JPH07320096A - 自動改札機 - Google Patents

自動改札機

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JPH07320096A
JPH07320096A JP13522994A JP13522994A JPH07320096A JP H07320096 A JPH07320096 A JP H07320096A JP 13522994 A JP13522994 A JP 13522994A JP 13522994 A JP13522994 A JP 13522994A JP H07320096 A JPH07320096 A JP H07320096A
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ticket gate
passenger
magnetic card
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Hiroshi Nishinoya
博 西ノ谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動改札機のドアが閉動作により客に当たる
事態を回避する。また、万一当たった場合の衝撃を小さ
くして客の安全を図る。更に、客に通行許可又は通行阻
止を視覚的に案内し、かつ無効券を投入した客や無札客
など不正を働いた客には不正行為の自粛を促すようにす
る。 【構成】 自動改札機を、磁気カード(3) 用の券投入口
(2) と、情報読取部(11)と、改札通路(A,B) を閉塞する
ための突出長さの短い短ドア(6) 及び突出長さの長い長
ドア(6')と、券返却口(4) と、通行客検知センサ(7) と
を具備した改札通路(A,B) 両側の一対の改札機本体(1,
1')と、各部制御の他に無効客或いは無札客を検出して
前記短ドア(6) が先に閉まり続いて前記長ドア(6')が閉
まるよう制御する判定制御部(15)で構成する。前記短ド
ア(6) を前記返却口(4) 側に設ける。前記短ドア(6) に
券の有効・無効及び客が無札客であることを夫々異なる
色で発光表示する発光報知部(8) を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、客が通行する改札通路
を開放又は閉塞するための回動可能なドアを備えた自動
改札機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道路線駅の改札口に設置されている自
動改札機においては、利用者の通行を阻止する阻止手段
として扉(阻止扉)を有していて、利用客が提示(磁気
カードであれば投入)した情報記録物の記録内容を通路
部側方に立設されたゲート部で読取りその情報記録物が
正しいものか否かを照査して、正しい場合に扉を開放と
して該提示者がゲート装置を通過することを許可してい
る。
【0003】図5と図6は、鉄道用自動改札機(符号:3
0A)を示すもので、夫々平面図、正面図を示している。
また、図7は主要部の接続を表すブロック図である。こ
の自動改札機(30A) はフラップ型で、駅の改札部に設け
られた入出路の両側方に自動改札機本体(1A,1A')が立設
されている。
【0004】そして、一方の自動改札機本体(1A)の入口
側(即ち、進入部寄り)には、照査情報等が記録された
定期券等の磁気カード(3) を投入するための券投入口
(2) が設けられている。この券投入口(2) に連なり周知
の搬送路(図示せず)と情報読取部(11)、判定制御部(1
5A) が装置内部に設けられている。情報読取部(11)は前
記搬送路に沿って設けられた磁気カード(3) に記録され
た情報を読み取るための読取磁気ヘッド(12)と、その出
力に接続された磁気情報読取部(13)より構成されてい
る。そして、前記情報読取部(11)により所定電気信号に
変換された磁気カードの情報信号は判定制御部(15A) に
入力されている。(4) は前記搬送路の終端部に続き装置
上面後半部に設けられ、処理が済んだ磁気カード(3) 等
を(必要であれば)通過者に返却するための券返却口で
ある。
【0005】また、自動改札機本体(1A)の側面には多数
の通行客検知センサ(フォトセンサ)(7) が配置され対
向して自動改札機本体(1A') に配置された発光ダイオー
ドと組みになって入出路を通行する客の存在を検知して
