JP4776579B2 - 用紙整合機構及びそれを備える後処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は,用紙受け部に搬送された用紙束を整合する用紙整合機構及び該用紙整合機構によって整合された用紙束にステイプル処理等の後処理を施す後処理装置に関し,特に,その用紙受け部に用紙が正常に収容されたことを検知するための技術に関するものである。
従来より,例えばプリンタ装置,複写機,ファクシミリ装置,及びこれらの複合機などの画像形成装置から排出される用紙を複数枚収容する用紙受け部を有し,その用紙受け部に収容された用紙束に対して,ステイプル処理,穿孔処理,或いは中折処理などの後処理を施す後処理装置が知られている。
また,このような後処理装置に,用紙受け部に収容された用紙束を整合する用紙整合機構が設けられることがある(例えば,特許文献1参照)。以下,図9及び図10を参照しつつ,用紙整合機構を有する従来の後処理装置について説明する。ここに,図9は特許文献1の図6を引用した図である。なお,図9及び図10において,後段で説明する本発明の実施の形態に係る後処理装置Xと同様の構成要素には同じ符号を付している。
先ず,図9(a)は,搬送ローラro1により用紙Pが受け側ユニット30aに搬送され,その搬送に応じたタイミングで用紙付勢部材38が揺動した状態を表しており,用紙Pにカール等の紙の撓みがある場合にも,その用紙Pは,用紙付勢部材38により受け側ユニット30a方向に付勢されて密着している。
次の状態を表す図9(b)では,用紙Pを用紙付勢部材38により密着させた状態で,用紙押さえ部材36が,待機位置から所定位置まで移動(図中には矢印Dで示す)されることにより,用紙Pが,該用紙押さえ部材36に設けられた鉤状突起36aに挟持された状態で第2の用紙受け部33に押圧されている。
また,次の状態を表す図9(c)では,用紙付勢部材38は,新たな用紙Pの搬送に備え,用紙Pの搬送を妨げない位置に退避するよう揺動される(図中には矢印Cで示す)。
更に,次の状態を表す図9(d)では,新たな用紙Pの搬送に応じて,用紙押さえ部材36を所定位置から待機位置に一旦退避させる(図中には矢印Dで示す)。
そして,用紙Pの搬送が終わったタイミングで用紙付勢部材38が揺動されることで,用紙Pが受け側ユニット30a方向に付勢された状態である図9(a)の状態に戻る。これらの処理(図9(a)〜(d))が繰り返されることにより,受け側ユニット30aに収容された用紙束は整合される。
ところで,このような後処理装置には,搬送される用紙Pが受け側ユニット30aに正常に収容されていない場合などのジャム状態を検知するための手段が設けられる。
例えば,図10(a)に示すように,搬送ローラro1の近傍に反射型や透過型の光学センサ401を設けておき,該光学センサ401によって用紙Pの後端が搬送ローラro1を通過したことを検知する手法(以下,「検知手法A」という)が考えられる。この構成では,用紙Pの後端が搬送ローラro1を通過したことを検知することで,該用紙Pが受け側ユニット30aに収容されたと判断される。
また,図10(b)に示すように,第2の用紙受け部33の近傍に,複数の開口402aを有する回動板402と該回動板402の回動を監視する不図示の光学センサとを設けておき,該光学センサによって用紙Pの先端が第2の用紙受け部33に到達したことを検知する手法(以下,「検知手法B」という)も考えられる。この構成では,用紙Pの先端が第2の用紙受け部33に到達したことを検知することで,該用紙Pが受け側ユニット30aに収容されたと判断される。
特許第3678721号公報
しかしながら,前記検知手法Aでは,用紙Pの後端が搬送ローラro1を通過したことを光学センサ401で検知しているに過ぎず,その後,用紙Pが正常に受け側ユニット30aに収容されたか否かを検知することはできない。そのため,図10(a)に示すように,受け側ユニット30aで用紙Pが曲がっている場合にも,その状態を検知することができず,例えば受け側ユニット30aにおける用紙のJAM状態が複雑になり,或いはその後の後処理に悪影響を与えるという問題がある。
