JPH0812148A - 画像形成装置のロール紙給送装置 - Google Patents

画像形成装置のロール紙給送装置

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JPH0812148A
JPH0812148A JP6151073A JP15107394A JPH0812148A JP H0812148 A JPH0812148 A JP H0812148A JP 6151073 A JP6151073 A JP 6151073A JP 15107394 A JP15107394 A JP 15107394A JP H0812148 A JPH0812148 A JP H0812148A
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sheet
cutting
paper
image forming
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JP6151073A
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Inventor
Yasushi Kamimura
恭 上村
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マニュアルカット後のみならずロール紙セッ
ト後も確実にロール紙先端部を搬送方向に直角に整端で
きるロール紙給送装置を提供する。 【構成】 ロール紙11を走行モードで切断可能なロー
タリーカッタ25と搬送路合流部15間にロール紙先端
部が搬送方向に対して直角か否かを検出するフォトセン
サSを設ける。ロール紙11のセット後またはジャム除
去後にロール紙11をロータリーカッタ25の直前まで
送り、次いで合流部15まで戻すイニシャライズ動作を
行う。このイニシャライズ動作において、フォトセンサ
Sによりロール紙先端部が直角でないことが検出された
ら、その旨を表示等により知らしめ、その後、操作者か
らの指示に基づき上記ロール紙11を一定速度でロータ
リーカッタ25方向へ送り出し、走行モードにより自動
切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大サイズの記録紙をロー
ル紙を用いて作成し、電子複写機等の画像形成装置に給
送するロール紙給送装置に関し、特に、種々の幅を持つ
複数のロール紙を選択的に走行させながら原稿の長さに
応じてかつその走行方向に対して切断面が直角になるよ
うに切断可能な切断手段を持つロール紙給送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、図面等の大型の原稿の複
写を行う電子複写機においては、通常サイズのカット紙
を用いる電子複写機とは異なり、給紙部にロール紙を装
填しておき、このロール紙を所定の長さに切断し、カッ
ト状の記録紙を作成するロール紙給送装置が用いられて
いる。
【0003】上記の切断に際しては、前記ロール体から
送り出される用紙部分に対し、その切断装置がこの時に
セットされている原稿の長さに応じて作動され、この作
動タイミングにより任意長さのカット状記録紙を作成で
きるようになっている。
【0004】また、上記切断装置はその切断線が上記ロ
ール紙の走行方向に対して斜めに取り付けられ、ロール
体から送り出される用紙部分をこの切断装置により切断
する際、用紙を走行させながら切断しても、ロール状シ
ートの切断端はその搬送方向に対して直角に切断される
ような構成となっている。
【0005】また、ロール紙給送装置に用紙ジャムが発
生し、ロール紙が切断される前に上記用紙作成プロセス
が停止した場合には、画像形成装置本体とのインターロ
ックを解除した後、操作者自らがマニュアルカットによ
りロール紙を手切りにし、用紙ジャムが発生した部分を
切り離して除去できるようになっている。
【0006】しかしながら、上記マニュアルカットによ
り、ロール紙を手切りにした場合、ロール紙の搬送が停
止した状態のまま、上述の如く搬送方向に対して斜設さ
れた切断線に沿っての切断が行われる結果、この時のロ
ール紙の切断端がその搬送方向に対して直角にならず、
傾きを生じることになった。このため、用紙ジャムを取
り除いた直後の用紙は正常なカット形状とはならず、こ
の用紙への複写が無駄にならざるを得なかった。
【0007】かかる不都合を解消すべく、この種の従来
装置としては、特開平4−20975号に開示される如
