JP3329103B2 - 自動改札機 - Google Patents

自動改札機

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JP3329103B2
JP3329103B2 JP30132594A JP30132594A JP3329103B2 JP 3329103 B2 JP3329103 B2 JP 3329103B2 JP 30132594 A JP30132594 A JP 30132594A JP 30132594 A JP30132594 A JP 30132594A JP 3329103 B2 JP3329103 B2 JP 3329103B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば鉄道等の駅務
に設置されて非接触媒体または磁気媒体を読取って改札
処理する自動改札機に関し、さらに詳しくは非接触改札
または磁気改札処理する複数種類の異種媒体を改札処理
する改札処理性能の高い自動改札機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、非接触媒体と磁気媒体との2種
類の乗車媒体を改札処理する自動改札機は、図24に示
すように、非接触改札時には、非接触媒体241のデー
タ内容と自動改札機242の入口上部に設けた通信制御
部243とのデータ内容を送受信対応させて非接触に読
取って自動改札している。また、磁気改札時には、投入
口244に投入された磁気媒体245の磁気データ内容
を自動改札機内部の磁気処理部で磁気データ処理し、デ
ータ処理後は放出口246に放出している。また、これ
らの媒体241,245のデータ処理結果および通路利
用状況に伴って改札扉247を開閉制御している。
【0003】しかし、一台の自動改札機で2種類の乗車
媒体を改札処理するため、両媒体の改札操作と改札処理
が大きく異なり、この異質処理の組合わせのために円滑
な改札処理ができなかった。これは一方の磁気媒体を用
いた場合は、磁気媒体を挿脱して磁気媒体と人との動き
が連動対応する形で改札処理する関係から、改札扉の開
閉タイミングを正確に対応させて改札動作することがで
きる。これに対し、他方の非接触媒体を用いた場合は、
改札時の利用客の挙動が様々であるため、非接触媒体と
利用客との対応が正確にとれず、この結果、非接触媒体
のデータ通信時に無効と判定して改札扉を閉じたとき、
その扉を開放して改札初期状態にリセットするリセット
タイミングが不明となり、必要以上に長く閉じて次客の
改札の妨げとなったり、この自動改札機の周辺で混雑化
しやすくなっていた。ことに、磁気媒体利用客と非接触
媒体利用客が連続して通行する場合は、異質処理のため
個々の区別した対応に時間がかかり、主に連続して改札
利用される改札利用状況に応じた通行許容/通行規制を
迅速にできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、改
札処理に先立って改札利用者と改札利用媒体との対応関
係を改札通路進入前にとり、この対応関係を早めにとる
ことにより、複数種類の改札利用媒体の改札操作および
改札処理を円滑に許容することができる自動改札機の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数種類の改札利用媒体を改札処理する自動改札機であ
って、上記改札処理に先立って改札通路入口の手前で、
改札利用者と改札利用媒体との対応関係を特定する特定
手段と、上記改札利用媒体の種類に応じて特定手段で特
定した改札利用者を通行制御する通行制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、複数種類の改札利
用媒体に、非接触に通信して改札処理する非接触媒体
と、磁気データ処理して改札処理する磁気媒体とを適用
したことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、改札機本体の入口
部に開口する磁気媒体投入口の手前に、その前方を検知
領域に設定して設置した検知センサを備えて特定手段を
構成したことを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、改札利用された改