また,前記検知手法Bでは,用紙Pが受け側ユニット30aに収容される際に回動板402を回動させることになるが,用紙Pは紙種別や厚みによってコシが異なるため,全ての種類の用紙Pで回動板402を回転させることができるように構成することは困難であり,安定性に欠けるという問題がある。例えば,回動板402の用紙Pへの押圧力が強すぎると,用紙Pが回動板402を回動させることができず該回動板402に接触する位置で止まり,用紙を整合させることができないという問題がある。また,回動板402の用紙Pへの押圧力が弱すぎると,用紙Pが回動板402を回動させることなく受け側ユニット30aに到達して,用紙Pが受け側ユニット30aに収容されていないと誤検知されることになる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,用紙受け部に用紙が正常に収容されたことを正確に検知することのできる用紙整合機構及びそれを備える後処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,搬送される用紙を複数枚収容可能な用紙受け部と,前記用紙受け部に収容された用紙の後端近傍を,搬送方向に略垂直な方向に付勢して用紙を密着させる用紙付勢部材と,用紙の搬送経路に突出する鉤状の突起であって,用紙の搬送に応じて用紙の搬送の妨げにならない位置から用紙の搬送方向に所定量移動することにより,前記用紙付勢部材により密着された状態の用紙の後端を挟持しつつ該用紙の先端を前記用紙受け部に対して押圧する用紙押さえ部材と,を備えてなる用紙整合機構に適用されるものであって,前記用紙押さえ部材が用紙の搬送方向に所定量移動されたときに前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを検知する近接検知手段を備えてなることを特徴とする用紙整合機構として構成される。例えば,前記近接検知手段は前記用紙付勢部材に設けられる。
このように構成された前記用紙整合機構では,用紙が前記用紙受け部に正常に収容された場合には,前記用紙付勢部材によって用紙の後端近傍が付勢されて用紙が密着された状態で,該用紙押さえ部材によって用紙の後端が挟持されるため,前記用紙押さえ部材が用紙の搬送方向に所定量移動されると,該用紙押さえ部材が前記用紙付勢部材に近接することになる。他方,用紙が前記用紙受け部に正常に収容されていない場合,例えば曲がった状態で前記用紙受け部に収容されている場合(例えば,図9(a)参照)には,その用紙の抵抗によって,前記用紙付勢部材が用紙を密着させる位置まで移動せず浮いた状態となるため,前記用紙押さえ部材が用紙の搬送方向に所定量移動されても,該用紙押さえ部材が前記用紙付勢部材に近接しないことになる。
したがって,本発明のように,前記用紙押さえ部材が用紙の搬送方向に所定量移動されたときに前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを前記近接検知手段によって検知すれば,用紙が前記用紙受け部に正常に収容されているか否かを正確に判断することが可能となる。
具体的に,前記近接検知手段は,前記用紙押さえ部材に接触することによって揺動する揺動部の揺動の有無を検知することにより,前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを検知するものであることが考えられる。
また,前記近接検知手段は,照射した光の前記用紙押さえ部材による反射の有無を検知することにより,前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを検知するものであってもよい。
さらに,前記近接検知手段が,照射した光の前記用紙押さえ部材による遮断の有無を検知することにより,前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを検知するものであることも考えられる。
また,前記用紙付勢部材に,所定位置まで移動された前記用紙押さえ部材の形状に応じた切り欠き部が形成されてなる構成では,前記近接検知手段が,前記切り欠き部に前記用紙押さえ部材が挿入されたことを検知するものであることが考えられる。
これらいずれの構成によっても,前記用紙押さえ部材が用紙の搬送方向に所定量移動されたときに前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを検知することができ,用紙が前記用紙受け部に正常に収容されているか否かを判断することが可能となる。
ところで,本発明は,前記用紙整合機構を有してなり,該用紙整合機構により整合された用紙束に対し所定の後処理を行う後処理装置として捉えてもよい。
本発明によれば,前記用紙押さえ部材が用紙の搬送方向に所定量移動されたときに前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを前記近接検知手段によって検知することで,用紙が前記用紙受け部に正常に収容されているか否かを正確に判断することが可能となる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xの概略断面図,図2は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xに設けられる中間処理ユニットの受け側ユニットの正面図,図3は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xに設けられる中間処理ユニットの断面図,図4は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xを模式的に表す概略構成図,図5は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xに設けられる用紙整合機構の要部拡大図,図6は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xに設けられる用紙整合機構の処理の流れを示す図である。
