JP2551560Y2 - 自動改札機 - Google Patents

自動改札機

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JP2551560Y2
JP2551560Y2 JP4120193U JP4120193U JP2551560Y2 JP 2551560 Y2 JP2551560 Y2 JP 2551560Y2 JP 4120193 U JP4120193 U JP 4120193U JP 4120193 U JP4120193 U JP 4120193U JP 2551560 Y2 JP2551560 Y2 JP 2551560Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄道路線駅の改札口に
設置される自動改札機の改良、詳しくは、改札通路に入
場して来た前方客及び後方客のうち、前方客が後方客の
乗車券を誤って抜き取ったり又は故意に抜き取ったりす
るのを防止できる自動改札機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、鉄道路線駅の改札口に設
置してある自動改札機は、前方客の乗車券を返却処理終
了時又は集札処理終了時まで後方客の乗車券を券保留機
構により一時保留し、前方客の乗車券を前方客が券取出
口より抜き取った後に、又は前方客の乗車券を集札処理
して前方客が改札通路を通過する前に、上記券保留機構
による後方客の乗車券の一時保留を解除して、その乗車
券を券取出口に搬送するよう構成されている。
【0003】このため、上記自動改札機においては、例
えば、前方客が券投入口に集札対象となる普通乗車券を
投入し、後方客が同券投入口に返却対象となる定期乗車
券を投入した場合、前方客が改札通路を通過する前に、
券保留機構による後方客の定期乗車券の一時保留が解除
されてその定期乗車券が券取出口に搬送されてしまうこ
とから、前方客が後方客の定期乗車券を自己の乗車券と
誤って又は故意に券取出口から抜き取って持ち去るとい
ったことが発生していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記自動改
札機の問題点に鑑みて為されたものであって、前方客が
後方客の乗車券を誤って又は故意に抜き取って持ち去る
ことを確実に防止することのできる自動改札機を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の目的を
達成するため、改札通路に入場して来た前方客及び後方
客の位置を券投入口と券取出口との間の複数の地点で検
知する通行客位置検知センサと、この通行客位置検知セ
ンサより入力した前方客及び後方客の検知信号に基づい
て後方客の乗車券の一時保留を解除するよう券保留スト
ッパを作動させる制御回路とを設け、この制御回路が通
行客位置検知センサより前方客及び後方客の検知信号を
入力したとき、後方客の検知信号に基づいて当該後方客
の現在の通行速度を求め、この通行速度より後方客が券
取出口に到達する後方客到達予想時刻を算出し、その後
方客到達予想時刻に一致して後方客の乗車券が券取出口
に到着するか、又は上記後方客到達予想時刻よりも遅れ
て後方客の乗車券が券取出口に到着するように前記券保
留ストッパを乗車券の一時保留を解除するよう作動させ
る構成とした。
【0006】
【実施例】以下、本考案を添附図面に示す実施例に基づ
いて、更に詳しく説明する。本実施例の自動改札機は、
図1に示すように、改札口の進行方向に沿って平行に設
置された一対の改札機本体(11,12) より成っていて、当
該両改札機本体(11,12) の間を改札通路(2) としてい
る。前記両改札機本体(11,12) の出場側には、改札通路
(2) 側の側面に水平方向へ回動可能な一対のドア(3,3)
が設けられ、又前記改札機本体(11,12) の改札通路(2)
側の側面には、ドア(3) の取付部および後述する券投入