札利用媒体の種類に応じて、その媒体に応じた改札案内
を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、次の改札利用者が
投入した磁気媒体の放出タイミングを制御する放出制御
手段を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、改札機本体の入口
部に開口する磁気媒体投入口に、改札利用状態に基づい
て磁気媒体を投入許容/投入規制する開閉手段を備えた
ことを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、通路入口の手前に
形成され、改札利用者の存在を検知する改札利用者検知
領域と、非接触媒体のデータ内容を無効と読取り判定し
たとき、その改札利用者が上記改札利用者検知領域より
退避した時点で改札初期状態にリセットするリセット手
段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明によれば、改札処理時に、改札利用者
が改札通路の通路入口に近付いた時点で、特定手段が改
札利用者と改札利用媒体との対応関係を特定し、この特
定結果に基づいて通行制御手段が改札利用者を通行制御
する。
【0013】また、改札処理時に、非接触に通信して改
札処理する非接触媒体と、磁気データ処理して改札処理
する磁気媒体との複数種類の媒体に応じた改札処理をす
る。
【0014】また、改札処理時に、改札利用者と改札利
用媒体との対応関係を特定するとき、改札機本体の入口
部に開口する磁気媒体投入口の手前に設置した検知セン
サで、その前方に設定した検知領域に進入した改札利用
者と改札利用媒体との対応関係を検知する。
【0015】また、改札処理時には、改札利用された改
札利用媒体の種類に応じて、その媒体に適した改札案内
を表示手段が表示する。
【0016】また、連続する改札処理時には、次の改札
利用者が投入した磁気媒体の放出タイミングを若干遅ら
せるなど前後の関係に応じに放出制御手段が制御する。
【0017】また、連続改札/非連続改札等の改札利用
状態に基づいて、磁気媒体投入口を開閉手段が開閉して
磁気媒体を投入許容/投入規制する。
【0018】また、改札処理時に、非接触媒体のデータ
内容を無効と読取り判定したとき、その改札利用者が改
札利用者検知領域より退避した時点で、リセット手段が
改札初期状態にリセットする。
【0019】
【発明の効果】この結果、改札利用者が改札利用する時
は、改札通路に入る直前で改札利用者は検知され、また
非接触媒体も改札通路進入前に通信して検知されるた
め、媒体の種類も同時に検知することができる。例え
ば、非接触媒体と磁気媒体との2種類の改札利用媒体を
取扱う自動改札機の場合であれば、非接触媒体か磁気媒
体かのいずれかの利用を判定できる。
【0020】また、改札処理に先立って通路進入前に、
改札利用者と改札利用媒体との一組の対応をとり、その
対応関係をとりながら改札処理するため、連続した改札
処理であっても正確に対応関係をとって円滑に改札処理
することができる。
【0021】また、検知センサで改札機本体の前方に検
知領域を設定して、この設定した検知領域を検知すれ
ば、改札利用者/改札利用媒体を確実に検知することが
でき、また各種センサを組合わせて速くあるいは緩やか
に近付いた改札利用者の進入状況や移動方向を検知する
ことができる。
【0022】また、改札機本体等に表示器を設けて改札
利用媒体の種類に応じた改札案内を表示すれば、改札利
用者は明瞭に改札確認ができ、円滑な改札利用を促進す
る。
【0023】また、磁気媒体の放出タイミングを一時停
止するなど連続改札/非連続改札等の改札処理状態に応
じて放出制御すれば、改札利用者の前後が混同せず、常
に最適な改札処理ができる。
【0024】また、磁気媒体投入口を開閉して投入許容
/投入規制すれば、連続改札/非連続改札等の改札利用
状態に基づいた最適な改札処理ができる。
【0025】また、非接触媒体の改札利用時は、改札利
用者が改札通路に入る直前でこれと同時に非接触媒体の
データ内容を通信して有効/無効を判定するため、デー
タ無効時には、その旨を報知して改札入口部分で改札不