おりその出力は前記判定制御部(15A) に入力されてい
る。
【0006】自動改札機本体(1A,1A')は、夫々側面に改
札通路(A,B, …) 側に回動突出して通行者の通過を阻止
することが可能なドア(6A,6A) (通過阻止扉)を夫々具
備している。即ち図8の平面図に概略構成を示すよう
に、改札通路を開放又は閉塞するドア(6A)が回動自在に
取り付けられ、このドアの回動中心軸(61)に連結された
回転駆動機構(63)を図9(図8のA−A線矢視図)に示
す電動モータ(M) を作動させることによりドア(6A)の開
閉を行っている。
【0007】図8及び図9にて示す駆動手段(19A)
は、本出願人による特願平3−87493号「改札機用
ドア装置」に開示したものと同等の構成で、減速器付可
逆モータの駆動軸に連接棒を設け、判定制御部(回動制
御手段)(15A) が前記連接棒の往復動によりドアを開閉
駆動するとともに通路閉止時にブレーキを作動させてド
アを固定するようになっている。
【0008】即ち、ドア(6A)は、改札機本体の通路側に
設けられた軸(61)に一端部が回動自在に軸支されている
とともに、通路側と反対側に伸びて設けられたドア(6A)
の基部(62)は、改札機本体内に設けられた回転駆動機構
(63)に連接棒(64)を介して接続されている。回転駆動機
構(63)は、ブレーキ機構付の減速器付可逆モータ(M)
(電動モータ)のモータ軸(65)と、このモータ軸(65)に
設けられた傘歯車(66)と噛み合う傘歯車(67)を有し、且
つ回転軸心方向が垂直方向に位置する、即ち軸(61)の方
向と平行に位置する回転駆動軸(68)と、この回転駆動軸
(68)の上端部に設けられたアーム(69)とからなり、この
アーム(69)の先端には連接棒(64)の一端部が軸支されて
いる。
【0009】位置決め部材(70)は、本体の稼働停止時に
作動するもので、アーム(69)の下方にこのアーム(69)と
一体的に形成されているとともに回転駆動軸(68)に固定
され、周囲の一部分が切欠かかれて形成された凹部(71)
を有する円板から構成されている。そして、この凹部(7
1)にはL字状の板ばね(72)(係合部)が設けられてい
る。板ばね(72)の強さは、ドア(6A)に必要以上の力が加
えられたときに、後述のローラ(74)が板ばね(72)の自由
端片(72a) を屈曲させることができるように設定されて
いる。
【0010】係止部材(73)は、中央部分が回動自在に軸
支され、一端部にローラ(74)を有し、このローラ(74)
は、スプリング(75)の作用により位置決め部材(70)側に
付勢されているとともに、他端部にソレノイド(76)の駆
動軸(77)が軸支されていて、本体の稼働中は、ソレノイ
ド(76)が作動してローラ(74)が位置決め部材(70)の周面
から離れて位置している。
【0011】光検出素子からなる第1センサ(S1)、第2
センサ(S2)及び第3センサ(S3)は、回転駆動軸(68)に固
定された切欠を有する円板(78a) 、(78b) 、(78c) にそ
れぞれ対応して設けられていて、それら円板(78a) 、(7
8b) 、(78c) の切欠部位置を検出することにより回転駆
動軸(68)の回転角度が検出できるように構成されてい
る。各センサ(S1)〜(S3)で検出された検出信号は、改札
機本体を制御する判定制御部(15A) に入力される。この
制御部(15A) は、マイクロプロセッサを含み構成されて
いて、モータ(M) 、ソレノイド(76)等を駆動制御して、
改札機本体を統括的に制御するようになっている。
【0012】上記判定制御部(15A) は、前記通行客検知
センサ群(7) からの出力により通行者の進入・移動また
は退出(戻りも含む)を検出し、また前記磁気カード
(3) から読取った情報に基づき、通行者の通過が適正で
あるか否かを判定して通過阻止用のドア(6A,6A) を制御
する。なお、掲記提案では特にドアに所定以上の力が作
用したときにドアの駆動機構を保護することができる構
成になっており、このために、ドアが通路を閉止してい
る時の強制回動を検出するセンサを設けており、判定制
御部(15A) は前記センサが強制回動を検出したときに上
記ドアを通路の進行方向に回動させた後、再びそのドア
を通路を閉止させる位置に回動させるが、この点につい
ては本願に直接関連しないので説明を省略する。
【0013】判定制御部(15A) には情報読取部からの情
報信号が入力され、これを処理して情報内容が適正なも