まず,本発明の実施の形態に係る後処理装置Xの概略構成について説明し,後段で,前記後処理装置Xに設けられた用紙整合機構について詳説する。
前記後処理装置Xは,図1に示すような断面の概略構造を有し,図示の右側側面において,プリンタ装置,複写機,ファクシミリ装置,又はこれらの複合機などの画像形成装置Wと連結される。従って,前記後処理装置Xの図1に向かって右側の側面には,前記画像形成装置Wから排出される画像形成された用紙を受け入れる用紙入口11が設けられている。また,前記用紙入口11に続けて設けられた用紙の搬送路r1の途中には,用紙に穴開け処理を施すパンチ手段70が設けられており前記画像形成装置Wからの所定の制御指令に従って,用紙に穴開け処理がなされる。
前記搬送路r1は,用紙を上向きに導く搬送路r2と下向きに導く搬送路r3とに分岐しており,いずれの搬送路に用紙を導くかは,揺動可能に設けられた可動ガイドg1により切り替えられるよう構成されている。
用紙を上向きに導く前記搬送路r2は,さらに,搬送中の用紙を大型の退避ドラム21の周面に沿う方向へ導いた後に下側へ向かう前記搬送路r3へ導く搬送路r22に繋がっている。
そして,前記搬送路r22へ搬送された用紙は,前記退避ドラム21の周面に沿った状態で一時退避した後,該退避ドラム21の回転によって前記搬送路r3へ送り出される。
また,下側へ向かう前記搬送路r3へ導かれた用紙は,前記可動ガイドg1の下方(本後処理装置Xの中央部)に設けられた中間処理ユニット30に導かれる。
前記中間処理ユニット30は,図2,図3に示す如く,斜めに傾けて設けられた中間トレイ31,該中間トレイ31の上下方向中央付近の所定位置に揺動可能に設けられた第1の用紙受け部32,前記中間トレイ31に沿って上下に移動可能に設けられた第2の用紙受け部33,前記中間トレイ31の上下方向中央付近に設けられ用紙にステイプル処理を施す第1及び第2のステイプル手段34,35とを具備している。前記第2の用紙受け部33は,無端ベルト37aに取付けられており,該無端ベルト37aの正転/逆転によって上下に移動するよう構成されている。
また,前記中間処理ユニット30は,前記中間トレイ31や前記第1及び第2の用紙受け部32,33,前記第1及び第2のステイプル手段34,35等が設けられている受け側ユニット30aと,前記第1のステイプル手段34に対向する第1のステイプル受け部34’等が設けられているカバーユニット30bとに区分されており,前記カバーユニット30bが前記受け側ユニット30aに対して離接可能に構成されている。
図3は,前記カバーユニット30bが前記受け側ユニット30aに対して離間及び近接する状態を表す断面図である。図3に示すように,前記カバーユニット30bは前記受け側ユニット30aに回動可能に支持されており,該回動により前記カバーユニット30bが前記受け側ユニット30aに対して近接(図3の(a)の位置)又は離間(図3の(b)の位置)する位置に移動させることができるよう構成されている。また,前記中間処理ユニット30は,本後処理装置Xの本体から図1に向かって手前方向に引き出し可能に構成されており,前記中間処理ユニット30を引き出した後,前記カバーユニット30bを前記受け側ユニット30aから離間させることにより,前記中間処理ユニット30のジャム処理やメンテナンス作業等を容易に行うことができる。
図2は,前記中間処理ユニット30の前記受け側ユニット30aを前記用紙入口11側からみた正面図である。
前記第1のステイプル手段34は,用紙の幅方向(用紙の搬送方向(図2では上下方向)に直角の方向)に所定間隔で並べて対に配置されたものであり,用紙の端部付近の幅方向中央部へのステイプル処理,及び用紙の搬送方向中央部へのステイプル処理(いわゆる中綴じ)を行う場合に用いられる。また,前記第2のステイプル手段35は,用紙の幅方向の一方の端部付近に斜め方向に配置されたものであり,用紙のコーナー部へのステイプル処理を行う場合に用いられる。前記第1及び第2のステイプル受け部34’は,前記第1のステイプル手段34に対向する位置において前記カバーユニット30b(図3参照)に設けられている。
