JPH08114653A - 入力レベル試験回路 - Google Patents

入力レベル試験回路

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JPH08114653A
JPH08114653A JP6274227A JP27422794A JPH08114653A JP H08114653 A JPH08114653 A JP H08114653A JP 6274227 A JP6274227 A JP 6274227A JP 27422794 A JP27422794 A JP 27422794A JP H08114653 A JPH08114653 A JP H08114653A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】デジタルLSIにおいて入力レベルの試験時、
内部回路の動作に原因するノイズの影響を受けることな
く入力レベル試験を安定して行う回路の提供。 【構成】複数の入力バッファ回路は夫々入力信号を入力
する入力端子と、テストモードを制御する制御信号を入
力する端子と、3つの出力端子を備え、出力バッファ回
路は制御信号を入力する端子と、出力端子と、2つの入
力端子を備えた少なくとも2つの出力バッファ回路から
なり、複数の入力バッファ回路の第1の出力端子は第2
の出力バッファ回路の第1の入力端子に接続され、第2
の出力端子は第1の出力バッファ回路の第1の入力端子
に接続され、第3の出力端子は内部回路の入力端子に夫
々接続され、第1の出力バッファ回路の第2の入力端子
と第2の出力バッファ回路の第2の入力端子は内部回路
の出力に夫々接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力レベル試験回路に
関し、特にCMOSデジタルLSIの入力レベル試験回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の入力レベル試験回路は、図3に示
すように、複数個の入力端子31〜33と、入力バッフ
ァ回路35〜36と、出力バッファ38と、出力端子3
4と、内部回路39を備えている。
【0003】より詳細には、図3を参照して、入力バッ
ファ35、36、37はその入力端が入力端子1、2、
3に夫々接続され、その出力端が内部回路9に夫々接続
されており、出力バッファ38はその入力端が内部回路
9の出力に接続され、その出力端が出力端子34に接続
されている。
【0004】次に従来の入力レベル試験の動作を説明す
る。
【0005】複数個の入力端子を有する半導体集積回路
において、入力レベルを測定する際、入力レベル規格に
相当する電圧にてテストベクトルを入力端子31〜33
に入力し、内部回路39を動作させて、出力端子34か
ら正常な信号が出力されていることを確認することによ
り、入力レベル試験を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の入力レベル
試験方法は、回路規模が小さい場合には、試験用のテス
トベクトルも少なくすみ、また、試験のための回路の増
加もないため有効であった。
【0007】しかしながら、近時、回路の大規模化が進
むとともに、試験のためのテストベクトルが膨大になる
こともあり、全ての入力ピンを試験することが困難とな
ってきている。
【0008】また、内部回路を動作させるために、電
源、グランドにノイズが発生し、入力レベルを正しく測
定することができないという欠点もある。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みて為され
たものであって、CMOSデジタルLSI等における入
力レベルの試験する際に、内部回路動作によるノイズの
影響を受けることなく入力レベル試験を行うことを可能
とする入力レベル試験回路を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、複数個の入力バッファ回路と、少なくと
も第1、第2の2つの出力バッファ回路と、内部回路
と、を備えた半導体装置の入力レベルを試験する回路に
おいて、前記入力バッファ回路と前記出力バッファ回路
が共に、入力レベルを試験するテストモードと通常動作
モードとを制御する制御信号を入力し、テストモード時
には、前記出力バッファ回路が前記制御信号に基づき前
記内部回路の出力信号に代わって、前記複数の入力バッ
ファ回路の出力レベルに対応した論理レベルを出力端子
に出力すると共に、前記複数の入力バッファ回路のうち
不良バッファが存在した際に、入力論理レベルに応じ