のである場合にのみドア(6A,6A) を開放状態とし通行客
の自動改札機の通過を許可し、磁気カードが無効である
場合にはその所持者(以下無効客という)の通行を阻止
すべくドア(6A,6A) を制御してこれを閉じる。また、磁
気カードの提示(挿入)なしに通行客が自動改札機内へ
進入したことを感知した場合は無札客として認識しドア
(6A)を閉じる。例えば、待機状態においてドア(6A,6A)
が改札通路を開放している自動改札機にあっては、改札
機本体(1A)の券投入口(2) に磁気カード(3) が投入され
ると、読取ヘッド(11)で読み取った磁気カードの磁気記
録情報に基づいて当該券の有効・無効が判定され、有効
券であれば、ドア(6A,6A) を開けた状態を保ち改札通路
(A,B, …) からの客の出場(通過)を許可する。
【0014】しかし、その磁気カード(3) が無効券であ
るとき、或いは磁気記録情報の読取不良券であったとき
は、上記電動モータを正転作動させてドアを駆動し閉じ
改札通路(A,B, …) を閉塞状態として客の出場を阻止す
る。又、上記自動改札機にあっては、改札機本体に改札
通路に沿って配置した複数の通行客検知センサー(7)が
券投入口(2) に券を投入せずに改札通路に入場して来た
客(無札客)を検知したときも、ドア(6A,6A) を閉状態
にして改札通路からの無札客の出場を阻止するようにし
ている。なお、客が後退して自動改札機から退出したこ
とを通行客検知センサー(7) で検知することにより電動
モータを逆転作動させてドアを再び開放するようになっ
ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の自動改札機においては、通行抑止のためのドア
の形状については左右ほぼ対称に作られており、また開
閉動作の速度も左右同じに設定されていて、磁気カード
の有効・無効の判定結果に基づき電動モータを作動させ
てドアの開閉を制御しており、ドアの閉動作は比較的高
速になっている。従って、例えば客が自己の磁気カード
を無効券、或いは磁気記録情報の読取不良券であること
に気付かずに改札機本体の券投入口に投入して改札通路
を通過しようとしたとき、客の意に反してドアが閉まり
体をドアで叩かれる事がある。客が小人であれば顔面
を、大人であれば腹部を強打し思わぬ怪我をしてしまう
ことがある。客が妊婦である場合には、流産の原因とな
る可能性もあり危険である。
【0016】また、改札通路に先に入場して来た客が有
効券を投入しても、その客が改札通路を出場する前にそ
の客の後の後続客が無効券を投入して同改札通路に入場
して来たような場合には、その後続客の出場を阻止する
ためにドアが直ち閉作動することから、改札通路から出
場しようとしている先の客にドアが衝突する場合もあ
る。
【0017】本発明は、自動改札機の上記問題点に鑑み
て為されたものであって、ドアの開閉作動による客の安
全確保を図ることができる自動改札機を提供することを
目的とする。また他の発明では上述目的と合わせて、客
が通行許可又は通行阻止を視覚的に容易に確認でき、ま
た無効券を故意に投入した客や無札客など不正を働いた
客に対しては心理的重圧を与えて不正行為の自粛を促す
ことのできる自動改札機を提供することも目的とするも
のである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願第一発明では、改札通路(A,B) の両側に立設さ
れ、進入口寄り部分に配置され所定の照査情報が記録さ
れた定期券等の磁気カード(3) 用の券投入口(2) と、磁
気カード(3) からの照査情報を処理する情報読取部(11)
と、改札通路(A,B) を開放又は閉塞可能に回動し突出す
るドア(6,6')と、進入口寄り部分に配置され前記磁気カ
ード(3) を返却する返却口(4) と、通路内の通過客を検
知する通行客検知センサ(7) とを具備した一対の改札機
本体(1,1')と、客が提示した前記磁気カード(3) を照査
し照査結果に応じて該通行者の通過を許可しあるいは阻
止する判定制御部(15)を具備し、前記判定制御部(15)
が、提示された磁気カード(3) を無効と判定した場合、
及び前記券投入口(2) に磁気カード(3) を投入せずに改
札通路(A,B) に入場して来た無札客を検知した場合に、
改札通路(A,B) を左右の前記ドア(6,6')により閉塞する
自動改札機において、前記ドア(6,6')の突出長さが左右
で異なり、突出長さの短いドア(6) が先に改札通路(A,