可を改札利用者に知らせることができ、したがってこれ
より直ちに退避させることができ、この結果、改札通路
内は直ちに無人となり、改札扉を開放したままリセット
して直ちに再開させることができ、次の改札利用者が直
ぐに改札利用できるなど再開させるためのリセットタイ
ミングを素早く設定でき、改札規制時の混雑化を未然に
解消し、円滑な改札動作を促進することができる。
【0026】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1および図2は鉄道の駅務で使用される自動
改札機を示し、この自動改札機は非接触改札処理と磁気
改札処理との2種類の改札を許容する処理機能を備えて
構成し、改札機本体11の上面入口通路側には非接触カ
ード12の乗車データを非接触に読取って改札処理する
伝送制御装置13を配設し、この伝送制御装置13の上
方および改札通路前方の一定空間域に向けて非接触カー
ド12と通信するための伝送許容域14を出力し、この
伝送許容域は14との対応時に非接触カード12のデー
タを通信処理する。
【0027】また、改札機本体11の上面には、改札方
向に沿って磁気切符や磁気カード等の磁気券15の投入
口16と、放出口17およびプラズマ表示器18を備
え、側面には改札方向の前後位置で開閉して改札許容/
規制する開閉扉19,19を備え、さらに改札機本体1
1の正面および側面には改札客の通行を検知する第1〜
第9通行検知センサS1 〜S9 を備えて構成している。
【0028】上述の磁気券15の改札処理に際しては、
投入口16に投入された磁気券15を内部の磁気データ
処理装置20に導いて磁気データ処理を施し、入札利用
時の場合は放出口17に抜取り許容状態で放出し、出札
利用時の場合は内方の図示しない回収部に導いて回収処
理する。
【0029】この改札処理に伴って改札機本体11の上
面出口側に装備したプラズマ表示器18で改札客に改札
利用したときの判定状態を明確に表示案内する。例え
ば、改札規制/許容した判定結果および改札利用した券
種を同時に表示案内する。
【0030】ところで、上述の第1〜第9通行検知セン
サS1 〜S9 は、光電検知センサとイメージ検知センサ
とを組合わせて構成し、このうち第1〜第5通行検知セ
ンサS1 〜S5 は光電検知センサを用い、入口側扉19
の位置に第1通行検知センサS1 を配設し、改札機本体
11の上部に立設した手摺兼用の仕切りフレーム21
に、第2〜第4通行検知センサS2 〜S4 を通行方向に
沿って一定間隔に配設し、出口側扉19の位置に第5通
行検知センサS5 を配設して、光電検知したときの投光
/遮光信号によって改札通路を通過する改札客の有無を
検知する。
【0031】また、第6〜第9通行検知センサS6 〜S
9 は、人の移動変化状態を広域に検知するイメージ検知
センサを用い、改札機本体11の正面位置に第6通行検
知センサS6 を配設し、側面の位置に第7〜第9通行検
知センサS7 〜S9 を通行方向に沿って配設し、このと
きのイメージ検知変化によって改札客が改札通路の入口
に近付いた時点を検知し、また改札通路を通行する改札
客の通行移動方向を検知する。
【0032】このように、第1〜第9通行検知センサS
1 〜S9 の各検知データから通行の有無と、通行移動方
向を検知することができるため、改札客を通行検知する
だけでなく、改札通路に近付いたり、後戻りして退避す
る等の様々な通行状態を迅速に検知することができる。
【0033】図3は非接触カード12と伝送制御装置1
3との非接触制御回路ブロック図を示し、非接触カード
12側のCPU12aはROM12bに格納されたプロ
グラムに沿って各回路装置を制御し、その制御情報をR
AM12cで読出し可能に記憶し、同じくEEーPRO
M12dで再書込み可能に記憶する。
【0034】電力受信回路12eは、伝送制御装置13
側から送信された電力を受信し、また伝送制御装置13
側から出力した伝送許容域14を検出する。データ送受
信回路12fは、伝送制御装置13側から送信される制
御データを受信し、この応答情報として該カード12側
から伝送制御装置13側にカードの応答情報を返信す
る。
【0035】また、伝送制御装置13側のCPU13a
は、ROM13bに格納されたプログラムに沿って各回
路装置を制御し、その制御情報をRAM13cで読出し