て、該不良バッファの出力レベルに対応した論理レベル
が前記第1又は第2の出力バッファの少なくともいずれ
か一の出力端子に出力されるように構成されたことを特
徴とする入力レベル試験回路を提供する。
【0011】本発明の入力レベル試験回路は、好ましく
は、複数個の入力バッファ回路と、出力バッファ回路と
を含み、前記入力バッファ回路の入力レベルを試験する
回路であって、前記複数の入力バッファ回路は夫々、入
力信号を入力する入力端子と、テストモードを制御する
ための制御信号を入力する制御信号入力端子と、3つの
出力端子と、を備え、前記出力バッファ回路は、前記制
御信号を入力する制御信号入力端子と、出力端子と、2
つの入力端子を備えた、少なくとも2つの出力バッファ
回路からなり、前記複数の入力バッファ回路の第1の出
力端子は第2の出力バッファ回路の第1の入力端子に接
続され、第2の出力端子は第1の出力バッファ回路の第
1の入力端子に接続され、第3の出力端子は内部回路の
入力端子に夫々接続され、前記第1の出力バッファ回路
の第2の入力端子と前記第2の出力バッファ回路の第2
の入力端子は前記内部回路の出力に夫々接続されて成る
ことを特徴とする。
【0012】また、本発明の入力レベル試験回路は、好
ましくは、前記入力バッファ回路が、入力端子に接続さ
れた入力バッファと、前記入力バッファの出力にゲート
端子が接続された第1のPチャネルMOSトランジスタ
及び第1のNチャネルMOSトランジスタと、電源と前
記第1PチャネルMOSトランジスタとの間に接続され
た第2のPチャネルMOSトランジスタと、前記第1の
NチャネルMOSトランジスタと接地との間に接続され
た第2のNチャネルMOSトランジスタと、を備え、前
記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート端子に
は前記制御信号が入力され、前記第2のNチャネルMO
Sトランジスタのゲート端子には前記制御信号を反転し
た信号が入力され、前記第1のPチャネルMOSトラン
ジスタのドレイン端子が前記第1の出力端子に接続さ
れ、前記第1のNチャネルMOSトランジスタのドレイ
ン端子が前記第2の出力端子に接続され、前記入力バッ
ファの出力が前記第3の出力端子に接続されてなること
を特徴とする。
【0013】さらに、本発明の入力レベル試験回路は、
好ましくは、前記第1の出力バッファ回路が、出力イン
バータと、トライステートインバータ回路と、Pチャネ
ルMOSトランジスタと、を備え、前記PチャネルMO
Sトランジスタのゲート端子に前記制御信号が入力さ
れ、ドレイン端子が前記出力インバータの入力及び前記
第1の入力端子に接続され、ソース端子が電源に接続さ
れ、前記トライステートインバータ回路はその制御端子
に前記制御信号が入力され、その入力端が前記第2の入
力端子に接続され、その出力端が前記出力インバータの
入力に接続され、前記の出力インバータの出力が出力端
子に接続されてなることを特徴とする。
【0014】そして、本発明の入力レベル試験回路は、
好ましくは、前記第2の出力バッファ回路が、出力イン
バータと、トライステートインバータ回路と、インバー
タと、NチャネルMOSトランジスタと、を備え、前記
NチャネルMOSトランジスタのゲート端子が前記イン
バータを介して前記制御信号入力端子に接続され、ドレ
イン端子が前記出力インバータの入力及び前記第1の入
力端子に接続され、ソース端子が接地され、前記トライ
ステートインバータ回路はその制御端子が前記制御信号
入力端子に接続され、その入力が前記第2の入力端子に
接続され、前記出力インバータの出力が出力端子に接続
されてなることを特徴とする請求ことを特徴とする。
【0015】なお、本発明においては、入力バッファ回
路の入力バッファを信号を反転する入力インバータで構
成し、第1、第2の出力バッファ回路において、出力イ
ンバータを信号を反転しない出力バッファとし、トライ
ステートインバータをトライステートバッファで構成
し、更にインバータをバッファで構成するようにしても
よい。
【0016】
【作用】上記構成のもと、本発明によれば、入力レベル
試験時には、入力バッファの信号レベルに対応した論理
信号が出力バッファに出力され、内部回路の出力結果に
依らずに、入力レベルの試験が行なえる。このため、内
部回路動作によるノイズの影響等が回避されると共に、
入力レベルの測定のバラツキを抑えて安定化させると共
に、半導体集積回路の内部回路の大規模化が更に進んだ
場合にも、テストベクトルの増大を抑止することを可能
とするものである。すなわち、本発明によれば、膨大な
テストベクトルを要することなく全ての入力ピンを測定
することができる。