B) 内に突出し、続いて突出長さの長いドア(6')が改札
通路(2) 内に突出し改札通路(A,B) の閉塞が完了するよ
うに構成する。
【0019】また、本願第二発明では、返却口(4) 側の
ドアを上記突出長さの短いドア(6)とする。更に本願第
三発明では、上述第一又は第二発明に於いて、前記突出
長さの短いドア(6) の通行客に閉塞時に対面する側に券
の有効・無効及び客が無札客であることを夫々異なる色
で発光表示する発光報知部(8) を設ける。
【0020】
【作用】第一発明の自動改札機では、従来の自動改札機
と同様に、券投入口より投入された客の磁気カードの証
査情報を情報読取部で読み取り、この証査情報を判定制
御部で証査する。そして、投入された磁気カードが無効
券であれば、先ず突出長さの短いドア(以下、単に“短
ドア”とも記載する)のみを改札通路に突出させる。こ
のドアは短く軽量で周速度が遅く、万一客を叩くことが
あっても衝撃が小さくなる。或いは、短く軽量であるた
めすばやく動作させることもでき閉塞開始を早めに客に
知らせるようにすることもできる。続いて対となる突出
長の長いドア(以下、単に“長ドア”とも記載する)が
改札通路に突出し完全に改札通路を閉塞する。この長ド
アは、先に短ドアが閉まり、利用客が何か異常に気付き
停止したのち閉まれば良く、従ってドアの周速度を遅く
して良く、短ドアが閉まることで客が閉塞動作を察知す
ることにより原則として衝突は避けられるが、仮に客に
衝突することがあっても体に対する衝撃を小さくするこ
とができる。
【0021】第二発明の自動改札機でも、券投入口より
投入された客の磁気カードの証査情報を情報読取部で読
み取り、この証査情報を判定制御部で証査する。そし
て、投入された磁気カードが無効券であれば、先ず返却
口側にある短ドアのみを改札通路に突出させる。このド
アはすばやく動作させることができ早めに、且つ通常は
利用客の注意が集中している返却口側にあるため確実に
乗客に動作(閉塞の意志)を客に知らせることができ、
客の停止を促し危険を防止する。続いて残る長ドアが改
札通路に突出し完全に改札通路を閉塞する。
【0022】第三発明の自動改札機では、上述各発明の
作用に加えて短ドアの通行客対面側に設けられた発光報
知部が、投入された磁気カードの有効・無効及び客が無
札客であることを夫々異なる色、例えば、有効券(磁気
カード)に対応して緑色に、無効券あるいは無札客に対
応して赤色に発光表示する。これにより、券を投入した
客が表示器が発光表示した色を見て通過の可否を直感的
に理解することができ、案内性が向上する。また、無効
券を故意に投入した客又は無札客など不正を働いた客に
対し心理的重圧を与えることができて不正行為の自粛を
促すことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の自動改札機を実施例に基づき
添附図面に沿って詳細に説明する。図1は、本願発明の
一実施例である自動改札機(30)を示す平面図であり、図
2は側面図、図3は外観斜視図である。また図4は、こ
の実施例の主要部を示すブロック図である。
【0024】この自動改札機(30)は、従来の自動改札機
と同様に、駅の改札通路(A,B, …)の側方に立設された
対となる自動改札機本体(1,1')を有している。自動改札
機本体(1) は、従来の自動改札機と同等の各部分、即ち
進入口寄り部分に配置され照査情報が記録された磁気カ
ード(情報記録物)(3) 等が投入される券投入口(2)
と、該磁気カード(3) 等の信号を読取る情報読取部(11)
と、磁気カード(3) 用の券返却口(4) 、改札通路内で通
行客を検知する通行客検知センサ(7) と、前記情報読取
部(11)及び通行客検知センサ(7) からの出力信号が入力
される判定制御部(15)を具備している。そして、上記自
動改札機本体(1) は、出口側に発光報知部(8) を備えた
比較的短い短ドア(6) (後に詳述)を有している。他
方、自動改札機本体(1')は、出口側に前記短ドア(6) と
対になり、改札通路(A,B, …) を閉塞する比較的長い長
ドア(6')を具備している。上記短ドア(6) と長ドア(6')
の突出長は、例えば1: 2 に選ばれる。即ち、実施例の
自動改札機(30)では、前記ドア(6,6')の突出長さが左右
で異なり、券返却口(4) 側のドア(短ドア(6) )が突出
長さが短かく且つ発光報知部(8) を備えている。
【0025】本発明を特徴付け、改札通路を開放又は閉
