JPH08115445A - 自動改札機 - Google Patents

自動改札機

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Publication number
JPH08115445A
JPH08115445A JP6278263A JP27826394A JPH08115445A JP H08115445 A JPH08115445 A JP H08115445A JP 6278263 A JP6278263 A JP 6278263A JP 27826394 A JP27826394 A JP 27826394A JP H08115445 A JPH08115445 A JP H08115445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ticket
door
passenger
ticket gate
exit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6278263A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishinoya
博 西ノ谷
Rikio Shiratori
力男 白鳥
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
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Publication of JPH08115445A publication Critical patent/JPH08115445A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取出口から券を抜き取り改札通路から出場す
る前方客に続き、返却すべき無効券や記録情報の読取不
良券を取出口から抜き取って改札通路より出場しようと
する後方客に対し、ドアが閉じることを知らしめ注意を
促す。 【構成】 改札機本体(1) に前方客(A) が取出口(5) か
ら券(T1)を抜き取り改札通路(2) から出場した時点でド
ア(14)を異なる速度で多段階に閉作動させる通行客規制
手段(3) を設けた。又、改札機本体(1) に前方客(A) が
取出口(5) から券(T1)を抜き取り改札通路(2) から出場
した時点でドア(14)を異なる速度で多段階に閉作動させ
る通行客規制手段(3) と、前方客(A) が取出口(5) から
券(A) を抜き取るまで一時保留される後方客(B) の券(T
2)の有効・無効を判定した時点で当該券(T2)の有効・無
効の判定結果及びドア(14)が閉作動することを後方客
(B) に案内表示する後方客案内表示手段(7) を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道路線駅の改札口な
どに設置されて通行客の通行を回動自在なドアにより規
制する自動改札機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道路線駅の改札口に設置されている自
動改札機にあっては、改札機本体の投入口に券が連続し
て複数枚投入されたとき、個々の券に記録されている記
録情報を読み取って夫々の券について有効・無効及び返
却の要・不要を判定し、先に投入された先行券が返却す
べき有効券であり、後に投入された後続券が返却すべき
無効券や記録情報の読取不良券であるとき、上記先行券
を取出口に搬送して当該先行券が取出口より抜き取られ
るまで後続券を券搬送機構内に一時保留し、前記取出口
から先行券が抜き取られたときに後続券の一時保留を解
除して当該後続券を取出口まで搬送するようになってい
る。そして、前記先行券が返却すべき有効券と判定され
たときドアを開作動させて改札通路を開放することによ
り改札通路からの前方客の出場を許可し、その前方客が
取出口から先行券を抜き取って改札通路から出場した時
点で上記ドアを開速度と同じ速度で閉作動させて改札通
路を閉鎖することにより後方客の出場を阻止するよう構
成してある。ところが、上述の自動改札機においては、
後方客が自己の券を無効券や記録情報の読取不良券と知
らずに取出口から抜き取って前方客に続き改札通路を出
場しようとすると、前方客が取出口から先行券を抜き取
り改札通路から出場した時点でドアが即座に閉じること
から、後方客が閉じるドアに当たって怪我をしたり前に