【0017】そして、本発明によれば、複数の入力バッ
ファ回路のうちいずれかにレベル不良が発生した場合
に、該レベル不良に対応した論理レベルが出力バッファ
から出力されるため、入力レベルの試験における不良検
出を効率化し、テストコストを低減する。
【0018】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
【0019】
【実施例1】図1は本発明の入力レベル試験回路の第1
の実施例を示すブロック図である。
【0020】図1を参照して、入力バッファ回路200
の出力端子301はバス接続され、第2の出力バッファ
回路203の入力端子501に接続されている。また、
入力バッファ回路200の出力端子302はバス接続さ
れ、出力バッファ回路202の入力端子401に接続さ
れている。そして、入力バッファ回路200の出力端子
303は内部回路19の入力端子に接続されている。
【0021】入力バッファ回路200の制御信号入力端
子300と出力バッファ回路202の制御信号入力端子
400と第2の出力バッファ回路203の制御信号入力
端子500は、制御信号入力端子100に接続されてい
る。入力バッファ回路200の入力はパッド14に接続
されている。
【0022】また、出力バッファ回路202の入力端子
402は内部回路19の出力に接続され、出力バッファ
回路202の出力端子はパッド16に接続されている。
第2の出力バッファ回路203の入力端子502が内部
回路19の出力に接続され、第2の出力バッファ回路2
03の出力端子がパッド17に接続される。
【0023】入力バッファ回路200において、Pチャ
ネルMOSトランジスタ1のゲート端子は制御信号入力
端子300に接続され、ソース端子は電源600に接続
され、ドレイン端子は、PチャネルMOSトランジスタ
2のソース端子に接続されている。
【0024】PチャネルMOSトランジスタ2のゲート
端子は入力バッファ(「バッファ」ともいう)5の出力
に接続され、ドレイン端子は出力端子301に接続され
ている。
【0025】NチャネルMOSトランジスタ4のゲート
端子はインバータ12の出力に接続されている。インバ
ータ12の入力は制御信号入力端子300に接続されて
いる。また、NチャネルMOSトランジスタ4のソース
端子はグランド(接地)に接続され、ドレイン端子はN
チャネルMOSトランジスタ3のソース端子に接続され
ている。
【0026】NチャネルMOSトランジスタ3のゲート
端子は、入力バッファ5の出力に接続され、ドレイン端
子は出力端子302に接続されている。
【0027】入力バッファ5の出力は出力端子303に
接続され、内部回路19に入力される。
【0028】なお、図1に示すように、入力バッファ回
路は複数個設けられ、これらは入力バッファ回路200
の構成に従うものとする。
【0029】第1の出力バッファ回路202において、
PチャネルMOSトランジスタ6のゲート端子は、制御
信号入力端子400に接続され、ドレイン端子はトライ
ステートインバータ回路8の出力と出力インバータ7の
入力と入力端子401に接続されている。
【0030】トライステートインバータ回路8の制御端
子は、制御信号入力端子400に接続され、その入力は
入力端子402を介して内部回路19の出力に接続され
ている。出力インバータ7の出力は出力端子(パッド)
16に接続される。
【0031】第2の出力バッファ回路203において、
NチャネルMOSトランジスタ11のゲート端子はイン
バータ13の出力に接続され、ドレイン端子はトライス
テートインバータ回路9の出力と、出力インバータ10
の入力と、入力端子501に接続され、ソース端子はグ
ランドに接続されている。インバータ13の入力は制御
信号入力端子500に接続されている。
【0032】トライステートインバータ回路9の制御端
子は制御信号入力端子500に接続され、その入力は入
力端子502を介して内部回路19の出力に接続され、
その出力は出力インバータ10に接続されている。
【0033】第1、第2の出力バッファ回路202、2
03で用いられるトライステートインバータ8、9は、
制御信号が“L”のときその出力をハイインピーダンス
状態とし、制御信号が“H”のとき通常のインバータと
して動作する。
【0034】次に、図1を参照して、本実施例の回路動
作について説明する。
【0035】本実施例においては、制御信号入力端子1
00に入力される制御信号の論理レベルに基づき、入力
レベル試験のテストモードと、通常動作モードとの切り
替えを行う。
【0036】まず、通常動作モードにおいては、制御信
号入力端子100は“H”とされ、入力バッファ回路2
00のPチャネルMOSトランジスタ1と、Nチャネル