図1に示す前記搬送路r3に導かれた用紙は,前記中間処理ユニット30の上方に設けられた搬送ローラro1により下側へ搬送され,前記搬送ローラro1から外れて落下する。この落下してくる用紙は,その一方の面(図1に向かって左側の面)が前記中間トレイ31により受けられ,その先端部(下側端部)が前記第1又は第2の用紙受け部32,33のいずれかにより受けられる。これにより,前記中間トレイ31上に複数重ねて載置(集積)され,収容された用紙(束)は,用紙付勢部材38(図4参照)等により構成される用紙整合機構(詳細は後述する)により整合された後,前記第1又は第2のステイプル手段34,35によってステイプル処理が施される。
前記第1及び第2の用紙受け部32,33のいずれによって用紙の先端部を受けるかは,前記第1の用紙受け部32の揺動動作によって切り替えられる。即ち,前記第1の用紙受け部32が前記中間トレイ31に沿う位置(近接する位置,以下,使用位置という)にある場合は,用紙の先端部は前記第1の用紙受け部32により受けられ,前記第1の用紙受け部32がその揺動動作により前記中間トレイ31から離間した退避位置にある場合は,前記搬送ローラro1により搬送されてきた用紙の先端部は前記第1の用紙受け部32を通り過ぎて前記第1の用紙受け部32よりも下方に移動して待っている前記第2の用紙受け部33により受けられるよう構成されている。また,小サイズの用紙を受ける場合は,前記第2の用紙受け部33を前記第1の用紙受け部32よりも上側へ移動させて用紙を受けることも可能である。この場合,前記第1の用紙受け部32は前記使用位置にあっても前記退避位置にあってもかまわない。
例えば,用紙の端部付近の所定位置にステイプル処理(いわゆる端部綴じ)を行いたい場合等は,前記第1の用紙受け部32に用紙を積載した状態で前記第1又は第2のステイプル手段34,35によりステイプル処理がなされる。また,用紙の搬送方向中央部付近にステイプル処理(いわゆる中綴じ)を行いたい場合等は,前記第2の用紙受け部33を用紙を積載した状態で用紙サイズに応じた位置に移動させ,前記第1のステイプル手段34によりステイプル処理がなされる。また,用紙のサイズによっては(前記第1の用紙受け部32で直接受けるべきサイズよりも大きい又は小さいサイズ),前記搬送ローラro1により搬送されてくる用紙を,一旦,前記第2の用紙受け部33により受けて重積させた後,前記第1の用紙受け部32に積み替えることも行われる。この場合,まず,搬送されてくる用紙を,その用紙のサイズに応じた位置(前記第1の用紙受け部32の位置よりも下側又は上側)に移動させた前記第2の用紙受け部33により受け,用紙を積載した前記第2の用紙受け部33を前記第1の用紙受け部32よりも若干上側の位置(例えば,2mm程度上側)まで移動させた後(この間,前記第1の用紙受け部32は前記退避位置にある),前記第1の用紙受け部32を前記使用位置に揺動させ,さらに,前記第2の用紙受け部33を前記第1の用紙受け部32よりも下側に移動させることにより,前記第2の用紙受け部33に積載された用紙を前記第1の用紙受け部32に積み替える。ここで,前記第1の用紙受け部32は,本用紙処理装置Xにおいて多用されるサイズの用紙(例えば,A4Y/LTYサイズ)が搬送されてきたときにその用紙を直接受けるのに適した位置に配置されており,それよりも大きいサイズの用紙が搬送されてくる場合であって,その用紙を前記第1の用紙受け部32に積載した状態でステイプル処理を施したい場合(即ち,端部綴じを行いたい場合)には,前述した積み替えが行われる。これにより,多用されるサイズの用紙については,前記第1の用紙受け部32により用紙を直接受けることができるので,前記第2の用紙受け部33の移動による位置合わせを行う必要が無く,迅速なステイプル処理が行える。さらに,用紙端部付近の所定位置にステイプル処理(端部綴じ)を施す場合,ステイプル処理を行う位置に中綴じよりも高い精度が要求され,前記第2の用紙受け部33の移動による位置合わせでは十分な位置決め精度を確保することが難しい場合があるが,このような場合でも,移動しない前記第1の用紙受け部32と移動しない前記第1及び第2のステイプル手段34,35との位置関係は予め精度高く設定することが可能であるので,十分な位置精度でステイプル処理を施すことが可能となる。
前記中間処理ユニット30においてステイプル処理が施された用紙(用紙束)に更に2つ折り処理(以下,中折り処理という)を施す場合には,該用紙束は,前記中間処理ユニット30内からその下側に設けられた中折りユニット40内の搬送路r5へ送り出され,前記中折り処理を施さない場合には上側の搬送路r4へ送り出される。
前記用紙の前記搬送路r5への送り出しは,前記中間処理ユニット30の下部に揺動可能に支持された搬送ローラro2により行われる。前記搬送ローラro2は,通常は,前記搬送ローラro2に対向して配置された従動ローラro2’と離間する位置に退避しており,用紙を前記搬送路r5へ送り出す際に,前記従動ローラro2’に近接する位置に揺動して前記従動ローラro2’との間に用紙を挟み,前記搬送ローラro2の回転力により前記搬送路r5へ用紙を送り出す(搬送する)。