く、上記マニュアルカットが行われたことを検知する手
段を設け、マニュアルカットを検知した場合には、その
時点で自動的に走行モードでによる切断動作を実施し、
用紙ジャム除去後のロール紙の先端部を常にその搬送方
向と直角に切断する装置も提案されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、マニュアルカットとは言っても、ロール
紙の搬送を停止するだけで、カッタそのものは電動式で
駆動しており、マニュアルカットが行われたこともフロ
ントドアが閉じられかつカッタが切断完了位置にあるか
どうかを電気的に認識する構成となっていた。
【0009】つまり、上記従来装置は電源が供給されて
いる状態でないとマニュアルカットもこのマニュアルカ
ットが行われたことの認識も行えないものであり、用紙
ジャムが発生した時に、その都度、画像形成装置とのイ
ンターロックを解除し、電源が完全に絶たれた状態で用
紙ジャム除去に対処するタイプの装置に適用することは
できなかった。
【0010】また、上記従来装置では、マニュアルカッ
トの検知後にのみ切断端を直角に整端する動作を実施す
るため、例えばロール紙交換に際してこのロール紙が斜
めにセットされる等、マニュアルカット以外の要因で先
端部の傾きが発生した場合には上記整端が行えないこと
から、複写動作全体を通して複写の無駄を解消し得る効
率的なカット紙給送が行えないという問題点があった。
【0011】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、インターロックを解除して用紙ジャムを除去する
タイプの装置にも適用可能であり、しかもマニュアルカ
ット以外の要因に起因する用紙先端部の傾きに対しても
搬送方向に対する直角な整端が行え、複写動作全体を通
して正常整端された記録紙の給送を可能とする画像形成
装置のロール紙給送装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロール状に巻
かれたシートを所定の長さにカットして画像形成装置に
給送するロール紙給送装置において、前記シートの搬送
方向に対して切断線が斜設され、該シートを走行させな
がらその走行速度に同期させて切断動作を行う走行モー
ドにより、当該シートをその切断端が前記搬送方向に対
して直角となるように切断する切断手段と、前記シート
の搬送を停止した状態で、前記切断手段を手動で操作し
ながら前記シートを切断するマニュアル切断操作手段
と、前記シートの先端が前記搬送方向に対して直角でな
いことを検出する検出手段と、該検出手段により前記シ
ート先端が直角でないことが検出された場合、前記切断
手段を前記走行モードにより駆動し、当該シート先端を
その搬送方向に直角に切断すべく制御する制御手段とを
具備することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明では、切断手段にマニュアルカットノブ
を設けることにより、電動によらず完全なる手動操作に
よりロール紙をカットできるようにしたものであり、画
像形成装置とのインターロックが解除された状態で用紙
ジャムの除去に対処する構成の装置にも適用可能とな
る。
【0014】加えて、本発明では、用紙の先端部の傾き
を直接検出し、用紙先端部がその搬送方向に対して直角
でないことが検出された場合、切断手段による走行モー
ドによる自動切断を行うようにしており、マニュアルカ
ット後は勿論、ロール紙交換時に当該ロール紙が傾いて
セットされた場合等、種々の要因で直角性が乱された場
合にも正常なカット形状の整端が可能となり、複写動作
全体を通してロール紙の先端部整端不良に起因する印字
動作の無駄を解消できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るロール
紙給送装置を用いた画像形成装置の全体構成図である。
本発明において、ロール紙給送装置10は画像形成装置
本体1に対してインターロックを選択的に解除できる構
成となっており、特に、図1はこのインターロックを解
除した状態を示したものである。
【0016】このインターロックの解除は、ロール紙給
送装置10のフロントドアを空けた後、当該装置10を
ガイドレール6を利用して画像形成装置本体1から図の
矢印方向に引き出すことにより行うことができる。これ
とは逆の操作によりロール紙給送装置10を画像形成装
置本体1内に押し込むことにより、再度、インターロッ
ク状態に復帰できる。
