JPH0811153B2 - ファスナー縫着構造 - Google Patents

ファスナー縫着構造

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JPH0811153B2
JPH0811153B2 JP63304870A JP30487088A JPH0811153B2 JP H0811153 B2 JPH0811153 B2 JP H0811153B2 JP 63304870 A JP63304870 A JP 63304870A JP 30487088 A JP30487088 A JP 30487088A JP H0811153 B2 JPH0811153 B2 JP H0811153B2
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pressing plate
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徹 平松
茂 飛田
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ジューキ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ファスナー縫着構造、詳しくは、スカー
ト等の腰胴部へのファスナーの縫着に関するものであ
る。
[従来の技術] ファスナーの縫着作業は、布とファスナーとの位置関
係を高精度に保持する必要があり、困難な作業の一つと
されている。特にスカートの胴から腰に至る部分へファ
スナーを縫着するような場合には、ファスナー縫着部が
曲線バイアス形状となるため、布を手で押えながら縫着
するには多大な困難を伴ない、作業者には熟練を要し
た。
そこで現在、スカート等へのファスナー縫着作業は、
第3図および第4図に示すような布セット装置を用いて
行なわれている。
すなわち、布セット台1上にて、ファスナーFと、布
C1に分割形成したファスナー縫着部C1a,C1bとの位置決
めを行なう位置決め機構2と、位置決めされた両ワーク
C1,Fを保持するカセット3とより成る。
位置決め機構2は、足踏めペタルP1,P2によって駆動
する駆動手段としてのシリンダ4,5と、このシリンダ4,5
によって軸6を中心に回動する第1,第2の布押え板7,8
とより成る。
また、カセット3は互いに開閉自在に連結された上枠
3aおよび下枠3bとより成り、下枠3bの開口部3b1がセッ
ト台1上に設けた凸状のファスナー載置部1aと着脱自在
に嵌合するようになっている。
スカート表地にファスナーを縫着するに際し、両ワー
クC1,Fのセット動作を行なうには、まず、セット台1に
カセット3を嵌合させ、上枠3aを開いた状態にする。そ
して、予めファスナーFを縫着しておいたスカートの裏
地C2をカセット下枠3b上に載置し、ファスナーFをファ
スナー載置部1aに嵌合させて位置決めし、さらにスカー
ト表地C1を裏地C2にかぶせ込みファスナー縫着部C1a,C1
bをセット台1上に位置させる。この後、作業者は一方
のペダルP1を踏み込み、シリンダ4を作動させて第1の
布押え板7を下方へ回転させる。そして、第1の布押え
板7の下部内側縁に一方のファスナー縫着部C1aの端辺
を当接させて位置決めを行ない、さらに他方のペダルP2
を踏み込んでシリンダ5を作動させて第2の布押え板8
を下方へ回転させ、位置決めした一方のファスナー縫着
部C1aをファスナーEを介してセット台1上に固定す
る。
ここで、再び一方のペダルP1を踏み込み、シリンダ4
をOFFとして第1の布押え板7を上昇させ、他方のファ
スナー縫着部C1bの端辺を第2の布押え板8の下部内側
縁に当接させて位置決めし、再度ペダルP1を踏み込んで
第1の布押え板7を下降させ、他方のファスナー縫着部
C1aも押圧固定する。この後、カセット3の上枠3aを下
方へ回転させてファスナー縫着部C1a,C1bの外周部を下
枠3bとにより挟持し、その状態を係止部材3C,3Cによっ
て保持させる。その後は作業者がペダルP1,P2を踏み込
み、前記両布押え板7,8を上昇させ、カセット3を布C
およびファスナーFと共に取り出して、ミシンの縫合部
へセットし、カセット3にて保持させたまま布Cおよび
ファスナーFの縫着作業を行なう。
ところで、上述の布セット装置において、ファスナー
F、スカート表地C1およびこれのファスナー縫着部C1a,
C1bの具体的なセット作業は、第5図に示すような方法
で行なわれている。
第5図(a)は、スカート表地C1の胴部にファスナー