倒れ込んで怪我をしたりする可能性があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記自動改
札機の問題点に鑑みて為されたものであって、前方客が
取出口から券を抜き取り改札通路から出場した時点でド
アを異なる速度で多段階に閉作動させることにより、後
方客にドアが閉じることを知らしめ注意を促すと共に後
方客が閉じるドアで怪我をしないようにした自動改札機
を提供することを第1の目的とするものである。
【0004】又、本発明は、前方客が取出口から券を抜
き取り改札通路から出場した時点でドアを異なる速度で
多段階に閉作動させることにより、後方客にドアが閉じ
ることを知らしめ注意を促すと共に後方客が閉じるドア
で怪我をしないようにし、更に、前方客が取出口から券
を抜き取るまで一時保留される後方客の券の有効・無効
を判定した時点で当該券の有効・無効の判定結果及びド
アが閉作動することを後方客に案内表示することによ
り、後方客に閉じるドアに注意を払うよう喚起させるこ
とのできる自動改札機を提供することを第2の目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の第1の
目的を達成するため、投入口に先に券を投入した前方客
及び投入口に後に券を投入した後方客が改札機本体に沿
ってその順に縦列状態に通行する改札通路を開放又は閉
鎖する回動自在なドアと、このドアを改札通路を開放す
る方向へ一定速度で開作動させ、かつ改札通路を閉鎖す
る方向へは異なる速度で多段階に閉作動させる駆動源と
から成る通行客規制手段を改札機本体に設け、前方客が
取出口から券を抜き取り改札通路から出場した時点で上
記ドアを上述の如く閉作動させるよう構成するという手
段を採用した。
【0006】又、本発明は、上述の第2の目的を達成す
るため、投入口に先に券を投入した前方客及び投入口に
後に券を投入した後方客が改札機本体に沿ってその順に
縦列状態に通行する改札通路を開放又は閉鎖する回動自
在なドアと、このドアを改札通路を開放する方向へ一定
速度で開作動させ、かつ改札通路を閉鎖する方向へは異
なる速度で多段階に閉作動させる駆動源とから成る通行
客規制手段と、前方客が取出口から先行券を抜き取るま
で一時保留される後方客の券の有効・無効の判定結果及
びドアが閉作動することを表示する後方客案内表示手段
を改札機本体に設け、前方客が取出口から券を抜き取り
改札通路から出場した時点で上記ドアを上述の如く閉作
動させ、更に、後方客が投入した券の有効・無効を判定
した時点で当該券の有効・無効の判定結果及びドアが閉
作動することを後方客案内表示手段により後方客に案内
表示するという手段を採用した。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る自動改札機を添付図面に
示す実施例に基づいて、更に詳しく説明する。添付図面
中、図1は本発明に係る自動改札機の外観図、図2は通
行客規制手段の構造を示す説明図、図3は券搬送機構の
構造を概略的に表した側面図、図4は前方客及び後方客
が投入口に夫々券を投入して改札通路に入場し、前方客
が取出口にて自己の券(返却すべき有効券)を抜き取る
状態を表した説明図、図5はドアが開き前方客が改札通
路から出場し、後方客が取出口にて自己の券(返却すべ
き無効券又は記録情報の読取不良券)を抜き取る状態を
表した説明図、図6は改札通路からの後方客の通過を阻
止するために閉作動するドアの動きを表した説明図であ
る。
【0008】本発明に係る自動改札機は、図1に示すよ
うに、互いに平行に設置された一対の改札機本体(1) の
間に当該改札機本体(1) に沿って複数人の通行客が縦列
状態に通行する改札通路(2) を有し、改札通路(2) の出
場側で両改札機本体(1) の内側部に改札通路(2) を開放
又は閉鎖する回動自在なドア(14)を有する通行客規制手
段(3) を対向して配置すると共に、改札通路(2) を通行
する通行客が見易い位置、即ち、一方の改札機本体(1)
の表面上部に設けた投入口(4) と取出口(5) の間の略中
央及び同改札機本体(1) の表面上部より上方に向けて立
ち上がるゲート状の通行客検知バー(6) の略中央に後方
客案内表示手段である後方客案内表示器(7) を配置した
ものである。図1において、符号(8) は上述の投入口
(4) と取出口(5) の間において両改札機本体(1) 及び通
行客検知バー(6) に対向して取り付けられて改札通路
(2) を通行する通行客の位置を光学的に検知する通行客
位置検知センサー、符号(9) は上述の通行客規制手段