前記中折りユニット40内の前記搬送路r5に導かれた用紙(用紙束)は,前記中折りユニット40内の搬送ローラro3によってさらに搬送されて所定位置に停止させられる。そして,用紙の搬送方向中央部に押し型41が押し当てられ,用紙が前記押し型41の押し当て面と反対側において対向配置されて回転する2つの中折り用ローラ42の間に2つ折りされながら挟まれる。2つの前記中折り用ローラ42は,互いに対向する方向に付勢されており,この付勢力によって用紙に折り目がつけられる。このようにして中折り処理がなされた用紙は,前記中折り用ローラ42の回転力によってその折り部が先頭となる方向に搬送され,前記中折り用ローラ42上方の搬送路r6を経て,前記中折りユニット40内の排出ローラro4によって,前記用紙入口11の反対側の側面に設けられた下段用紙出口14からその外側に設けられた中折り用紙排出トレイ60上に排出される。このとき,前記下段用紙出口14の上方に回動自在に設けられた用紙抑え部材61により,中折り処理された用紙が抑えられて整合される。
一方,前記中間処理ユニット30上側の前記搬送路r4への用紙の送り出しは,前記中間トレイ31に沿って上下に移動可能に設けられた前記第2の用紙受け部33によって行われる。具体的には,前記第2の用紙受け部33を上側へ移動させることにより該第2の用紙受け部33で受けられた用紙が前記搬送路r4へ送り出される。なお,前記第1の用紙受け部32に用紙が載置されている場合には,該第1の用紙受け部32から前記第2の用紙受け部33に用紙が乗せ換えられて前記搬送路r4へ送り出される。
このようにして前記搬送路r4に搬送されてきた用紙(用紙束)は,用紙排出手段80により搬送が引き継がれて,該用紙排出手段80の具備する排出ローラro6の回転力により上段用紙出口13からその外側に複数の用紙トレイを設けて構成されるジョブトレイ50のいずれかの用紙トレイに排出される。該ジョブトレイ50は,それぞれ用紙の排出方向に向かって上向くように傾斜して設けられている。さらに,前記ジョブトレイ50は上下方向に一斉に昇降可能に構成され,その停止位置によって前記上段用紙出口13から排出される用紙をいずれの前記ジョブトレイ50で受けるかを順次切り替える。前記ジョブトレイ50の昇降動作は,指定された順序で重ねた用紙束ごとに複数のトレイに分けて排出するいわゆるソート処理,或いはグループ処理を行う際に行われる。
以下,図4〜図6を参照しつつ,当該後処理装置Xに設けられた用紙整合機構について詳説する。ここに,図4は,当該後処理装置Xに設けられる用紙整合機構に関連する部分のみを抽出し,模式的に表した当該後処理装置Xの概略構成図である。
図4に示すように,当該後処理装置Xに設けられる用紙整合機構は,用紙付勢部材38と,用紙押さえ部材36とを具備して構成される。
前記用紙付勢部材38は,所定の揺動軸により装置本体に揺動自在(図中には矢印Cにより示す)に支持されている。具体的に,前記用紙付勢部材38は,前記搬送ローラro1による用紙搬入(図中には矢印Aで示す)に応じて,用紙搬入を妨げない位置(図中には実線で示す)と,搬入された用紙を付勢する位置(図中には破線で示す)と,を適宜切り替えるよう揺動自在である。例えば,用紙が前記搬送ローラro1を通過したことを検知する不図示のセンサによる検知に応じて揺動する。
また,前記用紙押さえ部材36は,用紙の搬送経路に突出する鉤状突起36a(本実施形態では断面T字形状)を有しており,前記無端ベルト37bに取付けられている(図1,2参照)。前記用紙押さえ部材36は,前記無端ベルト37bの正転/逆転によって,用紙の搬送に応じて用紙の搬送の妨げにならない位置(図中には破線で示す)から用紙の搬送方向に所定量移動する(図中には矢印Dにより示す)まで移動することが可能である。なお,前記第2の用紙受け部33が上方に移動されることによって,該第2の用紙受け部33で受けられた用紙束が図示する矢印B方向に移動される際に,該用紙束の後端(上端)が乱れないように押さえる機能も有している。
本実施の形態に係る後処理装置Xに設けられた用紙整合機構は,このように構成された前記用紙付勢部材38及び前記用紙押さえ部材36を連携させ,好適に制御することによって実現される。
先ず,前記用紙付勢部材38は,前記搬送ローラro1による用紙搬入に応じて,用紙搬入を妨げない位置(図中には実線で示す)から,前記受け側ユニット30a(つまり,前記第2の用紙受け部33や前記中間トレイ31など)に搬入された用紙の後端近傍を搬送方向に略垂直な方向に付勢する位置(図中には破線で示す)に切り替えられ,該受け側ユニット30aに収容された用紙Pを該受け側ユニット30aに密着させることにより,該用紙Pのカールを矯正する。これにより,搬入される用紙Pがカールの大きいものであった場合にも,その用紙Pの搬入を妨げることなく,用紙Pを前記受け側ユニット30aに速やかに搬入する共に,該受け側ユニット30aに対して密着させることができる。