【0017】ロール紙の初期セット及び交換時あるいは
用紙ジャムの発生時、上記の如くインターロックを解除
した状態でロール紙の装着あるいはジャム紙Jの除去を
行うことができる。
【0018】次に、本発明に係るロール紙給送装置10
の構造について説明する。図2はこのロール紙給送装置
10内部の全体構造を示したものであり、図3はその中
の用紙搬送路合流部近傍の構造を示している。
【0019】このロール紙給送装置10は、複数の給紙
ホルダにそれぞれロール紙を収容させ、これら複数のロ
ール紙のうちの指定のものを選択的に搬送し、そのロー
ル紙を走行させながら切断装置により原稿サイズに応じ
た適宜な長さに切断し、画像形成装置本体1に記録紙と
して給送するタイプの装置である。本実施例では、上記
複数の記録紙11の内訳としてA3からA0までの各サ
イズのロール紙11a,11b,11c,11dが装着
されている。
【0020】また、このロール紙給送装置10では上記
各ロール紙11a〜11dを紙送りローラ12a〜12
d、14a〜14dによりそれぞれ搬送する用紙搬送路
13a〜13dの合流部15の下流側に当該各ロール紙
11a〜11dのサイズに対応してその搬送方向に対称
に配置された複数の反射型フォトセンサSを有し、画像
記録前にそのロール紙の幅を検知すると同時に、そのロ
ール紙先端の搬送方向に対する直角性を検知するように
している。
【0021】更にその下流側には、ロール紙11a〜1
1dの切断装置としてのロータリーカッタ25が設けら
れている。このロータリーカッタ25は、ロール紙11
a〜11dを後述する走行モード若しくはマニュアルモ
ードのいずれかにより切断可能に構成されるものであ
る。このうちのマニュアルモードでの切断を可能にする
ために、上記ロータリーカッタ25の回転刃25bの回
転軸には、マニュアルカットノブNが連結されている。
【0022】次に、図4はこのロール紙給送装置10の
電気的な機能構成をブロック図で示したものである。同
図において、用紙先端傾斜検出部102は上記フォトセ
ンサSに相当する。インターロック検出部103は上記
フロントドアの開閉を検出するものであり、用紙ジャム
検出部104は上記用紙搬送路13a〜13dを搬送中
のロール紙11a〜11dのジャムを検出するものであ
る。用紙ニップ検出部105はロール紙11a〜11d
の装着に際してその先端が紙送りローラ12a〜12d
にニップされたことを検出するものである。
【0023】操作/表示部106は各種動作指令を入力
するキー群及び制御情報等の表示機能を有する表示器か
ら成り、画像形成装置本体1上の符号2で示すものに相
当する。切断装置駆動部107は上記ロータリーカッタ
25を電気的に駆動制御するものである。マニュアル操
作駆動部108はこのロータリーカッタ25を手動によ
り操作してロール紙11a〜11dを切断するためのも
のであり、上記マニュアルカットノブNに相当する。
【0024】搬送ローラ1駆動部109〜搬送ローラ4
駆動部112は、それぞれ上述した紙送りローラ12a
〜12d、14a〜14dを駆動するものである。更
に、制御部101は上記の各機能部を統括的に制御する
ものであり、後述するCPUを含むものである。
【0025】このロール紙給送装置10の概略動作は以
下の如くである。まず、ロール紙給送装置10におい
て、各ロール紙11の装着は、図1に示す如く、画像形
成装置本体1に対するロール紙給送装置10のインター
ロックを解除した状態で、各ロール紙をそれぞれの給紙
ホルダに装填したうえで、その先端部を紙送りローラ1
2にニップさせることにより行う。
【0026】ロール紙11の先端部が紙送りローラ12
にニップされ、ロール紙給送装置10が画像形成装置本
体1内に押し戻され、インターロック状態に復旧する
と、イニシャライズ動作が行われる。このイニシャライ
ズ動作は、ロール紙のセット時のみならず、後述する用
紙ジャム除去動作後のインターロック復帰時にも改めて
行うように構成されている。
【0027】イニシャライズ動作においては、ロール紙
11a〜11dは紙送りローラ12a〜12d、14a
〜14d、20によりロータリーカッタ25の直前まで
送り出され、その後、用紙搬送路の合流部15まで逆方
向へ戻され、待機する。
【0028】このロール紙給送装置10では、用紙搬送
路の合流部15の下流側のロータリーカッタ25に至る
までの間に、反射型のフォトセンサSがロール紙11の
幅を検知できるように、各用紙サイズに対応して複数配
置してある。
【0029】本発明では、上記フォトセンサSを用い