(3) の上部において両改札機本体(1) 及び通行客検出バ
ー(6) に対向して取り付けられて改札通路(2) を通行客
が通過したことを光学的に検知する通行客出場検知セン
サー、符号(10)は改札通路(2) の出場側で通行客検出バ
ー(6) に取り付けられて改札通路(2) を出場しようとす
る通行客が投入した券の有効・無効の判定結果やその通
行客が大人か小人かを係員に表示する係員用表示器、符
号(11)は上記一方の改札機本体(1) の内部に格納された
券搬送機構である券搬送ユニット、符号(12)は改札機全
体を制御する制御ユニットである。
【0009】前記通行客規制手段(3) は、図2に示すよ
うに、改札通路(2) を開放又は閉鎖する回動自在なドア
(14)と、このドア(14)を改札通路(2) を開放する方向へ
一定速度で開作動させ、かつ改札通路(2) を閉鎖する方
向へは異なる速度で多段階に閉作動させる駆動源(15)
と、上記ドア(14)の支軸(14a) 及び駆動源(15)の回転軸
(15a) に夫々固着されて駆動源(15)の回転軸(15a) の回
転をドア(14)の支軸(14a) に伝達するギャ機構より成る
動力伝達機構(16)とから構成されている。前記駆動源(1
5)は、正転・逆転が可能で、かつ急加速・急減速が可能
な直流式の又は交流式のサーボモータである。しかし
て、前記駆動源(15)は、制御ユニット(12)により制御さ
れて投入口(4) に投入された券が返却すべき有効券や返
却不要な有効券であるときドア(14)を動力伝達機構(16)
を介して規定の改札通路閉鎖位置(P1)から一定の速度で
規定の改札通路解放位置(P3)まで開作動させる。一方、
投入口(4) に投入された券が返却すべき無効券や記録情
報の読取不良券であるときドア(14)を動力伝達機構(16)
を介して異なる速度で2段階に閉作動させる。具体的に
は、ドア(14)を閉作動の初期段階で規定の改札通路解放
位置(P3)から通行客が改札通路(2) を出場できる出場可
能位置(P2) まで高速度で僅かに閉作動させた後に急減
速させ、その出場可能位置(P2) からドア(14)を規定の
改札通路閉鎖位置(P1)まで低速度で閉作動させている。
前記通行客規制手段(3) は、図2に示すギャ機構より成
る動力伝達機構(16)に代えて図7に示されるような動力
伝達機構(16)を用いてもよい。この動力伝達機構(16)
は、駆動源(15)の回転軸(15a) に固着されて外周側面に
第1凹欠部(16a) 及び第2凹欠部(16b) を有するカム(1
6c) と、駆動源(15)の回転軸(15a) 及びドア(14)の支軸
(14a) に連結されたリンク機構(16d) と、先端に回転自
在なローラ(16e) を有して電磁ソレノイド(SL)に揺動自
在に連結されたストッパ(16f) と、このストッパ(16f)
をローラ(16e) がカム(16c) の外周側面に当接するよう
付勢する付勢部材(16g) とから成っている。前記動力伝
達機構(16)は、ドア(14)の開作動時に電磁ソレノイド(S
L)をオフ(OFF) にして付勢部材(16g) の付勢力に抗しス
トッパ(16f) をカム(16c) から離し、カム(16c) を図7
に示す位置から駆動源(15)の回転軸(15a) により一定の
速度で時計回り方向へ回転させて規定の改札通路閉鎖位
置(P1)から規定の改札通路解放位置(P3)までドア(14)を
開作動させる。一方、ドア(14)の閉作動時には電磁ソレ
ノイド(SL)をオン(ON)にしてストッパ(16f) のローラ(1
6e) をカム(16c) の外周側面に当接させ、カム(16c) を
駆動源(15)の回転軸(15a) により高速度で反時計回り方
向へ回転させてドア(14)を規定の改札通路解放位置(P3)
から通行客が改札通路(2) を出場できる出場可能位置
(P2) まで閉作動させた後に、上記カム(16c) を駆動源
(15)の回転軸(15a) により急減速して同方向へ低速度で
回転させることによってドア(14)を出場可能位置(P2)
から規定の改札通路閉鎖位置(P1)まで閉作動させる。そ
して、前記動力伝達機構(16)は、ドア(14)の閉作動中に
おいて出場可能位置(P2) でストッパ(16f) のローラ(1
6e) を一点鎖線にて示すカム(16c)の第1凹欠部(16a)
に嵌入させてドア(14)を仮固定することにより、上述の
出場可能位置(P2) でドア(14)に改札通路(2) を閉鎖す
る力が作用しても当該ドア(14)が改札通路閉鎖位置(P1)