MOSトランジスタ4、第1の出力バッファ回路202
のPチャネルMOSトランジスタ6と、第2の出力バッ
ファ回路203のNチャネルMOSトランジスタ11
は、いずれも非導通状態とされ、第1の出力バッファ回
路202のトライステートインバータ8と、第2の出力
バッファ回路203のトライステートインバータ9は、
インバータとして動作し、パッド14に入力された信号
は、入力バッファ回路200の出力端子303を介して
内部回路19にのみ伝達される。
【0037】また、内部回路19からの出力信号は、第
1の出力バッファ回路202の入力端子402と第2の
出力バッファ回路203の入力端子502を経て、パッ
ド16、17に出力される。
【0038】次に入力レベル試験時の動作を説明する。
【0039】ローレベルの入力電圧を試験するときに
は、制御信号入力端子100を“L”にする。
【0040】すると第1の出力バッファ回路202のP
チャネルMOSトランジスタ6と、第2の出力バッファ
回路203のNチャネルMOSトランジスタ11と、入
力バッファ回路200のPチャネルMOSトランジスタ
1と、NチャネルMOSトランジスタ4はいずれも導通
状態となり、第1の出力バッファ回路202のトライス
テートインバータ回路8と、第2の出力バッファ回路2
03のトライステートインバータ回路9の出力は共にハ
イインピーダンス状態となる。
【0041】この状態で入力端子14、15全てにロー
レベル規格電圧を印加する。
【0042】入力バッファ回路が正常に製造されている
場合、入力バッファ回路200のバッファ5の出力は
“L”レベルを出力し、NチャネルMOSトランジスタ
3は非導通状態となり、PチャネルMOSトランジスタ
2は導通状態となる。
【0043】第1の出力バッファ回路202の出力イン
バータ7の入力は、PチャネルMOSトランジスタ6が
導通状態にあるため“H”レベルとなり、“L”を出力
する。
【0044】また、第2の出力バッファ回路203の出
力インバータ10の入力には、PチャネルMOSトラン
ジスタ1、2とNチャネルMOSトランジスタ11の抵
抗比(オン抵抗の比)で定められる電圧が印加される。
【0045】ここで、予め導通時の電圧を、出力インバ
ータ10の論理スレッショルドレベルより高い電圧とな
るように設定しておくと、出力インバータ10は、
“L”レベルを出力する。
【0046】複数の入力バッファ回路の少なくともいず
れか一においてレベルに異常が生じた場合、例えば入力
バッファ回路200のバッファ5が異常(不良)である
場合を想定すると、端子14にローレベルが印加された
時にバッファ5の出力は“H”を出力し、NチャネルM
OSトランジスタ3が導通状態となる。
【0047】すると第1の出力バッファ回路202のP
チャネルMOSトランジスタ6からNチャネルMOSト
ランジスタ3、4に電流が流れ、出力インバータ7の入
力には、NチャネルMOSトランジスタ3、4と第1の
出力バッファ回路202のPチャネルMOSトランジス
タ6の抵抗比(オン抵抗の比)で定まる電圧が印加され
る。
【0048】予め、NチャネルMOSトランジスタ3、
4と、第1の出力バッファ回路202のPチャネルMO
Sトランジスタ6のトランジスタ比を、出力インバータ
7の論理スレッショルドレベルより低い電圧となるよう
に設定しておくと、入力レベルに一個でも異常が存在す
る場合、出力インバータ7は“H”を出力する。
【0049】第2の出力バッファ回路203について
は、故障している入力バッファ回路200のPチャネル
MOSトランジスタ2は非導通状態となるが、ローレベ
ル入力時には、故障していない入力バッファ回路201
のPチャネルMOSトランジスタ2は導通状態とされる
ため、出力インバータ10は、故障していない場合と同
様に“L”を出力する。
【0050】次に、ハイレベルの入力電圧を試験する場
合、前記したローレベル試験と同様にして、制御信号入
力端子100を“L”とし、そこで入力端子14、15
全てにハイレベル規格電圧に相当する電圧を印加する。
【0051】入力バッファ回路が正常に製造されている
と、入力バッファ回路200の入力バッファ5は、
“H”レベルを出力し、PチャネルMOSトランジスタ
2は非導通状態、NチャネルMOSトランジスタ3は導
通状態となり、このため第2の出力バッファ回路203
の出力インバータ10の入力は、NチャネルMOSトラ
ンジスタ11が導通であるから“L”となり、出力イン
バータ10の出力は“H”となる。
【0052】第1の出力バッファ回路202の出力イン
バータ7の入力には、NチャネルMOSトランジスタ
3、4とPチャネルMOSトランジスタ6の抵抗比で定