そして,搬入された用紙Pを前記用紙付勢部材38で密着させた状態で,前記用紙押さえ部材36を,用紙Pの搬送を妨げない位置(図中破線で示す,以下待機位置という)から所定の実線で示す位置まで移動させることによって,用紙Pを,該用紙押さえ部材36に設けられた鉤状突起36a(本実施形態では,T字形状の右側(下側)部分)により挟持しつつ該用紙Pの先端(下端)を前記第2の用紙受け部33に押圧することができる。
ここで,前記用紙付勢部材38には,図5に示す如く,所定位置まで移動した前記用紙押さえ部材36を収容するような切り欠き38aを設けることが望ましい。ここに,図5は,用紙搬入方向から見た(図4の矢印E方向に見た)前記用紙付勢部材38,前記用紙押さえ部材36の関係の一例を示す要部拡大図である。
このような切り欠き38aを設けることで,前記用紙付勢部材38が用紙Pを付勢している状態で,前記用紙押さえ部材36が所定位置まで移動した際にも,両者が干渉することが無いため,両者をオーバーラップさせて動作させることが可能となり,より高精度な整合が可能である。
具体的には,図5に示すように,前記用紙押さえ部材36が実線で示す位置から,前記切り欠き38aに挿入された破線で示す位置まで移動されることにより,該用紙押さえ部材36によって用紙Pが押圧され,該用紙Pが整合される(実線位置から破線位置に整合される)。
また,図5に示すように,本発明の実施の形態に係る後処理装置Xでは,前記用紙付勢部材38に,該用紙付勢部材38及び前記用紙押さえ部材36が近接しているか否かを検知する近接検知部100(近接検知手段の一例)が設けられている。前記近接検知部100は,前記用紙付勢部材38の用紙との接触面とは反対側の面に配置されている。なお,前記近接検知部100に換えて,前記用紙付勢部材38及び前記用紙押さえ部材36が近接しているか否かを検知し得る近接検知手段を前記用紙押さえ部材36に設けてもかまわない。
図5に示すように,前記近接検知部100は,前記用紙押さえ部材36が前記切り欠き38aに挿入された場合に該用紙押さえ部材36に接触して揺動するように,回動軸101を中心に回動可能に支持された揺動部102と,前記揺動部102によって光路が遮断されているか否かを検知するフォトインタラプタ103と,を有している。
前記フォトインタラプタ103では,前記揺動部102が揺動せずに実線の位置に存在していなければ,該揺動部102によって光路が遮断されていることが検知され,前記揺動部102が揺動して破線の位置に移動すれば,光路が確立されていること(遮断されていないこと)が検知される。なお,前記フォトインタラプタ103は,他に,前記揺動部102の揺動を検知し得るリミットスイッチ等の各種のセンサに換えてもよい。
このように,前記近接検知部100では,前記用紙押さえ部材36が前記切り欠き38aに挿入されたか否かに応じて前記フォトインタラプタ103の検知結果が異なることになる。したがって,前記近接検知部100では,前記フォトインタラプタ103による検知結果である前記揺動部102の揺動の有無に応じて,前記用紙押さえ部材36が前記切り欠き38aに挿入されたか否か,即ち前記用紙押さえ部材36及び前記用紙付勢部材38が近接したか否かを検知することができる。
そして,前記近接検知部100による検知結果は,当該後処理装置Xを制御する不図示の制御部,又は前記画像形成装置Wに設けられた不図示の制御部などに入力される。なお,前記制御部(不図示)は,例えばCPUやRAM,ROM等の制御機器を有するものであって,前記ROMに記憶された所定の制御プログラムに従って処理を実行することにより,当該後処理装置Xや前記画像形成装置Wを統括的に制御するものである。
このように構成された前記近接検知部100を有する前記後処理装置Xでは,該近接検知部100による検知結果に応じて前記受け側ユニット30a(つまり,前記第2の用紙受け部33や前記中間トレイ31など)に用紙が正常に収容されたか否かを判断することが可能である。なお,かかる判断は,例えば前記制御部(不図示)などによって行われる。
以下,図5及び図6を参照しつつ,当該後処理装置Xに設けられた用紙整合機構の動作について,各状態に分けて詳説する。なお,図6(a)〜(d)の基本的な処理については,前段で説明した図9(a)〜(d)と同様であるため,ここでは説明を省略する。ここでは,用紙Pが前記受け側ユニット30aに正常に収容されたか否かの判断手法について説明する。