に向け閉動作するのを防止して後述の後方客の安全を図
り、又、ドア(14)の閉作動終了時においてはドア(14)の
改札通路閉鎖位置(P1)でストッパ(16f) のローラ(16e)
を一点鎖線にて示すカム(16c) の第2凹欠部(16b) に係
止させてドア(14)を閉動作不能にロックすることによ
り、上述の改札通路閉鎖位置(P1)でドア(14)に改札通路
(2) を閉鎖する力が作用しても当該ドア(14)が改札通路
閉鎖位置(P1)を維持するようにしている。
【0010】前記後方客案内表示器(7) は、図1に示す
ように、通行客検知バー(6) に取り付けられた第1案内
表示器(18)と上記一方の改札機本体(1) に取り付けられ
た第2案内表示器(19)とから成っている。前記第1案内
表示器(18)及び第2案内表示器(19)は、何れも発行ダイ
オードなどの多数の発行素子から構成されている。前記
後方客案内表示器(7) は、制御ユニット(12)により制御
されて後述する後方客が投入した券の有効・無効の判定
結果を第1案内表示器(18)が表示し、後方客が投入した
券が返却すべき無効券や記録情報の読取不良券であると
きドア(14)が閉作動することを第2案内表示器(19)が表
示する。具体的には、第1案内表示器(15)は、後方客が
投入した券が有効券であるとき緑色で○印を点滅表示
し、その券が返却すべき無効券や記録情報の読取不良券
であるとき赤色でX印を点滅表示する。一方、第2案内
表示器(16)は、後方客が投入した券が返却すべき無効券
や記録情報の読取不良券であれば閉じるドアに注意を払
う旨のメッセージを表示する。本実施例にあっては、前
記後方客案内表示器(7) の第1案内表示器(18)を通行客
検知バー(6) に、第2案内表示器(19)を改札機本体(1)
の表面上部に夫々取り付けているが、第1案内表示器(1
8)及び第2案内表示器(19)を通行客検知バー(6) に一体
化して取り付けたり、或いは第1案内表示器(18)及び第
2案内表示器(19)を一方の改札機本体(1) の表面上部に
一体化して取り付けてもよく、更には、前記第2案内表
示器(19)にて後方客が投入した券が有効券であるときド
ア(14)が開く旨のメッセージを表示するようにしてもよ
い。
【0011】前記券搬送ユニット(11)は、投入口(4)に
連続して最大2枚まで券の投入を可能とするよう構成さ
れたものであって、図3に示すように、投入口(4) と取
出口(5) との間に第1搬送ベルト(21)、第2搬送ベルト
(22)、回動可能な券振分部材(23)、第3搬送ベルト(24)
及び第4搬送ベルト(25)を夫々接近して配置することに
より券の搬送通路を形成し、投入口(4) の入口部に当該
投入口(4) に投入される券を光学的に検知する第1券検
知器(PH1) を、取出口(5) の出口部に当該取出口(5) か
ら券が抜き取られたことを光学的に検知する第2券検知
器(PH2) を夫々配置し、第2搬送ベルト(20)の搬送路中
に券に記録されている磁気記録情報を読み取る読取ヘッ
ド(R) 、返却すべき券に検札情報などを書き込む書込ヘ
ッド(W)及び投入口(4) に券が連続して投入されたとき
先に投入された有効な返却券が取出口(5) から抜き取ら
れるまで後に投入された券を一時保留する回動可能な鍵
形の券保留ストッパ(S) を夫々配置している。
【0012】ここで、上記券搬送ユニット(11)の作動を
説明すれば、第1券検知器(PH1) が投入口(4) に投入さ
れた券(T1)を検知すると、第1搬送ベルト(21)がその券
(T1)を第2搬送ベルト(22)に送り出して券の磁気記録情
報を読取ヘッド(R) が読み取り、当該読取ヘッド(R) が
読み取った読取情報に基づき上記券(T1)の有効・無効及
び返却の要・不要を制御ユニット(12)が判定する。その
結果、上記券(T1)が返却すべき有効券であれば書込ヘッ
ド(W) がその券(T1)に検札情報などを書き込み、券振分
部材(23)が時計回り方向へ回動して第2搬送ベルト(22)
から送られて来る券(T1)を第3搬送ベルト(24)に送り出
し、第3搬送ベルト(24)がその券(T1)を取出口(5) に先
端部を突出させた状態に停止させる。一方、前記券(T1)
が返却不要な有効券であれば書込ヘッド(W) による検札
情報の書き込みが省略され、券振分部材(23)が反時計回
り方向へ回動して第2搬送ベルト(22)から送られて来る
券(T1)を第4搬送ベルト(25)に送り出し、第4搬送ベル
ト(25)がその券(T1)を集札箱(B) に回収する。そして、
