JPH08127948A - 編機のキャリアの制御方法とその装置 - Google Patents

編機のキャリアの制御方法とその装置

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JPH08127948A
JPH08127948A JP6292443A JP29244394A JPH08127948A JP H08127948 A JPH08127948 A JP H08127948A JP 6292443 A JP6292443 A JP 6292443A JP 29244394 A JP29244394 A JP 29244394A JP H08127948 A JPH08127948 A JP H08127948A
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carrier
carriage
servo motor
pin
speed
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JP6292443A
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Takeshi Kiribuchi
岳 桐淵
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Shima Seiki Mfg Ltd
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Shima Seiki Mfg Ltd
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/94Driving-gear not otherwise provided for
    • D04B15/96Driving-gear not otherwise provided for in flat-bed knitting machines
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/38Devices for supplying, feeding, or guiding threads to needles
    • D04B15/54Thread guides
    • D04B15/56Thread guides for flat-bed knitting machines
    • DTEXTILES; PAPER
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    • D04B7/24Flat-bed knitting machines with independently-movable needles for producing patterned fabrics
    • D04B7/26Flat-bed knitting machines with independently-movable needles for producing patterned fabrics with colour patterns

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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリア/キャリッジ間の保持力を増し、同
期制御を不要にし、柄出し精度を高め、かつキャリア側
サーボモータの過負荷を防止する。 【構成】 キャリアをサーボモータでキャリッジとほぼ
同期するように助走させ、キャリッジのピンで連結す
る。連結時に、キャリア側のサーボモータを、キャリッ
ジを制動する向きに一定のトルクを発生するように駆動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、横編機等の編機のキャ
リアの制御に関する。
【0002】
【従来技術】キャリアとキャリッジとを各々サーボモー
タでベルト駆動して、キャリアをキャリッジに同期させ
ることが知られている(例えば実公平3−54150号
公報)。このようにするとキャリアを任意の位置で待機
させることができ、キャリッジがキャリアを迎えに往く
ためのデッドタイムが解消する。またキャリッジとキャ
リアとを連結する際の衝撃音が小さく、キャリアを対応
する編み幅のすぐ側で停止させることができ、柄の精度