塞可能に回動する一対のドア(6,6')について、更に説明
する。図3に示すように、前記券返却口(4) を有する側
の改札機本体(1) には、突出長さの短い短ドア(6) が図
8に示したと同様に回動中心軸(61)により改札機本体
(1) に固定されている。改札機本体(1) は回転駆動機構
と駆動用の電動モータを有している(図8、図9参
照)。短ドア(6) は、無負荷状態で開方向へ回転されて
改札通路(2) を常時開放するようになっており、指令に
より電動モータが動作し連動する軸(62)がドア(6) を閉
方向へ回転し改札通路を閉塞するようになっている。
【0026】図3に示すように、この短ドア(6) の通行
客対面側(突出時の入口側)には、発光報知部(8) が設
けられている。この発光報知部(8) は判定制御部(15)に
接続され、判定回路(16)が判定した券の有効・無効又は
無札客など夫々の判定結果に対応して異なる色で発光す
るようになっている。発光報知部(8) の発光源には緑と
赤の2色発光ダイオードを用いており、従って、緑色と
赤色に加えて橙色に発光が可能であり、後述するように
場合に応じた適切な色で発光する。これらの発光ダイオ
ードは、各発光部分の表面に位置していても良いが、内
方に配置し発光部分の外表面は白色等の適宜パネルで覆
っておいても良い。勿論、緑色・赤色・橙色の3色の発
光ダイオードを用いて3色の発光が得られるようにして
もかまわない。また適宜のランプを光源としても良い。
【0027】上述改札機本体(1) と対になる自動改札機
本体(1')には、突出長さの長い長ドア(6')が、上述した
短ドアと全く同様に回動中心軸により取付られている。
改札機本体(1')側は前述したと同様な回転駆動機構と駆
動用の電動モータを有している。長ドア(6')も無負荷状
態で改札通路(2) を常時開放し、指令により改札通路
(2) を閉塞することは短ドア(6) と全く同じである。但
し、後述するようにその動作速度、或いはタイミングを
短ドア(6) とは異ならせている。
【0028】前記通行客検知センサー(7) は、従来と同
様の構成であり、光線を照射する投光素子及び当該投光
素子からの光線を受ける受光素子から成るフォトセンサ
ーであって、投光素子を図1に示す改札機本体(1) に、
受光素子を対向する改札機本体(1')に所定の間隔を置い
て複数対(本実施例にあっては3対)取り付けている。
前記通行客検知センサー(7) は、改札機本体(1) の券投
入口(2) に券を投入せずに改札通路に入場して来た客が
投光素子より受光素子に向け照射された光線を遮断する
と、その受光素子が通行客検知回路(14)に検知信号を出
力し、制御回路(17)でその客が無札客であると判定され
る。無札客の判定は、従来の自動改札機で採用されてい
る判定方法と同様で良い。
【0029】前記判定制御部(15)は、通行者が投入した
前記磁気カード(3) 等から得た情報を照査し投入された
磁気カード等を無効と判定した場合に、或いは無札客を
検知した場合に前記短ドア(6) 及び長ドア(6')をドア駆
動手段(19)を介して後述するように所定の動作速度、或
いはタイミングで駆動し改札通路を閉塞する。同時に発
光通報部(8) を決められた色(後述)で発光させる。
【0030】その他の各部は、全て従来の自動改札機に
て周知の構成でよく、ここでは説明を省略する。以下、
実施例の自動改札機の作用について説明する。
【0031】上述の如く構成された自動改札機(30)は、
待機時には左右のドア(6,6')は開いている。通行客が磁
気カード(3) を券投入口(2) より投入し改札通路に入場
すると、自動改札機(30)では、磁気カード(3) が券搬送
ユニット(20:図3) により搬送され、先ず磁気ヘッド(1
2)を通過し磁気情報読取部(13)で磁気情報が読み取られ
る。この情報は制御判定部(15)の判定回路(16)により証
査され、当該磁気カード(3) が有効券であるかが判定さ
れる。有効券であれば、左右のドア(6,6A)は開いた状態
を維持し、通行客はそのまま出場できる。
【0032】然しながら、磁気カード(3) が無効券であ
る場合や、磁気記録情報の読取不良券である場合には、
先ず自動改札機本体(1) 側の突出長さの短い短ドア(6)
が先に改札通路(2) 内に突出する。短く軽量の短ドア
(6)は高速に閉じることができる。この短ドア(6) は、
券返却口(4) の近くに位置するから、券返却口(4) に注
意を向けている通行客は短ドア(6) の閉じたことに直ち