可能に記憶し、電力送信回路13dはデータ交信許容す
る空間領域としての伝送許容域14を出力し、この伝送
許容域14内に非接触カード12が導かれた時、電力を
非接触カード12の電力受信回路12eに送信する。ま
た、データ送受信回路13eは非接触カード12のデー
タ送受信回路12fと交信して相互のデータを送受信す
る。
【0036】図4は自動改札機の制御回路ブロック図を
示し、CPU41はROM42に格納されたプログラム
に沿って各回路装置を制御し、その制御データをRAM
43で読出し可能に記憶する。
【0037】磁気データ処理装置20は、投入口16と
放出口17との間を結ぶ券搬送路間に、券投入検知セン
サ20aと、投入口シャッタ機構20bと、磁気ヘッド
20cと、磁気券プール機構20dと、券抜取り検知セ
ンサ20eとを備えて投入された磁気券15を磁気デー
タ処理して放出口17に放出する。
【0038】この場合、投入口シャッタ機構20bで投
入口16を開閉制御することができるため、改札利用が
混合った磁気券15の改札処理時には投入口16のシャ
ッタを一時的に閉じて投入規制する。これにより、連続
改札/非連続改札等の改札利用状態に基づいた円滑な磁
気券15の改札処理ができる。
【0039】また、磁気券プール機構20dで投入され
た磁気券15を一時プールすることができるため、磁気
券15の改札利用が集中した場合は、磁気券15を一時
プールして磁気券15の放出タイミングを若干遅らせる
など連続改札/非連続改札等の改札処理状態に応じた放
出制御を施して、磁気券利用した改札客を円滑に改札処
理する。
【0040】また、CPU41は改札データ内容に応じ
て判定した判定結果に基づいて扉開閉装置44を駆動し
て、開閉扉19,19を開閉動作する。このとき、伝送
異常やカード異常および磁気券異常等で改札規制する時
は、これに併せて警報器45で警報音を鳴して、その改
札客に改札不適であることを同時に知らせる。
【0041】ところで、CPU41は改札処理に先立っ
て、改札客と非接触カード12あるいは磁気券15との
対応をとり、その対応関係をとりながら改札処理して、
改札通路が混合う連続改札処理であっても混同すること
なく正確に対応関係をとって円滑に改札処理するように
設定している。
【0042】これは、改札客が例えば非接触カード12
を手に持って改札利用する時、改札通路の入口に入ろう
とする手前で、この通路手前を検知する第6通行検知セ
ンサS6 が改札客が近付いたことを検知し、また伝送制
御装置13が通路手前に向けて出力した伝送許容域14
により非接触カード12は伝送対応して通信開始する。
このため、CPU41は改札客と非接触カードとを略同
時に検知して進入する人とカードとの一組の対応をとり
ながら改札処理する。したがって、その後は正確に対応
関係を維持して改札処理することができる。また、進入
に先立って改札客のみ検知した場合は、非接触カード1
2の利用でない磁気券15の改札利用と判定することが
できる。
【0043】さらに、非接触カード12を利用した場合
は、改札客が改札通路に入る直前でデータ伝送の可否を
判定できるため、データ伝送不可のときは、開閉扉19
の閉鎖タイミングを早めることができ、改札不適と判定
された利用客を早めに退避させて、次客に対するリセッ
トタイミングを早めることができる。ことに、退避した
改札客の後戻り移動方向や移動速度等の移動状態を正確
に第7〜第9通行検知センサS7 〜S9 で検知できるた
め、後戻りして改札中断した改札客のリセットタイミン
グを確実に早めることができ、前客の改札不可時に次客
を待たせず、常に連続改札処理を円滑にできる。
【0044】このように客と改札利用媒体との対応関係
をとった改札処理動作を図5のフローチャートおよび図
6の改札通行説明図を参照して説明する。今、改札客H
が非接触カード12を手に持って改札利用する時、図6
に示すように、改札入口部に入ろうとする客Hの前方
で、通路手前を広域検知する第6通行検知センサS6 が
改札客Hが近付いたことを検知し(ステップn1 )、さ
らに、伝送制御装置13が通路手前に向けて伝送許容域
14を出力しているため、非接触カード12の場合は伝
送許容域14と伝送対応して通信開始し、CPU41は
改札客Hと非接触カード12との一組を略同時に検知