が増す。
【0003】しかしながら問題は、キャリアとキャリッ
ジとをどのようにして同期させるかに有る。例えばサー
ボモータには制御誤差があり、キャリッジやキャリアの
位置は必ずしも制御目標とは一致しない。これらの誤差
はサーボモータによるものに限らず、ベルトの取付誤差
や伸縮等の様々な原因による発生する。そしてこれらの
誤差を無視すると同期が得られず、編成が不可能にな
る。この問題に対して実公平3−54,150号公報
は、キャリッジ駆動用サーボモータの回転数を検出し、
キャリア側のサーボモータを制御するとしている。即ち
キャリッジ側のサーボモータの回転数をロータリーエン
コーダで読み込み、キャリッジの位置と速度にキャリア
の位置と速度が一致するように、キャリア側のサーボモ
ータを駆動する。しかしこの手法では、キャリッジ側の
モータの回転数を検出してキャリア側のモータが追随す
るまでの時間が、制御遅れとなる。このため、キャリッ
ジの駆動速度を低速にして、キャリアの追随を容易にす
る必要が生じる。
【0004】
【発明の課題】この発明の課題は、 1) キャリアとキャリッジとを同期させる必要を除き、 2) 柄出し精度を向上させ、 3) キャリア駆動用の第2のサーボモータの過負荷を除
き、 4) キャリアをキャリッジ側に確実に当接させて連行す
る、ことにある(請求項1〜6)。請求項2,3,5,
6での副次的課題は、 5) キャリアのキャリッジ側への保持力を増加させるこ
とにあり、請求項3,5での他の副次的課題は、 6) キャリアのキャリッジ側への保持力を一定にするこ
とにあり、請求項5,6でのさらに他の副次的課題は、 7) ピンをキャリアに下降させる際に、キャリア側にピ
ンの底が着地する平坦面を広くし、連行を容易にするこ
とにある。
【0005】
【発明の構成】この発明のキャリアの制御方法は、編機
のキャリッジを第1のサーボモータにより走行させ、キ
ャリアを第2のサーボモータにより糸道レール上を走行
させるようにした方法において、キャリッジに結合した
給糸変換装置のピンをキャリアに当接させて、キャリア
をキャリッジで連行し、かつ連行時に第2のサーボモー
タの出力トルクに制限を加えることを特徴とする。
【0006】この発明のキャリアの制御装置は、編機の
キャリッジを第1のサーボモータで走行させ、キャリア
を第2のサーボモータにより糸道レール上を走行させる
ようにした装置において、前記キャリッジにピンとピン
の昇降手段とを設けた給糸変換装置を結合して、下降時
にピンがキャリアに当接するように構成し、ピンの下降
時に第2のサーボモータの出力トルクに制限を加えるた
めの、制御手段を設けたことを特徴とする。
【0007】出力トルクの制限は、トルクの正負の両側
に設けても、即ちトルクの絶対値が制限値を超過しない
ようにしても良く、あるいは正負のいずれか片側にのみ
設けても良い。好ましくは制限トルクは、キャリアがキ
ャリッジを制動する向きに設ける。このようにすると、
キャリッジには、キャリアの糸道レール上での走行抵抗
と、フィーダー側のサーボモータ(第2のサーボモー
タ)からの制限トルク以下のトルクとが摩擦として加わ
り、この摩擦はキャリッジ/キャリア間の保持力とな
る。そして制限トルクを、キャリアがキャリッジを制動
するように設定すると、保持力はキャリア本来の走行抵
抗と第2のサーボモータの出力トルクの和で近似的に定
まり、保持力が増加する。これに対して、キャリアがキ
ャリッジを加速するように制限トルクを設定すると、保
持力は第2のサーボモータの出力トルクとキャリアの走
行抵抗の差で定まり、保持力が小さくなる。
【0008】トルク制限とは、キャリアのサーボモータ
に対して、キャリアをキャリッジに対して非同期制御
し、即ち同期しないように制御し、かつキャリア側のサ
ーボモータ出力を出力定格未満の値に制限することであ
る。トルク制限の手法の例を示すと、例えばピンでの連
行時に第2のサーボモータの出力がほぼ一定になるよう
に、好ましくは連行時の第2のサーボモータの出力目標
が制限トルクとなるように駆動する。トルクの向きは、
好ましくはキャリッジに対して制動側とする。この結果
第2のサーボモータからの制動力は一定となり、キャリ
ッジ/キャリア間の保持力が安定する。トルク制限法の
第2の例として、例えば連行時にはキャリッジの速度よ
りやや低速の速度をキャリアの目標速度とし、あるいは
キャリアの目標位置をキャリッジの目標位置よりもやや
遅らせ、速度あるいは位置の何れかでキャリアがキャリ
ッジよりもやや遅れるように、フィードバック制御等を