に気付き、停止する等の対応をとる。
【0033】他方の長ドア(6')は、短ドア(6) より遅れ
て閉塞動作を行えば良く、閉塞動作の速度も遅く設計す
ることができ、これは質量の大きい長ドア(6')を駆動す
る駆動源の負荷を軽くし特別な駆動源は不要で好適であ
る。なお、先に短ドア(6) を閉じるのが主目的であれば
長ドア(6')の閉塞開始のタイミングを遅らせても良く同
一速度で閉塞動作を行っても短ドア(6) より遅れて閉ま
り改札通路の閉塞が完了する。勿論、速度を遅くし且つ
閉塞開始タイミングを遅らせても良い。
【0034】また、実施例の自動改札機では、短ドア
(6) の閉動作時に通行客と対面する側に設けた発光報知
部(8) が、閉塞動作と連動して券の有効・無効及び客が
無札客であることを夫々異なる色で発光表示する。即
ち、無効券あるいは無札客に対応して赤色に発光表示
し、有効券(磁気カード)に対応して緑色に発光表示す
る。従って、券を投入した客は発光報知部(8)が発光表
示した色を見て通過の可否を直感的に理解することがで
きる(案内性が向上)。
【0035】また、上述発光報知機能は、改札機本体
(1) の券投入口(2) に無効券を故意に投入して改札通路
に入場して来た不正客や当該券投入口(2) に券を投入す
ることなく改札通路に入場して来た無札客に対しては、
発光報知部(8) が点灯してその旨表示するので、不正を
働いた客に対し心理的重圧を与えることができて不正行
為の自粛を促すことができる。なお、他の客が視認容易
な適宜部位にも発光部分を設けるようにしても良く、不
正を働いたということを他者にも知らせることとなり、
不正行為者に対する心理的効果がより高い。
【0036】以上、実施例で説明したように、本願第一
発明は、略記すると改札通路を左右のドア(6,6')により
閉塞する構成の自動改札機において、前記ドア(6,6')の
突出長さが左右で異ならせ短ドア(6) が先に改札通路内
に突出し、続いて長ドア(6')が改札通路内に突出し改札
通路(A,B) の閉塞が完了するようにする。これにより閉
塞する旨を速やかに通行客に対して知らしめる。また、
本願第二発明は、上記短ドア(6) を、返却口(4) と同一
側に設ける。これにより閉塞する旨を確実に通行客に知
らしめることができる。また、本願第三発明では、上述
短ドア(6) に券の有効・無効及び客が無札客であること
を夫々異なる色で発光表示する発光報知部(8) を設け
る。これにより券の有効・無効を容易に視認でき、特に
不正客に対しては心理的抑制効果が期待できる。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明では、改
札通路(A,B) の両側に立設され、進入口寄り部分に配置
され所定の照査情報が記録された定期券等の磁気カード
(3) 用の券投入口(2) と、磁気カード(3) からの照査情
報を処理する情報読取部(11)と、改札通路(A,B) を開放
又は閉塞可能に回動し突出するドア(6,6')と、進入口寄
り部分に配置され前記磁気カード(3) を返却する返却口
(4) と、通路内の通過客を検知する通行客検知センサ
(7) とを具備した一対の改札機本体(1,1')と、客が提示
した前記磁気カード(3) を照査し照査結果に応じて該通
行者の通過を許可しあるいは阻止する判定制御部(15)を
具備し、前記判定制御部(15)が、提示された磁気カード
(3) を無効と判定した場合、及び前記券投入口(2) に磁
気カード(3) を投入せずに改札通路(A,B) に入場して来
た無札客を検知した場合に、改札通路(A,B) を左右の前
記ドア(6,6')により閉塞する自動改札機において、前記
ドア(6,6')の突出長さが左右で異なり、突出長さの短い
ドア(6) が先に改札通路(A,B) 内に突出し、続いて突出
長さの長いドア(6')が改札通路(2) 内に突出し改札通路
(A,B) の閉塞が完了するように構成したので、改札通路
が閉塞する旨を速やかに通行客に対して知らせて停止を
促し、ドアで通行客を叩く事態を回避する。万一、ドア
が客に当たった場合でも短ドアの衝撃は小さい。従っ
て、客の安全を図ることができる効果がある。
【0038】また、本願第二発明では、上記短ドア(6)
を、返却口(4) と同一側に設けたので、通行客の注意が
集中している返却口に近い短ドア(6) が先に動作し通路
が閉塞する旨を確実に通行客に知らせる効果が期待でき
る。
【0039】また、本願第三発明では、上述各発明にお