図6(a)に示すように,用紙Pが正常に前記受け側ユニット30aに収容された場合には,前記用紙付勢部材38がその用紙Pを該受け側ユニット30aに密着させる位置まで正常に揺動した後,図6(b)に示すように,前記用紙押さえ部材36が矢印D方向(用紙の搬送方向)に所定量移動されることにより用紙Pが整合される。
このとき,前記近接検知部100では,図5に破線で示すように,前記用紙押さえ部材36が,前記用紙付勢部材38に形成された前記切り欠き38aに挿入された状態となる。したがって,前記近接検知部100では,前記用紙付勢部材38及び前記用紙押さえ部材36が近接していることが検知され,前記制御部(不図示)に入力される。
一方,図6(e)に示すように,用紙Pが正常に前記受け側ユニット30aに収容されず,用紙Pが曲がって収容されている場合には,前記用紙付勢部材38が用紙Pの抵抗によって途中で止まり浮いた状態となる。
そのため,図6(f)に示すように,前記用紙押さえ部材36が矢印D方向(用紙の搬送方向)に所定量移動されても,前記用紙付勢部材38及び前記用紙押さえ部材36が離間しているため,前記用紙押さえ部材36は,前記用紙付勢部材38に形成された前記切り欠き38aに挿入されないことになる。したがって,前記近接検知部100では,前記用紙付勢部材38及び前記用紙押さえ部材36が近接していないことが検知され,前記制御部(不図示)に入力される。
このように,前記後処理装置Xでは,用紙Pが前記受け側ユニット30aに正常に収容された場合には,前記用紙押さえ部材36が矢印D方向(用紙の搬送方向)に所定量移動されたときに,前記近接検知部100によって前記用紙付勢部材38及び前記用紙押さえ部材36が近接していることが検知され,用紙Pが前記受け側ユニット30aに正常に収容されていない場合には,前記近接検知部100によって前記用紙付勢部材38及び前記用紙押さえ部材36が近接していないことが検知される。
したがって,前記制御部(不図示)では,用紙Pが前記受け側ユニット30aに正常に収容されているか否かを,前記近接検知部100から入力された検知結果に応じて正確に判断することが可能である。これにより,例えば前記受け側ユニット30aにおいて複雑なJAM状態が発生することを未然に防ぐことができる。
例えば,前記制御部(不図示)では,前記画像形成装置Wによる画像形成処理が開始したときや終了したとき,或いは前記後処理装置Xに用紙が搬送されたときや,用紙が前記搬送ローラro1を通過したとき等から所定の時間が経過するまでの間に,前記近接検知部100によって前記用紙付勢部材38及び前記用紙押さえ部材36が近接していることが検知されないことを条件に,用紙Pが前記受け側ユニット30aに正常に収容されていないと判断されることが考えられる。
なお,前記制御部(不図示)によって,用紙Pが前記受け側ユニット30aに正常に収容されていないと判断された場合には,例えば前記後処理装置Xや前記画像形成装置Wにおける各種の動作が一時停止され,前記後処理装置Xや前記画像形成装置Wなどに設けられた不図示の表示部に,その旨が表示されてユーザに通知される。
本実施例1では,図7を用いて,前記近接検知部100の他の例である近接検知センサ200(近接検出手段の一例)について説明する。
図7に示すように,近接検知センサ200は,前記用紙押さえ部材36の方向に向けて光を照射すると共に,該方向からの反射の有無を検知する反射型の光学センサである。
前記近接検知センサ200では,前記用紙送り部材36が前記用紙付勢部材38の切り欠き38aに挿入されて図示する破線の位置に存在する場合には,前記近接検知センサ200により照射された光が該用紙押さえ部材36で反射して,該近接検知センサ200に入力されることになる(破線L1)。一方,前記用紙押さえ部材36が,図示する実線の位置に存在する場合など,破線の位置に存在しない場合には,前記近接検知センサ200により照射された光が反射されず,該近接検知センサ200に入力されない(実線L2)。
したがって,前記近接検知センサ200では,照射した光の前記用紙押さえ部材36による反射の有無を検知することによって,前記用紙押さえ部材36及び前記用紙付勢部材38が近接しているか否かを検知することができる。
本実施例2では,図8を用いて,前記近接検知部100の他の例である近接検知センサ300(近接検出手段の一例)について説明する。
図8に示すように,近接検知センサ300は,前記用紙押さえ部材36の方向に向けて光を照射する光照射部301と,前記光照射部301から照射された光を検知する受光部302とを有する透過型の光学センサである。
前記近接検知センサ300では,前記用紙送り部材36が前記用紙付勢部材38の切り欠き38aに挿入されて図示する破線の位置に存在する場合には,前記光照射部301により照射された光が該用紙押さえ部材36で遮断されるため,前記受光部302では光が検知されない。一方,前記用紙押さえ部材36が,図示する実線の位置に存在する場合など,破線の位置に存在しない場合には,前記光照射部301により照射された光が前記受光部302で検知されることになる。