キャリア側のサーボモータに加える。キャリアはキャリ
ッジに連行され、制御目標よりも高速で走行し、あるい
は目標位置よりも前方を走行するので、キャリア側のサ
ーボモータはキャリアを制動するように出力する。そし
てこの制動トルク(第2のサーボモータからのキャリッ
ジの走行方向と逆向きの出力トルク)に上限を加える。
【0009】
【発明の作用】請求項1,4の発明について、作用を示
す。キャリアはピン等でキャリッジに連行されるまで
は、第2のサーボモータでキャリッジとほぼ同期するよ
うに助走する。連行が始まると、第2のサーボモータに
はトルク制限が加わり過負荷が防止される。出力トルク
がキャリッジ側と逆向きの場合、連行時に第2のサーボ
モータの出力トルクとキャリアの走行抵抗の和がキャリ
ッジに加わり、この値はキャリッジ/キャリア間の保持
力に等しい。そしてこの保持力のため、キャリッジとキ
ャリアの接触は安定し、キャリッジに対するキャリアの
振動等が防止される。出力トルクがキャリッジ側と同じ
場合、連行時に第2のサーボモータの出力トルクとキャ
リアの走行抵抗との差がキャリッジに加わり、これがキ
ャリアの保持力となる。連行が終ると、キャリアは指定
した位置に停止し、次の連行に備えて待機する。
【0010】最も好ましい態様は、制限トルクをキャリ
ッジ側モータの出力トルクと逆向きにし、かつ制限トル
クで第2のサーボモータを駆動することである。このよ
うにすれば、第2のサーボモータには制限トルクを発生
せよとの指令を与えるだけで良く、制御は簡単である。
また保持力は一定となり、キャリッジ/キャリア間の接
触も安定する。
【0011】
【実施例】図1〜図7に、実施例とその変形とを示す。
図2に横編機の構成を示すと、2は2カムあるいは4カ
ム等のキャリッジで、キャリッジレール4上を走行し、
Vベッドあるいは4面ベッド等のニードルベッド6を制
御する。キャリッジ2は第1のサーボモータ8とドライ
バ10によりレール4上を走行し、走行には例えば歯付
ベルト12とプーリー14を用いる。キャリッジ2に
は、ニードルベッド6を跨ぐようにアームゲート16を
設け、アームゲート16には給糸変換装置18を設け
る。給糸変換装置18には、多数のソレノイド20とソ
レノイド20によって昇降するピン22を設ける。この
ような給糸変換装置18の構成は、特公昭62−295
39号公報により公知である。
【0012】ニードルベッド6の上方には糸道レール2
4を多数設け、各糸道レール24には各々4個のキャリ
ア26を設ける。キャリア26にはヤーンロッド28を
取り付け、ヤーンロッド28の先端には図示しないヤー
ンフィーダーを取り付ける。またヤーンロッド28は、
編成時に例えば特開平5−25758号公報に記載のカ
ム機構により、給糸変換装置18により下側に押され、
ヤーンフィーダーはニードルベッド6上の編成位置に下
降する。キャリア26の上部中央には平坦面30があ
り、平坦面30の奥の右側に右突起32を、平坦面30
の手前の左に左突起34を設け、それらの肩、即ち突起
32,34と平坦面30との間の垂直面を、ピン22で
押圧して連行する。このように給糸変換装置18は、所
定のキャリア26に対して、ピン22を降ろして連行す
る。また糸道レール24には各々4本の歯付ベルト40
があり、ここではその1本のみを示す。歯付ベルト40
はキャリア26を左右に走行させるためのもので、プー
リー42を介して、第2のサーボモータ44とドライバ
46とで駆動する。
【0013】50は横編機全体のメインコントローラ
で、2つのドライバ10,46とキャリッジ2や給糸変
換装置18のソレノイド20を制御する。メインコント
ローラ50は与えられた編成データに従ってキャリッジ
2とキャリア26を制御し、キャリッジ2の制御のた
め、ドライバ10に位置目標信号Pを入力し、ドライバ
10は位置目標信号Pに従ってサーボモータ8を制御す
る。サーボモータ8には回転数のセンサがあり、回転数
を積分して位置を検出する。そしてこれらの検出結果
は、キャリッジ2の位置と速度のセンサ出力Sとしてド
ライバ10にフィードバックされ、ドライバ10はキャ
リッジ2が所定の位置を所定の時間に走行するように制
御する。またセンサ出力Sはドライバ10からメインコ
ントローラ50へ報告される。
【0014】同様にメインコントローラ50は、ドライ
バ46を介して第2のサーボモータ44を制御する。こ
こでの制御は、ドライバ10の場合と同様に、メインコ
ントローラ50からキャリア26の目標位置Pあるいは
目標速度をドライバ46に指定し、ドライバ46は指定