取出口(5) から券(T1)が抜き取られる前に投入口(4) に
券(T2)が投入されて第1券検知器(PH1) により検知され
ると、第1搬送ベルト(21)がその券(T2)を第2搬送ベル
ト(22)に搬送して券の磁気記録情報を読取ヘッド(R) が
読み取り、読取ヘッド(R) が読み取った読取情報に基づ
き上記券(T2)の有効・無効及び返却の要・不要を制御ユ
ニット(12)が判定する。その結果、上記券(T2)が返却す
べき有効券あれば書込ヘッド(W) がその券(T2)に検札情
報などを書き込み、しかる後に、券保留ストッパ(S) が
時計回り方向へ回動して上記券(T2)を先の券(T1)が取出
口(5) から抜き取られるまで一時保留する。又、上記券
(T2)が返却すべき無効券や磁気記録情報の読取不良券で
あったときも券保留ストッパ(S) が時計回り方向へ回動
してその券(T2)を先の券(T1)が取出口(5) から抜き取ら
れるまで一時保留する。しかし、上記券(T2)が返却不要
な有効券(T2)であれば書込ヘッド(W) による検札情報の
書き込みが省略され、券振分部材(23)が反時計回り方向
へ回動して第2搬送ベルト(22)から送られて来る券(T2)
を第4搬送ベルト(25)に送り出し、第4搬送ベルト(25)
がその券(T2)を集札箱(B) に回収する。そして、第2券
検知器(PH2) が取出口(5) から先の券(T1)が抜き取られ
たことを検知すると、券保留ストッパ(S) が反時計回り
方向へ回動して後の券(T2)の一時保留を解除し、券振分
部材(23)が時計回り方向へ回動して第2搬送ベルト(22)
から送られて来る券(T2)を第3搬送ベルト(24)に送り出
し、第3搬送ベルト(24)がその券(T2)を取出口(5) に先
端部を突出させた状態に停止させる。
【0013】このように構成された自動改札機は、図4
に示すように、両改札機本体(1) の間の改札通路(2) を
通行客規制手段(3) のドア(14)で閉鎖している。そし
て、改札機本体(1) の投入口(4) に前方客(A) 及び後方
客(B) により券(T1,T2) が連続して投入されると、図3
に示す券搬送ユニット(11)がその順に夫々の券(T1,T2)
を取り込んで読取ヘッド(R) が先に投入された券(T1)及
び後に投入された券(T2)の磁気記録情報を読み取り、そ
の読取情報に基づいて制御ユニット(12)が夫々の券(T1,
T2) について有効・無効及び返却の要・不要を判定す
る。その結果、先に投入された券(T1)(以下、先行券と
云う)が返却すべき有効券であるとき、通行客規制手段
(3) のドア(14)が図3に示す如く改札通路(2) を解放す
る方向へ改札通路閉鎖位置(P1)から一定の速度で改札通
路解放位置(P3)まで開作動して改札通路(2) からの前方
客(A) の出場を許可し(図5参照)、券搬送ユニット(1
1)がその先行券(T1)を取出口(5) に送り出して前方客
(A) による取出口(5) からの先行券(T1)の抜き取りを可
能とする。
【0014】一方、後に投入された券(T2)(以下、後続
券と云う)が返却すべき無効券や磁気記録情報の読取不
良券であるとき、その後続券(T2)は搬送ユニット(11)の
券保留ストッパ(S) により一時保留され、通行客案内表
示器(7) の第1案内表示器(18)が赤色のX印を点滅表示
して、後方客(B) に無効券又は読取不良券であることを
知らせると共に、第2案内表示器(19)が閉まるドア(14)
に注意を払う旨のメッセージを表示して、後方客(B) に
ドア(14)が閉作動することを案内する。これにより無効
券又は読取不良券を投入した後方客(B) に対し閉作動す
るドア(14)に注意を払うよう喚起させることができる。
これに対し上記後続券(T2)が返却不要な有効券であると
きは、通行客案内表示器(7) の第1案内表示器(18)が緑
色の○印を点滅表示して、後方客(B) に有効券であるこ
とを知らせる。
【0015】そして、前方客(A) が取出口(5) から先行
券(T1)を抜き取ったことを券搬送ユニット(11)の第2券
検知器(PH2) で検知すると、券搬送ユニット(11)の券保
留ストッパ(S) が後続券(T2)の一時保留を解除し券搬送
ユニット(11)がその後続券(T2)を取出口(5) に送り出し
て、後方客(B) による取出口(5) からの後続券(T2)の抜
き取りを可能とする。しかる後に、前方客(A) が取出口
(5) からの先行券(T1)を抜き取り改札通路(2) から出場
したことを通行客出場検知センサー(9) で検知すると、