まる電圧が印加される。
【0053】予め、導通時の電圧を、出力インバータ7
の論理スレッショルドレベルより低い電圧になるように
設定してあるので、第1の出力バッファ回路202の出
力インバータ7は“H”を出力する。
【0054】ここで入力バッファ回路200の入力バッ
ファに異常を生じた場合、例えば、入力バッファ回路2
00のバッファ5が異常を生じた場合を想定して、バッ
ファ5の出力は“L”を出力し、NチャネルMOSトラ
ンジスタ2は導通状態となる。
【0055】すると、入力バッファ回路200のPチャ
ネルMOSトランジスタ1、2から、第2の出力バッフ
ァ回路203のNチャネルMOSトランジスタ11に電
流が流れ、第2の出力バッファ回路203の出力インバ
ータ10の入力端には、第2の出力バッファ回路203
のNチャネルMOSトランジスタ11、入力バッファ回
路200のPチャネルMOSトランジスタ1、2の抵抗
比で決まる電圧が印加される。
【0056】予め第2の出力バッファ回路203のNチ
ャネルMOSトランジスタ11、入力バッファ回路20
0のPチャネルMOSトランジスタ1、2のトランジス
タ比を導通時に、出力インバータ10の論理スレッショ
ルドレベルより高い電圧になるように設定されているた
め、複数の入力バッファ回路に一個でも異常があった
時、出力バッファ10の出力は“L”となる。
【0057】第1の出力バッファ回路202について
は、故障している入力バッファ回路200のNチャネル
MOSトランジスタ3は非導通状態とされるが、故障し
ていない入力バッファのNチャネルMOSトランジスタ
3は導通状態とされるため、第1の出力バッファ回路2
02の出力インバータ7の入力は、抵抗分割で決まるレ
ベルとされ、故障していない場合と同様に出力インバー
タ7の出力は、“H”となる。
【0058】本実施例においては、内部回路19を動作
させず、入力レベルを安定に測定することができ、全て
の入力ピンを測定することができる。
【0059】
【実施例2】次に本発明の第2の実施例を説明する。図
2は、本発明の第2の実施例の回路構成を示す図であ
る。
【0060】本実施例は、前記第1の実施例に示した、
入力バッファ回路200におけるバッファ5をインバー
タ23に、第1、第2の出力バッファ回路202、20
3におけるトライステートインバータ8、9をトライス
テートバッファ25、27に、出力インバータ7、10
をバッファ24、26に変えて構成したものである。
【0061】本実施例の動作については、各出力バッフ
ァ回路202、203のトライステートバッファ25、
27は、制御信号入力端子100が“L”のとき(テス
トモード時)、その出力をハイインピーダンス状態と
し、制御信号入力端子100が“H”のとき、通常のバ
ッファとして動作する。本実施例の通常動作について
は、前記第1の実施例と同様となる。
【0062】本実施例において、ローレベルの入力電圧
を試験する場合、前記第1の実施例と同様に制御信号入
力端子100を“L”とし、複数の入力端子14、15
全てにローレベル規格電圧を印加する。
【0063】入力バッファ回路が正常に製造されている
と、入力バッファ回路200のインバータ23は“H”
を出力し、NチャネルMOSトランジスタ3が導通状態
とされ、PチャネルMOSトランジスタ2は非導通状態
とされ、第2の出力バッファ回路203のバッファ26
の出力には“L”が出力され、第1の出力バッファ回路
202の出力バッファ24は“L”を出力する。なお、
第1の出力バッファ回路202の出力バッファ24の入
力には、NチャネルMOSトランジスタ3、4とPチャ
ネルMOSトランジスタ6の抵抗比(オン抵抗の比)で
定まる電圧が印加され、これらのトランジスタは、予め
導通時の電圧が“L”レベルとなるように設定してある
ため、第1の出力バッファ回路202の出力バッファ2
4は“L”を出力する。
【0064】ここで、複数の入力バッファ回路のインバ
ータのうち少なくともいずれか一においてレベルに異常
が生じた場合に、仮に入力バッファ回路200のインバ
ータ23が異常であるものとすると、入力バッファ回路
200のインバータ23は“L”を出力し、Pチャネル
MOSトランジスタ2が導通状態とされ、第2の出力バ
ッファ回路203のバッファ26は“H”を出力し、ま
た、例えば正常な入力バッファ回路201のNチャネル
MOSトランジスタ3は導通状態とされるため、第1の
出力バッファ回路202のバッファ24は、正常時と同
様に、“L”を出力する。なお、第2の出力バッファ回
路203の出力バッファ26の入力には、NチャネルM
OSトランジスタ11とPチャネルMOSトランジスタ
1、2の抵抗比(オン抵抗の比)で定まる電圧が印加さ