された値に従ってサーボモータ44を制御する。サーボ
モータ44はその回転数を検出して速度信号とし、回転
数を積分して位置信号とする。そしてこれらのセンサ出
力をドライバ46に入力し、位置と速度をフィードバッ
ク制御する。またセンサ出力をメインコントローラ50
へ、ドライバ46から報告する。ドライバ10とドライ
バ46とでの制御の違いは、ドライバ46に対して、連
行時(ピン22での連結時)に電流制限信号を加えるこ
とである。電流制限信号はサーボモータ44の出力トル
クに制限を加える信号で、出力制限の内容は図4,図5
を参照して後述する。
【0015】メインコントローラ50はこれ以外にキャ
リッジ2を制御し、同様にソレノイド20を制御して所
定のキャリア26をキャリッジ2に連行する。実施例で
はメインコントローラ50で直接サーボモータ8,44
を制御せず、ドライバ10,46を介してローカル制御
するようにしたが、メインコントローラ50で直接制御
しても良い。ドライバ46はサーボモータ44毎に設け
る必要はなく、1個のドライバ46で複数個のサーボモ
ータ44を制御しても良い。実施例では、サーボモータ
44の出力はメインコントローラ50の指令で定まる。
しかしキャリア26の助走期間中は、ドライバ10から
のセンサ出力をドライバ46に加え、助走時の速度と位
置がほぼ一致するように、サーボモータ44を制御して
も良い。
【0016】図3に、糸道レール24とキャリア26と
を示す。1つの糸道レール24には4本の歯付ベルト4
0があり、各々にキャリア26を取り付けてある。図3
の上部に突起32,34が現れ、ここでは右突起32側
に肩52が現れる。そしてピン22が下降すると、ピン
22は肩52に当接してキャリア26を連行する。また
ヤーンロッド28の先端にはヤーンフィーダー54を取
り付け、糸をニードルベッド6に供給する。
【0017】図4に、ドライバ46の構成を示す。ドラ
イバ46はメインコントローラ50からの位置指令信号
Pもしくは速度目標信号の他に、連行信号発生手段56
からの連行信号と、電流制限信号発生手段58からの電
流制限信号を受けて動作する。連行時以外の動作を示す
と、サーボモータ44の回転数をロータリーエンコーダ
等の速度センサ60で監視し、センサ60の出力はキャ
リア26の速度を表す。また速度センサ60の信号を位
置センサ62で積分し、その信号はキャリア26の位置
に対応する。さらにサーボモータ44へ加える電力を電
流センサ64で検出する。一方メインコントローラ50
からの位置指令信号Pを位置指令器66に入力し、誤差
増幅器D1で指令した位置と実際の位置との誤差を検出
して増幅し、位置制御器68で位置誤差を解消するため
の速度信号を発生する。発生した速度指令とインターフ
ェースI2からの速度信号との差を誤差増幅器D2で増幅
し、速度制御器70で電流指令信号に変換する。速度制
御の場合は、目標速度と実際の速度との差を誤差増幅
し、速度制御器70で電流指令信号に変換する。変換し
た電流指令信号をスイッチS1を介して誤差増幅器D3に
入力し、インターフェースI3からの電流信号との差を
誤差増幅して電流制御器72に入力し、電源74からの
電力を電力変換器76で制御し、サーボモータ44に加
える。これらはサーボモータの電流制御に関する通常の
構成で、電流制御以外に電圧制御等の任意の制御を用い
ることができる。
【0018】連行時には、サーボモータ44を電流制限
信号imaxにより制限トルクで駆動する。発生する出力
トルクの向きはキャリッジ2を制動する向きである。サ
ーボモータ8,44の例を示すと、キャリッジ2のサー
ボモータ8は例えば最大出力800Wのサーボモータ
で、キャリア26のサーボモータ44は最大出力50W
のサーボモータである。次に電流制限信号imaxにより
加えられる電流制限の値は、サーボモータ44の出力ト
ルクの符号がキャリッジ2の走行方向と逆で、その値は
例えば出力で5〜20Wである。制限トルクはサーボモ
ータ8の出力に対して充分小さく、キャリッジ2はキャ
リア26を連行した際に制限トルクの影響を受けずに運
動すると見なすことができる。ここではサーボモータ4
4を電流制御したので、電流駆動信号imaxにより出力
トルクを制限したが、例えば電圧制御の場合、制御電圧
を制限すればよい。重要なことは、サーボモータ44か
らキャリッジ2の運動方向とは逆向きのトルクを発生さ
せ、しかもそのトルクを連行時に一定にすることであ
る。
【0019】図5に、サーボモータ44のトルク制限に