通行客規制手段(3) のドア(14)が図2に示す如く閉作動
の初期段階で改札通路解放位置(P3)から出場可能位置
(P2) まで高速度で僅かに閉作動した後に、その出場可
能位置(P2) から改札通路閉鎖位置(P1)まで低速度で閉
作動して、後方客(B) の改札通路(2) からの出場を阻止
する(図6参照)。しかして、ドア(14)が高速度で閉作
動することにより後方客(B) にドア(14)が閉じることを
知らしめ注意を促すことができ、更にドア(14)が低速度
で閉作動することにより後方客(B) の改札通路(2) から
の出場を微弱な力で阻止することができる。
【0016】本発明は概ね上述の如き構成されている
が、改札機本体(1) 内にブザー(図示せず)を設け、こ
のブザーを通行客案内表示器(7) の第1案内表示器(18)
のX印の点滅表示と同期させて鳴動させることにより、
前述の後続券(T2)が無効券又は読取不良券であることを
後方客(B) に知らせるようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る第
1の自動改札機は、改札通路を開放又は閉鎖する回動自
在なドアと当該ドアを改札通路を開放する方向へ一定速
度で開作動させ、かつ改札通路を閉鎖する方向へは異な
る速度で多段階に閉作動させる駆動源とから成る通行客
規制手段を改札機本体に設けて、前方客が取出口から券
を抜き取り改札通路から出場した時点で上記ドアを上述
の如く閉作動させたものであるので、従来の自動改札機
のように前方客が取出口から券を抜き取り改札通路から
出場した時点でドアが即座に閉まるものに比し安全であ
る上、後方客に閉作動するドアに注意するよう促すこと
ができて後方客が閉じるドアで怪我をするようなことも
ない。
【0018】又、本発明に係る第2の自動改札機は、改
札通路を開放又は閉鎖する回動自在なドアと当該ドアを
改札通路を開放する方向へ一定速度で開作動させ、かつ
改札通路を閉鎖する方向へは異なる速度で多段階に閉作
動させる駆動源とから成る通行客規制手段を改札機本体
に設けて、前方客が取出口から券を抜き取り改札通路か
ら出場した時点で上記ドアを上述の如く閉作動させ、更
に、前方客が取出口から券を抜き取るまで一時保留され
る後方客の券の有効・無効の判定結果及びドアが閉作動
することを後方客に案内表示する後方客案内表示手段を
改札機本体に設けて、後方客が投入した券の有効・無効
を判定した時点で当該券の有効・無効の判定結果及びド
アが閉作動することを後方客案内表示手段により表示さ
せたものであるので、上述した理由と同じ理由により従
来の自動改札機に比し安全である上、後方客に閉作動す
るドアに注意するよう促すことができて後方客が閉じる
ドアで怪我をするようなこともない。しかも後方客案内
表示手段により後方客が一時保留されている自己の券に
ついて有効券か無効券か及びドアが閉作動することを判
断できることから、後方客に閉作動するドアに注意を払
うよう喚起させることができて後方客をドアの手前で立
ち止まらせることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動改札機の外観図である。
【図2】本発明に係る自動改札機の通行客規制手段の構
造図である。
【図3】本発明に係る自動改札機の券搬送機構の構造を
概略的に表した側面図である。
【図4】本発明に係る自動改札機の動作説明図であっ
て、前方客及び後方客が投入口に夫々券を投入して改札
通路に入場し、前方客が取出口にて自己の券(返却すべ
き有効券)を抜き取る状態を表した説明図である。
【図5】本発明に係る自動改札機の動作説明図であっ
て、ドアが開き前方客が改札通路から出場し、後方客が
取出口にて自己の券(返却すべき無効券又は記録情報の
読取不良券)を抜き取る状態を表した説明図である。
【図6】本発明に係る自動改札機の動作説明図であっ
て、改札通路からの後方客の通過を阻止するために閉作
動するドアの動きを表した説明図である。
【図7】本発明に係る自動改札機に用いられる他の通行
客規制手段の構造図である。
【符号の説明】
(A) 前方客 (B) 後方客 (T1) 券(先行券) (T2) 券(後続券) (1) 改札機本体 (2) 改札通路 (3) 通行客規制手段 (4) 投入口 (5) 取出口 (6) 通行客検知バー (7) 後方客案内表示手段(後方客案内表示器) (11) 券搬送機構(券搬送ユニット) (14) ドア (15) 駆動源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改札機本体(1) の投入口(4) に複数枚の