れ、これらのトランジスタは、予め導通時の電圧が
“H”レベルとなるように設定してあるため、第2の出
力バッファ回路203の出力バッファ26は“H”を出
力する。
【0064】ハイレベルの入力電圧を試験する時には、
前記第1の実施例と同様に制御信号入力端子100に
“L”とし、入力端子14、15全てにハイレベル規格
電圧を印加する。
【0065】入力バッファ回路が正常に製造されている
と、入力バッファ回路200のインバータ23は“L”
を出力し、NチャネルMOSトランジスタ3は非導通状
態とされ、第1の出力バッファ回路202においてPチ
ャネルMOSトランジスタ6は導通状態にあるため、バ
ッファ24は“H”を出力し、第2の出力バッファ回路
203のバッファ26は“H”を出力する。
【0066】ここで、複数の入力バッファ回路の入力イ
ンバータのいずれか一においてレベルに異常が生じた場
合、例えば、仮に入力バッファ回路200のインバータ
23が異常であるものとすると、ハイレベル規格電圧入
力時に入力バッファ回路200のインバータ23は
“H”を出力し、第2の出力バッファ回路203のバッ
ファ26の出力には“L”が出力され、第1の出力バッ
ファ回路202のバッファ24の出力には、正常時と同
様に、“H”が出力される。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項
1)によれば、入力レベル試験時には、入力バッファの
信号レベルに対応した論理信号が出力バッファに出力さ
れ、内部回路の出力結果に依らずに、入力レベルの試験
が行なえ、このため、内部回路動作によるノイズの影響
等が回避され、入力レベルの測定のバラツキを抑えて安
定化させると共に、半導体集積回路の内部回路の大規模
化が進んだ場合にも、テストベクトルの長さの増大を抑
止することを可能とするものである。すなわち、本発明
によれば、膨大なテストベクトルを要することなく全て
の入力ピンを測定することができるという効果を有す
る。
【0068】また、本発明(請求項1)によれば、複数
の入力バッファ回路のうちいずれかにレベル不良が発生
した場合に、該レベル不良に対応した論理レベルが出力
バッファから出力されるため、入力レベルの試験におけ
る不良検出を効率化し、テストコストを低減する。
【0069】そして、本発明の好ましい態様(請求項2
〜5)によれば、入力バッファ回路及び出力バッファ回
路に簡易且つ僅かの回路構成及び端子を付加するのみ
で、入力レベルの測定を安定化させると共に、回路の大
規模化に対しても、膨大なテストベクトルを要すること
なく全ての入力ピンを測定することができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】従来の入力レベル試験回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1、2、6 PチャネルMOSトランジスタ 3、4、11 NチャネルMOSトランジスタ 5 入力バッファ(バッファ回路) 7、10 出力インバータ 8、9 トライステートインバータ回路 12、13 インバータ 14、15 パッド(入力端子) 16、17、20、22 パッド(出力端子) 18、21、24、26 出力バッファ 19 内部回路 23 入力インバータ 25、27 トライステートバッファ回路 31〜33 入力端子 34 出力端子 35〜37 入力バッファ 38 出力バッファ 39 内部回路 100 制御信号入力端子 200 入力バッファ回路 202、203 出力バッファ回路 300、400、500 制御信号入力端子 301、302、303 出力端子 401、402、501、502 入力端子 600 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 21/822 H01L 27/04 E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の入力バッファ回路と、少なくとも
    第1、第2の2つの出力バッファ回路と、内部回路と、
    を備えた半導体装置の入力レベルを試験する回路におい
    て、 前記入力バッファ回路と前記出力バッファ回路が共に、
    入力レベルを試験するテストモードと通常動作モードと
    を制御する制御信号を入力し、 テストモード時には、前記出力バッファ回路が前記制御
    信号に基づき前記内部回路の出力信号に代わって、前記
    複数の入力バッファ回路の出力レベルに対応した論理レ
    ベルを出力端子に出力すると共に、 前記複数の入力バッファ回路のうち不良バッファが存在
