JPH0812374A - 被覆剤及びガラス表面上の損傷跡の防護被覆法 - Google Patents
被覆剤及びガラス表面上の損傷跡の防護被覆法Info
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- JPH0812374A JPH0812374A JP7152021A JP15202195A JPH0812374A JP H0812374 A JPH0812374 A JP H0812374A JP 7152021 A JP7152021 A JP 7152021A JP 15202195 A JP15202195 A JP 15202195A JP H0812374 A JPH0812374 A JP H0812374A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/28—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
- C03C17/30—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material with silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/28—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガラス表面用被覆剤
【構成】 塗膜形成成分として、全部で40個までの炭
素原子を分子中に有するモノ−又はジカルボン酸エステ
ルを含有するガラス表面用被覆剤、並びに1種以上のこ
の塗膜形成成分、非イオン性乳化剤、場合により増粘
剤、保存剤及び水からなる水性エマルジョン。
素原子を分子中に有するモノ−又はジカルボン酸エステ
ルを含有するガラス表面用被覆剤、並びに1種以上のこ
の塗膜形成成分、非イオン性乳化剤、場合により増粘
剤、保存剤及び水からなる水性エマルジョン。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス表面上の、特に
再利用ガラス容器上の損傷跡、例えば、ひっかき傷、ひ
び割れ等をマスキングするための被覆剤に関する。
再利用ガラス容器上の損傷跡、例えば、ひっかき傷、ひ
び割れ等をマスキングするための被覆剤に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、飲料、例えば、牛乳、ビール、
果汁、ミネラルウォーター又はレモネードが充填される
ガラス容器は、かなりの割合で再利用品である。これら
は使用の後に集積システムを介して、充填者に送られ
て、新たに充填される。運送の際にも充填の際にも、ビ
ンは、大抵、ビン相互の接触又は金属表面との接触が原
因である損傷を受ける。これらの損傷跡は、防護被覆さ
れるべきであり、その場合、次の要求を満たすべきであ
る: −ひっかき傷のある部位の良好な防護被覆 −短時間の後の耐水性 −湿ったビン上でも使用可能であること −手触りのよい非粘着性塗布 −ラベル、印刷用インキ及びラベル用粘着剤に影響を及
ぼさないこと −塗膜の完全な被洗浄性及びアルカリ性洗浄液中での安
全な特性 −毒物学的に問題がないこと。
果汁、ミネラルウォーター又はレモネードが充填される
ガラス容器は、かなりの割合で再利用品である。これら
は使用の後に集積システムを介して、充填者に送られ
て、新たに充填される。運送の際にも充填の際にも、ビ
ンは、大抵、ビン相互の接触又は金属表面との接触が原
因である損傷を受ける。これらの損傷跡は、防護被覆さ
れるべきであり、その場合、次の要求を満たすべきであ
る: −ひっかき傷のある部位の良好な防護被覆 −短時間の後の耐水性 −湿ったビン上でも使用可能であること −手触りのよい非粘着性塗布 −ラベル、印刷用インキ及びラベル用粘着剤に影響を及
ぼさないこと −塗膜の完全な被洗浄性及びアルカリ性洗浄液中での安
全な特性 −毒物学的に問題がないこと。
【0003】この塗膜は、損傷跡の良好な防護被覆が可
能であり、同時に、耐水性であるべきである。ガラス容
器は、しばしば、冷蔵庫及び冷蔵カウンター中に貯蔵さ
れるので、結露水に対する耐性が保証されているべきで