関する変形を示す。80は新たなドライバ、82は電流
制限器で、図4のドライバ46との相違点は、連行時に
も位置指令信号Pと速度指令信号の何れかを加え、これ
によって発生する電流指令信号を電流制限器82で制限
する点である。また位置や速度は、ピン22で連行を開
始するまではキャリア26がキャリッジ2に同期するよ
うに指令するが、連行時にはキャリア26の目標位置が
キャリッジ2よりもやや後方にあるように、即ちキャリ
ア26の走行速度がキャリッジ2の走行速度よりもやや
小さくなるように指令する。キャリア26はピン22に
より、キャリッジ2と同じ速度で移動するので、キャリ
ア26の目標位置をキャリッジ2よりも僅かに遅らせ、
あるいは目標速度をキャリッジ2よりも小さくすると、
サーボモータ44はキャリッジ2の走行方向とは逆向き
の出力トルクを発生する。そしてこの出力トルクを電流
制限信号imaxで制限する。図5のドライバ80は、図
4のドライバ46に比べ、連行時に加える位置指令信号
Pに精度が必要で、この精度を欠くとキャリア26がキ
ャリッジ2を追越して連結が外れる可能性がある点で、
劣っている。
【0020】図1に戻り、図4のドライバ46を用いる
ものとして、実施例の動作を示す。図の1)はキャリッジ
2とキャリア26への速度指令を示し、制御は速度指令
でも位置指令でも良いが、図では速度指令として示し
た。また図の2)はピン22での連行の有無を示し、図の
3)はキャリア26側のサーボモータ46の出力を示し、
電流制限信号は連行の開始とほぼ同時に、好ましくは僅
かに遅れて加える。図の4)はキャリッジ2とキャリア2
6間の圧力(保持力)を示し、5)は連行開始時の保持力
変化の拡大図である。
【0021】キャリア26はキャリッジ2と同期するよ
うに助走し、ピン22を下降させて連行する。キャリア
26とキャリッジ2を完全に同期させることが難しいた
め、連行の開始時には例えば1mm程度の同期誤差があ
る。連行の開始に僅かに遅れて電流制限信号imaxと連
行信号とをドライバ46に加え、サーボモータ44の出
力は反転して制限トルクへ下降する。この結果キャリア
は制動され、ピン22は肩52に当接してキャリア26
を保持する。この保持力は、糸道レール24でのキャリ
ア26の走行抵抗とサーボモータ44の出力トルクの和
に等しく、均一で大きなトルクにより保持キャリア26
を保持する。そしてキャリア26がキャリッジに遅れよ
うとすることで、助走時の同期誤差は解消する。これに
対して、キャリッジ2とキャリア26とをピン22で連
結しない場合、1mmの同期誤差が解消しないまま編成
範囲全体に残る。この誤差は柄出しの精度を低下させ
る。ドライバ46での制御は簡単で、連行時に制限トル
クの出力を発生させれば良い。連行が終ると、即ちピン
22が上昇すると、所望の位置でキャリア26を停止さ
せ、次の連行に備えて待機させる。
【0022】図5のドライバ80を用いる場合、連行時
にもサーボモータ44に位置あるいは速度の目標信号を
与え、この値はキャリッジ2よりもキャリア26がやや
遅れるように定める。すると位置センサ62は目標位置
よりも現在位置が進み過ぎていることを検出し、あるは
速度センサ60が速度が目標速度を超過していることを
検出し、誤差を解消しようとして、制限トルク以下の範
囲でサーボモータは制動トルクを発生する。但し制限ト
ルクは一義的には定まらず、位置の目標信号の精度が低
くキャリア26をキャリッジ2と等速で走行するように
制御した場合、偶発的に0になることもある。
【0023】図6,図7に変形例を示す。図6の84は
キャリア、86は平坦面で、88,90は平坦面86の
両側の突起である。そして平坦面86の幅をピン22の
幅とほぼ等しくする。この場合、キャリア26の目標速
度がキャリッジ2の速度より速くても遅くても制動力が
加わるので、連行時にはサーボモータ44に例えば正負
2つのトルク制限を加える。但し平坦面86の幅が狭い
ので、キャリア26の助走時の同期制御に精度が必要で
ある。
【0024】図7に、実線で連行時のキャリア26の目
標速度Vyをキャリッジ2の速度Vcよりも速く指定し
た場合を、破線で遅く指定した場合を示す。実線の場
合、キャリア26はキャリッジ2を追い抜こうとして出
力トルクが+側の制限トルクに一致し、破線の場合キャ
リッジ2を停止させようとして出力トルクが−側の制限
トルクに一致する。キャリア26の目標速度Vyをキャ
リッジ2の目標速度より速くするか遅くするかは事前に
決定し、突起88,90の何れを用いるかも事前に決定