口(5) との間に通行客位置検知センサ(4) が設けられて
いる。前記両改札機本体(11,12) のうち、一方の改札機
本体(11)の上面には、入場側の端部に券投入口(5) が設
けられ、ドア(3) の取付部の手前に券取出口(6) が設け
られている。そして、前記一方の改札機本体(11)の内部
には、券投入口(5) と券取出口(6) との間に券搬送ユニ
ット(7) が格納されており、他方の改札機本体(12)の内
部には、マイクロプロセッサより成る制御回路(8) を有
する演算制御ユニットが格納されている。
【0007】前記ドア(3) は、改札通路(2) に入場して
来た通行客の通過を阻止または許可するものであって、
通行客が券投入口(5) に正券を投入した場合に改札通路
(2)を開放して正券投入客の通過を可能とし、通行客が
券投入口(5) に不正券を投入した場合には改札通路(2)
を閉鎖して不正券投入客の通過を阻止する。
【0008】前記通行客位置検知センサ(4) は、図1お
よび図2に示すように、券投入口(5) とドア(3) の取付
部との間に所定の間隔を置いて配置した複数のフォトセ
ンサ(4-1,4-2, …,4-N)(例えば、N =10) より成り、一
方の改札機本体(11)に投光素子を取り付け、他方の改札
機本体(12)に受光素子を投光素子と対向して取り付けて
いる。前記通行客位置検知センサ(4) の各フォトセンサ
(4-1,4-2, …,4-N) は、改札通路(2) に入場して来た通
行客が投光素子の光線を遮ると、受光素子が制御回路
(8) に検知信号を出力する。
【0009】前記券搬送ユニット(7) は、券投入口(5)
に最大2枚まで券を投入できるよう構成されている。前
記券搬送ユニット(7) は、券投入口(5) の入口側にフォ
トセンサより成る券検知センサ(71)を有し、券投入口
(5) に乗車券が投入されると、第1搬送ベルト(72)がそ
の乗車券をユニット内に取り込み、次段の第2搬送ベル
ト(73)がその乗車券を券取出口(6) 付近まで搬送する。
前記券検知センサ(71)は、券投入口(5) に投入された乗
車券を検知して制御回路(8) に券検知信号を出力する。
前記第2搬送ベルト(73)の券搬送通路中には、乗車券の
磁気記録情報を読み取ってその読取データを制御回路
(8) に出力する読取ヘッド(73a) と、返却対象となる乗
車券の磁気トラック部に検札駅データなどを書き込む書
込ヘッド(73b) と、券投入口(5) に乗車券が2枚投入さ
れた際に、後に投入された乗車券を一時保留する回動自
在な鍵形の券保留ストッパ(74)とが夫々配置されてい
る。この券保留ストッパ(74)は、時計回り方向へ回動し
て第2搬送ベルト(73)による乗車券の搬送を不能とし、
反時計回り方向へ回動して第2搬送ベルト(73)による乗
車券の搬送を可能とする。そして、前記券搬送ユニット
(7) は、先に投入された乗車券又は後に投入された乗車
券が集札対象となる普通乗車券である場合、第2搬送ベ
ルト(73)の券出口側に配置した券振分板(75)が反時計回
り方向へ一定角度回転して、第2搬送ベルト(73)より搬
送されて来た乗車券を第3搬送ベルト(76)に案内し、第
3搬送ベルト(76)が券振分板(75)からの乗車券を回収箱
(77)に放出するようになっている。又、前記券搬送ユニ
ット(7) は、先に投入された乗車券又は後に投入された
乗車券が返却対象となる定期乗車券や乗継乗車券である
場合、同券振分板(75)が先の回転位置から時計回り方向
へ一定角度回転して、第2搬送ベルト(73)より搬送され
て来た乗車券を第4搬送ベルト(78)に案内し、第4搬送
ベルト(78)が券振分板(75)からの乗車券を券取出口(6)
に送り出すようになっている。なお、前記券保留ストッ
パ(74)及び券振分板(75)の回動は図示しない電磁ソレノ
イドによりなされる。
【0010】前記制御回路(8) は、図3に示すように、
券搬送ユニット(7) の券検知センサ(71)からの券検知信
