置さ
れて、主パネル部分1aにおける熱媒体流通管3の設置
密度が、副パネル部分1bにおける熱媒体流通管3の設
置密度よりも大きくなるように構成されている。ちなみ
に、主床暖房パネル用間隔D1を、例えば、150mm
とし、副パネル用間隔D3を、例えば、200〜300
mmとしている。
の温水を、主パネル部分1aの熱媒体流通管3、副パネ
ル部分1bの熱媒体流通管3の順に流動させるように、
主パネル部分1a、および、副パネル部分1bを接続す
るための接続用基材23が備えられ、この接続用基材2
3にも、上方が開口した凹入状の接続溝部24が形成さ
れている。
24aと、L字状の中継用溝部24bと、L字状の戻し
用溝部24cと、中継用溝部24bと戻し用溝部24c
とを接続する直線状のバイパス用溝部24dなどから構
成されている。そして、供給用溝部24a、中継用溝部
24b、戻し用溝部24c、および、バイパス用溝部2
4dは、熱源機Gと主パネル部分3aを接続する管部
分、主パネル部分3aと副パネル部分3bを接続する管
部分、および、副パネル部分3bと熱源機Gとを接続す
る管部分を配管するように構成されている。
Gと主パネル部分1aを接続する接続管、主パネル部分
1aと副パネル部分1bを接続する接続管、および、副
パネル部分1bと熱源機Gとを接続する接続管などの各
接続管として、直線状やT字状などの各種形状の接続管
が設けられ、これらの接続管を接続溝部24に配管する
ように構成されている。
との接続箇所には、熱源機Gからの温水を主パネル部分
1aおよび副パネル部分1bの両方に通流させて副床暖
房パネル2に通流させる全体通流状態と、熱源機Gから
の温水を主パネル部分1aのみに通流させて副床暖房パ
ネル2に通流させる一部通流状態とに切換自在な主床暖
房パネル用の通流状態切換体25が配設される。前記通
流状態切換体25は、使用者による手動操作や、図外の
リモコンからの切換指令により、全体通流状態と一部通
流状態とに切り換えられるように構成されている。
主暖房対象空間K1および副暖房対象空間K2を暖房す
る場合について説明を加える。すなわち、この第2実施
形態では、上記第1実施形態と同様に、通流状態切換体
18を併用通流状態と単独通流状態とに切り換えること
により、主暖房対象空間K1および副暖房対象空間K2
の両方を暖房する状態と主暖房対象空間K1のみ暖房す
る状態とに切り換え可能に構成されていることに加え
て、主暖房対象空間K1を暖房するときには、主パネル
部分1aおよび副パネル部分1bの両方にて暖房する状
態と、主パネル部分1aのみにて暖房する状態とに切り
換え可能に構成されている。
について説明を加える。まず、主パネル部分1aおよび
副パネル部分1bの両方にて主暖房対象空間K1を暖房
するときには、手動操作あるいは図外のリモコンにて全
体通流状態用の切換指令を指令することにより、主床暖
房パネル用の通流状態切換体25を全体通流状態に切り
換える。熱源機Gからの温水は、まず、主床暖房パネル
1の熱媒体流通管3のうち、主パネル部分1aの熱媒体
流通管3に供給され、その熱媒体流通管3における往路
部分3aおよび復路部分3bを通流される。そして、主
パネル部分1aを通流した温水は、主床暖房パネル用の
通流状態切換体25の作用により、副パネル部分1bの
熱媒体流通管3に供給され、その熱媒体流通管3におけ
る往路部分3cおよび復路部分3dを通流する。
主パネル部分1aの熱媒体流通管3、副パネル部分1b
の熱媒体流通管3の順に通流させることにより、主パネ
ル部分1aのパネル全体にわたって表面温度を使用者が
快適感を感じる温度まで上昇させて、主暖房対象空間K
1の中央部分では、所望の暖房効果が得られ、主パネル
部分1aおよび副パネル部分1bにて主暖房対象空間K
1の床面を全体的に暖房するようにしている。
象空間K1を暖房するときには、手動操作あるいは図外
のリモコンにて一部通流状態用の切換指令を指令するこ
とにより、主床暖房パネル用の通流状態切換体25を一
部通流状態に切り換える。熱源機Gからの温水は、ま
ず、主パネル部分1aの熱媒体流通管3に供給され、そ
の熱媒体流通管3における往路部分3aおよび復路部分
3bを通流される。そして、主パネル1aを通流した温
水は、主床暖房パネル用の通流状態切換体25により、
副パネル部分1bをバイパスされる。
主パネル部分1aの熱媒体流通管3を通流させたのち、
副パネル部分1bをバイパスさせることにより、主パネ
ル部分1aのパネル全体にわたって表面温度を使用者が
快適感を感じる温度まで上昇させて、主暖房対象空間K
1の中央部分を集中して暖房して、所望の暖房効果を得
るようにしている。
部の全周にわたって副パネル部分1bを配置させるよう
にしているが、例えば、主パネル部分1aの側周部の一
部に副パネル部分1bを配置して、残りの部分には、ダ
ミーパネルBを配置させるようにしてもよい。すなわ
ち、副パネル部分1bは、主パネル部分1aの側周部の
全周にわたって配置するものに限らず、主パネル部分1
aの側周部の一部に配置するものでもよい。
設置した主床暖房パネル1も、和室に設置した主床暖房
パネル1も、主パネル部分1aおよび副パネル部分1b
とから構成した例を示したが、リビングに設置した主床
暖房パネル1のみ、主パネル部分1aおよび副パネル部
分1bとから構成してもよい。すなわち、複数の主床暖
房パネル1を設ける場合には、複数の主床暖房パネル1
の一部のみ、主パネル部分1aおよび副パネル部分1b
とから構成して実施することも可能である。
主床暖房パネル1の熱媒体流通管3、および、副床暖房
パネル2の熱媒体流通管4は、ともに、熱媒体往動通流
用の往路部分と熱媒体復動通流用の復路部分とを備え
て、熱媒体流通管を往復配管するようにしているが、必
ずしも熱媒体流通管を往復配管する必要はなく、また、
主床暖房パネル1または副床暖房パネル2の一方のみ熱
媒体流通管を往復配管することも可能である。