Fを縫着した状態を示す一部切欠平面図、同図(b)は
同図(a)におけるb−b線断面図である。図におい
て、L1はスカート表地C1のファスナー縫着部C1aとファ
スナーFとの縫目、L2は、端部が前記縫目L1を覆うよう
に重なるスカート表地C1のファスナー縫着部C1bとファ
スナーFの縫目である。
K1は、縫目L1とファスナー縫着部C1a端との間に形成
されるこば巾で、通常1mmとなっている。K2は、縫目L2
とこれを被覆するファスナー縫着部C1bの端縁との間に
形成される隠れ代で、これも通常1mmとなっている。
Bは、縫目L1とL2との距離すなわち縫い巾である。そ
して、ファスナーFは、第5図(b)に示すように、フ
ァスナーFの中心線FCが、縫目L1とL2との中点に位置す
るよう、すなわち、縫目L1と中心線FCとの距離Aが、縫
目L2と中心線FCとの距離Cと等しくなるように縫着され
ている。なお、図において、xはファスナー縫着部C1a
の端部と中心線FCとの距離、yは同様にファスナー縫着
部C1bの端部と中心線FCとの距離で、両値とも縫い巾B
の変化に伴なって変化する。
[発明が解決しようとする課題] ところで、女性のスカートにおけるファスナー縫着の
縫い巾は、デザイン上重要な要素であって、スカートの
種類、あるいは、年毎の流行によって種々変化する。し
かしながら、上記の従来技術にあっては、ファスナーF
の縫着における縫い巾Bを変更する必要のある場合、煩
雑な作業と多くの時間を要するという問題がある。
すなわち、第5図(c),(d)に示すように縫い巾
Bを変更した場合、下側表布であるファスナー縫着部C1
aと上側表布であるファスナー縫着部C1bとの合わせ位置
が異なることになる。例えば、縫い巾Bを10mmとした場
合、x=4mm,y=6mmとなり、これに対して、縫い巾Bを
8mmとした場合、x=3mm,y=5mmとなり、中心線FC(縫
い巾Bの中点)を基準として、上下両表布であるC1aとC
1bの合わせ位置は変化する。このため、縫い巾Bを変更
するごとに、布押えの際に位置決め治具(ゲージ)を変
更する必要がある。換言すれば、縫い巾の変更に対応す
るには、多大な時間および労力を要するとともに多数の
ゲージ、工具等を必要とするのである。
[発明の概要] この出願に係る発明は、スカート等の胴まわりの分割
部分における上側表布と下側表布との重ね合わせ部のフ
ァスナーの縫着において、下側表布端とファスナー中心
線との距離および上側表布端とファスナー中心線との距
離を常に一定値にとってファスナーを下側表布の端縁に
縫着する一方、ファスナー中心線と上側表布におけるフ
ァスナー縫目との距離を両表布の縫目間隔の変更に応じ
て増減してファスナーと上側表布端縁とを縫着するよう
に構成することにより、上記従来の問題点を解決しよう
とするものである。
[発明の実施例] 図面にもとづいてこの発明の実施例を説明する。な
お、従来例と同一箇所には同一符号を付して重複説明は
省略する。
第1図および第2図は、この発明の一実施例を示す図
である。
第1図(a)は、縫い巾Bすなわち、下側表布として
のファスナー縫着部C1aと上側表布としてのファスナー
縫着部C1bとにおける縫目間隔を10mmにした場合の布
地、ファスナーの位置関係を示す断面図である。この場
合、下側表布としてのファスナー縫着部C1aの端部とフ
ァスナーFの中心線FCとの距離xは3mmに設定され、上
側表布としてのファスナー縫着部C1bの端部とファスナ
ー中心線FCとの距離yは5mmに設定されている。(xと
yの差2mmは、上側表布の下側表布に対する被覆部分で
ある。) この結果、ファスナー縫着部(下側表布)C1aの縫目L
1とファスナー中心線FCとの距離Aは4mmとなり、一方、
ファスナー縫着部(上側表布)C1bの縫目L2とファスナ
ー中心線FCとの距離Cは6mmとなり、縫い巾Bは10mmと
なる。これに対して、第1図(b)は、縫い巾Bを8mm
に変更した場合を示す断面図である。この場合も、上側
表布(ファスナー縫着部C1b)と下側表布(ファスナー
縫着部C1a)の重ね合い部の位置・寸法関係は変化せ
ず、それぞれx=3mm,y=5mmとなるがファスナー中心線
FCと下側表布(ファスナー縫着部C1a)の縫目L1および
上側表布(ファスナー縫着部C1b)の縫目L2との各距離
A,Cは、A=4mm,C=4mmとなり、縫い巾Bは8mmとなる。
以上を従来技術と比較すると、縫い巾Bを変更した場
合に、本願発明である、各距離はx,y,Aが不変で、縫い
巾Bの変更は、距離Cの増減によりこれをなしている。