したがって,前記近接検知センサ300では,前記光照射部301から照射された光の前記用紙押さえ部材36による遮断の有無を前記受光部302で検知することによって,前記用紙押さえ部材36及び前記用紙付勢部材38が近接しているか否かを検知することができる。
本発明の実施の形態に係る後処理装置の概略断面図。 本発明の実施の形態に係る後処理装置に設けられる中間処理ユニットの受け側ユニットの正面図。 本発明の実施の形態に係る後処理装置に設けられる中間処理ユニットの断面図。 本発明の実施の形態に係る後処理装置を模式的に表す概略構成図。 本発明の実施の形態に係る後処理装置に設けられる用紙整合機構の要部拡大図。 本発明の実施の形態に係る後処理装置に設けられる用紙整合機構の処理の流れを示す図。 本発明の実施の形態に係る後処理装置に設けられる近接検知手段の他の例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係る後処理装置に設けられる近接検知手段の他の例を説明するための図。 特許文献1の図6を引用した図。 用紙が正常に収容されたか否かを検知する手法の例を説明するための図。
符号の説明
11…用紙入口
13…上段用紙出口
14…下段用紙出口
21…退避ドラム
30…中間処理ユニット
31…中間トレイ
32…第1の用紙受け部
33…第2の用紙受け部
34,35…ステイプル手段
34’,35’…ステイプル受け部
36…用紙押さえ部材
37a,37b…無端ベルト
37c…ベルト軸
38…用紙付勢部材
40…中折りユニット
41…押し型
42…中折り用ローラ
50…ジョブトレイ
60…中折り用紙排出トレイ
61…用紙抑え部材
80…用紙排出手段
100…近接検知部(近接検知手段の一例)
101…回動軸
102…揺動部
103…フォトインタラプタ
200,300…近接検知センサ(近接検知手段の一例)
301…光照射部
302…受光部
ro1,ro2,ro3…搬送ローラ
ro4,ro6…排出ローラ
r1,r2,r22,r3,r4,r5,r6…搬送路

Claims (7)

  1. 搬送される用紙を複数枚収容可能な用紙受け部と,
    前記用紙受け部に収容された用紙の後端近傍を,搬送方向に略垂直な方向に付勢して用紙を密着させる用紙付勢部材と,
    用紙の搬送経路に突出する鉤状の突起であって,用紙の搬送に応じて用紙の搬送の妨げにならない位置から用紙の搬送方向に所定量移動することにより,前記用紙付勢部材により密着された状態の用紙の後端を挟持しつつ該用紙の先端を前記用紙受け部に対して押圧する用紙押さえ部材と,
    を備えてなる用紙整合機構であって,
    前記用紙押さえ部材が用紙の搬送方向に所定量移動されたときに前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを検知する近接検知手段を備えてなることを特徴とする用紙整合機構。
  2. 前記近接検知手段が,前記用紙付勢部材に設けられてなる請求項1に記載の用紙整合機構。
  3. 前記近接検知手段が,前記用紙押さえ部材に接触することによって揺動する揺動部の揺動の有無を検知することにより,前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを検知するものである請求項1又は2のいずれかに記載の用紙整合機構。
  4. 前記近接検知手段が,照射した光の前記用紙押さえ部材による反射の有無を検知することにより,前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを検知するものである請求項1又は2のいずれかに記載の用紙整合機構。
  5. 前記近接検知手段が,照射した光の前記用紙押さえ部材による遮断の有無を検知することにより,前記用紙付勢部材及び前記用紙押さえ部材が近接しているか否かを検知するものである請求項1又は2のいずれかに記載の用紙整合機構。
  6. 前記用紙付勢部材に,所定位置まで移動された前記用紙押さえ部材の形状に応じた切り欠き部が形成されてなり,
    前記近接検知手段が,前記切り欠き部に前記用紙押さえ部材が挿入されたことを検知するものである請求項1〜5のいずれかに記載の用紙整合機構。
  7. 搬送される用紙を所定位置に複数枚収容し,収容された用紙束を用紙整合機構で整合し,該用紙整合機構により整合された用紙束に対し所定の後処理を行う後処理装置であって,
    前記用紙整合機構が,前記請求項1〜6のいずれかに記載の用紙整合機構であることを特徴とする後処理装置。
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