ある。膜塗布が、湿って、冷えたビン上でも完璧に作動
すべきである。この塗膜は、粘着性であるべきではな
く、それというのも、そうであれば、顧客に受け入れら
れないし、更に、特に、埃の堆積により汚れるであろう
ためである。塗膜の熱硬化は、早いビン詰め速度により
実現不可能であり、そのうえ、これにより場合によって
は、充填物が負荷されている。この塗膜は、アルカリ性
洗浄液中で完全に洗浄除去可能であるべきである。
能であり、同時に、耐水性であるべきである。ガラス容
器は、しばしば、冷蔵庫及び冷蔵カウンター中に貯蔵さ
れるので、結露水に対する耐性が保証されているべきで
ある。膜塗布が、湿って、冷えたビン上でも完璧に作動
すべきである。この塗膜は、粘着性であるべきではな
く、それというのも、そうであれば、顧客に受け入れら
れないし、更に、特に、埃の堆積により汚れるであろう
ためである。塗膜の熱硬化は、早いビン詰め速度により
実現不可能であり、そのうえ、これにより場合によって
は、充填物が負荷されている。この塗膜は、アルカリ性
洗浄液中で完全に洗浄除去可能であるべきである。
【0004】しかし、アルカリ性洗浄液で洗浄除去でき
ない、損傷跡をマスキングするための方法が提案されて
いた。しかし、これらは、ガラス容器が、繰返し充填さ
れ、移送され、空にされ、集積され、かつ洗浄されるの
で、有利ではない。これらの際に、永続的な塗膜は当
然、容易に損傷を受け、その部位の不所望な損傷跡が現
われる。その上、洗浄過程で、これらの塗布の質が悪化
し、それは、例えば、最終的に白色−不透明になる。更
に、この場合、50μmまでの塗膜厚が必要であり;こ
れは、経費に基づく理由から、損傷跡を防護被覆するた
めには受容できない。
ない、損傷跡をマスキングするための方法が提案されて
いた。しかし、これらは、ガラス容器が、繰返し充填さ
れ、移送され、空にされ、集積され、かつ洗浄されるの
で、有利ではない。これらの際に、永続的な塗膜は当
然、容易に損傷を受け、その部位の不所望な損傷跡が現
われる。その上、洗浄過程で、これらの塗布の質が悪化
し、それは、例えば、最終的に白色−不透明になる。更
に、この場合、50μmまでの塗膜厚が必要であり;こ
れは、経費に基づく理由から、損傷跡を防護被覆するた
めには受容できない。
【0005】文献中に、以前より、この問題を扱った広
範囲の従来技術が記載されている。米国特許(US)第
4273834号明細書中に、メチル−、フェニル−及
びアルコキシ基をSi−原子の所に有し、炭化水素含有
溶剤、例えば、トルエン又はキシレン中に溶かされてい
る高分子量のポリシロキサン樹脂からなる処方物が記載
されている。この方法には、衛生学的及び毒物学的考慮
から同意できない。
範囲の従来技術が記載されている。米国特許(US)第
4273834号明細書中に、メチル−、フェニル−及
びアルコキシ基をSi−原子の所に有し、炭化水素含有
溶剤、例えば、トルエン又はキシレン中に溶かされてい
る高分子量のポリシロキサン樹脂からなる処方物が記載
されている。この方法には、衛生学的及び毒物学的考慮
から同意できない。
【0006】低分子量で、エタノール中に可溶なポリ有
機シロキサンの使用が、米国特許(US)第35746
73号明細書に記載されている。この場合、ガラス表面
への接着が、アミノ官能基の導入により改善される。し
かし、この方法の欠点は、可燃性溶剤の使用である。ア
ミノ官能基の使用により、このように処理されたビンを
貯蔵する際に、被覆物の明らかな黄色化が起こる。
機シロキサンの使用が、米国特許(US)第35746
73号明細書に記載されている。この場合、ガラス表面
への接着が、アミノ官能基の導入により改善される。し
かし、この方法の欠点は、可燃性溶剤の使用である。ア
ミノ官能基の使用により、このように処理されたビンを
貯蔵する際に、被覆物の明らかな黄色化が起こる。
【0007】ガラス表面上への接着の改善のための官能
基、例えば、アミノ−、メルカプト−及び/又はトリア
ルコキシシリル基を含有する、変性されたポリオルガノ
シロキサンの使用を、米国特許(US)第422805
4号明細書が記載している。その際、架橋可能なポリオ
ルガノシロキサンを、毒物学的に問題のあるすず触媒の
使用下で硬化させる。
基、例えば、アミノ−、メルカプト−及び/又はトリア