て、上記イニシャライズ動作毎に後述する方法により当
該イニシャライズ動作に係るロール紙11a〜11dの
幅の検出及びこれらロール紙11a〜11dの先端部の
搬送方向に対する直角性の検出が行われる。
【0030】図5はフォトセンサSの具体的配置態様の
一例を示したものである。同図に示す如く、この実施例
では、各フォトセンサSa 〜Sf はロール紙11の搬送
方向に対して直角に配置され、しかもその搬送方向の中
心線に対して対称に1対づつ配置されている。
【0031】これらフォトセンサSの複数の対のうち、
Sa とSb は例えばA0サイズの用紙幅を検出可能な距
離を離間して配置されている。同様に、Sc とSd ,S
e とSf はそれぞれA1,A2サイズを検出可能な距離
をおいて配置されている。
【0032】図5(a)において、この例の最大サイズ
であるA0幅のロール紙が通過する際には、フォトセン
サSa 〜Sf が全てオンとなり、その出力に基づきA0
サイズの検出が行われる。同様に、A1サイズの場合は
フォトセンサSc 〜Sf がオンとなり、またA2サイズ
の場合にはフォトセンサSe とSf のみがオンとなり、
それぞれの用紙サイズを検出することができる。なお、
上記フォトセンサSa〜Sf は透過型のものでも良く、
この場合にはこれらSa 〜Sf のオフ出力を監視するこ
とで上記同様の検出が行える。
【0033】ところで、上記フォトセンサSの配置構造
によれば、検出対象のロール紙11がその先端部が搬送
方向に対して直角となる姿勢を維持して通過する時、上
記各一対のセンサ毎に個々のセンサがオンするタイミン
グは一致し、上記直角から傾いている時には上記対構造
の中のいずれかの側のセンサが先にオンすることにな
る。換言すれば、ある一対のフォトセンサの個々のセン
サのオンするタイミングの不一致を監視することによっ
て、通過中のロール紙11の先端部が搬送方向に対して
直角でないことを検出できることになる。
【0034】例えば、図5(b)に示す如く、A0サイ
ズのロール紙11がその先端部を搬送方向に対して直角
から傾斜した状態で通過する場合、フォトセンサSa の
オン動作に対してフォトセンサSb がオンするタイミン
グが上記傾きに応じた時間tだけ遅れることになる。従
って、この時間tに許容範囲を定め、その許容時間を超
過したか否を監視することによって、このA0サイズの
ロール紙11の先端部がその搬送方向に対して直角であ
るか否かを認識できることになる。
【0035】このフォトセンサSにより検知された各ロ
ール紙11a〜11dのサイズあるいは直角性に関して
の情報は図示しないCPUに記憶され、画像形成装置本
体1の操作/表示部2の表示部に表示される。ここで
は、便宜上、直角が保たれているものとすると、この時
の表示内容は「全てのロール紙が正常にセットされてお
り、コピー可能である」という内容となる。
【0036】この表示を基に、ロール紙11のセット完
了を知った操作者が、原稿台3に原稿をセットした後、
操作/表示部2により複写開始操作を行うと、上記原稿
のサイズ(手動でセットするか自動認識する)に対応し
たロール紙11が選択的にその対応する紙送りローラ1
2、14により画像形成装置本体1方向へ搬送開始され
る。ここで、紙送りローラ12、14は、後述の切断動
作の後、ロール紙11を上記の紙送り方向とは逆方向へ
戻す搬送も可能な構造となっている。
【0037】上記の如く搬送開始されたロール紙11
は、合流部15を通過した後、更に紙送りローラ20に
より一定速度V(mm/sec)で搬送されながらロータリー
カッタ25を通過し、この一定速度Vでの走行状態のま
ま上記原稿サイズに応じて切断され、紙送りローラ2
6,27により搬送路28内を画像形成装置本体1へと
給送される。
【0038】なお、画像形成装置本体1では上記ロール
紙給送装置10から給送されてくる用紙に例えば電子写
真プロセスを経て原稿の画像を記録した後、その記録紙
を用紙排出路4を経て記録紙排出部5へと排出する。
【0039】ロール紙給送装置10において、搬送中の
ロール紙11を切断するためのロータリーカッタ25
は、図3に示す如く、固定刃25aと回転刃25bとに
より構成される。ロール紙11をその搬送に合わせて切
断するいわゆる走行モードでの切断に際し、ロータリー
カッタ25は原稿の長さの情報による動作信号により1
回転クラッチを作動させて回転刃25bを回転駆動し、
この回転する回転刃25bを固定刃25aに連続的に摺
り合わせることにより、ロール紙11をその走行に合わ