号を入力して第1搬送ベルト(72)及び第2搬送ベルト(7
3)を駆動し、読取ヘッド(72a) より入力した読取データ
に含まれる券種データに基づいて、券投入口(5) に投入
された乗車券が集札すべき券(普通乗車券)か返却すべ
き券(定期乗車券又は乗継乗車券)かを判定すると共
に、同読取データに含まれる券発行日付データや乗車可
能区間データに基づいて、その乗車券が正券か不正券か
を判定する。そして、その乗車券を集札すべき券(普通
乗車券)と判定した場合、券振分板(75)を反時計回り方
向へ回動させると共に、第3搬送ベルト(76)を駆動し、
一方、その乗車券を返却すべき券(定期乗車券又は乗継
乗車券)と判定した場合には、書込ヘッド(73b) に検札
駅データの書込指令信号を出力すると共に、券振分板(7
5)を時計回り方向へ回動させ、第4搬送ベルト(78)を駆
動する。又、集札すべき券(普通乗車券)又は返却すべ
き券(定期乗車券又は乗継乗車券)を不正券であると判
定した場合、ドア(3,3) を改札通路(2) を閉鎖するよう
回動させ、逆に、集札すべき券(普通乗車券)又は返却
すべき券(定期乗車券又は乗継乗車券)を正券であると
判定した場合には、ドア(3,3) を改札通路(2)を開放す
るよう回動させる。又、前記制御回路(8) は、券搬送ユ
ニット(7) の券検知センサ(71)より所定の時間帯内に先
に投入された乗車券と後に投入された乗車券の券検知信
号を入力すると、後に投入された乗車券を一時保留する
よう券保留ストッパ(74)を時計回り方向へ回動させる。
【0011】更に、前記制御回路(8) は、図1に示すよ
うに、通行客位置検知センサ(4) を構成する各フォトセ
ンサ(4-1,4-2, …,4-N) より改札通路(2) に入場して来
た前方客(A) および後方客(B) の検知信号を入力する
と、後方客(B) について検知した最新の2地点の検知信
号より当該後方客(B) の検知位置及び当該検知位置に対
応する検知時間差に基づいて後方客(B) の現在の通行速
度(V) を算出すると共に、この通行速度(V) と後方客
(B) の現在位置から券取出口(6) までの距離(S) との関
係から、後方客(B) が券取出口(6) に到達する後方客到
達予想時刻を求める。そして、その後方客到達予想時刻
と後方客(B) の乗車券が券保留ストッパ(74)により解除
されて券取出口(6) に到着する券到着予想時刻の差が所
定の設定値、即ち、後方客(B) が券取出口(6) に到達す
ると同時に当該後方客(B) の乗車券が券取出口(6) に到
着するか、又は後方客(B) が券取出口(6) に到達した後
に当該後方客の乗車券が券取出口(6) に到着するよう、
実際に改札通路(2) を通行する通行客の様々な速度パタ
ーンに対応して券保留ストッパ(74)の券保留時間帯を設
定した値と等しくなったとき、前記券保留ストッパ(74)
を後方客(B) の乗車券の一時保留を解除するよう反時計
回り方向へ回動させる。
【0012】次に、本実施例の自動改札機の動作を、図
4に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、図
4のフローチャートは、図1に示すように、前方客(A)
が券投入口(5) に正券の乗車券(AT)を投入し当該前方客
(A) が改札通路(2) を通過する前に、後方客(B) が正券
の乗車券(BT)を券投入口(5) に投入して改札通路(2)に
入場して来た場合の一連の処理を例示したものである。
【0013】先ず、前方客(A) が券投入口(5) に乗車券
(AT)(集札対象となる普通乗車券又は返却対象となる定
期乗車券や乗継乗車券)を投入すると(ステップ1)、
券検知センサ(71)がその乗車券(AT)を検知する(ステッ
プ2)。制御回路(8) は、券検知センサ(71)より券検知
信号を入力して券搬送ユニット(7) の第1搬送ベルト(7
2)及び第2搬送ベルト(73)を駆動する。これにより、第
2搬送ベルト(73)がその乗車券(AT)を読取ヘッド(73a)