ルコキシシリル基を含有する、変性されたポリオルガノ
シロキサンの使用を、米国特許(US)第422805
4号明細書が記載している。その際、架橋可能なポリオ
ルガノシロキサンを、毒物学的に問題のあるすず触媒の
使用下で硬化させる。
【0008】米国特許(US)第4656221号明細
書中に、ポリシロキサンを、陽イオン性及び非イオン性
界面活性剤と組合せて使用することが記載されている。
書中に、ポリシロキサンを、陽イオン性及び非イオン性
界面活性剤と組合せて使用することが記載されている。
【0009】溶剤としての揮発性ポリシロキサン中で、
ビン表面上に施与することができるポリシロキサンをベ
ースとする方法が、ヨーロッパ特許(EP−A)第39
5077号明細書に記載されている。
ビン表面上に施与することができるポリシロキサンをベ
ースとする方法が、ヨーロッパ特許(EP−A)第39
5077号明細書に記載されている。
【0010】ヨーロッパ特許(EP−A)第46477
9号明細書中には、非イオン性乳化剤及び付加的なパラ
フィン−及びシリコーン油成分の使用下で製造されるト
リグリセリド−エマルジョンが記載されている。
9号明細書中には、非イオン性乳化剤及び付加的なパラ
フィン−及びシリコーン油成分の使用下で製造されるト
リグリセリド−エマルジョンが記載されている。
【0011】これらの従来の技術中で記載した全ての方
法に、かなりの量のポリシロキサンの使用が、共通して
いる。しかし、これらの物質は、洗浄液条件下で揮発性
環状シロキサンモノマーD3、D4及びD5まで分解さ
れる。これは、泡安定性問題をもたらしうるので、ビン
詰め操作中、及びこの場合、殊にビール醸造工場では、
この作用は、望ましくない。従って、ビン詰め操作中で
のマスキング剤の実際の使用時には、ポリシロキサンの
使用を、厳密に、従って僅かに保つか、又は避けるべき
である。
法に、かなりの量のポリシロキサンの使用が、共通して
いる。しかし、これらの物質は、洗浄液条件下で揮発性
環状シロキサンモノマーD3、D4及びD5まで分解さ
れる。これは、泡安定性問題をもたらしうるので、ビン
詰め操作中、及びこの場合、殊にビール醸造工場では、
この作用は、望ましくない。従って、ビン詰め操作中で
のマスキング剤の実際の使用時には、ポリシロキサンの
使用を、厳密に、従って僅かに保つか、又は避けるべき
である。
【0012】ドイツ特許(DE−C)第3341121
号明細書中に、パラフィン油エマルジョン及びろうが記
載されており、その際、脂肪酸エステルを、乳化剤とし
て使用する。被覆特性及び加工性を改善するために、ナ
トリウムポリアクリレート及びモルホリン脂肪酸塩を添
加する。しかし、パラフィンは、短鎖油としては、ごく
僅かな耐水性しか示さず、更に、塗膜に粘着性の現象を
もたらす。他方で、長鎖高融点ろうは、不充分に防護被
覆するのみであり、かつ、塗膜片の剥離により、ガラス
容器表面上に沈着し、かつ洗浄工程の障害となる不所望
な浮き泡を、洗浄液中に生ぜしめる。
号明細書中に、パラフィン油エマルジョン及びろうが記
載されており、その際、脂肪酸エステルを、乳化剤とし
て使用する。被覆特性及び加工性を改善するために、ナ
トリウムポリアクリレート及びモルホリン脂肪酸塩を添
加する。しかし、パラフィンは、短鎖油としては、ごく
僅かな耐水性しか示さず、更に、塗膜に粘着性の現象を
もたらす。他方で、長鎖高融点ろうは、不充分に防護被
覆するのみであり、かつ、塗膜片の剥離により、ガラス
容器表面上に沈着し、かつ洗浄工程の障害となる不所望
な浮き泡を、洗浄液中に生ぜしめる。
【0013】さて、本発明は、前記の全ての要求を満た
し、かつ従来の技術のために詳述された公知方法の欠点
を斥ける被覆剤を提供する。
し、かつ従来の技術のために詳述された公知方法の欠点
を斥ける被覆剤を提供する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、中空ガラス容器の摩耗して、損傷跡のある部分上に
塗布するためのガラス表面用の被覆剤である。この被覆
剤は、更に、平滑度を向上させるために、かつ平面ガラ
ス製品の際の損傷跡を防護被覆するために使用すること
ができる。
は、中空ガラス容器の摩耗して、損傷跡のある部分上に
塗布するためのガラス表面用の被覆剤である。この被覆