せて所定の長さに切断する動作を行う。
【0040】図6は、このロータリーカッタ25の走行
モードによる切断動作を示す概念図である。同図からも
分かるように、このロータリーカッタ25は、走行モー
ドでの切断動作において、ロール紙11の切断端部をそ
の搬送方向に対して直角に裁断すべく、最大幅のロール
紙の切断開始から切断終了までにT(sec )の切断時間
を要し、その間に、ロール紙11の搬送方向に、距離R R=V×T(mm) だけ移動するように、その切断線を、上記ロール紙11
の搬送方向に対して角度αだけ傾けて配設されている。
【0041】上述した如く、このロータリーカッタ25
によるロール紙11の切断は走行モードによる他、マニ
ュアルモードでも行うことができる。このマニュアルモ
ードでの切断に際して、上記回転刃25bを手動で回転
させ得るように、当該回転刃25bの回転軸にはマニュ
アルカットノブNが設けられている(図3及び図6参
照)。
【0042】上述したロール紙給送装置10の用紙作成
プロセス実行中に、ロール紙11のジャムが発生し、ロ
ール紙11が走行モードで切断される前にそのプロセス
が停止した場合、操作者は、図1に示すように、ロール
紙給送装置10を画像形成装置本体1より引き出したう
えで、上記マニュアルカットノブNを手動操作すること
によって、ジャム紙Jを手切りし、ジャムが発生した部
分を取り除くことができる。
【0043】この場合、図6に示す如くに斜設されてい
る切断線に対してロール紙11を走行させながら切断す
ることでその先端部を搬送方向に対して直角に整端可能
なロータリーカッタ25の本来機能に対し、用紙の走行
を停止した状態で上記斜設方向に沿って切断処理が進む
結果、切断後、ロール紙の切断端はその搬送方向に対し
て直角の状態から傾くことになる。
【0044】この状態のままで、ロール紙給送装置10
が画像形成装置本体1に押し込まれインターロックが復
旧すると、上述したイニシャライズ動作が行われる。こ
のイニシャライズ動作では、フォトセンサSにより用紙
ジャム除去後のロール紙11の用紙幅検出及び先端直角
性の検出が行われるのは上述の通りである。
【0045】上述した如く、用紙ジャムが発生し、ロー
ル紙11が走行していない状態でマニュアルカットが行
われた場合、その先端部は用紙搬送方向に対して直角で
なくなるため、紙づまり除去後のイニシャライズ動作に
おいて、このロール紙の先端部がフォトセンサS上を通
過する際に、そのうちのある一対のセンサの個々のセン
サ間の通過タイミングが異なることに起因して、上記C
PUにより「切断端が直角でない」旨が検出されること
になる。
【0046】この検出結果に基づき、操作/表示部2の
表示器には、「切断端が直角でない」旨の状態表示と、
その状態からのロール紙11の走行モードによる自動切
断の必要性を問う情報が表示される。
【0047】操作者が、その表示を基に、操作/表示部
2上の所定の操作ボタンによって自動切断を指示する
と、ロール紙11a〜11dのうちの先端部が直角でな
いと認識されたロール紙11は、上述の如くの制御によ
り走行コードによる先端部切断の処理に供される。
【0048】この場合、切断の対称となるロール紙11
は紙送りローラ12、14、20により画像形成装置本
体1方向へと送り出され、走行状態のまま搬送に必要な
最短の長さでロータリーカッタ25により切断される。
この時の切断片は、画像形成装置本体1の内部を通り、
用紙排出路4を経て用紙排出部5へと排出される。
【0049】一方、ロール紙11の先端部が直角に整端
されていない旨を上記表示により知り得たにも拘らず、
操作者が自動切断を意識的に指示しない場合には、この
ロール紙11は自動切断されること無く、その先端は合
流部15で待機し、次の複写動作に入る。
【0050】このように、本発明ではロール紙11の先
端部がその搬送方向に直角に整端されていない場合、走
行モードでその先端部をカットして整端する動作と、そ
のままの状態から複写を続行する動作を選択的に実施可
能としている。
【0051】ところで、本発明では、上述した用紙先端
部の直角性の検出はイニシャライズ動作に関連して実施
され、かつこのイニシャライズ動作は用紙ジャム除去動
作後のみならず、ロール紙のセット動作完了後にも実施
される。
【0052】これにより、本発明ではロール紙が曲がっ
た状態でセットされた時も、その先端部を走行モードに
よりカットできる機能を持つことができる。例えば、ロ
ール紙11a〜11dが操作者により給紙ホルダに装着