に向け搬送して(ステップ3)、読取ヘッド(73a) が乗
車券(AT)の磁気記録情報を読み取る(ステップ4)。
【0014】制御回路(8)は、読取ヘッド(73a)
よりその乗車券(AT)の読取データを入力して当該乗
車券(AT)が正券か不正券かの正否判定及び返却券か
集札券かの券種判定を行う(ステップ5)。その結果、
乗車券(AT)が正券であれば、制御回路(8)は、ド
ア(3,3)を改札通路(2)を開放するよう回動させ
る(ステップ6)。そして、前記制御回路(8)は、そ
の乗車券(AT)が返却券(定期乗車券、乗継乗車券)
であれば、券振分板(75)を時計回り方向へ回動させ
ると共に第4搬送ベルト(78)を駆動する。又、前記
制御回路(8)は、その乗車券(AT)が集札券(普通
乗車券)あれば、券振分板(75)を反時計回り方向
へ回動させると共に第3搬送ベルト(76)を駆動す
る。これにより、返却券である乗車券(AT)は、磁気
トラック部に検札駅データが書込ヘッド(73b)によ
り書き込まれ、券振分板(75)を介して第4搬送ベル
ト(78)により券取出口(6)に送り出されて後方客
(B)に返却される。一方、集札券である乗車券(A
T)は、券振分板(75)により第3搬送ベルト(7
6)に案内され、第3搬送ベルト(76)により回収箱
(77)に集札される(ステップ7)。
【0015】なお、ステップ5において、乗車券(AT)が
不正券であれば、制御回路(8) は、ドア(3,3) を改札通
路(2) を閉鎖するよう回動せしめ、券振分板(75)を時計
回り方向へ回動させると共に第4搬送ベルト(78)を駆動
する。これにより、その不正乗車券(AT)は、券振分板(7
5)により第4搬送ベルト(78)に案内され、第4搬送ベル
ト(76)が券取出口(6) に送り出して前方客に返却される
(図示せず)。
【0016】次いで、返却券を投入した前方客(A) が自
己の乗車券(AT)を抜き取って改札通路(2) を通過する前
に、又は集札券を投入した前方客(A) が改札通路(2) を
通過する前に、後方客(B) が券投入口(5) に乗車券(BT)
(返却対象となる定期乗車券や乗継乗車券)を投入(ス
テップ8)して改札通路(2) に入場して来ると、券検知
センサ(71)がその乗車券(BT)を検知し(ステップ9)、
通行客位置検知センサ(4) が前方客(A) 及び後方客(B)
を検知する(ステップ10)。制御回路(8) は、券検知
センサ(71)より券検知信号を入力して券搬送ユニット
(7) の第1搬送ベルト(72)及び第2搬送ベルト(73)を駆
動する。これにより、後方客(B) の乗車券(BT)は、第2
搬送ベルト(73)により読取ヘッド(73a) に向け搬送され
る(ステップ11)。制御回路(8) は、読取ヘッド(73
a) からの読取データに基づいて当該乗車券(BT)が正券
か不正券かの正否判定及び返却券か集札券かの券種判定
を行う(ステップ13)。この場合、乗車券(BT)が正券
で、かつ返却券であるので、制御回路(8) は、ドア(3,
3) を改札通路(2) を開放した状態に維持せしめ、かつ
書込ヘッド(73b) に検札駅データの書込指令信号を出力
すると共に、券保留ストッパ(74)を時計回り方向へ回動
させる。これにより、後方客(B) の乗車券(BT)は、磁気
トラック部に書込ヘッド(73b) により検札駅データが書
き込まれた後に、券保留ストッパ(74)により一時保留さ
れる(ステップ14)。
【0017】又、制御回路(8) は、通行客位置検知セン
サ(4) より入力した後方客(B) の最新の2地点の検知信
号に基づいて当該後方客(B) の現在の通行速度(V) を求
め(ステップ15)、この通行速度(V) より後方客(B)
が券取出口(6) に到達する後方客到達予想時刻を算出す
る(ステップ16)。そして、その後方客到達予想時刻
と券到着予想時刻との差が設定値と等しいか否かを判定
し(ステップ17)、後方客到達予想時刻と券到着予想
時刻の差が設定値と等しくなければステップ15に戻