剤は、更に、平滑度を向上させるために、かつ平面ガラ
ス製品の際の損傷跡を防護被覆するために使用すること
ができる。
【0015】本発明の被覆剤は、塗膜形成成分として、
全部で40個までの炭素原子を分子中に有するモノ−又
はジカルボン酸エステルを含有する。この場合に、10
〜32個、特に、12〜24個の全−C−数を有し、加
工温度未満の融点を有するエステル油が有利である。
全部で40個までの炭素原子を分子中に有するモノ−又
はジカルボン酸エステルを含有する。この場合に、10
〜32個、特に、12〜24個の全−C−数を有し、加
工温度未満の融点を有するエステル油が有利である。
【0016】塗膜形成成分の例は、エステル油、例え
ば、エチルヘキシルエチルヘキサノエート、イソプロピ
ルミリステート、ブチルステアレート、ブチルラウレー
ト、ジエチルヘキシルアジペート又はエチルヘキシルパ
ルミテートである。
ば、エチルヘキシルエチルヘキサノエート、イソプロピ
ルミリステート、ブチルステアレート、ブチルラウレー
ト、ジエチルヘキシルアジペート又はエチルヘキシルパ
ルミテートである。
【0017】これらの油は、付加的に10%まで、有利
に5%までの、次の式の長鎖−アルキル変性されたシロ
キサンを含有することができる:
に5%までの、次の式の長鎖−アルキル変性されたシロ
キサンを含有することができる:
【0018】
【化2】
【0019】[式中、R1及びR2は、CH3又はC8〜C
24−アルキル基を表し、かつ分子中の少なくとも2個の
基R1又はR2は、長鎖アルキル基であり、かつmは、1
〜200であり、かつnは、0〜50である]。
24−アルキル基を表し、かつ分子中の少なくとも2個の
基R1又はR2は、長鎖アルキル基であり、かつmは、1
〜200であり、かつnは、0〜50である]。
【0020】塗膜形成成分を分散させるために、自体公
知の非イオン性乳化剤、例えば、脂肪アルコールエトキ
シレート、ソルビタンエトキシレート脂肪酸エステル、
ポリグリセリン脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪
酸エステル、メチルグルコシドエトキシレート脂肪酸エ
ステル、グリセリンエトキシレート脂肪酸エステル又は
アルキルポリグルコシド(セテアリールアルコール及び
−グリコシド)を、自己乳化性O/W−基剤として使用
する。
知の非イオン性乳化剤、例えば、脂肪アルコールエトキ
シレート、ソルビタンエトキシレート脂肪酸エステル、
ポリグリセリン脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪
酸エステル、メチルグルコシドエトキシレート脂肪酸エ
ステル、グリセリンエトキシレート脂肪酸エステル又は
アルキルポリグルコシド(セテアリールアルコール及び
−グリコシド)を、自己乳化性O/W−基剤として使用
する。
【0021】所望の加工粘稠度に調節するために、増粘
剤、例えば、ポリアクリレート又はセルロースエーテル
(ヒドロプロピルセルロース)を、添加することができ
る。
剤、例えば、ポリアクリレート又はセルロースエーテル
(ヒドロプロピルセルロース)を、添加することができ
る。
【0022】微生物による被害を阻止するために、保存
剤、例えば、市販のホルムアルデヒド貯蔵剤の使用が有
利である。
剤、例えば、市販のホルムアルデヒド貯蔵剤の使用が有
利である。
【0023】本発明の被覆剤は、有利には、次の組成の
水性エマルジョンとして使用される: (a)1種以上の請求項1〜5に記載の塗膜形成成分 1〜40重量% (b)非イオン乳化剤 0.5〜12重量% (c)増粘剤 0〜5重量% (d)保存剤 0〜2重量% (e)水 41〜98.5重量%。
水性エマルジョンとして使用される: (a)1種以上の請求項1〜5に記載の塗膜形成成分 1〜40重量% (b)非イオン乳化剤 0.5〜12重量% (c)増粘剤 0〜5重量% (d)保存剤 0〜2重量% (e)水 41〜98.5重量%。
【0024】これを、ビン詰め操作中に、種々多様な塗
布方法の使用下で、中空ガラス容器の表面上に塗布する
ことができる。例えば、本発明の処方物は、噴霧装置に
より、又は織物、フェルト又はスポンジ等を用いて、塗
膜の形でガラス表面上に施与することができる。