される際、誤って紙送りローラ12にロール紙11a〜
11dの先端を曲げてニップさせてしまった場合、その
後のイニシャライズ動作中に、フォトセンサSによりロ
ール紙11a〜11dの先端部の曲がりが検出され、操
作者に対しての警告が行われる。
【0053】この警告に基づき、操作者は所定のボタン
操作によって、整端するかそのままで複写動作を続行す
るかを指定することになる。整端を指示する操作が行わ
れると、走行モードによりその先端部を切断する動作が
行われ、ロール紙11の先端部をその搬送方向に対して
直角に切断することができる。
【0054】また、この走行モードでの自動切断では、
ある程度ロール紙の走行が行われることから、その走行
に起因するバックテンションにより少々の曲がりは矯正
されることになり、この曲がりの矯正と上記先端部カッ
トとの相乗効果により整端をより確実なものとすること
ができる。
【0055】以上に述べた本発明のロール紙給送装置1
0のインターロック解除後の動作の要点を図7に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まず、インターロッ
クが解除された状態で、CPUはフロントドアが閉じら
れたか否かを監視する(S701)。ここで、フロント
ドアが閉じられた場合(S701YES)、ロール紙の
イニシャライズ動作順を示す番号nをリセットした後
(S702)、最初のイニシャライズ動作のためにn=
1を設定する(S703)。
【0056】次いで、その設定値を基にn番目のローラ
について上述したイニシャライズ動作を行う(S70
4)。このイニシャライズ動作に伴ってフォトセンサS
a 〜Sf の出力を取り込み(S705)、更にこれらの
センサ出力を基に現イニシャライズ動作に係るロール紙
の用紙サイズ及び直角性の検出を行う(S706)。
【0057】ここで、直角でないことが検出された場
合、操作/表示部2の表示器に対して「n番目のロール
紙の用紙先端が曲がっています」という内容の表示を行
う(S707)。
【0058】次いで、全ロール紙に対するイニシャライ
ズ動作が完了かどうかをチェックするために、nが4に
達したか否かを判断し(S708)、達していない場合
(S708NO)は、S703以降の処理を繰り返し、
全イニシャライズ動作が完了するまで、用紙サイズ及び
直角性の検出を続ける。
【0059】その間、用紙先端部の曲がりが検出された
ローラに対してはその状態であることが順次表示により
操作者に通知されることになる。そして、全ローラのイ
ニシャライズ動作が終了すると(S708YES)、次
いでCPUは、それまでのチェックの結果、先端部の曲
がりが検出された旨の表示が存在した場合、これら各ロ
ーラのロール紙について先端部の自動切断を行うか否か
の指示を促すために、先端部をカットする場合とカット
しない場合の操作キーを知らせるための表示を行う(S
709)。
【0060】次いで、CPUはその応答操作を待ち、指
定のキーが押下されたか否かを判断する(S710)。
ここで、自動カットを指示するキー操作であると認識し
た場合には上述した動作制御を実行して走行モードによ
る先端カット処理を行い(S711)、切断後、その切
断片を排出する(S712)。
【0061】この排出が完了した場合、その切断処理し
たローラに関し、「用紙先端部が曲がっています」とい
う表示内容から、「コピー可能」という表示内容に切り
換える(S713)。
【0062】これに対して、用紙先端部の曲がりが発生
しているにも拘らず自動切断の指示がなかった場合に
は、その時点で「コピー可能」となった旨の表示内容に
切り換える。次いで、CPUは操作/表示部2の操作部
からコピー開始を指示するキー入力があったか否かを判
断し(S714)、コピー開始のキー入力があれば(S
714YES)、上述したプロセスを経てコピーを行う
(S715)。
【0063】以上述べたS706の処理は、例えば図8
に示すフローチャートに従って実現可能である。すなわ
ち、上記イニシャライズ動作時にS705の処理により
フォトセンサSa 〜Sf の出力を取り込んだ後、CPU
では、まずSa とSb がオンしたかどうかを判断する
(S7061)。ここで、両方がオンしていれば(S7
061YES)、ロール紙のサイズを「A0サイズ」と
認識する(S7062)。 また、両者がオンしていな
ければ(S7061NO)、次いでCPUはフォトセン
サSc とSd がオンしたかどうかを判断する(S706
3)。ここで、両方がオンしていれば(S7063YE