り、後方客到達予想時刻と券到着予想時刻の差が設定値
と等しければ券保留ストッパ(74)を反時計回り方向へ回
動する。これにより、券保留ストッパ(74)が後方客(B)
の乗車券(BT)の一時保留を解除する(ステップ18)。
【0018】そして、前記制御回路(8) は、券振分板(7
5)を時計回り方向へ回動させると共に第4搬送ベルト(7
8)を駆動し、これにより、後方客(B) の乗車券(BT)は、
券振分板(75)により第4搬送ベルト(78)に案内され、第
4搬送ベルト(78)が券取出口(6) に送り出して後方客
(B) に返却される(ステップ19)。
【0019】したがって、本実施例の自動改札機にあっ
ては、後方客(B) が券取出口(6) に到達すると同時に、
又は後方客(B) が券取出口(6) に到達した後に、後方客
(B)の乗車券(BT)が券取出口(6) に到着するので、後方
客(B) の乗車券(BT)が券取出口(6) から前方客(A) によ
り自己の乗車券(AT)と誤って又は故意に抜き取られるよ
うなことがなくなる。
【0020】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案の自動改
札機は、後方客が券取出口に到達する後方客到達予想時
刻に一致して後方客の乗車券が券取出口に到着するか、
又は上記後方客到達予想時刻よりも遅れて後方客の乗車
券が券取出口に到着するよう券保留ストッパによる後方
客の乗車券の一時保留を解除する構成としたので、前方
客が後方客の乗車券を誤って又は故意に抜き取ったりす
ることを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動改札機の一実施例を示す平面
図である。
【図2】本実施例の自動改札機の券搬送ユニットの構成
を示す概略図である。
【図3】本実施例の自動改札機の構成ブロック図であ
る。
【図4】本実施例の自動改札機の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
(A) 前方客 (B) 後方客 (2) 改札通路 (4) 通行客位置検知センサ (5) 券投入口 (6) 券取出口 (74) 券保留ストッパ (8) 制御回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方客(A) の乗車券を返却処理終了時又
    は集札処理終了時まで後方客(B) の乗車券を券保留スト
    ッパ(74)により一時保留し、前方客(A) の乗車券を前方
    客(A) が券取出口(6) より抜き取った後に、又は前方客
    (A) の乗車券を集札処理して前方客(A) が改札通路(2)
    を通過する前に、上記券保留ストッパ(74)による後方客
    (B) の乗車券の一時保留を解除して、その乗車券を券取
    出口(6) に搬送する自動改札機において、 前記改札通路(2) に入場して来た前方客(A) 及び後方客
    (B) の位置を券投入口(5) と券取出口(6) との間の複数
    の地点で検知する通行客位置検知センサ(4) と、この通
    行客位置検知センサ(4) より前方客(A) 及び後方客(B)
    の検知信号を入力したとき、後方客(B) の検知信号に基
    づいて当該後方客(B) の現在の通行速度(V) を求め、こ
    の通行速度(V) より後方客(B) が券取出口(6) に到達す
    る後方客到達予想時刻を算出し、その後方客到達予想時
    刻に一致して後方客(B) の乗車券が券取出口(6) に到着
    するか、又は上記後方客到達予想時刻よりも遅れて後方
    客(B) の乗車券が券取出口(6) に到着するように前記券
    保留ストッパ(74)を乗車券の一時保留を解除するよう作
    動させる制御回路(8) とを備えて成る自動改札機。
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