して置く。またここではキャリア26の目標値を速度で
指定したが、位置で指定しても良い。
【0025】
【発明の効果】この発明では以下の効果が得られる。 1) キャリアとキャリッジとを同期させる必要がない、 2) 柄出し精度が向上する、 3) 第2のサーボモータに過負荷が生じない、 4) 第2のサーボモータの出力トルクを、キャリア/キ
ャリッジ間の保持に用いることができる(請求項1〜
6)。 請求項2,3,5,6ではさらに、 5) キャリア/キャリッジ間の保持力が増加する。請求
項3,5ではさらに、 6) キャリア/キャリッジ間の保持力が一定になる。請
求項5,6ではさらに、 7) ピンをキャリアに下降させる際に、キャリア側の着
地面を広くし、連行が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例でのキャリアの制御を示す波形図
【図2】 実施例での横編機の構造を示す要部正面図
【図3】 糸道レールとキャリアの断面図
【図4】 キャリア用サーボモータの制御回路のブロッ
ク図
【図5】 変形例のキャリア用サーボモータの制御回路
のブロック図
【図6】 変形例のキャリアの要部正面図
【図7】 変形例でのキャリアの制御波形図
【符号の説明】
2 キャリッジ 52 肩 4 キャリッジレール 54 ヤーン
フィーダー 6 ニードルベッド 56 連行信
号発生手段 8 第1のサーボモータ 58 電流制
限信号発生手段 10 ドライバ1 60 速度
センサ 12 歯付ベルト 62 位置
センサ 14 プーリー 64 電流
センサ 16 アームゲート 66 位置
指令器 18 給糸変換装置 68 位置
制御器 20 ソレノイド 70 速度
制御器 22 ピン 72 電流
制御器 24 糸道レール 74 電源 26 キャリア 76 電力
変換器 28 ヤーンロッド I1〜I3 イン
ターフェース 30 平坦面 D1〜D3 誤差
増幅器 32 右突起 S1 スイ
ッチ 34 左突起 80 ドラ
イバ 40 歯付ベルト 82 電流
制限器 42 プーリー 84 キャ
リア 44 第2のサーボモータ 86 平坦
面 46 ドライバ 88 突起 50 メインコントローラ 90 突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編機のキャリッジを第1のサーボモータ
    により走行させ、キャリアを第2のサーボモータにより
    糸道レール上を走行させるようにした、キャリアの制御
    方法において、 キャリッジに結合した給糸変換装置のピンをキャリアに
    当接させて、キャリアをキャリッジで連行し、かつ連行
    時に第2のサーボモータの出力トルクに制限を加えるこ
    とを特徴とする、編機のキャリアの制御方法。
  2. 【請求項2】 連行時に、第2のサーボモータから、キ
    ャリッジの走行方向と逆方向の出力トルクを発生させる
    ことを特徴とする、請求項1の編機のキャリアの制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記逆方向の出力トルクをほぼ一定にす
    ることを特徴とする、請求項2の編機のキャリアの制御
    方法。
  4. 【請求項4】 編機のキャリッジを第1のサーボモータ
    で走行させ、キャリアを第2のサーボモータにより糸道
    レール上を走行させるようにしたキャリアの制御装置に
    おいて、 前記キャリッジにピンとピンの昇降手段とを設けた給糸
    変換装置を結合して、下降時にピンがキャリアに当接す
    るように構成し、 ピンの下降時に第2のサーボモータの出力トルクに制限
    を加えるための、制御手段を設けたことを特徴とする、
    キャリアの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、ピンの下降時に第2の
    サーボモータがキャリッジの走行方向とは逆方向でほぼ
    一定の出力トルクを発生するように構成したことを特徴
    とする、請求項4のキャリアの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、ピンの下降時に、キャ
    リアの目標移動速度をキャリッジよりも低速に設定し、
    かつその出力トルクに制限を加えるものであることを特
    徴とする、請求項4のキャリアの制御装置。
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