し、双方に同特定番号を設定して人とカードとの対応関
係をとりながら改札処理を開始する。
【0045】また、磁気券15で改札利用する改札客が
改札通路の入口に近付いた場合は、その改札客のみを検
知し、非接触通信不可の磁気券利用と判定検知する(ス
テップn2 )。
【0046】その後、非接触カード12を用いた改札客
が通路に進入し始めると、CPU41は通路内を検知す
る検知センサの検知データに基づいて非接触カード12
を用いた改札客Hの通行移動状態と、通信データとの対
応をとりながら改札処理する。一方、磁気券15を用い
た改札客が磁気券15を投入口16に投入すると、これ
に基づいて磁気データ処理を開始し、磁気券15を用い
た改札客の通行移動状態と磁気券15の磁気データとの
対応をとりながら改札処理する(ステップn3〜n1
0)。
【0047】このように、改札客Hと非接触カード12
や磁気券15との対応関係をとりながら改札処理するた
め、連続した改札処理であっても正確に対応関係をとっ
て円滑に改札処理することができる。また、光電検知セ
ンサとイメージ検知センサとを用いて構成される第1〜
第9通行検知センサS1 〜S9 により改札客Hが速く、
あるいは緩やかに近付いた進入状況および通路移動方向
や通行速度を正確に検知して対応をとることができる。
【0048】次に、自動改札機に利用された磁気券15
と非接触カード12の改札処理動作を図7および図8の
フローチャートと、図9〜図11の改札通行説明図を参
照して説明する。改札時に磁気券15と非接触カード1
2の一方と改札客の特定番号をセットして一旦受付けを
確立すると、同改札客の重複受付けを禁止して、この特
定番号の対応をとりながら改札処理を開始する(ステッ
プn11〜n12)。
【0049】改札客が磁気券15を利用したときは、そ
の磁気券15の磁気データ処理を施しながら改札許容し
た人数を、その都度、セットして改札処理し(ステップ
n13〜n15)、放出口17に前客の磁気券15がなく、
また前客が改札通行済みであれば、磁気券15を放出口
17に放出する(ステップn17〜n19)。
【0050】この磁気券15と改札客との対応関係が適
正と判定すると、改札通過させて磁気券の改札利用が完
了し、続いて次客の改札操作を受付ける(ステップn20
〜n21)。
【0051】このとき、図9に示すように、連続して改
札客H1 〜H4 …が通行する場合は、改札通路内で例え
ば連続する4人の内、2番目の客H2 の磁気券が放出口
17から未だ抜取られていないと、3番目の客H3 の磁
気券を磁気券プール機構20dで一時プールして放出タ
イミングを調整し、前客H2 と次客H3 との対応を正確
にとるように管理し、前客H2 が磁気券を抜取ると、次
客H3 のプールした磁気券を放出口17に放出して抜取
り許容する。このように磁気券の連続改札時には、放出
タイミングを調整して連続改札/非連続改札の改札処理
状態に応じた放出制御を行い、改札客の抜取り誤操作を
回避した最適な改札処理ができる(ステップn22〜n2
3)。
【0052】一方、改札客が非接触カード12を改札利
用したときは、その改札客と非接触カード12との一組
を特定して相互の対応関係を保ちながら非接触カード1
2のデータ処理を施し、このカード12の通信処理が完
了すると(ステップn24〜n25)、対応関係が適正なこ
とを確認した後、改札許容した人数をセットし、このセ
ットした順に改札許容する。そして、放出口17に前客
の磁気券15がなく、また前客が改札通行済みであれ
ば、同様に改札客との関係をとりながら改札通過させる
(ステップn26〜n28)。
【0053】この場合、通路入口部分で非接触カード1
2の通信を連続的に受付けた場合は、通路内で混雑化を
誘引するため、図10に示すように、CPU41は前後
の客間隔H10を一定に保つように、通信時の受付けタイ
ミングを若干遅らせるなどの通行制御を施して改札管理
する(ステップn29)。
【0054】また、図11に示すように、改札客Hが通
信未完了のまま通行方向に先行したり、後戻り、あるい
非接触カード未検出で対応がとれない場合は、伝送制御
装置13と対応する位置に配設された第7通行検知セン
サS7 のイメージ検知データにより改札客Hの移動方向