    した際に、入力論理レベルに応じて、該不良バッファの
    出力レベルに対応した論理レベルが前記第1又は第2の
    出力バッファの少なくともいずれか一の出力端子に出力
    されるように構成されたことを特徴とする入力レベル試
    験回路。
  2. 【請求項2】複数個の入力バッファ回路と、出力バッフ
    ァ回路とを含み、前記入力バッファ回路の入力レベルを
    試験する回路であって、 前記複数の入力バッファ回路は夫々、入力信号を入力す
    る入力端子と、テストモードを制御するための制御信号
    を入力する制御信号入力端子と、3つの出力端子と、を
    備え、 前記出力バッファ回路は、前記制御信号を入力する制御
    信号入力端子と、出力端子と、2つの入力端子を備え
    た、少なくとも2つの出力バッファ回路からなり、 前記複数の入力バッファ回路の第1の出力端子は第2の
    出力バッファ回路の第1の入力端子に接続され、第2の
    出力端子は第1の出力バッファ回路の第1の入力端子に
    接続され、第3の出力端子は内部回路の入力端子に夫々
    接続され、 前記第1の出力バッファ回路の第2の入力端子と前記第
    2の出力バッファ回路の第2の入力端子は前記内部回路
    の出力に夫々接続されて成ることを特徴とする入力レベ
    ル試験回路。
  3. 【請求項3】前記入力バッファ回路が、入力端子に接続
    された入力バッファと、 前記入力バッファの出力にゲート端子が接続された第1
    のPチャネルMOSトランジスタ及び第1のNチャネル
    MOSトランジスタと、 電源と前記第1PチャネルMOSトランジスタとの間に
    接続された第2のPチャネルMOSトランジスタと、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタと接地との間
    に接続された第2のNチャネルMOSトランジスタと、 を備え、 前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート端子
    には前記制御信号が入力され、 前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲート端子
    には前記制御信号を反転した信号が入力され、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレイン端
    子が前記第1の出力端子に接続され、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタのドレイン端
    子が前記第2の出力端子に接続され、 前記入力バッファの出力が前記第3の出力端子に接続さ
    れてなることを特徴とする請求項1又は2記載の入力レ
    ベル試験回路。
  4. 【請求項4】前記第1の出力バッファ回路が、出力イン
    バータと、トライステートインバータ回路と、Pチャネ
    ルMOSトランジスタと、を備え、 前記PチャネルMOSトランジスタのゲート端子に前記
    制御信号が入力され、 ドレイン端子が前記出力インバータの入力及び前記第1
    の入力端子に接続され、ソース端子が電源に接続され、 前記トライステートインバータ回路はその制御端子に前
    記制御信号が入力され、その入力端が前記第2の入力端
    子に接続され、その出力端が前記出力インバータの入力
    に接続され、 前記の出力インバータの出力が出力端子に接続されてな
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の入力レベル試
    験回路。
  5. 【請求項5】前記第2の出力バッファ回路が、出力イン
    バータと、トライステートインバータ回路と、インバー
    タと、NチャネルMOSトランジスタと、を備え、 前記NチャネルMOSトランジスタのゲート端子が前記
    インバータを介して前記制御信号入力端子に接続され、
    ドレイン端子が前記出力インバータの入力及び前記第1
    の入力端子に接続され、ソース端子が接地され、 前記トライステートインバータ回路はその制御端子が前
    記制御信号入力端子に接続され、その入力が前記第2の
    入力端子に接続され、 前記出力インバータの出力が出力端子に接続されてなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の入力レベル試験
    回路。
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