布方法の使用下で、中空ガラス容器の表面上に塗布する
ことができる。例えば、本発明の処方物は、噴霧装置に
より、又は織物、フェルト又はスポンジ等を用いて、塗
膜の形でガラス表面上に施与することができる。
【0025】このために、損傷跡の均等な防護被覆を保
証するために、塗膜形成エステル油成分は、揮発性の形
で存在するのが有利である。従って、その融点が加工温
度を下まわるエステル油を使用するのが有利である。
証するために、塗膜形成エステル油成分は、揮発性の形
で存在するのが有利である。従って、その融点が加工温
度を下まわるエステル油を使用するのが有利である。
【0026】その際、ガラス表面の温度は、0〜50℃
である。
である。
【0027】ビン詰め操作中に、梱包用の標識系で使用
されるような射出噴霧装置を用いて、損傷のある中空ガ
ラス容器上に、本発明の被覆剤を塗布するのが、特に有
利である。その場合、この系の電子制御を、損傷部位を
防護被覆するための特殊な要求を満たすように変更する
ことができ、スプレー塗布は、中空ガラス容器の僅かな
摩滅部位内にのみ選択的に行なうのが理想的である。
されるような射出噴霧装置を用いて、損傷のある中空ガ
ラス容器上に、本発明の被覆剤を塗布するのが、特に有
利である。その場合、この系の電子制御を、損傷部位を
防護被覆するための特殊な要求を満たすように変更する
ことができ、スプレー塗布は、中空ガラス容器の僅かな
摩滅部位内にのみ選択的に行なうのが理想的である。
【0028】防護被覆効果は、塗布の際に、室温を有
し、かつ乾いている中空ガラス容器上でも、濡れて、冷
たいビン上でも現われる。この効果は、冷蔵庫又は冷蔵
カウンター中での貯蔵の際にも、数週間に渡り変化しな
い。ラベル物質、ラベル用インキ及びラベル用接着剤
に、影響は及ばない。この被覆剤は、ビン洗浄工程で、
残留物を残さずに除去され、かつ、アルカリ性洗浄液中
で問題とならない。
し、かつ乾いている中空ガラス容器上でも、濡れて、冷
たいビン上でも現われる。この効果は、冷蔵庫又は冷蔵
カウンター中での貯蔵の際にも、数週間に渡り変化しな
い。ラベル物質、ラベル用インキ及びラベル用接着剤
に、影響は及ばない。この被覆剤は、ビン洗浄工程で、
残留物を残さずに除去され、かつ、アルカリ性洗浄液中
で問題とならない。
【0029】本発明の塗膜形成成分は、化粧品調整物中
の皮膚軟化剤として許可されており、毒物学的に問題は
ない。
の皮膚軟化剤として許可されており、毒物学的に問題は
ない。
【0030】
【実施例】本発明を詳述するために、次の例を記載す
る:成分を、水と共に混合し;ホモミキサーの使用下
で、60%の作用物質含分を有する安定な原エマルジョ
ンを製造した。次いで、使用時に、この原エマルジョン
を、5及び10%の含分まで希釈した。ついで、この被
覆物質を、予め、少なくとも、2℃で冷蔵庫中に12時
間貯蔵されていた、損傷があり、水を充填され、かつ王
冠コルクで密閉されたシュタイニー型ビン(Steinieflas
che)上に噴霧した。その時点で、既にビンに、明らかな
凝縮水層が生じた。この被覆物質を、損傷跡でのその防
護被覆特性に基づき、かつ水ですすいだ後の耐水性及び
ビンの手触りに基づき評価した。この評価を、6段階評
価のシステムにより行ない、その際、1を非常に良好、
かつ6を不充分な特性とした。統計的な理由から、それ
ぞれ6本のビンで評価した。
る:成分を、水と共に混合し;ホモミキサーの使用下
で、60%の作用物質含分を有する安定な原エマルジョ
ンを製造した。次いで、使用時に、この原エマルジョン
を、5及び10%の含分まで希釈した。ついで、この被
覆物質を、予め、少なくとも、2℃で冷蔵庫中に12時
間貯蔵されていた、損傷があり、水を充填され、かつ王
冠コルクで密閉されたシュタイニー型ビン(Steinieflas
che)上に噴霧した。その時点で、既にビンに、明らかな
凝縮水層が生じた。この被覆物質を、損傷跡でのその防
護被覆特性に基づき、かつ水ですすいだ後の耐水性及び
ビンの手触りに基づき評価した。この評価を、6段階評
価のシステムにより行ない、その際、1を非常に良好、
かつ6を不充分な特性とした。統計的な理由から、それ
ぞれ6本のビンで評価した。
【0031】第1表
【0032】
【表1】