を検知し、この検知データから改札客Hが先行していれ
ば通行規制し、センサ位置であればカードの通信を受付
け操作させ、後戻りして通路外に退避した場合は、次客
の受付けに備える(ステップn30〜n32)。
【0055】このように構成された自動改札機の改札処
理動作を図12〜図15のフローチャートおよび図16
〜図23の改札通行説明図を参照して説明する。今、改
札通路の入口付近で改札客Hと乗車媒体との対応をとっ
て受付け開始する時、通路に近付いた改札客を検知した
時点で、その改札客の特定番号をセットし、このセット
対応する乗車媒体の特定番号付けを未セットのまま改札
客が通路に進入すると、図1に示すように、第1通行検
知センサS1 と、仕切りフレーム21の高い位置に取付
けられた大人検知用の第2通行検知センサS2 で進入検
知し、また図16に示すように、通路入口に進入したこ
とを第7通行検知センサS7 で検知確認し(ステップn
41〜n43)、この進入時点で未だ媒体の特定番号付けが
未セットで対応がとれない場合、磁気券15の利用であ
れば磁気券の磁気データ処理を施して対応をとり、非接
触カードの場合も対応をとってセットする。そして、改
札客が通路中央に移動したことを大人検知用の第3通行
検知センサS3 で通行検知し、また第8通行検知センサ
S8 で検知確認し(ステップn44〜n47)、改札客と乗
車媒体との双方の特定番号の対応をとって改札許容する
と、その改札許容した人数をカウンタにセットし、改札
客の通行に対応させて開閉扉19を開放する(ステップ
n48〜n49)。
【0056】そして、改札客が通路出口側に移動したこ
とを、大人検知用の第4通行検知センサS4 で通行検知
し、また図17に示すように、第9通行検知センサS9
で検知確認する。このように3か所の大人検知用の第2
〜第4通行検知センサS2 〜S4 で検知確認することに
より、改札客が大人であると正確に判定できる(ステッ
プn50〜n51)。
【0057】また、この改札許容に伴ってプラズマ表示
器18には改札利用案内を表示し、また改札客の通行に
伴って、その旨を人数カウンタで計数して通行確認し
(ステップn52〜n53)、さらに、このときの改札客の
通行速度を求めて、この通行速度に応じた最適な開閉扉
19の開放時間を設定する(ステップn54〜n55)。
【0058】この場合、改札客の通行速度Vは、図18
に示すように、 L18:第8通行検知センサS8 と第9通行検知センサS
9 とのセンサ間隔 t2 :第8通行検知センサS8 での改札客Hの検知時間 t3 :第9通行検知センサS9 での改札客Hの検知時間 とすると、 V=L18/(t2 −t3 )で求められる。
【0059】このため、改札客Hは通行速度に応じた開
閉扉19の開閉制御がなされるため、勢いよく通行する
通行速度の速い客の場合であっても、通行速度の遅い老
人や小人のような場合であっても安全性の高い開閉動作
が得られる(ステップn56)。
【0060】これは、図19に示すように、 T:改札客の通行所要時間 L19:出口側の開閉扉位置の通過距離 V:改札客の通行速度 とすると、 T=L19/Vで求められる。
【0061】また、改札時に小人の改札処理と判定すれ
ば、その小人の通行速度に応じて改札許容させる(ステ
ップn57〜n58)。
【0062】一方、改札通路の入口部分で直ちに改札客
と非接触カード等の改札利用媒体との双方に特定番号を
付けて対応をとると、直ちに開閉扉19を開放制御して
改札客を通行許容させる。これに対し、無効データによ
り改札不可であれば、開閉扉19を閉じて改札規制する
(ステップn59〜n64)。
【0063】また、改札客と改札利用媒体との対応がと
れないまま、改札客が通路に進入してきたときは、その
改札客の通行速度を求め、この通行速度に応じて開閉扉
19の開閉動作を判断する(ステップn65)。
【0064】これは、図20に示すように、改札客の通
行速度Vを求める際、 L20:第7通行検知センサS7 と第8通行検知センサS
8 とのセンサ間隔 t1 :第7通行検知センサS7 での改札客Hの検知時間 t2 :第8通行検知センサS8 での改札客Hの検知時間 とすると、 V=L20/(t2 −t1 )で求められる。
【0065】この求めた改札客の通行速度Vから図21