ける短ドア(6) に券の有効・無効及び客が無札客である
ことを夫々異なる色で発光表示する発光報知部(8) を設
けたので、上述効果以外に、通行客が券の有効・無効を
容易に視認でき案内性が向上する効果がある。特に不正
客に対しては心理的抑制効果が期待でき不正行為の自粛
を促す効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動改札機の一実施例を示す平面図で
ある。
【図2】図1に示す自動改札機の側面図である。
【図3】図1に示す自動改札機の外観斜視図である。
【図4】図1に示す自動改札機の主要部を示すブロック
図である。
【図5】従来の自動改札機の一例を示す平面図である。
【図6】図5に対応する正面図である。
【図7】図5に示す自動改札機の主要部を示すブロック
図である。
【図8】本発明に係るドア駆動機構を説明する概略平面
図である。
【図9】図8のA−A線矢視図である。
【符号の説明】
(1,1')…改札機本体 (2) …券投入口 (3) …磁気カード (4) …返却口 (6) …短ドア(突出長さの短いドア) (6')…長ドア(突出長さの長いドア) (7) …通行客検知センサ (8) …発光報知部 (15)…判定制御部 (A,B) …改札通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改札通路(A,B) の両側に立設され、進入
    口寄り部分に配置され所定の照査情報が記録された定期
    券等の磁気カード(3) 用の券投入口(2) と、磁気カード
    (3) からの照査情報を処理する情報読取部(11)と、改札
    通路(A,B) を開放又は閉塞可能に回動し突出するドア
    (6,6')と、進入口寄り部分に配置され前記磁気カード
    (3) を返却する返却口(4) と、通路内の通過客を検知す
    る通行客検知センサ(7) とを具備した一対の改札機本体
    (1,1')と、 客が提示した前記磁気カード(3) を照査し照査結果に応
    じて該通行者の通過を許可しあるいは阻止する判定制御
    部(15)を具備し、 前記判定制御部(15)が、提示された磁気カード(3) を無
    効と判定した場合、及び前記券投入口(2) に磁気カード
    (3) を投入せずに改札通路(A,B) に入場して来た無札客
    を検知した場合に、改札通路(A,B) を左右の前記ドア
    (6,6')により閉塞する自動改札機において、 前記ドア(6,6')の突出長さが左右で異なり、突出長さの
    短いドア(6) が先に改札通路(A,B) 内に突出し、続いて
    突出長さの長いドア(6')が改札通路(2) 内に突出し改札
    通路(A,B) の閉塞が完了することを特徴とする自動改札
    機。
  2. 【請求項2】 前記突出長さの短いドア(6) が、返却口
    (4) 側のドアである請求項1に記載の自動改札機。
  3. 【請求項3】 前記突出長さの短いドア(6) の通行客に
    閉塞時に対面する側に券の有効・無効及び客が無札客で
    あることを夫々異なる色で発光表示する発光報知部(8)
    を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の自動改札機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100400361B1 (ko) * 2001-02-24 2003-10-04 삼성에스디에스 주식회사 승객검지장치 및 그 방법
KR20030091548A (ko) * 2002-05-28 2003-12-03 안필현 부정승차 방지용 개찰구 시스템
JP2011253490A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Nippon Signal Co Ltd:The ゲート機
JP2012058822A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Nippon Signal Co Ltd:The ゲート
JP2018106293A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 株式会社東芝 自動改札装置

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