換言すれば、本願発明にあっては、ファスナーF、上側
表布(ファスナー縫着部C1b)、と下側表布(ファスナ
ー縫着部C1a)の位置関係を固定しておいて、上側表布
(ファスナー縫着部C1b)における縫目L2の位置を変更
するだけで、縫い巾Bの変更をなすことができる。この
ことは、第2図に示すように、縫い巾Bが変っても布
地、ファスナーの押え位置(セット位置)関係が変わら
ず、ゲージ等の押え治具を縫い巾変更ごとに変える必要
のないことを意味している。
すなわち、第2図は、布地とファスナーの相互位置を
設定する手順を示す図であり、(イ)において、まづ、
ファスナーFをセット装置のファスナー載置部1aに嵌合
し、布押え板7を下降させて固定する(ロ)。
次いで、下側表布(ファスナー縫着部C1a)の端部を
布押え板7に突き当てる。このとき、ファスナー縫着部
C1aの端部と中心線FCとの距離、すなわち、xは一定値
(3mm)になるよう設定されている。(ハ) 次いで、布押え板8が下降して下側表布(ファスナー
縫着部C1a)をファスナーFに対して上記の位置に固定
するとともに、布押え板7は上昇する。(ニ) 次いで、布押え板8の側壁に上側表布(ファスナー縫
着部C1b)の端部を突き当てる。このとき、該端部とフ
ァスナー中心線FCとの距離yは、一定値(5mm)となる
ように設定されている。(ホ) 上述のような位置関係にセットされた状態で布地とフ
ァスナーは装置のカセットごとミシンの所定位置にセッ
トされ、縫着作業がなされる。縫い巾の変更は、上述の
ように縫製時に上側表布(ファスナー縫着部C1b)にお
ける縫目位置を変えるだけで実行することができ、布と
ファスナーのセット時における各位置関係は、縫い巾に
関係なく常に一定である。
[発明の効果] この発明は、以上述べた構成・作用によりファスナー
縫着において、縫い巾を変更しても、布地、ファスナー
の各合わせ位置は不変であるため、スカート等における
ファスナー縫着において、縫い巾の変更ごとに押え用の
治具を変える必要がなく、種々の縫い巾に対応してファ
スナー縫着を正確、迅速かつ低コストで行なえるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す一部切欠断面図
で、同図(a)は縫い巾10mm,同図(b)は縫い巾8mmの
場合を示す、 第2図は、この発明の一実施例におけるファスナーと布
地とのセット手順を示す側面図、第3図は、布セット装
置によるファスナーと布地とのセット状態を示す斜視
図、 第4図は、布セット装置を示す斜視図、 第5図は、従来技術の説明図で、同図(a)は、スカー
ト胴部におけるファスナー縫着状態を示す一部切欠平面
図、同図(b)は同図(a)におけるb−b線断面図、
同図(c),(d)は縫い巾をそれぞれ10mm,8mmにした
場合の布地とファスナーの位置関係を示す一部切欠断面
図である。 図において、 F……ファスナー C1……表布 C1a……ファスナー縫着部(下側表布) C1b……ファスナー縫着部(上側表布) L1,L2……縫目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファスナーを挾持する開閉可能なカセット
    と、 ファスナーを位置決めするファスナー載置部を形成し、
    カセットを載置するセット台と、 セット台上方に位置し、ファスナー載置部に載置したフ
    ァスナー上面を押圧すると共に、一側端部がファスナー
    長手方向中心線から約5ミリメートルに位置し、ファス
    ナー上面に載置した生地の上側表布端と当接する第1の
    布押え板7と、 ファスナー上面を押圧すると共に、一側端部がファスナ
    ー長手方向中心線から約3ミリメートルに位置し、ファ
    スネー上面に載置した生地の下側表布端と当接する第2
    の布押え板8とからなり、 第1の布押え板を下降して、ファスナーを押圧し、生地
    の上側布端を当接し、次いで第2の布押え板を下降して
    前記上側布端を押圧し、その後第1の布押え板を上昇
    し、生地の下側表布端と当接し、次いで、カセットによ
    りファスナーと生地を挾持し、上側表布と下側表布との
    重合部の中間部において下側表布とファスナーを縫合す
    ると共にこの縫合部から所定の縫い巾離隔して上側表布
    とファスナーとを縫合したことを特徴とするファスナー
    縫着構造。
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