に示すように、 L21:第8通行検知センサS8 から出口側扉19までの
距離 t4 :改札客Hが第8通行検知センサS8 の位置から閉
動作した出口側扉19の手前で直ちに通行停止可能な最
小所要時間 とすると、 L21>V・t4 で求められる。
【0066】この値から、改札客の様々な進入速度に応
じて、常に扉19の開閉動作を適正に設定することがで
きる(ステップn66〜n67)。
【0067】この改札客Hの通行速度に応じて開閉扉1
9を閉動作したとき、この閉動作に基づいて改札客は図
22に示すように、後戻りして通路入口より退避する
が、この退避したことを第7通行検知センサS7 のイメ
ージ検知データにより正確に検知することができる。ま
た、非接触カードの場合は、図23に示すように、伝送
制御装置13の伝送許容域14に非接触カードが離れる
ことで非通信となって検知確認できる(ステップn68〜
n69)。
【0068】したがって、無札者や無効データ等の改札
不可時にはその改札客を直ちに退避させることができ、
同改札通路を直ちに再開させることができる。このた
め、次の改札客が直ぐに改札利用でき、この再開させる
ためのリセットタイミングを素早く設定できる(ステッ
プn70〜n71)。
【0069】上述のように、改札客が改札利用する時
は、改札通路に入る直前で改札客は検知され、また非接
触カードも改札通路進入前に通信して検知されるため、
媒体の種類も同時に検知することができる。例えば、非
接触カードと磁気券との2種類の改札利用媒体を取扱う
自動改札機の場合であれば、非接触カードか磁気券かの
いずれかの利用を判定できる。また、改札処理に先立っ
て通路進入前に、改札客と改札利用媒体との一組の対応
をとり、その対応関係をとりながら改札処理するため、
連続した改札処理であっても正確に対応関係をとって円
滑に改札処理することができる。
【0070】また、第6通行検知センサや伝送制御装置
で改札機本体の前方に検知領域を設定して、この設定し
た検知領域を検知すれば、改札客/改札利用媒体を確実
に検知することができ、また各種センサを組合わせて速
くあるいは緩やかに近付いた改札客の進入状況や移動方
向を検知することができる。また、改札機本体等にプラ
ズマ表示器を設けて改札利用媒体の種類に応じた改札案
内を表示すれば、改札客は明瞭に改札確認ができ、円滑
な改札利用を促進する。さらに、磁気券の放出タイミン
グを一時停止するなど連続改札/非連続改札等の改札処
理状態に応じて放出制御すれば、改札客の前後が混同せ
ず、常に最適な改札処理ができる。また、磁気券の投入
口を開閉して投入許容/投入規制すれば、連続改札/非
連続改札等の改札利用状態に基づいた最適な改札処理が
できる。
【0071】また、非接触カードの改札利用時は、改札
客が改札通路に入る直前でこれと同時に非接触カードの
データ内容を通信して有効/無効を判定するため、デー
タ無効時には、その旨を報知して改札入口部分で改札不
可を改札客に知らせることができ、したがってこれより
直ちに退避させることができ、この結果、改札通路内は
直ちに無人となり、改札扉を開放したままリセットして
直ちに再開させることができ、次の改札客が直ぐに改札
利用できるなど再開させるためのリセットタイミングを
素早く設定でき、改札規制時の混雑化を未然に解消し、
円滑な改札動作を促進することができる。
【0072】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の改札利用媒体は、実施例の非接
触カード12と磁気券15とに対応し、以下同様に、改
札利用者は、改札客H,H1 〜H4 に対応し、特定手段
およびリセット手段は、CPU41に対応し、通行制御
手段は、開閉扉19に対応し、非接触媒体は、非接触カ
ード12に対応し、磁気媒体は、磁気券15に対応し、
磁気媒体投入口は、投入口16に対応し、磁気媒体投入
口の手前を検知する検知センサおよび改札利用者検知領
域は、第6通行検知センサS6 に対応し、表示手段は、
プラズマ表示器18に対応し、放出制御手段は、磁気券
プール機構20dとCPU41に対応し、開閉手段は、
投入口シャッタ機構20bに対応するも、この発明は上
述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動改札機の外観斜視図。