【0033】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 201/00 PDC (72)発明者 シュフェン−ウヴェ ファレリーン ドイツ連邦共和国 エッセン ラウペンダ ーラー ラントシュトラーセ 47
Claims (7)
- 【請求項1】 ガラス表面上の損傷跡を防護被覆するた
めの被覆剤において、塗膜形成成分として、全部で40
個までの炭素原子を分子中に有するモノ−又はジカルボ
ン酸エステルを含有することを特徴とする、ガラス表面
上の損傷跡を防護被覆するための被覆剤。 - 【請求項2】 塗膜形成成分が、10〜32個の全−C
−数を有し、かつ加工温度を下まわる融点を有するエス
テル油である、請求項1に記載の被覆剤。 - 【請求項3】 塗膜形成成分のカルボン酸基が、3〜2
8個のC−原子を、かつアルコール−基が、4〜24個
のC−原子を有する、請求項1又は2に記載の被覆剤。 - 【請求項4】 塗膜形成成分が、イソプロピルミリステ
ートである、請求項1から3のいずれかに記載の被覆
剤。 - 【請求項5】 式: 【化1】 [式中、R1及びR2は、CH3又はC8〜C24−アルキル
基を表し、かつ分子中の少なくとも2個の基R1又はR2
は、長鎖アルキル基であり、かつmは、1〜200であ
り、かつnは、0〜50である]の長鎖アルキル変性さ
れたシロキサン10重量%までを含有する、請求項1か
ら4のいずれかに記載の被覆剤。 - 【請求項6】 (a)1種以上の請求項1〜5に記載の塗膜形成成分 1〜40重量% (b)非イオン乳化剤 0.5〜12重量% (c)増粘剤 0〜5重量% (d)保存剤 0〜2重量% (e)水 41〜98.5重量% からなる水性エマルジョンの形の被覆剤。
- 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の被覆
剤を、0〜50℃の温度で、ガラス表面上に施与する、
ガラス表面上の損傷跡の防護被覆法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4421724A DE4421724A1 (de) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | Überzugsmittel für Glasoberflächen |
DE4421724.2 | 1994-06-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0812374A true JPH0812374A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=6521156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7152021A Abandoned JPH0812374A (ja) | 1994-06-21 | 1995-06-19 | 被覆剤及びガラス表面上の損傷跡の防護被覆法 |
Country Status (15)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0690032B1 (ja) |
JP (1) | JPH0812374A (ja) |
KR (1) | KR0147464B1 (ja) |
CN (1) | CN1059409C (ja) |
AT (1) | ATE162162T1 (ja) |
AU (1) | AU687543B2 (ja) |
CA (1) | CA2151175A1 (ja) |
CZ (1) | CZ286270B6 (ja) |
DE (2) | DE4421724A1 (ja) |
DK (1) | DK0690032T3 (ja) |
ES (1) | ES2111989T3 (ja) |
GR (1) | GR3026548T3 (ja) |
HU (1) | HU216306B (ja) |
SK (1) | SK280239B6 (ja) |
ZA (1) | ZA955053B (ja) |
Cited By (2)
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