主床暖房パネル1における熱媒体流通管3の設置密度
を、副床暖房パネル2における熱媒体流通管4の設置密
度よりも大きくするために、主床暖房パネル用間隔D1
よりも副床暖房パネル用間隔D2を大きくしているが、
このような構成に限らず、例えば、主床暖房パネル1に
配管する熱媒体流通管の数を副床暖房パネル2に配管す
る熱媒体流通管の数よりも多くするなど、適宜変更が可
能である。また、主床暖房パネル1における熱媒体流通
管3の設置密度と、副床暖房パネル2における熱媒体流
通管4の設置密度とを、同様な設置密度となるようにし
てもよい。
併用通流状態と単独通流状態とに切換自在な通流状態切
換体14を設けるようにしているが、この通流状態切換
体14を設けずに、常時、併用通流状態として実施する
ことも可能である。
主床暖房パネルとして、小根太9を設ける小根太付きパ
ネルを例示したが、小根太9を設けるものに限らず、そ
の他の各種の床暖房パネルを適応することが可能であ
る。また、副床暖房パネル2についても、各種の床暖房
パネルを適応することが可能である。
主床暖房パネル1として、複数に分割された基材に熱媒
体流通管3を配管するように構成されたパネルを例示し
たが、予め熱媒体流通管が装備された一体型のパネルを
適応することも可能である。副床暖房パネル2について
も、複数に分割された基材に熱媒体流通管4を配管する
ように構成されたパネルに限らず、予め熱媒体流通管が
装備された一体型のパネルを適応することも可能であ
る。
主暖房対象空間K1として、リビングや和室を例示し、
副暖房対象空間K2として、台所や廊下を例示している
が、主暖房対象空間K1および副暖房対象空間K2をど
の空間にするかは適宜変更が可能である。
パネルの平面図
パネルの平面図
Claims (5)
- 【請求項1】 主暖房対象空間と副暖房対象空間との夫
々に熱媒体流通管が装備された床暖房パネルが設けら
れ、熱源からの熱媒体が前記熱媒体流通管に循環流動さ
れるように構成されている床暖房設備であって、 前記床暖房パネルとして、前記主暖房対象空間に設置さ
れる主床暖房パネルと前記副暖房対象空間に設置される
副床暖房パネルとが設けられ、 前記熱源からの熱媒体を前記主床暖房パネルの熱媒体流
通管、前記副床暖房パネルの熱媒体流通管の順に流動さ
せるように、前記主床暖房パネル、前記副床暖房パネ
ル、および、前記熱源が接続されている床暖房設備。 - 【請求項2】 前記主床暖房パネルの熱媒体流通管が、
パネル全体にわたって分散配置した熱媒体往動通流用の
往路部分と、その往路部分の端部から連なり前記往路部
分に対し熱媒体通流方向が逆方向になる状態で並んで配
置される熱媒体復動通流用の復路部分とを備えるように
構成され、 前記復路部分を通流した熱媒体を前記副床暖房パネルに
導入するように構成されている請求項1に記載の床暖房
設備。 - 【請求項3】 前記主床暖房パネルにおける前記熱媒体
流通管の設置密度が、前記副床暖房パネルにおける前記
熱媒体流通管の設置密度よりも大きくなるように構成さ
れている請求項1または2に記載の床暖房設備。 - 【請求項4】 前記主床暖房パネルを通流した熱媒体を
前記副床暖房パネルを通流させて前記熱源に戻す併用通
流状態と、前記主床暖房パネルを通流した熱媒体を前記
副床暖房パネルをバイパスして前記熱源に戻す単独通流
状態とに切換自在な通流状態切換手段が設けられている
請求項1〜3のいずれか1項に記載の床暖房設備。 - 【請求項5】 前記主床暖房パネルとして、主パネル部
分とその主パネル部分の側脇部に配置される副パネル部
分とが設けられ、 前記熱源からの熱媒体を前記主パネル部分の熱媒体流通
管、前記副パネル部分の熱媒体流通管の順に流動させる
ように、前記主パネル部分、前記副パネル部分、およ
び、前記熱源が接続されている請求項1〜4のいずれか
1項に記載の床暖房設備。
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JP2002156029A JP3926213B2 (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 床暖房設備 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009222278A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Osaka Gas Co Ltd | 熱媒供給設備 |
JP2009222279A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Osaka Gas Co Ltd | 暖房装置 |
JP2015025641A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 三菱樹脂インフラテック株式会社 | 温調床 |
JP2015031464A (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-16 | 三菱樹脂インフラテック株式会社 | ダイニングキッチンの床暖房用パネル |
JP2015102297A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 住商メタレックス株式会社 | 温水式床暖房装置 |
JP2016205748A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 三菱樹脂インフラテック株式会社 | 床暖房用パネル |
-
2002
- 2002-05-29 JP JP2002156029A patent/JP3926213B2/ja not_active Expired - Fee Related
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