    券(T1,T2) が連続して投入されたとき、個々の券(T1,T
    2) に記録されている記録情報を読み取って夫々の券(T
    1,T2) について有効・無効及び返却の要・不要を判定
    し、先に投入された先行券(T1)が返却すべき有効券であ
    り、後に投入された後続券(T2)が返却すべき無効券や記
    録情報の読取不良券であるとき、上記先行券(T1)を取出
    口(5) に搬送して当該先行券(T1)が取出口(5) より抜き
    取られるまで後続券(T2)を券搬送機構(11)内に一時保留
    し、前記取出口(5) から先行券(T1)が抜き取られたとき
    に後続券(T2)の一時保留を解除して当該後続券(T2)を取
    出口(5) まで搬送する自動改札機において、前記先行券
    (T1)を投入した前方客(A) 及び後続券(T2)を投入した後
    方客(B) が改札機本体(1) に沿ってその順に縦列状態に
    通行する改札通路(2) を開放又は閉鎖する回動自在なド
    ア(14)と、このドア(14)を改札通路(2) を開放する方向
    へ一定速度で開作動させ、かつ改札通路(2) を閉鎖する
    方向へは異なる速度で多段階に閉作動させる駆動源(15)
    とから成る通行客規制手段(3) を前記改札機本体(1) に
    設け、前方客(A) が取出口(5) から先行券(T1)を抜き取
    り改札通路(2) から出場した時点で上記ドア(14)を上述
    の如く閉作動させるよう構成したことを特徴とする自動
    改札機。
  2. 【請求項2】 改札機本体(1) の投入口(4) に複数枚の
    券(T1,T2) が連続して投入されたとき、個々の券(T1,T
    2) に記録されている記録情報を読み取って夫々の券(T
    1,T2) について有効・無効及び返却の要・不要を判定
    し、先に投入された先行券(T1)が返却すべき有効券であ
    り、後に投入された後続券(T2)が返却すべき無効券や記
    録情報の読取不良券であるとき、上記先行券(T1)を取出
    口(5) に搬送して当該先行券(T1)が取出口(5) より抜き
    取られるまで後続券(T2)を券搬送機構(11)内に一時保留
    し、前記取出口(5) から先行券(T1)が抜き取られたとき
    に後続券(T2)の一時保留を解除して当該後続券(T2)を取
    出口(5) まで搬送する自動改札機において、前記先行券
    (T1)を投入した前方客(A) 及び後続券(T2)を投入した後
    方客(B) が改札機本体(1) に沿ってその順に縦列状態に
    通行する改札通路(2) を開放又は閉鎖する回動自在なド
    ア(14)と、このドア(14)を改札通路(2) を開放する方向
    へ一定速度で開作動させ、かつ改札通路(2) を閉鎖する
    方向へは異なる速度で多段階に閉作動させる駆動源(15)
    とから成る通行客規制手段(3) と、前記券搬送機構(11)
    内で一時貯留されている後続券(T2)の有効・無効の判定
    結果及びドア(14)が閉作動することを表示する後方客案
    内表示手段(7) を前記改札機本体(1) に設け、前方客
    (A) が取出口(5) から先行券(T1)を抜き取り改札通路
    (2) から出場した時点で上記ドア(14)を上述の如く閉作
    動させ、更に、後続券(T2)の有効・無効を判定した時点
    で当該後続券(2) の有効・無効の判定結果及びドア(14)
    が閉作動することを後方客案内表示手段(7) により後方
    客(B) に案内表示するよう構成したことを特徴とする自
    動改札機。
  3. 【請求項3】 前記後方客案内表示手段(7) を改札機本
    体(1) の投入口(4)と取出口(5) の間に取り付けたこと
    を特徴とする請求項2記載の自動改札機。
  4. 【請求項4】 前記後方客案内表示手段(7) を改札機本
    体(1) の上方に立ち上げられてゲート状に形成されてい
    る通行客検知バー(6) に取り付けたことを特徴とする請
    求項2記載の自動改札機。
JP6278263A 1994-10-18 1994-10-18 自動改札機 Pending JPH08115445A (ja)

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