S)、ロール紙のサイズを「A1サイズ」と認識し(S
7064)、両方がオンしていなければ(S7063N
O)、ロール紙のサイズを「A2サイズ」と認識する
(S7065)。
【0064】以上のようにしてそれぞれロール紙のサイ
ズを認識した後、更にCPUはこれら認識に用いた一対
のフォトセンサの個々のセンサ間の出力の時間差が例え
ば0. 5秒以内にあるか否かを判断する(S706
6)。
【0065】ここで、上記の検出時間の差が0. 5秒以
内にあれば(S7066YES)、用紙先端が搬送方向
に対して直角であると判定し(S7067)、0. 5秒
を越えた時間差を持つ場合には(S7066NO)、用
紙先端がその搬送方向に対して直角でないと判定する
(S7068)。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マニュアルカットノブにより完全に手動化された切断を
可能にするとともに、ロール紙の先端部が直角かどうか
を監視し、上記直角でないことが検出された場合には、
当該ロール紙を走行モードにより切断するようにしたた
め、画像形成装置とのインターロック機構を備えた装置
に適用してロール紙の先端部を確実にその搬送方向に対
して直角に整端でき、しかもマニュアルカットによりロ
ール紙を手切りにした直後のみならず、ロール紙セット
後においても上記整端が可能であり、複写機,プリン
タ,ファクシミリ装置等の種々の画像形成装置に適合す
る極めて生産性の高いロール紙給紙装置を提供できると
いう優れた効果を奏する。
【0067】また、本発明では、画像形成装置に対する
インターロックが復旧する度にロール紙を起点位置から
所定位置まで搬送しかつ逆搬送により起点位置まで戻す
イニシャライズ動作を行い、当該イニシャライズ動作毎
にロール紙の先端部が直角かどうかの検出動作を行うよ
うにしたため、紙ジャム除去のためのカット後の整端の
みならず、ロール紙が曲がった状態でセットされた時の
整端効果も期待できるようになる。
【0068】また、本発明では、ロール紙の先端部が直
角でないことが検出された場合にその旨を使用者に通知
し、その使用者の指示に基づき上記検出後のロール紙の
走行モードによる切断動作を実行するか否かを選択的に
実行し得るようにしたため、例えば、それほどのカット
精度を必要としないサンプルコピー等の記録時にはわざ
わざ整端動作を行うことを避けながら、運用の効率化に
寄与できる。
【0069】また、本発明では、ロール紙の先端部が直
角でないことを検出する検出手段として、シート搬送方
向と直交する方向にそのシート搬送方向の中心線に対し
て互いに対称な複数対のセンサを配置し、任意の対の一
方のセンサと他方のセンサ間におけるシート先端部の到
達時間の差に基づいて前記直角か否かの検出を行う構成
としたため、幅の異なる種々のロール紙を用いる装置に
適用してこれら各ロール紙の先端直角性の検出に1つの
検出手段で対応できる。
【0070】更に、本発明では、上記検出手段の任意の
対のセンサの出力とロール紙の幅とを対応付けることに
より当該検出手段をロール紙のサイズ検出装置と兼用す
るようにしたため、サイズ検出装置と先端直角検出装置
とを別々に用いずに済み、構造の簡略化、低コスト化に
貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るロール紙給送装置を用
いた画像形成装置のインターロック解除状態における全
体構造図。
【図2】本発明に係るロール紙給送装置内部の全体構造
を示す概念図。
【図3】本発明に係るロール紙給送装置内部の要部構造
を示す概念図。
【図4】本発明に係るロール紙給送装置の電気的な機能
構成を示すブロック図。
【図5】本発明に係るロール紙給送装置の用紙サイズ及
び先端部直角性検出用のフォトセンサの配置態様を示す
概念図。
【図6】本発明に係るロール紙給送装置のロール紙切断
装置の走行モードによる切断動作を示す概念図。
【図7】本発明に係るロール紙給送装置のインターロッ
ク復旧後の制御動作の一例を示すフローチャート。
【図8】図7におけるS706の処理の具体例を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 操作/表示部 3 原稿台 4 用紙排出路 5 用紙排出部 6 ガイドレール 10 ロール紙給送装置 11 ロール状記録紙 12,14,20,26,27 紙送りローラ 13,28 用紙搬送路 15 用紙搬送路合流部 25 ロータリーカッタ 25a 固定刃 25b 回転刃 S,Sa 〜Sf 反射型フォトセンサ N マニュアルカットノブ J ジャム用紙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻かれたシートを所定の長さ