【図2】この発明の自動改札機の使用状態を示す要部側
面図。
【図3】この発明の非接触カードと伝送制御装置との非
接触制御回路ブロック図。
【図4】この発明の自動改札機の制御回路ブロック図。
【図5】この発明の客と媒体との対応関係をとった処理
動作を示すフローチャート。
【図6】この発明の自動改札機入口の通路進入状態を示
す改札通行説明図。
【図7】この発明の磁気券と非接触カードとの改札処理
動作を示すフローチャート。
【図8】この発明の図7に続くフローチャート。
【図9】この発明の自動改札機の連続通行状態を示す改
札通行説明図。
【図10】この発明の自動改札機の通行制御状態を示す
改札通行説明図。
【図11】この発明の自動改札機の改札客の移動方向検
知状態を示す改札通行説明図。
【図12】この発明の自動改札機の改札処理動作を示す
フローチャート。
【図13】この発明の図12に続くフローチャート。
【図14】この発明の図13に続くフローチャート。
【図15】この発明の図14に続くフローチャート。
【図16】この発明の自動改札機の通路進入側の検知状
態を示す改札通行説明図。
【図17】この発明の自動改札機の通路出口側の検知状
態を示す改札通行説明図。
【図18】この発明の自動改札機の改札客の通行速度を
求める場合の検知説明図。
【図19】この発明の改札客の通行速度に応じた扉開閉
制御をする場合の検知説明図。
【図20】この発明の改札客の通路進入時点の扉開閉制
御をする場合の検知説明図。
【図21】この発明の改札客の通路中間時点の扉開閉制
御をする場合の検知説明図。
【図22】この発明の改札通路に進入した改札客の後戻
り退避状態を示す検知説明図。
【図23】この発明の改札通路の手前から改札客が退避
した状態を示す検知説明図。
【図24】従来の自動改札機を示す外観斜視図。
【符号の説明】
11…改札機本体 12…非接触カード 14…伝送許容域 15…磁気券 16…投入口 18…プラズマ表示器 19…開閉扉 20b…投入口シャッタ機構 20d…磁気券プール機構 41…CPU S1 〜S9 …第1〜第9通行検知センサ H,H1 〜H4 …改札客
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 11/02 G07B 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の改札利用媒体を改札処理する自
    動改札機であって、上記改札処理に先立って改札通路入
    口の手前で、改札利用者と改札利用媒体との対応関係を
    特定する特定手段と、上記改札利用媒体の種類に応じ
    て、上記特定手段で特定した改札利用者を通行制御する
    通行制御手段とを備えた自動改札機。
  2. 【請求項2】複数種類の改札利用媒体は、非接触に通信
    して改札処理する非接触媒体と、磁気データ処理して改
    札処理する磁気媒体とを適用した請求項1記載の自動改
    札機。
  3. 【請求項3】特定手段は、改札機本体の入口部に開口す
    る磁気媒体投入口の手前に、その前方を検知領域に設定
    して設置した検知センサを備えて構成した請求項1記載
    の自動改札機。
  4. 【請求項4】改札利用された改札利用媒体の種類に応じ
    て、その媒体に応じた改札案内を表示する表示手段を備
    えた請求項1記載の自動改札機。
  5. 【請求項5】次の改札利用者が投入した磁気媒体の放出
    タイミングを制御する放出制御手段を備えた請求項1記
    載の自動改札機。
  6. 【請求項6】改札機本体の入口部に開口する磁気媒体投
    入口に、改札利用状態に基づいて磁気媒体を投入許容/
    投入規制する開閉手段を備えた請求項1記載の自動改札
    機。
  7. 【請求項7】通路入口の手前に形成され、改札利用者の
    存在を検知する改札利用者検知領域と、非接触媒体のデ
    ータ内容を無効と読取り判定したとき、その改札利用者
    が上記改札利用者検知領域より退避した時点で改札初期
    状態にリセットするリセット手段を備えた請求項1記載
    の自動改札機。
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