    にカットして画像形成装置に給送するロール紙給送装置
    において、 前記シートの搬送方向に対して切断線が斜設され、該シ
    ートを走行させながらその走行速度に同期させて切断動
    作を行う走行モードにより、当該シートをその切断端が
    前記搬送方向に対して直角となるように切断する切断手
    段と、 前記シートの搬送を停止した状態で、前記切断手段を手
    動で操作しながら前記シートを切断するマニュアル切断
    操作手段と、 前記シートの先端が前記搬送方向に対して直角でないこ
    とを検出する検出手段と、 該検出手段により前記シート先端が直角でないことが検
    出された場合、前記切断手段を前記走行モードにより駆
    動し、当該シート先端をその搬送方向に直角に切断すべ
    く制御する制御手段とを具備することを特徴とする画像
    形成装置のロール紙給送装置。
  2. 【請求項2】 ロール状シートの装填及びジャム除去作
    業を行うために、画像形成装置に対するインターロック
    を選択的に解除できる機構と、該インターロックが復旧
    する度に前記シートを起点位置から所定位置まで搬送し
    かつ逆搬送により起点位置まで戻すイニシャライズ動作
    を行う制御シーケンスとを有し、当該イニシャライズ動
    作毎に前記検出手段の検出動作を行うことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置のロール紙給送装置。
  3. 【請求項3】 検出手段の検出結果を通知する手段と、
    走行モードによる切断を行うか否かを指示する指示手段
    とを具備し、前記検出手段によりシートの先端が直角で
    ないことが検出された後の走行モードによる切断動作を
    操作者からの指示に基づき選択的に実行することを特徴
    とする請求項1または2記載の画像形成装置のロール紙
    給送装置。
  4. 【請求項4】 検出手段は、シート搬送方向と直交する
    方向に配列されかつそのシート搬送方向の中心線に対し
    て互いに対称な複数対のセンサから成り、任意の対の一
    方のセンサと他方のセンサ間におけるシート先端部の到
    達時間の差に基づいて前記直角か否かの検出を行うこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画
    像形成装置のロール紙給送装置。
  5. 【請求項5】 検出手段は、任意の対のセンサの出力と
    前記シートの幅とを対応付けることにより当該シートの
    サイズ検出機能も兼ねることを特徴とする請求項4記載
    の画像形成装置のロール紙給送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6745657B2 (en) 2001-06-27 2004-06-08 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeding device and image forming apparatus using the same
JP2010036991A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Canon Inc シート搬送装置および画像形成装置
JP2018150110A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 キヤノン株式会社 シート供給装置およびプリント装置

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US10766279B2 (en) 2017-03-10 2020-09-08 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus
US11718110B2 (en) 2017-03-10 2023-08-08 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus

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